人狼議事


124 Acta est fabula.

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【人】 採集人 ブローリン

[伸ばした手はシメオンのナイフの柄を握る。
鉈より遥かに軽いそれを手に、シメオンを見据えて。
振り被る腕は、傷付けると言うよりは、殺す意思をもったもの]


 ─────!!

[狙うは、襟から覗く彼の、首。
振り被ることで揺れた前髪の合間から、収縮したシ《紫》の瞳が現れた]

(0) rokoa 2013/06/08(Sat) 00時頃

【人】 採集人 ブローリン

[あと一人殺せば。
あと一人、喰らえば。

その思いが先行して、帽子の下にあるブロンドの髪が、獣毛と同じダークブロンドへと変化する]

(1) rokoa 2013/06/08(Sat) 00時頃

【人】 採集人 ブローリン

[右上から斜めに振り下ろしたナイフの刃は空を切った。
シメオンの身体が目の前から消え、視界に在る対象が入れ替わる]


  っ !

[振り下ろす動きのままナイフを投げ捨て、左腰に提げてあった鉈の柄を掴み。
ホルダーから引き抜いて狙いをミッシェルへと定めた。

殺すのは誰だって良い。
数さえ、減らせば]

(6) rokoa 2013/06/08(Sat) 00時半頃

【人】 採集人 ブローリン

[ぞわりと総毛立つように髪が膨らむが、変化するにはまだ陽が高い。
ただ、髪質は猫毛のものから狼のような剛毛に近いものとなっていた]

(7) rokoa 2013/06/08(Sat) 00時半頃

【人】 採集人 ブローリン

[鉈の重さは以前から手に馴染んだもの。
斬るよりは叩き折るに近い用途をするそれを握り、ミッシェル目掛けて振り上げた。
ナイフより小回りの利かない鉈で狙うのは、彼女の頭部]


 ─────…………

[構えられた小さなピックがシ《紫》の瞳に映ると、嘲うように口端が持ち上がる。
乱れた前髪から覗く収縮した瞳と相まって、それは狂気を織り成した]

(11) rokoa 2013/06/08(Sat) 01時頃

【人】 採集人 ブローリン

[今は目の前に意識が向いていて、周囲にまで気が回らない。
誰かを殺すことだけが頭を支配して、それを為すためだけに男は動いていた]

(12) rokoa 2013/06/08(Sat) 01時頃

【人】 採集人 ブローリン

[鉈を振り下ろすと同時、ミッシェルの身体が床へと落ちる。
横へと転がられたために鉈の先は床へと突き刺さり。
それを引き抜くために発生する、僅かな隙]


 ─────── ッァア!!

[問いの答えの代わりに口から零れたのは、足に走る痛みに対するもの。
刺された足の膝から力が抜けるが、もう片方の足で床を踏み締めて]


  フーッ    フーッ   ────!!


[息を荒げて痛みに耐えながら、男は再び鉈を振り上げた]

(17) rokoa 2013/06/08(Sat) 01時半頃

【人】 採集人 ブローリン


[その後背に近付く気配に気付いたのは、
                      もう間近に迫ってからのこと]
 

(18) rokoa 2013/06/08(Sat) 01時半頃

【人】 採集人 ブローリン

[鉈を振り下ろす刹那、飛来するナイフが目に入り、その防御行動のために攻撃は止められ、更に大きな隙が生まれる。
新しい紅を乗せたナイフを傷付くのも厭わず左腕で払い除けたその時]


   ─────ッ!!

[背に迫る気配を感じたが、振り返るには少し、遅かった]

(23) rokoa 2013/06/08(Sat) 02時頃

【人】 採集人 ブローリン

[直前の身動ぎが男にとっての最悪を齎す。
体当たりにも似た勢いで背に突きつけられた短剣は男の左背───心臓の位置を貫き]



 ッ あ ぁあ 

    お あ ぉおぉおお  オォオオオアアァアアア!!


[痛みと、破かれた心臓から零れ落ちる命の雫に断末魔の声を上げた。
一二歩、ふらつくように足が前へと動いて、血の気が引いていく手から鉈が床へと零れ落ちる]

(24) rokoa 2013/06/08(Sat) 02時頃

【人】 採集人 ブローリン

[それを追うように膝から崩れ落ち、男の身体は前のめりに床へと斃れた]


  ォ  ォ …………

             ………… mein …… gott ─────

[「何という事だ」。
うつ伏せになった男の口からか細い声が零れ落ちる。

シ《死》を忌避し続けた呪われた血を持つ男。
そのシ《紫》の瞳から光が、消えた**]

(25) rokoa 2013/06/08(Sat) 02時頃

【人】 採集人 ブローリン

[男が斃れたその場所に、一匹の仔狼が佇む。
ダークブロンドの毛並みを持つ仔狼は、男の骸が運ばれて行くのをシ《紫》の瞳で見詰めていた]


 ………………

[しばらくの間、生き残った者達の背をじっと見詰めて居たが、鼻先を別へと動かすと仔狼は壁を擦り抜けて外へと躍り出る。
雨足の弱まったそら。
未だ昏い色をしたそれを見上げて]


  オォーーーーーン ────………


[誰かに呼びかけるように遠吠えをした。
生きている時は誰からも返らなかったそれ。
死した後ならば返ってくるだろうか。
それは仔狼にも分からない]

(45) rokoa 2013/06/10(Mon) 18時頃

【人】 採集人 ブローリン

[曇天を見上げていたシ《紫》の瞳を前方へと向けると、徐に仔狼は地を蹴った。
駆け行くのは森の中。
本能が告げる、仔狼が生まれたその場所へ還るべく。
仔狼は音も立てずに地を駆ける**]

(46) rokoa 2013/06/10(Mon) 18時頃

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