276 ─五月、薔薇の木の下で。
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――図書室――
[>>203かしゃん、と密室が生まれる音がする。 本が正しい位置に収まるまでの間、ひとり待っていた。 ほんの僅かな時間でしかない。けれど離れていくのが切なくて、その背中を見つめていた。 戻ってくれば安堵にふっと表情を緩めたのが見られたかどうか。 イアンがソファに座れば、躊躇いなく隣の空きスペースを軋ませる。 沈黙の間、視線を合わせ。薄い笑みを湛えて、ひとつ年上の先輩の仕草を受け止めた。]
聞き方が違いますよ、シュヴァルベ先輩。
[ふたりきりの空間、会長と呼んだ垣根は溶ける。 幼さ見える誘いを否定して、首を振り。]
(231) 2018/05/20(Sun) 13時半頃
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『俺にキスして』で、いいんです。
[隣同士、すぐそばにあった距離を、身を乗り出してさらに詰め。 ほんの1cmの距離すら厭って、口元に添わされていた指にこちらの手を絡め下ろさせた。 乾いた唇を、衝立を取り払ったそこにそっと重ねる。 相手の口唇の感触を確かめるように、下側を口先で柔らかく食んだ*]
(232) 2018/05/20(Sun) 13時半頃
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[口ではああ言った>>230ものの、今は不思議と心が凪いでいるだけで、本当なら男色の気はない。 場所を変えようと言われたときは、単に込み入った話をするには不向きなだけなのだというくらいにしか考えずにあとに続いた。 きっと気持ち悪いかと聞かれなければ、身体を欲しがられているのに気づくのはキスを求められてからだったと思う。
男とするキスは気持ち悪いものだと思っていた。 キスは好きな女とするもので、男はその対象外だから気持ち悪いのだと。 けれどいざ唇を重ねて、挟むように食んだ柔らかさに、それが間違いだと気付かされる。 キスはしたい相手とするもので、そこに男女の差など存在しないということに。]
(237) 2018/05/20(Sun) 15時半頃
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[そもそも女とするキスすら知らない自分に、何がどう駄目などと言えるはずもない。
唇を湿らせる舌の感触。未知の感覚にふるりと微かに身体が強張ったのはきっと知られてしまった。 けれど侵入してくるものを拒みはしない。もし気遣うように離れられても、こちらから追いかけた。 自分から行ったくせ、まだキスの間の息の仕方すらわからない。くちづけの角度が変わるたび、ふは、と辿々しく喘いだ。 なのに、夢中になって繰り返した。二人して、息が上がるまで。]
(238) 2018/05/20(Sun) 15時半頃
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[格好良かった、と言われれば、整わない呼吸のまま笑う。]
でも、それで舌入れられて驚いてたら様にならないです。
[頬を撫ぜていた手が、首を肩を辿って、身体をなぞる。 頬を過ぎ服越しに触れられていても、手の熱さがわかる。 さやかに漏れる月明かりだけでも、熱に濡れた目の潤みがわかる。 これから先の行為を予感して、こくんと喉が動いた。 けれど拒まない。それ以上の同意が欲しいようなら、なぞっていた手を服のボタンの方に導いて、ほんの少しだけ頷く。]
(239) 2018/05/20(Sun) 15時半頃
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[イアンの手が服にかかる間、されるがままに手つきを見ていた。 会話の途切れた空隙、ふいに口を開き。]
ねえ、シュヴァルベ先輩。 先輩は、ずっとこうしたいのを、隠してたんですか。
汚いって、キスしたい触りたいって思っても、ずっと?
[この口は思いのすべてを伝えたけれど、深奥に触れたい相手は、語らない。 全て吐き出してほしいと要求したこの身体を、どうしたいのか。どうして、抱きたいのか。 行為は実情だけを伝えて、裏に秘めたものを教えないから、聞きたがった*]
(240) 2018/05/20(Sun) 15時半頃
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モリスは、イアンの手が衣服を開くたび、小さく息を詰める。
2018/05/20(Sun) 16時頃
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[格好いいと評した口が、すぐ数秒で可愛いと告げる。 どっちなんですか、と聞いてはみたものの、どちらも本心なんだろうと内心では納得していた。 甘えるように笑みを向けて、ありがとうございます、と零す。]
確かに、驚くかもしれないですけど。 でも、さっきのキスは、俺、好きですよ。
[俺もまともじゃないのかな、と嘯けば、語られる本音。 ようやく一端に触れられたそこを、手のひらで受け止めるみたいに、一度服を落とす手にそっと触れた。]
(245) 2018/05/20(Sun) 17時半頃
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……じゃあ、俺は、合格ですね。
[何も知らなかった。その奥に何がいるのか。 こうして組み敷かれる瞬間が来るなんて、はじめは夢にも思わなかった。 けれど知った。繕われた表面が表面でしかないこと。 指摘した。その繕いが完璧ではないこと。 罵りも退けもせずに、吐き出してほしいと手を伸ばした。 切っ掛けは自分がそうしてほしかったからだとしても、それは正しかったのだと、真正面から肯定された気分だった。]
(246) 2018/05/20(Sun) 17時半頃
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え、
[ひとつ服が落ちるたび、生唾を飲んで。 ソファの座面に背中を預けて、いよいよもって緊張が最高潮に達しようかというところにあっさりとした告白が降ってくる。 こっち側、という単語がまず理解できず、瞬く。 合意でするのが初めて、はまだ理解できそうだったが、二人だけなのもそう、と続いてまた混乱した。 けれど詳細を聞く前に、畳み掛けるよう緊張を囁かれれば、空気が一瞬で塗り替えられる錯覚に陥る。 緊張の糸が張り詰めて、欲されていることをもっと本能の深いところで実感する。 触れてほしいという要求に頷く。 手をゆるゆると持ち上げて、すぐそばにあった太腿に、腰のラインに、おずおずと指を滑らせた。]
(247) 2018/05/20(Sun) 17時半頃
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[気がつけば、閉めきった部屋は吹き込むはずもない薔薇の香りにいっぱいに満ちていた。 欲望を煽るような甘い芳香に酔わされて、数えきれないほどのキスをした。 肌の上を指先が滑るたびに、よく知った感覚が腹の下に集まる。 秘めた箇所を暴かれる頃には、緊張や恐怖も欲の中に溶けて消えていた。 二人だけの蜜事に、溺れていく**]
(251) 2018/05/20(Sun) 17時半頃
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――図書室――
[優しくする、とは言われても、その全ては未体験の世界。 恐怖も緊張も溶けても、物理的な痛みだけは避けられなかった。 割って入る熱杭が身体の中を埋め尽くす感覚に、短い息を吐いて苦しさを逃がした。 こうして喘ぐ間、どれほどの優しさで彼は抱いてくれていたのだろうか。 それに気づく余裕もないまま、腕を回ししがみついて、欲望が吐き出されるのを受け止めた。
熱を注がれてからは、荒い息を整えるのに必死で、思考を紡ぐことすら出来ぬまま、謝られたこと>>255だけを認識してゆるゆると左右に首を振った。]
(296) 2018/05/20(Sun) 22時半頃
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[衣服を正される間も、まともに動くだけの力は戻らず。 まだここに居たほうがいいというのに同意の意で頷いた。 ソファの隙間でなく椅子に座ったことで、顔を見ることが出来た。 視界にイアンが入る喜び半分、少し距離を感じて、そのまま離れてしまわないように、きゅっと袖を握った。
瞳はイアンを見ていて、窓の外は見えない。 その視線も疲労と薔薇の香りに誘われるように、うっとりと細まる*]
(297) 2018/05/20(Sun) 22時半頃
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モリスは、イアンの様子を見つつ、ほぼんやりと疲労に溶けている。
2018/05/20(Sun) 22時半頃
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[もともと外にいた頃から微睡みに引きずられそうだったのが、ここに来て満たされきって疲れもあって、瞼が落ちるのは止められそうになかった。 あまり良くない>>300とは同じく認識していても、少しだけならと赦されれば、それに甘えて目を伏せた。 憂いのひとつない、穏やかな笑みを浮かべながら**]
(311) 2018/05/20(Sun) 23時半頃
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モリスは、イアンの首元に、無意識のうち噛み傷のような赤い花咲かせたのは、知らぬまま*
2018/05/21(Mon) 00時頃
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