162 絶望と後悔と懺悔と
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[そ、と頭を下げる。>>*1:287]
……承知しました
[応えは家族以外の目のある所に立場を弁えて、]
この命に換えても。
[続く言葉は魂からの声だった。]
(*2) 2014/02/10(Mon) 00時頃
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―初陣・陸軍駐屯地―
すぅ――――……
[空を見上げる。目を閉じて息を吸う、]
はあ。
[吐く。外に出る度の儀式のようなもの。
伏し目がちに開く瞳は、血よりも僅かばかり、暗い。 背は、すらりとした雰囲気を保ったまま、少し伸びた。 容顔も大人びたものの、静かな空気は変わらない。
先陣を切った格下の吸血鬼達が奮起する中、 悠々と、そして大人しく、零瑠の傍に控えている>>5]
[主は既に物見の態勢に入っていた。>>9 ならば、己は己を成し遂げるだけ。]
(12) 2014/02/10(Mon) 00時半頃
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[悲鳴が上がる。>>13
仲間が腕を落とされた事に気付いた人間が、 気の抜けた呆然からすぐに混乱と怒りを見せる。
帽子の学生に向けて軍人が武器を振り上げようとした瞬間、 その胸には深々と、優美な短剣が突き刺さっている。
あえかに開いた唇が、優しく囁く声は]
……身の程を知れ。
[しかし、誰よりも苛烈に。]
(16) 2014/02/10(Mon) 00時半頃
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[家族に刃を向けるもの、全てへと牙を剥く。]
(*7) 2014/02/10(Mon) 00時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/10(Mon) 00時半頃
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[出立の前に言われた通り、零瑠の背に近付く者の急所を 悉く突き刺し、確実に絶命させていく。
駆けつける人間が増えた。だが止まらない。>>36 視線を交わして零瑠は悲鳴を、己は死体を積み上げる。
人間との実戦など、とうに怖くなくなっている。 他の孤児だった者達よりも一足早く外に出た明之進は、 己の刃が容易く人間を殺せるのを知っているからだ。]
(38) 2014/02/10(Mon) 02時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/10(Mon) 03時頃
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[――あの夜から時は流れ、流れて――]
―回想・3ヶ月前・二度目の城外について―
[恭しく震えて頭を下げる人間によって、重い門が開かれた。 そこから数歩進んで薄曇りの空を見上げた。]
すぅ――――……
[目を閉じて息を吸う、]
はあ。
[吐く。 『生きている』――息を、している。]
(64) 2014/02/10(Mon) 12時半頃
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[歩き出して幾許もなく、罵声と石が投げられた。 飛礫は狙いも力も弱く、まずは地面に落ちていく。 少年は辺りを見回した。]
……やめて、ください。
[願いも空しく、顔に当たる軌道で飛んだ一石を、 ぱしんと掴み取った。 静かな視線が憂うように曇り、投げた者を見る。]
(65) 2014/02/10(Mon) 12時半頃
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[投げ返した石がその者の額を穿った。]
――やめてください。
[加減はした。派手に血が出ているが骨は砕いていない。 叫び平伏す人間達の間で、同行する吸血鬼へ振り向く]
行きましょう。
[瞳に明晰な意思を宿して。]
(66) 2014/02/10(Mon) 13時頃
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[やっと、主から外出を許された。 先輩となる吸血鬼の同行が条件とされたが、 始祖に献上する供物を選ぶ仕事を任されたのだ。
およそ5年、ほぼ全てを鳥籠の中で過ごした若鳥には 贄を選ぶ土地勘もなにもありはしないだろうと、 先輩吸血鬼は明之進を連れ回そうとした。
上手く行けば自分の手柄、失敗すれば明之進の粗相、 そういうことに出来るのだし。]
……あの、この辺りに行ってみませんか。
[そこに若造が口を挟む。手にした地図には、 この日のために調べたらしき書き込みが随分とあった]
(*12) 2014/02/10(Mon) 13時頃
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―回想・3ヶ月前・とある町―
[人間と吸血鬼の勢力が拮抗するくらいの地域だった。 昔は田舎の農村だったが、下町の方の災害や何やで 若い人口が流入していると聞いている。
支配下にある区画を巡って、人間の選別が行われていた。 そして、特に年若く、人間の側としても差し出すのに 心を痛めにくい者が暮らす施設を、同行者は知っている。
もちろん明之進も、良く――知っていた。
孤児院だ]
……、……
[伏した瞳は、突然の捕食者の闖入に怯える職員を無視して、 そこに暮らす人々を観察している。]
(67) 2014/02/10(Mon) 13時頃
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……――違う。
[丹念に探して、零した嘆息。
ああ、もう――4年以上が経っているのだ、 孤児院などとっくに出て働いている者もいよう。
なるべく多くの贄を選び出そうとする先輩に向けて、 硬い顔で首を振って見せる。]
ここにはいません。……行きましょう。
[世間知らずの若造が、という顔をされた。構わない。]
(*13) 2014/02/10(Mon) 13時頃
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[同行者と少し言葉を交わせば、振り向きもせず出て行く。 残る吸血鬼が孤児院の養母に向けて、 見目の良い年頃の少女を何人か指差して召し上げた。
外に立っていると、不意に声が掛かる。警官だ。 生憎、同行の吸血鬼はまだ後ろの建物内にいる。
見慣れぬ少年が質問に答えあぐねたと見るや、 その警官は署まで不審な少年を連れて行こうとした。]
(68) 2014/02/10(Mon) 13時頃
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……やめて、ください。
[後ろめたい事でもあるのかと、刺々しい反応があった。 最近、帝都の各地で行方不明が出ているそうだ。]
――やめてください。
[近道だったのだろう。狭まった裏通りに入ったところで、 少年の手に、優美な西洋装飾の短剣が光った**]
(69) 2014/02/10(Mon) 13時頃
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[――早く、早く見つけなければ。 もう一度、家族みんなで暮らせるように。
一人でも多く、一日でも早く。]
――僕たちが、
[あの面影が消えていく。 優しい声が嗄れていく。 温かい手が冷めていく。
降る桜花、散る色紙、積もる雪、 来ない春、陰謀の影、約束の帰路]
[忘れてしまう前に!**]
(*14) 2014/02/10(Mon) 13時頃
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―回想・3ヶ月前・二度目の帰り―
[ただいま戻りました、と告げる声は静。>>*32
落胆や焦燥は隠したつもりだったが、 真弓の主張ぶりに、もしや表に出たかと心配になる]
……僕に、決められる事じゃないけど…… 真弓ちゃんなら、きっとお許しが出るよ。
[彼女が吸血鬼として役に立つようになる事を、 月影も黒百合も喜ぶだろう。
自分も、そりの合わない他人の吸血鬼より、 家族が来てくれる方が、ずっと良い。
一人で駄目でも、二人で歩けば、もしかしたら。
――誰かが、見つけてくれるかも知れないから*]
(*49) 2014/02/10(Mon) 21時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/10(Mon) 21時半頃
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―現在―
[黒百合が動いた。 主の気配を鋭敏に察知して感覚で追いかけるも、 いかにもな人払いにお呼びではないと知る。>>91
理依と二人なら、相手がどんな強者や集団でも 人間に膝つく事などありはしないのだろうが。 結局、何度やっても彼には勝てていない。>>*1:284
ただ、どこか、嫌な予感がしている。
訓練の初めに刺される人間を見た時のようだ―― とまでは、意識の上には浮かんで来ないけれど]
(*50) 2014/02/10(Mon) 21時半頃
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―陸軍駐屯地 端地→―
[眉を顰めている間に、声が掛かる。>>132 応じることは視線と歩みで表した。 流水のあとを流れる葉のように、動きは精練されている]
敵は撤退を始めるみたいだ……
[退路なら、戦火の薄い所を選ぶだろう。 後詰が到着した報もある。 連綿と血の道が、振り返らぬ背後に敷かれた]
(149) 2014/02/10(Mon) 22時頃
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[名を呼ぶ鈴に心臓が跳ねる。>>*52]
は、
いえ――まだ、戦を楽しむまでには、未熟で。 着いていくので、精一杯です。
……はい。沿えるよう、努めます。
(*55) 2014/02/10(Mon) 22時頃
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―司令所付近―
[新手が視界に入る。銃だった。 かわしきれない武器だとは、訓練で身に染みている。
だが、放たれた鉛弾がいくら速過ぎると言えど、 取り出してから撃たれるまでの時間さえあれば、 どうとでも出来るつもりだった。
今は間が悪い。 もっと近い位置の人間を相手にしているし、 ここを動くと零瑠に射線が通ってしまう。
火薬の炸裂とほぼ同時、右腕に激痛が刺さる。]
――ッう!
[剣を取り落とすまではないが、構えには堪えない。]
(152) 2014/02/10(Mon) 22時頃
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[衝撃に顔を歪めた吸血鬼へ攻勢に転じようと、 手近の人間が一歩踏み込んで来て――
やはり、他と同じように胸を一突きにされた。 柔い嘆息]
……こっちを抜かせると、痛いよ。
[右手に錐のようなスティレット、 新たに抜いた左手には波刃のクリスナイフ。 こちらも西洋装飾だから、 フランベルジュを短剣にしたものとも表せるか。
言葉にすれば剣の二刀でも、リカルダが携える 脇差とマインゴーシュの組とは趣も意味合いも異なる。 ――左手は、傷口を裂き潰すもの]
(153) 2014/02/10(Mon) 22時頃
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[力任せに刃を押し下げる。 この初陣で初めて絶叫を上げさせた。 それも、頭側部に短剣を握ったままの左手を 叩き付けて折るまでの話]
(154) 2014/02/10(Mon) 22時頃
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[倒れ込む人間の体を、胴に刃を残して抱き止める。 空いた左手で死体の腰から制式の洋刀を抜き取った。 鞘走りの音が、あまり綺麗ではないと思う。]
[投擲。
回転をかけて放つ刀身が、銃を向けた兵士を刎ねた]
……ふう――
[およそ3ヶ月。鳥籠の外を許されてからというもの、 何人かの孤児だった者達と違い、 明之進はその顔を隠したりはしない。]
(157) 2014/02/10(Mon) 22時半頃
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……大事ありません。
[短く呼ばれただけの名前に返す声は、一拍遅れ。>>155 だが、人の身ならぬ耳には届くだろう。]
……弾が残りました。
[後ろに抜けないように残したとも言えるが、 失態を恥じるように独りごちる。
左の指で傷口をくじる。すぐ塞がってしまうから、 弾が抜けないと後で面倒な事になるのだ。 血塗れの指が鉛玉をピンと捨てた。
次はやはり、撃たれる前に止めよう]
(165) 2014/02/10(Mon) 23時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/10(Mon) 23時頃
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[左手にクリスを戻して兵士の死体を捨てる。
敵兵の中に、白い外套がちらほら交じり始めた。 吸血鬼の中にも切り捨てられる者が出て来ている。
後詰は、帝都守護隊――鬼狩りの白!
手強い相手だが、だからこそ、預かるのは背のみ。 低く強く吼える男の声に耳を傾ける暇は、]
[――――声は?]
(185) 2014/02/11(Tue) 00時頃
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[静止して、目の前以外の場所を見た。
釘付けになる。
――だってそれは、
あの血と炎と煙の中で姿を消した >>180]
(192) 2014/02/11(Tue) 00時頃
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[認めた瞬間、体は走っていた。
明之進が抜けた穴を一時、他の吸血鬼が埋める。
普通なら絶対に通らない、切り結ぶ兵と兵の隙間を 容易く掻い潜って駆け抜ける、飛ぶように。
吸血鬼を突き刺す長槍の間合いの大外の外から、懐への最接近。 寸前で両の短剣を手放して腕を伸ばし、 全ての速度を乗せて押し倒す勢いで突撃した]
(198) 2014/02/11(Tue) 00時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/02/11(Tue) 00時頃
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[諸共に倒れ込み、相手の両肩を地へと掴み留める。>>202
上から勢い込んで、その顔を覗き見た。
静止、瞬き。
暗赤色の双眸が見開いて、明瞭に驚きを示していた。 微かに開いた口が、す、と息をする]
(205) 2014/02/11(Tue) 00時半頃
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――涼平君…………!!
[満面の笑みが、灯った。]
(207) 2014/02/11(Tue) 00時半頃
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見つけた――――!
[悲願を。
やっと一人。全てかけがえのないうちの一人だ。 知らず心の内から歓喜が溢れた。]
(*72) 2014/02/11(Tue) 00時半頃
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うん。
[小さく呼ぶ声に確と頷いた。>>209 霧のように感情を表せないでいた面は明晰さを備え、 しかし、静けさはそのまま――]
[なのに、かつて黒檀だった双眸は色を染め変えられ、 上質の衣を惜しげもなく自他の血で濡らし、
そして笑う。]
涼平君、背が、伸びたね。……大人になった。
[だから、涼平が動きを止めたとしても。
――他の隊員は、ちゃんと解っている]
[無防備な鬼の背に、刃を突き立てれば良いという事を。]
(220) 2014/02/11(Tue) 00時半頃
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