人狼議事


158 雪の夜に

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視点:


ソフィア2人が投票した。
ホレーショー1人が投票した。
ヒュー1人が投票した。
セレスト1人が投票した。
ダーラ3人が投票した。
ヤニク1人が投票した。

ダーラは村人の手により処刑された。


時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?


現在の生存者は、ティモシー、ソフィア、ホレーショー、ヒュー、パピヨン、セレスト、ハナ、ヤニクの8名


お使い ハナは、メモを貼った。

2013/12/24(Tue) 01時頃


店番 ソフィアは、メモを貼った。

2013/12/24(Tue) 01時頃


【人】 放蕩者 ホレーショー

[結局、それ以上の収穫はないまま自警団と別れる。
視線がじっと追ってきたのは、気のせいではないだろう。
彼らは警戒しているのだ。男が、人狼ではないのかと]


おっと。ありゃあ…

[道行く途中で足を止めた。
向こうに小さく、女の姿が見える>>3:246
あれは確か、船の金持ちの女客ではなかったか]

(0) 2013/12/24(Tue) 01時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

― 朝凪亭前 ―

 ……ほら、あれだろ。

 親父さんが生き返らせてもらえる側って事は、
 嬢ちゃんも良い子にしてないと、
 生き返った時に会えねぇんじゃねえか?

[悪戯の色を含ませて、にっこと笑う。]

[自分がこの位の頃は何をしていたかと思い返す。
 もう既に隊商の馬車に揺られて、
 人里では仕事の手伝いをしていた筈だ。]

(1) 2013/12/24(Tue) 01時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

[男は足を止めて、それ以上近づこうとはしなかった。
話し掛けるような相手ではないとの思いもあったし、
話し掛けるのを躊躇わせられるような空気を感じたが為でもある。

少しの間、静止した絵の中のようなその風景を眺めた。
距離があったから、彼女の表情が詳細に見えることはない。
ただ、どこか悲しげな姿のように男の目には映った]

やれやれ。

[結局、その道を迂回して行くことになる。
宿に戻ると、朝凪亭は朝よりも一層騒然としていた。
自警団がダーラを容疑者として、連れていったらしかった*]

(2) 2013/12/24(Tue) 01時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[下手なくしゃみの真似と、鼻を擦る様子。そして顔を伏せるしぐさで、セレストの頭から手を放した。>>2:248
ヒューもそっぽをむいたまま、セレストの顔はみなかった。
無論送っていくつもりだったが、返事も待たず、宿の方へセレストが歩き出したので、それについていく形で、朝凪亭に向かった。
道中、「野犬」と言われて、驚いたように、セレストの方を見た。]

 ……?

[涙目なのを気にしてか、顔は、すぐに通りの向こうへ向く。
「野犬」の話の出所に、合点がいって、微かに笑った。]

 ああ……先生か。
 ……。

[続いて、人にやられたかどうかを確認されると、一瞬表情を硬くして、首を傾げた。]

 ……もしかして。
 セレストは「人狼」なんて信じてるのか?

(3) 2013/12/24(Tue) 01時半頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2013/12/24(Tue) 01時半頃


放蕩者 ホレーショーは、メモを貼った。

2013/12/24(Tue) 01時半頃


【人】 さすらい人 ヤニク

 ま、イイや。
 ……手伝いはまた夕方からか?

[手元のパイ包みを思い出す。
 ハナ、セレスト、女将、あと自分、で良いのだったか。
 残念な事にホレーショーの分はない。]

 女将さんにこれ預けたら、
 時間まで遊びに付き合っても良いぞ。

 本当は俺も港辺りで働かせてもらいたいんだけど、
 今は余所者はダメだってさ。だから暇なんだよ。

[からりと言ってのけると、首を傾げた。]

(4) 2013/12/24(Tue) 01時半頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2013/12/24(Tue) 01時半頃


店番 ソフィアは、メモを貼った。

2013/12/24(Tue) 01時半頃


【人】 お使い ハナ

― 朝凪亭前 ―

[赤い男の言葉に、ハナはほっぺたをふくらませて抗議します。
自由な両腕を威嚇するように拡げても、まったく恐ろしくはありません。]

ちゃ、ちゃんといい子にしてるもん!
おいのりだってしてるんだもんね!

[ヤニクは苦笑してハナを下ろしたでしょうか。
続けられた言葉に、彼女は表情を輝かせました。]

いいの!? やったあ!
じゃあじゃあ、ハナのおともだちににんめいする!

(5) 2013/12/24(Tue) 01時半頃

【人】 洗濯婦 セレスト

諦めちまわない限りは人生なんとかなるもんさ。
んもう、泣くんじゃないよ!

[>>1:252髪が濡れる気配には強めに、背中を叩いてやった。
互いに互いの顔を見ないまま、宿へと向かう。
再び口を開けたのは鼻が随分落ちついてからだ。]

うん、手紙で教えてもらった。

[野犬のことには小さく頷いて答え、
人狼、その名前が出るとヒューの方を見る。]

…いいや。ん…わかんないさ。
あまり信じてないからこその確認なのかねえ。

あんたが人にやられたって、思いたくないのさ。

(6) 2013/12/24(Tue) 01時半頃

洗濯婦 セレストは、メモを貼った。

2013/12/24(Tue) 01時半頃


【人】 さすらい人 ヤニク

 おいおい、暴れるなよ、落っこちるだろ?

[こうして、見ている子供の様子は無邪気そのもので、
 どこも怪しい所はないように見える。>>5
 なぜ、容疑者に名を連ねられてしまう事になったのか。
 ――それも疑心暗鬼の為せる業か。]

 ようし、その任命受けて立つ。

[返事としてはちょっとズレている気もするが、
 学のない旅人も難しい言葉は知らない。]

(7) 2013/12/24(Tue) 01時半頃

【人】 お使い ハナ

[彼らが再び現れたのはいつの頃だったでしょう。
まだヤニクといっしょに遊んでいたころでしょうか。
先の時よりも険の入り混じった態度で、自警団の面々がやってきました。
なんだかおそろしい雰囲気を出していて、ハナは身を縮めます。
そうこうしているうちに、なにか店の中ではげしいやりとりが行われ始めます。
やがて現れたのは、乱暴に連れ出される女将さんの姿でした。]

おかみさん!?
なんで!

[戸惑うハナに、自警団は彼女に人狼の嫌疑が掛かっていると告げました。
少女はちいさな体にめいっぱい力を込めて、男の足にしがみつきます。]

うそだ!
おかみさんが人狼だなんて、そんなはずないよ!
だって! だって人狼は!

[うるさそうに弾き飛ばされるハナを見て、女将さんはきっと声をかけてくれたことでしょう。

心配いらない、きっとすぐに帰ってくる、と。]

(8) 2013/12/24(Tue) 01時半頃

【人】 お使い ハナ

[連れて行かれる女将さんを呆然と、雪の中にへたり込んで見送りました。
野次馬たちが好奇心と猜疑心の入り混じった噂で囃し立てます。

『まさか人狼だったなんて』
『こわいこわい』
『あんな顔をしてねえ』
『やだやだ、あそこの料理食っちまったよ』

ハナはついに立ち上がって、聴衆たちを吠え立てました。]

だれだ!!
おかみさんが人狼だなんていったのはだれだよう!!
だれなんだよう!!

[さえずっていた小鳥たちは、少女の剣幕にぱっと散り、けれど、冷たい視線はその場に残ったままでした。
ハナはうつむき肩を落とし、とぼとぼと宿へ帰って行きました**]

(9) 2013/12/24(Tue) 01時半頃

お使い ハナは、メモを貼った。

2013/12/24(Tue) 02時頃


【人】 負傷兵 ヒュー

[紐を括るだけでも、随分練習が必要だった。
物を運ぶといっても、大きさや重さも、せいぜい半分までだろう。
諦めてしまう事が一番だと考えていたヒューには、これ以上なく嬉しい友人の言葉だった。
叩かれた背がひりついている。>>6

 ……。

[町医者には船からの手紙のことは聞いてはいたが、一度も手紙を送れなかったヒューは、自嘲して「うん」と相槌をうった。
セレストが人狼の話を終えるまで、その顔を見詰めていたが、ふいと視線を離して、前を見た。]

 ……。
 犬だった。

 どうせ、今朝のも、犬の仕業だ。

(10) 2013/12/24(Tue) 02時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[よいせ、とハナを下ろすと、一旦宿の中へ。
 女将に二人分のパイを預けて、自分の分を手にして戻る。]

 嬢ちゃんは何して遊びたい?

 俺、町の探検とかしてみたいんだよな。
 ここに来るの初めてだし。
 今日じゃなくても明日とか、どうだ?

[そうして、晩の仕込みが始まるまでの短い時間を、
 大人げなく二人で過ごし。]

[――それは、夕刻の鐘と共に訪れた。>>8

(11) 2013/12/24(Tue) 02時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[すわ来たか、と内心で身構える旅人を素通りして、
 自警団の男達は宿の中へ入って行く。]

 何だ? ……あ、まさか。

[縮こまる子供の横に立っていれば、
 身柄を引き出されて行く女将の姿。
 制止も聞かずに抵抗し、軽々と弾かれて転けたハナに、
 背に手を添えて支えようとしたのだが、
 この小さい体を立たせたのは義憤であったようだ。>>9

 …………。

[肩を落として宿に消える背中と、
 高見から遠巻きに包囲する潮騒を順に見て、]

(――どっちも薄情か。)

[笑わない目で肩を竦める。]

(12) 2013/12/24(Tue) 02時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[もしも、女将が男を殺した犯人なのだとしたら。
 だとしたら?]



[――翌日、夜明けは等しく訪れる。**]

(13) 2013/12/24(Tue) 02時頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2013/12/24(Tue) 02時半頃


【人】 洗濯婦 セレスト

[ヒューの視線が、逸れる。
その姿を見てから、女もまた前を向いた。]

…そうか。
なら、今回の事件もそうなんだろうさ。

[友人の言葉を肯定するように頷いて、人狼の話はそこで途切れる。
なんだかんだ、宿の近くまでついて来て貰ってしまった。
礼に自分の分のパンプキンパイをあげようか、声を掛けようとした時に宿に人が集まっていることに気付いた。>>8>>9]

…なんだってんだい?

[穏やかな雰囲気ではない。
そう思っているうちにダーラが宿から連れ出されていく。]

ちょ、ねえさん…!?
一体どうしたってのさ!!

[慌てて自警団へと駆け寄っていくとダーラに人狼の容疑がかけられたことが伝えられるだろう。それから、過去にこの町で起きた人狼騒ぎの話も、聞くこととなる。]

(14) 2013/12/24(Tue) 02時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[朝凪亭の前には、人が集まっていた。>>8>>9
それが自警団員だと分かって、ヒューは眉根を寄せた。
彼らが連れて出て来たのは、ダーラだ。]

 ……そんな、

[はっきりと顔を顰める。
セレストが駆け寄って、自警団の者達に尋ね、返ってきた返事はこうだ。
ダーラに人狼の容疑がかけられた。
一緒に、過去の人狼騒ぎに関しても伝えられる。
広場の集会場の隣にある、朽ちかけた首吊り台を、話から連想した。不満もあらわに、声には怒気を滲ませた。]

 ……昔の話なんだろうが!

(15) 2013/12/24(Tue) 02時半頃

【人】 洗濯婦 セレスト

[容疑者である女とヒューに向けられる視線は冷やかなもので、人狼が見つかるまでは出来る限り宿から出ないようと注意を受ける。
他の容疑者達も、同じ場所に集められるのだろうか、その判断はまだわからない。]

……!

[聞こえてくるヒューの声に驚いたように肩を震わせる。友人の、そんな声を聞くのははじめてのことだった。]

(16) 2013/12/24(Tue) 03時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[たかだか一年町にいただけ。
余所者が何を言った所で、無駄だ。
ダーラは連れていかれてしまった。
辺りには野次馬と、宿から顔を覗かせている客。
それらをぐるりと見渡しながら、ヒューの目は、誰かを探しているようだった。

そこで、少女の声>>9がして、はっとしてそちらを向いた。
少女は、聴衆たちを吠え立てた。
そして、冷たい視線を受けながら、俯き肩を落として、宿へ帰っていった。]

 ……、

[小さな舌打ちをして、歯がみする。]

(17) 2013/12/24(Tue) 03時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[そこで漸く、セレストに驚かれているらしい事に気付いて、ばつが悪そうに、地面を睨んだ。]

 ……。

(18) 2013/12/24(Tue) 03時頃

【人】 洗濯婦 セレスト

[地面を睨むヒューを見てから眉を顰めて
ハナの戻って行った宿を眺める。]

…ハナが心配さね。後で様子見に行かないと。
ねえさんのいない宿ってのは営業どうすんだか…。

…戻るよ。
ダーラのねえさんがいない間、
手伝えることは手伝わないとねえ。

[小さな溜息ついてから、ヒューを見て]

ヒュー。
あんたはどうする?

(19) 2013/12/24(Tue) 03時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 ああ。……そうしてやったほうがいい。

[ハナに関してを、同意する。
ダーラの不在で朝凪亭がどうなるのかは、見当もつかない。
ひとつ、長めの呼吸をして、頷いた。]

 ……うん。

 俺は、いっぺん、ワンダの所に戻るよ。
 途中で色々放り出してきてるから。

 さっきの口振りじゃ、
 自警団は宿に居ろって思ってるかもしれないけどな。

[知ったことではない。
セレストに「じゃあ」とだけ挨拶をすると、ヒューは市場へ戻っていった。**]

(20) 2013/12/24(Tue) 03時半頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2013/12/24(Tue) 03時半頃


【人】 洗濯婦 セレスト

うん、そうか。
そっちのねえさんにも、
迷惑かかんないように気をつけな。

[市場へ戻ることに異議を唱えることはない。
何処にいたって余所者は結局は疑われるのだ。
ヒューに頷くと見送る態で手を振った。]

…ま、ちょっとは言う事聞いとかないとねえ…。
捕まっちまうのはかなわない。

[自警団のことだ。やれやれと溜息をつくと宿の中へと入っていく。ハナとは話すことはできただろうか。**]

(21) 2013/12/24(Tue) 03時半頃

洗濯婦 セレストは、メモを貼った。

2013/12/24(Tue) 03時半頃


【人】 雑貨屋 ティモシー

― 朝凪亭から立ち去りし時 ―

[歩き出せば、胸のうちにあたたかさと寂しさが入り混じったようなもの。きっと感傷と呼ぶにふさわしい。
 ふと立ち止まり。胸から聖鏡を取り出すと、そのまま、後ろの道を照らす。


 映った朝凪亭の前の風景。
 ジェリーの娘であろう貴婦人が立ち去るのがたしかに鏡に映り込んだ。


 それは、その貴婦人が人狼ではない、ということを同時に示しており、
 そこで老人の使命感が膨れ上がったのは言うまでもない]

(22) 2013/12/24(Tue) 10時半頃

【人】 雑貨屋 ティモシー



[兄の孫であるソフィアと、ジェリーの娘であろうパピヨンは護らなければならない。
 そして、そのためには自身が人狼であるか否かの能力を秘めていること、町長に報せねばならぬだろう]

(23) 2013/12/24(Tue) 10時半頃

【人】 雑貨屋 ティモシー


[墓参りをしてきたソフィアとはその後出会っただろうか。
 そして、店に戻ろうとして、また方向を変え、自警団、町長の元へ足を運ぶこととなるだろう**]

(24) 2013/12/24(Tue) 10時半頃

雑貨屋 ティモシーは、メモを貼った。

2013/12/24(Tue) 10時半頃


雑貨屋 ティモシーは、メモを貼った。

2013/12/24(Tue) 11時半頃


天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2013/12/24(Tue) 12時頃


さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2013/12/24(Tue) 14時半頃


天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2013/12/24(Tue) 15時頃


負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2013/12/24(Tue) 18時半頃


天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2013/12/24(Tue) 20時頃


お使い ハナは、メモを貼った。

2013/12/24(Tue) 20時半頃


さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2013/12/24(Tue) 20時半頃


【人】 お使い ハナ

― 回想 朝凪亭 ―

[女将さんが拘束されたあとの朝凪亭では、説明を求める宿泊客たちの対応に追われていたことでしょう。
面倒ごと、厄介ごとはごめんだとばかりに宿を後にする客もたくさんいたはずです。
残された従業員にとっても寝耳に水の話、水際の女将さんがどこまで指示を送れたかも定かではありません。

ハナには、せわしなく働く彼らをぼんやりと眺めていることしか出来ませんでした。
まだおさないハナに責任の大きな仕事を任せるわけにもいけません。当然の話しです。
セレストは、ヤニクは、ホレーショーは。
宿に泊まっていた面々はどうしたでしょう。

泣き言をこぼすことは出来たでしょうか、幾分かは慰められたでしょうか。
けっきょく、その日のうちに女将さんは戻らぬまま、夜が明けました。]

(25) 2013/12/24(Tue) 21時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

― 回想 ―

[女将が連れ出される間に、セレストが戻って来た。>>14
 ヒューと一緒のようだったが、彼も程なく立ち去る。>>15
 見送って、自分も宿の中に戻った。]

[そそくさと宿を出る客もいたようだったが、
 容疑の掛かった身は淡々とした視線で見送るだけだ。
 その内、ホレーショーも帰って来るだろう。]

 ……なぁ、何か手伝える事ってあんのかな。
 かえって邪魔なら大人しくしてるけどさ。

[セレストも宿の手伝いに回ったり、ハナに声をかけたり、
 忙しく過ごしている。

 ぱちぱちと暖炉の火が燃えるのを横目に見た。
 結局、旅人が役に立ったかどうかは定かでない。]

(26) 2013/12/24(Tue) 22時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

― 翌朝、朝凪亭 ―

[鐘の音は普段と変わる事がないらしい。
 窓の外は薄く雲が掛かっていて、
 また雪の降りだす空を想像させた。]

 ――くぁ

[欠伸をひとつ。
 適当に身支度をすると階下に下りた。]

 ……そーいや、朝飯がない、んだっけ……?

[困った。]

(27) 2013/12/24(Tue) 22時頃

【人】 寡婦 パピヨン

―港―
[女は港で海を見つめている。
ナイトキャップを嗜んだせいで、
今朝の目覚めは少し遅かった。

閉鎖された町、多少の金品を握らせる程度では、
陸路も海路も融通は利かせられないようだ。
人狼というものの存在は、よほど禁忌であるらしい]

――……宿屋の女主人?そう、
妬みでも買っていたのかしらね。
それとも、自警団に反抗的な態度をとったとか。

[使用人の一人の報告、
女はその捕まった者が人狼だなどと、
端から信じていないようなくちぶりで]

(28) 2013/12/24(Tue) 22時頃

寡婦 パピヨンは、メモを貼った。

2013/12/24(Tue) 22時頃


【人】 雑貨屋 ティモシー

― 自警団・町長の館 ―

[町長のうちを訪ねれば、警戒されたので、多少驚く。
 町長に話をきくと、ダーラを容疑者として拘束したという。
 そして、その他にも容疑を持つ人物を自警団側でも捜索しているらしい。

 そうですかと、答え、頷くと、
 その町長が幼い時にあっただろう人狼騒ぎの話を切り出した。
 退治され、町に平和は訪れたのだが。
 その時、司祭が人狼を探した手立てのことを話すと、町長も話をきかないわけにはいかないようだ]

(29) 2013/12/24(Tue) 22時頃

【人】 雑貨屋 ティモシー



[だが、司祭が聖鏡を使って人狼を探したという話をどうやら町長はすべては信じなかった。
 神父にも話をきいてくれといったが、参考にするというまで。


 でも、自警団の前でしたその話は、
 彼らの口から、町に流れ出すだろう。

 人狼を探す手立てをもつものがいるのかもしれないと]

(30) 2013/12/24(Tue) 22時頃

【人】 雑貨屋 ティモシー



[その後は、半ば追い出されるような形で。
 老人の話に惑わされるわけにはいかないといった風の町長の表情に肩を落としながら、帰途につく。

 ソフィアは先に戻っていただろう。
 孫娘と何か話はしただろうか]

(31) 2013/12/24(Tue) 22時頃

雑貨屋 ティモシーは、メモを貼った。

2013/12/24(Tue) 22時半頃


【人】 お使い ハナ

― 朝凪亭 ―

[無常にも、朝はやってきます。
冷たい井戸水で顔を洗い、犬のように首を振ると、水滴がきらきらとまだ暗い空に散らばりました。
再び眼鏡をかけるわずかに当たった吐息がレンズを曇らせます。
冷たく静かな町は、つい先日お祭り騒ぎがあったとはとても思えないほど静かで、くらいものに見えていました。
ハナにできるのは、日課である水汲みだけです。]

[ひと仕事を終えても、かまどに女将さんの姿はありません。
母親がどことなく疲れた顔で、ハナを労いました。

『今日はあとできょうかいに行くからね』

確かにそういっていたのですが、少女は生返事をして通りすぎてしまいました。
隅っこ、いつもの従業員が食事を摂る席に習慣で座ります。
やがて、階下にヤニクが降りてきました。
ハナはぼんやりと窓の外を見て、それに気づく様子がありません。]

(32) 2013/12/24(Tue) 22時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[窓の外に視線を向けたまま固まっている子供の背中に、
 てくてくと靴音が近付く。]

 おはよ。

 ……何か見えるのか?

(33) 2013/12/24(Tue) 22時半頃

【人】 お使い ハナ

んー、ん。
ゆき、ふってるなーって。

[大人の男の姿で、光源に影が出来……ハナはヤニクの姿に気がついたようです。
挨拶をすることも忘れて、曖昧な返事をしました。
外はあの日からずっと、ちらちらと雪が舞い続けています。]

(34) 2013/12/24(Tue) 22時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

 あぁ、そーだな。また積もるのかな。

[つられて空を見遣る。そこに、昨日の不穏さや、
 一昨日の賑やかさを見出す事は出来ない。
 話題に思案して、もふりとフードを掻いた。]

 ……嬢ちゃん、今日、ヒマ?
 ヒマなら2、3助けて欲しい事があるんだが。
 主に道案内で。

(35) 2013/12/24(Tue) 23時頃

【人】 お使い ハナ

ん、ん……

[暇か。そう問われて、少女は言葉を濁しました。
いつもなら喜んで跳び上がったことでしょう。昼の時間には、ハナに課せられた仕事もありません。

けれど――待っていれば、女将さんが戻ってくるような、そんな願いもありました。
そして、少女が待っていてもしようのないことであることも、彼女にはなんとなく分かっていたのでした。]

ん! ひまだよ。
どっかいきたいとこあるの?

[口を引き結んでなにかを踏ん切った彼女は笑顔を作り、ようやく男の顔を見て応えました。]

(36) 2013/12/24(Tue) 23時頃

【人】 店番 ソフィア

ー 雑貨屋 ー

[ソフィアが雑貨屋へ戻り一息ついている頃、何だか外が騒がしい気がしたが、何だか朝の出来事から気を張る時間が多かったためか身体が怠く、外に出てその様子を眺めたりするまでには至らなかった。

暫くすると、祖父が何やら落ち込んだ様子で帰ってきたかもしれない。
もしそうであれば、温かい紅茶を淹れてあげただろう。
その折に、ティモシーから何かを聞く事もあったかもしれない。]

(37) 2013/12/24(Tue) 23時頃

【人】 洗濯婦 セレスト

―朝凪亭―
[ダーラのいなくなった後の宿では、
何人かの町を初めて訪れたという船客が
宿を後にしていた。従業員も戸惑っているようだった。]

…しばらく宿は営業中止にした方がいいのかもね。
ああ、新しいお客さんはとらないって方向でさ。

…信用勝負の商売だってのにねえ…。

[ダーラが人狼だという確証はない、一度牢で取り調べを行うのだと自警団は言っていた気がする。
もし、自警団に人狼だと言われた場合はどうなるのか。]

…ハナもしばらくはゆっくりとしてるといいさ。
…あんた、友達は?
明日くらい手伝い休んで遊んどいで。

[ぼうっとしているハナに>>25声を掛ける。
ハナからは何か言葉が返ってきただろうか、こちらも今は何もすることのない身だ。何か言うようならばきっとハナの気が済むまで話を聞いただろう。]

(38) 2013/12/24(Tue) 23時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

 あぁ。えーと、あれ。

[ぐいと窓から坂の上を見遣る。
 指差した先は時を知らせる鐘楼だ。]

 あと寄り道がちょっと。

[葉書が欲しいのだと旅人は言った。]

(39) 2013/12/24(Tue) 23時頃

ティモシーは、ソフィアのいれてくれてくれた紅茶をありがたくいただいた。

2013/12/24(Tue) 23時頃


【人】 お使い ハナ

ふーん?
あんなのがめずらしぃのかな?

[少女にとって当たり前のあの鐘も、旅人にとっては珍しいものかもしれません。
けれど、そのことを理解するには、ハナはまだおさなすぎました。
やがて起き出してきたセレストに応え、赤い男を指差します。]

これ、友達!
ちょっといってくる!

……今からいく?

[言いながら、ヤニクに確認をして。]

(40) 2013/12/24(Tue) 23時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

 ま、朝飯食ってからだな。

[頷いた。
 女将の不在により支度は幾分か遅れただろうが、
 朝食の後に、ハナを連れて出かける事にする。]

(41) 2013/12/24(Tue) 23時頃

【人】 洗濯婦 セレスト

…今日も雪、か。

[窓の外ちらちらと降りてくる白い色に
寒がるようにはぁと息を吐いてから、
>>40ハナが指差した相手を見て笑い声をあげた。]

あっはっは!
いい友達ができたじゃないか。
うん、いっといで。

にいさん、頼んだよ。
ああ、その前に朝飯か。
なんか作るかねえ…簡単なものしか作れないけど。

[肩を竦めて食材を確かめる。ハムエッグとパン、それくらいしか作れないがそれで十分だろう。]

(42) 2013/12/24(Tue) 23時半頃

洗濯婦 セレストは、メモを貼った。

2013/12/24(Tue) 23時半頃


雑貨屋 ティモシーは、メモを貼った。

2013/12/24(Tue) 23時半頃


【人】 さすらい人 ヤニク

 主人が帰って来ない間に好き勝手もなんだし、
 簡単な方が良いんじゃないか。

[セレストにはそう答える。>>42

 …………良い友達って言って良いんかねぇ。
 ま、頼まれとくよ。

[快活な笑い声に、何とも言えない顔をして、
 それから結局は笑顔を見せた。
 小さい子供と同列扱いだとは思いたくないが。]

(43) 2013/12/24(Tue) 23時半頃

【人】 お使い ハナ

[誰かが笑うと、場の空気がなんだか明るくなる気がするから不思議です。
セレストに見送られて、ハナは友達といっしょに外へ繰り出しました。]

さむいなあー!

[外へ出た瞬間、少女は自らを抱きしめて、二度三度と身体を跳ねさせました。
室内にいた時間との温度差で、余計に寒く感じられたようです。]

(44) 2013/12/24(Tue) 23時半頃

ヤニクは、セレストに朝食の礼を言ってから、出掛けた。

2013/12/24(Tue) 23時半頃


【人】 店番 ソフィア

―翌朝:雑貨屋―

ねぇ、おじいちゃん。
ダーラさんがまさか人狼だとは思わないけど…、それってどうしたら判断つくんだろう。

[ダーラが連行され、どうなったのだろうかと昨日はなかなか寝付けなかった。]

いつまで、探さなきゃいけないのかな…

(45) 2013/12/24(Tue) 23時半頃

【人】 寡婦 パピヨン

[使用人はただ己の職責を果たす、
そして町の混沌としたざわめきのひとつ――、
>>30 人狼を暴く術を持つ者の噂話]

……、そう、面白い話ね。
実際にそんな能力のある人がいるのなら、
お目にかかりたいわ。

[あの司祭のような――、
女は人狼を暴いたのはその司祭だと信じていた。
まさか雑貨屋の青年がそんな能力を宿しているなどと、
考えるはずも、なく]

とにかく、この町を早く出たいの。
他に手段がないか、手を尽くして。

(46) 2013/12/24(Tue) 23時半頃

【人】 寡婦 パピヨン


[己の身には恐れることは何も無い。
時の刻まれぬ身は、何を築くこともなかった。
安らぎも愛しさも身を焦がす情熱も、
あるいは憎悪や復讐さえも、すり抜けていく。

あの時から、止まってしまった。
この空虚に何を留めることも出来ない。

――ただこの虚ろに響く“声”の懐かしさに]

(47) 2013/12/24(Tue) 23時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

― 雪の坂道 ―

 ……マジ寒ぃ。

[ぼやいて上着の前をかき合わせた。
 歩いていれば少しは温まるだろうか。]

 じゃあまずは野暮用からだな。
 向こうの方に雑貨屋があるんだったか?

[昨日ホレーショーがちらっと言っていたのを思い出し、
 坂道を歩き出した。]



『ねえ、あれ……』

[こそこそと感じる気配は取り敢えず無視。]

(48) 2013/12/24(Tue) 23時半頃

【人】 寡婦 パピヨン


――……、

[最初はただの、
姉弟ふたりだけにしか聞こえない、
ひみつの内緒話だった]

(49) 2013/12/24(Tue) 23時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

― 市場 ―

[ヒューは、ワンダに暇を出された。
一方的にそうされたのではなく、互いに言い出した形であり、話し合う時間は、ごく短かった。]

(50) 2013/12/24(Tue) 23時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[町で起きた殺人事件。
しかも、人狼などという嘘か真かも分からぬ噂つきだ。
町が大きくなければない程、物珍しさも手伝って浸透するのは容易だった事だろう。
既に関心のある者の中では、ヒューは容疑者の一人として顔と名前が一致しているようだ。
それは、客商売をするにあたり、向いているとはとても言えない。

昨夜の内に、ワンダからは今の内に済ませておいて欲しい事を聞き、終えている。]

(51) 2013/12/24(Tue) 23時半頃

【人】 寡婦 パピヨン

[使用人が去った後、
女は灰色の空を背景に、
変わらぬ教会を見上げる]

……人狼を、探る術。

[吐く息の白さに襟元を押さえる、
恐らくは、彼は何かを知っているだろうけれど、
――今は会いたくない、とそう思う*]

(52) 2013/12/24(Tue) 23時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[だから、暗い内から仕事に行く事はなかった。
それでも、寝坊をした様子はない。
明るくなる前から、目は覚めていた。
容疑から考えれば、夜間ずっと起きていた可能性もある。

ヒューの現在の住居は、ワンダに紹介して貰った、小さく粗末な場所だ。市場から程近い場所にある。
人通りの増えないうちに家を抜け出すと、今朝も、外には雪がちらついていることに気付いた。]

(53) 2013/12/24(Tue) 23時半頃

【人】 洗濯婦 セレスト

ぐだぐだ言わない。
いい友達しといで。

[ほれほれと追い出すようにヤニクとハナを
見送ってから宿の玄関前の掃除を始める。
ざわざわ、ざわざわ、今日も噂をする声が聞こえてくる。
人狼を見抜ける人が現れた、そんな話。]

―――…、

[ざわざわ、こちらを見る視線を見ないふりする。]

…そんなに町中あげて、
大ごとにすることないじゃないか。

[ぼやく声は、恐らく誰にも拾われていない。]

(54) 2013/12/25(Wed) 00時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

─ 回想 ─

[男が宿に帰りついた時、既にダーラの姿はそこになかった。
ただ周囲からダーラが自警団に連れて行かれたことを知る]

あ?ダーラが人狼?
ったく、ンなわけねえだろ…証拠?
ならそっちも証拠あって人を疑ってるっつーのかって話だろ。

[結局のところ、決め手はないのだ。
自警団と不毛なやり取りをして、男は結局何も出来ず何も語れずに、ただ己の無力をかみ締めることとなった。

宿に戻れば騒ぎの中、途方に暮れたようなハナの姿が目に付いた>>25
相変わらず小さな女の子の扱いなど分からない。
けど分からないまま、彼女が泣きごとを零すならそれを聞いた。
少女の気に入るような対応は碌すっぽだったけれども]

(55) 2013/12/25(Wed) 00時頃

【人】 お使い ハナ

[坂道を歩き出す赤い男に頷き、てててとその前へと足早に歩みを進めます。]

先にてがみ買っとくか? じゃあじーちゃんとこの雑貨屋だね!

[合間合間から感じられる気配はひとまず無視していましたが、雑貨屋に近づいたころ、どこからか少年たちがかけてきました。

『やーい人狼! お前んとこの女将、人狼なんだろ!』
『しってんだぞお! おやくしょにつれてかれたって!』

ハナは悪意にさらされて戸惑い、八の字にまゆを歪めます。
けれど続けられた言葉には、少女の許容範囲を超えていました。

『すんでるおまえらだって人狼なんじゃないのかー?』
『はやく町からでてけよ!』]

う、うるさあーーーい!!
女将さんは人狼なんかじゃないんだ!
すぐ戻ってくるっていったもん!

[わ、と蜘蛛の子を散らす少年たちを、ハナは息を切らして見送りました。]

(56) 2013/12/25(Wed) 00時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

─ 朝凪亭 ─

[翌朝の目覚めは、昨日よりも早かった。
昨日よりも静かな宿の様子に、昨日の記憶がよみがえる。
男はひとつ息を落として、起き上がった。
身支度は簡単で手早い。
落ち着きのない髪を手で適当に整えて部屋を出る]

おう、はよ。
…なんだ、セレストが飯作ってンのか。

[今朝は飯抜きを覚悟していた。
けれど予想外の匂い>>42に厨房を覗きこみ、船仲間の姿に口端をあげる]

悪いな。

[付け加えたのは、これが当番のようなものだと思ったからだ。
船乗りの感覚で言えば当然である。
もっとも男が当番をこなそうものなら、食事はパンとチーズの塊で終わりだろうが]

(57) 2013/12/25(Wed) 00時頃

ソフィアは、カウンターに頬杖をつきながら店番をしている。

2013/12/25(Wed) 00時頃


【人】 放蕩者 ホレーショー

[ありがたく席について食事を頂く。
ヤニクとハナは連れ立って出掛けたらしい。
面白いその取り合わせに、男は少し面白そうな顔をした]

ごちそうさん。

[皿を片付ける程度のことはする]

(58) 2013/12/25(Wed) 00時頃

【人】 雑貨屋 ティモシー

>>45

[孫娘の質問に老人は、ゆるく髭をいじってから、
 少しだけ困ったように]

 ふつうは、人狼は、区別がつかない。
 ただ、人狼は、つまりは妖だ。

 妖は映さない鏡の存在もあるが、
 そのようなものがないのだなら。

 あとは自白させるのだろうね。

[それは、あまりいい扱いを受けないことを示した]

(59) 2013/12/25(Wed) 00時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

― 雑貨屋近く ―

[どこにでもいそうな悪戯小僧達がやって来て、
 自分達に――この場合はより弱そうなハナの方だろう、
 悪態をついて追い払われるまでの顛末に。>>56

 ふぅ。

[しようのない事だな、と嘆息ひとつ。
 息を切らす子供の頭をぽんぽんと撫でた。]

(60) 2013/12/25(Wed) 00時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[この子供は余程、女将を信用しているようだ。
 それも、しようのない事かも知れない。]

 ……何も悪い事してないなら堂々としてな。
 そうすれば、ちゃんと良い方になる。

[その内ひょっこり帰って来る――などと気休めは述べないが、
 軽く撫でていた掌はやがて、茶色の髪をくしゃりと掻き混ぜる]

 ほら、寒いし中に入れてもらおうぜ。

[雑貨屋の看板がOPENになっている事を確かめて、
 店内にハナを誘導した。]

(61) 2013/12/25(Wed) 00時頃

【人】 洗濯婦 セレスト

ああ、ホレ、おはよ。
飯食っちまいな。

[玄関の掃除へと出る前、降りてきたホレーショーに
作ったばかりの朝ご飯のプレートを出す。
早く食っちまいな、とはホレーショーにだけ。
船上での癖がついここでも出てしまう。]

なんであんたが謝るのさ?
ああ、あんたの故郷なんだっけここは。
…家族は?家には帰んなくていいのかい?

[空になったヤニク達の皿を片づけながら、ホレーショーにそう声を掛ける。ホレーショーの皿は片付けない。自分の皿は自分で片付けるのが船乗りだ。]

(62) 2013/12/25(Wed) 00時頃

【人】 店番 ソフィア

それって…

[祖父の言葉 >>59 に色を失う。]

なんで、こんな事になったんだろう…
人狼って、人間を襲うものなの?
どうして人間を襲うんだろう、だって、普段は人間に紛れて生きているんでしょう?

[幾つもの疑問が浮かぶ。
自分は彼らの事を何も知らないのだと、改めて思い知らされる。]

(63) 2013/12/25(Wed) 00時頃

寡婦 パピヨンは、メモを貼った。

2013/12/25(Wed) 00時頃


【人】 お使い ハナ

― 雑貨屋 ―

ん……

[撫でられるに任せるまま俯き、渋い顔を隠します。
誘導に従って店内に入ると、温かい空気が二人を出迎え、ハナも顔を上げました。]

こんちは! おてがみ買いに来ました!

(64) 2013/12/25(Wed) 00時頃

【人】 雑貨屋 ティモシー

 そうだね。
 そもそも、なぜ、人狼がいるのか。
 人間が狼になったのか。狼が人間になったのか。

 おそらくは人間が狼になったのだろうと思うよ。

[ソフィアの質問にうまく答えられない]

 でも、人間を襲ってしまった人狼は、
 もう、人間ではない。

(65) 2013/12/25(Wed) 00時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

お前は宿の人間じゃねえからな。

[短く理由を言って、どうも少しずれたことに気がついた。
言われるまでもなく、男の食事は早い。
いつもの流儀でパンで皿を綺麗にして、自分の皿を片付ける]

おう、ここが俺の生まれ故郷だ。
あー、いや。家はない。親は俺が船乗りになる前に死んでな。

[もう10年の前の話だ。あっさりと口にしてから苦笑した]


この騒ぎでまだ墓参りにも行ってねえなあ…。
あとで行けるうちに行っておくか。

[行くべきは昨日だったのであろうけれども。
どうも頭がまわらなかったのは、それはそれなりに騒ぎが衝撃でもあったということだろう]

(66) 2013/12/25(Wed) 00時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

― 海に面した坂道 ―

[朝凪亭に向かう途中、雑貨屋の前に見知った姿を見つけた。
旅人と子供という組み合わせだ。
二人は雑貨屋に入る所のようだった。
彼らとは、挨拶ひとつする気もなく、すれ違う。
その際、振り返るようにして視線を残したが、すぐに前を向いて通り過ぎた。
目的地は、朝凪亭なのだ。]

(67) 2013/12/25(Wed) 00時半頃

【人】 雑貨屋 ティモシー

― 雑貨屋 ―
>>64
[少女が買い物にきたとき、
 店には、老人だけだったか。それともソフィアもいたか。
 ともかく元気な声は、老人の顔に笑みの皺をつくらせる]

 いらっしゃい。
 おてがみと、いうと便箋かな?封筒かな?

(68) 2013/12/25(Wed) 00時半頃

ソフィアは、元気な女の子の声にハット顔をあげた。

2013/12/25(Wed) 00時半頃


【人】 店番 ソフィア

あ、ヤニクさんも一緒だったんですね。
ハナちゃん、こんにちは。

[祖父の隣で和かに二人を出迎える。]

(69) 2013/12/25(Wed) 00時半頃

ハナは、ヤニクに、どっち? と小首を傾げた。

2013/12/25(Wed) 00時半頃


【人】 負傷兵 ヒュー

― 朝凪亭 ―

[早足で、雪を踏んで朝凪亭へ向かった。
裏口を一瞥した。今日は其方に用はない。
正面の入り口を、肩で押し開けた。]

(70) 2013/12/25(Wed) 00時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

― 雑貨屋 ―

[ドアを開けてハナの体を通している間、
 ふと坂道の通を見遣ったが、
 姿を見止めて声をかける、と言う事はなかった。>>67

 すいませーん。

[子供の後から旅人も姿を見せる。
 慌てて頬杖を戻した模様の店番の娘と柔和な老人に、
 ぱたた、と青鉄を瞬かせた。]

 どうも? 昨日ぶりと一昨日ぶり。

[そして笑う。]

 葉書みたいなのがあれば、それで良いんだけど、
 封筒と便箋だったら……両方?

(71) 2013/12/25(Wed) 00時半頃

ティモシーは、旅人にも笑みを見せた。**

2013/12/25(Wed) 00時半頃


雑貨屋 ティモシーは、メモを貼った。

2013/12/25(Wed) 00時半頃


【人】 洗濯婦 セレスト

何当たり前のこと言ってんだ。

[宿の人間ではない、この町の人間ではない。
それに肯定の頷きを返して眉を下げて笑う。
洗ったばかりの皿を拭いて棚へと戻す。]

ああ、そうなのか。
でも、挨拶しに行ける場所があるのはいいことさ。
戻れば、ちゃんとそこにいるからねえ…。
まだ行ってないんならちゃんと顔見せに行きな。

[生まれた場所である証、故郷というやつなのだろうか。
故郷のない船で生まれた女はいまいち上手く言葉にできなかったのか、苦笑いをひとつ零して。皿へと視線を落とす。]

船乗り仲間ってやつで、あんたとももう
そこそこ長い付き合いになると思うんだけどさ、ホレ。
これは、いわゆる、例え話ってやつなんだけれど…

(72) 2013/12/25(Wed) 00時半頃

【人】 洗濯婦 セレスト

もし、あたしが人を殺したことがある…
って言ったら、あんたならどうする?

[ホレーショーへと視線を向けて]

自警団に突きだしちまうかい?
それとも、仲間のよしみで見逃してくれるかい?

(73) 2013/12/25(Wed) 00時半頃

【人】 店番 ソフィア

どちらもありますよ。
と言っても、選べる程には種類は無いですけど。

[カウンターの背面をごそごそと探ると、いくつかの便箋と封筒を取り出した。
柄がそれ程変わるわけでもない。
色と素材が多少違う程度だろう。]

お手紙はよく書かれるんですか?

[そう旅人に問うた。]

(74) 2013/12/25(Wed) 00時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[店内の棚に、ハナの興味を引く物があるならば、
 見てて良いぞ、という態で肩を叩いてやる。
 店主らしき老人もいるし、目が届かぬ事はないだろう。

 むーん、と唇尖らせて質素な紙地を物色していると、
 店番の娘から声がかかる。>>74

 んー、時々。

[白紙に目を落としたまま淡く笑う。]

 町なり村なり人里に着いて、気が向いた時くらい。

(75) 2013/12/25(Wed) 00時半頃

ハナは、わかったー、と既に生返事。危うい足取りで店内をキョロついている。

2013/12/25(Wed) 01時頃


【人】 放蕩者 ホレーショー

当たり前のことを聞くからだろ。

[軽口の口調で返して、自らの皿を洗った。
入れ替わるようにして、同じ棚へと皿を戻す]

ま、そうだろうな。
おかげさんでこの町には、顔馴染みもあるからな。

[以前セレストには、ソフィアの話をしたことがある>>1:147
男がこの町を故郷と言い続ける所以は結局のところ、冷たい墓よりも生きている「馴染み」のためである。だから続けた]

船みたいなもんだ。

[帰る場所という意味での重みは、もう同じものになっている]

(76) 2013/12/25(Wed) 01時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

何だ?藪から棒に。

[妙にセレストの口調が改まった気がして、傍らを見た。
更に視線を落とした彼女と、視線が交わらない>>72
不審げに顔を顰めて、続く言葉を聞いた]

(77) 2013/12/25(Wed) 01時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

お前、そりゃあ……

[冗談。とは一笑に付し難い。
何と言っても、今まさに人が一人死んだばかりだ。
男は少しの間セレストの横顔に視線を置いて、やがて口を開いた]

そりゃあ、お前次第だな。
お前がなんかの拍子で人を殺していたとして、もう悔いて二度とやんねえってンなら黙ってら。

けどな。まだ足りねえつッてんなら、話は別だ。
そん時は縄でふん縛って、マストの上から海に投げ出してやらあ。
船にそんなもんは乗せておけねえからな。

[自警団に突き出すではなく、そんな風に男は言う。
そして向いた視線を受けて、ぐいと腕を組んだ]

なんだ。やっちまったのか?

(78) 2013/12/25(Wed) 01時頃

【人】 店番 ソフィア

思えば、手紙って書いたこと無いんですよね、私。
まぁ、書く宛も無いんですけど…

[ソフィアはこの町の外に知人は居なかったし、ましてや移動し続けている船に宛てて手紙を書くという発想がまず無かった。]

(79) 2013/12/25(Wed) 01時頃

ソフィアは、おじいちゃんに聞いて、もし了解が得られたならばハナに飴をあげた。

2013/12/25(Wed) 01時頃


【人】 さすらい人 ヤニク

 そっか、いつでも会って話せるんだったら、
 そうそう手紙も書くことないか。

[少し意外そうな顔をしてから、考え、得心する。>>79

 俺も、書くようになってから気付いたけど、
 これって、字とか言葉が得意なら、
 口じゃ言いにくい事も書けるかもなって。

 それに形が残るし―― 相手は後から読み返せる。

 ん、これにするわ。

[うっすらと緑がかったものを手にした。
 代金を、と懐を探る。]

(80) 2013/12/25(Wed) 01時頃

ハナは、ふたりに礼をいって、表情をほころばせた**

2013/12/25(Wed) 01時頃


お使い ハナは、メモを貼った。

2013/12/25(Wed) 01時頃


【人】 洗濯婦 セレスト

そうか。
あったかい場所は恋しくなるからねえ。
船か、家が2つもあるなんて贅沢者だ。

[冷たい墓よりも生きている者、ホレーショーの言葉に相槌を打って。
ならば墓参りより、と口を開く。]

ソフィアだったか、
あの子には会いに行かなくていいのかい?
あの子も、容疑者だったはずさ。

[つまり、どちらかが捕まってしまう可能性があり、
そうなるとしばらくは会う事も難しくなる。]

…ここはいい町だと思うけれどね。
でも、ちょいと自警団のやり方は乱暴だ。

[連れていかれたダーラのことを考えると溜息が零れて]

(81) 2013/12/25(Wed) 01時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

― 朝凪亭 ―

[宿泊客の話し声が微かに聞こえているが、明らかに、減った、という印象だった。
昨日ダーラが連れていかれたのだから、無理もないことだった。]

 ……。

[一階は酒場になっている。
入り口から軽く店内を見渡す。
探し人の事を考えれば、姿がなくて当然ともいえる。
忙しない様子で立ち働く、丁度階段から降りてきたところの従業員を捕まえた。
嫌な顔をされながら、ヒューは尋ねた。]

 あの。
 喪服のお客さんはありませんか。
 此処かと思ったんですが。

(82) 2013/12/25(Wed) 01時頃

【人】 洗濯婦 セレスト

[ぴかぴかになった白い皿をじっと見つめる。
ホレーショーからの返答、
黙っている、その言葉には眉を下げてから
海に投げ出す、その言葉に喉を鳴らして笑う。]

そうか…ん…、ホレ、
…あんたらしいねえ。

[しみじみと、
ホレーショーの言葉を思い返すようにゆっくりと呟いて]

仲間に海に放り出されちまうのは、
自警団に突きだされるよりもずっと堪えるね。

[ホレーショーを見ると、腕を組んでいた。
緩く、首を傾けて、笑う。]

(83) 2013/12/25(Wed) 01時頃

【人】 洗濯婦 セレスト

――…やってないよ。

[そう、答えて。]

(84) 2013/12/25(Wed) 01時頃

【人】 洗濯婦 セレスト

…なあ、ホレ。
でも、いつか、もし、
あたしがしでかしちまってたら…
その時は黙っててくれないかね。

…反省するからさ。

[皿の片付けが終わる。さて、玄関でも掃除するか。
そう呟いて話を切り上げ玄関へと向かうつもりだった。]

(85) 2013/12/25(Wed) 01時半頃

【人】 店番 ソフィア

[なるほど、とヤニクの言葉に頷きながらソフィアは代金を受け取った。]

…いつでも会って話せるってわけでも、無いんですけどね。

[雪がとけて、また雪がやってくるまでの間。
それは歳を重ねる毎に長くなっているように感じる。]

まぁ、字とか言葉は得意では無いんですけどね。

[少しだけ苦く笑う。]

(86) 2013/12/25(Wed) 01時半頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

…俺ぁ、

[喉を鳴らして笑う仲間に、男は笑わないまま返す]

自警団に突き出されるより、海がいいや。
…いや、分かンねえな。
でも他人に渡されるよりはマシじゃねえか?

俺は仲間を、他人になぞ売りたくはねえ。

[結局また戻った思考をこう綴って]

(87) 2013/12/25(Wed) 01時半頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

…。そうか。

[短い応えに、ならいい。と、頷いたのだが、
続く言葉、これに男は盛大に顔を顰めた]

(88) 2013/12/25(Wed) 01時半頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

…おい。反省するならやるンじゃねえ。

お前がするッてんなら、余程だろうが。
手に余すならその前に言え。



───仲間だろうが。

[手を貸してやるといった風に、腕を組んだまま顰め面で言い放った]

(89) 2013/12/25(Wed) 01時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

 ふうん?

[小首を傾げて、一拍の間。
 にっこ、と殊更目を細めて見せる。]

 ま、俺も字はヘッタクソだけどな。
 こっちの居場所はころころ変えてるし、
 ちゃんと届いてるかどうかも解らないんだ、実は。

 ……長旅の間にさあ、
 あんたみたいな良い子の手紙が懐にあったら、
 そりゃあ嬉しいんじゃねえかな?

 お礼の言葉とか、ねえ?

(90) 2013/12/25(Wed) 01時半頃

ヤニクは、ホレーショーのくしゃみを促したかどうかは知らないが、

2013/12/25(Wed) 01時半頃


【人】 さすらい人 ヤニク

[口の中に飴玉を転がしながら店内をうろつくハナと、
 それを見守る老人を尻目に、カウンターに少し身を乗り出す。
 小声にするためだ。]

 ……なあ、自警団が昨日のやった奴を捜してるって、
 もうあんたも聞いたと思うけどさ。

[人間か、人狼か、他の獣か。]

 ずっと住んでる人間の目から見て、
 普段と様子が違ってた奴とか、いなかったか?

 宿の女将さんが連れて行かれちまったんだけどな、
 なんつーか、いまいちピンと来ないっつーか。

 余所から来てると、どうにかしようにも、どうもね。

[助言を求める風をして、青鉄は娘の顔を覗く。]

(91) 2013/12/25(Wed) 01時半頃

【人】 店番 ソフィア

ちゃんと届いていなかったとしても、送る場所が何処かにあるって、恵まれた事なのかもしれませんね。
それとも、送る事に意義があるんでしょうか。

[旅人の言葉に、曖昧な笑みを浮かべて首を傾ぐ。]

……そうかな。
それに私、そんないい子じゃないですよ。

[へらりと眉を下げた。]

(92) 2013/12/25(Wed) 02時頃

【人】 洗濯婦 セレスト

ん…難しいね。
あたしは…、

ん…、

[ホレーショーへと眉を、寄せる。]

まだ、
あんま、
上手く考えが纏まんないや。

ああ、うん、でも
ホレの言う事はわかるよ。

(93) 2013/12/25(Wed) 02時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[余計な仕事を増やされて、困惑顔の従業員は、面倒くさそうに言葉を濁した。
容疑者だからなのかどうかは、既に宿に何人も抱え込んでいる上に、昨日女将がしょっぴかれた後であるから、さて分からない。
これ以上面倒事を増やされたくないのかもしれないし、もう懲り懲りという事かもしれないが、そもそも純粋に忙しいというのは、大いに理由しているだろう。
従業員は、店の奥を軽く覗き込んで『今朝はもういらっしゃらないんじゃないですか。』とヒューをあしらう。
いかにも仕事に戻りたそうだ。]

 ……ありがとうございます。

[礼を言って、早々に店を出た。
扉は、ゆらゆら揺れて、古臭い音を、ぎいぎいと鳴らした。]

(94) 2013/12/25(Wed) 02時頃

【人】 洗濯婦 セレスト

[顔を顰めた男の言葉には、
からからと歯を見せて笑って]

反省するならやるな、か。
全く―――その通りだ。

ああ、うん、なんだ。
案外男前だったんだねえあんた、
ああ、褒めてんだよ。

…うん、わかった。
なんかあった時は…、
仲間を頼ることにしよう。

…それがよさそうだ。

変な話振っちまって悪かったね。

[掃除の道具を探す。
見つけるとホレーショーに手を振って玄関へと向かった。]

(95) 2013/12/25(Wed) 02時頃

【人】 店番 ソフィア

んー…、それが、私には思い当たる節が全然無くって…

[身を乗り出すヤニクに、少女もつられて小声で応じる。]

普通に考えれば、ヤニクさん達には申し訳ないんですが、エレクトラ号に乗っていた人達がまず疑われると思うんです。
それなのに、何故ダーラさんが連れていかれてしまったのか…。

[首を傾げ、息をついた。]

(96) 2013/12/25(Wed) 02時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[ぱたりと瞬きをした。
 曖昧な反応は、切り返しに困っていると取れる。>>92
 謙遜をする方なのかも知れない。]

 良い子じゃない?

 そりゃまた、なんで。

(97) 2013/12/25(Wed) 02時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

やりたくも考えたくもねえこったしな。

[セレストの表情をやはり難しい顔のままで見つめて、頷いた。
やがて肩を竦める調子で同意を返し、腕を解く]

(98) 2013/12/25(Wed) 02時頃

【人】 店番 ソフィア

[ヤニクの問いかけには、数度瞬きをした。
そこに祖父の姿はあっただろうか。
祖父の姿があれば、カウンターに身を乗り出して声を潜めた。]

だって、船乗りに行って欲しく無いって思うとか。
それ、ただ単に私の我儘でしょ?

(99) 2013/12/25(Wed) 02時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

ばぁか。俺は元々男前なんだッての。


…当たり前だろうが。
命預ける覚悟がねえと、同じ船になんざ乗ってられっか。

おう、じゃな。
俺はちょいと墓参りにでも行ってくるからよ。

[自らに言い聞かせるようなセレストの様子に頷いて、謝罪の言葉には構わないというように片手を振った。そして男もまたその場を離れることに*した*]

(100) 2013/12/25(Wed) 02時頃

店番 ソフィアは、メモを貼った。

2013/12/25(Wed) 02時頃


放蕩者 ホレーショーは、メモを貼った。

2013/12/25(Wed) 02時頃


【人】 さすらい人 ヤニク

 ……まぁ、そっちからはそうだよなぁ。

[ひそりと息をつく。>>96

 同じなんじゃねえのかな。


 船乗り達からすれば、自分達の仲間はそんな事しねえって、
 そりゃ思うだろう。

 しかも、人狼の仕業かも知れないなんて言われたら、
 藁を掴む――じゃねぇな、何だ。
 あるのかどうかも解らない話になる。

 絶対とかそうに違いないとか、やっぱないのかな――

[僅かなりと気分を取り戻したらしい子供を流し見る。]

 ヤな話だ。

(101) 2013/12/25(Wed) 02時頃

ソフィアは、ヤや話だという言葉に大きく頷いた。**

2013/12/25(Wed) 02時半頃


【人】 洗濯婦 セレスト

あ〜れ、ちょっとホレ、
墓参りの方でいいのかい!?
ねえ!?…ったく。

[他に行く場所があるんじゃないのか、ぶつぶつ言いながら玄関へと出る。
玄関を履くと綺麗にしたばかりの地面にひらひらと雪が落ちていく。掃除をした気にならない。
薄暗い空から落ちてくる雪はあまり綺麗には見えない。

…埃が落ちてきているみたい。

空を見上げながらそんなことを感じたのは幼い頃の話だ。父に連れられて、訪れた町の名前はなんだったかもう忘れてしまった。]

(102) 2013/12/25(Wed) 02時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[そして、相手からも身を乗り出されれば、縮まる距離。>>99
 小声で明かされた心中に、旅人はゆると瞼を揺らし、
 栗色の髪に埋もれた小さな耳に口を寄せ、囁きを吹き込む。]

 引き留めちゃえば?

 女はちょっと位我儘な方がイイ。

 船の上なんて何があるか解んねえんだ。

[身を退けば、くすりと弧を描く青鉄。]

(103) 2013/12/25(Wed) 02時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[旅人は体勢を戻すと、封筒と便箋を手に背を振り向く。]

 んじゃ、これはありがとな。

 おーい嬢ちゃん、待たせて悪かった。
 俺の野暮用は終わったけど……どうする?
 まだここで見てくか?

[雑貨屋のこまごまとした売り物を眺めて気晴らしになるなら、
 ハナの事はこのまま置いて行っても良かろうか。
 この老人と娘なら、子供を悪し様にもしないだろう**]

(104) 2013/12/25(Wed) 02時半頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2013/12/25(Wed) 02時半頃


【人】 負傷兵 ヒュー

[雪が降る中外へ出た。
分厚い雲が空を覆っているために、今日は薄暗く、雪に落ちる影も灰色で、色合いに乏しい。
一度、ヤニク達を見かけた雑貨屋の方へ体をむけてから、踵を返して坂道を進んだ。広場へ向かう。
通り過ぎる人の中には、片腕が使えないという特徴が覚えやすかったのか、容疑者と分かって冷たい目を向けられたが、ヒューが返す視線も、相手と似たようなものだった。
迷惑そうな囁き声が背中の方から聞こえても、元々の暮らしから既に後ろ指をさされていても、不思議には思わない。
どうだって良い事だった。

集会場が見えてくる。
2、3日前は宴だと盛り上がって、中のオレンジ色の光があたたかげに見えた集会場も、今は冷たく陰気に見えた。
首吊り台をぼんやりと見上げて、白い息を吐き、鼻をならした。]

(105) 2013/12/25(Wed) 02時半頃

【人】 洗濯婦 セレスト

[手を引かれ、墓とも呼べない石を見せられた。
町からずっと外れた野原の隅にそれはあった。

『お前には、××××の血が流れている。』

石を見つめながら、父が少女にそう告げる。

『―――…××××、』

言われた言葉を繰り返すと強く手を握られた。
その父の手が、酷く冷たかったのを覚えている。

墓は、名前も知らない母のものだという。
石を見つめる父の横顔も、また酷く冷たかった。
―――…××××、頭の中で、繰り返す。
××××である母親だった女のことを、
父はもう愛していないのだとはその冷たさでわかった。]

(106) 2013/12/25(Wed) 03時頃

【人】 洗濯婦 セレスト

……薄情なもんだ。

[ぽつりと呟きやる気を失くした掃除をやめる。
ざわざわ、人々が声を潜めて噂話をしている。

人狼を見抜ける力があるらしい、
誰がそんな力を―――…それは、

箒を置いて、宿には戻らず歩き出した。
ざわざわ、こちらを見てくる人々の目には
僅かにだが好奇の色が含まれている気がする。

一体誰が、××××なのか。]

……薄情なもんだ。

[もう一度呟いて、女は雪の中を歩いていく。**]

(107) 2013/12/25(Wed) 03時頃

洗濯婦 セレストは、メモを貼った。

2013/12/25(Wed) 03時頃


【人】 負傷兵 ヒュー

― 港 ―

[少し歩いて、港に出る。

その間に聞いた迷惑そうな囁き声の中に「じきにわかる」とか「早く調べてほしい」とか、そういう類の言葉があった事について、ヒューは考えていた。

正解だとすれば、これ見よがしに噂をされた事での唯一の収穫だが、どうやら彼らは「人狼がわかるかもしれないらしい」と、自警団から聞き及んでいるらしかった。>>30

 ……。

[眉根を寄せて、考え込む。]

(108) 2013/12/25(Wed) 03時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[吹き晒しの冷たい海風で、耳の奥まで冷えるようだ。
雪を伴った風に息を詰まらせながら、広い港を見渡した。
寒々しい白い雪のなかに、真っ黒な服を着た姿を見つけた。]

 ――……

[この状況だ。他所からやって来た者としては、最悪の居心地だろうから、町を出ることを考えるのではないかと思ったのだが。

さく、さく、と雪を踏む音をさせながら、ヒューは喪服の婦人へ近付いた。>>52
呼ぶ名もしらない。だから、挨拶をすることにした。]

 ……おはようございます。

(109) 2013/12/25(Wed) 03時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[会釈をする。
海や、停泊している船を見てから、質問をした。]

 ……船、出るんですか?

[金さえあれば町から出して貰えるものなのかどうか、確かめてもいないし、確かめようにも元手はない。]

 ……、
 丁度静かなところにいらっしゃるから。
 お付き合いいただけませんか。

 ……ここは、寒いですが。

[ポケットを探る。
借りていた黒いレースのチーフを取り出して、*差し出した。*]

(110) 2013/12/25(Wed) 03時半頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2013/12/25(Wed) 03時半頃


【人】 雑貨屋 ティモシー

ハナちゃん、おかみさんは災難だったね。
でもわしにはダーラが人狼とは思えない。

早くに確かめておけばよかったのう。

[店の隅、旅人とソフィアがカウンターで話す間、何気なくハナに話しかける。
それは、ダーラの件をきにしてのことだった]

(111) 2013/12/25(Wed) 18時半頃

【人】 雑貨屋 ティモシー



[ハナの幼さは、
あの当時のジェリーの弟を思いだす。
司祭から鏡に彼は映っているかね?と訊かれ、ただありのままに、いいえとこたえたあのとき]


ハナ、君は人狼はいるとおもうかい?



[だから、いま、彼女に鏡を向けるのは躊躇われ]

(112) 2013/12/25(Wed) 18時半頃

雑貨屋 ティモシーは、メモを貼った。

2013/12/25(Wed) 18時半頃


【人】 放蕩者 ホレーショー

─ 坂道 ─

おう。

[背に掛かる声>>102に返事になるようなならないような声を短く返して、宿を出る。
すっかり雪化粧を纏った町並みは冷えて、今の状況を映してか、ひどく寒々しく余所余所しく目に映った]

さみ…。

[零しても、敢えて男に近寄る住人もない]

(113) 2013/12/25(Wed) 19時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

仲間を頼れ、か…。

[先にセレストに言った己の言葉が引っかかっている。
ああは言ってみたものの、仮に船の仲間が人狼なら。
その言葉には、果たしてどれ程の重みがあろう]


見逃せっ…、…かねえ…。

[空を仰げば、鈍色の空から雪が舞い降りてくる。
しんしんと降り来る雪を眺めながら、男は仲間であれば見逃したく思う心のうちに、情と身勝手さを共に見出しわらった。

結局は優先順位の話なのだ。
人狼が牙に掛けた者と人狼そのものと。
どちらにより情を寄せるかというだけの話だ。
もし仮にソフィアが人狼であるならば、男は迷わず彼女を逃がそうとするだろう。逆もまた然り]

(114) 2013/12/25(Wed) 19時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

…。身勝手なもんだ。

[地に顔を戻し、苦笑する思いで息を落として坂道を上がる。
目指し行くのは墓へと続く坂道、ただその前に寄る場所があった。
花のひとつも供えなければと口実は無論あるのだけれど、雑貨屋へと足を向けるのはそれだけの理由だけでも当然ない。

今度はOPENとなった札に、安堵の思いで扉を開いた。
未だハナとヤニクの姿はあったか、あれば軽い笑みを彼らへ向けて挨拶に代え]


ソフィア、ティモシー爺さん。邪魔するぜ。
こんな時に悪いが花はあるか?墓にな。
なければ乾燥かつくりものでも構わんが。

[冬であれば生花を仕入れるのも難しかろう。
だからと付け加えて、男は、毎年と変わらぬ墓参の土産を店に*求めた*]

(115) 2013/12/25(Wed) 19時頃

【人】 雑貨屋 ティモシー

[そのとき、品物を見るハナの手に気が付く。
冷たい水をたくさんあつかうのだろう。赤く、しもやけもできているようだ]

君にいいものをあげよう。

[ふと思いつくと、店の奥に一度入ると、
売れ残り、いや。落として汚れてしまったため売り物にならなくなった子ども用の手袋を持ってきて、ハナにてわたす]

これで、雪を触っても冷たくないぞ?
大丈夫、ダーラにはわしからちゃんと伝えておくから。

(116) 2013/12/25(Wed) 19時頃

ティモシーは、ホレーショーにいらっしゃいと笑んだ。*

2013/12/25(Wed) 19時頃


お使い ハナは、メモを貼った。

2013/12/25(Wed) 21時頃


【人】 お使い ハナ

― 雑貨屋 ―

[雑貨屋には港町に相応しく、海の向こうからやってきたものがたくさんありました。まだまだ子どものハナにはそれらすべてが物珍しく、宝の山にもみえるものです。
>>111 からころと飴を頬張りながら、さも自らならダーラが人狼か否か確かめられた――そのような意味合いの言葉を聞き逃してしまいます。
空気を読んでか女将さんの現在の境遇を思ってか、ハナはがり、と飴玉を噛み潰しました。]

……人狼は、いるんだよ。

[みじかく、ハナはいいました。
口の中に残る甘みを、苦い思いといっしょにぐびりと飲み込んで。
子どもには似合わない影のある表情をして、いいました。]

(117) 2013/12/25(Wed) 21時半頃

【人】 お使い ハナ

[新たに入ってきた人の気配に、少女は弾かれたように顔を上げました。
かれと同じように、軽い感じで手を……上げているように見えるでしょうが、彼女には目いっぱいです。

やがてちいさなちいさなそれを持ってやってきたティモシーに、戸惑いながらも手袋を受け取ります。]

……いいの?

[自然上目遣いで、確認したことでしょう。
意外とシャイな部分があったのか、それとも、別の何か――女将さんや母親の意向――を気にしていたのか、どちらともとれるでしょう。]

ありがと、じいちゃん!

[受け取ったなら、彼女は手袋を抱きしめて深々と礼をいったことでしょう。]

(118) 2013/12/25(Wed) 21時半頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2013/12/25(Wed) 21時半頃


【人】 お使い ハナ

[そうこうするうちに、ヤニクの用事が終わったようです。
少女の意向を問うかれに、少女はぐるりと店の中を見渡し、中にいる面々の顔を伺いました。
そして途中、はたと気がついたようで。]

かね! 見にいくんじゃなかったっけ?
てつだい、いらない?

[そうして、ヤニクの表情を伺いました。]

(119) 2013/12/25(Wed) 21時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

― 雑貨屋 ―

[ホレーショーが姿を見せれば、カウンター越しの会話から
 顔を上げて、にっことした笑顔でそれを迎える。>>115

[手袋を抱き締めるハナを見遣れば、屈んで視線を合わせ、
 良いもんもらったな、と言った。]

 あぁ、俺はそうだな、この後上まで行くけど、
 嬢ちゃんがまだここで遊びたいなら無理には連れてかねぇよ。

[表情を窺う子供に、気にする事はないと応じる。>>119
 ハナを連れ出した理由の多くは、宿に籠って滅入らすよりは
 気晴らしになるだろうというものだった。]

 もちろん、手伝ってくれんなら道案内してもらうけどな。

(120) 2013/12/25(Wed) 22時頃

【人】 お使い ハナ

ん、またくればいいし!
約束したからな!

[もらった手袋をおたおたと手指にかぶせ、店内に残るひとたちに手を振ります。
開かれた雑貨屋の扉から、冷たい空気が流れこんできました。]

それじゃあね!

[そうして、体いっぱい使って扉に手をかけました。]

(121) 2013/12/25(Wed) 22時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

― 時計塔へ ―

 よし、じゃあ行くか。

[店内に(主にソフィアに)意味ありげな微笑を残して、
 大小の手で雑貨屋の扉を押し開ける。
 子供が隙間から外に滑り出るのを待って、自分も店を出た。

 白い息を吐きながら石畳を上れば、時計塔が近付いて来る。]

 おー……

[高台に建つ鐘楼を下から見上げて声を零した。]

(122) 2013/12/25(Wed) 22時半頃

【人】 雑貨屋 ティモシー

そうかい。

[人狼はいる。
その言葉は、胸に刺さる。

そう、人狼はいて、
ジェリーの弟は、]

(123) 2013/12/25(Wed) 22時半頃

【人】 お使い ハナ

― 時計塔 ―

[ゆるく弧を描いた石畳を踏んでいくと、やがては終点に辿り着きます。
ハナは時折手袋の感触を噛み締めながら、雪の被った坂道に足跡をつけていきました。

高台からは町全体が一望できます。
雪の白と、海の黒と、空の灰色と。
みっつが平行線となって、視界を埋め尽くしてきました。
時計塔はきっとハナからは想像もできないほど長い回数、この景色を見てきたのでしょう。]

(124) 2013/12/25(Wed) 22時半頃

【人】 雑貨屋 ティモシー

[そして、ヤニクとハナが出て行ったあと、
ボレーショーに向いた。

そして、とても自然に]

君は、船から降りないのかね?

[にこりと笑んで、尋ねる]

(125) 2013/12/25(Wed) 22時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[港に近い場所の潮の香と違う、ちらつく雪は水の匂い。
 雲の下の海は鈍色をしていた。
 空と海の間の家並み。]

 ――……

[しばらく無心でいた。呼気が白く散る。]

(126) 2013/12/25(Wed) 22時半頃

【人】 雑貨屋 ティモシー

[その問いをかけたあと、
ソフィアのほうも向いた。

そして、にこりと笑ういみは、
老人は二人を祝福するということだ。

なぜ、そんなことを思うのか。
やはりジェリーの娘にあったからだろう。]

(127) 2013/12/25(Wed) 22時半頃

【人】 雑貨屋 ティモシー

では、わしは、もう一度、町長とはなしてくるよ。

[老人は、上着をとり帽子をかむる。
ソフィアに店番をたのむと、そのまま、外へ。



ただし、いく先は町長のところではなく、
老人は、これから、夜になっても戻ることはない。


人狼を見つけようとしているのだから。**]

(128) 2013/12/25(Wed) 22時半頃

雑貨屋 ティモシーは、メモを貼った。

2013/12/25(Wed) 22時半頃


ハナは、ヤニクの様子に気が付き、にまっとした笑みを浮かべてかれを見上げた。

2013/12/25(Wed) 22時半頃


【人】 さすらい人 ヤニク

 お。

[いつしか見上げられている事に気付いて屈んだ。
 隣の子供は笑顔を見せている。]

 どした? 寒くねえか。

[冬風に丸い頬が赤い。]

(129) 2013/12/25(Wed) 23時頃

寡婦 パピヨンは、メモを貼った。

2013/12/25(Wed) 23時頃


負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2013/12/25(Wed) 23時頃


【人】 お使い ハナ

それはさむいよ!

[ずば、と本音を返す少女です。
いくら手袋をつけていても寒風のあたる空のした、寒いものは寒いのでしょう。
高台に申し訳程度にある手すりのほうへ、彼女は駆けて足跡を刻みます。]

景色きれーでしょ?
町の自慢だってみんないう。
女将さんもそういう!
雪がやんでもね、きれいだよ!

[宿での営業文句にもなっていたのでしょう。
少女は景色のことを、そんなふうに称しました。]

(130) 2013/12/25(Wed) 23時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

 あっは、そうだな、当たり前か。

[緩く後を追って、手摺から高台の景色を望む。]

 雪が止んでもか。いる間に晴れりゃ見られるけどな。

[町の景色が自慢だという営業文句には、しかし、
 ふと不思議な感覚を得て、首を傾げる。]

 ……あぁ、嬢ちゃんは町の景色は好きか?

[あるいは雪が解けて春になったら、また違う景色だろう。
 自分がそれを見届ける事は、恐らくないだろうが。]

 女将さん、いつ帰って来ると思う?
 それか――いつか帰って来ると思う?

[宿の女主人がいなくなり、訪れた朝は静寂だった。
 これに意味を与えるのなら。]

(131) 2013/12/25(Wed) 23時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

─ 雑貨屋 ─

[ハナの目いっぱい>>118に目を細めて、手袋のやり取りを少し見守る。ヤニクの笑顔にはようと返して、また店を出て行くらしき二人に目を向けた]

おう、またあとでな。

[元気な声>>121に返して二人を見送る。
少女と青年の連れは存外様になっていて、微笑ましいその様子に男も目を細めた]

(132) 2013/12/25(Wed) 23時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

へ?

[その後。とても自然に向けられた問い>>125に目を瞬く。
良く分かってない顔できょとんと見返し、頭を掻いた]


うーん…。
降りても他にやれっことないしなあ。

[本音だ。両親を亡くしてから船に乗ったのは、未熟な少年に稼げる手段が他に見つからなかったが為である。
それからずっと、船に乗っていた。
だからこの年になっても、他の稼ぐ手段というものを男は知らない]

(133) 2013/12/25(Wed) 23時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

………へ?

[困った顔を見せた男を尻目に、老人が孫娘へ無言の目配せをする>>127
その微妙な間、暖かな空気にまた、男は軽く目を瞬いた。
残念ながら、笑顔に含まれる意味は男には汲み取れぬまま]

(134) 2013/12/25(Wed) 23時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

おう、ティモシー爺さん気をつけてな。
えーっと…、いいのか?

[老人を送っていかなくて構わないかと。
老人とソフィアの双方を見て、ソフィアに向け首を傾げた]

(135) 2013/12/25(Wed) 23時頃

放蕩者 ホレーショーは、メモを貼った。

2013/12/25(Wed) 23時頃


【人】 寡婦 パピヨン

―港―
[海に降る雪、低く重い空、
寒々しい風景を瞳に写していた。
この町を出ることも出来ないのであれば、
港に足を留めている理由もなかった。

>>109 雪を踏む足音、ゆるりと振り返る。

まるでよく見知った者のように、
その青年は女の静寂を乱さない]

(136) 2013/12/25(Wed) 23時半頃

【人】 お使い ハナ

すきだよ。
いつかねえ おかーさんとおとーさんのふるさとにも、いってみたいと思うけど。

[てらいなく、彼女は応えます。まだまだおさない彼女には、シンプルな答えこそが正解なのでした。
宿屋に寡婦が住み込みで働いている、というのは、それなりに事情があるのでしょう。]

そっちにもねー 別荘つくるんだあ。
秘密基地みたいな……

[いたずらっぽく口元を隠したその表情も、続けられた言葉に固まってしまいます。]

……それって、どういういみ?
おかみさん、帰ってこないの?

(137) 2013/12/25(Wed) 23時半頃

【人】 寡婦 パピヨン

[>>110 問いの言葉には、小さく首を横に振る。]

行き先はどこでもいいから、
この町を出たかったのだけれど……
船を出しては、貰えないみたいね。

[差し出されたチーフ、
受け取り伸ばした指先にも、
ちらちらと白く小雪の舞う]

……そうね。
せめて、雪はしのぎたいわ。
エレクトラのラウンジにでも、行きましょうか。

[青年の名も素性も知らない、
その船は彼が離れることを余儀なくされた場所であることも、
また知らない。知ることは、ただ――]

(138) 2013/12/25(Wed) 23時半頃

【人】 寡婦 パピヨン

……折角だから、
あなたの話を聞かせてくださる?

[その青年がどこか所在なさげであり、
何か、怯えているようにも畏れているようにも見える。
そんなことくらいだ]

(139) 2013/12/25(Wed) 23時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

 そっか。親父さんとお袋さん、この町の人じゃないのか?
 てっきりずっとここなのかと……

[意外な返答を聞いたと、目を瞬く。>>137
 背後を振り返れば時計塔と、その横手にある教会、
 そして併設されている墓地の入り口が見える。
 この町で一生を全うする人間なのだと思っていた。]

["別荘"を作るのだと、子供らしい楽しげな秘密も、
 切り出した話題に強張ってしまう。]

 ん。解らねえけど。

 女将さんが――違うってんなら、帰って来ると思うけどさ。

(140) 2013/12/25(Wed) 23時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[喪服の婦人は首を横にふる。]

 ……そうですか。
 残念でしたね。

[彼女でも、船は出しては貰えないらしい。
同情の言葉をかけたようでいて、ヒュー本人こそが残念がっていたのかもしれない。
チーフを受け取ってもらい、ヒューの一本しか使えない手が、空になった。]

 ――……
 ラウンジですか。

[エレクトラ、という船名が出て、懐かしむように、または見とれているように、停泊している船を見た。]

 ……。
 はい。

[ヒューは、喪服の婦人を集会場へ連れていった時のように、手を差し出した。]

(141) 2013/12/25(Wed) 23時半頃

【人】 お使い ハナ

わかんないけど、ちがうみたい?
あんまし話してくれないから

[話してくれない、ということは、つまりそういうことなのでしょう。ハナも若干言いづらそうに、言いよどみます。]

おかみさん、すぐかえってくるっていったもん。

[彼女はふてくされたように唇を尖らせました。
ちいさなちいさな彼女にとっては、その事実のほうが大事なのでしょう。]

[不意に、だれかの呼び声が聞こえました。
ハナを呼ぶ声です。]

おかーさん?

(142) 2013/12/25(Wed) 23時半頃

【人】 お使い ハナ

[振り向けば、息を切らしながら彼女の母親がやってくるところでした。
線の細い、どちらかといえばハナとはタイプの違う母親は、ヤニクの姿に気がつけば会釈をしたことでしょう。

『探したのよ。教会へ行くっていっていたでしょう。>>32』]

え? そ、そうだったっけ?
今日おいのりの日じゃないよ?

[どうやら、彼女の家庭は一般にもれず、定期的に教会へと通っているようでした。
母親の細い腕が、ちいさなハナの手を引きます。

『それ、どうしたの?』]

ええと、じーちゃんにもらって、その。

[少女は少し困った様子で、ヤニクのほうを見上げました。]

(143) 2013/12/25(Wed) 23時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[ヒューは、婦人を案内する。
古巣であるように、慣れた様子で。]

 ……俺の話ですか?
 ……。

[婦人の要望に、意外そうに聞き返した。
目は隠れているために、紅色の口許へ、自然と目が向いていた。
ヒューは考えごとをするように、一度黙り込む。
渋っているわけではない。
面白くも何ともない、つまらない、空虚な話にしかならないと思っていたから、話すことに躊躇いを感じていたのだ。]

 エレクトラ号に、のっていました。
 一年前までのことです。

(144) 2013/12/26(Thu) 00時頃

【人】 店番 ソフィア

[ヤニクの囁き >>103 には、困った様に笑いながら首を振った。
自分はそんな事が言える立場には無いと思っていたから。

ホレーショーが雑貨屋に姿を見せたのはその直後だっただろう。
タイミングがタイミングだっただけにソフィアが挨拶した声は少しだけ慌てた様なものになっていたかもしれない。]

(145) 2013/12/26(Thu) 00時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

 そっか。

 すぐ帰って来るって、言ってたからか。
 ……女将さんが人狼じゃないって、信じてる?

[子供には尚更、知り合いが人喰い狼かも知れないだなんて
 信じられる事ではないのかも知れない。>>142

[やがてハナを呼ぶ声に振り返ると、母親らしき女性の姿。>>143
 にっこと会釈を返して、母親の手に子供をそっと押しやる。]

 売り物に出来なくなったのを譲るって、確か言ってたよ。
 嬢ちゃんは何も悪さしてないから安心して。

[困ったような視線に言い添えた。]

 道案内、ありがとな?

(146) 2013/12/26(Thu) 00時頃

【人】 寡婦 パピヨン

[差し述べられる手に重ねる手、
女もまたごく自然に慣れたような所作で、
青年のエスコートを享受する]

ええ、あなたの話よ。

[エレクトラ号に乗っていた、
それにはゆると瞬いたが、女の紅い口唇が問うのは、その続き]

そして今はこの町に、いる。
……そう、だから居心地が悪そうだったのね。

[望んで船を離れたのではないのだろう、
それは女もかつて知った、痛みだ]

(147) 2013/12/26(Thu) 00時頃

【人】 店番 ソフィア

…お、おじいちゃんっ!?

[ヤニクとハナを見送ったのち、今度は祖父の言葉に肝を冷やす事となった。
祖父には聞こえぬようにヤニクに話したつもりだったが、聞こえていたのだろうか。
それとも自分達の仲を進んだ仲だと思っているのだろうか。

視線を向けられ、ソフィアは頬を染めた。]

(148) 2013/12/26(Thu) 00時頃

【人】 寡婦 パピヨン

[道行は青年に任せて、
目的の場につくかつかぬかの頃か、
女はぽつりと言葉を落とす]

……あなたが船を離れた理由は、
人狼とは何か関係があって?

[集会所の夜の彼の、
“人狼”という言葉への反応。

重ねた青年の手をやわと握る、
隠された眼差しは動かぬ方の片腕に注がれた]

(149) 2013/12/26(Thu) 00時頃

【人】 お使い ハナ

[ヤニクのフォローを受けて、母親はハナの親だと思えないほど丁寧に頭を下げました。]

ん、しんじてるよ。
女将さんはちがうよ。

[母親に手をひかれるさなか、ハナはヤニクを振り向きます。]

いっしょにお祈りする?

[教会といえばこのすぐ近くです。ハナにとっては軽い気持ちだったのでしょう。]

(150) 2013/12/26(Thu) 00時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 はい。この一年間は、ずっとこの町に。
 市場で仕事をもらって。

 ……居心地が悪そうでしたか?

[声をたてずに笑った。歯の隙間から息が漏れた、その程度の音だけが空気に残る。]

 そうですね……
 なんだか。無駄なように、思えて。
 だからでしょうか。

(151) 2013/12/26(Thu) 00時頃

【人】 店番 ソフィア

こんな時だからついて行ってもらった方がいいのかもしれないけど…、お墓には参らなくていいの?

[カウンターの前に造花を出しながらソフィアは逆にホレーショーに問いかけた。]

ごめん、造花になっちゃうけど…。
森まで行けば、何かしら咲いてるとは思うんだけど、今摘みに行くのはちょっと無理だから。

[頬に手をあてる。
まだ熱を持っていて、早く冷めないかと手の甲を押し付けた。]

(152) 2013/12/26(Thu) 00時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

 じゃあさ……

[一体誰が、人狼なんだろうな。

 小さな子供にだけ届けた囁きに、反応があるかは知れない。
 続いた誘いには、きょとんとした青鉄。>>150

 えっ?

 俺、生まれてこの方、カミサマに祈った事とかないんだけど。

 ……ぺーんって追い出されるんじゃね?

[こてりと首を傾げる。]

(153) 2013/12/26(Thu) 00時半頃

【人】 洗濯婦 セレスト

―街中―
[雪の中を1人宛てもなく歩く。
途中、雑貨屋から出てくる赤い旅人と子供の姿を見た。
声を掛けることもなく後ろ姿を見送った。
2人の姿が、記憶の中の父娘と被る。]

…どちらかというと、
親子というよりは兄妹さね。

[友達になったらしい2人の姿を
微笑ましいものを見るように瞳を細めて、
白い息を吐いて彼らとは違う方角へ。]

(154) 2013/12/26(Thu) 00時半頃

【人】 お使い ハナ

えっ……?

[驚きに目を瞠り、少女は男を見返しました。

『大丈夫ですよ。神の家はだれにも開かれていますから』

そう答えたのは、ハナの母親だったでしょう。まだ年若いはずの彼女は、相応の苦労が見て取れました。
拒まれなければ、そのまますぐ近くの教会へともに向かったはずです。]

(155) 2013/12/26(Thu) 00時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[太く節ばった指は、婦人の手をとったままだ。
二人はラウンジに到着する。]

 ……。

[感慨に浸る一瞬の時間を、婦人はくれた。
重ねた手が、やわらかく握られて、ヒューは婦人の口許を、じっと見た。
ぽつり、とされた質問に、困ったように、眉を情けなくした。言葉を濁して、苦笑する。
ヒューは、嘘つきと呼ばれたことを、気にしていた。]

 ……。
 俺も、訊きたいことが、あるんです。

 あの晩、あなたに、心当たりでも、ときかれた事が……
 どうしても、それが気になって、……。
 ……いえ。

[躊躇うようにして話していた言葉を、一度切った。]

 気にしなければ、ならなくなりました。

(156) 2013/12/26(Thu) 00時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー


 人狼なんて、
 おとぎ話やただの子供への脅し文句だと、
 真に受けないのが、当たり前と思っていたから。

 あの晩、あなたがそうしなかったのこそが、
 俺には、あなたにこそ、何か、心当たりがあるように思えて。

 ないと仰るなら――、
 いいです。それで、構いません。

(157) 2013/12/26(Thu) 00時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[神に祈った事がない者が珍しかったのだろうか。
 ――あるいは?

 目を瞠る子供をちらり見て、その母の答えに微笑んだ。>>155

 じゃあ、ちょっとだけ。

[教会の中は、神様の為に趣向を凝らして飾られている、
 というのを聞いたことがある。

 時計塔の中に潜り込んで見学できないかも気になったが、
 後で単身教会に入るのは相当やりにくいだろうな、と思い、
 同伴させてくれる人がいる内に、そちらの見物を選ぶ。]

(158) 2013/12/26(Thu) 00時半頃

【人】 洗濯婦 セレスト

[その次に見かけたのは負傷の友人と黒の女性。
この組み合わせを見るのは二度目だ。
元々の知り合いといった様子でもなさそうだった。

宴の時と同様、なんとなく声の掛け辛い雰囲気に
遠巻きに港へ向かう姿を見送った。

エクストラ号を眺めて、白い息が零れる。]

(159) 2013/12/26(Thu) 00時半頃

【人】 お使い ハナ

― 教会・礼拝堂 ―

[礼拝堂にはいつになく、人が集まっていました。
きっとこの人狼騒ぎで町が閉鎖され、人心が不安になったのでしょう。
蝋燭の火に浮かび上がった聖者の像が、場の静謐を保っていました。

ハナは母親に倣い十字を切り、見よう見まねで手のひらを組んで、祈りを捧げます。]

(160) 2013/12/26(Thu) 00時半頃

【人】 寡婦 パピヨン

[青年の手に重ねた指は、するりとすべり落ちた。]

……そうね、
私にこそ、心当たりは、あるわね。
私はその存在のあることを、確かに知っているけれど……、

[そしてその手は目深に被った帽子をとる。
黒髪はさらりと零れ落ち、憂いを帯びた蒼の瞳は、
目の前の青年をひたと見つめた]

たとえば、もし、
――私が人狼だと言ったら、
あなたはどうしたいの?

[見守るような言葉と声で]

(161) 2013/12/26(Thu) 01時頃

【人】 洗濯婦 セレスト

[女が街中での散歩で最後に見かけたのは
雑貨屋を営んでいるティモシー爺だった。]

あれ、雑貨屋の爺さんじゃないかい?
ああ、あたしは船の者だよ。
たまに雑貨屋には買い物に行ってたんだけれど
覚えちゃいないかねえ?店はいいのかい?

[軽く声を掛けて、少しの間会話をする。]

爺さんも事件の容疑者なんだっけ?
あたしもなのさ、アリバイってやつがなくてねえ…。
昔同じことがあったって自警団は人狼人狼言ってるけれど、
手がかりもなさそうだし、そんなんで
犯人を見つけられるのか。

(162) 2013/12/26(Thu) 01時頃

【人】 お使い ハナ

[ちょっとした好奇心でした。

こういった場で不慣れだろうヤニクはどうしているだろう、とハナは閉じていた目を開きました。
すると、母親が祈る声が聞こえてきたのです。]

[ハナの母は、今まで見たこともないほどに一心に聖句を――そして呪いを唱えていました。

『ああ主よ、イエス・キリストよ。あわれな私たちをお救いください。』

『救いの御業をもって、力なきわれらをお守りください。』

『私たちに害為す悪魔を、あのひとを奪った人狼をどうか、どうか――』]

(163) 2013/12/26(Thu) 01時頃

【人】 お使い ハナ

(うそだ――――――――!!!)

(164) 2013/12/26(Thu) 01時頃

【人】 お使い ハナ

[気がついたら、ハナはその場から逃げ出していました。

長椅子から転がるように逃げ落ちた少女は、あんなにおさないとは思えないほどの足の速さで。

あっという間におとなたちの視界から消え去ってしまったのです――]

(165) 2013/12/26(Thu) 01時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

死んだ人間より、生きている人間が大事だろ。
…ま、昼間ッから何かあるとは思わないけど、な。

[差し出された造花を受け取って、ソフィアへと目を向ける。
頬がほんのりと染まっている。
ちょうど薄桃色の花の髪飾りを映したような色合いだった]

いや、ありがとう。充分綺麗だ。
二人とも喜んでくれると思う……、ソフィア。
熱でもあるのか?

[頬に手を当てる様はかわいらしいが、熱があるなら大変だ。
そう考えて、額へと手を伸ばした。
咄嗟に出た反応は、やはりこれまでと変わりはしない]

(166) 2013/12/26(Thu) 01時頃

【人】 洗濯婦 セレスト

爺さんはずっとこの町かい?
なら、その昔の事件のことは知ってるのかね?
その事件は、
どうやって収拾がついたんだろう?

犯人は見つかったのかい?
見つかった犯人は、どうなったんだろう?

[ティモシーは、何か話してくれただろうか。
白い息を吐き出し苦笑を零して]

ああ、野次馬が出ちまったね。ごめんよ。
何、知り合いのねえさんが捕まっちまったからね。
この町にはちょいと物騒なものも置いてあるから、

…気になっちまって、仕方がないのさ。

[ティモシーは何処へ向かうのだろう。
行き先は聞かなかった。
手を振って、ティモシーの後ろ姿を見送る。]

(167) 2013/12/26(Thu) 01時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

― 礼拝堂 ―

[思っていた以上に人出が多くて、旅人は僅かばかり戸惑った。
 聖者の像が燭台の炎に照らし出され、
 頭を垂れて祈る人々のささやかな声が染み込むようだった。]

 ――――

[ステンドグラスの色や模様、見上げる高い天井の梁、
 聖画やささやかな彫刻もあっただろうか。
 青鉄は人の信仰の営みを見る。
 長椅子に座り手を組んではいるが、そこに祈りはない。]

[ハナが顔を上げたら、それに気付いて笑顔を返すだろう、が。]

 ……っ、

[椅子から転げ落ちる小さな体に目を瞠る。
 その間に、子供の背中は重い扉を押し開けて駆け去るのだ。]

(168) 2013/12/26(Thu) 01時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[真っ青な、憂いを帯びた蒼色の瞳を、見詰めた。
記憶のなかの目を、思い出しながら、小さくかぶりを振る。
揺れるような声で、答えた。]

 もし、真実、あなたが人狼だとするなら――
 お願いをしなければ、なりません。

[滑り落ちた手を、追いかけて、握った。
懇願をするように、膝をついて、手の甲に額をつけた。]

 どうか誰も襲わないで欲しい。
 ……。

 な……、仲間が――もし、いれば。
 同じように。
 どうしても我慢できなければ、俺のところにくるように。

 いや。
 それすらかなわなかったら。
 どこへ行ったか知っていたら、俺に教えてほしい。

(169) 2013/12/26(Thu) 01時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

(あいつ――――?)

[突然の様相に、母親はどうしていただろうか。
 あるいは他の参拝者は。]

 探して来ます。

[旅人は常にない真顔で誰ともなく告げれば、
 椅子の背もたれを身軽に越えて、外へ急ぐ。]

(170) 2013/12/26(Thu) 01時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[もし、この一瞬の旅人の想像が正しいのなら。

 人知れず、かすかに唇が弧を描く。]

(171) 2013/12/26(Thu) 01時頃

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