233 逢魔時の喫茶店
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[強奪した酒の代わりを、>>1:*21 手際よく店主がグラスに仕立てればそれも横からかっさらう。
ホレーショーとトレイルでは、 肝臓の機能が大人とこどもほどの差があるのだが。 それでも彼の酒を求めるのは、ひとえに美味いから。 ――その濃さ故、ひとくちで満足できるからという理由もある。]
おー…イイ匂いしてきたねえー
[休日手当についてはよろしくーと片手を挙げ。>>1:*22 覚束ない足取り、語尾を蕩かせてもモップ掛けくらいは可能で。
そのうち厨房から香ばしい香りが漂ってきた。>>1:*20 既にアルコールでふわふわの頭で食事をすれば、 血液は消化のために胃に集まり、益々回転が鈍るだろう。
だからといって、食べない選択肢はない。]
(*0) 2015/08/05(Wed) 21時半頃
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コテツー。休憩しよー
[変わらず力仕事をメインに働いている彼へ手招きして、 人間ふたりと、小鬼と、蛇男。
テーブルを囲う面子は何とも奇妙で、むさ苦しいが 今に始まったことでなし。
さすがにワインはやめておこうと、 気に入りの炭酸水をグラスに注ぐ。 茶色をまとったキノコからは芳醇なバターの香りと、 こくのある塩気。]
これが、前に言ってたやつ?
[東洋の神秘、ショウユとバターの融合は、 キノコから滲む旨みと合わさって、成程酒が進む味だ。 オイルパスタも美味い。]
(*1) 2015/08/05(Wed) 21時半頃
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[食べ終わったら食器を洗って、 再び床やテーブルを磨くが動きは更に緩慢になるだろう。
ホレーショーが煽るグラスの中、氷が融ける音には、 瞬き程度の反応をみせて。]
(*2) 2015/08/05(Wed) 21時半頃
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そーそー 東洋の神秘、バターショーユ 誰から聞いたか忘れたんだが、結構旨いんだよコレが
[トレイルに笑って返す]
俺もさー、日本行ってみてーよ ニンジャとゲイシャがおもてなしとかしてくれんだろ?
[旅好きの蛇も、さすがに日本まで出向いたことは無いようで]
(*3) 2015/08/05(Wed) 22時頃
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………そこなら、さ
[居るかもしれない。
目の前の人間達を置いていった、奴らが]
(*4) 2015/08/05(Wed) 22時頃
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[床に何もなければ、酔っぱらいでもモップがけに支障はないらしい。 まずは乾いていく床に満足げ頷いて、漂うバターの匂いに生唾を飲んだ。 小鬼の食生活は、基本人間とあまり変わらない。となれば、この匂いに腹減らすのもまた、同じ。 休憩の声が掛かれば頷いて手を休めた。]
(*5) 2015/08/05(Wed) 22時半頃
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[天邪鬼の家には実家――この国にあるにも関わらず、純日本人の夫婦が住んでいる――から分けられた調味料と、炊飯器がある。 自宅で昼飯を食べるとなれば、アジアンマーケットに出向いてはコメを食べることも多い。 親しんだ醤油の味の、コメの欲しくなることといったら。 けれど酒でも充分美味い。杯が進む。]
ニンジャ、ゲイシャ……
[片手の指でも充分すぎるほどだが、かの国に行ったことはある。幼い頃の話で記憶にも薄いが、少なくともその時に、それらには出会わなかった。 加えて、ニンジャが架空の存在だということも知っている。]
(*6) 2015/08/05(Wed) 22時半頃
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いるよ。
[ただ、酒の力はいないと否定する言葉を、鏡に移す。 無闇な夢を与えたかもしれないが、この顔ぶれがどれだけオレの言葉を額面通りに捉えるか。 ケイの続けた僅かなセンチメンタル>>*4に、そんな夢を見るのも悪くないかと、らしくないことを考えては誤魔化すようにパスタに手を伸ばした。]
(*7) 2015/08/05(Wed) 22時半頃
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………
まあ、いつか行ってみっか 休暇何日になるんだろうな アジアンフード巡りとかしてみてえしな
[隠居したのなら、それを探すのはご法度。 そうは分かっていても。
友人を巡りながら、かの人狼達の足跡を辿ろうとする蛇がいる]
(*8) 2015/08/05(Wed) 22時半頃
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日本、かあ……
[多くはないが、多少は知っている東洋の地。 憧れと興味がないわけではないが。]
ゲイシャ、って何するひと? ニンジャと……サムライはー?
[定期的に食材調達で方々に出向くケイもまだ知らないという。 この中では一番詳しそうなコテツに、 昔養父に教えてもらった東洋の騎士の存在についても尋ね。]
(*9) 2015/08/05(Wed) 23時頃
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――…居る……?
[ゲイシャが。ニンジャが。サムライが。 姿をくらました人狼が。――冷を纏う、精霊が。
世界のどこかに、もしかしたら日本に。 居るかもしれないという願望は勿論抱いている。でも]
そー、だね。そのうち あっちのレイコーも飲んでみたい、し
[ケイの提案に、本人ほど朗らかには笑えなかった。 探して、見つからないことが怖いとは、言えない。]**
(*10) 2015/08/05(Wed) 23時頃
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[人の世の短さについては充分すぎるほど知っている。 ケイや、コテツの人生の中では、信号待ち程度の。
ただ、待つだけで終わっていいのか。 もどかしい気持ちはあれど探しに、会いに行く勇気は――無い。]
じゃー、いつかのための社員旅行に向けて 働きますかー
[数えきれないほどの生と死と出会い、 別れて生きてきただろう彼らの達観が時に羨ましく、眩しく。
ケイの真意や、ニンジャが実在するかは別として。 希望ある未来を語ることは楽しいと、目を細め。 フォークとナイフを、モップに持ち替えた。]**
(*11) 2015/08/05(Wed) 23時頃
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…欲しいなら作るのに。
[そう連続で没収>>*0されたら此方もそれなりにしょんぼりとするもの。 手は離れて行ったグラスを名残惜しそうに追いかけて、顔は大変残念そうになっている。 といっても実際の所そう大してショックは受けておらず、落ち込んだ様子は全て演技。その辺りは付き合いの長い店員達の事、簡単に見抜かれていたかもしれない。
その後は、流石に真面目に掃除を再開しただろう。*]
(*12) 2015/08/06(Thu) 00時頃
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[周囲がワインを飲まずとも、自分は自分で勝手に開ける。 肝臓の強さはそれなりで、アルコールもだいぶ好きだ。かなり好きだ。 故に呑む。ワイン開ける。
オイルパスタには、きっと白がいい。しかしソイソースことショウユには赤が合いそうだし、さて困った所。 二本開けてしまおうにも、自分以外の者が飲むかどうか。
…いいや、どっちも開けちゃえ。 奥から引っ張り出してきたのは店で振る舞う用のボトルだったし、きっちり保管して客に出してしまえばあっという間に消費されるのだ。 そうでなくともこの季節、冷えたサングリアと言うのは大変人気で、ワインは多いに越したことはない。]
(*13) 2015/08/06(Thu) 00時頃
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へえ、バターショーユねえ。 もし店の定番メニューに入れるなら、 これに合わせて、ニホンシュも仕入れようか?
[ニホンの酒はアジアンマーケットで見るには見るが、良質な物となると中々こちらには流れてこない。 あの小さな島国からはるばる来る客も居る事だし、メニューに組み込んでもよさそうだ。 ニホンシュを使ったカクテル等もあるようだし、その辺りは、要勉強。
合うつまみはケイ店員に丸投げして、自分の本分は酒に関して。 開けたワインを煽りながら、さて他の者達は酒を飲むかな。]
(*14) 2015/08/06(Thu) 00時頃
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[ニホン、 シャインリョイコウ。 さて店員4人分、旅費は一体いくらになるのだろう。滞在期間は?何処に行く?旅行手続き…は、コンピュータの得意そうなコテツ店員に任せればいいか。 飛行機代と保険と宿泊費を含む旅費とあちらでの飲食費と、なんか、色々。
さて一体何十万になるのやら。 いきなり出た話題に一瞬気を遠くの、遠くの、売り上げを書き込んだノートに馳せて、しかし話題を遮らないのは、中々いいなと思っているから。]
…社員旅行、行ってもいいけど、 暫く給料下がるよ。
[夜の売り上げはそこそことはいえ、旅行に行ける蓄えまでは、ちょっと足らない。 ワイングラスを傾けて、話題の発端の蛇をジトリとみた。]
(*15) 2015/08/06(Thu) 00時頃
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[そう言えば旅行、した事無いな。 店を任されてからは特に。
探し人を、と言う蛇の真意は知らぬ事。 しかし、トレイルが義父を待っている事は知っている。 会える物なら会わせてやりたいと思うし、遠方から来る客にも、該当する人狼の情報が無いか幾つか聞いていたりもした。 しかし収穫は得られぬまま、彼はずっとこの店に。
トレイルの義父に繋がるであろう前店長は行方知れずで、今はどこかでのんびりバカンスでもしているんだろう。 実際俺に店を譲る時、バカンス行くって言った。 隠居っつって、ホントに引っ込みやがって。
店長は別にどうでもいいけど、――どうでもよかないけど、あんなでも一応自分の師匠の様なものではあるし、まあ会える物なら会って自分の酒を振る舞ってやりたいものだと、少し思う。
去って行った別な男の行方は、それこそ心底どうでもいい。 夜の住人は、気付けばどこかへ行ってしまう。そういうもので、アレもたまたま、そうだっただけ。 虚空に響く「愛してる」の言葉を今度はこちらから返してやってもいいが、それはきっと、彼を傷つける事すらできやしないのだ。]
(*16) 2015/08/06(Thu) 00時半頃
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ゲイシャ……ダンサー?
[何する人か聞かれれば、知識としてはそんなもの。 サムライニンジャには首を横に振ってみたが、それを知らないと取るかいないと取るかその他かは、受け取る側に任された。
日本に行くかどうかは別として、掃除を続けるのには賛成なので、働きますか、に頷いて。 給料が下がるのは困ると、文句たらたらの顔をしてみせた。]
(*17) 2015/08/06(Thu) 01時半頃
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[日本。 分別のつかないくらい子供の頃、親元を離れることができない頃だけ、ごく稀に日本に連れて行かれたことがあるが、それきり。 自然とアジアンに惹かれたり、日本のものに馴染みを覚えるくせに、日本のことはほとんど知らないと言っていい。 顔はまるで日本人のくせに、一言たりとて日本の言葉は話せない。 それは大きなコンプレックスで、何度もからかわれてきたポイント。 だからこそ顔も隠して、名前も伏せ、文字で会話するネットの世界に身を埋めている。
そんなオレが、いざ日本に行けばどうなるのだろう。 そこは故郷なのか。異郷なのか。]
(*18) 2015/08/06(Thu) 01時半頃
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[実は、日本という国のことは、怖い。 好きなくせに、怖い。]
(*19) 2015/08/06(Thu) 01時半頃
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[サムライとニンジャは、コテツは首を横に振った>>*17 よく知らないらしい、と判断した]
え、社員旅行なのか? ……いーじゃん、すっげー楽しそうだな!
[いつもの長旅兼仕入れはいつも一人で行っていたから、今回も一人旅と考えていた。 しかし社員旅行となるなら―――それはとても、楽しそうだ。
蛇はよく旅先の風景や料理を写真に撮ってSNSに上げているが 今度はそれを、目の前で、仲間と一緒に楽しめるなら]
任せたぜ、マスター
[ジト目>>*15に、満面のニヤリ顔。 金は勘定出来る奴が頑張ればいいのである]
(*20) 2015/08/06(Thu) 15時頃
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[前店長についても探してはいるものの、本気で隠居しているようで。 どうも上手いことスルスルと逃げられているようだった。 あいつはそういう奴である。
嘗て幼かったバーテンの恋事情は全く知らなかった。 知っていたらうざいぐらいにからかい首を突っ込むだろうけれど。
消える人外は数多い。 一所にとどまれないもの、人間を愛して動けなくなったもの>>172
長い年月を生きようとも 心の機微は、人間と案外変わらないものだったりするのだ**]
(*21) 2015/08/06(Thu) 15時頃
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あのね、一応おかねは有限なの。
[この店、そんなにドッカンドッカン稼いでいる訳じゃなし。 言いながら手を伸ばし、不満げな店員>>>*17の頭を軽く小突く。 そして次はもう一人、にんまり笑った爬虫類>>*20にも一撃を見舞ってやろうかと思ったものの、どうせスルリと逃げられてしまうから。 それでも一応、努力はしてみる。
いつもは人に任せる長期出張。今度は全員で、遊びをメインに添えてみようか。 凄く忙しい。と言う訳ではないものの、皆それなりに頑張ってくれているし、これがうまくいけばある程度の間隔をあけて定期的に行くようにしてもいい。 前の店長の時はそんなシステム無かったけれど、今は自分が店長なのだから。]
あー、そういえば、
(*22) 2015/08/06(Thu) 16時頃
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この中で飛行機乗ったことある奴、居る?
[ふと思い出したのは、関連する別の話題。 きょろりと店員達の顔を見回して、 まー、ケイは乗ったことあるだろうな。コテツももしかしたら。 トレイルは怪しい。]
…あれって、落ちない?よね? 大丈夫?
[自分は、無い。故に怖い。 高所恐怖症では無かったと思うが、ああ言ったものはそれなりに怖いのだ。 ちなみに基本町からあまり出ない為、電車などの経験も薄い。 船も殆どない。
モップを抱き、不安げな顔を浮かべる最年長者。(外見だけは) 人が化物と呼ぶような存在を恐れぬ者も、こういう物は怖かったり、する。]
(*23) 2015/08/06(Thu) 16時半頃
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[この中で一番日本に近しいであろうコテツも、 実のところさほど詳しくはない様子。>>*17>>*18
彼の、密かやなコンプレックスの起因は知らない。>>*19 それなりの年月共に過ごし、気を許しているからといって、 すべてを打ち明けられるほどお互い真っ直ぐは育っておらず。]
ダンサー、ねえ?
[ゲイシャについての曖昧な説明には曖昧に頷く。 酔っ払いの会話なんてこんなものだ。
発端となった旅の話は個人的なものだったのか。>>*20 てっきり全員で行くものかと思っていた。 それでも、賛同を得られれば。>>*15]
(*24) 2015/08/06(Thu) 16時半頃
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んじゃ、お金貯まったら、行こう [給料が下がるのは困るが、 こんな機会でもなければ外には出ないだろう。ケイ以外。 ――実現しようとしまいと、未来の話ができるのは悪くない。
その前の、ニホンシュを仕入れる話についても賛成の手を挙げた。]
いーね。あれ、美味かった、し
[先ほどのグラス強奪事件については>>*12 まあまあ、と誤魔化し笑いを浮かべて。 ワインはそのまま飲むよりも、サングリアの方が好きだから 敢えて今は手を出さず。]
(*25) 2015/08/06(Thu) 16時半頃
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[そんな、前向きで楽しい旅行計画。 雲行きが怪しくなったのは店主の一言から。>>*23]
飛行機……?あるわけないじゃん
[トレイルが養父に拾われたのは、 街ひとつ隔てた離れた森の奥だが、列車で移動できる距離。 鉄の塊を飛ばしてまで行きたい場所なんてあるはずもなく。]
――…落ちない、でしょ いざとなったらコテツ達が支えてくれるよ
[蛇男と小鬼の秘めたる力がいかほどかなんて知らないからこそ、 そんな無茶振りとも言える信頼を。]*
(*26) 2015/08/06(Thu) 16時半頃
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いっそ、ケイの背中に乗ってとか……だめー?
[アリエナイ提案を重ねて、しゅわしゅわする水をひと飲み。 酔っ払いの話なんてこんなものだ。]
(*27) 2015/08/06(Thu) 17時頃
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飛行機は、何回かあるなあ…… なんか乗るまでのアレソレがかっこいいんだけど面倒でさ
そっか、皆で行くとなると、飛行機になんだよな 普段は友人に乗せて飛んで貰ってたんだよな… うーん、あのワイバーンじゃ4人はきついな
[普段は夜間にワイバーンに乗せてもらっている蛇であった。 この店にも時々来る客の一人である]
え、もしかしてマスター
………こえーの?
[にやにや。にやにや。 ゆるい感情しか見せない店長の生の感情。 ニヤつかずにはいられようか]
(*28) 2015/08/06(Thu) 22時頃
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えっ。ワイバーンて、あのお客さん?
[ケイのフットワークの軽さから、 てっきり飛べるものだと思い込んでいた。
旅の思い出話は語られれば勿論聞くし、 SNSはやっていなくとも、写真を見せてもらうことは日常。 それでも、必要外のことは訊くことがないため 長らく店員同士の付き合いがあれど、知らないことは多々ある。
どう考えても飛行機の方が便利かつ安全なのだが。 人間嫌いと非日常が日常の半分なこともあり、
アナログ極まれりな乗り物への関心が高くなるのは仕方ない。]
(*29) 2015/08/06(Thu) 22時半頃
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