人狼議事


162 絶望と後悔と懺悔と

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【人】 落胤 明之進

[涙ぐんで、会えてよかったと言ってくれる、>>236
 全ての苦痛が吹き飛んだように再会を喜べる。
 涼平の謝罪の声に首を横に振った]

 ……そんなこ

[ざくり。]

 ――――と、ぁ

[白いコートを纏う女が、吸血鬼の肩から背にかけて
 手にした刃物で深く切り裂いた。

 そして涼平を叱咤する。

 覆い被さる体が、がく、と片肘をつく]

(246) 2014/02/11(Tue) 01時半頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2014/02/11(Tue) 03時半頃


【人】 落胤 明之進

 っぐ、あ……ぁ

[歯を噛み締めて、呻く。
 こんな焼かれるように熱を持って痛む傷はもう、
 何年も味わった事がないものだった。
 ――守護隊の武器は、吸血鬼への毒を持つ。

 抱き止められた手の頼もしさは一瞬で、すぐに地面へ。
 ――そこで、信じられない声を、聞いた>>280

(295) 2014/02/11(Tue) 09時頃

【人】 落胤 明之進

[見上げた涼平は、白いコートを着ていた。帝都守護隊。
 だが、彼は自分に向けて武器をかざす様子がない。
 ――聞き間違えだったのだろうか?

 そこに、常人の数段鋭敏になった耳が、
 遠い声を遠景ではないものとして捉えた>>265

 …………っ、ふ

[ずるり、立ち上がる。ぼたりと血が落ちた。
 放り出した双振りの短剣を拾う。

 先程の女は声のある方向へ行った。
 それに、自分と涼平に剣を向けた。
 捨て置いてはいけない]

(299) 2014/02/11(Tue) 09時半頃

【人】 落胤 明之進

[熱い。――熱くない。 痛い。――痛くない]

 すぅ――――……

[ゆっくりと吸い、]

 はあ。

[吐く。 大丈夫だ。ちゃんと動ける。
 とどめが刺される筈だった吸血鬼が再起した事で、
 涼平が払った筈の戦場の空気が戻って来る]

 ……涼平君、少しだけ待っていて。これが終わったら

[波刃の短剣を掌にくるりと遊べば、
 立ち去る女の遠い背中に投げて突き刺した。]

 一緒に帰ろう。

[剣を向けるだけ向けて、殺さずに背を見せた暗愚に。]

(302) 2014/02/11(Tue) 10時頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2014/02/11(Tue) 10時頃


【赤】 落胤 明之進

―回想・零瑠について―

 ……目を、閉じて。

[見れば卒倒してしまうから。
 想像しただけでも大分だめかも知れない。
 けれど空腹には耐えられない、そう困っている零瑠には、
 助けを差し出し待つ事は諦めなかった。>>*1:184

 己は鬼を刺す木だからと告げた日に、
 例えどんな答えを受けたとしても、尚。]

[野菜を混ぜた素朴な菓子から始めたように、>>122
 何かにほんの少しの血を混ぜてごまかす所から
 始めてはどうかと勧めたのが自分だった。

 おいしくなさそうだと想像した顔に見えた。
 しかたがない、と凪いだ面の内側で思う。

 ――それでも、生きてほしかった。]

(*87) 2014/02/11(Tue) 16時頃

【赤】 落胤 明之進

―回想・直円について―

[本を手に、学の深い家族の元を訪れる。]

 ごめんなさい。少し……解らない所が、あって。
 教えてもらっても、良い?

[あの夜を境に、直円はひどく変わった。
 それを殊更に喜び、月影や黒百合を礼賛するようになった。

 けれど自分も変わったのだと思う。頭を垂れるのは同じだし、
 与えられて難しい本も読むようになった]

 この、隠れ切支丹という人たちがお祈りをする事は、
 どうして、禁止されていたの?

(*88) 2014/02/11(Tue) 16時頃

【赤】 落胤 明之進

[自分だって怖いだろうに、任せたまえと言ってくれた。
 自分達家族に『生きている』事を教えてくれたのに、

 吸血鬼に媚びる裏切り者だと、特に人間からの蔑みは強く
 家族を馬鹿にする奴らに身の程を知らせた事もある]

 ……それと、これは、なんて読むのかな。

[少年にとっては難しい字が書かれた紙だった。>>1:438

 ――それでも、生きてほしかった。*]

(*89) 2014/02/11(Tue) 16時頃

【人】 落胤 明之進

[名も知らぬ女が一息に明之進を殺さなかったのは、
 ひとつは涼平との距離が近すぎたため、
 ふたつは涼平を説得し覚悟の猶予を与えるため、だろう。
 人間にとってはそれが致命だ。

 瞼を伏す。
 急速に冷えた視線が周囲の人間を見回して、
 襲いかかる雑兵を銀の刺剣で突き刺した。>>344
 吸血鬼殺しに特化した白の兵でなければ、物の数ではない。

 自分に武器を振りかざす者よりも、
 背後の家族に近付く者をより選んで殺した。]

 皆のところに。

[ごく自然に、涼平に告げて見せる。

 それが唯一の冀望。]

(346) 2014/02/11(Tue) 16時半頃

【人】 落胤 明之進

[だがそれは、それは涼平にとって、

 果たして『希望』に重ねられるものなのか。]

 ……くっ。

[零瑠と共に背を守って戦うのとは状況が違っている。
 今や零瑠は周を、明之進は涼平を背に庇って戦っていた。

 かわせる筈の刃が頬に傷を引き、
 届くはずの切っ先が寸での所で伸ばせない。

 やがて、吸血鬼に守られている人間へと、
 向けられる視線が何の色に染まって行くのか、
 ――少年はよく知っている。]

(349) 2014/02/11(Tue) 16時半頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2014/02/11(Tue) 20時頃


【人】 落胤 明之進

[かわせないかも知れない、と思った刃を、
 間に割って入って防ぐものがあった。>>405
 一瞬、振り返って、浮かぶ喜色。

 動くたび背から血は流れるけれど、大丈夫。
 『同じ思い』が、体を衝き動かしてくれる。

 不殺の戦い方をする涼平によって、身の周りには
 傷付けられた者達の叫びや苦悶が混じるようになる。

 裏切るのかと、涼平へ叫んだ兵士の腹を突き刺し、
 振り上げた足で、鈍い音を立てて首を圧し折る]

(411) 2014/02/11(Tue) 20時頃

【赤】 落胤 明之進

―回想・理依について―

[喉元に円形の刃が突き付けられた。
 一拍おいて引き戻されたそれに、ふうと息をつく]

 ……もう一本、お願いします。

[理依は根気よく手合せに付き合ってくれた。
 自分にはこれ以上ない鍛錬だったと思うけれど、
 彼にはどうだったのか、良く解らない。

 勝てるようになってほしい、の意味も]

(*99) 2014/02/11(Tue) 21時半頃

【赤】 落胤 明之進

 ――――、……

[素直に尋ねられれば良かったのだろうか。
 けれど、にこにこと誰にでも接していた理依の面影は、
 他愛ない話をしなくなり、どこか線を引くように
 独りでいたがっている、ようにも見える。

 ただ、そうなりたい、とは思った。
 もっと強く、いつか届くようにと望んだ。
 何に届けと伸ばすのか、自覚のない切っ先を、
 刺すように鋭く*]

(*100) 2014/02/11(Tue) 21時半頃

【人】 落胤 明之進

[何人殺したかを数える、という発想はなかった。
 ただ、一人を殺せばその兵士には何人かの仲間がいる。
 一人が喪われれば何人が怒りに叫びを上げ、
 何人が死ねば何十人が復讐に刃を向けるのか]

 ――っ、

[さすがに血を流し過ぎたか、少しぼうっとする。
 戦の途中ではあったけれど、背に腹は代えられない。

 その他の何人と同じように心臓を突いた人間の
 首筋にがぷりと噛みついた。
 時間は掛けられない、一口啜って死体を振り捨てる。
 喉を鳴らして、手の甲を雑に拭う]

(425) 2014/02/11(Tue) 21時半頃

【人】 落胤 明之進

 涼平君、少し移動しよう。……もう少し、安全な所に。

[不殺はある種、殺すよりも難しい。自分も手負いだ。
 零瑠と合流して、敵の退路を塞ぐような真似をやめれば、
 多少は継戦も楽になる筈。]

(426) 2014/02/11(Tue) 21時半頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2014/02/11(Tue) 22時頃


【赤】 落胤 明之進

―回想・直円について―

 ……相容れ、ない。

[時の幕府、権力者にとって不都合だったからと理解する。
 神のもとに平等――それはまるで。
 この場で言う事は憚られた。>>*90

 そう。……これも、きぼうなんだ。

[形は変わっても。]

 ありがとう。

[「優しい」眼差しに、笑みを返す。
 血に塗れ、擦り切れていく道の上で、
 ――「思い」は隠れても忍んでも、強い**]

(*104) 2014/02/11(Tue) 22時頃

【人】 落胤 明之進

[涼平は恐らく躊躇しただろう。
 家族と言えど、吸血鬼となった少年について行けば
 完全な裏切りを意味する。

 ひと思いに解放してやるのが情けだと、
 誰か、白い外套の兵士が叫んだ]

 ……早くっ。

[無理矢理ではあったが、涼平のコートの裾を引く。
 その所為で、投げ放ったクリスナイフは拾えないまま、
 零瑠の声があった方へと退いて行った]

(444) 2014/02/11(Tue) 22時半頃

【人】 落胤 明之進

―司令部付近 合流―

[声の下るよりもずっと遅れて馳せる事になった。
 他に守備隊の面々がいるなら容赦なく切り捨てるつもりで。
 失血に息が上がる。]

 はっ……は、っ

[涼平を連れて行ったその先で、零瑠の姿を見止める。
 あと少しの距離、赤い色が見え、怪我を負ったのかと思う。

 だが、赤の下地にある色は、白。
 零瑠の外套の色ではない]

 ――――あ。

[誰か、背負っている。それに、傍にいる人は――]

(450) 2014/02/11(Tue) 23時頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2014/02/11(Tue) 23時頃


落胤 明之進は、メモを貼った。

2014/02/11(Tue) 23時半頃


【人】 落胤 明之進

 ……サミュエルも、生きてた……

[涼平が呼ぶ名前もそれを証している。>>469
 良かった、と安堵で呟いた途端、糸がひとつ緩む。
 頭にぐらりと来て、涼平の肩を頼ってへたりと屈んだ]

(475) 2014/02/11(Tue) 23時半頃

【人】 落胤 明之進

 ……一緒に、来てくれるの?

[先程は躊躇った涼平の声に、膝ついて見上げる。>>488

 こく、と頷いた]

 一緒に、来てくれれば良いよ。
 絶対……守るから。

[例えば、涼平を人のまま家族として傍に置けるかどうか。
 それが許されるかどうかは解らないが。

 一緒に帰れれば、きっと、きっと――]

(495) 2014/02/12(Wed) 00時頃

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