199 Halloween † rose
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― 回想・昨夕の事>>0:221>>0:222 ―
[小袋を渡した後は額面を告げ、領収証を切る。 店の名前と番号のみが綴られた簡易なもの。
支払いの時には、財布を持たないのは珍しいと思ったが 態々指摘する事はせず、ありがとうございます、と 定型句を告げて微笑んだ。]
…ドナルドさん、ですね。 私はニコラエと申します。是非また。
明日も、素敵な一日になりますように。
[戸口まで見送るのは叶わなかったが、 カウンタの内側で客を見送り。
代金を取り上げる時にチョコレート菓子の存在に気づき 成程ハロウィン、と腔内で独り言を。*]
(2) 2014/10/20(Mon) 08時頃
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[陽が落ちた後、さて店を仕舞うかと思いつつ―― 店番が居ると便利かも知れないと思い立ち、 半紙にハロウィン期間のみの募集告知をさら、と記載した]
「お手伝いをしてくれる方を探しています。 31日のみで結構です 報酬に関しては、ご相談下さい
roşu-aprins. 」 [最後の一文は、――ニンゲンには視えない。
ドアの外側に貼り付ける際、親子連れが通った。 見知らぬ建物>>0:199を不思議がる子供。 母親に連れられて、疑問を店の前で呟き、離れてゆく。 男も店内に戻り、支度をして夜の街を往く。 立て襟のマントとシルクハットと共に、酒場を目指して。 食料調達なら、酔った女が一番狙いやすい。
さて、宿選びに悩む悪魔>>0:207の目に留まる事はあったか*]
(3) 2014/10/20(Mon) 08時頃
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[roşu-aprins、緋結晶公を意味する一文は、 魔物と呼ばれる者しか、視認できない。*]
(*0) 2014/10/20(Mon) 08時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/20(Mon) 08時頃
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― 午前 ―
[夜行性のヴァンパイアの朝は遅い、いつもの事。
店の奥の居住区には棺桶の用意はなく、 代わりに天窓を備えたベッドがあった。 蓑虫さながらに毛布へ包まりながら惰眠を貪る。
すやすやと寝息を立てる男は昨日より肌艶が良い 充足感に満たされてしまえば、目覚めるのも億劫だ。]
ん…ふ。
[寝室もまた緋色のカーテンが表の光明を遮り 朝だというのに宵を形造っていた。
隅に干からびた遺体というオブジェさえ無ければ、 スィートルームに酷似した内装。 絨毯敷きの上、広いソファとテーブルが 同じ空間を占領していても、室内は狭く見えない]
(4) 2014/10/20(Mon) 08時半頃
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[一方、鍵を閉めるのを忘れた店側。 棚には、昨日無かった筈の商品が、一つ増えている。
宝箱のような硝子の収納ケースの中には 硝子玉のネックレスに、イヤリング。
増えたのは、鮮血色の宝石を飾ったブローチ**]
(5) 2014/10/20(Mon) 08時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/20(Mon) 08時半頃
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― ガラス雑貨店 ―
[惰眠を妨げたのは、店側から聞こえる 目覚まし代わりな蝙蝠の鳴き声だった。>>9
もそりと毛布を剥いでベッドから出て衣服を纏い、 前髪を指櫛で流しながらカウンタ側へと赴くも 既にその時分、悪魔は立ち去った後だったか。]
(20) 2014/10/20(Mon) 20時半頃
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ふゥん――……
[矢張りというか、必然という可きか。 街を包む奇妙な空気は、旧友や魔女殿のみが発するには 随分と騒々しさを感じたものの。 他にも“い”るのだと知れば、興味深い。
蝙蝠の抱える紙をそっと受け取り、綴られた文面を読む。
己に読めても、ニンゲンには読めぬ文書への返事を綴る。 簡潔ではあるが丁寧な筆記が認められた半紙を畳み、封筒へ
それを蝙蝠に持たせると、キャッキャと奇っ怪な叫び声と共に 文を連れ、何処かから出て行った*]
(22) 2014/10/20(Mon) 20時半頃
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[>>*1蜥蜴に運ばせたのはそう曼くない文面。]
「陽炎さんへ こんちには。 張り紙の期限は切れていません。
手伝いの簡単な内容を綴るのなら、 商品の手入れや、表への配送でしょうか。
日中の空いた時間のみで構いませんが いかがでしょうか。
今は店に居ります
roşu-aprins.」
[どんな人物かは解らないが、使いの置いていった羊皮紙からは 陽の光に照らされていた其れとは異なる熱を感じた]
(*2) 2014/10/20(Mon) 21時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/20(Mon) 21時頃
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[カウンターテーブルを拭きながら、適度に清潔を保たせ。
正直、埃が被っていても気にはならない。 気にはならないが、人が寝癖を直すのと同じようなものか。
元は城下にあった他人の店舗ではあるが こうして眺める限り、悪くはない。
外からは、昨日同様に楽しげな声が聞こえた。 今日が祭りの本番なのだから、 恐らく昨日よりも、うんと賑やかに為るのだろう
朝だから珈琲にすべきか、それとも紅茶がいいか。 悩みながら、昨日購入した紅茶缶を手に取る。
奥まった所にある小さなキッチンで 湯を沸かしている間、昨日貰ったチョコレートを割り。]
(36) 2014/10/20(Mon) 21時半頃
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[緋色の銀紙の包装を剥がし、咀嚼する間、 甘いと思えるだろう其れも、主食と遠い欠片故か、 何処か味気無さを感じる。
紅茶も同じ。 根本的な渇きが満たせる訳ではない。 どちらかと謂えば、包み紙の色合いの方が気に入っていた。 茶の色合いもまた同様に。]
……オレンジなのか
[南瓜フレーバーの紅茶の色合いが橙なのを一瞬落胆するが、 届く薫りは悪くない。
昨夜、ハントで利用した酒場でダンスパーティが或るのだと 寝室に転がるオブジェが云っていた気がする。]
(39) 2014/10/20(Mon) 21時半頃
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[三日は血を吸わずとも生きられる。
祭りの日位、食事以外を目的に表へ出るのも 観光としては、良いのかも知れない。 日差しが消えた後なら、外は脅威ではなくなるのだし。
ふわ、と漂う湯気と共にカップとチョコレートを手持ちし、 茶請けと共に、カウンタで過ごそうと。 母子で客が訪れたので、昨晩暇つぶしに焼いた プラチンタ・デ・ブルンザを出してやり。
パイの半分を失う代わりに花瓶が売れていった。 見送った後は、少し微温くなったフレーバーティを堪能する。*]
(42) 2014/10/20(Mon) 22時頃
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― ガラス雑貨店「Curcubeu」 ―
[紅茶をのんびりと啜っていると、通りが一層騒がしい。 聞き耳を立てれば、マジックがどうのと。 それは悪魔の張る声と、ビラを受け取った客の反応。>>56
程なくして扉が開かれ、光の届かない向きにあるカウンタの奥、 随分と気の早い誘いをする猫面の男に、目を丸めさせた。]
…いらっしゃいませ。 ――お客さんですか?
[面の男が扉の内側まで進めば、匂いと空気で違うと悟れた。 城が眠っている間に半テーマパークの扱いになろうと ハロウィンが習慣として存在しない男には、 今日という宴に似合う挨拶は、咄嗟に出て来ず。]
(60) 2014/10/20(Mon) 22時半頃
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商品が毀れないマジックなら、見てみたい。 君が陽炎さん?
[表から聴こえた声を拾いあげ。 一応は確かめる為にと、声を濁らせた。]
(*5) 2014/10/20(Mon) 23時頃
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……ふむ、奇術師という訳では無いのだね。 透明に囲まれたいようには思えないし
[商品は透けるものばかりでは無いが、 透けないものの方が少ない。 ふたつの問いかけの何方もノーなのは頷ける。
磨こうとしていた三角柱の万華鏡と布を台に置き、 どうぞ、と対面のポリカーボネートの座椅子を勧め。]
おや、…これは。
[>>65炎の織り成す声明>>65を目の当たりにし、 明々と灯る其れが空中で消えるのを認め。]
ありがとう、お言葉に甘えさせて頂くよ。 日中は些か眩しすぎるからね、踊り狂うには適さない。 小さな魔物が眠る刻限こそ、本番なのだろう?
(69) 2014/10/20(Mon) 23時頃
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私は焼かれても死ぬことは無い、が―― 屋根が焼け落ちると、天敵からは逃れられまいね。
[消えるその一瞬、現世の炎ではない火に触れ。 残り火を指先に引っ掛けてから、己の指先を灼く。
肉の焦げる匂いはそう長引かず、滲む血液。 ぽろり、と緋色の小さな結晶体が球体となり、カウンタに落ちて
割れることなく、ころころと台の上を転がった]
(*9) 2014/10/20(Mon) 23時半頃
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人の顔色など伺うような者には視えないのだがね。 シーシャ、か。
[ペルシア語では硝子を意味する語句を頭の端に過ぎらせ、 面を取り払った銀髪の男の言い分を聞き。 小さな魔物――子供のように菓子に興味が薄いのは、 明察であり、ゆるく首を縦に。]
私はニコラエ。異郷に住む吸血鬼ですよ。
生憎、この地には明るくない 見ておいた方が良い場所があれば教えて欲しい。
[告げて、定型句を返す代わりに皿の上のチーズパイを勧め。 用事のひとつとして、棚脇に用意された長箱を示す。 中身はステンドガラス調の、アンブレラスタンド。]
(85) 2014/10/21(Tue) 00時頃
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宿屋の婆さんが気に入ってくれたのだが、 彼女には運べないものだから。 一息ついた後にでも、配送を頼めるかな。
[表に出れない身であるから、配送もままならない。 日中に一人で散歩をするのも危うい身では。]
運ぶ途中で溶かされてしまうと困るが、 そんな心配は無用だろう?
[紫の瞳を正面から覗き見て、慎ましい報酬>>79に頷き。 菓子を置かれても、勝手に減る事がないのは折り紙付き。]
(87) 2014/10/21(Tue) 00時頃
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[メッセンジャーの蜥蜴>>*10が尻尾をうねらせ ビィ玉サイズの緋結晶をキャッチすれば、薄く微笑み。]
ふふ、完全に熔けなければ、死なずに済むかも知れないね。
――地獄の業火と戯れる所を見る限りでは、 妖精よりは悪魔の類かな。
……だが、猫に似た匂いがする ヘルハウンドになら会ったことはあるのだが――
[恐らくは、彼の体臭では無かろうと検討をつけて]
(*11) 2014/10/21(Tue) 00時頃
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ニコラスは、シーシャの食べっぷりは、見てて気分が良い
2014/10/21(Tue) 00時半頃
ニコラスは、グレッグに再会できる機会は滞在中にあるだろうかと思案し*
2014/10/21(Tue) 00時半頃
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ふむ。 やはり悪魔なのだね
私や人食い狼のような餌を得ねば死ぬ種と違い、 人の世で過ごすのは苦痛が多そうではあるが…――
君を見ていると、存外楽しそうに見える。
[>>94無意識に友人を同カテゴリーに挙げたが、 カウンタを挟んでアンティークチェアに佇む男は 鉄錆の薫りはしても、獣の匂いは纏うことなく。]
(97) 2014/10/21(Tue) 00時半頃
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そうか。 ならば私の気のせいかな
[>>*12クールかどうかは、屑に注視を寄せる様から やや遠いものに思えるが。
パイの欠片が残る口端へ指を伸ばし、取り攫う]
この手の類も初めて見る。 眷属に名前はつけないのか?
[パイ屑を舌で攫い、物珍しげに従僕の挙動を見詰め。]
(*13) 2014/10/21(Tue) 00時半頃
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銀と十字架、――それと大蒜も、私の好む所では無いからね。 物の試しに貼り紙を出してはみたが、助かったよ。
[くつりと笑い、食べっぷりを見守る。>>95 皿に半分余した其れも、悪魔の胃袋へ消えてゆき、 1/4が残るのみとなろう。 未だに貼り紙が表のドアに引っ付いたままである事を、 室内で過ごす男は忘れてしまっているが。]
ならば婆さんも喜ぶだろう、無事に商品が届く
……好きなんだよ。 壊れる手前の、脆いものがね。
果実や牛肉も腐る寸前が一番美味いというだろう あの感覚に似ているかも知れない。
[カウンターで切磋琢磨に尻尾をうねらせる 蜥蜴の動きを目で追う傍ら 南瓜フレーバーの茶を 音を立てずに啜りながら、呑気な時間を過ごす。]
(100) 2014/10/21(Tue) 00時半頃
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あぁ、いや。
私のようなニンゲンの血液で生きている種は、 厭が応でも人の住まう地に住む必需性があるという事だ。 人の訪れない森の中が、一番安息はできるけど… しかしまあ、たまには良いものだね。人の賑やかな環境も。
――君は此処を住処としているのかと思っていたが、 先の話を聞く限りでは、一時的に滞在しているのかな。
[>>105安全な居場所がどうのと云っていた事を思い出し、 それにしては随分と馴染んでいる様に、不思議そうに。
住人然としているが、彼もまた観光なのかと首を傾け。 それも後に語られる話しぶりで、理解を固くするに及ぶ。]
(110) 2014/10/21(Tue) 01時頃
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[名付けない理由>>*14は、短気かつ直情型らしき言い分。 その片鱗は、パイの屑と共に拾い上げたまま。
苦い眼差しを前にしても肯定や否定は告げず、 笑気に包まれた緋色の眸を細めて受け止め]
(*15) 2014/10/21(Tue) 01時頃
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火に包まれても洪水で溺れても、生き永らえる私は、 硝子のように繊細と思わないが… 成程、日光で熔ける身は、雪や氷と変わらない。
[>>106焼き菓子に自身を喩えているとは知れず。 お勧めのスポットへの返答を言い淀む悪魔に、 無理に先は求めずにいたが。
配達の土産をと約を受ければ、自然と頬を緩ませ。 それは、赤ずきんが訪れるのを待つ婆さんに似た心持ち。]
それは嬉しいな。 ここまで遠い旅行自体は、初めてなんだ。 思い出を持ち帰れたらいいと思ってる。
[告げて、長箱を抱える悪魔を見送り。 去り際の言葉>>107には、首肯をかえして。
置かれたままの大量の菓子と猫の面を取ると、 箱に入れてカウンタの下へ置いておく。*]
(113) 2014/10/21(Tue) 01時半頃
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[さて、仮装の一部まで置いていったが良いのだろうか。 テーブルをひとまずの待機場所と決めたらしい蜥蜴。
棚から、レース製のサシェを預かる硝子の椀を取ると、 使いの塒として提供してやる事に。
賑やかな客人が去った後は、チェアの背もたれに背部を預け。]
ふわ…
[欠伸と共に、心地よい眠気を享受し微睡む**]
(117) 2014/10/21(Tue) 01時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/21(Tue) 01時半頃
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[時折訪れる客の相手をしながら、時計を見る。 あと数時間も経てば陽も落ちそうだ 夜が早くなりがちな時節故に。
パーティでは、ドナルドにまた会えるだろうか。 ランプが部屋の内装にマッチしたか訊いてみたい気もする。 それと、――目の塩梅はどうか、という事も。
路上でぶつかってしまった青年は、 交わした言葉を顧みる限り、地元民では無いだろう。 慌ただしい侘びを思えば、彼にも会えたらいいなと 夜会がすこしだけ待ち遠しくなる。]
それに、
[同胞の種ではないが、奇妙で愉快な存在達。 彼らも紛れ込むのだろうかと首を傾げつつ。 そういえば表に貼り紙を出したままだった。 それに今しがた客に指摘を受けたが、札がclauseのままだと]
(128) 2014/10/21(Tue) 07時半頃
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[外に出る支度は危ういし面倒だが、一応は体裁を整えるべきか 出歩く訳ではないし、外套へ袖を通しフードを被り、 手袋を嵌めるだけ、と簡易な遮光を為してから玄関へと。]
うン?
[獣の濁った音域>>124を悟ったのは戸口まで歩んでから。 聞き覚えのある声だと感想を抱き、 つい先程、シーシャと交わしていた世間話を思い出す。
英国での茶会に招かれ、主賓の愛馬である ユニコーンの背を借りて赴く筈だったその日、 代わりに迎えに来てくれたのが、黎い大きな犬だった。]
(129) 2014/10/21(Tue) 07時半頃
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― →ガラス雑貨店「Curcubeu」前 ―
[ぎぃ、と鈍い音を立てて店の戸を開くと、 見覚えのある獣の姿がそこにあった]
――やぁ、久しぶり。 君も来ていたのだね
[ふさりとした尻尾が左右に揺れ、石畳の上を掃き掃除している 人には見えぬ姿を取っているようだが、 ヒトでは無いヴァンパイアには、犬の姿として映る。
札を直してから毛並みへ向け、手を伸ばす。 森暮らしが長いせいなのか元からなのか、 やや硬い毛質だが、乗り心地は悪くなかった事を過ぎらせ――]
(130) 2014/10/21(Tue) 08時頃
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うぁっ――
[細い視界の難。 店先の段差を忘れ、踏み外す。
身体能力が落ちているせいで倒れ込む形で崩れるが、 黒い大きな犬には支えて貰えただろうか。 転倒に巻き込む形となるなら謝罪せねば]
っく……熱、う゛ぅ、…っう
[半ば脱げたフードの内に差し込む陽光 片頬が焼け爛れる音と、不快な臭いを嗅ぎ
短い石段に片膝預けたまま、慌ててフードを正す。
治癒する程度の範囲とはいえ、 火傷の痛みに顔を顰め、眼瞼を伏せた**]
(132) 2014/10/21(Tue) 08時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/21(Tue) 08時半頃
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……やれやれ。
[やはり完全防備を心掛ける可きだった。 黒毛の犬から離れる形で身を起こす
他にもこの街には魔物が居るのだろうか 耳を澄ましていると少し離れた店舗の方>>122から 獣の鳴き声かしたような気がした。 そちらを一瞥し、フードの奥で目を細めさせ]
(136) 2014/10/21(Tue) 18時半頃
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