人狼議事


151 雪に沈む村

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[でも春はまだ少し先のお話。なんだか幸せな夢を見たような気がしたもののうまく内容が思い出せなかった。

外は日の光でキラキラしていて、今日もいい天気らしい。夢見が良かったのと、祈りを捧げたい気分でむくりと起き上がる。]

さてと。こんだけ静かだったら今日は歩けるだろ。仕入れもしてえしな…

[ジャガイモのポタージュと紅茶、長期保存に適した低温発酵のパンと焼き菓子を袋に詰めて出掛ける準備をする。もちろんぶくぶくに着膨れしている状態である。]


[わたしは、しあわせよ。
そう言ってエリサが見せた花が綻ぶような笑顔は、相も変わらず美しかった。
やつれてしまっても、歳をとっても、たとえ死の影がその顔色にちらついても。彼女は変わらず、何時だって眩しい程に美しい。
外面の美貌などは問題にもならない。それは、彼女が限りある時間を懸命に生きる、生命の美しさだ。

その輝きに一層胸が詰まる思いがして。握った拳の上に再び落ちた視線。どうしてこの手からは、大切なものほど滑り落ちていくのだろう。
彼女に返すべき言葉を探すけれど、何を口にしたところで薄っぺらになりそうで。ただ黙って、きつく眉根を寄せ、拳を見詰めたまま思考の堂々巡り。──その視界に小さな影が割り込む。]

『メー』

[ベビーカーから伸ばされた、小さな小さな手。宝石を嵌め込んだような蒼い瞳は不思議そうに此方を見上げ、いとも簡単に──そう、簡単に、握られた拳にぺたりと触れた。
拳を解いてみると人差し指をきゅうと握ってくる。その手の柔らかさ、温かさに。心の奥底の凪いだ水面が、確かに揺れた。
──そうか。無意識に声が落ちる。こんなに、簡単な事だったのですね。]


────懺悔を、

[小さな手と指を繋いだまま柔らかく笑う。視線は幼子に置いてはいるが、言葉は隣の、彼女に向けて。]

幼い子供には、神が宿ると言います。……懺悔を、しても。許されるでしょうか。

[この祈りの家で、もう数千、数万の行き場を無くした言葉達を掬い上げてきた。
受け取る側であり続けた自分の消えていく筈だった言葉を、唯一人の人間として懺悔する事は許されるだろうか。
幼子に握られた指を軽く動かしてあやしながら、エリサの答えを待った。]


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ピーエールー!!おはよう!

勢いよく開けられた扉に、勢いよく掛けられた声。冬眠から目覚めたばかりの獣人達の挨拶は、たとえ夜であっても【おはよう】だ。]

もうペコペコよ。さっさと三人分用意しなさいっ。
………ぁ、痛っ。

『そう言ってお嬢様はどかっと椅子に座って料理人に命令しました。
なんて口の利き方だ、お館様はドスの利いた声で言い、お嬢様を軽く小突いておられました。たっぷりと蓄えた羊毛の髭を触りながら、………本日のオススメは?と尋ねられました。お館様もペコペコなのでしょう。髭を弄るその手は、余裕がなさそうでした。』

……なに?坊や達。
レディをそんな風にジロジロ見るなんて。失礼ねっ。

『小さなレディよりも更に小さな子供達が見上げていました。優しげなピンク色の肌が、なんとも愛らしい。
そして、そんな子供達にも容赦しないお嬢様。ある意味平等です。』


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…ふふ。

いとも容易く距離を破った娘の姿に、思わず笑みが零れる。
自分にもこんな時代があったのだろう。何のしがらみもなく、目の前にある全てを恐れる事もなく触れようとした天真爛漫な時代。
それこそ隣の男に尋ねれば、簡単に教えてくれるのだろう。
……そう考えると不思議な気持ちになる。
芽吹から、萎れるまで、華の盛衰を見守るのはどんな気持ちなのだろうか。]

…懺悔?仕方ないわね。
“特別”に聞いてあげる。感謝しなさい。
『メー』

[まるで修道女のように手を絡ませて、厳かな表情をしてみせる。消え入りそうな程小さな声だが、口調はいつもの凛とした様子で。
呼応するかのように子羊は鳴く。
ステンドグラスが淡い虹色を放って、三人を包んでいた。]


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[「ピーエールー!!おはよう!」
と勢いよく扉を開けられ変わらない調子に苦笑しつつ、旦那様と爺に改めて挨拶をした。]

ようこそ、ブランフォートのみなさま。ゆっくりしていってください。
アリスに、いや、お嬢さんに冬の始めに来ていただいたんですよ。そのとき食べてもらったのがキノコのスープで今日はそれを召し上がって頂こうと思います。

{旬の山菜と根菜の焼きもの、キノコのスープ、全粒粉のパンとバターの風味豊かなパン、デザートを用意してます。

旦那様方にワイン赤白もご用意していますが、どうされますか?ワインにとって最適な気候だった年のものを取り寄せましたが。もちろん赤白飲み比べてくれてもいいですぜ。

それと、アリスはなに飲む?ワイナリーで作ったぶどうジュース、シードル…リンゴの微発泡酒な。のノンアルコールのやつ、あとは適当にノンアルコールカクテルなんかも作れるが。}

[普段のピエールからは想像も出来ないくらいキリッとしていたのは一瞬で、アリスをじーっと見つめている子どもたちを怒る。]

おい、ガキども!邪魔すんな。遊んでもらうのはアリスが料理食ってからにしろ!!


【人】 靴磨き トニー

―小屋―

[クシャミと別れ、小屋に戻ると、すぐに旅の仕度に取り掛かる。
といっても、もうほとんど準備は整っていて、やることは最終確認くらいだ。]

ピエールおじさんがくれた菓子は入れたけど、食いもんはもうちょっとあったほうがいいよな。
服はこんだけありゃ十分か。
じいちゃんの帽子もあったけーし。
…問題は靴だな。

[言いながら自分の足元を見つめる。
毎日人の靴を磨いていても、自分の靴はボロボロだ。
こんな履き古した靴で、旅を続けられるのかどうか…
ため息をついた瞬間、外から扉を叩く音と合わせて、元気な声が聞こえてくる。>>8
一旦手を止め、小屋の扉を開けた。]

なんだよカルヴィン…プレゼント?

[にひひ、と笑うカルヴィンの腕には、真新しいブーツが抱えられていた。]

(10) 2013/11/26(Tue) 23時頃

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靴磨き トニーは、メモを貼った。

2013/11/26(Tue) 23時頃


(………そうか。ほら、御礼を言いなさい。)
そう言ってお館様はお嬢様の後頭部を軽く押して、半ば強制的にお辞儀をさせました。お嬢様は、む、としつつも大人しくされるが儘になっておられました。
(………うーん。)
もこもこの髭が悩ましげにくるりと周りました。
(………じゃあ。全て持ってこい。)
流石お館様。大食漢なところはお嬢様譲りなんでしょうか。
あ、表現が逆でしたね。』

メーはノンアルコールのワインで。

『素直に葡萄ジュースと言えばいいのに。
くすっと小さく笑うとお嬢様に軽く睨まれました。こほん。』

あら!ピエールの子供なの?
初めまして。メーはブランフォート家のアリスです。
以後お見知りおきを。

『子供相手に格式ばった挨拶をするのでした。
慣れないシチュエーションに少しだけ緊張しているのでしょうか。』


―旅立ちの朝―

…往く旅路に、どうか順風あらんことを。

[祈る対象の何も無いステンドグラスに対面し、膝を折る
そのまま手を組んで静かに眼を閉じて、祈りの言葉を口にする
祈る対象は、此処にはないが、祈りの家としての機能を持つ教会だ。ステンドグラスを抜けて、空まで届くだろう]

さ、て…。

[祈りが終わると立ち上がり、荷物を身につけて外へと駆け出す
村はずれにある、飛び立つ為の高台に登るための小道にさしかかった時、其処にはよく見知った顔を見つけた
もう空の彼方には、早くも同胞の羽音が響いていた]


…クシャミ。なんだ、来てたのか

[朝早く出発すれば誰とも会わないと思ったが甘かったか。と内心考える
決意が揺らぎそうで、実は少し怖かったなんて事は眼の前にいる青年には絶対内緒だ]

で、何しに来た?…ってまぁ、決まってるわな。
…あんがとよ

[左手で頭をかいて、何処かばつの悪そうに返事と、礼を告げる
寒さも強さを増してきた矢先の早朝だ。彼の身体には堪えるだろう
そうしていると掻いていない方の手をぎゅっと握られた。ふわふわと肉球が当たる感触が温かい
其れとは裏腹に、言葉は相変わらず皮肉混じりではあったけれど]


…ああ。風にだけは、気をつけねえと。
ルールは守るさ。

[珍しく真面目ぶった答えにクシャミはどう反応しただろうか。彼が手を離せば、そこにはチャームが付けられていた
ひと目で風切羽をモチーフにしたのが判ったが、先端が曲がっている]

お、お…?どーした?どういう風の吹き回しだ?
洒落たことしやがって!

[曲がってはいるが、一所懸命作ったものなのだろう。それが何かくすぐったくて、皮肉めいた答えと共にクシャミの頭をぐりぐりと撫でる
それが終われば、お返しと言わんばかりに背中を軽く小突かれた。
そして暫く二人で笑っていたが、ウォーレンとジリヤの名前が出ると少し表情が硬くなる]

お、ウォーレン爺も手伝ってくれたのか。
そんでジリヤも、か……。まぁアイツの力は本物だからな。そりゃ効くだろうさ

[何年か前にジリヤの半身であるサンザシの実を知らずに食べて、一日口がきけなくなる魔法をかけられた事を思い出す
それ以降何処となくジリヤには逆らえずにいるのだが、裏を返せば彼女の力を身をもって知っている事になる]**


【人】 靴磨き トニー

>>5
う、うるせえ!

[クシャミに茶化され、ますます顔を紅くするが、どんなところだったか教えてほしいという言葉は突っぱねず、]

オッケー、土産話、たくさん聞かせてやるよ。

[そう言って、にかっと笑った。]

山へ?そっか。
じゃあこの辺で大丈夫だよ。
サンキュー

[持ってもらっていた荷物を受け取る。
2倍に増えた荷物は、ずしりと重たかったが、旅に出ればこれよりもたくさんの荷物を一人で背負って歩かなければならないのだ。
泣き言は言っていられない。]

じゃ、またね。

[両手がふさがっているので、手を振る代わりに笑顔を向け、クシャミと別れた。]

(12) 2013/11/26(Tue) 23時頃

靴磨き トニーは、メモを貼った。

2013/11/26(Tue) 23時半頃


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【人】 靴磨き トニー

>>13
うおっ、すげー!
ちょうど靴が欲しいって思ってたんだ!

[カルヴィンに差し出されたブーツを受け取り、目を輝かせながらしげしげと見つめる。
装飾された石の色は、赤だったか、黄色だったか。
いずれにしても、こんな素晴らしい靴を手に入れたことは今までにない。]

…って、何いばってんだよ。
別にお前がえらいわけじゃねーだろ?

[自分の足元を指さし、得意げなカルヴィンに呆れたふうを装いつつ、ブーツに手を入れてみれば、確かに温かさが伝わってきた。]

ホントだ。あったけーな。
…よし、昨日の仕返ししてやる!
ちょっと履き直してくるから待ってろよー!

[雪合戦をしようという提案に力強く賛同した。
しばらく二人で遊ぶのはお預けになる。
だから、今のうちに。]

(14) 2013/11/26(Tue) 23時半頃

靴磨き トニーは、メモを貼った。

2013/11/26(Tue) 23時半頃


靴磨き トニーは、メモを貼った。

2013/11/27(Wed) 00時頃


【人】 靴磨き トニー

>>15
すげー。

[ブーツに足を入れると、靴底からじんわりと温かさが伝わってきた。
まるで、ブーツそのものが熱を発しているようだ。
その素材が何かを知らなくても、ドナルドとウォーレンからのプレゼントなら、そんな不思議な力を持ったブーツだとしてもおかしくはない。]

よーし、今度こそ負けねーぞ!

[頬をパンパンと叩き、気合を入れ、外に出ると、カルヴィンがこちらに背を向け、かがみこんでいる。
どうやらせっせと雪玉をつくっているようだ。]

(チャーンス!)

[カルヴィンはまだ自分には気づいていない。
そっと足もとの雪をすくい、手早く雪玉をつくると、その背に向かって、思いきり投げつけた。]

(16) 2013/11/27(Wed) 00時半頃

【人】 靴磨き トニー

>>17
よっしゃ、大成功!!

[カルヴィンが上げた情けない声に、こぶしを掲げて喜ぶ。]

卑怯もなにも、先に奇襲しかけたのはそっちだろー?
敵に背中見せる方が悪い!

[昨日の自分を棚に上げるカルヴィンに、きしし、と笑いながら、反論した。

仕返しだ、とカルヴィンが雪玉を投げつけてくれば、トニーも負けじと応戦する。
手加減なしの、本気の雪合戦。

本当に、楽しい時間だった。
カルヴィンの異変に気づくまでは――]

(26) 2013/11/27(Wed) 01時頃

【人】 靴磨き トニー

>>23
…カルヴィン?

[突然顔を押さえうずくまったカルヴィンに、慌てて駆け寄る。]

だ、大丈夫か?ゴメンな…

[やはり具合が悪かったのだろうか。
少しやりすぎたかもしれない。

心配そうに近づくトニーに、カルヴィンが絞り出すような、泣きそうな声で訴える。
そして、ようやく異変に気付いた。]

(35) 2013/11/27(Wed) 02時頃

【人】 靴磨き トニー

カルヴィン、その顔…っ!

[鱗で覆われた、カルヴィンの顔。
手では覆いきれないほどに、それは広がっていた。]

え…えっと…

[突然の出来事にどうして良いかわからず、ただ茫然とする。
見ないでと言われたが、目をそらすことが出来なかった。
しばらく口を噤み、ようやく言葉を発する。]

…とりあえず、小屋、入るか?**

(36) 2013/11/27(Wed) 02時頃

靴磨き トニーは、メモを貼った。

2013/11/27(Wed) 02時頃


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ふふ。感謝致します、お嬢さん。

[修道女のように祈りのポーズをとった彼女に目を細めた。
その勝気な物言いは昔からちっとも変っていない。その美しい容姿とも相まって、何かと誤解を生みやすい娘ではあったが。少し一緒に過ごせばその生来の優しさに皆直ぐに気付く。

いつだったか。あれは確か、十年前の冬。
もう寒さもだいぶ増してきた頃にエリサが訪ねてきたことがあった。
獣人族であればもう冬眠に入っていてもおかしくはない時季。チャールズも既に生活基盤を時計塔に移しており、ちょうど数日ぶりに墓地の手入れに来ていた所だった。]


[裏庭まで探しに来た彼女を労って、中で御茶にしようと誘う。素直に頷いたその髪に、肩に、きらきらと纏い付く氷の欠片。雪は一時間ほど前に止んでいた筈。──もしかして、待っていたんだろうか。微かに過った感情を隅に押しやって、手袋を外す。

『──エリサ、雪が。』

確か、あの時もそう言った。髪についた雪を払ってやると、彼女は困ったような怒ったような顔でちょっとそっぽを向いていたけれど。少しして、言った。
チャールズ、手が。手が冷たい。

白い華奢なその手が、ゆっくりとした動作で手袋を外した右手を取る。両手でそっと包み込んで、温めてくれる。此方を見ずに少し目を伏せて、胸の前で両の手を合わせているその姿は、まるで祈りを捧げているようで。

(────ああ、なんて、)

きれいなひとだろう。
そう思ったのを、はっきりと覚えている。今も。]


[温かな手から指先にじんとした熱が移る。
温まったら、離れていってしまうだろうか。その考えに気付かぬふりができない位には、それが惜しい気がして。
君の手が、冷えてしまうよ。
そう口にして、彼女の左手を握った。少し驚いたようなエリサに何時ものように笑い掛け、握った手ごと、自分の外套の右ポケットに入れる。

『……エリサ。少し、散歩をしよう。』

慌てたような彼女にくすくすと笑って。ポケットの中で右手と左手を繋いだまま、人の居ない裏庭を歩いた。
話題はどれも他愛のないものでも、歩く間話が尽きることは無く、これから長い冬を一人で越す事を思えば何とも幸福な時間だった。──エリサは時折、何か言いたそうに此方を見上げ。口を噤んだ彼女のその想いを、聞く機会はもう失われてしまったけれど。]

(──あの日から、君は何も変わってなどいないよ)

[目の前で、両手を合わせたエリサを見る。
病を患った身体は痩せ、ふわふわとしていた羊毛も薄くなってしまっても。何一つ、損なわれてなどいない。

深い息を吐いて、チャールズはゆっくりと椅子から立ち上がった。
彼の一度きりの懺悔を、「彼女に」届ける為に。]


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2013/11/27(Wed) 22時頃


【人】 靴磨き トニー

>>44
…いなく…なる…?

[小屋に入り、カルヴィンを椅子に座らせた後は、「見ないで」という言葉を思い出し、彼に背を向け、窓の外の降り積もる雪をただ見つめていた。

長い沈黙の後、カルヴィンが話し始め、ようやくふり返る。]

いなくなるって、どういうことだよ!?
冬眠て、眠るだけなんじゃ…
冬が終われば、また会えるんじゃねーの?

[カルヴィンの過去や思惑など、知る由もない。
トニーがまず反応したのは「いなくなる」という言葉だった。

「魔力が尽きた」「いなくなる」

混乱しているトニーは断片的に言葉を拾い、
カルヴィンが「魔力が尽きて死んでしまう」
そんな風に解釈してしまった。]

(46) 2013/11/27(Wed) 22時頃

靴磨き トニーは、メモを貼った。

2013/11/27(Wed) 22時頃


[立ち上がって、椅子に座る彼女の前に片膝を付く。ちょうど、姫君に傅く騎士のように。
見上げると彼女はきょとんとしたかもしれない。そんな表情にも、笑みを零すだけだが。

そうして、僅かな──本当に僅かな逡巡の後、チャールズは手を伸ばして、胸の前で組まれたエリサの手を取った。あの日雪の庭で彼女がしてくれたように、白く華奢なその手を大切に大切に両の手で包み込む。]

……思ったよりも、簡単な事だったのですね。

[こんなにも。思わず落とした言葉には自嘲が滲んだかもしれない。こんな簡単なことに、十年も自分は。

握った手は、彼女の膝の上。目を伏せ、額を寄せる。手の中のぬくもりは矢張り変わってはいない。そっと名前を呼んだ。エリサ。]


……私のこの身は、君には想像もつかないほどの血と怨嗟で穢れています。
肉体も既に現世の人間ではなく、人でも龍でもない以上、子を成すことも出来ない。
女神に捧げた剣も疾うに棄てました。
足を失い、死にすら見放され、散々他人の命を奪っておきながら、のうのうと生きている私に。
……誰かの手を取る資格など、もう無いと。ずっとそう思っていました。今でも、それは変わりません。
私は何も持ってはいない。
この延々と続く生以外には何も──大切と思う人に、あげられるものが、ない。

[吐き出すように苦しげな声音は、彼女にとってみれば初めて聞くものだっただろう。我が身の業を思えば、他人に弱音を言う事など出来はしなかった。
長い生の中、大切なものは何も残らなかった。そう、この心臓すら。確かな鼓動を刻んでいるのに、自分のものでは無いのだ。これは、彼の鼓動。半身である彼の、命。ああ、でも。]

……共に歩むことも、寄り添うことも出来ない。
この心臓も、唯一人に捧げてしまったけれど。──それでも、私の魂は、何時でも君と共に在る。君と、君の愛する子供たちと、この村を見守ってゆく。ずっと。


だから、安心して生きて──大丈夫ですよ、エリサ。

[顔をあげ、彼女を見詰めて、告げる。

人が本当に死ぬときは、忘れられた時だ。そういったのは誰だったか。
だからこそ彼は、今この瞬間も何一つ見落としはしない。彼女の生も、そしてベビーカーの中の、彼女の生きた証も。
ひとつ残らず掬い上げて生きていく。この村と共に、いつかこの生が尽きるまで。

目頭がじんと熱い。もしかしたら自分は泣きたいのかもしれない。
ぼんやりと思う。涙は出ないけれど──未だ自分の手の内にあるぬくもりが酷く心地よくて。

再びその手に額を寄せ、目を伏せて静かに、──彼女が何か言うまで、降り続く雪がステンドグラスを撫で落ちていく音を聞いていた。]**


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【人】 靴磨き トニー

>>48
怖い…?

[顔面から下ろされた左手の手袋からちらりと鱗がのぞいた。
そして、露わになったカルヴィン顔の左側は鱗でびっしりと覆われ、トニーを見る眼は、人間の眼とは似ても似つかないものに代わっていた。
それを見たトニーの反応は…]

(49) 2013/11/27(Wed) 23時半頃

【人】 靴磨き トニー

あっはっは!なんか変な感じだな。
そんな絵、なかったっけ?

[なぜか笑いだす。
左は爬虫類、右は人間。
接ぎ合わせたようなその顔は、いつかどこかで見た、有名画家の絵を彷彿とさせたのだ。
巨匠と言われる画家の作品だが、トニーにはその良さが未だにわからない。

突然笑いだしたトニーに、カルヴィンはどんな反応をしただろうか。
いずれにしても、容姿を気にしている相手にはふさわしくない振舞いだ。
ひとしきり笑った後、そのことに思い至り、トニーも真面目な顔になる。]

(50) 2013/11/27(Wed) 23時半頃

【人】 靴磨き トニー

あ、わりい…
そりゃ…まあ、ちょっとびっくりはしたけどさ…

オレ、カルヴィンが龍なの知ってるし。
クシャミにいちゃんに耳やしっぽがあったり、ソフィアねえちゃんに羽が生えてたり、そんな感じだろ?

それにさ、カルヴィン、オレの肌の色が違うからって、気にしなかったじゃねーか。

[村には様々な種族がいるが、トニーのような褐色の肌は珍しい。
おそらく、トニーの実の両親は、この村の人間族とは人種が違うのだろう。
差別はない村だが、子供特有の残酷さで、肌の色をからかわれたり、奇異の目で見られたこともあった。
しかし、そんな中でも、カルヴィンだけは、普通に接してくれた。]

だから、別に。

[関係ない。
トニーにとっては、どんな姿をしていようが、何年生きていようが、カルヴィンはカルヴィンで、
それ以上でも、それ以下でもない。]

(52) 2013/11/27(Wed) 23時半頃

【人】 靴磨き トニー

[そして、真面目な顔をやめ、いつもの悪戯っぽい笑みを向け付け加える。]

カルヴィン、本当はどんな格好してるんだ?
本当は、もっとかっこいいんだろ?

(53) 2013/11/27(Wed) 23時半頃

靴磨き トニーは、メモを貼った。

2013/11/27(Wed) 23時半頃


(―――……何を言っているの!
約束したでしょ。メーと貴方は友達だって。
どんなに不細工でも。どんなに不格好でも。

友達よ。だから……、
――……勇気なんて要らない。
ありのままの。……貴方で。
そう、……弱いところも情けないところも。

全部、見せてきなさい。)

[>>*0 眠りのなか、不安げに囁かれる”永遠の子供”の声に。”不思議の国の住人”は、背中を押そうと。

その声は、今は届かなくとも。通じている。
縁が。届けてくれる。]


【人】 靴磨き トニー

>>58
「本当の俺はかっけーんだからな!!」

[そう言うなり、小屋から飛び出したカルヴィンを追って外に出る。
そして、辺りを包んだまばゆい光に眩んだ目を、再び開けると、そこには]

おおー!!かっけーじゃねーか。
カルヴィンのくせに!

[緑色の巨大な身体に、大きな翼。
初めて見る、“龍”のカルヴィンの姿。
トニーの知る子供の姿とは似ても似つかないが、背中に乗れと促してくるその声は、まさしくカルヴィンのもので。]

え、いいのか?

[龍を見ること自体、これが初めてだというのに、その背中に乗れるなんて。
ただただ興奮するばかりだ。
しかし、何よりも、嬉しかったのは、ようやく、カルヴィンが本当の姿を見せてくれたこと、そして、家に連れて行ってくれること。
トニーは迷わず、背中に跳び乗った。]

(62) 2013/11/28(Thu) 00時半頃

靴磨き トニーは、メモを貼った。

2013/11/28(Thu) 00時半頃


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