人狼議事


56 いつか、どこかで――狼と弓のワルツ――

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【赤】 本屋 ベネット


 もう、馬鹿言わないで。
 三十枚も無いんだから一時間後には眠れるよ。

 ――だぁ!それは替え馬じゃなくて予備馬!
 防衛戦同然の中で替え馬持ち出す必要がどこにあるの!

[へらへらとしながら皮肉を言い退ける余裕はどこから来るの?
 イアンが羨ましい反面、少しイライラしてくる>>*1:39
 それでも、暫くはイアンも頑張ってくれた。
 頑張ってくれたけど]

(*0) 2011/07/01(Fri) 05時半頃

【赤】 本屋 ベネット

 ――!? ちょっとイアン後十一枚だけ!
 わざわざ『副団長』言ってず!!

 待てイアンッ! イアンッ!!

[明らかにわざと副団長なんて呼びやがって。
 まだ団長が把握して居なければならない最低限の書類も押し付けてくれて。
 僕の方が足は間違いなく速いにも関わらず、執務室からイアンが逃げ出して。

 ――『堪忍袋の緒』が切れると言う意味を身を以て知った]

(*1) 2011/07/01(Fri) 05時半頃

【赤】 本屋 ベネット




 イアアァァァアァアァァアアアアアアンンッ!!!!!!



[怒りに満ちた狼の咆哮が、僕一人取り残された執務室にガンガン反響する。
 この時に何となく理解してしまったのは。
 多分一生、僕とイアンはこんな関係で続くんだと。頭が痛くなる様な、でも其れがあるべき形の様な。


 ……この関係が、一生"続く"なら、だけど]

(*2) 2011/07/01(Fri) 05時半頃

【赤】 本屋 ベネット

― 深夜前・赤騎士団執務室 ―

[今の所イアンは執務室に戻ってすら来てない。
 …尤も、それを予測してたからこそ、僕も欠伸を噛み殺しながら、「こう」して居るのだけど。
 扉のノック音。イアンかと期待しながら入る様促す]

 ……あ、オスカーさん……
 助かった……

[オスカーさんの姿を見て、心底情けない声が漏れた。
 必要も無いだろうに、ペンを片手に何やら紙に書き込んでる僕を見て、オスカーさんは怪訝な顔をしただろうか]

(*3) 2011/07/01(Fri) 07時頃

【赤】 本屋 ベネット

 これ。

 明日イアンに見せてあげてくれない?
 解りやすく纏めたから。

[そう言って、三十枚超の仕分けた報告書と共にオスカーさんに託す。
 丁度今書き上がった内容は、見ればすぐにわかると思う。
 ―イアンでも理解できる程度に、三十枚超の内容を纏めた奴]

(*4) 2011/07/01(Fri) 07時頃

【赤】 本屋 ベネット

 …イアンには苦労しそうだね、お互い。
 それでも、僕は二人で頑張るって決めたけれど。

[まだ身近になって間も無い。
 ただ、イアンは良い団長になれると、そんな気がする。
 僕も出来る限りの力を貸すと、覚悟は決めている。

 それは、僕が又イアンに寄り掛かっている事に対する義務だと思ってる]

(*5) 2011/07/01(Fri) 07時頃

【赤】 本屋 ベネット

[だけど、恐らくオスカーさんは何時も通りの反応で部屋を辞そうとするだろうか]

 うん、おやすみなさい。
 オスカーさんもゆっくり休んで……


 ―………

[ふと、突き付けられた言葉が脳裏を過る>>0:226
 あの時、嘘を吐いた。きっと、不甲斐無いって思われたと思う]

(*6) 2011/07/01(Fri) 07時頃

【赤】 本屋 ベネット

 ………………

[オスカーさんが主と認めたのは、イアンだ。
 副団長に過ぎない、それも不甲斐無いと思ってるだろう僕の事は、きっと、幾らでも替えも効く様な存在だと思う
 実際、不甲斐無いから仕方がない。 けど]

(*7) 2011/07/01(Fri) 07時頃

【赤】 本屋 ベネット

 ……………っ……

[オスカーさんに。
 きっと、僕の次には、父さんの事を知っていたオスカーさんに。
 僕のそれでも精一杯の覚悟も知られず、一生不甲斐無い奴と思われたままで居るのは。
 ただ無性に悔しい]

(*8) 2011/07/01(Fri) 07時頃

【赤】 本屋 ベネット

 ――父さんは、凄い団長だった。

[ぽつり、ぽつり、と溢し始めたのは、オスカーさんの手が扉に手を掛けようとした時]

 誰からも信頼されて、誰よりも強くて。
 誰にも負けない人で。

 父さんが亡くなったら。
 一日が経つ毎に、皆父さんが本当に凄かった事を思い出して。

 …でもね。
 それを思い知ってたのは、誰よりも僕だった。

(*9) 2011/07/01(Fri) 07時頃

【赤】 本屋 ベネット


 騎士の剣もまともに振り翳せる力も無い。
 全て笑って受け止める大きな度量も無い。
 皆をその手一つで纏め上げる信頼も無い。
 父さん見たいな強さは、何一つも持って無い。

 一日が経つ毎に、なのに皆が次の『団長』への期待を膨らませて。


 …今でも思ってる。
 僕なんかじゃ、一生掛かっても届かないって。

(*10) 2011/07/01(Fri) 07時頃

【赤】 本屋 ベネット


 僕には、『ファーレンハイト』の高さが重すぎたんだ。 
 

(*11) 2011/07/01(Fri) 07時頃

【赤】 本屋 ベネット

 だから僕。イアンに甘えてた。
 どういう人間なのかも知らない様なイアンに。

 僕よりも、騎士団の誰よりも強い、その強さが。
 彼の方がずっと、父さんの跡を継ぐのにふさわしいって。

 勝手に甘えて。
 勝手に押し付けて。

[自分の弱さを真正面から認めて、それを伝える事。
 …今直ぐにでも聴かなかった事にして欲しい程に辛い]


 ―逃げてた。
 この騎士団を護る為に、背負わなくちゃいけない重責から。

(*12) 2011/07/01(Fri) 07時頃

【赤】 本屋 ベネット

 ごめんね、オスカーさん。
 昼間のあの言葉……嘘、ついてた。

 不甲斐無いって、思われてても仕方ないよ。

[懺悔する様な気持ちで、伝えたかった事を。
 でも、この言葉は、『泣き言』のままにするつもりは、ないから]

(*13) 2011/07/01(Fri) 07時頃

【赤】 本屋 ベネット

 ――最後に一つだけ。

 僕は不甲斐無い奴だと思う。
 僕は逃げ足だけ早い様な奴だと思う。


 だけど。

[机から立ち上がって、真直ぐに見る。
 ここまでの話を聞いて、泣き言を連ねているだけだと思われても良い。
 結局は最後の最後まで逃げ腰だって、不甲斐無い事を証明しただけと思われても、事実だけど。
 これだけは、信じて欲しいと]

(*14) 2011/07/01(Fri) 07時頃

【赤】 本屋 ベネット


 大事なこの騎士団を…この場所を守りたい気持ちだけは。

 その意志だけは絶対、折るつもりも揺るがせるつもりも無かった** 
 

(*15) 2011/07/01(Fri) 07時頃

【赤】 本屋 ベネット

― 暁前・開戦前 ―

[ほんの少しだけど、休息は取った。
 速く目覚めた僕は、イアンの部屋を訪ねる。]

 ………

[鍵は掛かって無かった。性格なのかな。
 後ほんの数分、残された休息の時間を壊さない様に。
 出来るだけ息を気配を殺して、きっとまだ眠っているイアンを見下ろす]

(*16) 2011/07/01(Fri) 07時半頃

【赤】 本屋 ベネット


 ……
 ………

[態々何かを言う為にここまで来たのに。
 言う言葉を何も考えてなかった]

(*17) 2011/07/01(Fri) 07時半頃

【赤】 本屋 ベネット


 …………
 ……………
 ………………

[投げ出された手を、思わず両手に取る。
 ほんの数刻もすれば、赤狼達を率いる『団長』として赤に染まる手]

(*18) 2011/07/01(Fri) 07時半頃

【赤】 本屋 ベネット

 ……………………

[背負う必要も無かったその重責を担う手に。
 僕の力も必要だと言ったその意志に。
 祈る様に両手で握り締めたその手に掛けた言葉は、小さく融けて]

(*19) 2011/07/01(Fri) 07時半頃

【赤】 本屋 ベネット

 ありがとう………**

(*20) 2011/07/01(Fri) 07時半頃

【赤】 記者 イアン

― 深夜前・→赤騎士団執務室 ―


…やっべえ…遅くなっちまった…

[墓場でしばらく空を見上げていたら、
大分と時間が経過していることに気付き、慌てて。
>>*1>>*2ベネットの怒声を思い出して、
気を悪くしつつも、執務室へと帰ることにした。]

…ん、

[丁度、オスカーが執務室の扉を叩いた所だったか。
今姿を見せて、わざわざベネットの怒りを直に受けるのも嫌だったから、彼と彼女のやり取りを、近くで耳を立てて聞いていた。]

(*21) 2011/07/01(Fri) 18時半頃

【赤】 記者 イアン



『――父さんは、凄い団長だった。』


[その台詞から始まったベネットの話を、
一字一句聞き漏らすことのないように。

それは「ファーレンハイト」の名を受け継いだ者の決意。
元団長とやり方は違うかもしれないけれど、
そこには「副団長ベネット・ファーレンハイト」という人物の
意志がしっかりと込められていて。

がたり、と机から立ち上がる音がした後>>*14
聞こえたのは―――>>*15]


やっぱり、“ファーレンハイト”だよお前は。

[だからこそ、彼と手を組んで戦いたかったのだ。]

(*22) 2011/07/01(Fri) 18時半頃

【赤】 記者 イアン

[オスカーが部屋から出てきたのを確認すると、
影から手をひらひらと振って、気付かせる。]

よ、ベネットから何か預かったんだろ?

[彼女の前に手を差し出せば、持っている紙を渡してくれただろうか。
もしかしたら、小言のひとつやふたつ、食らったかもしれない。

ベネットの事や、これからの事、
――言いたい事はたくさんあったけれど]


…ま、明日はよろしくな。


[一言だけ、そう言い残し、自室へと戻って行った。]

(*23) 2011/07/01(Fri) 18時半頃

【赤】 記者 イアン

― 暁前・開戦前 ―

[その眠りは、深いようで浅かった。
いくら不真面目でも戦士の端くれであることには違いなく、
寝込みを襲われるなどあってはいけない。
いつでも行動が出来るように、寝ている時も集中力を切らさない。

その為、自室の扉を開ける僅かな音には、すぐに気がついた。]


……

[万が一にも敵ではないという事は、
その人物の出す雰囲気で把握することが出来た。
そしてふと、投げ出していた手に温かみを感じて]

(*24) 2011/07/01(Fri) 19時頃

【赤】 記者 イアン

[しばらくの沈黙の後、聞き慣れた声で響いた
『ありがとう』との呟きに、自然と口元は緩んで]



『お れ も』



[と、音には出さず、口の形だけで表現した。
きっと彼は、気付いていない。
けれど、それで良いのだ。

戦が終わったら、この件でまたからかってやろう。
そんな想いを胸に秘めつつ、少しだけ深い眠りにつくのだった。]

(*25) 2011/07/01(Fri) 19時頃

【赤】 双生児 オスカー

― 深夜前・赤騎士団執務室 ―

 …何やってんだ、ベネット。

[捕虜を地下牢へと放りこんだ後にようやく執務室へと戻ってくると、其処にはペンを片手に困ったような情けない声をあげるベネットの姿があって。
きょろり、と部屋の中を見渡すと、イアンの姿が見えない。]

 …何処行った、あいつ。

[いつもの様に無愛想な口調であったが、若干その声音には疲れが見えていたか。]

(*26) 2011/07/01(Fri) 21時頃

【赤】 双生児 オスカー

 何だこれ。

[ベネットから紙を受け取って。
彼の言葉を耳に入れながらその紙に目を通していくと、明日の作戦内容が非常に分かりやすく、端的に纏められていて。]

 あぁ、助かった。
 俺も書類には目を通しておかないとと思っていたところだったからな。

 …アイツだけに任せるのは、正直言って不安すぎる。

[イアンには苦労しそうだと言う言葉に頷いて、部屋でその書類の中身にゆっくりと目を通そうと。]

 お前も程々にして、休めよ。

[そう言ってドアノブに手を掛けようとしただろうか。]

(*27) 2011/07/01(Fri) 21時頃

【赤】 双生児 オスカー

『 ――父さんは、凄い団長だった。』

[不意に背後から聞こえてきた声に、ドアノブへと伸ばした手をぴたり、と止めて。
ゆっくりと、首だけをまわしてベネットの方へ視線を向けた。]

(*28) 2011/07/01(Fri) 21時半頃

【赤】 双生児 オスカー

 ……。

[ベネットが、ぽつりぽつり、と落とす言葉をオスカーはただ黙って拾い上げていた。]

『 僕には、『ファーレンハイト』の高さが重すぎたんだ。 』

[彼の其の言葉を耳にした時に、オスカーはゆっくりとベネットの方に身体を向けて、ベネットの顔を正面から見据えた。]

(*29) 2011/07/01(Fri) 21時半頃

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