人狼議事


7 百合心中

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【人】 受付 アイリス

 ……。

 ごめ。

 泣かないで。

 そんなに泣かれると、私、なんか罪悪感覚える。

[責め立てた言葉を、丸くするように、そう続けて]

 ……嬉しい、よ。

(146) 2010/03/24(Wed) 06時頃

【人】 受付 アイリス

 ……うん。
 そんな素直なリンダが好きよ。

[彼女の背に手を回し、ぎゅ、と抱き返した後]

 ちょっと、顔、下ろして。
 キスするみたいに。

[そう上目遣いで見上げて、
 自分も彼女の肩に手を置いて
 背伸びしようとする。]

(149) 2010/03/24(Wed) 06時頃

【人】 受付 アイリス


 うん?

 ……キス、でいい?
 それとももっと?

[悪戯っぽく、囁く声は甘い]

(150) 2010/03/24(Wed) 06時頃

【人】 受付 アイリス

 謂わないと分からないわ…?

[小首を傾げて、素で問いかけた]

 ……えっ

[抱きつきコアラ。
 妙な喩えをされて、すとんと身体が落ちる。]

 ……ば、ばか。

[屈んでくれないから、また背伸びして、強引にリンダの頭を抱いて。
 口接けの前に、唇と舌で、彼女の涙を舐め取った。
 沢山泣いたから、沢山赤くなっているだろうと思って。
 それから唇を涙の軌跡を辿る様に下ろしていって、
 唇に、甘くキスをする。]

(152) 2010/03/24(Wed) 06時頃

【人】 受付 アイリス

[くすぐったがるリンダが可愛くて、くすくすと。
 笑う吐息が彼女の頬に掛かるだろう。]

 ……ん。

[ちゅ、と甘い音を立てて唇同士を離せば、
 リンダの表情に笑いながら]

 恋人っぽくていいじゃない。

 ――…恋人?
 ん、ちゃんと謂ってなかった。

[改まった様に、こほん、と咳払いをして]

 ……。私の彼女になって下さい。

(154) 2010/03/24(Wed) 06時頃

受付 アイリスは、メモを貼った。

2010/03/24(Wed) 06時頃


【人】 受付 アイリス

 …嬉しい。
 愛してる……

[頷くリンダに、幸せの感情が口から溢れて、ふにゃりと笑う]

 でも。
 PL×PLのバックヤードの方がまだ雰囲気あったかもしれないわね。
 見てよ、この殺風景な。
 立ち入り禁止とか書いてあるわ。

[以前に告白の雰囲気云々で話したことを思い出した]

 でもこれから沢山、雰囲気あるところに行こう?

[手を握られれば、しかと握り返し。

 "星が沢山、見える" 未来は、
 今は未だ、見たくない。

 ―――今は生きているリンダを、唯、*感じたい*]

(157) 2010/03/24(Wed) 06時半頃

受付 アイリスは、メモを貼った。

2010/03/24(Wed) 06時半頃


【人】 受付 アイリス

[ロミオとジュリエットは悲しすぎる。
 思い違いとすれ違いで逝ってしまうなんて。

 ね、私のお姫様。

 硝子の靴なら貴女の元にあるわ。
 だから、ねぇ、捕まえて離さないでね。

 ほら、私は此処に居るよ。]

(189) 2010/03/24(Wed) 14時頃

【人】 受付 アイリス

―― 繁華街 ――

[リンダと二人でゲームセンターを出て、
 これからどうしよう、などと顔を見合わせているとき、気付く。

 街頭テレビジョンが、緊急ニュースを知らせている。
 テレビの周りに人だかりが出来ている。]

 ……。

[Lilium――その感染の拡大は、猛威を奮っているらしい。
 既に死亡者の数は、世界中で確認できているだけでも四桁、
 明日になれば桁が幾つか増えているかもしれない、と。]

 ……。

[分かっていた。分かっていたからこそリンダに思いを告げたのだ。
 だけどやっぱり、一人になるのが、つらくて、こわくて。
 絡ませた手を、きゅ、と強く繋ぐ。]

(190) 2010/03/24(Wed) 14時半頃

【人】 受付 アイリス


 ―――…姉様。


[ぽつ、と零す、呼称]

 ねえ、さまが、

 今日も、どうか、健やかでありますように―――

[毎日欠かさなかった祈りは、届くのだろうか。
 どんなに離れても祈っていた、あなたのしあわせ]

(192) 2010/03/24(Wed) 15時半頃

受付 アイリスは、メモを貼った。

2010/03/24(Wed) 16時半頃


【人】 受付 アイリス

―― 『絵本』 ――

 あるところに、アリスという名のお姫様がいました。

「白馬の王子様なんて 信じてるわけじゃないわ」

 意地っ張りで、見栄っ張りで、
 つっけんどんな言葉ばかりをつむいでいました。

「その風景画(paysage)…素敵ね」

 外に出られないアリスは、風景画が大好きなお姫様です。

(204) 2010/03/24(Wed) 18時半頃

【人】 受付 アイリス

 アリスはある日、おふれを出しました。

「世界で一番綺麗な風景画を持ってきてくれた人と結婚する」

 世界中から、様々な風景画が集まりました。
 しかしアリスの気に入るものは一つもありません。

(205) 2010/03/24(Wed) 18時半頃

【人】 受付 アイリス

 そんな日々が過ぎていく頃、一人の少女がお城を訪れました。

「可哀想なお姫様。
 世界で一番綺麗な風景画なんて、きっと此処では一生出会えない」

「何故そう謂うの?」

「世界の色は絵の具だけでは描けないから」

 少女は、アリスに内緒話を持ちかけます。

「わたしがみせてあげる。だから夜にお城を抜け出して」

(206) 2010/03/24(Wed) 18時半頃

【人】 受付 アイリス

 アリスは少女の言う通り、夜にこっそりお城を抜け出して、
 少女に手を取られ、馬車に揺られ、森を抜けて向かった先は
 綺麗な綺麗な湖畔でした。
 花が咲き乱れ、水面は凪を守り、
 世界の美しさを全て集めた様な場所でした。

「お姫様」

 少女は四つの指でフレームを形作って、アリスの眼前に翳しました。

「これがわたしの思う、世界で一番綺麗な風景画」

(207) 2010/03/24(Wed) 18時半頃

【人】 受付 アイリス

 アリスは初めて見る世界に、
 喜び、笑顔を見せ、少女を抱きしめます。

「ありがとう、だいすきよ。
 でも、あなたは女の子だから結婚が出来ないわ」

「ならばわたしは、一生お姫様に仕えましょう。
 いいえ、命が尽きた果てまでも」

 二人は手と手を取り合って、馬車に乗り込みます。

(208) 2010/03/24(Wed) 18時半頃

【人】 受付 アイリス

 お城への帰りは雨が降り、
 森は深い霧に閉ざされていました。

 泥が馬車の車輪を取り、
 二人は手を取り合ったまま、お空へ旅立ちました。

(209) 2010/03/24(Wed) 18時半頃

【人】 受付 アイリス

 天国で、アリスはいつも言うのです。

「世界は綺麗ね」

 そして少女もアリスのそばで微笑みます。

「それはきっと、お姫様が天使になったから」

 二人は世界を見守り続けました。
 綺麗な綺麗な世界を見守り続けました。

 終わりの無い終わり。
 Happy Ending《しあわせなおわり》。


 二人は世界を見守りながら、ずっとずっと、幸せに暮らしました。

 おしまい。

(210) 2010/03/24(Wed) 18時半頃

受付 アイリスは、そんなお話が綴られた絵本の入った紙袋を、*揺らした*

2010/03/24(Wed) 18時半頃


受付 アイリスは、メモを貼った。

2010/03/24(Wed) 18時半頃


【人】 受付 アイリス



 ―――ん。

[テレビジョンから視線を逸らしリンダを見る頃には
 いつもの芯のある眸が其処にあって]

 私も、お腹空いたかも。

[くすりと笑って返す]

 リンダのお勧めのお店がいいわ。

[今こうして傍に居てくれる彼女から。
 離れたくない。]

(250) 2010/03/25(Thu) 01時半頃

【人】 受付 アイリス

 うん。

 何処でもいい。

[リンダと一緒なら何処だって。]

 行こ。

[この一時も、どんな一秒も、どんな刹那も
 大切にしたいと思うのはあのニュースの所為か。

 大胆にリンダに腕を絡ませる。
 友達同士ではしないような、密着のし方で。]

(253) 2010/03/25(Thu) 02時頃

受付 アイリスは、メモを貼った。

2010/03/25(Thu) 02時頃


【人】 受付 アイリス

 オウケィ。
 海を見ながら食事っていいわよね。

[ファミレスのわりには雰囲気のあるあのお店は
 きっと海が見えるから、そう思えるんだろう。
 窓際の席、との言葉に頷きながら
 北の方向へ歩き出す。

 リンダの笑みは、何故だかどきりとする。
 "恋人"の笑顔にときめくのは当然だけれど
 それ以外の、何かが、ある。]

(257) 2010/03/25(Thu) 02時頃

受付 アイリスは、メモを貼った。

2010/03/25(Thu) 02時頃


受付 アイリスは、メモを貼った。

2010/03/25(Thu) 02時半頃


【人】 受付 アイリス

 そうなんだ。

[撫ぜられた頭は心地よくて
 触れ合う体温がやさしくて。
 好きだった、という言葉には僅かに嫉妬心が芽生えるけれど]

 ……。
 私はリンダを置いていかないから、ね。

[おわりのあしおとがちかづく。
 最期まで、最期まで。
 彼女と共に在ろう。]

 何食べようかしら。

 ……、
 ……?

[ファミレスの中は、何処か雰囲気が違った。
 ニュースはファミレスの中にも、伝っていたのだ。]

(264) 2010/03/25(Thu) 02時半頃

受付 アイリスは、牧人 リンダにつられるように、僅かに顔を上げて。

2010/03/25(Thu) 02時半頃


【人】 受付 アイリス

[抱きしめられれば
 彼女を安心させるように
 そして同時に自身の安心を得る為に
 きゅ、と抱きしめ返した]

 …、なんだか――

[ファミレスには明らかな動揺。
 と、そんな折、一人の女がヒステリックな声を上げて
 ファミレスから出てくる。

 『冗談じゃないわ!このまま野垂れ死ぬなんて厭よ!』

 女は、イリスやリンダを睨むようにして、
 だけど同じ桜ヶ丘の住民を責める言葉も無いのか、
 市役所のある方へ行ってしまった。]

 なんだか、怖い……

(268) 2010/03/25(Thu) 03時頃

【人】 受付 アイリス

 うん……。
 リンダがいるから、――

[大丈夫よ、と、淡く微笑んで。
 握って呉れる手が彼女の優しさ。]

 悲観的…か。
 そうね、――だって、……

[死、という現実。
 未だ現実感の無い現実。
 近付いてくる、近づいてくるのだ。

 リンダと同じ方向へ視線をやれば
 一組のカップルが見えた]

(271) 2010/03/25(Thu) 03時頃

【人】 受付 アイリス

 だって …… 、大事な人たちが、
 死んでしまうかもしれない。

[そして自分が、リンダが。
 それは口には出せなくて。]

 え?

[よく見れば女性が男性を引きずって――]

 ……ッ!

[崩れ落ちた、二人が、
 砕けて花弁の様に]

 あ、…ぁ……

[初めて見る、人間の、 死。]

(277) 2010/03/25(Thu) 03時半頃

【人】 受付 アイリス

[リンダに手を掴まれて
 駆け出した。]

 ッ……ぅ……

[こわい、こわい、こわい
 泣きそうになるのを堪える
 
 連れ出して、 叱られるほど遠くへ]


 は、ぁっ……リンダ、…リンダ……

[用事があるわけでもないのに
 名前を呼ぶのは
 存在を確かめたいからだろうか]

(282) 2010/03/25(Thu) 03時半頃

【人】 受付 アイリス

[裏路地。
 ここなら人が死ぬ姿を見なくて済むかもしれないと。
 荒い呼吸で、リンダを見上げ
 潤んだ目をきゅっと瞑る。]

 ッ―――

[また、まただ。
 聞こえる、劈くような悲鳴。

 せかいが、こわれていく。]

 も……やだ……

[弱音が、こぼれる。]

(285) 2010/03/25(Thu) 03時半頃

【人】 受付 アイリス

 …――

[リンダに両耳を塞がれる。
 世界がリンダだけになる。
 彼女の手、彼女の姿。

 すん、と鼻を鳴らして
 そのまま彼女の胸元に凭れた。

 それは香水の香りなのだけれど
 今際の時の華の香を思い出させる様で、
 ぞく、と寒気が背筋に走る。]

 リンダ。

 うちに来て。
 ご飯はうちで食べよう。
 汚いアパートだけど、
 私の部屋なら誰にも邪魔されない。 

(293) 2010/03/25(Thu) 04時頃

【人】 受付 アイリス

 ……う、うん。
 アパートの場所は住宅地の――

[場所を伝え、リンダが離れると
 僅かに不安げに瞳を揺らすけれど。
 こんなんじゃいけない。
 強く在ると決めたのに。]

 ……待ってる。

[リンダの背にそう投げかけると、
 踵を返し、暴動が各地で起こる町を駆け
 住宅地へ向かった。]

(296) 2010/03/25(Thu) 04時頃

【人】 受付 アイリス

―― 住宅地・アパート ――

[しん、としていた。
 不気味なほどに静まり返っていた。

 二階建ての、六部屋しかないアパート。
 他の住民と仲が良いわけではないが、
 管理人のシビルには良くしてもらっていた。]

 ……、?

[管理人室の扉が、開いている。
 部屋の中から物音は聞こえない。

 また―――白く、堕ちている可能性は考えた。
 けれどシビルの結末だけは見届けたいと思い、

 部屋を覗いた先には、それ以上に残酷な光景が待っていた。]

(299) 2010/03/25(Thu) 04時頃

【人】 受付 アイリス

[ ゆら  ゆら  ――― 

 まだ、そう、時間が経っていないのかも、しれない

 彼女の身体は幽かに、揺れていた。

 床には、転がった椅子。

 高い壁に打ち付けた釘から、ぶら下がる

 ロープと 女の、からだ。]



 あ、―――――

(301) 2010/03/25(Thu) 04時頃

【人】 受付 アイリス

 ―――…

[受け入れられる、はずも、ない。
 病死ならまだわかる。
 だけど――自害なんて。

 目の前の光景は何かの悪夢なのではないか。
 しかし何度瞬きをしたところで
 見得るものは、変わらない。

 かち、かち、と 星が点滅する。]

(303) 2010/03/25(Thu) 04時頃

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