99 あやかしものと夏の空
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― 祭前日 ― [オスカーと明とコンビニへ向かう>>4:+87。 さすがは現代文明の賜物、田舎でもコンビニはコンビニだ。 ほんの少しばかり、古い酒屋ちっくな雰囲気があったのはご愛嬌。]
あのさあ、僕も無尽蔵じゃないんだけど。 そりゃあまあ、今は稼ぎがあるけどさ。
[不健康そうな食べ物が山のように放り込まれる買い物籠に、眉を寄せて。それでも、全部買ってやりはするのだ。 そして、ふと、疑問に思って小声でぽつり。]
ユメマボロシだかユーレイだか知らないけど。 飲んだり食べたり、するわけ……?
[言ってしまってから、はっと口をつぐんだ。 別に、幽霊の存在など、認めたわけではない。そのはずなのに。]
(8) iTone 2012/08/15(Wed) 23時頃
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[なかなか重い袋を片手に大部屋に戻る。 トランプを広げてみるも、戻っていない少年のことは気にかかる。
靴を履きなおすと、扉からひょいと顔だけ覗かせて>>+88。]
うん。待っていて。 シメオンが戻ってきたらさ、四人で大貧民をやろう。 今までで一番楽しい大貧民を。
……ああ、「僕が」ね。 だから、オスカーは僕をせいぜい接待するように。
[部屋を出た後で、朝食を食べそびれたことに気がついた。しかも、財布は自分持ちであったのに! 畜生、と歯噛みするも、戻るわけにも行かない。
結局、白いだぶだぶのTシャツ姿を見つけたときには、昼はとっくに過ぎていたのだった。]
(9) iTone 2012/08/15(Wed) 23時頃
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― 祭前日:宿泊所廊下 ― [見つけたときには、彼は見覚えのある女性と一緒だった。 ゆっくりと近づき、口を開く。]
シメオン。 ……なにか、あったんでしょ。
[赤く泣き腫らしたような目を、じっと見返す。]
僕も聞きたいことが、あるんだ。
[ポケットから万年筆を取り出すと、右手で掲げてみせた。]
(10) iTone 2012/08/15(Wed) 23時頃
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[ゆりがシメオンをたしなめるようなやり取り>>4:+90>>4:+95は、ところどころ聞こえていた。けれども、まさか自分のこととは思わない。 だから、同意を求めるように見上げられたとき>>4:+94には曖昧に頷いて。]
僕は、事情が分からないけどさ。 シメオンの後悔しないような選択をすればいい。
[僕は後悔ばかりだから、とはごくごく小さく。]
…それにしても、十年ってすごいもんだね。
[見知っていた「女の子」が、いつの間にかこんなに大きくなって。 そんな、妙な感慨を抱いたりは、した。*]
(11) iTone 2012/08/15(Wed) 23時頃
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[シメオンの告白>>13に、ちょっと待てと片手を立てて。]
「わたしに」……? つまり。君が、……締尾様だっていうわけ?
[言下に切り捨てなかったのは、彼があまり真剣だったせいだ。
子供の悪戯だとしたら、十年前の出来事をなぜ知っている? 確かに、彼が締尾様だと考えれば腑には落ちる。 だけれども。]
……そんな、……いや、だけど。
(19) iTone 2012/08/16(Thu) 17時半頃
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[僕がおかしくなったんだろうか。とぽつり。
常識的に考えたなら、そうだろう。 弟のことといい、今回のことといい、おかしなこと続き。 誰かの悪戯でないなら、白昼夢に決まっている。
こんなことが起こり得ない理由なら、山ほど挙げられる。 だというのに。]
(20) iTone 2012/08/16(Thu) 17時半頃
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ラルフは、去ってゆくゆりの背を見やり、しばしうなる。
iTone 2012/08/16(Thu) 17時半頃
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……それで。 その締尾様が、なんだってこんなところにいるんだい。 おまけに、そんなひどい顔していたわけは?
[仏頂面で、泣き顔のほうへ顎をしゃくった。 あんまりにも自然に、「締尾様」という単語が出てきた。 暑さでおかしくなっていたんだろう。きっと。]
もし話したくなかったら、話さなくってもいいよ。
――とにかく。
(21) iTone 2012/08/16(Thu) 17時半頃
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帰ろう、一緒に。
[空いた手を差しのべて、苦笑した。**]
(22) iTone 2012/08/16(Thu) 17時半頃
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[変呼ばわりに言い返そうとしたが、すぐに]
……少しだけ、ね。
[問われれば>>24珍しく、困ったように眉を下げた。 手を引いて廊下を歩きながら、視線を落とす。]
恨んだってより僕は……、 神様なんていないんだ、そう思った。
[その方が、長らく信じた締尾様を怨むより楽だったから。]
(26) iTone 2012/08/16(Thu) 22時頃
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今は……分からない。何も。
[どうして願いを聞いてくれなかったのか。 そもそも、本当に締尾様や幽霊が実在するのか。]
分からないけど僕は、信じ……ああ、もう! まったく、こんなのどうかしてる。
[照れ隠しのように切られた言葉。 ―― 信じたい。弟のことも、締尾様のことも。
けれど、素直でない青年は、ふいっとそっぽを向くのだった。]
(27) iTone 2012/08/16(Thu) 22時頃
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[お帰りの言葉には、一瞬だけきょとりとして]
うん、……ただいま。締尾様。
[大部屋の戸を開ける直前、ちいさく呟いた。*]
(28) iTone 2012/08/16(Thu) 22時頃
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[忘れたままでいた方が、と言いつつも強く握られる手>>29。 それには言及せずも、意地悪く片眉を上げてみせた。]
わからない……って、神様なのに?
[神も万能ではないということなのだろう。 小さな村の祠のお狐様ならば、無理からぬことではある。]
言うか、続きなんて。 オカルトなんてね、ないんだよ。
[いつぞやと同じ言葉を口にしながらも、ごくごく冗談めいた。]
(33) iTone 2012/08/16(Thu) 23時頃
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― 祭前日:大部屋 ― [扉を開け放つと明とオスカーに向けて声をかける。]
さあさあ、大貧民だ。 弟よ、僕に大敗する準備は出来たかい。
[それから、くすっと笑い。]
……ただいま。
[そうだ、オスカーにも「ただいま」を言っていなかった。 真意は照れくさくて言えないけれど、伝わらなくてもかまわない。]
それじゃ、カード切って切って。僕より器用でしょ。
[そうして、眠くなるまで遊ぶことになるだろうか。]
(34) iTone 2012/08/16(Thu) 23時頃
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べつに、僕が泣かしたわけじゃ…、
[言いかけて、同意を求めるよう、隣の狐神を見やる。 だが、歯切れの悪さにロをつぐみ。]
…ほら。 まあ、僕、大人げないし?
[いつもみたいに、いい加減言った。]
だいたいさ、兄への敬意が足りないんだよ。
[ばば抜きの提案があったなら、反対せずも渋い顔。 これで、ポーカーフェイスは苦手だった**]
(43) iTone 2012/08/17(Fri) 00時頃
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― 祭前日:夜 ― [見事なシャッフルで配られたカード>>45に手を伸ばし]
女装はしないよ、僕は。 まあ、負けはしないから、関係ないけどね。
[にやり。かなりの自信だった。]
…お、おい、余計なことは言うんじゃない。
[結局、ばば抜きは3回はばばを引く羽目になったろう。 その後の大貧民では、叫ぶ弟を横目にじとり。]
叫んだって、結果は変わらないでしょ。
…って、おい! なんで革命なんか起こしたんだよ!!!
[やっぱり兄弟だった。]
(51) iTone 2012/08/17(Fri) 18時半頃
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― 祭前日:深夜 ― [夢うつつ、伸ばした指先に弟の手>>49が触れた。 彼の独り言>>48は聞こえておらず、半分以上眠り込んでいる。 寝ぼけたままに、服を掴んでぐいと布団へ引っ張り込んだ。
…たしか、昔もそんなことがあった。 小学校就学後は各自の部屋を宛がわれていたはずなのに、 一緒の部屋で眠ったことが。
祖母のこわーい怪談話に、たいそう震え上がった夜だった。 自分からだったか、弟からだったか、覚えてはいないけれど。]
おい……、どこへも、…行くな……よ。
[それは、あの頃 精一杯強がりながら言った台詞。 寝言ながらにむにゃむにゃ呟き、そのまま深い眠りへと。]
(52) iTone 2012/08/17(Fri) 18時半頃
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― 祭当日:朝 ― [で。朝起きたら、当然そんなことは覚えていない。]
……あのさ。なんか、暑いんだけど。
[空調も切れているもので、大変不機嫌に目を覚ます。 布団に潜り込んでいる(正確には、勝手に引きずり込んだのだが) オスカーを見つければ、眉間にぐぐっと皺を寄せて。]
こら起きろ、そしてどけ。僕の快適な睡眠を返せ。
[寝ぼけ眼のまま、ぺしぺしと。 ちなみに、この朝もばっちり寝癖はついていたのだった。*]
(53) iTone 2012/08/17(Fri) 18時半頃
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― 祭当日 ― [昼前に宿泊所を出れば、すでに村中お祭り騒ぎ。 子供たちが駆け回り、威勢のよい売り声が響く。 神社のほうからは、お神楽の微かな音も聞こえてきた。]
十年前はなかったっけ、こういうの? ただ、うちの村に来る屋台が少なかっただけの気もするけどね。
[ふうん、と居並ぶ屋台を目だけ動かして眺めて。]
あー、あー。転ぶんじゃないぞ。 あと、僕の財布は無尽蔵じゃないから。一応。
[奢ってやる気は、なくはないらしい。 次いであたりを見やる。金髪少年の姿はそこにあったか。]
(54) iTone 2012/08/17(Fri) 22時頃
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……そういえば。 僕は、お役ごめんなんだよね。 もう、親父に言われた手伝いも終えたんだから。
ただ……、
[焼きとうもろこしの匂いに気を取られつつも、 バス停の方角を、ちらり、振り返る。]
村を、見ておきたいね。もう一度。
[あれだけ、帰りたくないと言っていた村なのに。]
(55) iTone 2012/08/17(Fri) 22時半頃
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チーズなんとか……バーガー? それって、本当に祭の屋台なわけ?
[じいと目を細めて。ちなみに、文字はよく読めない。 都会でも、まるで祭などには出向くことのない生活だ。]
で、オスカーはどれがほしいの?
[人ごみにげんなりしつつも、財布を取り出した。 狐神の言葉には、盛大に顔をしかめる。]
よせって、いい兄ちゃんじゃないよ、全然。 もしそうだったら……、
[あの時も、きっと止めていたはずで。 首を振ると、無理にいつも通りの表情を作った。]
(68) iTone 2012/08/17(Fri) 23時頃
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[狐神の、どこか真剣な頼み。 死んだはずの弟の、さいごという言葉。
――なにか、意味深なものである気がして。]
ん。……やっぱり、
[ずっとはいられないわけか――とは、口に出来ず。
お盆だからねえ、とよく晴れた空を見上げる。 その呟きは、村に戻る理由、に聞こえただろうか。]
……それじゃ、行こう。 お祭を堪能してからでも、僕はかまわない。 それくらいの時間は、あるだろ?
(72) iTone 2012/08/17(Fri) 23時頃
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― すこし後:夕刻 ―
…仮にも神様ならさ、すごい力で移動できたりしないわけ?
[敬意どころか、不満をもらすラルフ27歳。 ともあれ、祭を楽しんだ後は、バスで村へと戻るだろうか。
提灯の並ぶ風景を、ふり返って眺め]
…もう、やり残したことはないか。
[とは、オスカーに。
バスを降りたなら、林の方へとゆっくり歩を進める。**]
(86) iTone 2012/08/18(Sat) 00時頃
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― 林の祠 ― [下生えを踏み分けて、しばらく祠のほうへと歩く。 見慣れた楠が見えると、狐神のほうを振り返った。]
別に、我がまま言ってもいいんじゃないの。 なにせ、神様なんだから。
もっと夢枕にでも立って、稲荷寿司が食べたいだの、 チョコが食べたいだの好き放題言ってみればいい。
[先刻、稲荷寿司を探していた姿を思い出し、からかうように。
語られた思い出は、確かに覚えのあるもの。 この楠の根元に座って、祠のそばで何時間でも本を読んだものだった。]
……そう、か。見ていてくれたんだ。
[これは夢だ。だからこんなに都合のいい話。 そうは思っても、瞬いた後、ふっと表情は緩む。]
(105) iTone 2012/08/18(Sat) 10時頃
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[謝罪の言葉には、重く首を振った。]
万能全知全能じゃあ、ないんでしょ。 分かっていた。本当は、締尾様のせいなんかじゃないって。
人の生き死にを左右できる神なんかいたら、世の中大混乱だ。
[それは、先日自分自身が言ったこと>>1:346。
残るのは、ただ、罪悪感。 一方的に避けた狐の神にも、止められなかった弟にも。]
(106) iTone 2012/08/18(Sat) 10時頃
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[彼の言葉が途切れた頃。 不敬にも祠のほうを顎でしゃくり、訥々と。]
あの祠の中、さ。 今は、締尾様の像、ないでしょ。…見たんだ、一昨日。
やっぱ、シメオン……ああ、締尾様ってお呼びしないとだめかな。 ともあれ、き……貴方、が、こっちにいるから?
[「君」と言いかけて、咄嗟に訂正した。 生身に見える少年の姿を、まじまじと見やる。]
それで。村が沈むときには、どうするつもり。 引越しとかさ、出来ないわけ?
[狐神がいなくなるのは、寂しいと思った。 今だけは、駄々をこねるには大人になりすぎたことを歯がゆく思う。ただ、声には珍しく焦るような調子が滲んだ。*]
(107) iTone 2012/08/18(Sat) 10時頃
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[にこりと笑う狐の神>>11とは対称的に、眉をしかめる。]
なんで。 それで、締尾様は……シメオンは、構わないわけ?
[鞄から万年筆を取り出して、渡してやろうと思った。 けれども、手は意に反して軸をぐっと握り締める。
くれと言われれば、子供が嫌々をするように首を振った。]
…どうしても、ここにいなきゃいけないの?
(128) iTone 2012/08/18(Sat) 21時半頃
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せっかく、一人っきりじゃなかったって分かったのに。 締尾様が見ていてくれたって分かったのに。 また一人になれっていうわけ? そんなの……、
[一息に言いかけて、ふっと眉を下げる。 息を吐くと、困らせたかな、とつぶやいて。]
僕は、神様なんかじゃないからさ。 ……締尾様よりも、うんと我侭なんだよ。
[重ねて言われたなら、万年筆を渡すだろう、けれど。*]
(129) iTone 2012/08/18(Sat) 21時半頃
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[万年筆を握り締めたまま、強く首を振る。]
僕は忘れたりなんかしない。 もしまた締尾様と話せなくなってもずっと覚えてる。 狭いけど、うちへ来ればいい。
[とても我侭なことを言っている自覚はあった。
だって、いつか自分は彼よりも先に逝く。 そのことを、神である彼は誰よりもよく知っているはずだから。]
だけど、そんな顔するなよ……っ!
[真剣に一緒に行きたいのだと言った口で、 大人びた貌で笑って、沈んでもいいなどと。]
(138) iTone 2012/08/18(Sat) 22時頃
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[頬に触れる柔らかい感触に、万年筆を取り落とす。 囁くような言葉には、ふっと目元を和らげた。]
この僕が前言を撤回するなんてはず、ないでしょ? ずっと見てきたなら、当然分かってるんだろうに。
[少年が消える刹那、袖を握る手をつかまえて。]
その言葉、…後悔なんてさせるものか。
[―― 金の髪のつむじに、くちづけを落とした。]
(139) iTone 2012/08/18(Sat) 22時半頃
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[続いて起こったのは、信じがたいような光景>>133。
神々しいばかりの黄金の九尾は、ふわりと揺れる。 そのいろが目に焼きついていたから、再び像に戻った彼の姿を見ても、不思議な気はしなかった。
見慣れたようで、記憶とは少し違う狐の像。 その前にしゃがみこむと、縄を解かれた九尾を見つめる。]
うん、……もう、ずっと一緒だ。
(140) iTone 2012/08/18(Sat) 22時半頃
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