254 東京村U
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[何やら、不思議な様子である。
話を聞いてみると、 どうやら、『入間さん』本人ではない。 よくわからないけど『入間さん』の子どもで、『入間さん』本人を探している。 『入間さん』の家には不審者が家族のように振る舞っている ]
(289) 2016/09/29(Thu) 00時半頃
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─ 新宿・鉱石店 ─
[あなたも?と尋ねた言葉の答えは、どこか古い記憶と重なる>>262。]
…そう。
[だからか、答えを知っていたように、返す笑顔は半拍遅れた。
『知ってる。20さいまでにわすれないといけないって。でも白い水晶って言葉をおぼえておくと──』 『あのね、あのね。じつはね……あの公園の林のところにいるって。会いにいってみようかなって』 『どれ? 次よませてくれる?』]
(290) 2016/09/29(Thu) 00時半頃
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――――あれ?
(291) 2016/09/29(Thu) 00時半頃
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じゃあ、お仲間さんね。 私も、怖いものが好きよ ホラー小説なんかも。 [くすくすと笑って、夜に爪を切らない。という青年に目を細めた>>263。]
蛇が出ちゃうものね 信じて、おそれて注意深く避けるのはいいことだわ 私も、朝蜘蛛はころさないもの
(292) 2016/09/29(Thu) 00時半頃
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あの、お話中申し訳ないんですけど、
[電話中の青年に一二三は声をかける。]
(293) 2016/09/29(Thu) 00時半頃
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そうね。合理的じゃない、奇妙なことって 意外と──そばにあるのかもしれないわ ここにある石だって、どこから来たのかわからないもの
[人間に意味を持たされた石が並ぶ店内で、楽し気な様子に頷きを返す。あまりに当たり前にそこに並んでいるけれど、出自を知れるものは少ない。そう思うと、普段接している風景に含まれる情報は膨大すぎて気が遠くなりそうなほどだ。]
あ、すみません。 ありがとうございます
[と、包み終わった水晶が渡されるのに礼を言って 女はそれを受け取った。]
(294) 2016/09/29(Thu) 00時半頃
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[支払いを済ませてから、潜められた声の宣伝とバンドの名前に少し思い当たる節があるように首を傾げた>>266。]
解放治療カルテ
[繰り返してみるも誰から聞いたのか──東蓮寺がそのバンド目当てにライブに行くのだという話を聞いたこと──までは思い出せずに、言葉を繰り返して、記憶にとどめる。]
……じゃあ、家に帰ったらさっそく 調べてみるわ [宣伝を受け取って、手土産を鞄にしまう。]
(295) 2016/09/29(Thu) 00時半頃
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今話してる人、もしかして、入間澪音って子じゃありません?
[まさかのまさかとは思いつつも、声をかけてみた。]
(296) 2016/09/29(Thu) 00時半頃
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[そうしてそれで──ここにこれ以上いるべき理由はなくなってしまった。 鞄をひとつ持っているだけの手元を幾分長く確認してから、顔を上げる。]
……
[それから、声をかけてきた青年に向けて、付き合ってくれたことに感謝するように小さく頭が下げられた。]
お話ししてくれてありがとう
じゃあ、
[また。とは、紡がれず、代わりに愛想笑いというには印象の薄すぎる笑みを浮かべて、今は鈴里みよ子を名乗っている女は、青年の隣を過ぎて外へと向かった。]
(297) 2016/09/29(Thu) 00時半頃
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打ち合わせで何度か会ったことはあるけれど……。
[以前に会ったときの入間祥子の印象を思い浮かべてみる。 会った回数がそんなに多いわけでもなく、人の顔を憶えるのが得意ではないため、ぼんやりとした印象だ。 それでも、会えば本人かどうか判断することぐらいはできる]
オッケー、それじゃあまた後で。 とりあえず、今夜を過ごせる場所は確保しておいたほうが良いね。
(298) 2016/09/29(Thu) 00時半頃
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―新宿駅南口>>148―
ああ。まー…そうだな。俺が第一発見者だった。 隣の部屋に住んでた奴がな、ベランダから落ちたんだと。
その前に住んでた奴と、その更に前の奴もやっぱり事故だったんだとさ。どういう理由でかは知らねーがな。
…まあ、事故物件に住むような奴なんて元々訳ありの事が多いんだし、なんかあったってそうおかしくはないんだろうがな。 立地のせいでトラックが部屋に突っ込んできやすいとか、そういう理由で事故が起きる物件だってあるらしいし。
まー……普通の、風呂がちゃんとあって、ピッキングされないような鍵がかかって、壁が薄くて隣から一日中アニメの声が漏れてきたりしないような部屋に住めるような奴には想像もつかない世界があるって事なんだろうな。
(299) 2016/09/29(Thu) 00時半頃
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ま、あんたには関係ない話か。 部屋と食うもんだけはな。あんまり安い物選ぶもんじゃねえな、本当。 ……なんだ、眼鏡のって、鈴里さんと知り合いなのか。奇遇だな。会ったらよろしく言っとくさ。機会があるかどうかも分からんがな。
[思いのほか長話をしてしまった。少女に一言告げて、その場を離れる事にした。]
(300) 2016/09/29(Thu) 00時半頃
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― 新宿駅新南口 ―
はい。はい。わかりました。 はい、もちろん。18時ですね。 わかりました。30分前には。
はい、ありがとうございます。
[スマートフォンの通話を切った。
周囲の喧騒が消え、冷え切った肌は空気の温さも湿り気も感じない。頭の中が真っ白で、奥の方から耳鳴りのような音がする。
さきほど聞いた気味の悪い話題(>>260 >>267)も頭から吹っ飛んでしまった。]
(301) 2016/09/29(Thu) 00時半頃
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[通話の相手は、ジルヤの所属する"組織"のトップ。 突然の呼び出し。まず間違いなく"あの話(>>4)"の件だ。 決まり、なのだろう。拒否することは許されない。
話がまとまれば、もう、2度とここには戻れないだろう。 ジーンズで出歩くことも、へたくそなギターを弾いて歌うことも]
(302) 2016/09/29(Thu) 00時半頃
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[数日後、ジリヤは、赤羽(>>4)の"所有物"になる]
(303) 2016/09/29(Thu) 00時半頃
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このまま、さよならなんて……やだよ。
……ヤヘイ。
(304) 2016/09/29(Thu) 00時半頃
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―少し前>>191>>192―
東蓮寺。東蓮寺さんね。 ……悪い、名刺は前の会社名が入った奴しかねーんだ。勘弁してくれ。
[パーカー姿でうろついている人間が名刺を持っているとも思わないだろうけれど。]
そ、黒い鳥。なんだか、ホラー専門のレーベルだとか聞いたけれどな。どっちかって言うと別方向での評判の方が有名かもしれねーが。
まあ…引っ越すにしても、次の仕事が決まってからにはなるだろうけどな。その時はまたよろしく頼むことになるかもしれん。
(305) 2016/09/29(Thu) 00時半頃
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[そんなアドバイスをした後に、通話を切ろうとしたところで隣の少年から声を掛けられる。 通話にその声が入っていたかもしれないが、少年が口にした名前をそのまま聞いてみた]
……キミの名前って、入間澪音ちゃん?
(306) 2016/09/29(Thu) 00時半頃
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