60 ─昨夜、薔薇の木の下で。
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……………
[いつもより数段低い声のトーンに、出した本人がびっくりした。 何度か目を瞬かせ。]
…………あ。
(200) 2011/08/08(Mon) 01時頃
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う………えっと……
心配、してくれてるのに、ごめん…… あの………
………ごめん。
[ガチャリ、とドアノブを回すと、後ろも見ないで医務室を出て、走っていってしまう。]
(201) 2011/08/08(Mon) 01時半頃
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―屋上―
……………………。
[ぜえぜえ言いながらカサを借りにきた少年に、寮母は目を丸くし、小言を一つ落とした。ヤニクの懸念どおり、あまり大丈夫じゃなかったらしい。
屋上にあぐらをかき。カサを肩にかけてぼーっとしながら、空を見ていた。]
……嫌い、だよ。嫌い。 ……なのに。
(210) 2011/08/08(Mon) 01時半頃
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[なんで俺は、 ヤニクがイアンの告白を受け入れなかった時、ほっとしたんだろう。]
…………なんで、なのかな〜。
なんで?
[自問自答しても、答えが見つからない。 自分の心がつかめないまま、途方に暮れたように空を*眺めていた*]
(212) 2011/08/08(Mon) 01時半頃
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―屋上―
…………いいよ〜。 相合傘は無理だけどね〜。
[振り向くことはなかったが、いつもののんびりとした声が答えた。>>249]
(251) 2011/08/08(Mon) 10時頃
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[イアンの言葉は届いているのかいないのか。 どこか上の空といった風であったが]
イライラ。 心配されるのは昔からだから、慣れてるんだけどさ〜。
…あまり大丈夫じゃない、かもしれない〜。
[あぐらを解いて、膝を抱えて座りなおした。]
(253) 2011/08/08(Mon) 10時頃
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そうだよね〜。悪い奴じゃないんだろうけど、なんていうの〜?なんか、違う〜、そうじゃないのに〜ってこと多いよね、ヤニク君〜。俺しょっちゅうイライラしてたよ〜。
[慣れているはず、なのだけれど]
……ごめんね。
さっきの、聞いちゃったんだ、俺。 起きるタイミングが…ね。最悪でね〜。
[ぎゅっと膝を抱えると、項垂れ。]
(254) 2011/08/08(Mon) 10時半頃
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……………ん〜。
[言おうかやめようか、少し迷って。 こめかみの辺りを掻いてから]
……もしかしたら。 俺もヤニク君のことが、好きなのかも、しれない。 …すげ〜嫌いだ、って思ってたんだけど…
[自信なさげに、割ととんでもない告白をした。]
(255) 2011/08/08(Mon) 10時半頃
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[彼がヤニクを好きなことがわかっていて、何を言っているんだろう、とは思う。けれど、つい先程自覚してしまった気持ちは、どこに相談していいかわからなくて。誰かに、聞いてほしくて。]
あんまり自信はないんだけどね〜。 ヤニク君は目立つから、少し前から見てて。 最初は、友達になりたいって思ってたの、思い出した〜。でも、俺とあの子とは距離が大きくて…
[憧れ。羨ましさ。横に並びたいという気持ち。 埋められない距離はいつしか、それらを歪ませた。]
…誰かがあの子と仲良さそうにしてるの見るたび、イライラしてたんだ〜。俺はそれを、ヤニク君のことが嫌いだから、だと思ってたんだけど。 自分が同性を好きになるなんて、想像すらしていなかったから〜。
[それは嫌いだからじゃなくて。 ヤニクの隣りにいる誰かに、「嫉妬」していたからなんだろう、と今なら思う]
(256) 2011/08/08(Mon) 10時半頃
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[カサの中に縮こまっている姿は、頼りなく。 あ〜今の俺ってやどかりみたい〜、とか関係ないことを考えながら、立ち上がる。]
…まあでも。多分俺は、君のライバルにはなんないよ。
嫌いって言っちゃったしさ〜。 でもその時、顔色一つ変わんなかったし、ヤニク君。 何とも思われてないんだ、と思う。
[言ってて少々悲しくなってきたが、事実なのだから仕方がない。 カサをくるりと回して。]
(257) 2011/08/08(Mon) 11時頃
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むしろ〜、厄介者だと思われてる可能性高し〜? 子どもっぽい病人だからな〜。
[首を傾げて見解を示しながら、カサを畳んだ]
……こんなこと、聞かせちゃってごめんね〜。 でも、俺の前で告白し始めたら、多分邪魔しちゃう、って伝えておこうかな〜って。 どっかで期待を捨てきれてない、から。
[俯きがちに言うと、イアンがそれ以上引き止めなければ、屋上を後にした。*]
(258) 2011/08/08(Mon) 11時頃
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………?
[屋上からの階段を降りたあたりで、左手に違和感を覚え]
……え、なに……これ……
[呆然と呟いた。そこには、いつのまにか手首を越えて、まるで左腕にまきつくかのような蔦の模様。二の腕にまで伸びていて]
……ん、
[左腕を隠しながら、自室へと急ぐ。 何故か、『隠さなきゃ』という思いを抱いていた。]
(259) 2011/08/08(Mon) 11時半頃
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―自室―
[荒くなる呼吸を整えながら、日焼け止めクリームやベビーパウダーを腕に塗る。白さで少しは、目立たないようにできただろうか。]
は、………
[今まで以上に体がおかしいのを感じる。 それは、『恋』を自覚した少年の想いで、薔薇が成長をしたからで]
ふ、あっ……
[左腕を押さえながら、熱をやり過ごそうとしばし耐えていた**]
(260) 2011/08/08(Mon) 11時半頃
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―廊下―
はあっ、はあ…………
[逃しきれない熱を持て余し、廊下の壁に凭れるようにしながら、当てもなく歩く。
誰でもいいから何とかしてほしい、という想いと、 うまくやり過ごす方法はないかという想いが、せめぎあっていた**]
(261) 2011/08/08(Mon) 12時頃
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/* ちょっとだけ……
襲撃は直接えろいことをしなきゃいけないのかな〜と思ってたのだけど、そうとは限らないなら、俺襲撃担当でもいいよ〜。ちなみに、セシル先輩、テッド感染させるつもりなんだな〜と思っていた。今日。
候補なら既に薔薇の精と関係持っちゃったルーカスや、芽吹きつつあったセシル先輩を抱いたサイモンかな〜
んで俺は茨に飲まれてあぼ〜んでいいよ〜 どっちでもOK。
(*10) 2011/08/08(Mon) 18時頃
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―廊下―
ぁ……
[背中を支えられ、びくりと身を強張らせる。 駄目だ、と思うのだけれども、体が思うように…イアンを拒絶しようと、動いてくれない。
薔薇の香が、強くなる…]
……部屋、連れてって、くれるかな……。 横になれば……
[空と同じ色だと言われた瞳は潤み、イアンを見つめていた。]
(306) 2011/08/08(Mon) 22時頃
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だめだよ……
それじゃあ、あの子は俺のにはならないんだ、きっと……
俺は、心もほしいから……
[薔薇の香りへの抵抗は、弱く。]
(*17) 2011/08/08(Mon) 22時半頃
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邪魔者 ?
じゃま、なのかな……
[ぼんやりと呟き。]
(*18) 2011/08/08(Mon) 22時半頃
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いや、俺の部屋で、いい……
[はぁっと熱のこもった息を吐いた。 それは、病のせいではないのは理解できていて]
ごめん、よろしく……
[イアンの力を借りて、自室へと。]
(311) 2011/08/08(Mon) 22時半頃
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―自室―
ありが……っと、
[ベッドに横になろうとしたが、足をよろめかせ、 イアンともつれるような形で倒れこむ。 頭をぶつけなかったのは幸いだろう。]
………ね〜。唐突だけど。
[ぼんやりとした表情は、イアンからは見えなかっただろうか。彼の上体を抱きしめているから。]
……ヤニク君の、どこが好きなの〜?
(316) 2011/08/08(Mon) 23時頃
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