3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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[ 硬質な それにも 冷気は ][ 闇は 伝わる ]
あなたは
( クスクス )
――― 似てるね
[主語なき言葉] [ 必要ないよねと 笑って ]
(@20) 2010/03/03(Wed) 12時半頃
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[見えたケイトの姿。手を伸ばす。つかめたなら、振り払おうとして]
寂しいのなら。 セシル、あなたには頼る相手がいるでしょう。
(191) 2010/03/03(Wed) 12時半頃
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[スティーブンの言葉に 眼鏡越しの緋色が 歪む]
せんせ、は
[ 闇は 濃く 、 深く ]
嫌い。
(@21) 2010/03/03(Wed) 12時半頃
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ちゃんと名前を呼べよ。 もう、
[バレるのは時間の問題なのだから。]
(*113) 2010/03/03(Wed) 12時半頃
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――――― ッ
[ 振り払われれば ] [ 唇を噛んで 睨んだ ]
きらい。せんせ、は きらい。
[ あなたに あたしの 何が解るの ]
(@22) 2010/03/03(Wed) 12時半頃
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[ああ、そうだ、と思う。 なくす前には気付かなかった。 なくしてから、推測できた。
一人の教師として、接したはずだった。 そうでなくなったのはいつからだったのか。
今もその気持ちは、再び表れるのだろうか。 現れなくても、いいと思った。
自分が教師である以上、その言葉を告げることはないのだから。
今も]
(192) 2010/03/03(Wed) 12時半頃
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[ なにも わからないくせに ]
[ 手を伸ばしても ]
[ 闇しか なかった ] [ つめたくて どろどろとした ][ 闇だけ ]
(@23) 2010/03/03(Wed) 12時半頃
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あなたは、 せんせは、
[ スティーブンを 見て ]
大嫌い。
(@24) 2010/03/03(Wed) 12時半頃
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―木の下―
――…、…
[冷たい手。死んだ、手は 鉱石に、傷つかない(06)――(侵食)]
……――そうだな。
[似てるね。>>@20 主語なき言葉に静かな肯定。 淋しいのなら、手を。>>190]
…――、…伸ばせば傷つける
[それでも、たったひとこと。]
(193) 2010/03/03(Wed) 12時半頃
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教師は、嫌われてもいいのですよ。 もちろん好かれれば嬉しいですが。
でも、貴女が私を嫌っても、私が貴女を嫌うことはないでしょう。 もちろん、怒りはしますが。
[ケイトを見る。腕に触れたその冷たさ。見えたのは闇。 裡の黒がざわめく。
猫が、喜びの声をあげる]
(194) 2010/03/03(Wed) 12時半頃
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[さみしいのなら、――否]
お前に、 何が分かる
[――ケイトの言葉と、重なった。]
(195) 2010/03/03(Wed) 12時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/03(Wed) 12時半頃
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[ 闇が 蠢く ]
せんせの 「せんせ」の
[ 死者が スティーブンを取り囲む ]
嘘つき。 偽善者。
大嫌い。
[ ケイトの 憎悪が ][ セシルにも 伝わるか ]
(@25) 2010/03/03(Wed) 12時半頃
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―用務員室― [用務員室に入ると、ディーンを床に降ろして寝ているように見せる。 何が起きているか(ディーンの魂がいる)は知っているが、 それがどこかは知らなくて。 散らばった用務員日誌を拾い上げながら、ケイトに関することを探す。59
そして、バーナバス達が来れば小さく会釈して]
お邪魔してます。
[お茶に関しては断る理由がなかった。**]
(196) 2010/03/03(Wed) 12時半頃
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伸ばさなければ、貴方が傷つくのでしょう。 なら、伸ばしなさい。
言ったでしょう、ただ、痛いだけだと。 本当に傷つくのは、伸ばされずに離れたときだけです。
[セシルを見る。 彼がもし鬼なら、自分は彼を連れて行くのだろうか。
帰りたいと望むのなら、連れてはいけない]
(197) 2010/03/03(Wed) 12時半頃
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[ 鉱石の手に 触れられても ] [ 傷つかない ]
[ それはあたしが 死者だから ]
せんせ、が みんなの平等なんて 嘘 だ
[ スティーブンも触れられたなら ケイトの腕は ] [ 氷よりも 冷たく 冷えた ][ 腕 ][ 心 ]
(@26) 2010/03/03(Wed) 12時半頃
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わかりませんよ。
境遇が似ていたとしても、同じようだったとしても、私はセシルではないし、ケイトでもない。 そしてケイトは貴方でもない。 貴方は、セシル・シェリーだ。
同じように見えて、人は違うのです。
私は、伸ばされた手を取った。 今は、もう伸ばさない。
ケイト、善悪などどうでもいいのです。もう。 私は、彼を元の世界に戻したい。
――…鬼でも。
(198) 2010/03/03(Wed) 12時半頃
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―用務員室―
――…え?
[ほとんど耳に入らないまま、 コンロの火をみつめていた。青い炎。
落ち着こうとしているのに、眺められる視線が、視えた。 気付いているのではなくて、視える。
背にある何かの眼が、自分の背後をも視てるのだ。 起こっている体の異変、まだ目で確かめていない。]
――…お待たせしました。 おいしく淹れられたかはわかりませんけれど。
[人数分の茶を淹れて、そ、と席を立つ。]
あの、私お茶飲んだら校長室に行ってきますね…… 手紙を、読まないと。
(199) 2010/03/03(Wed) 12時半頃
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[ 触れなければ ][ よかったのかな ] [ あたしが 触れたから ] [ 手を伸ばしたから ]
[ 校舎を彷徨う 燃える魂 は、 ]
ふ、 ふふ
はは、 ――― アハハ…
(@27) 2010/03/03(Wed) 12時半頃
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――…なまえ?
(*114) 2010/03/03(Wed) 12時半頃
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[ スティーブンを見てから セシルへ視線を移す ]
[ 彼が 鬼でも? ]
( クスクス )
( ケラケラ )
そんなの せんせの ただの 独占欲じゃないの?
せんせの、 自分勝手な
我侭じゃない の?
みつけないと、
(@28) 2010/03/03(Wed) 12時半頃
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……みつけないと、
みんな 死ぬのに ね。
(@29) 2010/03/03(Wed) 12時半頃
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[髪に触れる無骨な指が、少女の身体の熱を呼び覚まし、黒い花の放つ官能的な香りは、更に濃密になって。
異相がとろりと溶けはじめたことにドナルドは気付くだろうか]
うん、条件が揃ったら、あとは瞳を見るだけ。それだけで、見分けることができるんだ。 ――……あの、さ、ちょっと屈んでくれないかな。
[ドナルドが言葉に従うならば、自分の目線の高さに降りてきた赤毛を両手で強く抱きしめて、激しく唇を重ねるだろう]
(200) 2010/03/03(Wed) 12時半頃
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……人によっては平等ではないでしょう。 それはその人の性質で、教師全体ではない。
教師も一人の人間ですから。 ケイト、貴女が誰かに何かをするのと同じように。
貴女は、本当は何をしたいのですか。
(201) 2010/03/03(Wed) 12時半頃
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─ あの木の下 ─
[猫は白衣の足元にすり寄る。]
「見せてあげれば? 具体的に示さないと生徒にはわからないよ。
人に教えるならば、手本を見せるのが教師の役目じゃないの?」 [猫は甘い声で誘う。誑かす。]
(202) 2010/03/03(Wed) 12時半頃
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―木の下― [――眉を寄せる。亡者の群れ スティーブンの声が聞こえる。]
――だって …… わからないんだ
[――「さみしい」。 たったひとこと 漸く絞り出した言葉を宛てたのは。 ――傷つける癖に手を、伸ばそうと、 ――まだ、足掻いているのは。
腕が落ち、地に触れる]
――どうして。 わからない。………わからない。
(203) 2010/03/03(Wed) 13時頃
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その生徒が
いちばん 大事なら ―――
[ ゆらりと ] [ 闇が揺れ ] [ ケイトの姿が 消えゆく ]
ちゃぁんと、 鬼を みつけなきゃね?
せーんせ…。
(@30) 2010/03/03(Wed) 13時頃
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[みんな死ぬ、そう言われれば、僅かに曇る]
そのようにしたのは、貴女でしょう。 そのようにしなければ良かったのに。
鬼を探すのも、鬼を逃すのも、同じ事です。 結局は、どちらも、誰かを死に追いやることになる。
貴女は、全員を戻すつもりはないのでしょう。 もう、サイモンもヘクターも、いなくなりました。
[独占欲なのだろうか。これは。 誰かを死に追いやっても、誰かを護りたいと思うのは。
そうだ、と 黒の裡で何かが笑う]
(204) 2010/03/03(Wed) 13時頃
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… ひとりの 人間
[ 歪む 少女の笑み ]
言い訳。
逃げてる のは どっちかな?
[ スティーブンの言葉が 彼女を取り巻く闇を ] [ なお 濃く 濃くしてしまうのが ]
[ 腕に触れたセシルには 伝わる ]
あそぼ、 せんせ。
[ いつもの言葉 ][ 言えば 完全に消える。 ]
(@31) 2010/03/03(Wed) 13時頃
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>>199
ああ、すいやせん。
[お茶が、自分に、ラルフに、一応寝ているディーンにも出されるか。>>196]
風紀の…は具合悪いのか?布団も掛けておこうか。
[そう言って、押入れを指差す。 の傍ら、校長室に向かうといい始めたグロリアに顔をあげて…]
手紙、ですかい。 あ…ええと、一緒に行っちゃ…いかんですかね。
[なんとなく、一人にしたくなかったのだが…。]
(205) 2010/03/03(Wed) 13時頃
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[ そして ] [ 校舎の中を彷徨う魂を ひとつ ]
みつけた。
[ みつけて 捉まえて ]
さ、 お友達に なろう?
[ ヘクターの魂を 闇が ぞぶりと 侵食する ]
(@32) 2010/03/03(Wed) 13時頃
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