人狼議事


215 【誰歓】エンドローグ

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


ポーラ7人が投票した。
ネイサン1人が投票した。

ポーラは村人の手により処刑された。


時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?


全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!


天のお告げ (村建て人)

[何の前触れもなく、音もなく、その扉は当然のように開いた。]

(#0) 2015/02/09(Mon) 00時頃


天のお告げ (村建て人)

[ぽっかりと穴が開いた。そうとも見えた。
その先は白く眩く、一寸先も見えやしない。
ああ、この優しい世界とは違って、外は凍えるように寒そうだ。

それでも、足を踏み出すことができるだろうか。
これは、君たちに残された最後のチャンスだ。
当然、一度留まる選択をしてしまった者にとっては、チャンスでさえなく。]

(#1) 2015/02/09(Mon) 00時頃


天のお告げ (村建て人)

[君たちは、ここでは食糧をはじめとした生活に必要なものが絶えることがないと知る。
ここはとても安全で、君たちを傷つけることのない世界だと、本能に訴えかけられる。

――この世界に、留まりたいかい?
――勿論、代償はある。君の命だ。

なんとなく、察するものはあるだろう。
ここに留まれば、現実世界での君は命を落とす。帰る場所は、いよいよない。
君たちの先人は、よく知っているかもしれないが。]

(#2) 2015/02/09(Mon) 00時頃


天のお告げ (村建て人)

[ここはとても不思議な場所だが、現実的な話もしよう。
君たちに与えられた時間は、おおよそにして1日の長さと同じくらい。
まあ、よほどの遅刻でなければ、この世界は見逃してくれる。なんせ、優しい場所だから。

けれど、ふたつの世界に片足ずつを置いたままの状況は、もう許されない。
お試し期間は、終わってしまったので。

さあ、君の答えをどうぞ。もう扉は開いているから。
――どうか、後悔のない選択を。]

(#3) 2015/02/09(Mon) 00時頃


天のお告げ (村建て人)

/*
それでは、引き続きエピ終了までよろしくお願い致します。

この世界への残留を選択した場合、年を取るのか、死はあるのか、など、村建て側から提示していない点もございますが、
それについてはPC視点も、分からない。ということで、結果は残留を選択した方々がロルで回して下さることに期待し、お任せしつつ、今のところは未定です。

また、生還者について。
この世界の記憶が消えることはなく、メモであるとか、携帯電話に登録したアドレスなどが消えることもなく、
現実世界で再会を果たすとも、お好きにどうぞ。

基本的に明記していない点については、参加者様方にお任せしたい所存でございますが、
何か村建ての立場への質問などがございましたら、お気軽にどうぞ。

(#4) 2015/02/09(Mon) 00時頃


【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

[あおいへ向けた苦笑と、寧斗へ向けられた言葉は>>140
どこか太一の自嘲めいた響きを感じて、ただ様子を見ていただろうか。
不意に太一の視線がこちらに向けられれば、その表情に思わず。
泣きたくなるような気持ちを堪えて、笑みを返す。
表情は上手く作れていただろうか。]

バカね。
君だけのせいじゃないでしょ。

止められなかったのは、私なんだから。

[恐怖心に身を竦ませて動けずに。>>76
約束を守れなかったことを後悔した。>>1:166

大丈夫。>>141
その言葉が掠れていることに気づけば、微かに笑みを深くして。]

無理は、よくないよ。

[と、少しだけ彼を窘めた。*]

(0) milkxxxx 2015/02/09(Mon) 00時頃

天のお告げ (村建て人)

/*
そして、進行中に、この村に関するルール違反が御座いました。
雰囲気を壊すようで申し訳ございませんが、「この村でのルール違反」ですので、この場を使わせて頂きます。

>>rei0x0さん
既に簡単に注意は致しましたが、
この村の禁止事項に「村外部での、中身を特定できる/示唆する発言」が明記されている以上、
進行中に外部ツールで設定内容などに触れかねない発言をするのは禁止事項に抵触しております。
また、自らの発言内容が、他参加者に対し、精神的負担をかけたり、著しくモチベーションを下げる可能性のあるものだったことをご自覚頂くようお願い申し上げます。

RP村というのは、対人ゲームです。
以後、同村建ての村に参加される場合は、情報欄にしっかりと目を通した上で、
参加者様方、極力皆が気持よく遊べるよう、他者への思いやりを持ってご参加下さい。

これを以て、厳重注意とさせて頂きます。

(#5) 2015/02/09(Mon) 00時頃


天のお告げ (村建て人)

/*
それでは、ひとりごとでの中身発言交流も解禁でございます。
改めて、あとすこしの間ですが、よろしくお願い致します。

(エピで延長を使い切るつもりではございます)

(#6) 2015/02/09(Mon) 00時頃


【人】 学園特警 ケイイチ

―むかしのおはなし―

[梶慶一は、至って普通の少年だった。勉強より体を動かす方が好きで、真面目な方ではなかったが、友人と授業をサボった事を先生にバレたら、しゅんとしながら罰を受ける。そんな、どこにでもいる普通の少年。小学校へ行くのが好きだった。国語の時間は嫌いだったけれど、気のいい友人にカッコイイ先生。毎日が楽しかった]

『慶一。将来の夢はなんだ?』

[そう聞かれると、満面の笑みで「先生みたいなかっこいい大人のおとこ!」と言った。
その時の先生の、嬉しそうな微笑みを今でも忘れられない]

[体育の先生だった。笑顔が優しくて、日に焼けた肌がかっこいい。いい所はあれど、悪い所なんて見えた事がない先生。憧れの存在だった]

(1) rei0x0 2015/02/09(Mon) 02時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[とある日のこと――卒業を間近に控えた六年生。公立の中学への進学が決まっていた自分と級友たちは、修学旅行でとある場所へ合宿に来ていた。受験のための勉強もしなくていい旅行は楽しく、あっという間に最終日になる。
散らかしまくった施設はちゃんと自分たちで掃除するように。先生にそう言われ、皆で施設を掃除する。この旅行が終わったら、もう後は卒業式を待つだけ。寂しさを感じながら、掃除の時間も終わりに近くなった]

[運悪くじゃんけんに負けて雑巾洗い当番にされてしまった慶一は、雑巾の入ったバケツを持って、少しオレンジ色になりつつある施設の廊下をよたよたと歩く。水が沢山入っているバケツは、まだ自分には少し重い。やっとバケツを運び終えて、トイレの水道まで運んだ時……声がかけられる。大好きな、先生の声]

『慶一、後片付けか?えらいなぁ』

[気分が浮上しながら、背の高い先生の顔を見上げる。逆光になって顔が見えない。
なぜか少し、怖かった]

(2) rei0x0 2015/02/09(Mon) 02時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

先生、こんなところでどうしたの?

[他の級友たちの事を見ているはずの先生が、その場にいることに違和感を感じた]

『ん?ちょっとやることがあってな……悪いけど手伝ってくれるか?』

うん!俺にできるならおてつだいするよ。

『そっか。じゃあちょっと一緒に来てくれるか?』

いま?でも雑巾が……

『後でいいから、早く』

(3) rei0x0 2015/02/09(Mon) 02時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[そういって先生は、自分の腕を強く引いた。少し痛かったけれど、先生に頼りにされてるのがうれしかったから何も言わずにいた。
そのまま押し込まれた角の部屋は、掃除用具が押し込められた狭い、狭い、用具入れ。入ってドアを閉められて、抱きしめられる。それでも信じ切った先生の事、どうしたんだろうという気持ちはあれど、危機感は薄い。
先生、どうしたの?不思議に思いながらそう聞くと、いつもより荒い呼吸の先生に耳元で囁かれる]

『慶一は良い子だな。先生との秘密、守れるよな?』

[そう言われて、返事をするまでもなく耳たぶに痛みが走る。どうやら、かじられたらしい。急に訪れた痛みにさすがに恐怖がじわじわと湧きあがった。
そのまま体中を撫でられ、ズボンを脱がされそうになる。さすがに、抵抗を示した。
怖い、恥ずかしい、気持ち悪い……そんな感情から、初めて先生の手から逃れようと、暴れた。]

(4) rei0x0 2015/02/09(Mon) 02時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[狭い用具入れ。小さな体とはいえ、力任せに暴れたら積まれたものはがたがたと落ちる。落ちてきたバケツやスポンジ、小さなハタキ……それに合わせて、慶一の上に落ちてきたのは漂白剤だった]

[右目が焼けるようだった。溶岩を注ぎ込まれて、眼球が溶けだすような痛み。衝撃。自分が大声で泣き叫んでいる事に気付いた瞬間に、…は意識を落とした]

(5) rei0x0 2015/02/09(Mon) 03時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[起きた時、慶一は既に病院にいて、右目の視界は包帯で遮られていた。しばらくして包帯が顔から取れても、終ぞ右目の視力が戻ってくる事はなかった]

(6) rei0x0 2015/02/09(Mon) 03時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[学校に戻ると、先生はクビになっていた。級友たちの態度を見たら、先生と自分の間にあったことが笑いの種になっている事はすぐわかる。
小学生らしい、純粋さで。そして少し知識のついた、傲慢さで。
級友たちは無遠慮に慶一に後ろ指を指した。
中学に上がるも、数人いた一緒に進学したメンバーにその噂を流され、あっという間に話は広がった。噂を聞く度に、視力のなくなった右目がぢくぢくと痛んだ。]

[その頃から、鏡を見ると自分の顔が溶けているような錯覚を覚えて怖くなった。右目から溶けだした酸性の液体が、鼻を、口を、溶かしつくしていくようで。
人の視線が怖くなった。この顔を見て、指さして、笑いながら言うんだ。
なんて醜いんだと。
自分の顔が気持ち悪くて、鏡を見ないようになったのは、この頃だ]

(7) rei0x0 2015/02/09(Mon) 03時頃

【人】 学園特警 ケイイチ


[好意で接していた先生も級友も、みんな自分を裏切った。それならば]

(8) rei0x0 2015/02/09(Mon) 03時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[自分が笑われる位なら、相手を見下してやればいい。相手の醜い所を穿り出して、自分より醜い存在であることを見れば、少しだけ自分が救われる気がした。実際は、そんなことはないのだけれど。それでも目に見えた救いが欲しい位、慶一は追い詰められていた]

[故郷から遠く離れた土地。高校に進学して、とうとう噂はなくなった。しかしその頃にはもう戻れないくらい、慶一の性格はねじ曲がっていたのである。笑顔の分厚い仮面の下、慶一は醜い顔を隠す事にした。前髪の下に、変色してしまった瞳を隠しながら]

(9) rei0x0 2015/02/09(Mon) 03時頃

【人】 学園特警 ケイイチ




[トイレにある鏡を見て、ぼーっと過去の事を考えていた慶一は、吐き気によって再び意識を戻される。ミントガムによって吐き気をおさえるクセがついたのは、そういえば高校生になってからだっけ]

……先生、先生は、俺のどこがそんなに好きだったの?

[ぽつりとつぶやいた一言。疲れ果てたような小さな言葉は、誰にも聞かれることのないまま消えていった**]

(10) rei0x0 2015/02/09(Mon) 03時頃

天のお告げ (村建て人)

/*
>>-39 神鳥さん
結果的に流血沙汰にもなってはいないからセーフ、といったところでしょうか >>ナイフ
自傷などについては、描写の問題かな、とは
今回、細かく描写するとレーティングに引っかかりそうだった方々は自重して、全年齢でセーフかな、というラインを各自探してくださっていたわけですし

他者への怪我や殺害を明記したのとは、また別のお話ですねえ
レーティングを守って下さるなら自分を傷つける分には構いません

流産はちょっと厳しい、ですが、それこそ描写をぼかしてそういう結末かな……?という雰囲気にする、といった風なら許容します

(#7) 2015/02/09(Mon) 11時頃


【人】 道化師 ネイサン

[少し落ち着いた頃だろうか。ふと、食堂に残してきた2人の事を思い出す。
思いがけず、かなりの時間が経ってしまったらしい。
あの2人には、建前と言えど、誰かを呼びに行くと告げて台所を出てきたのだ。
馬に蹴られたくはないが、余計な心配をかけたくないのも事実だ。

少し考えた後、咳払いをひとつ。そうして視線がこちらに向いたようなら、意を決して切り出しただろう]

えぇと、お邪魔するようで悪いんだけど。
今、千秋君とエミちゃんがカレーを作っていてね。
そろそろ出来上がりそうだから、皆も一緒にどうだい?

[その場に居る者達を見回して、首を傾げてるが、さて彼等の反応は**]

(11) ふゆのひと 2015/02/09(Mon) 11時頃

【見】 子守り 日向

[>>11 注意を引くように、咳払いがひとつ。]

……あ。

[そろそろカレーを食べにいかないか。
そんな寧斗の提案に、梶と別れてから台所前まで引き返したそもそもの理由を思い出す。]

行く、
……カレー、食べたい。

[寧斗が内心で「馬に蹴られたくはない」などと葛藤(?)しているのはつゆ知らず。
思わず少しいき込んだ返事になったのは、最初に「お腹がすいた」>>@0:8と訴えてから早数時間──もっとも、ここに時間の概念というものはないのだが──諸々が重なりすぎて、結局のところ五十嵐にもらった飴しか口にしていないということで、容赦してほしい。

他の者の反応は如何だっただろうか。
一緒に行くものがいるのならば彼らとともに。
カレーで頭をいっぱいにして、再び台所へと足を向けただろう*]

(@0) Maki_hinata 2015/02/09(Mon) 16時頃

【人】 星先案内 ポーラ

―台所―

[それから>>2:148少し、言葉を交わしただろうか。
落ち着きはしたものの、泣いていた事実を誤魔化せる顔でもなく。]

 あの、ちょっと、顔、洗ってきます
 ……すぐもどるんで!

[パタパタと慌ただしく台所を後にする。*]

(12) nabe 2015/02/09(Mon) 17時半頃

【人】 記者 イアン

[無理はよくない>>0、と瑞希に窘められて。
そこではじめて。朗らかな笑顔を浮かべてみせた]

やせ我慢くらいさせてくれよ。
これでも女の子の前だからカッコつけたいんだよ>>0:72

[いつぞやの台詞を繰り返した。
オホン、と咳ばらいが漏れて>>11
やや言いにくそうに道化師が切り出せば]

……カレー。

[確かに、腹は減っていた。日向の呟き>>@0に頷くと]

行こうか、台所。

[その足を台所へ向けるだろう**]

(13) gurik0 2015/02/09(Mon) 17時半頃

【人】 星先案内 ポーラ

―廊下→お手洗い―

[小走りで、顔を隠すようにうつむき加減に廊下を行く。
途中、ピエロ御一行様とすれ違ったかもしれないが、すぐ戻りますとだけ告げて。

逃げこむように入った先で、蛇口をめいっぱい捻る。
バシャバシャと顔を濡らす。冷やすのが大事だと、経験で知っている。
タオルなんてもってないもんな。探せばあるのかもしれないけれど。
ハンカチで拭えるだけ拭って、濡れた前髪や、まだ赤い目を気にしながら、また廊下へと戻る。

そして、不本意な再会。>>10]

 ……何してるんですか、梶さん
 ごはん、できましたよ

[人の気配に、素通りしそうになった足を止めて。
次の瞬間、少し後悔。すうと視線を落として、それでも食事ができたことだけは告げる。]

(14) nabe 2015/02/09(Mon) 18時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[かけられた声に、思わず肩をビクつかせる。>>14 そちらには振り向かない。視線を合わせるのが今は怖い]

……えーと、北仲さんだったね。
すぐ行くよ、俺の事好ましく思ってないのに、誘ってくれるなんてさすがアイドルは違うねぇ、”ポーラ”ちゃん?

[北仲から見える横顔はきっと意地悪く歪んでいて、あげられた口角が引きつるように動いていただろう]

(15) rei0x0 2015/02/09(Mon) 19時頃

【人】 友愛組合 チアキ

[楽しいのに、何故だか涙が出たと、瑛美は言った。>>2:148 それは、先ほどの千秋と似ているのかもしれなかった。
 悲しかったのではない。嫌だったのでもない。
 千秋は、嘘がばれたら、責められるのだと思っていた。嘘つきだと指をさされて、笑われて、そして興味をなくされるのだと。もちろん、そうする人だっているだろうし、むしろそっちが普通の反応だと、今だって思っている。けれど、瑛美や、寧斗のような人が居るのだという事も、千秋は知った。
 きっと、文字通りに有難いことなのだと、言葉にするより先に分かってしまったから、千秋は泣いたのだ。]

 楽しい……そうですね。僕も、瑛美さんと話すの、楽しいです。
 なんでかな。素直に、ただお話するだけの簡単なことが、僕はできてなかったんです。
 今も、難しいなって思ってて。慰め方とか、全然知らない自分が、情けないです。……あの、僕にできることがあったら、言ってくださいね。

(16) busoa 2015/02/09(Mon) 19時半頃

【見】 子守り 日向

──廊下→台所へ──

[台所へ、向かう。
その途中北仲とすれ違ったけれど、彼女は、どこか顔を隠すように一言だけ告げて足早に行ってしまった。>>14
少し不思議には思ったけれど、すぐに戻るという言葉をそのまま信じて「あとでね」と見送った。]

……あ、いい匂い。

[台所へと踏み入るより先に、空腹を刺激する匂いが漂ってきて、おびき寄せられるように、ますます早足になる。
覗き込むように台所に顔を出せば、殆ど食事の準備が整ったその真ん中に千秋がいただろう。
彼に作ってくれた礼を告げる。カレーはもう殆ど後は食べるばかりとなっていそうだったけれど、食事の前にと少し急いでいくつかの林檎を手にした。
手際よく剥いて食べやすい大きさに切り分け、カレーと一緒にテーブルの上へと置いておく。>>2:@7
……その動作の間に、こっそりとポケットの中のナイフも元の場所へと返しておいた。>>2:@3

すっかり準備の整ったテーブルの一角の椅子に座り、手を合わせる。]

……いただきます。

(@1) Maki_hinata 2015/02/09(Mon) 19時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

[ぱたぱたと台所を出ていった瑛美の背中を見送って、>>13 千秋はぺたりと椅子に腰を下ろした。
 まだ、少し緊張していた。素の自分で人と相対するのは、こんなに、大変なことなのだ。誰も彼もが自然と行っているその努力を、千秋はずっと誤魔化し続けてきた。ならば、これからはそのツケを払っていく必要があるのだろう。
 そうでなければ、瑛美や寧斗に顔向けできない。]

 そっか。そろそろ、みんなが来るんだ。

[少なくとも、後で食べに来ると言っていた日向は来るだろうし、寧斗が声をかければ他の者たちもめいめいここへやってくるだろう。
 先ほどまでとは別種の緊張が、千秋の身を包む。それでも、もう、この合宿所で関西弁を話すつもりは、なかった。]

(17) busoa 2015/02/09(Mon) 19時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

[最初に台所へ現れたのは、日向だった。>>@1
 千秋は、自分でもはっきり分かるくらいにぎこちない口調で、日向を迎えた。]

 あ、いらっしゃい。カレー、できてるよ。希望したとおりのおいしさだったら、良いんだけど。
 ええと……大盛りにもできますけど。

[最後に余計なひと言をつけたして、千秋は日向のためにカレーをよそった。もちろん、大盛りでと言われれば、そう対応しただろう。
 千秋がカレーをよそう隣で、器用に林檎の皮を剥く日向に気づき、少しだけ驚いた。明らかに、千秋などより手馴れている。
 実のところ、この少女が作った方がおいしいご飯が出来たのではないだろうか、という思いが頭をよぎる。]

 ……希望したとおりのおいしさだったら、良いんだけど。

[結局、同じ言葉をもう一度、より真剣味を増した口調で繰り返した。]

(18) busoa 2015/02/09(Mon) 20時頃

【見】 子守り 日向

[千秋に声をかけられれば、ん、と幾ばくかの違和感を感じて。>>18
……その口調があまりにぎこちなかったせいか、それが、今までの関西弁ではなくて標準語のための違和感だと気づくのに少しの時間を要した。
小さく首を傾げて、どこか緊張感漂う千秋をじっと見つめる。
一瞬、先ほどすれ違った北仲の姿が過る。2人の間に、何かあったのかもしれないけれど、それはわざわざ自分が聞くことではないように感じて、結局は口を噤んだ。
「大盛りにもできますけど」と言われれば、]

……んっと。
並盛り。
で、にんじん、少し多めがいい。

[さりげなく図太くリクエストを付け加える。
思春期の少年少女の好む肉類ではなく、にんじんなあたりは少しずれていたかもしれないけれど。

林檎を剥いている傍ら、もう一度同じセリフを繰り返されれば、なんだかその真剣さが可笑しくて。
少しだけ、……ほんの少しだけ、口元を綻ばせた*]

匂いで、もう、美味しいから。
きっと、大丈夫。

(@2) Maki_hinata 2015/02/09(Mon) 20時半頃

【人】 星先案内 ポーラ

[ぶわあ、と顔が真っ赤になるのが、鏡を見ずともよくわかった。
頭が痛いくらいに顔が熱くて、咄嗟に言葉が出てこない。]

 な、なに

[何の話ですか、人違いですよぉ、と誤魔化すことができれば良い、と何度も考えたはずだった。
そう考えるくらいには、こういうことが起きると、予測もしていたはずなのだ。

誰かにバレたらどうしよう。ああ、死んでしまいたい。
そんな危惧が、ただ現実になってしまっただけで。
相手を責めることができようか。ただただ、自業自得じゃないか。

梶の様子だとか、そんなものに気を配る余裕などあるはずもなく。
ただ、少しの間その場で硬直していただろうか。]

(19) nabe 2015/02/09(Mon) 21時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

ずいぶん自信あるみたいじゃん、自分の容姿に。
スタイルにも、なのかな……あんな際どい写真、自分で撮るなんて。
うぬぼれにもほどがあるね!そんなに自分の事が好き?

[自分には絶対にできない。こんな汚い顔を晒そうものなら、自分が自分でいられるのかわからない。だからこそ、彼女のようにその容姿を武器にしようとすることが、許せなかった。自分にできないという、嫉妬の心が燻る]

須藤くんと、同じ学校だったね?

[ぽつりと、意味深に、それだけを口にする]

ふふ、そっか……彼もカレー食べにきてるかなあ?
じゃ、行こっか北仲さん。
俺、おなかすいたよ。

[晴れやかに見える笑顔で、彼女の方を見た。自分が優位に立ったと確信できると、途端に吐き気は引いて行った]

(20) rei0x0 2015/02/09(Mon) 21時頃

【人】 星先案内 ポーラ

―少し前・台所―

 わたし、も、
 わかんないです
 なんにも、知らないんです

[どういう話をすれば良いのか、どうやって輪に入っていけば良いのか。
何の工夫もしなかった。嘘をつこうとも、何も。
そうしてまで、人の中にいようと思えた千秋が、瑛美にとっては眩しい。]

 慰めとか、ほんと、そんな
 大丈夫なんです、悲しいわけじゃないんで

[改めて、首をブンブンと横に振る。
波も大方収まったようだから、とその場を後にした。>>12]

(21) nabe 2015/02/09(Mon) 21時半頃

【人】 道化師 ネイサン

―台所へ―

[話が一段落した頃だろうか。何処か早足になった少女>>@1から少し遅れて、台所に足を踏み入れる。
仮面を被っていても分かる。食欲をそそるその香りに小さく腹が鳴った。

人数分の皿が並べられた机。その済の席に腰をかけ、周囲の様子を見守るだろう。
何処かぎこちない口調であおいに話しかける少年>>18
けれど、その表情は何処か晴れやかに見えた。

脳裏を過るのは、ここを出る直前、仲むつまじく見えた少年と少女の様子。

―いやぁ、青春だねぇ。

ジジくさいと言われそうな感想を内心で呟きつつ、仮面の下で、ふ、と笑みをこぼしただろう。

まさか、馬に蹴られてしまいそうだと思ったその様子。
それが自分の思い込みだったなんて、知るよしもない]

(22) ふゆのひと 2015/02/09(Mon) 21時半頃

【人】 記者 イアン

― 台所 ―

[台所に辿り着けば、美味しそうな匂いが鼻腔を擽るだろう。
器用に剥かれた林檎>>@1を微笑ましく見つめると、日向に微笑んで]

あおいちゃん器用だねー。
色が変わらないうちに、いただいちゃおうかな。

[ぱくりと、一口。ん、やっぱここの林檎うまい。
鍋を掻き回す千秋>>18には、はーいと手を上げて]

俺は大盛りで。肉たっぷりで頼むわ。

[にい、と頬を緩ませて要望を伝えるだろう。
傍にいる道化師を心配そうに見つめて>>22]

仮面、外したらどうですか。食べられませんよ。

[敬語で話しかけた。こう見えても体育会系だ。
上下関係は大切にするし、年上に見える人には礼儀を欠かさない人種である]

(23) gurik0 2015/02/09(Mon) 21時半頃

【人】 星先案内 ポーラ

―現在―

[次々とかけられる言葉>>20が、身に突き刺さるようだった。
自分のことが好きか。違う、と反射的に否定してしまいたくなる。
確かに、自惚れたけど。煽てられて、単純に喜んだけれど。それしかなかったのだ。
もう、若さと性別くらいしか、相手にしてもらうために差し出せるものが。

もっとも、反論の余地などなく。]

 …………

[黙りこんでしまったことを、相手がどう捉えたのかは知らないが、続いた台詞には黙っていられなかった。
勢い良く顔を上げる。咄嗟に、腕を掴んで引き留めようと、手をのばす。]

(24) nabe 2015/02/09(Mon) 22時頃

【人】 星先案内 ポーラ


 い、言わないでください

[懇願するようにまっすぐ視線を送った。
彼のとても良い笑顔が刺さる。悔しい。自業自得なのに。だからこそ。

何してんだろうなあ、とかんがえるとまた何かが込み上げそうだった。
たった数年後に、こんなみっともないことしてるなんて、思ってなかった。]

 おねがいします

[今度こそ溢さないようにと、ぐっと目に力を込める。
睨みつけたように、見えたかもしれないけれど。]

(25) nabe 2015/02/09(Mon) 22時頃

【人】 友愛組合 チアキ

[結構、覚悟していた、はずなのだけれど。千秋は、日向が人参多めで、と自然に返してきたことに、>>@2 詰めていた息を吐き出す。]

 了解。人参多め、ですね。

[言われた通り、人参を掬うようにお玉を動かして、カレーをよそう。
 匂いが美味しそうだから大丈夫と言われ、少しだけ安心する。]

 や、美味しくなさそうなカレーの匂い、というのも、ちょっと想像つきませんけど、ね。

[千秋は、軽口を叩ける程度には、気が楽になった自分に気づいた。]

(26) busoa 2015/02/09(Mon) 22時頃

日向は、ケイイチの足下を指さした。たいへん、地面がありませんよ。

Maki_hinata 2015/02/09(Mon) 22時頃


【人】 友愛組合 チアキ

[はーいと手を上げられて、千秋は固くなりながらも、手を上げて答えた。>>23]

 はい。大盛り肉多め……ですね。

[ちらりと鍋の中に視線を移し、先ほど日向に人参を奮発し過ぎたことに気が付いた。]

 ええと、肉を多くする代わりに、人参、少し減らしても良いですか。ちょっとバランス悪くなっちゃって。

[須藤が野菜もちゃんと食べるタイプであれば、千秋は自分の分から人参を少し減らそうと考える。]

(27) busoa 2015/02/09(Mon) 22時頃

【人】 道化師 ネイサン

[仮面を外したらどうか。
青年にそう促されれば>>23、両手を広げ、やれやれと首を振った]

いやいや、少年。
この中には夢と希望が詰まってるんだよ!
皆の夢を壊す訳には行かないだろう?

[内心の僅かな動揺は悟られないように。
外国人のような大仰な仕草で、千秋へ告げた文言を繰り返して見せただろうか]

(28) ふゆのひと 2015/02/09(Mon) 22時頃

村の更新日が延長されました。


村の更新日が延長されました。


【人】 友愛組合 チアキ

[寧斗が台所へ帰って来たことには気づいていたけれど、以前に夢を守るために仮面を外さないのだと言われていた千秋は、カレーをよそうべきかどうか、決めあぐねていた。どこか、別の部屋でこっそり食べてもらった方が良いのだろうか。>>22
 そんなことを考えていると、須藤が寧斗へ仮面を外した方が食べやすいと言っている声が聞こえて、思わずそちらへ視線を送った。寧斗の返答によっては、彼のためのカレーをよそうだろう。]

(29) busoa 2015/02/09(Mon) 22時頃

【人】 記者 イアン

ええ。でも、お腹すきませんか。
こんな状況ですし、気を遣うことないですよ。

[>>28道化師の答えに、さらに心配そうな顔になる。
千秋>>27には、人参減らしちゃっていいよと頷いて。
しばらく経てば、目の前にカレー皿が運ばれてくるだろうか]

……すみません。お先にいただきます。

[ぺこり、と道化師に頭を下げると、カレーに手を付けた。
思わず、美味しさに頬を緩ませる。うまい。
どや、と道化師を見つめて。美味しいっすよ。仮面取りましょうよ。という気持ちを、キラキラする目で訴えた]

(30) gurik0 2015/02/09(Mon) 22時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

/*>>0:-54 梶くん 僕はちゃんと脳内でリンヤと発音しながらイザヤって打って変換してました。(ちゃんと?)
>>0:-63 ネイさん 今更ながら積極的に多角行っておけば良かったかなとも。時系列や存在の分裂を恐れて掲示板ゲームができましょうか!
>>0:-66 日向さん せいかい!
>>0:153 瑛美さん なお、千秋くんが瑛美さんだけ名前呼びなのは名前しか知らないからです。(結果的においしかった)
>>0:-85 日向さん なるほど、こういう使い方もあるのですね。裏設定というか、表では明かさないお話。
>>0:-95 >>0:-96 みんなが居た場所がホールと廊下の境だとすると、実は千秋くん、入村後一度もホールに足を踏み入れてないのでルール違反。*/

(31) busoa 2015/02/09(Mon) 22時半頃

【人】 ろくでなし リー

 ― 玄関 ―

[ ――玄関口の扉は固く、閉まっていた。
 ああ、そう。男は試さなかったけれど、
 エミと名乗った少女がそう言った(>>0:129)のだから、
 きっと開かないのだろうと扉をひと押しすらしなかった。

 だから、眼前でまるで扉など最初から無かったかのように、
 音もせずに空間が空いたところ>>#0を目撃すれば、
 墨色の瞳を覆う瞼が自然と持ち上がったのだった。]

  ――こいつは、出られるってこと…か、ね。

[ 意見を求めて周りを見渡したけれど人影は無く。
 ただただ人のいる証の匂い(>>18)のみが漂っていた。
 扉の掻き消えた先の白い闇には、何も見えない。
 近くへ寄ってみても、一歩先の様子すら知れはしない。]

(32) rinaria 2015/02/09(Mon) 23時頃

【人】 ろくでなし リー

[ そして、"出られるかどうか"を試してみるのは、何となく憚られ。
 元々扉があったその付近まで近付きはしたけれど、
 他の誰かに知らせるという言い訳を急遽作り上げた男は、
 その場から身を翻したのだった。]

  …何でかねェ。

  ――どうにも俺は、この安頓とした世界が気に入っちまって、
                     ……まだ、出たくねェらしい。

[ その"まだ"が、何時までなのか男には分からなかったけれど、
 少なくとも、此処から出ることを拒否したのなら、
 ――もう、男の非日常の中の日常へは帰れないのだろう。
 …そんな予感がしていた。

 フラッシュバックを『第六感(>>2:69)』と位置付けるなら、
 新たに『第七感』とでも名付けられるかもしれない、勘。

 それまで男が持ち得ていなかったそれは、
 ――それでも外れる事を知らない。そんな気が、した。]

(33) rinaria 2015/02/09(Mon) 23時頃

【人】 ろくでなし リー

  こいつァ参った。菓子はとっくに品切れだってのに!

[ 誰もいないと知ってはいても、知らず身振りはオーバーに。
 過ぎた挙動で嘆きながらも、男はからりと笑う。

 どちらだって、構わないのだ。男は自分を囲んでいた環境が、
 日常の皮を被った非日常であったことを疾うに知っていた。
 それでも退屈凌ぎで死を待つだけの環境(>>1:116)。

 甘んじて受けてはいれど、そこに安息が存在する訳もなく。
 定職も持たずふらふらしてばかりと、
 冷たい目を浴びたことは既に数え切れない。

 …男の非日常と。この場の日常とは然程変わりはしない。
 ――それに、此処には何もない。

 硝子越しの"母親"の目(>>2:70)も世知辛い世間とやらも、
 臨也をどこまでもどこまでもどこまでも追い続ける過去も。
 ……何一つだって、此処には、無い。]

(34) rinaria 2015/02/09(Mon) 23時頃

【人】 ろくでなし リー

[ だから、例え此処が覚めない夢だったとしても構いやしない。

 男の殆どを形成していた水は、
 彼や彼女がいなくなったその瞬間に、溢れて消えてしまった。
 器から溢れた水は二度と戻らない。

 何も無いのなら、何処に居たところで同じことなのだから。

 ある時、誰かが思った(>>2:33)ように、
 例え此処の何もかもが臨也の作り出したものであったとしても
 それでもいいとすら思っていた。

 ――もし、誰かが此処を出ることを決めても。
 その時は背中を押しも下駄を鳴らすこともせず。
 ただ見送ることにしようと、男は密やかに決めたのだった。]

(35) rinaria 2015/02/09(Mon) 23時頃

【人】 ろくでなし リー

[ 一人でぼんやりと考え事をしていたからだったか。
 何時の間にやら耳には何処か人の声が聞こえたような。

 足を止めてみれば、そこはホール。

           ……その場に人気は無い。

 ――しかし、鼻を突く匂いは確かに強くなっていて、
 幾数人が居るかを知ることは出来ずとも、
 この近くに人は居るのだろうと男にそう、思わせた。

 勿論、ピエロの兄さんの危機(>>28)だとは知る由もなく。

 催促するかのようにもう一度腹部が鳴り。
 自らの一部であるそれにひそりと苦笑を漏らしたのだった。]

(36) rinaria 2015/02/09(Mon) 23時頃

【見】 子守り 日向

[テーブルについて、千秋がよそってくれたカレーを覗き込む。>>26
思いのほか大量の人参がサービスされていて、ぱちくりと瞬いた。
けれど、千秋の折角のサービスだ。そのまま有り難く頂くことにして、手を付ける。

味は、──ひどく美味しかった。

きっと、何の変哲もない市販のルウの味だと頭では分かっているのだけれど。
念押しするかのように二度繰り返された言葉から推測するに、きっと千秋もとてつもなく料理が得意なわけではないはずで。>>18
だけれど、誰かが作ってくれた料理であること。……一緒に食卓を囲む人が、いること。
そんなことで、どうしようもなく心が弾む。]

美味しい、ね。

[須藤のキラキラした瞳を、裏付けるように。>>30
カレーを口に運ぶ、その動作を止めないままに、弾んだ音を零した*]

(@3) Maki_hinata 2015/02/09(Mon) 23時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

>>24,>>25縋りつくような声音は必死さのあまり尖っていて、視線は力を帯びて鋭くなっていた。いい気味だと、そう思う。彼女が特に自分に何をした訳ではないけれど、それでも容姿を武器にできる彼女を、貶めたかった]

……だぁいじょうぶ。俺はね北仲さん。口が堅いんだよ。
人の秘密を、言いふらしたりはしないよ。
俺を信じてよ。ねぇ?

[口を滑らせる事は、あるかもしれないけど。笑顔で、その言葉を胸の内で呟いた]

さ、行こう?

[そう言って彼女の反応を待たずに、足を進めた]

(37) rei0x0 2015/02/09(Mon) 23時頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

── 少し前のこと ──

[会話が途切れた頃。
頭上から落ちる寧斗の提案。

カレーという突然の日常らしいキーワードに、瞬きをして寧斗を見上げる。>>11
すぐに反応を返せずに入れば、先にあおいが答えたか。>>@0

そういえば彼女はお腹が空いていたと言っていたと、思い出して。>>@0:8
残る太一へと視線を向ければ、彼も同意を示す。>>13
残すは自身のみとなれば、断れるはずもなく。]

 じゃあ、行こっか。
 
[三人を促して、後を追い掛ける。]

(38) milkxxxx 2015/02/09(Mon) 23時頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

── 現在・台所 ──

[三人より少し遅れて、台所へと辿り着く。
そこに足を踏み入れる前から漂う香りは、とても慣れ親しんでいたもので。
先程までの切迫した状況が嘘のように思えた。

台所には千秋だけが一人残っていて。>>18
そういえば、一緒に作っていたという彼女は廊下を駆けて行くのを見かけたか。
日向へと話しかける千秋の声に、耳を傾けていれば。
最初に彼と出会った頃と、どこか違和感を感じて。>>0:203


……ああ、イントネーション。


[ぽつりと納得したように、千秋を見て呟いた。*]

(39) milkxxxx 2015/02/09(Mon) 23時頃

【人】 星先案内 ポーラ

 あ、ちょっと――

[スタスタと歩み始めてしまう梶>>37を、慌てて追いかける。
その言葉を信用したわけではないが、これ以上何を言っても無駄だと、どこかで察していた。

さっきまでの、切なくも楽しい気分はどこへやら。
――もっとも、これもまた、自業自得である。

不安げな表情を浮かべたまま、その後に続く。
向かうは台所。さて、他の者はもう集まっているのだろうか。*]

(40) nabe 2015/02/09(Mon) 23時半頃

【人】 星先案内 ポーラ

― 台所へ ―

[そう狭くもない施設。
梶の後をついていくようにしていれば、直に元いた場所へと帰し。
途中、下駄の音>>36と合流したやもしれないが。

少しの気まずさと、同行者への不安感をにじませて、ひょこりと顔を覗かせたのもつかの間。]

 あ、もうはじまってるんですか

[中でカレーをよそう千秋や道化師、少女の姿に、するりとその輪に入り込んでゆく。
苦手だと感じたはずの女や、あまり関わりたくなかったはずの先輩の姿もそこにはあったが、不思議と対面当初のような萎縮感を覚えることはなかった。]

(41) nabe 2015/02/09(Mon) 23時半頃

【人】 道化師 ネイサン

[>>30きらきらとした瞳に見つめられ、うぐ、と声を詰まらせる。
空腹なのは勿論ださ、カレーも好きだ。
しかし、道化師の“仮面”を壊すのは抵抗がある。
ましてや、慕ってくれた者たちの前では]

いや、ね?
ボクだって食べたいのは山々だけれどね?
ほら、ちょっと、ね?

[何を言っていいのか分からず、しどろもどろにそう答えただろうか。
少年達を納得させる為に思考を巡らせたが、何故だか行き着いたのは過去の記憶。
多分、いや、間違いなくカレーのせいだろう、なんて思う]

(42) ふゆのひと 2015/02/10(Tue) 00時頃

【人】 道化師 ネイサン

―回想―

[――「それ、見に来るのかい?」

予想外の出会いは、昼時の、人が溢れかえった食堂の片隅の事だった。
その時も、自分はこうやってカレーを食べていたんだったっけな。
素顔を隠したい。でも食事はしたい。出来るだけ早く食べ終わりたい。なんて我が儘な自分の欲求を満たしてくれるのだから、カレーは素晴らしい。まさに自分の為のメニューであると当時は思っていた。

…話が逸れた。
突如、声をかけてきた男の指差した先には、傍らの1枚のチラシ。
食堂に入る前に、半ば無理矢理押しつけられた色鮮やかな紙。そこに書いてあったのは、劇団の公演の知らせ。演目は、有名な歌劇のそれだった。

素直に、面白そうだとは思った。何より、チラシに描かれた怪人に目を奪われた。
男からの問には、ややあって肯いた]

(43) ふゆのひと 2015/02/10(Tue) 00時頃

【人】 道化師 ネイサン

[――「ええ、興味はあります」

そう言った所で、「それ、俺も出てる」という返答に、え、と弾かれたように顔をあげる。
男と、目が合った。
そして同時に、彼の眼前に晒される自分の火傷の痕。咄嗟に俯くと、振ってきたのは軽い笑い声だったか。

――「アンタには、合ってるんじゃないかねェ」

何処か面白がったような、それでいて皮肉じみてはいない調子で告げられた言葉。聞いた当初は意味が分からなかった。
聞き返そうとした矢先に、彼は背を向けて、何処かに行ってしまったのだから。
しかし、彼の言葉は、チラシに記された当日に明らかとなった]

(44) ふゆのひと 2015/02/10(Tue) 00時半頃

【人】 道化師 ネイサン

[見に行った演目。
その怪人は、醜く爛れた素顔に反して、挙動はひどく鮮やかだ。
手を伸ばした途端、彼の掌から飛び出す薔薇の花。
その公演が終わる頃には、自分はすっかり怪人に魅了されていたのを覚えている。

怪人に憧れて、その日から始めた手品は、今ではそれなりの腕だ。
本業の者には遠く及ばないものの、それでもバイト中に会う子供達は、手品を見て笑顔になってくれる。

いつだったかも覚えていない、あの小さな劇団の公演。
あれは、間違いなく自分のルーツの1つだ。
そう思っている**]

(45) ふゆのひと 2015/02/10(Tue) 00時半頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

[呟きは誰かが拾っただろうか。>>39
もし誰かから反応があったならば、その者と会話を交わしたかもしれな

い。

カレーを勧められたなら曖昧に笑って、ありがとう。とだけ答えたけれど

その場からは動かずに居る。
それは案に断りの体を表していただろう。
テーブルに向かっていく3人からそっと離れて、壁際へと向かう。

途中、瑛美と少しばかり目があっただろうか。>>41
出会った頃より剣の薄れたそれは、誰かの影響だろうか。>>0:230
笑みを返すにも何か違う気がして、彼女が視線を外せば、自然と自身も気

にせずに眼を離す。

……トン、と壁際に寄りかかり、その光景を眺めやる。*]

(46) milkxxxx 2015/02/10(Tue) 00時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

――鈍い痛みは
       これまでと違う痛みにかわり
        私の母体が崩れ落ちる―――

(47) ヒヨコ 2015/02/10(Tue) 00時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

これが………
答え……なの……?

[抜け出た小さな命はか細く
するりと私の中から出て行くと伸ばした手の中でゆっくりと消えていった……。]

(48) ヒヨコ 2015/02/10(Tue) 00時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

傷ついた心に残る後悔は
親としての自責の念

産み滅ぼして知り得た親の愛は重く

私の選択は間違っていたと謝ってどうにもならない涙は頬を伝い朱色の畳へと堕ちていく。]

(49) ヒヨコ 2015/02/10(Tue) 00時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

―――再び弾む
          お腹の痛みに気がつけば―――

(50) ヒヨコ 2015/02/10(Tue) 00時半頃

【人】 星先案内 ポーラ

[さりげなく、梶の服の袖を引っ張って、給食係のようでさえある千秋の元へと歩み寄る。
野放しにするのも怖かったので、というのはまた、自分勝手で失礼な話だが。]

 すみません、任せてしまって

[ぺこり、と千秋に向って頭を下げる。平然を装う。]

 かわりましょうか
 ずっとよそう役だと、余計におなかすきません?

[返事を待ちつつ、集まった面々を見渡して。
既に食事をはじめている者も、食べる素振りを見せない者もいるようだが。
共に作業をしたピエロ>>42がまだ皿を持っていないことには、おや、と目を留めた。
彼には、後で声をかけるとして。]

 あの、制服の女の子、まだ休んでるんですかね?

[見当たらない姿に思い至り、ぽつりと呟いた。]

(51) nabe 2015/02/10(Tue) 00時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[消えないで!と叫んで目を覚まし
私のお腹は無事かと確かめれば、夢であることをしって安堵する自分。]
ごめんなさい……
これが答えなんだよね……

[私の精神の限界を感じ取った、最後の抵抗だったのだろうか。
失う怖さを見せつけたリアルな夢は夢であったことを感謝させるほど深く私に突き刺さり
産む決意を私にさせた。

重い腰をあげてホールへと向かう**]

(52) ヒヨコ 2015/02/10(Tue) 01時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[台所にやってきて、さっそく須藤を探そうとしたのに、北仲に袖を掴まれた。>>51 迷惑な話だ。そこまで監視しなくたって、言うときは言うし、言わないときは言わない。まあもっとも、今は口を滑らす気満々だったわけだが]

(53) rei0x0 2015/02/10(Tue) 01時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[目の前に置かれている皿を見ながら考える。この場から帰ることは可能なのだろうかと。
こんな場所は嫌だ、帰りたくない。ずっとそう思っていたが、帰ったところでどうなるんだろうか。
ここの何倍の人が外にいる?何倍の視線が自分に注がれる?
ここにいるメンバーの視線に耐える方が、何倍もマシなんじゃないか]

[ふと、ここに居ると……少しだけ昔の自分が戻ってくるんじゃないかと思った。
醜くなる前の、素直な自分。あんな自分が汚くなる事件が起こった所だからこそ、リセットもここでしかできないんじゃないか。
そんなことは二度とないかもしれない。でも、あっちに居るよりはいいんじゃないか]

[慶一だって馬鹿じゃない。この世界がどこかおかしく、時が止まったように元居た所から切り離されているのに気付いている。それでも、あちらの世界で終わりの瞬間まで苦しみ続けるなら、楽な道を選びたい]

ま、消去法でしかないけど。

[でもあちらの世界の自分を汚いものを押し付けて、こっちの自分は綺麗になったと考えられるのなら。ここを出ることこそ、彼の望まない事なのだ**]

(54) rei0x0 2015/02/10(Tue) 01時頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

[ぼんやりと風景を眺めていれば、寧斗がカレーを勧められているのが目に止まる。>>42
壁に凭れ掛かりながら、ついと声を投げる。]

……食べてみれば?
ここに居るのなら、いつまでも仮面付けたままっていう訳にはいかないでしょう。

自己紹介してみて。


 ―――ピエロとしてじゃなくて、ちゃんとした貴方のこと。


そろそろ、みんな、知りたいと思ってるわよ。

[それは決して責めるようなものではなく。興味からでもない。
手を差し伸べる事が出来る彼を見たから、本当の彼を見たいと思った。>>2:116>>2:120
信用してもいい。ただそれだけのこと。

瑞希の促しは、寧斗の耳に届いただろうか。
もし、彼の耳に届いたとして彼がそれを渋ったとしても、強くは強要しなかっただろう。**]

(55) milkxxxx 2015/02/10(Tue) 02時頃

【人】 ろくでなし リー

 ― いつのことだったか ―

[ まだ明日香と意思疎通が出来た頃。
 ――そして、まだ臨也が大学院に通っていた頃のこと。

 臨也はあまり食べるということに興味がない。
 …面倒くさいという感情が先に立つ。
 だから、親から与えられる生活費の殆どは、そのまま。
 手を付けずに口座に放り込むなんてしてたっけ。

 それでも、気紛れに院内の食堂に行くこともあって、
 偶々寄ったそこで、当時からバイト代わりの代役業、
 まァつまり、代役を頼まれた芝居のチラシを持っている
 男がカレーを食べていた。>>43

 幸い、顔は知らない相手。ならば宣伝してもよかろうと。
 臨也は食事中に悪ィなと思いつつも話しかけてみた。]

  「 ――それ、見に来るのかい? 」

(56) rinaria 2015/02/10(Tue) 05時頃

【人】 ろくでなし リー

[ 暫く間はあったけれど、返事が返って来たんだっけ。
 興味はあると、告げられたので臨也は更に続けた。]

  「 それ、俺も出てる。 」

[ ところで、当時。
 臨也はとある芸名を使って代役業をこなしていたので、
 厚い舞台化粧をしてしまえば知り合いに見られたところで
 悟られない自信があった。
 だから、自分の出る芝居を教えることには抵抗がなかった。

 そうして、驚いたように顔を上げた顔には――火傷の痕(>>44)。
 人の外見を気にしない臨也であったから、
 からからと笑っては、こう言った。]

  「 アンタには、合ってるんじゃないかねェ。 」

(57) rinaria 2015/02/10(Tue) 05時頃

【人】 ろくでなし リー

[ その時に男が演じる予定の役は、
 顔に醜い火傷を持つ孤独な怪人の役。

 一人の女性に恋慕し、愛したいと願ったけれど、
 その女性の心は別のところにあって。
 それでも女性が彼に愛情を示してくれたことで、
 女性への執着が氷解したのだったか。確か、そんな話。

 そうして、女性へ捧げる薔薇の為に慣れない手品なんてもの
 にも手を出したことを覚えている。

 眼前にした火傷を見て、怪人の生涯を思い起こした臨也は、
 気紛れにも勧誘をしてみたのだった。

 ――彼が来ようと来まいとどちらでも。
 興味があれば、という感じで一言告げて踵を返したんだった。]

(58) rinaria 2015/02/10(Tue) 05時頃

【人】 ろくでなし リー

[ さてはて、暫くして臨也は舞台の上。
 暗い客席に食堂で出会った彼が居たのかは分からなかった。

 それでも、指先ひとつ鳴らして紅の薔薇を手の中に咲かせ、
 愛した女性へ捧げる頃には、
 拍手の影に知った顔を見たような気がした。

 それが、少し前に珍しく勧誘を行った男であるかは、
 確信は持てなかったけれど。

 もし、彼がこの舞台を見たのなら、

  顔がどうであろうと人間、大事なのは中身なんだぜ。

 そう、肩でも叩いてやりたいところだった。
 食堂で出会った男は顔を気に病んでいるようだ(>>44)と、
 その挙動を見てそれとなく思ったから。]

(59) rinaria 2015/02/10(Tue) 05時頃

【人】 ろくでなし リー

[ それでも、その後臨也が院の食堂へ訪れることは無かった。
 明日香をテーマパークへ連れて行って(>>1:114)、
 その直後、暫くは行き続けていたけれど、
 結局のところ、男は大学院を辞めてしまったのだから。

 だから、何時か会った青年に会うことは無かった。

 ――明日香と行った夢の国で、
 ピエロの声に覚えがあると、何処か、そう思ったことも、
 似たような声の人間なんて幾らでも。と、
 記憶の中に埋もれさせてしまったから。

 けれど、気付いたらこの奇妙な場所に居て、
 初めて聞いたはずの声の中(>>0:195)に既視感を感じた。

 偶然の一致かも知れないけれど、
 もし、あの日、夢の国で会ったピエロであったなら、
 ――それがもし、何時ぞやの青年であるのならば、尚。
 礼のひとつくらいは言っておこうと思った。]

(60) rinaria 2015/02/10(Tue) 05時頃

【人】 ろくでなし リー

[ 丸一日に満たない僅かな間とはいえ、
 その日、明日香や臨也を夢の中に引き込んでくれた
 最大の立役者であったのだから。

 ピエロの兄さんが臨也を覚えていなかった(>>0:218)としても、
 次にその顔を見たなら声をかけることにしようと。
 男はそう決めたのだった。

  ――全くの別人だったら恥ずかしいなァ。

 そんな事もしっかり心の裡で考えながら。*]

(61) rinaria 2015/02/10(Tue) 05時頃

【人】 ろくでなし リー

 ― 鸚哥の記憶 ―

[ 匂いを辿る矢先、ふと思い出した昔のこと。
 そのついでのように、別の記憶が男の中へ蘇った。

 誰もいない静かな家の中。
 静かで、そして、一人には広すぎるそこに、
 鮮やかな羽の鸚哥が一匹、鳥籠の中で微睡んでいた。

 臨也が少年であった頃に鸚哥はここへやって来た。
 何時のことだか、もう覚えてはいない。

 長い間、この鸚哥は臨也の趣味(>>1:101)に付き合う
 相手であったけれど。最近はとんと返事もしなくなっていた。
 それは、鳥にしては長生きの年のせいであったかもしれないし、
 何か病を患っていたのかもしれない。]

(62) rinaria 2015/02/10(Tue) 06時頃

【人】 ろくでなし リー

[ しかし、生憎と臨也には鳥についての知識は無く。
 その時に偶々代役業の芸名を考えていたものだから、
 喋ることを止めた鸚哥の代わりに、「七色いんこ」なんて
 一風変わった名前の芸名にしたのだった。

 何時か、目にした漫画の影響もあったのだけれど。
 ――代役業を生業とする男の話。
 当時はそれがしっくりする環境であったものだから。

 そうして、臨也が代役業を務める劇のチラシの端。
 鸚哥の名前が印字されることになるのもすぐ後の話。*]

(63) rinaria 2015/02/10(Tue) 06時頃

【人】 ろくでなし リー

 ― 台所 ―

[ 幸い、ホールから台所まではそう離れてはおらず。
 昔のことをひとつふたつと思い返していれば、
 そう時間もかからずに辿り着く。

 そうして、未だ中へ入りはしないけれどちらりと覗けば、
 先に到着したばかりであろうか人影>>41>>53が見えた。

 その先には若者数人に詰め寄られるピエロの姿。>>42
 それに、他にも幾人も。…殆どここで見た全員に近い。

 そんな中のミズキの声>>55は男には助け舟にも近いもの。
 ――それでも、仮面を外すかは兄さん次第。

 そこへ玄関の扉の話を持ち込むワケにもいくまい。
 中へ足を踏み入れるか、どうしようかと、
 男にしては優柔不断なことに、台所の手前で立ち尽くし、
 ピエロの兄さんの返事が返るのを、待った。]

(64) rinaria 2015/02/10(Tue) 06時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

――台所――
和室を出てホールに向かうと
近くの台所に少しだけお腹を庇いながら入る。

美味しそうなカレーの匂いに釣られて足がそっちへ向いたのだ。食堂の中に入ればいくつかのあった人達の顔ぶれ。臨也さんが見えたならパーカーを返してどうすれば食べられるんだろうと考えている。]

(65) ヒヨコ 2015/02/10(Tue) 09時頃

【人】 友愛組合 チアキ

[神田という名の少女がぽつりと呟いた、イントネーションという単語を千秋の耳が拾ったのは、やはり過敏になっていたからだろう。>>39 竦みそうになる足に力を入れて、少女へと向き直る。]

 神田さん……で、あってましたっけ。カレー、食べますか? 多めに作ったから、全員分ありますよ。

[そう声をかけてみたけれど、神田は小さく笑って、壁際へと歩いて行った。>>40
 その態度は、どこか一歩引いたようにも、何か考え事をしていて、他のことにまで気を回す余裕がないようにも、見えた。
 この台所で千秋が得たような何かを、彼女もまた、合宿所のどこかで得てきたのだろうか。]

(66) busoa 2015/02/10(Tue) 20時頃

【人】 友愛組合 チアキ

[何人かにカレーをよそった頃、横合いから瑛美に声をかけられて、千秋は振り向く。>>51]

 あ、お帰りなさい。よそってるだけですし、気にしないで……。

[返事をして振り向いた先、瑛美の手が梶という少年の服の袖を握っていることに気づいて、千秋は何故だか面白くない気分になる。いや、あるいは、みんなでご飯なんて冗談じゃない、みたいな事を言った梶を、瑛美が無理やり連れてきたとか、そういうことかもしれない。
 そんなことに頭を回していると、瑛美からよそう役を代わろうかと提案された。]

 あ、ええと。

[確かにカレーの良い匂いは、千秋の食欲をこれ以上ないほど刺激していた。しかし、それは瑛美もまた同じではないだろうか。迷った視線の先、梶の服の袖をつまむ瑛美の手がまた視界に入る。]

 それじゃあ、お願いします。
 僕の分と、梶くんの分、よそってもらえますか? ……梶くんも、食べますよね、カレー。

(67) busoa 2015/02/10(Tue) 21時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

[いくつかのやり取りのあと、梶にもカレー皿を渡すことに成功して、>>54 千秋は腰を落ち着ける場所を探して広くはない食堂を歩く。
 カレー皿を持ったまま、空いた椅子を求めて視線を巡らせれば、食堂の入り口に立つ五十嵐と神鳥に気が付いた。瑛美が神鳥という名の少女を心配していたことを思い出す。>>51 ホールから和室へと神鳥を連れて行ったのは五十嵐だったので、千秋は深く考えることなく、連れだってやって来たのだろうと解釈した。少しだけ意識して深く息を吸い、声をかける。]

 あ、五十嵐さんと神鳥さん。体調は、大丈夫ですか?
 ちょうど、カレーが出来たところですよ。
 寝起きにはちょっと重いかもしれませんけど、食べられそうなら、お腹に入れておきませんか? 今なら、あっちで瑛美さんがよそってくれていますし。

[二人がカレーを食べるというのなら、千秋は瑛美の元まで案内しただろう。]

(68) busoa 2015/02/10(Tue) 21時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

カレーの匂いおいしそうですね…、
私も食べたいです…
お腹が空いてしまって………。


[体調を気遣ってくれた千秋にコクンと頷き彼についていき彼の後ろについていく。]

(69) ヒヨコ 2015/02/10(Tue) 22時頃

【人】 友愛組合 チアキ

[てこてこと千秋の後をついてくる神鳥は、最後にホールで見た時よりは顔色が良さそうだった。とりあえず、食欲があるなら大丈夫だろうと、千秋は根拠もなくご飯の力を信じている。]

 体は資本ですから……。食べられるときに食べないと。
 味は、たぶん、日向さんが美味しいって言ってくれたから、不味くはないはずです。きっと。

[千秋はカレー鍋の場所まで案内して、瑛美に神鳥の分もカレーをよそって欲しいと頼んだ。]

(70) busoa 2015/02/10(Tue) 22時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[ついていけばカレーをよそってもらい
机にそれを置くと静かに座り貰ったカレーに手をつける。

慶一さんの姿がみえれば目を合わさずに臨也さんがいればパーカーをタイミングを見て返す]

食べたカレーが私のお腹に入ると不思議とお腹の痛みは止んだようで…

少しだけ安心して涙がほろりと一つ伝う]

(71) ヒヨコ 2015/02/10(Tue) 22時頃

【人】 道化師 ネイサン

[自己紹介をして欲しい>>55。今更のような言葉から、初めて彼等と顔を合わせた時のことを思い出す。
そう、彼等に告げたのは、寧斗という名前、それから仕事だけだった。

彼等の事を信用していなかった訳じゃない。
あくまで、この格好で―ピエロとして接するだけなのなら、それだけで事足りる。そう思っていたから。

けれど、場違いなピエロに対しても真摯に接してくれた彼等に対して、奇妙な仲間意識のようなものを抱いたのは事実だ。
彼等なら、或いは――。そんな淡い期待を僅かに抱く。
それに、自分たちはここに閉じ込められているのだ。遅かれ早かれ、分かってしまう事だろう。

彼女からの言葉には、小さく頷く。仮面の下に、意を決したような表情を浮かべて]

(72) ふゆのひと 2015/02/10(Tue) 22時半頃

【人】 道化師 ネイサン

えぇと、少し……いや、かなり見苦しいけれど、ごめんね。

[謝罪をひとつした後、恐る恐る、仮面に手をかけ、外す。

露になった素顔は、元々はそれなりに端正なものだったのだろう。
しかし、それを覆い隠すような、爛れた痕が酷く痛々しい。
反応を伺うことはせずに、此方に視線が向けられていたならば、小さく苦笑する。引き攣った頬に走る痛みにはもう慣れた]

あー、ご覧の通り。
昔、怪我をしてしまってね。

食事以外の時に外すつもりはないから、気にしないでもらえると嬉しいな。
難しいかもしれないけれどね。

[自己紹介というより、事故(に会った)紹介になってしまったが、そんなことを気にする余裕はない。
えぇと、とか、その、とかしどろもどろになった後、視線をテーブルへと落とし、仮面を机に置いて、代わりにスプーンを手に取った]

(73) ふゆのひと 2015/02/10(Tue) 22時半頃

【人】 道化師 ネイサン

……それじゃあ、いただきます。

[手を合わせた後、俯いた顔をカレーの皿へと向ける。
彼等の目を見るのが、酷く恐ろしい。そう思った。

その視線が、軽蔑や失望に満ちたものだったとしたなら、自分は――。
火傷の名残、薄い皮膚となった頬を撫でる外気が酷く冷たい気がした]

(74) ふゆのひと 2015/02/10(Tue) 22時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

[寧斗が静かに語りながら仮面を外そうとしたとき、見苦しくてごめんねと前置いたことに、千秋は疑問を感じた。しかし、その疑問の答えはすぐに、仮面の下から現れた。>>72 ひ、と短く息を吸った。千秋は、それが自分の発したものか、周囲の誰かが発したものか、分からなかった。けれど、少なくとも、自分のものであった可能性を、否定することはできなかった。
 気にするな、自分は全然気にしない、と。人間、外じゃなくて中身で勝負でしょう、と。心の底から言えるだけの懐の広さが、千秋にあればどれだけ良かっただろう。
 寧斗がここまで、かたくなに仮面を取ろうとしなかったのも、頷ける。道化の仮面の下にあった素顔は、本能的な嫌悪を煽るには十分なほどのものだった。
 だから。]

 まあ、そんなこともありますよ。

[だから、きっと千秋の声が裏返りかけていたことも、浮かべた笑顔が引きつっていたことも、寧斗にはばればれだっただろう。彼のように上手くは、できないものだ。>>2:82
 千秋は固い表情のまま、寧斗が座る席の正面に腰を下ろす。何かを言わなければと思ったけれど、結局何も言えなくて、いただきますと、ただ手を合わせた。*]

(75) busoa 2015/02/10(Tue) 23時頃

【人】 星先案内 ポーラ

 はい、どうぞ

[するりと場所を入れ替わって>>67、お皿に適当な量をよそう。
その適当な量、というのがまた難しいのだけれど、他の皆の持っていたお皿を見て、こんなものかなあと。
梶や神鳥や五十嵐の分も盛りつけながら、当然のように、一旦はかわしたらしい>>42ピエロの分も。]

 だって、ネイさん明らかお腹すかせてたじゃないですか

[ホールでの一幕を思い出しつつ。問答無用でそれなりの量を皿に盛る。
なんなら別室ででも、と言おうと思ったが、その必要もなかったらしく。>>74]

(76) nabe 2015/02/10(Tue) 23時頃

【人】 星先案内 ポーラ

[横目でその様を見ながら、最後に自分の分も。
他者によそったのと比べて、随分と控えめなこれを要求するのが嫌だったのだ。
こっそり手早く用意して、するりとピエロの隣>>74を陣取る。彼を取り囲むように。>>75]

 となり失礼します

[すちゃっとスプーンを構えて、手を合わせる。]

 いただきます

[特に何かコメントすることもなかったし、
そうしたことに明確な理由を挙げることもできなかったが。
当然のようにスプーンを動かし始める。]

(77) nabe 2015/02/10(Tue) 23時頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

[頷きを見て、仮面に手をかける寧斗を静かに見守る。>>72>>73
自己紹介、という言葉通りぽつりぽつりと告げられる彼の話に耳を固くけていれば、戸口から人の気配がして。
話の隙にそっとそちらへと目を向けた。

台所の入り口で佇む主は、下駄を履いていて。>>64
その特徴から誰が其処に居るかを知る。
入ることを躊躇っているのか、それとも別の意図があるのか。
今はまだ計りきれず。そのことは口に出さないまま、再び寧斗へと視線を向けた。]

 ――……。

[彼の話がちょうど終わろうとしている頃、ようやく仮面の下から覗いた彼の顔を見て、少しだけ目を見張る。

ただ、それも。カレーから目を離せず俯いた彼を見ていれば、長くは続かなかった。]

(78) milkxxxx 2015/02/10(Tue) 23時半頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

 ――なんだ。格好いいじゃん。

[微笑い、壁から背を起こす。
一歩踏み出せば、また一歩。進む足取りは軽くなり、テーブルを囲む輪へと向かっていく。]

 隠してるの、もったいないんじゃない?
 モテそうなのに。

[そう告げる声に悪意はない。
場を和ませるように、多少の揶揄は混じえたが、賞賛を向けたつもりだった。
ただそれがどう取られるかは聞く者次第。
時には反感を買う事も知っている。

不意に、くるりと振り返り、戸口に立つ男へと視線を向けて。
ねえ?と同意を示す。>>64
そこにもう一人佇む男の姿を、テーブルに居る人々へと紹介するように。*]

(79) milkxxxx 2015/02/10(Tue) 23時半頃

【見】 子守り 日向

[黙々とカレーを食べ進めていれば、次々と人が食堂に集まってきただろうか。自分が滑り込んだ時には千秋一人だったそこは、すっかり賑やかな場になってきた。

と、寧斗の声が聞こえて、顔をあげる。>>73
まごついたような謝罪の後、彼が仮面に手をかけた。……ああ、そうか。仮面の下にもうひとつ、素顔があるのか。
そんな当たり前のことを今更思ったのは、出会った当初から一度たりとも彼がその仮面を外すところを見てはいなかったせいだろう。

──素顔が露わになった瞬間、誰かの息を呑むような声が聞こえたような気がした。
予想していなかった素顔に、流石にカレーを掬う手が一瞬止まる。

……けれど、たぶん、それよりも。
他の者と視線を合わせず俯くその姿が、いつかの自分と重なって。>>74]

痛く、ない?

[言葉通り、とうに昔のものであろう傷跡はきっともう痛むことなどないのだろうと、頭では分かっていたけれど。
思わず滑り落ちた言葉は、少し前須藤にかけたもの>>1:@5と、同じだった*]

(@4) Maki_hinata 2015/02/11(Wed) 00時半頃

【人】 ろくでなし リー

[ 室内を窺う最中、何時ぞや男が和室へ送り届けた少女(>>65)が
 やって来たんだったか。

 その際、少女へ貸したままであったパーカーを渡された。]

  ――おう。それで、具合はよくなったのかい?

[ 貸したものが返るついでにとそう問い掛け。
 返事が返る前に、少女へ新たな声がかけられたから(>>66)
 少女の体調の善し悪しを知ることは暫く、お預け。]

  俺は元気さ。この上ねェほどにな。
  …後はたまに鳴るこの腹を満たせるものがありゃ完璧だ。

[ 次いで男にも食事のお誘い(>>68)がかかった。
 それに返す間に先に歩き出す誰かさんがいたもんだから、
 (>>69>>70)男も少しは歩を進めはしたけれど。

 誰が用意した(>>76)のだか暫くして目にした机上には
 人数分の皿と中身が置かれていて。]

(80) rinaria 2015/02/11(Wed) 01時半頃

【人】 ろくでなし リー

[ その光景が男には何やらとても新鮮で、勝手に足は止まり、
 ぱちくりと半眼を瞬いて、…ヘェ。なんて勝手に声が漏れた。

 置かれた椅子はそれなりに埋まっていた(>>30>>54>>71>>77)
 けれど、壁際へ佇む少女の姿>>46もあった。

 ――それと、少年少女の合間、黙々と食べ進める人影>>@4も。
 ちらりと目の端を鮮やかな黄色が掠めた気がしたから、
 視界に収まりきらずとも、男の知っている少女なのだろう。

 そうして、立ち止まっていれば、
 妙な前置きと合わせてピエロの兄さんの顔が見えた。>>73
 ……男は小さく小さく息を飲む。

 同じく聞こえた誰かの短い息(>>75)とは違う。
 見えたその顔に、――火傷の痕に覚えがあった為に。]

(81) rinaria 2015/02/11(Wed) 01時半頃

【人】 ろくでなし リー

[ だから壁際の少女から話が振られたのであろう>>79その時に、
 必要以上にひくりと口の端を吊り上げた。
 続く同意を求めるかのような声には何とか。]

  ――ぁ……あー…、そうだなァ…。
     悪くないんじゃあねェの?

                   ……人ってのはさァ。

[ そうして、思い出したのは随分と昔のようにも思える記憶。
 二の句を継ぐ前に一度だけ、息を吸った。]

  顔がどうであろうと人間、大事なのは中身なんだぜ。

[ 何時かの昔(>>59)には言えなかった文句。
 ――男の意図するところがピエロの彼に通じるかどうか。
 それは分からなかったけれど。

 …ただ、それでもその言葉を口にすれば、
 男の表層へ浮かび上がった微かな動揺は収まったのだった。]

(82) rinaria 2015/02/11(Wed) 01時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[かけられた声に>>67頷いてみせる。人間、いつだって腹は減る。いくら嫌味つらみの…とて、空腹時のカレーの香りには適わない]

ありがとう給仕係さん。
……北仲さん、食べにくいからそろそろ袖離してくれる?

[そう言いながら多少乱暴に袖を掴んでいた手を引き剥がす。そして今度は握られないように、さっさと遠くの席に腰かけた]

[その後ホールに入ってきた神鳥>>71に、…は目もくれない。もはや、興味は失ったとばかりに。もうすでに彼女の醜い所は見せてもらった。二度見ても、何も楽しくないのだから]

[次いで現れたピエロの素顔。>>73 ちらっと見た途端に、吐き気が湧きあがる。自分の顔もああなっているのではないかと。焼けただれた顔に、他のメンバーのように暖かい言葉をかけるはずもなく、かといって冷たい言葉をかけられもしない。ただ、その顔を見ないようにするのに、必死だった]

(83) rei0x0 2015/02/11(Wed) 02時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

ッ、あのさぁ、こんな風に和んでるけど、みんなわかってんでしょ。
そろそろ、ここが今まで自分が居た所とは別の場所なんじゃないかって。

[和やかな雰囲気を叩き壊すかのように、吐き気を抑えながら声をあげる]

そろそろ、決めなきゃなんじゃないの。覚悟。
ここに残るか、それとも帰る道を探すか

(84) rei0x0 2015/02/11(Wed) 02時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

>>80
体調は…
大丈夫みたいです。

お騒がせしました…

[ペコリと挨拶を]

(85) ヒヨコ 2015/02/11(Wed) 08時半頃

【人】 星先案内 ポーラ

ーーあ、ちょっと、

[剥がされた手>>83に、咄嗟に声を上げながらも、自分の行動を振り返って羞恥に頬が染まる。]

そっ、ゆーんじゃなくて!
……すみません

[するりとすり抜けて行った梶>>83に向けて、そんな叫びと。
自業自得に無礼を重ねたな、と辛うじて回る頭の片隅が消え入りそうな謝罪を押し出した。*]

(86) nabe 2015/02/11(Wed) 18時頃

【人】 星先案内 ポーラ

ー 現在 ー

さがす、って言ったって

[隣人に対し、思っていたような言葉の棘を飛ばすこともなく行われた突然の問題提起>>84に、思わず手を止め素っ頓狂な声を上げる。]

窓、割れませんでしたし
勝手口も、ダメだったんですよね
玄関も、あきそうになかったですよ

[ねー、とチャレンジした当人>>74を振り返る。
梶も、その場に居合わせたように思うが。
そんな疑問を表すように首を傾げる。]

(87) nabe 2015/02/11(Wed) 18時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

どっかから入ってきてんだし、どっかから出れるでしょ。

[不思議そうな声に、面倒臭そうに返事を返す>>87 そりゃ、あんなダイナミックに窓を割ろうとして割れなかった事を忘れている訳ではない。それでも、入ったからには出る方法もあるはずなんだ。多分]

もう一度、施設の怪しい所をまわってみようよ。
窓に扉に……いくつも候補はあるでしょ。

[カレーを一口、口に含みながら。全員の様子を伺う。誰が帰りたくて、誰が帰らなそうか。見極めておきたかった]

(88) rei0x0 2015/02/11(Wed) 19時頃

【人】 道化師 ネイサン

[ひ、と息を呑んだのは誰だったか>>75
カレーを掬う手が止まる。
まぁ、当然の反応だろう。こんなものを見れば、誰だって驚くはずだ。

それでも。
頬を引きつらせ、声を震わせながらも、自分の正面に腰掛ける少年>>75
そして、さも当然と言ったふうに隣の席へ腰を下ろした少女>>77

逃げ出すどころか、自分を囲む様に席を取り、食事を始めた彼らの様子には戸惑いを隠せない。というか、なんだろう。照れくさい。耳がやけに熱い気がする。

俯きながらも、2人の様子をちらりと伺っていれば、更に思いがけない言葉が降ってきた>>79]

(89) ふゆのひと 2015/02/11(Wed) 19時頃

【人】 道化師 ネイサン

え、えぇ、あ、ありがとう……?

[素っ頓狂な声を上げつつ、頭を小さく下げる。
格好いい、なんて言われたのはいつ以来だろうか。少なくとも、傷を負ってから言われたことなんて一度もないだろう。
自分の顔に向けられるのは、嫌悪や不快感、良くても同情といった、負の感情ばかりだったから。

お世辞だろうとは思う。それでも、恐れるような素振りも無く、此方へ歩み寄ってくる彼女の様子だけで、酷く救われたような気さえした]

(90) ふゆのひと 2015/02/11(Wed) 19時頃

【人】 道化師 ネイサン

[そうして、唐突に後ろを振り向いた彼女。その視線の先にいたのは、見覚えのある男>>82
顔には覚えがあったから、院の何処かですれ違った程度の知り合いだろうと思っていた。
それ以上、深く思い出そうとする事はなかったけれど、漸く気付いた。

そう、見覚えがあるなんて程度じゃない。
人を楽しませるための自分の武器。そのルーツの1つである、舞台の上の仮面の怪人。
彼こそまさにその人だったのだ。

舞台に誘ってくれた彼には、本当に感謝をしている。例え歌劇の世界と言えど、醜い怪人にも輝く術がある。それを教えてくれた人なのだから]

(91) ふゆのひと 2015/02/11(Wed) 19時頃

【人】 道化師 ネイサン

……ありがとう、ございます。
その、あの時も、本当に。

[彼が覚えているかは分からない。が、やや俯きながらも、臨也に向かって頭を下げた。それ以上は言葉に成らず、飛び出そうになった嗚咽と涙を押し込むように、多めによそられたカレーを思いきり頬張っただろう]

(92) ふゆのひと 2015/02/11(Wed) 19時頃

【人】 道化師 ネイサン

[まぁ、それでも、やはり不快な顔には変わりないというのはよく分かっている。
少し離れた席に座る少年と目が合った気がした>>83
その顔はやけに青白い。やはり、見ていて気分の良いものではないのだから、当たり前の反応だろう。そう思った。

多めによそられたカレーを勢いよく押し込めば、最後の一口とほぼ同時に、仮面で再び自身の顔を覆う。

あんなに暖かい言葉をかけられても、やはり、自分の顔を晒すのに抵抗を覚えてしまう自分がいて、少々情けない気持ちもある。
仮面の下で頬を濡らした何かには、自分でも気付かない振りをした]

(93) ふゆのひと 2015/02/11(Wed) 19時頃

【人】 道化師 ネイサン

―現在―

そうだね。玄関は開きそうにない。
鍵もかかってないのに、壁みたいにびくともしなかったよ。

[エミに同意を求められれば>>87、頷いて肯定を返す。
まるで空間に固定されていたあの扉を開く術なんて、まるで思いつかない]

他の扉を探してみるべきかな。
案外、他はアッサリと開くかもしれないしね。

[自分でも、その可能性は薄いと思う。けれど、手段を探す事を辞める気はなかった]

(94) ふゆのひと 2015/02/11(Wed) 19時頃

【人】 道化師 ネイサン

[確かに、この場所は暖かい。素顔を晒しても、嫌悪を顕にする人間は多くない。

けれど、酷く寂しい場所だ。
ここは、自分の為の場所じゃない。そう思う。

醜い怪人であろうと、人を笑顔にする事が出来る。
そのための舞台は、きっと、この建物の外。
現実の中の『夢の国』だ**]

(95) ふゆのひと 2015/02/11(Wed) 19時頃

【人】 友愛組合 チアキ

[残るのか、帰る道を探すのか。>>84
 梶の問いかけに、千秋は目を伏せた。きっと、ここで暮らそうと思えば、暮らせるのだ。何故だか用意されている食料に、水、電気。過ごしやすい気温。おそらくは、探せば着替えだって得られるのだろう。
 ここで、安穏とした時を送ることが、たぶん出来る。けれど……。
 瑛美と、寧斗と共に作ったカレーを一口、食べる。自分で言うのもなんだけれど、それは確かに美味しかった。
 咀嚼したものを飲み込んで、千秋は視線を上げた。]

 そういう事なら、僕は、探します。帰る道を。
 僕は帰りたいし、帰りたいと思っている人が居ることも、知ってます。まだ、どうすれば良いかの見当はついていませんけど、帰るために動く、つもりです。

[千秋は、もう一度カレー皿に視線を落として、付け加えた。]

 ご飯を食べて、片づけて、それからになるでしょうけど。

(96) busoa 2015/02/11(Wed) 22時頃

【見】 子守り 日向

[皿を空にした頃合いだろうか。梶がどこか耐えかねたという風に声を上げた。>>84
その声の内容に、「ごちそうさまです」と合わせかけていた手がぎこちなく止まる。

梶の言葉に反応した何人かが、次々と声を上げた。>>87>>94>>96
帰る道を、探します。他の扉を探そうか。
きっぱりとしたそれらの声に、急激に心が萎む。]

……ごちそう、さま。

[小声で告げて、固まったままの手をそろりとおろし俯いた]

(@5) Maki_hinata 2015/02/11(Wed) 22時半頃

【人】 星先案内 ポーラ

 隠し扉でもあるんですかね

[怪しい所>>88、と言われて、力づくを一度試した身として思いついたのはそんな突拍子もないお話だったが。
出口を探すことに、異論はない。]

 窓……2階、とか?

[首を傾げつつも、自分でよそった分を平らげて、ごちそうさまでしたと手を合わせる。
皿を片付けてしまおうと立ち上がりつつ、同じく食べ終わった様子の少女>>@5に、ふと声をかけた。]

 あおいちゃん、は、探してたんだよね、出口
 2階も、もう見た?

[こんな小さい子まで、と不憫に思ったことを思い出す。
家に帰りたかったのだろうと、思っていた。今も当然、そうなのだと。
出口を見つけようね、と、その思い込みを疑いもせずに、笑顔を向ける。]

(97) nabe 2015/02/11(Wed) 22時半頃

【見】 子守り 日向

[俯いたまま、ああ、先に皿を片付けてしまおう。逃げ道を探すようにそう思って顔をあげれば、北仲から声をかけられた。>>97
探してたんだよね、出口。──ちがう、そうじゃない。
私は、違う。

真っ直ぐな笑顔が、もう痛い。これ以上誤魔化しきれない。
……ここが潮時だ、そう思った。
視線を合わせずに、首を横に振る。]

……2階、じゃないと思う、

[出口が開くとしたら、それは]

……ホールの、扉。
出口なら、そこだと、思う……

[早口に、告げる。
それは、もう既に開いた扉を目撃した五十嵐の耳にも、届いただろうか。>>32
……終わりの方は、もう声が随分湿っぽくなっていて。
それが、北仲にも伝わってしまっていないことを祈った。]

(@6) Maki_hinata 2015/02/11(Wed) 23時半頃

【人】 星先案内 ポーラ

[しばらくの間は、わけが分からなくて、きょとんと間抜けな顔をしていたと思う。]

 ……え、出口?
 でも、あの、あれって――

[開かなかったよね、と尋ねるように、再度隣を振り返って。
違うのは、今度はきっと表情が強張っていた。
ぞわり、と背を駆け上がる感覚が何なのかはかりかねて、空気が異様に冷たく感じる。

ただ、耳に響いたその音>>@6が、とてつもなく不吉に感じて、ぎこちなくまた少女の表情を窺い見た。]

 なんで、あおいちゃんが、そんなこと

[声は恐らく震えたが、それをどうにかしようという余裕もまたなかった。
目の前に年下の女の子がひどく頼りのない声をあげるのに、フォローどころか、自分もまた、こみ上げる何かを抑えきれずにいる。
そのことが、どうしようもなく情けない。]

(98) nabe 2015/02/12(Thu) 00時頃

【見】 子守り 日向

[まるで自分の怯えが伝播したかのように、「どうして」と問われた声がどこか震えていた。>>98
何度か感じていた罪悪感が、もう、はっきりと形を成して胸の真ん中に居座っている。
何時かのように、喉が詰まって手と足が強張る。
こんなことするんじゃなかった。誤魔化すように、紛れ込んだりなんかしなければよかった。
こんなの、なんだか、ひどい裏切りみたいだ。

振り切るように、声を出した。]

……ホールの扉。
さっき、開かなくても、……ちゃんと、開くから。

[時期がきたら、開くから。
時期っていつだろう。この場所が選ぶ"扉のあく頃"それが具体的にいつなのか、自分にもわからない。
けれど、"自分の時"と同じ程度の時間の経過で扉が開くのなら、それはそう長い時間ではないはずだった。]

そしたら、帰れる。
大丈夫、だから。

(@7) Maki_hinata 2015/02/12(Thu) 00時半頃

【見】 子守り 日向

[もともと、喋るのがそう上手ではない人間だ。
つぎはぎのように点々と繋げた言葉たちは、うまく、意味が伝わるだろうか。]

……黙っていて、ごめんなさい。

[最後に謝罪を落とした、そこが限界だった。
椅子から滑り降りるようにして、台所を飛び出した*]

(@8) Maki_hinata 2015/02/12(Thu) 00時半頃

【人】 ろくでなし リー

[ 少女から受け取ったパーカーをばさりと羽織り。
 男の腹の虫の機嫌は悪かったけれど、
 一先ず流れていく話を聞くことにして。
 先客>>46とは別側の壁へとよりかかった。

 硬い感触が背中へ伝わった時だったか。
 振り向いた顔は――矢張り覚えのあるもの。
 俯きがちに礼を告げるその声と下げられた頭の理由は
 男には分からなかったけれど。
 あの時を何時かのこと(>>57)と考えて言葉を紡いだ。]

  ――…どういたしまして。

            ……此方こそ、

[ ありがとなァ、
 と薄く唇を開きかけ、口にしかけた言葉を飲み込んだ。
 ――礼を言ったところで男の頭の中を過る思考が
               ピエロに伝わりはすまい。そう思って。*]

(99) rinaria 2015/02/12(Thu) 00時半頃

【人】 ろくでなし リー

[ そうしているうち、坊ちゃんから声が出た。>>88
 ――ああ、そういえばと男は思い出す。

 まだ玄関の扉が開いたことを誰にも言っていないこと。

 続いた幾つかの声の中(>>96>>97>>@7)
 男しか知らないはずのその情報を口にした少女。

 その言葉が終わったのなら後に続けるように、一言。]

  ホールの扉なら、暫く前に開いたなァ。

      ……外は真っ白闇。なぁんにも見えやしなかった、が。

[ "帰れる"と続いた声には
 ヘェ、なんて間抜けた相槌を打ったのだった。]

(100) rinaria 2015/02/12(Thu) 00時半頃

【人】 ろくでなし リー

[ そうして、更なる言葉。>>@8
 その後に駆け出す小さな足音がぱたぱたと。]

  ――おい!

[ 咄嗟に止めようと試みるも少女を捕まえるには及ばず。
 飛び出したその後ろ姿を見失わないうちにと、追う。

 彼女の行き先は男には知るべくもないけれど、
 果たしてその姿を視界に捉え続けていられたかどうか。]

(101) rinaria 2015/02/12(Thu) 00時半頃

【見】 子守り 日向

[──その場を離れようとした、寸前。
耳に届いたのは、五十嵐の声だった。>>100


『ホールの扉なら、暫く前に開いたなァ』


恐らくは殆どの者が待ちわびていたであろうその言葉が、あまりに何気ないように落とされたものだから。咄嗟に流しかけて、……立ち止まる。]

……え、

[だが、それもほんの一瞬のこと。弾かれたように、再び走り出した。
目指す先は──ホール、その扉へと。
五十嵐が追ってきていることには、気付く由もなく>>101]

(@9) Maki_hinata 2015/02/12(Thu) 00時半頃

【人】 星先案内 ポーラ

[なんでそんなこと知ってるの、だとか、黙っていたって、とか。
聞きたいことは山ほどあったが、言葉を発するよりも前に、彼女の動き>>@8に体が反応した。]

 ――ま、って!

[タン、とローファーの固い踵が地面を蹴る。
前へと、身を乗り出すように。空気をかき分けてゆくように、前へ。

同じように動いた男>>101をはっきりと意識するのが早かったか、
なんにせよ、狭い建物の中での追いかけっこなど、そう続くものでもなく。>>@9]

(102) nabe 2015/02/12(Thu) 00時半頃

【人】 道化師 ネイサン

え、

[――ホールに、出口がある。
少女は、弱々しい、小さな声だったけれど、確かにそう言った。>>@6

まさか、あんな頑強な扉が何もしていないのに開くはずがない。
そう思う反面、彼女の言う事を疑う気にもなれなかった。
それはきっと、寂しげな様子と、言葉尻にあった確信めいた響きがそう感じさせるのだろう。

そして、追い討ちをかけるような男の言葉。
扉は開いている>>100というそれに、思わずホールの方――廊下へ視線を向けた、その時――

少女が、駆け出す。>>@9
反射的にがたりと席を立てば、同じように駆け出す隣の席の少女>>102
その少し後ろを追うようにして、食堂を飛び出しただろうか**]

(103) ふゆのひと 2015/02/12(Thu) 00時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ


[走り出した面々を、少し考えてからゆっくり歩いて追いかける。どうせみんな、行くところは同じだろう。そして先ほどの日向の発言を、反芻する>>@7]

もしかして、あのちまっこいのも残る、というか、もしかして……。

[リンゴの件に加えて今の件、彼女はまるでここでの生活を心得ているかのような気がした。だとしたら……]

っはあああ……よりにもよってなんであの厄介でめんどいのが一緒に残ることになるかなぁ……。

[思わず顔を手で覆いながら、深いため息をついた。とりあえず、扉に向かおう。あちらへ帰るメンバーとは、もう関わりもなくなる。
だったら、知っている秘密の暴露大会、なんて、おもしろいんじゃない?
そう思いながら]

(104) rei0x0 2015/02/12(Thu) 01時頃

【人】 ろくでなし リー

[ 少女が立ち止まった瞬間。>>@9
 すわ、急ブレーキか、と足を止めかけた男の視界が、
 ぐらり、と揺れる。

 ゆっくりと傾き始める足元。
 そういえばこの辺りには以前にも引っかかった縁(>>0:156)が
 あったなァと走馬灯のように思い出す。

 その際、脇を抜けた影>>102を気にする余裕は男にはなく。

 スコーンだかカポーンだか
 まるで風呂の中で洗面器を転がしたような音がして。


 男は強かに壁に額をぶつけて、その視界に星が散った。]

(105) rinaria 2015/02/12(Thu) 01時頃

【見】 子守り 日向

──ホール──

[息せき切って飛び込んだホール。五十嵐の言葉通り、──扉は開いていた。
いや、開いていたというには、少し物足りないだろう。
……開いた扉のその向こう。怖いぐらいに、いっそ冷ややかなほどに眩しかった。>>#1
そして、自分は前にも一度、同じ光景を見ている。
開かれた扉を前に、あの時、自分は。]

『出ない。……帰らない』


……っ、


[一度選んだ選択を裏切るように、手が、足が扉へ向かう。]

(@10) Maki_hinata 2015/02/12(Thu) 01時頃

【人】 ろくでなし リー

[ 脳が揺れるかの如き衝撃が男を襲い、
 ちかちかと視界が点滅し、足が止まる。

 転倒するのは何とか避けられはしたけれど、
 その間に少女の姿と素早い影>>102は見えなくなっていたか。
 それにわらわらと続く人の姿>>103も、また。]

  ――あー……、

                  やっぱり、


         走るには、向いちゃねェなァ。

[ ぐらぐらりと揺れる頭を振って立ち、下駄を見下げて。
 手のひらで支えた額はぼんやりと熱かった。

 暫くして痛みが落ち着けば、少女の後を追おうと。]

(106) rinaria 2015/02/12(Thu) 01時頃

【見】 子守り 日向

[何処かに、期待があった。
このまま勢いをつけて飛び込んでしまえば、そうすれば、何かの弾みで帰ってしまえるんじゃあないか。
だって、こんなにもきちんと、扉は開いている。
このまま、]

………!

[扉へ向かって伸ばした手を、何かに弾かれたように引っ込める。理由は、分からなかった。けれど、どうしようもない程に、たったひとつの事実が胸に迫る。

──ああ、私、帰れないんだ。
たった一度のチャンスを、私が、自分で、ふいにした。

実感がじわじわと身体を満たす。
その頃にはもう、北仲や寧斗ら、その他やり取りを目にした他の面々もホールへと辿り着いていたかもしれないが、其方には暫くの間目を向けることは出来ないでいた**]

(@11) Maki_hinata 2015/02/12(Thu) 01時半頃

【人】 星先案内 ポーラ

 ――あ、おいちゃん!

[いつの間にか、前には一人しかいなかった。追いかける必要もないほどに、距離は縮んでいた。
切羽詰まった叫びが込み上げた理由も分からぬままに、気付けば名を呼んでいた。

前に進むこともなく、彼女はそこにいる。
ものも言わず佇むその姿だ。その姿にこみ上げるものに、まだ名を付けられずにいる。]

 あおいちゃん、

[どうして、と問いたいのは、他の何でもない。
出口について、この世界の勝手について、知っていた理由なんて、どうだって良い。
――どうして、立ち止まってしまったの。どうして、ここまで来て、眩いひかりの、その目の前で。

同時に、思い出すのは、信ぴょう性の欠片もない言葉。
――嗚呼、そのまま目を覚まさぬ人もまた、いるらしい。]

(107) nabe 2015/02/12(Thu) 01時半頃

【人】 星先案内 ポーラ

 帰ろう、あおいちゃん

[手をのばす。その心細い腕を、捕まえてしまいたかった。
声も指も震えたが、そうしなければ、潰れてしまいそうだった。
わたしが。]

 一緒に帰ろう
 帰る場所、ないなら、わたしの家、きたらいいから
 帰れるんでしょう、ここから……

[繰り返す声は、じわじわと震えに蝕まれるように形を失ってゆく。

嗚呼、知っているのだ。この光を、一目見たときから。
その意味を。ここに留まることの、指すところを。
機会は一度しか訪れない、ということも。]

(108) nabe 2015/02/12(Thu) 01時半頃

【人】 星先案内 ポーラ

[唇を噛みしめる。そうしないと、もうこらえ切れそうになかった。
ああ、かっこわるいな、年上なのに、お姉さんなのに。
さっきもそう思った。くだらない話だ。

どうしようもないのかな、とこの状況を思うと同時に、
そうなのだと、どうすることもできないのだと、応えるように気付いてしまう。
彼女はここの住人だ。これからも、きっと、変わることなく。

帰る場所がないのだ。それが、どういうことなのか。]

 ――どうして、

[最後に、どうしようもなくやるせない気持ちが、短い言葉になってこぼれ落ちた。
どうして、と問いたいことは山ほどあったが、続く言葉はないままに、今度は視線も落ちてゆく。

ぐ、と力を込めていないと、今にも泣きだしてしまいそうだった。
それ以上、言葉が音になることはなく、ただ、掌に力を込めた。ひし、としがみつくように。**]

(109) nabe 2015/02/12(Thu) 02時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

空腹を与えられた食事で満たし
暫し皆の話に静かに耳を傾ければここを出る話

慶一の言葉>>84を聞けば体をビクっとさせて恐れる感情を抑えながらもその2択に迷うことはもう無い。

…私は戻りたい。

[開いた言葉は誰かの耳に届いただろうか。]
 

(110) ヒヨコ 2015/02/12(Thu) 06時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

道化師を囲う輪には参加せず、遠目にその顔だけを伺う、何があったのかはわからないが、まわりのその反応とその彼の様子からその顔に対する恐れはない。
気づくその仮面の横からみえた涙。

(111) ヒヨコ 2015/02/12(Thu) 06時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[出られると聞いて

飛び出す群れに遅れて同行し、

同じく遅れた>>106の様子に手を差し伸べる]

……貴方はここを出たらどこにいますか?

一つお願いがあるのですが……

(112) ヒヨコ 2015/02/12(Thu) 06時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

帰れば地獄の続き……

けど私には……それでも帰らないと
いけなくて……

あちらには私の頼れる人が……

誰一人としていません。

もし出られるなら……

支えてあげてくれませんか?


[けして親睦を深めたわけじゃない

おかしな話――――。]

(113) ヒヨコ 2015/02/12(Thu) 06時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

なんならおじさんの娘でも…少しだけ時間を頂いてお嫁に行ってもいいですよ。

いきなり子か孫かできちゃいますけれど。

[少し冗談気味に聞いてみる。

ここを出たとしても日常にまで戻りたいとは思わない。そこすら捨てて
自身は生まれかわるつもりでいる。

そんな気持ちから出た一言。]

(114) ヒヨコ 2015/02/12(Thu) 06時半頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

[穏やかな団欒に見えたそれは、臨也の声を機に一転したように思えた。>>100

弾かれたように部屋を飛び出していくあおいを寧斗が、瑛美が。追っていく姿を目で追う。
自らも追いかけようと、踵を返したが、その中で臨也が躓くのを見ればぎょっとして。>>105
手を差し延べるよりも先に。
彼が自ら立ち上がるのを見届ければ、伸ばしかけた手を引いた。

その頃には既にあおいの姿は見えなくなっただろうか。]

(115) milkxxxx 2015/02/12(Thu) 11時半頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

[瑛美や寧斗が彼女を追うのなら、急ぐこともないと、動きを止めて。
すれ違いざまに梶の声を聞け>>104、そちらへと意識は傾く。]

梶くんは、ここに残るつもりなの?

[扉が開いた。>>100
…ということは、この場から外へ出られることを表す。
ちまこっいのも≠ニいう彼は、ここに残るつもりなのか。
それが気になって。

慶一が答えるのを待ちながら、その場に千秋や太一が残って居れば彼らへも目を向ける。

――そう問いながら自身の答えも、見つけなければいけなかった。**]

(116) milkxxxx 2015/02/12(Thu) 11時半頃

【人】 ろくでなし リー

[ 足を踏み出した(>>106)――ところで。
 目前に細っこい手が伸べられて。>>112]

  ……ここを出たら…、

                   ――出たら…か。

[ 自身へ向けるようにその言葉を反芻し、
 少女へと向けた両目を細める。

 ――この少女も矢張り、出ることを選ぶのか、と。]

(117) rinaria 2015/02/12(Thu) 13時頃

【人】 ろくでなし リー

            ――――はァ?

[ 感慨深く少女の言葉の続きを聞いた男は頓狂な声を上げた。

 ――おじさん。
 いや、その発言に関しては何も言うまい。
 男も学生の折には十も年が離れていれば
 オジサンオバサンと表現したであろう口。

 …それよりも、"娘"だの、"嫁"だのと、
 マユミの悩み事(>>1:21>>1:22)を知らない男は、
 意味の取れぬその語群を少女自身のことだと解した。

 そして、

     …孫なんて年に見えるのかよ

 やや傷心し、ため息をついたのだった。]

(118) rinaria 2015/02/12(Thu) 13時頃

【人】 ろくでなし リー

[ …だがしかし、冗談か真剣な話>>114かは分からなくとも、
 返事をしなくてはなるまい。

 ――何故なら、男に此処を出るつもりは無いのだから。]

  ――――……。

              すまねェな、嬢ちゃん。

  ……俺は、此処から出ねェ。――…それに、

[ 二の句を継ごうとして、迷う。
 出ないと告げても尚、その理由にまで踏み込もうとすれば、
 じくりと胸の奥が疼くような気がして。]

  ――悪ィが、生涯に愛する女は一人だけ、と決めてるんでね。

[ それでも続けた言葉の端は掠れていたけれど。
 浮かぶ顔を心の奥へと沈めて少女を見詰め。
 その時ばかりは真面目極まりない声で告げた。]

(119) rinaria 2015/02/12(Thu) 13時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ゆっくり歩きだした…に、聞きなれた声が届く>>116 神田は、どうするのかまだ迷っているようだった]

……さぁ?どうしようかなぁ。
でも別に、俺がどっちに行こうが、神田さんは戻った方がいいよ、須藤くんも。
須藤くんは……まぁ、何がしか事情があるんだろうけど、ここに居る時間が長くなるにつれて、様子がおかしくなってるし。
神田さんも、ここに残らなきゃいけない絶対的な理由なんて、ないでしょ?

[須藤に関しては、うっすら悩みがわかりはじめていた。時間が出るにつれ酷くなる症状……震えや瞳孔の開き、荒くなる呼吸。恐らく、禁断症状だ。それはつまり、煙草か……悪くてクスリか。確証はないからからかう気も起きなかったが、ここの空間で、煙草はともかくクスリまで入手できるとは思わない。あともっと言うと、そんな面倒な人が自分と共にここに残るとか嫌だ。
神田に関しては、正直まだ何が彼女を苛んでいるのか明確にわかっていない。でも、それがわからない程度なら、帰ってほしい。ここに居てほしくない。それは相手の事を思ってなどではなく、身勝手な…の願い]

(120) rei0x0 2015/02/12(Thu) 15時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[それでも、どんなに嫌味に接しても自分に良くしてくる神田に、無意識に好印象を抱いていたこと。それは、当本人の…すら気づいていない事だった**]

(121) rei0x0 2015/02/12(Thu) 15時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

>>118>>119
…………。

そうですよね……。

変なこといってごめんなさい……。

生涯に一人きり………

羨ましいです……。

[馬鹿な提案に傷を少しだけ負って外の世界に不安は残るものの決めた答えは変わらずにホールへと向かった。]

(122) ヒヨコ 2015/02/12(Thu) 18時半頃

【見】 子守り 日向

[名を呼ばれているのに気づいても、咄嗟には其方を向くことができなかった。>>107
……遅れて気づく。先程、自分が頭を下げた少女の声だった。>>@8 追いかけてきてくれたんだな、と、その声の逼迫感に不釣り合いなことを思う。

帰ろう。わたしの家にきたらいいから。

続いた声に、漸くゆっくりと顔が上がる。今にも泣き出しそうな北仲が、そこにいた。
ああ、それもいいな。どんなおうちか知らないけれど、でも、何だかそういうのもとてもいい。ここでそうしたように、何でもない顔をして彼女の家族の中に紛れ込んでしまえたら。
そんな荒唐無稽な事を思えば、少しだけ笑ってしまいたいような気持ちになった。

だけど、北仲さん。
私がずっと帰りたかったのは、私の家で、私の通う学校だった。
そこ以外には、私、なかった。だから今も、ここに居る。]

(@12) Maki_hinata 2015/02/12(Thu) 19時半頃

【見】 子守り 日向

……私、帰らない。

[慎重に言葉を選ぶ。
"帰れない"ではなくて、自分の意思で"帰らなかった"。それは事実でもあり、ほんの少し虚勢も混ざっていたけれど、そこはどうか見逃してほしい。
思いながら、扉へと視線を向けた。寒々しいほどに真っ白いのに、凛とした空気さえ感じるそれは、どこか冬に似ている。]

……扉、開いたよ。

[ふと、思い出す。
多く会話を交わしたわけではないけど、何かの拍子に彼女の事を「カッコイイな」と思った。>>1:@14
──この扉を、いっそ頑なな程にきりりと姿勢を正して、光の方へくぐり抜けてゆく。
そういう彼女の後ろ姿を、想像してみたら。
それは、たぶん、とてもカッコイイ。そう思った。]

帰れるよ、北仲さん。

[……掴まれた手を、そっと外すように身を引いた。*>>109]

(@13) Maki_hinata 2015/02/12(Thu) 19時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

[カレーを食べ終えて、ごちそうさまと手を合わせた。とりあえず皿を水に浸しておこうかと席を立った千秋の背後で、その会話は交わされた。
 帰れる。日向の、どこか確信を含んだ声。>>@7 そこに続いた、黙っていたことに対する謝罪の意味に頭が追い付くより先、日向が食堂から飛び出していった。
 さらに、追い打ちをかけるように五十嵐の言葉。>>100 扉が、開いた。
 弾かれるようにして食堂を飛び出した幾人か。扉が開いたことよりも、日向の小さな背中をこそ追いかけたようにも見えた。]

 あ、ちょ。

[千秋も追いかけたかったが、手に持ったままのカレー皿の処遇に迷い、一瞬立ち止まる。すぐに、置けば良いのだと気が付いて、テーブルへ皿を放置して、食堂を駆け出した。]

(123) busoa 2015/02/12(Thu) 22時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

[若干出遅れはしたけれど、廊下を歩く梶や神田の横を駆け抜ける。視線の先、五十嵐が段差に足を取られて壁に衝突した。>>105
 大丈夫かと心配はしたが、とりあえず意識はあって失敗をぼやく程度にはしっかりしていたようだった。>>106 だから、薄情と思いつつも千秋は立ち止まらずに過ぎ去った。]

 ごめんなさい、先に行きます!

[走りながら、今しがた追い抜かした五十嵐の言葉と、食堂を駆け出していった日向の言葉の違いを思う。]

 『扉なら、しばらく前に開いたなァ』>>100
 『さっき、開かなくても、……ちゃんと、開くから。』>>@7

[そこにある差は、明確だった。事実と、知識。それは千秋が寸胴鍋の場所を言い当てたことと同じように、日向の持つ知識の異質さを示している。]

 でも。

[でも、と千秋は思う。
 日向の声は、悲しそうだった。]

(124) busoa 2015/02/12(Thu) 22時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

[玄関ホールの入り口。そこで、千秋は足を止めた。そこには、先に駆けていった寧斗の姿もあっただろう。
 追いかけたはずの背中はその先にあって、しかし、千秋は声をかけることができなかった。
 開いた扉。白い闇。その手前に立つ二人の後ろ姿が、どうにも出来ない事実を物語っていた。>>107 >>@13]

 ああ。

[千秋は、帰ることができる。瑛美も、寧斗も、五十嵐も、「帰りたいと思うことが出来たならば、帰ることができる」>>2:124 けれど、日向は。日向だけは。もう……]

『私、帰らない』>>@13

[その、張りのある声に、千秋は顔を上げた。日向は、残ることを選んだ。今、この瞬間、過去の選択に後悔があったのかは、千秋には分からない。分からないけれど、ただ悲しみだけを湛えたような響きは、そこには無かった。]

(125) busoa 2015/02/12(Thu) 23時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

あーあー、辛気くさっ

[たどり着いた扉前でいいムードを醸し出してる北仲>>109と日向>>@13に、吐き捨てるように言い放つ]

あのさぁ、あんたら会って、何日目?ここで日にちの概念がなくても、体感で一週間も一緒にいないよね?
よくもまぁ、そんなに。
臭すぎて、反吐が出るよ。
なぁーに、セイシュンって奴ー?
あは、ばッかみたい。
どうせ心の中ではお互い自分の事ばっかでしょ。
なーにを良い人ぶって、見てる方が恥ずかしいね。

[嫌味なほど憎らしい笑みを浮かべて、言い放つ。どいつもこいつも、何を良い人ぶってるんだ。本当は相手がどう思ってようが、どうでもいいはずだ。自分が帰りたきゃ、帰る。相手の事情なんてどうでもいい。バカバカしい]

日向が帰れない事が後味悪くて自分が嫌だから、駄々こねてるだけなんじゃないの?
さっさと帰れば?
どうせあっちに帰ったら、ここの事なんかすーぐ忘れるだろ。

(126) rei0x0 2015/02/12(Thu) 23時頃

【人】 友愛組合 チアキ

[千秋は、玄関ホールへと一歩を踏み出した。]

 日向さん。

[声を、かける。説得は、きっと意味がない。これは、日向の心を変えれば良いという類の話ではないのだと、千秋には分かっていた。開いた扉の向こうにある、白い闇を見て、何故だか知らないが、そう理解していた。
 だから、かけるのは、別の言葉だ。]

 僕は、帰ります。
 ……何か、伝言とか、ありますか? ここのこと、覚えていられたら、ですけど。届けるよ。向こうの人に。

[あるいは、日向の親類縁者へそれを届けたところで信用されないか、もしかすれば殴られるくらいのことはあるかもしれない。けれど、千秋に出来そうなことはそれくらいしか思い浮かばなかった。]

(127) busoa 2015/02/12(Thu) 23時頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ


[慶一の言うことにすぐに返答は出来なかった。>>120
太一のことはきっと、彼の言うとおりなのだろう。
きっとこの世界に「クスリ」はない。

この場に残る者が居れば、きっと太一にも残った者にとっても。
それは…余り適切な判断ではないように思えた。

ただそれは、彼自身が選ぶことでもある訳で、太一を見遣り、そこに浮かぶ彼の表情に、瑞希はひとまず笑って応えることにした。]

……ひとまず、あおいちゃん達、追い掛けない?

[そう言って太一を促して。太一が歩きだすのを確かめると自身も慶一の後に続く。
慶一の背中を眺めながら。

 ――私は、君も放っておけないんだけどね。

声に出さずに彼の背中に呟いた。**]

(128) milkxxxx 2015/02/12(Thu) 23時半頃

【見】 子守り 日向

[「帰らない」そう口にしたことで漸く周りを見る余裕が出来て、周囲を振り返る。
ホールには、ぽつぽつと何人かがやってきていただろうか。

と、千秋に声をかけられた。>>127]

うん。

[きっぱりとした「帰ります」という明言は逆に潔くて、どこか安心感すらある。
そういえば食堂でも、帰る道を探すのだと真っ直ぐに宣言したのは彼だった。>>96
台所へ戻った時、どこか緊張感を漂わせて自分たちを出迎えた千秋を思い出す。
彼は、ここで何かを、得たのだろうか。
よかった、というように頷いてみせて、続けられた申し出には]

……ううん、ない。

[少しだけ思考を巡らせたけれど、結局は首を横に振った。
伝える言葉の何が適切なのか分からなかったし、そもそもここへ来てからどれぐらいが経っているのか分からない。
永劫のような時間を過ごした感覚もないし、鏡で見る自分の見目も大して変わっていないように思えるけれど、浦島太郎よろしく長い時間が経っているかもわからない。
そんな状況の中、千秋にとっては縁もゆかりもない自分の知人を探し出して、何かを伝えて欲しい、というのは少し重荷過ぎるようにも思えた。]

(@14) Maki_hinata 2015/02/12(Thu) 23時半頃

【見】 子守り 日向

でも、ありがとう。
……カレーも、ありがとう。

[その優しい申し出には、感謝している、と。
頭を下げる。
一度は告げたカレーの礼>>@1も、もう一度、と付け加えた。
他者が作ったごはんが、とても久しぶりで。
それを、一緒に食べてくれたことが、どうしようもないぐらい嬉しかったのだと──今なら、それも含めて伝わるだろうか。]

(@15) Maki_hinata 2015/02/12(Thu) 23時半頃

【人】 星先案内 ポーラ

[するりと逃げていく腕>>@13を、咄嗟に引き留められなかった。
無理に追いかけたって、どうしようもないことだから。それは、やはり言い訳なのだろうか。
自分の力でどうにもならないことに、どう折り合いをつけていけば良いのだろう。

頑なにも思える言葉を紡ぐこの子は、一体どうしてこんなに気丈でいられるのか。

はじめて出会ったとき、かわいそうだ、と思った。
こんなに小さいのに、と。だから、きっと一緒に帰ろう、と。
それは結局の所、今もどこかに根付いていて、
こんなに小さいのに、ひとりで立ち続けている、そうしなければいけなかったこの子がかわいそうだ。]

 こんなのって、

[ふつふつと湧き上がるのは、確かに憤りだった。
帰りたいと、彼女は言わなかった。
けれど、それを抜きにしたって、こんなのってない。
優しくなんてない。そのやり方に、無性に腹が立った。

掴んだ腕に、確かに温度はあったのだ。おいしそうにごはんを食べていた。
それなのに。それなのに。]

(129) nabe 2015/02/13(Fri) 00時頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

―― ホール ――

[玄関ホールに足を踏み入れると、あおいと瑛美、寧人と千秋の姿が見えた。
彼らの奥には、臨也の言う通り>>100、あれほど蹴ってもビクともしなかった扉が今は、外へと導くように扉が開かれている。

  此処へ来た時の予感が、脳裏を過ぎた。>>0:82


慶一の声が響いた時、其処に居た者達の表情が少し変わったのを見とめながら。あおいと瑛美と。おそらく寧人とのやりとりを推察する。>>126

日向が帰れない>>126。その言葉に少しだけ引っかかりを覚えながらも、うまく言葉には出来なくて、暫く様子を見届けていれば、千秋が口火を切る。>>127

その時の千秋を見て、少しだけ。驚いた。
彼が一番、此処に残るのではないかと思っていたから。]

(130) milkxxxx 2015/02/13(Fri) 00時頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

――私も、帰るわよ。

[誰も話し出すものが居なければ、ぽつりとその声は響いただろうか。]


ここには『何もない』から。
傷つけるもの、傷つけたいもの。
残っていれば居心地はいいのは確かだろうけれど。
これだけの人数がここで暮らせば、それも変化が訪れるかもしれない。
どこまで、この何もない所で平穏に暮らせるかは知らないけれど。

それは、私が『望む』ものじゃない。

(131) milkxxxx 2015/02/13(Fri) 00時頃

【人】 星先案内 ポーラ

 ――うるさい、

[今度こそ、吐かれた棘>>126を恐ろしいとは思わなかった。
けれど、ただ、何に対してかも分からずに、腹が立って仕方がない。
どうしようもなくて腹立たしくて、それでいて、滲むのは涙だ。]

 うるさい、バカ、揚げ足ばっかりとって
 忘れるもんか 帰ったって、忘れるわけないじゃないか、こんなの
 一生、忘れるわけないじゃんか

[どれくらいの間、一緒にいたとか、後味がどうとか、深く考えちゃいなかった。
この感情にちゃんと経路や理由をつけて整理すれば、それが正解なのかもしれない。

けれど、そんなことはどうだって良いのだ。
ただ、悲しみが、怒りが、ぐらぐらと体の中をぐちゃぐちゃにしてしまうくらいに暴れて仕方がないのだ。
涙がこみ上げるのは、自分のためかもしれないが、
この悲しみも、怒りも、一緒に帰りたいと思ったことも、本当だ。

どうして彼は、そんなことも分からないのだろう。そのことに、憤慨する。]

(132) nabe 2015/02/13(Fri) 00時頃

【人】 星先案内 ポーラ


 ――わたし、残る
 帰らない わたし、ここに残る

[それはきっと、売り言葉に買い言葉、そんなものだったけれど。
湿っぽい声で勢いのまま。言葉にした瞬間に、何かがぞわりと背中を駆け上がった。
帰らない。ここに残る。それが何を意味するか。
そういった実感のようなものが、ぞわりと背中を撫ぜた。]

(133) nabe 2015/02/13(Fri) 00時頃

【人】 学園特警 ケイイチ


[言われると思った。言われると思っていたけれど、よくもこう、テンプレ通りのお綺麗な台詞を。笑いが込み上げた。胸の中はぐるぐると痛みを覚えるのに、腹の底から笑いだしたかった]

そりゃ!そうでしょう!今はそのフシギ現象の真っ最中で。
仲良しごっこの真っ最中でしょ?
それなのに今忘れるかもしれないなんて、思わないもんだよ。

でもね――

そんなの、あと十年もしたら、どうでもよくなる。
あっちの世界で、自分の生活があって……そしたらあんたの中で、誰かの悲劇は良い思い出になるんだ。
それが、人間だよ、北仲さん。

[しかしその直後に言われた言葉に、思わず大声をあげてしまう]

(134) rei0x0 2015/02/13(Fri) 00時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

はぁ?!

何言ってんのあんた。
考えもなくそういう軽率な事言うから、ネットであんな事できるんだろ。
もうちょっと考えなよ。

[バカにしたように、彼女を見据えた]

(135) rei0x0 2015/02/13(Fri) 00時頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

戻る場所が、辛くても。
此処では何も進まないから、帰る。


[そこまで言い切れば、緩く周囲を見渡したか。
他の者がどうするかと、問いかけるように。

そして最後に、帰る場所がないという少女を見据える。>>@15


貴方がいつからここに居るか、ずっと気になっていたの。

(136) milkxxxx 2015/02/13(Fri) 00時半頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

[彼女の言動の端々に、此処で出会った者達とは違う空気を感じて。それを確かめるように言葉を紡ぐ。]

 ……貴方がここを出る事を選べば。

 貴方の元に居た場所には帰れないかもしれない。
 私達とも同じ時間とは限らない。

 それでも貴方だって、この扉を超えれば、
 次に進むことは出来るんじゃない?


[数々見てきた彼女を見れば>>@1:5>>@2:23>>@3、彼女が此処にとどまることはどうしても腑に落ちなくて。そう告げると彼女の言葉を待っただろうか。**]

(137) milkxxxx 2015/02/13(Fri) 00時半頃

【見】 子守り 日向

[梶のいっそ小気味いいほどに切り捨てるような声に、振り返った。>>126
ばっかみたい。……その声には流石に、少しだけ眉を寄せたけれど。]

……1日も、一緒にいないね。

[何日目?問いかけに、ふと気づいたように言葉を零す。
眠たくなったら眠って、また起きる。ここではそんな感覚で過ごしているけれど、自分の体感としては丸1日すら経っていなかった。
それでも何故だろう、──彼らが後悔のない選択をするように、そして願わくば現実へときちんと帰ってほしいのだと、心の何処かで願ってしまうのは。
それは、梶が言う通り、自分が帰らない選択をしたからこそ湧いてしまう押しつけの感情なのかもしれなかったし、彼らがみなそれぞれ何か心に抱えるものを持ってここに迷い込んだからこその、歪な同族意識なのかもしれなかった。

傍らで、憤慨したように北仲が「うるさい」と言い放つ。>>132
それを横目に、梶へなんと言葉を返したものか迷っていれば]

(@16) Maki_hinata 2015/02/13(Fri) 00時半頃

【見】 子守り 日向

……えっ?

[上がった声は、梶の大声にかき消されただろうか。
帰らない。>>133 唐突な北仲の宣言に、ただ固まる。]


……え、ええと、

[──もしかすれば、須藤が薬を扱うところを見たときよりも、泣き崩れる神鳥と嗤う梶を見たときよりも。
……何故か、今が一番驚いた瞬間かもしれなかった。]

(@17) Maki_hinata 2015/02/13(Fri) 00時半頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

[自身の言葉は、瑛美と慶一の言葉に重なって。>>132>>135
誰に届いたかまでは知る由もない。
ただ、彼女たちの声はしっかりとこの耳に届いて。
騒ぎが収まる頃に、瑛美へと姿勢を正す。

それは、決して慶一を肩を持つ訳でもなかった。
ただ、瑛美から出た言葉には勢いしか感じられなかったから]


 一過性の同情で選んだとしたら、それは彼女に失礼よ。
 彼女は私達より先人なの。


 此処に残るつもりなら、ちゃんと貴方の意志で、
 貴方の為に残ることを考えなさい。

[涙を滲ませる彼女に、その言葉は冷たく聞こえたかもしれない。
それでも此処に残る事を選ぶなら、それなりの覚悟を意識してもらうつもりで。**]

(138) milkxxxx 2015/02/13(Fri) 00時半頃

【人】 道化師 ネイサン

―ホール―

[少女達を追ってたどり着いた先は、数刻前までいたその場所だった。
先程までと違うのは1点だけ。しかし、それはとても大きな相違点だった。

――玄関が、開いている。

あれほどまでに頑なに開こうとしなかったあの扉が、ぽっかりと口を開けている。
それに目を瞠らずには居られなかった。

まるで、雪が積もっているかのように、扉の先は真っ白だ。冷気すら感じられる気がする。
それでも、何となく理解出来た。
ここを潜れば、出られる、と。

そして、同時に察する。
出ない事も可能であると。その末は――]

(139) ふゆのひと 2015/02/13(Fri) 00時半頃

【人】 道化師 ネイサン

[首を振って、頭を過った仮説を追い出す。

出ない、という選択肢は自分の中にはない。
確かに、この傷を背負って生きる道は、苦しくて辛いものだ。
しかし、醜い怪人でも誰かを笑顔にすることも出来る。

ここに来た時に出会った者達の様子を思い出す。手品で取り出した花を渡した時のこと。
驚いたように目を見開いた後に、ふっと笑顔になってくれた様子なんて、何よりも嬉しかった。
これからも、彼らのような子供に夢を見させてあげたい。そう思うのだ。

彼らの事情は殆ど分からない。
けれど、未来ある彼らの夢が消えてしまうなんて、潰えてしまうなんて、余りにも勿体無い。そう思う]

(140) ふゆのひと 2015/02/13(Fri) 01時頃

【人】 道化師 ネイサン

……君は。
いや、君達は、後悔しないのかい?しなかったのかい?

[帰らないと叫んだエミ>>133や、それから外に出られると分かっても、顔色を変えすらしなかった者達へ。
最後の過去形の言葉は、何処か寂しげな様子のあおい>>@13に向けて。
残酷だろうとは自分でも思う。けれど、聞かずには居られなかった。

責めるでもなく、けれど、説得する訳でもなく。
ただ、ぽつり、呟くように静かに問いかけただろうか**]

(141) ふゆのひと 2015/02/13(Fri) 01時頃

【見】 子守り 日向

[ああ、この場所でこんなにも途方にくれたことって、なかったかもしれない。
どこか新鮮ですらある感情を胸に周りを見回せば、寧斗の言葉が耳に入った。
──後悔。>>141]

……してる、

[してるよ。
後悔のない選択を。……言うのはひどく簡単で、行うは殆ど不可能な、そういう言葉だ。
帰っても、今度は「留まれば良かった」という後悔が、いつかどこかで訪れるかもしれない。選ばなかった道を、いつかの未来で、何度も何度も思い返すかもしれない。]

……私、帰らない。
でも、後悔は、してるよ。
これからも、後悔、すると思う。

(@18) Maki_hinata 2015/02/13(Fri) 01時半頃

【見】 子守り 日向

[矛盾のような言葉が、本心だ。
分かっていて、それでも言ってしまうし、願ってしまう。ここに残ることを、選ぶなとは言わない。選んだ自分がそれを言う資格はない。……けれど。

どうか、──あなたたちは、後悔のない選択を。

思って、真っ直ぐに、顔を上げる。
皆が何を言うのか、どう動くのか。何を選択するのか。目に、焼き付けるように。**]

(@19) Maki_hinata 2015/02/13(Fri) 01時半頃

【人】 星先案内 ポーラ

 だってこんなの、

[刺さる視線と投げかけられた言葉たち>>135>>@17>>138>>141に、まっすぐに目を合わせることができなかった。
言葉が出てくることはなく、唇を噛み締めて、地面に視線を落とす。強く見る。
じわりと嫌な汗が滲んだ。わかってる。駄々をこねている。

――同情じゃない、と思いたい。言いたい。いや、そうなのだろうか。
それさえあやふやで、ただ、納得がいかなかった。この状況が、仕組みがいやだ。

ここに残ることが為になる、とは、どうしたって瑛美には思えなかった。誰にとっても。
でも、一緒に帰れない、という。帰らないという。
ああ、自分だけ帰るなんて、投げ出すみたいで、悔しいじゃないか。一緒に帰りたいと思ったのに。

多分、それだけだ。同情でさえない、こどもが駄々をこねているのとおんなじだ。それだけ。]

(142) nabe 2015/02/13(Fri) 01時半頃

【人】 星先案内 ポーラ

[後悔はする。何を選んだって、するのだと思う。>>141
ここを出てしまえば、残してきた者のことを考えて。
留まったって、帰りたいと。きっとみっともなく泣きわめく自分の姿が想像できてしまう。

欲深いのだ。あれもこれも、ベストじゃないからやになってしまう。
やんなっちゃうから、つまらぬ意地を張っているのだろう。
そこに折り合いを付けなければならないのだと、女の言葉>>138はそう解釈した。

惨い。なんで全部抱えていけないのだろう。かんぺきにハッピーが良いに決まってるのに。
――あるものから選ぶ癖をつけろよ、と兄は言ったっけな。
つまりは、今瑛美が求められているのは、そういうことなのだろう。

それなら、わかりきってはいる。
勢いのままに宣言した途端、纏わりついた嫌な気配や、怖気づいて合わせることもできなかった目は。
それがどういうことなのか。後悔はしないのか。
ここに来て、何度"帰りたい"、と思ったか。

ゆっくりと口を開いて、言うのが精一杯だった。]

(143) nabe 2015/02/13(Fri) 02時頃

【人】 星先案内 ポーラ

 ……わたしは、あなたといっしょに、帰りたかった

[それが答え、と言ってしまうには、あまりに拙い言葉だけれど。
ぐず、と鼻をすする。

後悔をしていると、そう言える>>@18彼女はやはり強い。
これ以上、下手に口を開くとまた困らせてしまうばかりに思えて、ぐっと口を噤む。
情けないけれど、それがせいいっぱいのところだった。

同時に、思っていた。忘れない。何があっても、どれだけ長生きしても忘れない。
だって、これは悲劇>>134じゃない。そんな、安っぽい言葉じゃ済ませられない。
悲劇じゃないなら、何なのか。
そう探り始めた思考は、数秒もせぬ内に、とんでもない言葉>>135に引き戻され――]

(144) nabe 2015/02/13(Fri) 02時半頃

【人】 星先案内 ポーラ

 な、なっ――……言わない、って、

[悲鳴のように、声がひっくり返る。
あまりに驚いて、顔が爆発しそうに熱いのと、心臓も破裂してしまいそうに早く打つのとを感じながら、それ以上なんとも言うことができなかった。
フリーズ。警戒しておけよ、と少し前の自分は念を押したはずなのに、あれやこれやですっかり忘れていた。
その反応こそが一番まずいと、うっすらと分かってはいたけれど、唖然とした表情を少しの間梶に向けていただろうか。**]

(145) nabe 2015/02/13(Fri) 02時半頃

【人】 記者 イアン

― 台所 ―

ホールの扉が開いてる……?
なんでそんな大事なこと、早く言ってくれないんですか。

[カレー皿を、かたんと机に置いて。
信じられない、というように五十嵐>>100を見つめた。
そんな大切なことを。なんで。
少し責めるような口調になっていただろうか。
続いて、謝罪をして台所を飛び出す日向の>>@8姿]

……あ、あおいちゃん。

[突然のことに、反応が遅れる。咄嗟に立ち上がれない。
日向の後を追う北仲>>102と道化>>103の姿を目で追って。
すっかり出遅れてしまった、と台所に残ったメンバーを見遣った]

(146) gurik0 2015/02/13(Fri) 02時半頃

【人】 記者 イアン

[慌ただしい足音が消えた台所。
瑞希と梶の会話>>116が耳に入ってくる。
ここに残るか、否か。俺はいったい、どうしたいのだろう。
こんなクスリのない閉鎖空間に、留まる意味は果たしてあるのだろうか。
でも、もしも無事に戻れたとして。またあの自堕落な生活が始まるのだろう。
俺は。本当にそれでいいのだろうか]

……え。

[思考の奔流は、梶の「須藤くんも」>>120という言葉で途切れた。
我に返って。自分のことを言われていると、やっと理解する]

戻った方が良い? 俺が。

[眉を寄せた]

(147) gurik0 2015/02/13(Fri) 02時半頃

【人】 記者 イアン

……ゔ。

[続く梶の台詞>>120には、一瞬言葉を詰まらせて。
誤魔化すような笑みを浮かべて、肩をすくめるだろう]

様子がおかしい? 俺が?
おいおい、言いがかりはやめてくれよ。

[彼には珍しく、少し険のある口調で。自己防衛だった。
これ以上ボロを出さないように。必死だった。
梶には、自分の弱みを知られたくないと思った。
やがて瑞希から助け舟>>128が出されれば]

うん、そうだな。追いかけよう。

[ほっと息を吐いて、歩き出すだろう]

(148) gurik0 2015/02/13(Fri) 02時半頃

【人】 記者 イアン

― ホール ―

[やがてホールに辿り着けば、「私、帰らない」>>@13という日向の言葉が聞こえて。ああ、やっぱり。と合点がいく自分がいた。
不思議な子だな、と思っていた。変に冷静で。落ち着いていて。
それも当然なのだ。彼女は、もう“選んだ”人間なのだから。
扉の中の光を見つめていると、否が応にも選択を迫られていることを思い知らされた。なぜだかそれが分かった。決めなければいけないのだ。自分は今。どうするのかを]

……俺は。

[小さく呟いた。
その声を遮るように、横で瑞希の凛とした声>>131がホールに響いた。
帰るという“選択”をしたと。彼女は言い切った]

……瑞希、ちゃん。

[気圧されるように。じっと彼女の言葉>>136に耳を傾けた。
戻る場所が辛くても、帰ると。彼女は言い切った]

(149) gurik0 2015/02/13(Fri) 03時半頃

【人】 記者 イアン

俺も、帰る。

[自然と、口走っていた。はたと口元を押さえる。
なんでこんなことを。口が勝手に。俺はひどく混乱する。
帰ってどうするんだよ。またクスリ漬けの毎日に戻りたいのか。
けれど。ここにいても、何も進まない。
確かに瑞希の言う通り>>136。紛れもない事実だ]

(――だって、ここにはクスリもないし)

[違う。そんなんじゃない。首を振る。
だってここには。“あれ”がないじゃないか。
思い出せ、思い出せ。
元はと言えば。どうして俺はクスリに逃げたんだ。
俺が本当に未練タラタラで。どうしても捨てられないものは]

(150) gurik0 2015/02/13(Fri) 03時半頃

【人】 記者 イアン

だって、ここには野球がない。

[やっと言えた。やっと認めることができた]

俺はまた。野球がやりたい。

[たった。それだけのことだったんだ。
口に出すと。ひどく肩の荷が下りた気がした]

だから、俺は帰る。

[きっぱりと、言い切った。
その道が険しいことも、分かっていた**]

(151) gurik0 2015/02/13(Fri) 03時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

あのさぁ、バカなの?
俺、全然詳細言ってないんだから、もうちょっと賢い反応すりゃいいのに。

[>>145あきれ返って物も言えないと、大げさにため息をついてみせる。せっかく、最高のタイミングでバラしてやろうと思ってあえてぼやかして言ってあげたのに、まるで自分から言っているみたいだ。やましいことがあります、と]

あーそう。じゃあハッキリ言ってあげようか。
あんたはポーラって名前で、際どい写真をネットにあげたりしてちやほやされたがってるって。
ネットアイドルなんて、ストーカーだなんだで物騒なこのご時世、良くやるよ。
よーっぽど、ご自身に自信がおありなようで?

[鼻で笑って見せる。おもいきり、バカにするように。途端に、笑いだしたくなるくらい全てが煩わしくなった]

(152) rei0x0 2015/02/13(Fri) 10時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

ッばかばかしい!!!!
全部どうでもいい!
お涙頂戴の仲良しセイシュンごっこも、切なくなるようなラブストーリーも。
ぜーんぶばかみたい!!

[明確な敵意を持って―あるいはそれが慶一の初めて見せた本音かもしれない―皆をにらみつける。憎々しげに、憎悪を見せて]

帰れよ。あんたたちは、帰る場所があるでしょう。
家族だって、ネットの居場所だって、友達だって恋人だって、なんだっていい。
居場所があるやつが、ここに残ってんじゃねえよ**

(153) rei0x0 2015/02/13(Fri) 10時頃

【見】 子守り 日向

……うん。

[逡巡の末に溢れた北仲の言葉に、知らずほっと表情を緩めた。>>144
それは限りなく彼女の本心なのだろうと思えたし、それでいい、と思う。

視線をそらしたら、今度は神田と目があっただろうか。彼女の静かな問いかけが、耳に届く。>>136]

……いつから、かは。
もう、数えてない。

[真っ直ぐに神田を見つめ返して、言葉を紡ぐ。
少なくとも、数える気を無くすだけの時間はここで過ごしたのだと彼女に伝わるだろうか。
けれど、続けられた言葉>>137には、しっかりと首を横に振る。]

……私、もう、一度選んだから。
二度目は、ないよ。

[優しい、言葉だと思った。だけど、自分が一番良く知っている。
つい先刻、扉の向こうへと手を伸ばして思い知った。>>@10>>@11
一度拒んだあのまばゆい光の向こうは、一度拒んでしまえばもう次はないのだと。]

(@20) Maki_hinata 2015/02/13(Fri) 12時頃

【見】 子守り 日向

[ああ、だけど、──どうなのだろう。ふと疑問が過る。
自分の前にも、ここへ来て、残ることを選択した者はいないのだろうか。もしいたとしたら、その者たちは何処へ行ったのだろう。
例えば、この場所が、残留を選ぶ者で溢れかえることがないとも限らない。その時は、どうなるんだろう。
結局のところ、神田が言ったように>>131、自分にだってこの場所は未知だらけで、この先何が変わらないとも知れないのだ。]

……まだ、分からない、けど。
そう言ってくれて、ありがとう。神田さん。

[進みたい、のだろうか。
自分の中にある後悔の部分は、元いた場所へ"帰りたい"という思いばかりが強くて、"ここを出たい"というのとはまた少し違っているような気もして、──結局、まだ答えは返せない。
今は、たぶんこれが精一杯だった。
それでも、この場所で。そう言ってくれる誰かに、神田に会えたことは、とても嬉しいと、思った。**]

(@21) Maki_hinata 2015/02/13(Fri) 12時頃

【人】 記者 イアン

ネットアイドル? ポーラ?

[梶の言葉>>152には、思わず眉を寄せる]

ああ……だから瑛美ちゃん。学校にも来なく――

[言いかけてから、はたと口を押さえる。
マズい。失言だった。
北仲のことは知らない“設定”だった。
誤魔化すようにそっぽを向いて。
北仲にその言葉が届いていないことを願った]

(154) gurik0 2015/02/13(Fri) 13時頃

【人】 ろくでなし リー

[ 何処か落胆したようにも見える少女。>>122
 けれど、提案が本気であったのであったとしても、
 此処へ身を止める事にした男には無理な相談。

   それに――、愛する女はひとりきり。

 もうずっと昔にそう決めてしまったのだから。
 話が終われば男も歩みを再開することにした。]

(155) rinaria 2015/02/13(Fri) 14時頃

【人】 ろくでなし リー

[ そうして、先に駆けていった後ろ姿たちが見えると、
 丁度、アオイの"帰れるよ">>@13という声が聞こえた。

 ――嗚呼、矢張りこの少女に帰るつもりは無かったのだ。
 何時だったか、薄らと分かっていた。

 アオイとエミ。扉のすぐ近くへ立つ二人の前には、
 男も目にした真っ白い闇。

 男は、そちらへと足を向けることはせず。
 静かに壁際へ背を傾けた。

 そのまま、何人かの"帰る">>127>>131声を聞いた。
 それに、湿り気を帯びた声で"残る"と口した少女の声>>133も。
 それに対する声高な坊ちゃんの辛辣な声>>134>>135も。

 それでも男は、帰るとも残るとも言わないまま。]

(156) rinaria 2015/02/13(Fri) 14時頃

【人】 ろくでなし リー

[ ピエロの兄さん――相変わらず年齢は知らなかったけれど、
 から漏れた声>>141を聞いても男の考えは変わらなかった。]

  ――――…生憎と後悔するようなものは、
             向こうには残ってなくてなァ。

[ 大袈裟に肩を竦めて下駄をからりと鳴らす。
 今度は転ばぬよう、注意を払いながら。
 そうして、誰に向けるでもなく、
 マユリへ言った事と同じことを繰り返すのだ。]

  俺は帰らねェよ。
  見送りくらいは――…まァ、してやるさ。

(157) rinaria 2015/02/13(Fri) 14時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

[伝えることはない、と日向は言った。>>@14
 答えが返るまでの短い間に、幾度か変化した表情で、千秋は重ねてかける言葉を失った。]

 そう。うん、そうか。

[続けて、カレーの礼を言われ、千秋は頷く。
 彼女が千秋たちの「前」の客人だったとして、そしてたった一人で残ったのだとしたならば、それは千秋には、想像も及ばない生活だった。林檎を手早く剥いた日向の腕前に、彼女が料理をした方が良かったのではと思った。けれど、そう。千秋たちが作って、良かった。]

 お鍋の中、まだカレーが残ってるから。夕飯……で良いのかな。また、食べてください。余るようなら……そう、冷凍すれば、意外ともちます。

[千秋の口から出てくるのはそんなどうしようもない言葉ばかりで、気の利いたセリフの一つも言えない自分が情けなかった。
 元気で、そう言おうとしたところで、梶と瑛美の口論が始まったのだ。>>126]

(158) busoa 2015/02/13(Fri) 21時半頃

【人】 道化師 ネイサン

……そう、ですか。

[後悔しない、帰らない、と。
>>157そう言い切る男の声に迷いはない。

先程のエミとは違う。誰かを追うでもなく、引き留められるでもない。彼は、自分の意思で歩みを止めることを選ぶのだ。
そんな彼を説得する術なんて、きっと自分にはありはしない。
自分には彼の事情は分からないし、逆もまた然りだ。
それでも、――]

(159) ふゆのひと 2015/02/13(Fri) 21時半頃

【人】 道化師 ネイサン

……それでも、僕は、
貴方の演じる怪人を、もう一度、見たかった。

[目頭が酷く熱い。溢れそうになる涙をぐっと堪えたせいだろう。僅かに声が震えてしまったのは、どうか気付かれませんように。

脳裏を過るのは、数年前の舞台。その上で輝く仮面の怪人の姿。
あの舞台は、自分の歩む道。その標のひとつとも言える物だった。
会場が割れんばかりの拍手。その立役者だった怪人を二度と見られないと思うと、酷く寂しかった。

仮面を軽く抑えるようにしつつ、彼に向かって一礼を。
背を向け、真っ直ぐに見据えるのは、外の世界**]

(160) ふゆのひと 2015/02/13(Fri) 21時半頃

【人】 記者 イアン

[みんなそれぞれに。帰るか否か、結論を出しつつあるようだった。1人1人が出した結論だ。俺がそれを捻じ曲げることはできないと思う。
ただ。まだ俺には、ここでやるべきことがある。1つだけ。
向こうに帰ったら決意が鈍ってしまいそうだから。だから]

……あのさ。

[すう、と大きく息を吐いてから。瑞希に近寄った]

合コンで気になってた子が居たら、仲取り次いであげるって。
瑞希ちゃん、言ってた>>1:190じゃないか。

[ひどく上擦った声で]

その。なんていうか。あの。

[もごもごと言い淀む。視線が彷徨って。「あー、もうしゃらくさい!」と頭をわしゃわしゃと掻くと]

(161) gurik0 2015/02/13(Fri) 21時半頃

【人】 記者 イアン

あのさ。俺が気になってたのは瑞希ちゃんだから。

[勢いで言ったものの、気恥ずかしさに口調は萎んで]

だから。その。あの。

[目がぐるぐると回った。顔が熱い。
瑞希と目を合わせることができずに。
ぺこり、と。野球の試合開始前のように、頭を下げた]

……帰ったら。まずは、お友達から宜しく頼みます。

[震える声で、言ったのだった]

(162) gurik0 2015/02/13(Fri) 21時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

[悪意を露わにした梶の刺々しい言葉が、場に叩きつけられた。それは主に瑛美を向いていたものではあったけれど、千秋にとっても、無視はできない言葉だった。]

 そんな言い方……。

[それは、ここで初めて彼と出会った時と、奇妙に似通った構図だった。千秋はまた、同じような言葉を口にしようとした。けれど、ひらめくようにして頭を過った考えに、言葉を止める。
 共通点だ。
 千秋の、瑛美の、寧斗の持つ、共通点。千秋がそれを知っているのは、三人分。けれど、日向の言動や、神鳥の態度。五十嵐の持つ雰囲気。一つの視点を持って見たなら、その推測が遠く外れたものではないように思えた。
 須藤にも、神田にも、そして梶にも、あるのだろう。ここに居る理由が。帰るか帰らないかを、選択する理由が。]

(163) busoa 2015/02/13(Fri) 22時頃

【人】 友愛組合 チアキ

『居場所があるやつが、ここに残ってんじゃねえよ』>>153

[反射的に、返していた。]

 作りに、帰るんですよ。居場所。今まで、誤魔化して、作ってこなかったから。
 格好良くなんてないし、自信なんてないし、それでも、自分が格好悪かったって分かったから。

[悪意を漲らせて、周り中を傷つけようと叫ぶ梶こそが、もしかしたら]

 梶くんは、ここに居場所を作りたいんですか?

(164) busoa 2015/02/13(Fri) 22時頃

【見】 子守り 日向

──少し前──

[後悔は、してる。これからも、きっとする。>>@18>>@19
だけど、貴方たちは、どうか後悔のない選択を。
そう、真っ直ぐに顔をあげた時、悲観的になるでもなく落ちた声があった。>>157
帰らねェよ。淡々と、けれどはっきりとそう告げた声は五十嵐のものだ。]

……。

[ここに残ることを止めるつもりはない。
そう決めたばかりだったけれど、少しだけ疼くものはあって、僅かに目を伏せた。
けれど、気づいていたような気もした。
この中で、留まることを選ぶ者が五十嵐であることは、どこかしっくりとくる。
芝居がかった挙動の裏に見え隠れする、──空虚を知っている、そんな空気が、そう思わせたのかもしれない。
だから、帰らないという言葉には敢えて触れずに、]

私も。
……お見送り、したい。

[続いた言葉に、賛同を寄せて頷いた*]

(@22) Maki_hinata 2015/02/13(Fri) 22時頃

【見】 子守り 日向

[別れも近いのに、カレーの冷凍保存の話なんてしているのがどこか間抜けでやさしくて、表情が緩む。>>158]

うん、分かった。
冷凍して、全部、食べるね。

[千秋へ、そして神田へ。
それぞれに言葉を返していれば、ちょうどその時だろうか。
ぶつりと何かが切れたような梶の声がその場に叩き付けられる。>>153
……それまでの、どこか甚振るようなそれじゃない。
ぜんぶぜんぶバカみたいだと叫ぶ彼は、どこかままならなさに焦れた子どものようにすら見える。
ああ、けれど、そこじゃない。そうじゃなくて。

帰る場所があるでしょう。その言い方じゃあ、まるで、帰る場所がない人みたいだ。
半信半疑の気持ちで、瞬く。何とはなしに、彼は選ばないような気がしていた、──こんな、何もない場所を。
千秋が返す言葉>>164も、半分ぐらいしか耳に入らずに、声が零れる*]

……梶さん、

此処に、残るつもりなの。

(@23) Maki_hinata 2015/02/13(Fri) 22時頃

【人】 友愛組合 チアキ

[その選択に、後悔しないのか、しなかったのか。>>141 寧斗の言葉は、いつもどこか大人の視点を千秋にくれる。先ほどは気丈に帰らないのだと言った日向が、後悔はしているのだと認めたうえで、帰らないと返す姿に、かなわないなあと思う。
 表面的な付き合いばかりを続けてきた千秋は、絶対的に対人経験が足りない。どこまで踏み込んでいいのかを見極められずに、相手の選択を尊重するというおためごかしで、諦めてしまう。


 ……ネイさん。僕、帰ったら遊びに行きますから、どこのテーマパークか教えてくださいよ。

[その姿の通りに、いくつもの魔法を、顔を上げる力をくれた寧斗に、問いかけた。夢の国の中でこそ、寧斗の望んだ本当のピエロにと会えるのだろうと、そう信じて。]

(165) busoa 2015/02/13(Fri) 22時頃

【人】 友愛組合 チアキ

[そう、きっと後悔はする。ここで残れば、帰らなかったことを。帰ったところで、何かに傷つけば残らなかったことを。
 だから、今、この瞬間だけは、悔いのない選択を。]

(166) busoa 2015/02/13(Fri) 22時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

居場所を、作る?

[>>164千秋の発言。それは、慶一にはとても傲慢に聞こえた]

作れる余地がある奴は、そもそも元々そういう場所が与えられてたんだよ。
あんたも言うように、それを、甘えてたから、今まで作れなかっただけだ。
俺は……俺には、もうそんな場所は。

『梶くんは、ここに居場所を作りたいんですか?』

[その発言に、大声をあげたいくらい悔しく思った。今まで自分の方が先に居たはずだったのに、いつのまにか追い越されているような、もどかしい思い。認めたくないそんな思いを、心の奥で押し込める]

居場所を作りたくなんかない……
ただ、帰る場所が全員にある訳じゃないだけだ。
あんたらは恵まれてるよ……帰った、ほうがいい……。

[そう言って、ふわりとほほ笑む。嫌味も裏もなく、ただ自然に、年相応に]

(167) rei0x0 2015/02/13(Fri) 22時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ



俺は、ここに残る。
何の未練も、ない。

.

(168) rei0x0 2015/02/13(Fri) 22時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

 瑛美さん。

[千秋は瑛美に向き直った。
 梶が言うネットアイドルだとか、どうだとか、それもきっと彼女がここに居る理由の一端なのだろう。彼女がどうでも良くなったという日常の、結果の一つなのだろう。
 けれど。
 警戒した表情、ほのかな笑い、こらえきれなかったらしい涙。いくつかの表情を見たけれど、瑛美が怒りの感情を見せるのは、いつも誰かのためであったように思う。梶に言わせれば、それすらも他人のために怒る自分のため、ということになるのかもしれないが。
 しかし日向のことを思ってここに残ると言った瑛美の言葉は。日向と一緒に帰りたかったと言ったその言葉は。どこまでも欲張りで優しいその言葉こそは、千秋が格好いいと思った、瑛美の姿だ。
 だから、これだけは伝えなければならない。
 それこそ、言わなかったら間違いなく後悔する。]

 残られたら、困ります。
 ……僕は、向こうの世界でも、あなたに会いたい。
 だから、ええと、その、帰りましょう。一緒に。

[口に出して、出した次の瞬間には後悔した。やっぱりそうだ、何を選んだって後悔するのだ。
 これまで感じたことが無いくらい、顔が赤く熱くなっていく事を自覚した。]

(169) busoa 2015/02/13(Fri) 22時半頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

[寧斗の問い掛けに。>>141
後悔をしたと。
それでもここに残る事を選んだあおいと>>@19
違う道を選んだ瑛美では>>144、住む場所が違うように思えた。

ホールに慶一の声が響く頃、
帰路を選ぶ事を選ぶ者と>>150
此処に残る者が>>157、それぞれの選択を口にする。
口にしないで居ても、言葉から既にその選択を選んでいる者が居ることも。>>141>>153

瑛美の話をしていた内容が、何時しか違うものへと変わったか。
彼の言葉にどこか、痛々しさすら感じて。>>153

慶一へ何かを口にしようとした頃、ようやく。
自ら投げた問に反応する少女の声に。>>@20
音にならない言葉は飲み込まれた。]

(170) milkxxxx 2015/02/13(Fri) 23時頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

[あおいへと目を戻せば、それは驚きもあれど。
どこか納得のいくもので。>>@20
その時の長さがどれ程、彼女を一人で此処に遺したのか計り知れない。
ただ、後悔はあっても。此処に残る事を選んだ彼女の瞳に濁りはなくて。]

……そっか。分かった。

[理解を示すようにそう一言彼女へ向ける。
ありがとう。と告げられる事に苦笑を浮かべて。
何と答えたものか、少し躊躇いを見せる。
手癖のように髪を梳いて、告げる言葉は一つだけ。]


……いつか。
また、会えるといいね。

[叶わなくとも。口に出せば叶う気がして、淡く微笑む。
 彼女は何と答えだろうか。*]

(171) milkxxxx 2015/02/13(Fri) 23時頃

【人】 星先案内 ポーラ

 だって、分かんないんですもん
 賢い反応なんて、やり方なんて、そんなの!
 ばかなんて、言われなくたって、わかってる……

[ずっと、賢くなんてある必要はなかった。
難しいことは何も考えなくたって、嘘やお世辞なんてなくたって、真っ直ぐであることが美徳だった。
きっと、ここに至るまでに、いろんなものを取りこぼしている。

パンクしそうなくらいに恥ずかしくて、消えてしまいたかった。
ひどい、とは思わなかった。知ってる。バカなのも、みっともないのも。
知ってるんだ。だから、騒ぎ立てないで欲しい。バレないように秘密にしていたい。
そう思っていてもどこかで、いつまでもそれが保たないことも察している。

彼は正しい。そのことがどうしようもなく身に沁みて痛い。]

(172) nabe 2015/02/13(Fri) 23時頃

【人】 友愛組合 チアキ

[これまでの、にやにやとした笑いではなかった。棘が抜け落ちたように、彼の表情に滲み出たそれは、確かに笑顔だった。>>167 >>168
 梶が抱えていたものが、何なのかなんて、分からない。だけど、その笑顔があまりにも自然だったから、千秋も釣られて笑った。ただ、少しだけ悪戯っぽく付け加えた。]

 いまさらそんな、いい表情をされたって、憧れてなんてあげませんからね。
 ……それじゃあ、元気で。

(173) busoa 2015/02/13(Fri) 23時頃

【人】 星先案内 ポーラ

[向けられる視線や言葉>>154が、なんだか予想していた通りで。
顔を上げた。目が合った気がした。弱っちい、かわいそうな子を見る目に思えた。
こうなるのを知っていた。かなしい、と思ったが、自業自得なのでそう思う資格もないかもしれない。
ふい、と視線を逸らす。

梶の言葉>>153は、もう叫びのようだった。切実な声。
ちがう、と反射的に返す声が掠れた。]

 ちゃんと、居場所があったら、あんなことしてない
 自分の、自分だけの居場所なんて、

[麻痺したような頭の片隅で、寂しかったのかな、と思う。
彼も寂しかったのかな。自分に居場所がないこと。
どこかに、ちゃんとぴったりはまる場所が欲しかったのだろうか。
それが見つからない世界を、もう嫌いになってしまったのかな。

たぶんそのときはじめて、彼が生身の、同年代のひとりの男の子に見えた。]

(174) nabe 2015/02/13(Fri) 23時半頃

【人】 星先案内 ポーラ

 そんなもの、実感できてたら、きっとここにいない

[自分で言葉にして、今までで一番すとんと胸に落ちた。
どうしてこんなところにいるんだろう。どうしてわたしたちだったのか。
彼らのことを深く知っているわけでもなく、これからもきっと知ることはないけれど、なんとなく、そう思う。

もう、あとはきっと、それでもあの世界に期待できるか、とか。]

(175) nabe 2015/02/13(Fri) 23時半頃

【見】 子守り 日向

[ここは、何もないよ。きっと、あなたにはつまらない。
感情を爆発させた梶へと、そう言おうとしていた。
言葉はナイフのように鋭利でいても、その根本では人をよく見ているひとだと、そう思っていたから。
言おうとして、だけど、柔らかな笑みに口を噤んだ。>>167>>168

梶という人物をよく知るわけではない。むしろ、知らないことの方がきっと多い。
けれど、帰る場所がないという、息の詰まるような感覚は知っている。
彼と自分とでは、抱えるものは異なるのだろうけど。

五十嵐の言葉を聞いた時と同じように、疼くものがある。>>@22

──それでも、ここに残ると言い切った梶の表情は。
何かと戦い続けた人間が、重過ぎた荷を下ろそうとする時の顔にも似ているように、思ってしまった。]

……。

[何も言わないまま、息を吐く。
彼の選択を受け止めるように一瞬瞼を下ろして、すぐに前を向いた。]

(@24) Maki_hinata 2015/02/13(Fri) 23時半頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

[くるりとあおいから踵を返せば]

テーマパーク。いいね。私も行きたい。

[千秋の言葉を耳が拾って、>>165、一言彼へと投げた。
自然、テーマパークで働くと言っていた寧斗へと目をやって>>0:194

まだピエロらしい所、見てないしね?

[なんて揶揄を交えて、寧斗に軽い催促を。

さてと、告げることの出来なかった言葉を、と。
改めて慶一へと目を向ければ、千秋と話しているのが目に入った。>>164>>167

その頃だろうか、近づく影に気づくのは。>>161
掛けられた声に顔を上げれば、そこには太一が居て、ん?と、彼の話を促すように小首を傾ける。
彼が口にした言葉は、確かに記憶があって]

(176) milkxxxx 2015/02/13(Fri) 23時半頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

うん、そうだったね。
誰か、居た?

[とても話しづらそうに言葉を紡ぐ彼と、雑談の交じえ始めた室内に自然と表情は緩んだだろうか。
言葉の続きを待っていれば、後に続いたものは予想もしていなかった言葉だった。>>162

(177) milkxxxx 2015/02/13(Fri) 23時半頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

――――えっ?

[瞬きをして彼を見ていれば、その様子からきっとそれは。
冗談なんかではないと分かる。]

 あ、…えっと……私……?

[何かに挑むように頭を下げる彼に狼狽える。
太一につられるようにじわじわと耳が、頬が。
熱を持っていくことを感じたか。

ただ、周囲に居る人の気配と、驚きが勝って。
すぐに答えは出せずに居たけれど。

駆け巡る思考の中で、彼の言葉を思い出せば>>151
少し躊躇いながらも、行き着いた応えを口にする。]

(178) milkxxxx 2015/02/13(Fri) 23時半頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

 ……野球のルール。
 分からないから、 太一くんが教えてくれる?

 ……君が野球する所、見てみたいから。

[そうして告げた顔は、仄かに朱に染まって居たかもしれない。]


 ……じゃあ、そういうことで!


[それだけを手短に告げると表情を見られるよりも早く、彼へと背を向ける。
髪を耳に掛ければ、耳朶が頬と同じ色に染まっていたことにまた、自身では気づけずに居ただろう。>>2:26*]

(179) milkxxxx 2015/02/13(Fri) 23時半頃

【人】 道化師 ネイサン

[此方に声をかけてきた少年>>165、その表情を見て、思う。
あぁ、彼なら大丈夫だ、と。
現実の世界を、未来へとしっかりと歩こうとしている者の表情であった。
そんな彼らの未来を後押しすること。きっと、それが自分に相応しい道だろう。
そう、自分はあくまで道化。そう生きると決めたのだから。

そうして、目の前の少年の掌へ、いつかの花の様に差し出したのは、鮮やかな印刷が成された2枚の紙。自分が働いているテーマパークのチケットだ]

ほら、いつでも遊びにおいで。
……エミちゃんを誘って、ね。

[彼はどんな反応をしただろう。
それには仮面の下で、悪戯っぽく笑い返して見せただろうか]

(180) ふゆのひと 2015/02/13(Fri) 23時半頃

【人】 ろくでなし リー

[ ――ああ、彼は。>>160
 ようやっと決断した男になんてことを言うのだろう。
 …芝居しか無かった。
 好きだった女と先輩を失くした男には、それしか。

 …それは、つまり芝居に関してはまだ。]

  ――そうかい。……でもな、

   ――俺は、地獄の業火に焼かれながら
            それでも天国に憧れる。

[ ピエロの兄さん――寧斗へ向けて、言葉を紡ぐ。
 男には芝居だけしか、無かったから。
 だから、見送る言葉も件の仮面の怪人のもの。

 男にしては日常もこちら側も地獄であるのには変わりなく。
 それでも男はここが天国であると信じたかった。
 そんな思いを込めて、口にした。]

(181) rinaria 2015/02/13(Fri) 23時半頃

【人】 ろくでなし リー

[ そして、男へ背を向けたピエロへからころと寄り。
 彼の見据えた扉の先――男には、もう無用の世界。
 …けれど、眩しいその白い闇を見詰め。]

  ――ピエロの兄さんよ。
     一つだけ、頼みごとを聞いちゃあくれねェか。

[ 横のピエロに向けてかけたのはそんな言葉。
 半眼に薄く張る水の膜が溢れてしまわなよう、
 幾度か瞬きをして。]

  向こうに戻ったら、
   …とある場所に、こいつを。
      置いてやっちゃあくれねェか。

       ――だぁれも来なくなっちゃ、寂しいだろうから。

[ そうして、手渡す…というより押し付けたのは、
 自身の携帯電話。――それと。
 鳴らした指と共に右手に赤い薔薇を一輪咲かせて。]

(182) rinaria 2015/02/13(Fri) 23時半頃

【人】 ろくでなし リー

[ 彼女の――明日香の墓標がある、丘の場所をそっと次いだ。

 はてさて、こちらで渡したものが向こうへ届くことやら。
 それは男には知れなかったけれど。]

  ――見た目がどうであろうと、
      アンタの心の中を知れば、
       誰かがアンタを愛してくれるだろうさ。

                   ……だから、頑張んな。

[ 告げた言葉を最後に男は飄々と手を振り。
 からんと足を一歩後ろへと引いて、大仰に一礼を。

 …そうして、扉を超える者たちを見送る姿勢。*]

(183) rinaria 2015/02/13(Fri) 23時半頃

【人】 星先案内 ポーラ

[そう言ってから、聞こえた言葉>>164に、体を支配していた感傷や悲観が抜けていくようだった。

ああ、これから作れば良いのか。作れるかな。作れると良いな。
そう思えてしまう。そんな希望を抱いてしまう内は、きっとまだ大丈夫だ、と。

生きていける、と思ってしまう自分の甘さを、もう少しだけ大目に見てやりたい。
次はきっと、同じ間違いを繰り返したりはしないから。]

 ……なんか、最後にカッコ良いの、ずるいなあ

[照れ隠しのように笑う。誤魔化すように言った言葉は、深く考えたわけでもなかった。
自分に向けられた言葉ではないと分かっていたって、背中を押されたようで。
なんとかできるかなあと、思わせてしまったのは、彼の言葉>>164だったので。

その声が自分に向けられたこと>>169への動揺に、背が跳ねた。]

(184) nabe 2015/02/13(Fri) 23時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

[寧斗から手渡されたのは、テーマパークのチケット。>>180
 そして、付け加えられた言葉に、顔を赤くした。いろいろと、バレバレだった。
 その声に悪戯っぽい笑みの成分が含まれていたから、千秋は赤いままだろう顔で、微笑みを返した。ピエロと出会ったら笑顔になる。それは間違いなく世の真理だった。]

 ……はい。必ず。遊びに行きます。

(185) busoa 2015/02/13(Fri) 23時半頃

【人】 記者 イアン

[瑞希に背を向けられて>>179。しばし、きょとんとしていたが。
きしし、と笑みを浮かべて。やがてその背中に語りかけるだろう]

おう。野球、観戦しに来てくれよな。
俺、頑張るから。またあの舞台に立ってみせるから。

[瑞希が見てくれていたら。いつもの百倍、速い球が投げられる気がした。
だってそうだろう。男は誰だって、女の子の前じゃ格好付けたいもんなのだから]

……それと、その言葉。
前向きな返事として。受け取っておくよ。

[屈託ない笑みを浮かべて、頬を染める]

(186) gurik0 2015/02/14(Sat) 00時頃

【人】 記者 イアン

――だから。一緒に、帰ろう。

[朗らかな表情で、そっと瑞希の手を取った*]

(187) gurik0 2015/02/14(Sat) 00時頃

【人】 星先案内 ポーラ

[じわじわと、顔に熱がのぼっていくのがよく分かる。
――ああ、君まで赤くならないで>>169くれ、意識してしまうじゃないか!

しまいには、プスプスと煙でも立ち上るんじゃないかと自分で思うくらいに、熱かった。
叫び出したい気持ちを堪えて、これまでの人生にないくらいに考えて、考えに考えてから、ゆっくりと口を開いた。]

 わたし、相当に、ばかでどうしようもないですけど、
 たぶん千秋さんが思っている以上に

[卑下が先に出てきたのは、きっと空っぽ人間の性だ。けれど、]

 でも、ちゃんと、居場所、作れるように、がんばろうって思えたんです
 だから、その、また、会いたいんです
 次こそ、ちゃんと胸を張って会いに行きます

 ――なので、また今度、って言っても良いですか

[勢い込んだが、やはり、声はしぼんでいくようで。
ああ、慣れないのだ、こういうのは。
それでも、赤い顔を上げて、今度こそちゃんと真っ直ぐに視線を向けた。*]

(188) nabe 2015/02/14(Sat) 00時頃

【見】 子守り 日向

[──結局のところ、残ることを選択したのは何人だっただろうか。
それぞれの現実に帰るべく、ひとり、またひとりと扉を出ていく彼らを見送る。
その足取りは迷いのないものだったかもしれないし、或は少し怖々としたものだったかもしれない。

扉の向こうの光は相も変わらずしろく眩しかったけれど、目は逸らさなかった。

淋しさも安堵も羨ましさも、全部ないまぜになっていて、ああ、おかしな顔をしていなければいいな。
だって私、きちんと言った。帰らない。
皆が決断を下してゆく中で、私はあなたたちにそう言った。
だから、最後まで前は向いていたかった。]

(@25) Maki_hinata 2015/02/14(Sat) 00時頃

【人】 道化師 ネイサン

[かけられた声に振り向く。
男からの頼み事は、何処か遺言の様にすら思えて、ぐっと唇を噛んだ>>182
自分で渡せばいいじゃないか、そう言いたい気持ちも無いわけじゃない。
けれど、これが男にとっての道であり、後悔のない選択なのだろう]

……えぇ、わかりました。必ず。

[短く答えて、預けられた携帯電話、それから一輪の薔薇を受け取って、大事そうに抱えて、背を向ける。
帰ったならば、いの一番にその場に向かおう。そう考えながら]

(189) ふゆのひと 2015/02/14(Sat) 00時頃

【見】 子守り 日向

[──何かと何かの境界のような、何もないこの場所で。

お腹がすいて、ご飯を食べる。
眠たくなって、いつもの定位置で眠る。
置いて来たはずの後悔は、どうしたって時折胸に過る。

いつか白い光の前で下した選択を、間違っていたとも正しいとも思わない。
それしかなかった。悲壮感でさえなく、それ以外に選ぶものがなかった。
でも、私、後悔はしている。そんな矛盾を抱えて、此処にいる。

最後のひとりが、白い光の向こうに消えてゆく。
さよなら、とつよく手を振った。
ちら、と神田の言葉が過る。>>171
少しだけ考えてから、胸のうちで言葉を付け足した。

さよなら。
──いつかまた会うならば、どうか、ここではない場所で。
その時まで、元気で。**]

(@26) Maki_hinata 2015/02/14(Sat) 00時頃

【人】 友愛組合 チアキ

[また今度、と瑛美は言った。>>188
 それは、きっと素敵な言葉だ。一度はどうでもいいと投げ出した明日を、今日と同じように自分と他人に寂しい思いをさせ続ける明日を、やり直すと決めた言葉だ。
 だから千秋も、頷いた。]

 はい、また今度。今度は、現実で。
 馬鹿なとことか、どうしようもないとことか、会って、話して、笑えるように。楽しい時間になるように。
 きっとまた、会いましょう。*

(190) busoa 2015/02/14(Sat) 00時頃

【人】 友愛組合 チアキ

[玄関ホールに残る日向に、五十嵐に、梶に、頭を下げる。
 きっと、もう、会えない。この不思議な空間のことを、しっかりと覚えていられるかも、分からない。
 だから、千秋は笑った。日向の例を考えれば、彼らの記憶にはきっと残る。彼らの中の千秋が、悲壮な覚悟で現実へ戻ったと思われていては、悔しいから。]

 帰ります。日向さん、五十嵐さん、梶くん。みんな、元気で。

[向き直り、現実へと帰る面々にも、笑顔を。]

 ネイさん。須藤くん、神田さん、神鳥さん、……瑛美さん。
 帰りましょう。そしてまた、どこかで。

[千秋は、白い闇の中へと足を踏み出した。]

(191) busoa 2015/02/14(Sat) 00時頃

【人】 友愛組合 チアキ

[ゆっくりと、千秋は目をあけた。
 見慣れた風景。アパートの部屋だった。ぺたぺたと自分の体を触り、制服から部屋着になっていることに気づく。]

 ……夢?

[そんな馬鹿な話があるか。
 千秋は立ち上がる。立ち上がって、窓を覆うカーテンを開く。暗い夜空。あの白い闇ではない。少なくとも、現実のはずだ。]

 制服……は。

[定位置である、壁際のハンガーへ視線を投げる。いつも通り、そこには高校の制服がかかっていた。……一点だけ、いつもとは違う。]

 これ、手品の!

[駆け寄る。胸ポケットに、青い薔薇の造花。さらに探れば、テーマパークのチケットも出てきた。夢では、ない。どうやってこれがここに来たのかとか、そういう理由づけはどうでも良かった。あの不思議な空間は、確かにあった。]

(192) busoa 2015/02/14(Sat) 00時頃

【人】 友愛組合 チアキ

 そうだ、だから僕は。

[前へと進む。帰ってくることを選んだから。
 明日からの生活に恐れはある。足を竦ませて立ち止まってしまっては、あの合宿所で出会った人たちに申し訳が立たない。]

 ……あっ!

[はたと、気づく。千秋は、眠りに落ちて、合宿所に迷い込む以前、いったい何をしていたか。
 慌てて、風呂場へと駆け込む。どうどうと蛇口から流れるお湯は、浴槽から溢れ出していて、今月の水道代とガス代のことを考えると目の前が暗くなった。]

 ああ、ああ、こんなことなら、僕もあっちに残れば良かった。

[なんて、もちろん、冗談だけれど。冗談……だ、けれど?]

 カレー皿、洗ってないや。ごめん、日向さん。

[残った面子の中で、千秋たちがやりかけのまま残したあれやこれやの後始末をするのは、きっと彼女だろうと思って、虚空に向かって謝罪の言葉を投げた。]

(193) busoa 2015/02/14(Sat) 00時頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

[突然の状況に動揺した事を、悟られないように。
静かに吐息を零す。
向かった先は、慶一の所だった。
先程>>153とは一転して落ち着いた彼に、「梶くん」と声を投げた。
彼がこちらへと振り返ればにっこりと微笑んで。

大きく。振りかぶって]


――パンッ。



[と小気味いい音を立てて一発。無抵抗の彼の頬を叩いた。

   君の選んだ道は逃避だと。

そう彼に告げたかったけれど。
耳にした彼の声はとても寂しく感じたから>>168

(194) milkxxxx 2015/02/14(Sat) 00時頃

【人】 友愛組合 チアキ

――いつか、どこかで――

 初めまして。や、ええと、ごめんなさい。その、お久しぶりです。
 僕、千秋友朗です。よろしく、お願いします。
 あの、嫌いじゃなかったら、今度の日曜日にテーマパークに行きませんか。とても、素敵なピエロが働いているはず、なんです。

(195) busoa 2015/02/14(Sat) 00時頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

  君のこと、嫌いな所は沢山あるけど。
  私は好きだったよ。


[恋愛感情ではない。でも言葉にするならばそれは好意だった。
ここに彼が残るというのなら、一筋縄じゃいかない彼のこと。
梃子でも動かないだろうと、そう感じて。]


  ――またね。


[叩いた手を振り払い、此処に残る臨也と、そしてあおいへも。
別れの代わりの言葉を告げた。
それは彼らへそれぞれに告げたものだろう。
満足すれば白く煙る扉へと足を運ぶ。]

(196) milkxxxx 2015/02/14(Sat) 00時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[叩かれた頬にポカンとなった顔を引き締めて>>194>>196]

神田、

[ふと、神田の事を呼び止めた。特に、意図がある訳ではなく。ただ、あちらの自分を知っている存在だったから]

……須藤くんと、お幸せにね。

[そう言って、帰ろうと扉に向かう背中を軽くぽんと押し出す。彼女に別れを告げる事は、今までの自分へ別れを告げることのような気がして。
気分はゆったりと、久々に吐き気がすっきりとなくなっていた。きっともう、吐き気に悩まされる事はない]

さよなら

[もう二度と会わない事を祈って**]

(197) rei0x0 2015/02/14(Sat) 00時頃

【人】 道化師 ネイサン

それじゃあ、またね。

[一度だけ、残る者達を振り返って短く告げる。
そして、開かれた扉、その先へ。
一歩、踏み出した**]

(198) ふゆのひと 2015/02/14(Sat) 00時頃

【人】 星先案内 ポーラ

 ― 扉の前 ―

[凛として、という言葉が、とても好きだった。
それは、身を正すことを、手足の運び方を、纏う空気を、全てを指して。
凛と、背を張って、声も張る。あの頃、後悔を知らなかったのは、きっと自信に満ちていたからだ。

この身を満たしていたものをすべて投げ捨ててしまった今、自分はこれから山ほどの後悔を知るのだろうが、
それも悪くはないだろう。これまでに知らなかった分も、色々なものに触れて、思い悩めば。

一歩、踏み出せばそこは、白く眩く、冷たい世界。
これから、何が待ち受けているのだろう。過ちの精算だって、しなくちゃいけない。

きっと大変だ。しんどいだろうなあと思う。

だからこそ、真っ直ぐに立て。視線は遠く、先を見よ。
何にも挫けぬよう、背筋を凛と張って、振り返ることなく。
眩い光の中へ、一歩踏み出した。**]

(199) nabe 2015/02/14(Sat) 00時頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

[扉の周囲で共に扉の向こうを目指す、ここで出会った人々の顔を確かめるように見渡して。
最後に、太一を認めたならば彼の隣に並んだか。
差し出された手に気づけば、ちらりと彼を見上げて躊躇いを見せる。>>187
ただ、扉の向こうの未踏の地へと踏み出すことへの恐れもあって。
帰ろうと。背を押す言葉を向けられたなら、頷いて彼の手に手を重ねた。**]

(200) milkxxxx 2015/02/14(Sat) 00時頃

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31回 注目
マユミ
15回 注目

犠牲者 (1人)

パルック
0回 (2d)

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ポーラ
32回 (3d) 注目

突然死 (0人)

舞台に (1人)

日向
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