3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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放課後の……
[小さな少年は、その呼称が恥ずかしいとは、まだ思わず。 へええ、と、目をきらきらとさせてその薄紫の瞳を見上げた。 その薄紫が、穏やかなことが、本当に、本当に、嬉しくて。
そして、呼んでみよう。と思いながら、どうせならカッコ良く呼ぼうとして――。]
ピアノ、キレーだったよ 放課後プリンセス!!
[子供のカッコイイは所詮この程度。 そして、プリンスとプリンセスの区別がまだつかなかった。 しかし、彼のことをプリンセスティーチャー、略してプリティと呼ぶようになるのはそう遠い未来ではない。]*
(215) mikoto 2010/03/12(Fri) 20時半頃
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飼育委員 フィリップは、問題児 ドナルド 復活おめでとう!
mikoto 2010/03/12(Fri) 21時頃
飼育委員 フィリップは、用務員 バーナバスにお疲れ様の肩もみ。
mikoto 2010/03/12(Fri) 21時半頃
飼育委員 フィリップは、奏者 セシルを じっと。ぱんつ お前、また。(見ちゃったのね、みたいな顔)
mikoto 2010/03/12(Fri) 22時頃
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−それから− [程なくして母が病院へ運ばれた。 体調の不良ではなく出産のためだが それでもやはり苦しそうな母を見て、少年はおろおろとするばかり。 お前の時もこうだったんだ、と笑い掛ける父も何だかんだとか顔は悪い。]
な、何ブルっちゃってんのばかオヤジ! ぼくならへーきなんだぜ!
[少年も負けじと強がり、父の尻を蹴る。 分娩室へと父が入り、部屋の前で一人になると病院の静かな廊下が心細い。 どくどくと、鳴る自分の鼓動が、耳にうるさい。 それでも、あの苦しそうな母の顔を思い出せば。]
へ へっちゃらさぁ。
[震えた声で言いながら。先日出逢った、音楽教師の。 そのピアノを録音してもらった携帯型音楽プレイヤーで流す。 少しだけ、不安が和らいで 息を吐く。]
(256) mikoto 2010/03/12(Fri) 23時頃
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[どの位の時間が経っただろうか。 聞こえたのは、父親の悲鳴。首を傾げた。 その直ぐ後に 小さくて力強い鳴き声。 ここに居るよ、と、主張するような。
そして扉が開けられて。 おいで、と手招きをされる。]
かっ かーさん! だいじょーぶ? もういたくない!?
[二人から向けられた笑顔に、ちょっと泣きそうになりながらも。 駆け込もうとして、看護師に注意され。おずおず、と近付く。]
おんなの こ? これ……が ?
[生まれたばかりのその顔は、皺くちゃで、正直妹とは思えず。 半魚人みたい、などと思ったりもしたが。]
(257) mikoto 2010/03/12(Fri) 23時頃
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[母親の疲弊した様子、父親のさっきの悲鳴 ――こんな小さな命が生まれるのがすごくすごく大変なことで。
けれど、その二人の顔にある表情は。 ――そして、すごくすごく、喜ばしいことなんだと、思った。
こうやって、自分も生まれて来たのかと思うと。 何故か涙が、溢れた。]
そっか。 そぉ ……っか。
(258) mikoto 2010/03/12(Fri) 23時頃
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[生まれてきて、良かったんだ。]
(259) mikoto 2010/03/12(Fri) 23時頃
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[結局、その日はわんわんと泣き出して泣き疲れて眠ってしまったらしい。 よく覚えていない。
ただ、一つ。 気づかせてくれたのは、妹の誕生があってこそ。]
生まれてきてくれて、ありがとう。
[そう、っと手を伸ばす。 その指を、妹が握る。 そして、 向けられたのは――笑顔。]
……ぼくがおにーちゃん、だよ。 わかる?
[また、涙が溢れて止まらない。 暖かくて、小さな 指。大切な、妹の。
この笑顔をずうっと、護っていこうと思った。]
(260) mikoto 2010/03/12(Fri) 23時頃
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[のに。]
(261) mikoto 2010/03/12(Fri) 23時頃
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レティーシャの奴ぅ! 何で返事がないんだよ……ッ。
[あれから何年後か。 少年はもう父と同じくらいの身長になっていた。
彼は携帯の画面を睨みつけながら、焦燥に苛々と頭を掻く。 >>159外はもう暗いと言うのに、妹からのメールは一向に返って来ない。 卒業式の後だから、母が料理を作って待っていてくれてると、解っているのに。 帰って来ない妹を探して外に出た。]
うるせっ だって、アイツ、かーさんと同じで泣き虫なんだ。 どっかで一人で泣いてんじゃないか、とか。
[過保護、シスコン、心配性。 そう揶揄する出先で会った友人たちを唸るように威嚇する。 妹にも時々うざいと言われることがある けれど。]
(262) mikoto 2010/03/12(Fri) 23時頃
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いーだろ、可愛いんだぞレティーシャ!
かーさんにはばかオヤジが居るけど。 アイツを幸せにしてくれる奴が現れるまで、アイツは俺が護るって決めたんだよ。
[いつか、それはまだ小さな頃のことを思い出す。 誘拐されてしまったかと思って、何処かへ消えてしまったかと思って不安だったあの日。 ずっと寂しいと言いながら、家路を辿った妹の言葉。]
……前世とか、ってあるのかなぁ。
[ポツリと、零す。 時折、あるのだ、何とも言えない既視感が。 出来れば、あれで、覚えたくなかったことも在った。 忘れたい、あの居た堪れない気持ちは。]
(263) mikoto 2010/03/12(Fri) 23時頃
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[そう言うのが妹にもあるのだろうか。 妹が何処を辿っているのか、見当もつかない。
いつか、妹が何処かへ行こうとした日。 居なくなってしまうのでは、そう言った時 「大丈夫だよ」そう妹は答えた。
メールは返って来ないけれど、電波は届いている。 誘拐だとしても、要求もない。安心していいと思う部分もあるが。]
心配なんだからしょーがねえじゃん!
[そう言ってまた駆け出して 辿り着いたのは、学校。 明かりの燈らない夜の学校に、それでも何となく足を踏み入れると。 白衣の教師が 何用か、と声を掛けて来た。]
えっ、いや、妹探しに来たんだけ。 もしかして、来てないかな、って思って。 別に悪さしに来たわけじゃないよ!
(264) mikoto 2010/03/12(Fri) 23時頃
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[話しながら、こんな先生が居ただろうか、首を傾げて。 けれど、何処か、見たような――。 不思議に思っていると彼は、説教を始めたか。やれこんな時間に学校にとか、早く帰りなさいとか。]
ま、待って、待って、せんせー。 お説教はまた今度、俺妹探してんだってば!
[告げると、彼はある一軒の花屋を教えてくれた。 きっと彼女はそこに居る、と彼は言う。
何故知っているのか、とか。 どうしてそれを彼が、とか。 そんな疑問より先に。]
へ、それって確かあの悪党面の花屋? ま、まさか、レティーシャあいつに目をつけられて? あの野郎レティーシャを手篭めにしようってんじゃ……!!
[それは誤解ですよ、と言う冷静な教師の声も届かない内に、坂を駆け下りていった。 日も昇り、汗だくになって花屋に辿り着いた頃には大分頭も冷えていた。]
(265) mikoto 2010/03/12(Fri) 23時頃
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……ああ、そうだ。 あそこってプリティん家でもあるんじゃん。
[彼が毎日手にしている花。 それは家が花屋だからと、照れながらむくれながらに言ったことがあった気がする。 それもあって、彼の呼び名がこうなっているわけだが。]
(268) mikoto 2010/03/12(Fri) 23時頃
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[花屋の前、二つの男の影と小さな影。 何処か入れないそんな空気。]
…… 。
[濃紺の瞳、体躯の良い彼を見て、なぜか口元が緩んだ。 それは彼が花屋の経営者なのだと改めて知ったこと、その似合わなさ、だろうか。 わからない、けれど。
ただ、見守って。]
(269) mikoto 2010/03/12(Fri) 23時半頃
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[妹がこちらに気づくのはいつか。 気付いたら叱らないと、と思う。
大事な用だったのかもしれない。 けれど、一言連絡くらいはしろ、と。
そして見つかったと、父母に連絡も入れないとなあ、と思いながら。 最初に掛ける言葉は、決まっていた。]
―― 卒業おめでとう。
[そして、一緒に帰ろう、と差し出した手は。 恥ずかしい、と叩かれてしまったかも知れない*けれど*]
(270) mikoto 2010/03/12(Fri) 23時半頃
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飼育委員 フィリップは、華道部 メアリーのパンチラを見てしまったのは<<化学教師 スティーブン>>だと思う。
mikoto 2010/03/12(Fri) 23時半頃
飼育委員 フィリップは、格闘技同好会 へクターは最後まで男前。
mikoto 2010/03/13(Sat) 00時頃
飼育委員 フィリップは、いきもの係 キャロライナをぎゅむっとした。お返事ありがとう!!
mikoto 2010/03/13(Sat) 00時頃
飼育委員 フィリップは、生徒会執行部 ラルフにお疲れ様ー。お身体お大事にね!
mikoto 2010/03/13(Sat) 00時半頃
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