246 朱桜散華
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2016/04/24(Sun) 21時半頃
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─ 自宅 ─
「あの子が来るまでは何も起きなかったのよ」 「言いたいことは分かるが……」
[雨音に紛れて聞こえる声。 聞かないようにしても耳に届く。 痛みに耐えられず纏めた荷物に手を伸ばした]
[荷を胸に抱え、肩掛けを頭から被って縁側から表へと飛び出す。 雨雲のために経過が分かり辛いが、陽は既に沈んだようだ。 灯りの少ない暗闇の中、薄紅を目指し駆ける]
(188) 2016/04/24(Sun) 23時頃
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─ 日暮後/村外れの丘 ─
[雨足強まる中、志乃は変わらず咲き誇る桜の下へと歩み寄る。 雨を受けても花を落とさぬ桜の下は雨を凌ぐに丁度良い。 持ち出した荷を一度桜の根元に置くと、今度は神楽舞台へと駆け寄る。 脇にある演奏台から琴を持ち出すと、布に包んで再び桜の下へと戻った]
早かったかな……
[肩掛けを外し、水気と払いながら周囲を見遣る。 亀吉の姿はあったかどうか。 予定が変わったとしても志乃はここに留まることにした。 戻る家などもう無いのだから]
(189) 2016/04/24(Sun) 23時頃
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……ずっと、待ってるの?
[桜を見上げながら呟く。 咲いてはならぬとされた桜。 伐られることなく残されてきた桜。 その理由を考えて、思い至ったのはそんなこと]
待ってる人が来たから、起きたの?
[伝承では人の血が流れた時にこうして花が咲くと言う。 確かに桜の下で里長は死んだ。 そのために咲いたのかもしれないけれど、それも真偽は定かではなく。 志乃にしてみれば、こう考える方が自然のように思えた]
(190) 2016/04/24(Sun) 23時頃
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私は……ずっと、眠らせたままだわ。 起こしちゃいけないと、思い込んでいたの。
…きっと、もう、取り返しのつかないことなのね。
[見上げていた顔が、す、と落ちる。 寂しげな顔が滑り落ちた髪に隠れた]
………さむ、
[強い雨足は冷えを齎し、志乃は水気を払った肩掛けで再び身を包む。 時折響く雷鳴に幾度か身を竦めたりもした]
(191) 2016/04/24(Sun) 23時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2016/04/24(Sun) 23時頃
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─ 日暮後/桜の下 ─
かめにぃ、
[桜の下にやってきた亀吉の姿>>207にほっとしたように息を吐く。 しかし直ぐに志乃の瞳には翳りが宿り、言いにくそうに口を開いた]
…あの、ね。
桜、伐るのは、やめにしない…?
[申し訳なさそうな声色。 家に居る間、沢山、沢山考えて、導き出したこと]
やっぱり、伐っちゃいけないと、思うの。
[残さなければいけない樹なのではないかと、そう思ったから]
(208) 2016/04/25(Mon) 00時頃
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[いつもより蒼白く見える亀吉の顔>>210。 雨や気温のせいかと思ったが、腕に巻かれた布が目に入り思わず瞠る。 斧は桜を伐るためだろうけれど、杖代わりにしている鞘刀は、一体]
……桜は、 巫女さまは、ずっと待ってるんじゃないか、って。
今、咲いたのは、 待ってる人が来たからなんじゃないか…って、思って。
そう、考えたら、伐ってはいけないんじゃないかって、思ったの。
[根拠などまるで無い、願いにも似た漠然とした答え]
ずっと、寂しい想いをしていたはずなのに、 伐ってしまったら……可哀想 ───…
[ほんの少し、ほんの少しだけ、自分を重ねたが故の答え]
(216) 2016/04/25(Mon) 00時半頃
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