人狼議事


162 絶望と後悔と懺悔と

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落胤 明之進は、メモを貼った。

2014/02/14(Fri) 00時頃


【人】 落胤 明之進

―自室―

[掴んだ涼平の手は人間の温もりを保っていた。
 郷愁のようだ、と思った。]

 ……ねえ、涼平君。



 恨むくらいなら恨まれる方を選ぶよ、と言ったら、
 ――君はどうするの。*

(14) 2014/02/14(Fri) 00時半頃

【赤】 落胤 明之進

[そして祈るように、祈るように、ゆっくりと崩れて、
 その手に額を押し付けた。

 この人を仲間に迎えて下さい、と
 叫んでしまえれば良かったのだろうか。

 堕ちる恨みと、恨む苦しみと、永劫の渇きを抱えて。
 毀れていくのが目に見えているのを]

(*2) 2014/02/14(Fri) 00時半頃

【赤】 落胤 明之進

[右手は慈悲の死を与えるもの、左手は苦痛の生を残すもの、
 この手に残るものが、あるとするならば]

(*3) 2014/02/14(Fri) 01時頃

【人】 落胤 明之進

[始祖が鳥籠として用意した部屋を訪れた時、>>9
 その中央に明之進と涼平は向かい合って膝をついている]

 ……、――――

[右手は慈悲の死を与えるもの、

 ――凭れかかる涼平を肩で支えるようにして、
 胸に添えた銀の長刺がその胸を貫いている。

 家族の亡骸に偲ぶを寄せるのを、
 月影は無様と笑うだろうか。
 だとしても、最期まで人のままでと、
 抱き上げて遺体を移そうとしたその狭間に]

 やめ、

[瞬時、閃いた刃。>>15

(23) 2014/02/14(Fri) 01時頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2014/02/14(Fri) 01時頃


【人】 落胤 明之進

[――命じられた通りに落ちる頭。>>3:406
 石のような無表情で、動けなくなる。

 掠めた頬に微かな血が線を引いて、すぐに消えた]

(28) 2014/02/14(Fri) 01時頃

【人】 落胤 明之進

 …………

[見下ろす視線に出来るのは、頭を垂れる事だけだった。>>34
 直接の血を受けない者である己にとって。
 あるいは、名によるものか、自覚によるものか。

 始祖の前では声ひとつ出す事すら憚られるようになっていた。
 指先が震えたように、握るように縮む。]

(43) 2014/02/14(Fri) 01時半頃

【赤】 落胤 明之進

[戦場で、涼平の姿を見付けた時、希望を見付けた、と思った。
 そう思った事が、間違いだったんだろうか。

 ――間違い、だったんだ。
 結果が今目の前にあるじゃないか]

[忠告めいた命令を残して月影が去る。
 ようやく少しだけ視線を上げることが出来る]

[家族を殺せる訳がない、殺す筈がないと思っていたのに、
 いとも容易く、この時を迎えている。
 もしかしたら、キャロライナが言っていた事は本当で、
 こんな風に直円を殺したのではないかとすら思えてくる]

[涼平の死を知ったら、彼は己を殺しに来るだろうか。]

 ……これじゃあ、息も出来ないよ。**

(*5) 2014/02/14(Fri) 02時半頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2014/02/14(Fri) 02時半頃


【赤】 落胤 明之進

―自室―

[部屋を片付けに来て涼平の首を見た下働きの人間に、
 触らないで、と一言零した。
 元々触りたいものではないだろう、逆らわれはせず]

 ……、……

[ここでは人間は人として死ぬことすら難しい。

 でも、やろう、と思った]

[遺体を寝台に横たえる。
 永の眠りのようにして、せめて位置だけでもと
 戻された顔には布が掛けられた。

 本当は一緒に居てやりたいけど、それは叶わないから、
 懐から昔と違う色柄の巾着を枕元に置く。
 遺体の手から零れ落ちたらしい品と並べて>>3:239

(*66) 2014/02/15(Sat) 00時頃

【赤】 落胤 明之進

[きっとまた、戻って来る。]

(*67) 2014/02/15(Sat) 00時頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 00時頃


【人】 落胤 明之進

―襲撃へ―

[周が次の戦場に引き立てられると知り、顔を伏せる。>>86
 それがどれ程の苦悩を家族に与えるか。
 いずれ来る結果までの時間を徒に引き延ばすようなそれ。

 身柄は零瑠に委ねられている。
 それは遠く、視線を送るだけに留まったけれど、
 生きている姿に覚える安堵と、己の愚かしさを覚える。

 それでも生きてほしい、なんて。
 ひたむきに家族を守って来た、その真っ直ぐさが折れても
 本当は、生きていて欲しかった、なんて]

 承知しました。

[生還を命じる黒百合に控えて応じる。>>90

(92) 2014/02/15(Sat) 00時頃

【赤】 落胤 明之進

[黒いレースと微かな血の香。
 他に紛う事はない、身に染みた主の血であれば、静かに問う]

 ……御身に障りありませんか。

(*70) 2014/02/15(Sat) 00時頃

【赤】 落胤 明之進

 そうですか。

[つまり、神宿に行っている間に戦闘があったのだ。>>*74
 黒百合に傷をつけられる者がそうそういるとは思えない、
 恐らくは守護隊の誰かであり、もしかしたら――]

 …………

[問うのは少し、怖かった。
 戦いの前に知れば感情は揺らぐだろう]

 差し出がましいと思いますが、ご自愛ください。

 ……それじゃあ、本隊の突入までには戻ります。

[ぺこりと、一礼*]

(*75) 2014/02/15(Sat) 01時頃

【人】 落胤 明之進

―補給基地外周―

[とん、とん、と微かな音を立てて屋根に上がる。
 月影や黒百合のように、瞬時に尖塔に至るまでの
 自由さは持ち合わせていないから、少々の手間。

 先鋒の――あるいは捨て駒とされた吸血鬼達が攻め込み、
 罠に絡め取られている間も、
 その時間を無為に遊んではいない。
 本隊の突入時には戻ると約して一人離れていた。

 城を出る背に普段は負わないものがある]

 よ、……っと。

[足元にがしゃりと音を立てて置かれる矢筒。
 未だ十全ではないが、構わないだろう]

(119) 2014/02/15(Sat) 01時頃

【人】 落胤 明之進

[両手を目の上で傘にして遠くに目を凝らす。
 頷くと、程々の高さのビルの屋上で足を踏む。
 筒から矢を一本引き抜いて番える。

 銃火器の登場により武芸として廃れるに至る弓術。
 もっともこれは洋弓ではあったが。
 ――さて、これを鬼が引けばどうなるか?]

(123) 2014/02/15(Sat) 01時頃

【人】 落胤 明之進

[風を裂く。]

 …………命中。

[数に限りがあるから本隊に合流するまでの一時だ。
 ひとつひとつ、戦況を見据えながら的を穿っていく。

 人間が減り、吸血鬼が減り、微細に違う色で戦場が染まる。]

(124) 2014/02/15(Sat) 01時頃

【人】 落胤 明之進

[やがて本隊の突入の刻限。
 紅い戦場の中に翻る白いコートを目で追う。
 迷えば迷っただけ許されなくなっていく。

 訓練を促すためだけに誰かが刺し貫かれたように、
 自ら選べなかったために家族が救われないように。

 闇の中、弓は使い捨てて建物を降りる。
 補給基地の戦況は壮絶を極めていた]

(174) 2014/02/15(Sat) 03時頃

【人】 落胤 明之進

―補給基地―

[血道を踏み拉いて、敵を刈り取る。
 狙うべきは白の外套を纏う帝都守護隊だが、
 足止めの兵により、速やかに目的だけをとは行かない]

 ……やめてください。

[抗うだけ無駄なのだと悟って諦めれば、
 無駄に命を落とす事だってないだろうに。
 武器を向ける者は確実に仕留めて、怖気づく者は打ち捨てた]

(189) 2014/02/15(Sat) 03時半頃

【人】 落胤 明之進

[足を止めたのは、戦場を駆ける髪が見えたから。>>167
 倒された吸血鬼の死体に足場が悪い隘路。

 名を呼ぶまでもなく、互いの敵を倒していけば、
 自ずとその姿が互いの前に立ち現れる筈だ。]

(191) 2014/02/15(Sat) 03時半頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 03時半頃


【人】 落胤 明之進

 ……来ないでって、言ったのに。

[今度は互いに、武器を携えている。>>193

 金平糖、食べたよ。……嬉しかった。ありがと。

[他愛ない世間話のようだが、戦の緊張は緩めずにいた]

(194) 2014/02/15(Sat) 04時頃

【赤】 落胤 明之進

 ……うん。
 きっと、美味しかったんじゃないかな……

[少なくとも、涼平は喜んでいたように思う。]

(*85) 2014/02/15(Sat) 04時頃

【人】 落胤 明之進

 そうだね。

[味を問われて頷くように視線を伏した。>>195
 そして再び持ち上げる]

 ……僕も、訊きたい事があるよ。

 本当に――直円君を殺したの?

(199) 2014/02/15(Sat) 04時頃

【人】 落胤 明之進

[質問の理由は、尋ねられても答えない。>>200
 再度の肯定に、銀の刺剣を持つ指が少し揺れた]

 そっか。

 どんな気分だった?

(201) 2014/02/15(Sat) 04時半頃

【人】 落胤 明之進

[一瞬、虚を突かれた顔をした。>>202

 思考の空白。]

 そうなんだ……

[そして、スティレットを握り締める。
 ぐ、と身を撓める一瞬の予備動作から、切っ先を突き出す。
 初撃を苦無で受けさせて、また動きを止めた]

 ――僕も殺した。

[道に迷ったような、顔をしていた]

 これは忘れられるものなの?

 だとしたら、どうして。

(203) 2014/02/15(Sat) 04時半頃

【人】 落胤 明之進

 うん。

[呆然とした表情を見返して頷く。>>204
 周の名乗りがここまで届けば、帰結はいずれ明白。

 キャロライナは自分を置いて行かなかった。
 間違えた道のまま、間違え続けて孤児院に帰るまで、
 正しさに引っかかって歩みの遅い自分を、
 置いては行かなかった。

 自分が躓く場所を、誰かが上手に跳び越えて行くのを]

(205) 2014/02/15(Sat) 05時頃

【赤】 落胤 明之進

 吸血鬼が人間と一緒に居ちゃいけないの?
 家族と一緒に暮らすのがそんなに悪いこと?
 生きて、もう一度会いたいと思う事すら歪なの?

 僕たちは……僕は、

(*86) 2014/02/15(Sat) 05時頃

【人】 落胤 明之進

[呑み込んで]

 お願いを変えるよ。

 一緒に来て、もう一度家族になって。
 それが嫌なら君の事も殺す。

[もう、正しくなくて良い**]

(206) 2014/02/15(Sat) 05時頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 05時頃


【人】 落胤 明之進

 なんで、理由を訊くの?

[直円を殺した筈のキャロライナが。>>208
 少し訝しげに眉を寄せる。

 だが、次に続けられた言葉には微笑む。
 痛みを抑え込む笑みだった]

 ありがとう。

 でも、僕はそっちに帰れない。人間には戻れない。
 それに、主がひとこと「殺せ」と命じるだけで、
 周りの人間すべてを殺してしまうよ?

[家族をこの手に掛けたのは、それが理由ではないけれど]

(251) 2014/02/15(Sat) 21時半頃

【人】 落胤 明之進

 ……人間と、吸血鬼に分かれても、
 一緒に居られるって、思ってたかった

[あるいは、例え間違いだらけの道でも、
 一緒にいることを選んで欲しかった。

 甘かった。
 誰も何も、――涼平ですら、それを許してくれなかった]

 でも駄目だった。
 だから、僕はもう、同じ道に引いて行く事しか出来ない。

[間違いだらけの道でも、最後は一緒にいるために]

(252) 2014/02/15(Sat) 21時半頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2014/02/15(Sat) 21時半頃


【人】 落胤 明之進

 ……それこそ、僕がキャロ君を殺す事になる。

[息をするように人を斬る、純血の黒百合は。>>254
 己が血の主なのだ。
 心臓に巣食う従属は主が喪われる事を良しとしない。

 それに、武器を握る手が震える優しい人に、
 彼女を殺す事はきっと、できない]

[――涼平はどんな気持ちだったのかと、少しだけ>>255

 ごめんね。

[体勢を崩そうと、苦無と競り合う短剣を振り上げる。
 素手の左拳で胴を狙った。]

(259) 2014/02/15(Sat) 22時半頃

【人】 落胤 明之進

 ――――っ!

[本当は]

[こちらも無理のある姿勢から打撃を放っている。>>263
 当たりの浅さにか、歯を噛んで表情を歪めるも]

 だったら、もう言葉だけでは足りないよ。

[本当は殺したくは]

[死にたくなければ殺す気で来ることだと。
 切っ先を構え直す。]

(274) 2014/02/15(Sat) 23時頃

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