人狼議事


213 舞鶴草の村

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【赤】 丁稚 春松

志乃! 今日がお前の命日だ!

2015/01/25(Sun) 23時頃

【人】 丁稚 春松

― 回想・陸区 ―

[にィの反応にはうんうんと難しい顔で頷いたりしてみたけれど、内容は右から左へ。
難しい話は苦手だよ、なんて呟きながらも彼の言い分には――、]

 陸区の人間が悪い奴じゃないなんて言い切れないよね、
 だって、だって。現にさ、鼠小僧が家に来た僕はご近所さんにどんな目で見られているか分かるかい?
 ――そう考えるとさ、彼奴等も“悪い奴”だと思うんだ。僕。

[さっきまでの燥いだ様子と打って変わってそんな意見を述べ、『なーんてね!』と付け足して。けらけらと。]

(3) 2015/01/26(Mon) 04時半頃

【人】 丁稚 春松


 だからさ、とっちゃんも仕方なかったんでィ。
 鼠の好意をちゃァんと受け取らなかったから盗まれたのさ、きっと。

[何処か遠くを見る。其れは――此処じゃない何処かの方角。]

 へェ、じゃァ……亀にィは何を盗まれたか分からないんだねェ、

 ――ねェねェ!
 亀にィはなんで参区に嫌な思い出があるの?

[真っ直ぐに取り繕うことなどせずに再び質問を落とし、相手の反応を待つ。
『内緒にするからさ!』なんて笑みを浮かべる表情は少年らしい無邪気さを宿しながら。]

(4) 2015/01/26(Mon) 04時半頃

【人】 丁稚 春松

 亀にィの、髪色?
 あァ……僕は銀色ぴかぴかで格好良いと思うけど、なァ。

 これだから金持ちや役人は嫌いなんでィ。
 頭が硬いのなんのってねェ。

[人差し指で自らの頭を突きながら、やれやれといった顔。
何処の何奴か知らないけれど、今度家に遊びに行こうかな、なんて。
笑みとともに落とされる言葉に耳を傾けながらそう思う。
人に悲しい顔をさせる悪人には誰かが力を振るわなくちゃァいけねェ。]

 ねェ。亀にィ。
 お母さんには会いたくないのかィ?

(11) 2015/01/26(Mon) 22時頃

【人】 丁稚 春松


[ぐい、とその手を引く。]

 
 ――親に会いたくない子供、なんて
 そんなに多くは居ないと思うけど……なァ。

[それは本当の親が居ない僕だから思うこと。彼には何か理由があるのかもしれないけれど、知っておいてくれるといいな。
僕だって鬼じゃァないからね。――良い人には良くしてあげたいと、思うよ。勿論。]

(12) 2015/01/26(Mon) 22時頃

【赤】 丁稚 春松

[その昔、僕は鳶人足だった。
それまでに幾つかの仕事を経験したが一番長く続いたのが其れ。
――とは言っても最後にゃァ、勘当されて仕事を失ったんだが。
それからは賭場に通っては負ける日々。

最初はほんの出来心だった。
その日を生きる為の金を、
その日遊ぶための金を、
――酔っ払いの財布から盗んだ。

盗みは思ったよりも簡単で、
繰り返す内に慣れて手口も巧妙になって。

ある時、気付いたんだ。]

(*0) 2015/01/26(Mon) 22時頃

【赤】 丁稚 春松

[“金以外のものを盗める”ことに。
ただの物品だけじゃない。時間や記憶、目に見えないものまでも。私には――そんな特異な才能があった。

気付いた時には驚いたが、それも束の間。
これは神様が僕に授けてくれた力なのだと考えた。

だからこそ、
この力を人の役に立てなくちゃいけない、と。

所謂義賊として生きていくことを決めたのさ。]

(*1) 2015/01/26(Mon) 22時半頃

【赤】 丁稚 春松

[そうすると邪魔なものがひとつ。
――“老い”だ。
年を取り、身体の衰えに気付いた僕は考えた。
どうすればそんなものに邪魔されずに使命を全う出来るかと。

辿りついた答えは、
――僕自身から“老い”を盗むことだった。

その日から老いを失った僕は尚更仕事を頑張ったのさ。
ただ、老いを盗んだことによって見た目と中身が徐々に若返ってしまうことが気掛かりではあったけれど。]

(*2) 2015/01/26(Mon) 22時半頃

【赤】 丁稚 春松


 世の中が良いものになのであれば、
 其れは些細なことだと笑い飛ばす。

 本当はこのままどうなってしまうのかを考えると怖かったのに。
 本当は“使命”なんてもう欲しくはないのに。
 
 どうして、こんなにも心が苦しいのか。
 私には分からない。

 “盗み”に罪悪感なんて抱くはずがない、のに。
 

(*3) 2015/01/26(Mon) 22時半頃

丁稚 春松は、メモを貼った。

2015/01/26(Mon) 22時半頃


【人】 丁稚 春松

― 現在/弐区 ―

[僕は迷っていた。今までしてきたことは間違いだったのかもしれない、なんて思い始めては言い表せない罪悪感に苛まれて。
こんな気持ちは長い長い時の中で初めて経験したことで自分でもどうしていいか分からない。本当は良い歳をしているっていうのに情けないが――思考も段々と薄らいで行くのだから許して欲しい。
刻、一刻と僕は時の流れに逆らっているもので、年相応の考え方が段々と出来なくなっている、なんて口が裂けても人様にゃ言えないけれど。

『――なァ、春松。
 この宝、おめェが盗んできたんだろう?』]

(13) 2015/01/26(Mon) 23時頃

【人】 丁稚 春松

[とっちゃんの厳しい顔は今でも頭に焼きついている。どんなに否定したってとっちゃんを騙すことなんて出来やしないさ。
とっちゃん曰く『何年も一緒にいる家族なんだから、おめェのことは何でも分かる』ってことらしい。
――でも、其れは僕にとっては都合の悪いこと。だって、身近な人物に招待が暴露たら仕事がしにくいだろう?

だから、あの日の夜とっちゃんを“盗む”ことにしたんだ。

血が繋がっていないから大丈夫だと思っていたのに、何故だろう。酷く胸が痛くて。どうしようもない感情の波に逆らうことは出来ず。
一度忍び込んだ城を前に静かに声を殺して、泣いた。]

(14) 2015/01/26(Mon) 23時頃

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