303 突然キャラソンを歌い出す村4
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あ、…うん! 急ごう、そーちゃん!
[桐野の声>>160にはっとして、彼の方を向くと力強く頷いた。] 先生も、シシャもありがとう! じゃあね! [二人に礼を述べて、手を振る。 今はもう頭はヨーランダの事でいっぱいで、二人のあやしい雰囲気には気づかぬまま。 のあは桐野と共に保健室に向かう事となる。**]
(173) 2020/01/11(Sat) 03時半頃
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ノッカは、ガルムにアンコールした。
2020/01/11(Sat) 03時半頃
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─ 回想・体育の前 ─
[時は少し戻って、ランチ終わりの後。 午後の授業に向けて、のあは体操服へと着替え始めていた。 いつもは桐野と一緒に着替えているが、彼は何やら有働に呼び止められていたので、今日はのあ一人だ。>>2:191 >>2:192 鼻歌交じりにブラウスのボタンを外し、するりと脱いで畳んでいると視線を感じてそちらを向いた。 クラスメイトの男子と、目が合う。]
何?どしたの?
[タンクトップ姿のままきょとんとしていると、彼はこう言った。]
『いや、やっぱ男なんだよなあと思って…』
[彼とは同じクラスになってからもうそろそろ一年が経過するが、どうやらまだ慣れない様子のようだ。 それを見てとり、のあはくすくすと笑う。]
(177) 2020/01/11(Sat) 04時頃
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今更ぁ?トイレでも何度も会ってんじゃん? それに、男子だからこうやって一緒に着替えてる訳だし?
[よ、と言いながら躊躇いもなくタンクトップを脱ぎさる。 タンクトップの下には何もつけておらず、平坦な胸がそこにあるだけ。 顕になった上半身は、隠すようなものでもなければ見られて困るようなものでもない。 ご立派な身体ではない自覚はあるので、胸を張って見せられるものでもないが。 そんなのあを見て。]
『乃束は胸盛ったりとかはしねーの?』
[クラスメイトの彼がそんな事を言うものだから。 体操服の上着に袖を通し終えた後、近くのものに軽く脚をひっかけて。
膝から太ももに向けて艶やかに指を滑らせ、スカートの裾をたくし上げていく────]
(180) 2020/01/11(Sat) 04時半頃
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♪ OK Boy 夢と現の答え合わせをしようか キミのimage 上手にtraceできてるかな
[ムーディな曲調にのせて脚に滑らせていた指を口元へ導き、投げキッスを送る]
♪ これがお望みどおりなら こんな幻想 何度だって ぶち壊してあげる
だって 俺は女じゃない だって 僕は女になりたい訳でもない だって 私は男なんだから
さあ夢から覚める時だよ Good Morning Good Boy…
[パサりと床に落ちたスカート《男子の夢》。 その上を、ボクサーパンツ《目の前の現実》が無慈悲に跨いでいく。 のあはクラスメイトに近寄ると、先程投げキッスを送った指で彼の顎をクイと持ち上げた。]
(181) 2020/01/11(Sat) 04時半頃
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♪ セリフ「でも、現実だってそう悪くないと思わない?」
(182) 2020/01/11(Sat) 04時半頃
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[ふぅ、とそのまま彼に息をふきかけて。 手近にあった椅子に腰掛けて体操服のズボンを手に取ると、ムダ毛が綺麗に処理されたハリツヤの良い脚を通して行く。 クラスメイトには、目の前の現実がどんな風に映っているのか。 ズボンを穿き終えると今度はヘアゴムとピンを取り出し、器用に長い髪をまとめて。 髪型がキマる頃にはInstrumentalで流れていた曲もフェードアウトしていった。]
…やっぱ、こういうカッコしてるのって…おかしいかな?
[少し視線を落として小さく呟くと、クラスメイトは少し慌てた様子を見せた。]
…ぷっ、…っくくくく…冗談だよ! 誰に何言われてもカンケーないし、のあはのあだもん。
それに、のあは今の自分のコト、結構好きなんだよね。 だからやめるつもりもな〜い♪ [にひ、と笑ってジャージの上着を羽織る。 そしてそのままクラスメイトの彼と談笑しながら体育館へと向かうのだった。**]
(183) 2020/01/11(Sat) 04時半頃
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─ 保健室 ─
[桐野を支えながら保健室に辿り着くなり、のあは空いた口が塞がらなかった。 代わりに、思った事は桐野が言ってくれたのだが。>>178]
ちょっと、大丈夫…!? もう、具合悪いなら安静にしててよ!
[急に腹を押さえた桐野を、ヨーランダと一緒に比較的被害の少ない壁際へ案内する。]
うーん…マイク人間であってるといえばあってるけど…
[雑な解釈に、うーん、と唸るもののそれ以上に解説できるほどイースターについて知っている事は多くなかった。 イースター本人が桐野に名乗る様子を見届けて、ふと気づく。]
あれ?そういえば、パーカーはどしたの?
[今のイースターはPッパーくんさながらの真っ白ボディだ。 まあこの惨状で更にもうこのの面子にはイースターの姿は見られているから慌てて隠したりする必要はないだろうけど。]
(192) 2020/01/11(Sat) 05時半頃
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[この状況下でヨーランダは何かを食べに行こうと提案をした。>>190 のあは、ちら、と桐野の方を見る。 彼はどんな反応をするのだろうか。
この提案をしたヨーランダにも、彼女なりの理由はある。 確かにここに居ても邪魔になるだけというのは、一理あるのだ。 それは、のあにも理解できる。]
………、…。
[しかし、目の前に居る男が”あの可愛いシロ”だという事実は、まだ飲み込めないままだった。**]
(194) 2020/01/11(Sat) 05時半頃
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シロ、ごめんな……
そりゃ色々と混乱するよな…………
[注:事務所から用意されたカメラでオンタイムの映像を見ています。]
クラスメイトのオイラだって時々混乱するのによ!!!
[保健室の中なのに思わず叫んでしまった。]
いかんいかん、ここは病院だぞ、保健室じゃないぞ。
鎮痛剤が効いてンのかなァ。
[病院の点滴(クスリ)のせいか、場所の感覚が少しおかしくなっている。
あんまり歌う気が起こらないのもきっとそのせいだと*信じたい*]
マスカルウィン商会も仕事が早ぇなぁ…………
[青汁飲みながらカメラを見ている。]
でもなんでコレビデオに撮ってるの?
え?新しく入ったモデルの子のPVに使う?
あと目ぼしい子は事務所にスカウトするって?
利益取る気マンマンじゃないですか、『社長』…………
[病院でもわかるからまぁいっかという気持ちではあるが。]
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─ 保健室 ─
うん、そうなんだよ。 この格好のまま校内歩かせるのもどうかと思って…。
[桐野にパーカーの事>>200を聞かれると、白いボディのイースターをさしてそう返す。 続いた提案には。]
あ、そーちゃんもそう思う!? 似合うしかわいいよね…。
ねえ、イースター!そのパーカー、 良かったらそのまま貰ってくれない? 人になる時には服は要るだろうし。
あ、もちろん、気に入ってくれてたらだし、 のあのお古でも良ければだけど…。
[なんともアッサリと賛同し、今度はのあからイースターへ提案した。 おしゃれも大好きだが、かわいいものも大好きなのだ。]
(256) 2020/01/11(Sat) 16時半頃
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[シロ(仮)と目が合う。>>204 名前を呼ばれても、しっくりこない。 それもそうだ、シロ(犬)に名前を呼ばれた事なんてないからだ。
のあは犬のシロの事をとてもとても可愛がっていた。 時にはちょっとイジワルなんかしてみたりしていたから、シロがのあの事をどう思っていたかはわからない。 だって、シロは困惑した時の反応が一等可愛くて、ついついやってしまっていたのだ。 勿論その後ちゃんと謝りながら沢山撫でて遊んでおやつもあげたから、恨まれてはいないと想いたいが。
そして今、目の前のシロだという男が困惑する様>>205は、のあがよく知る”シロ”ととても良く似ていて。 あまりの一致ぶりに、思わず噴き出してしまった。]
ぶはっ!!あはっ、あはははは!!! これ、シロだ〜〜〜〜!
(258) 2020/01/11(Sat) 16時半頃
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っくく、くくく、ヨーラ、そーちゃん、 これマジでシロ〜〜!
[ツボに入ったのか、笑ってひーひーと息ををしながら幼馴染に告げる。 犬のシロの困惑した姿がフラッシュバックして脳内に比較映像がでるくらいの完全一致だ、今までのどんな超常現象よりも早くすんなりと受け入れてしまった。 目尻に滲んだ涙を指で拭っていると、困惑したシロから思いがけない言葉が飛んでくる。>>205]
え?…あ、そっか。 シロが居た頃はのあ、まだ地味な格好してたっけ。
それにしても……めちゃくちゃ可愛いだなんて嬉しいナ♡
[のあが自分の好きな格好をし始めた頃には、もうシロはいなかった。 よく見れば面影はあるだろうが、過去の姿を知っているなら、のあの昔と今がすぐに繋がらないのも仕方がない事である。]
あ〜〜〜もう、よしよししちゃう♡♡♡
[わしゃしゃしゃしゃしゃーーーと、雑にシロを撫でているように見えるが、犬のシロとは幼馴染と同じく長年の付き合いだ。 彼が心地よくなる撫でポイントは、よく知っていた。]
(259) 2020/01/11(Sat) 16時半頃
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[それから、今夜についての話題に流れる。 伶とイースターがハロウィンの家に招待されているようだ。 イースターは自宅に連れて行こうかと思っていたが、伶が一緒なら大丈夫だろう。 それにハロウィンもこの訳のわからない現実にもう巻き込まれた後だ。 隠す必要もないし、彼女の色々知りたいという気持ちもわかる。]
…じゃあ、ヨーラも行ってきたら? さすがにのあ達が女子のパジャマパーティに混ざるのは、 ちょっとどうかなって思うし…。
[見た目的には違和感はないかもしれないが、中身は健康な高校生男子なのだ。]
(264) 2020/01/11(Sat) 16時半頃
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そういや、シロとかルイは家とかあるの? もし良かったら、のあの家においでよ。 ハロちゃんの家程広くないと思うけど、 今のあ一人だから、楽にはしてもらえると思うよ。
[ハロウィンの秘密基地の申し出に待った待ったとストップをかけていたかもしれない。 彼女の家がお金持ちなのは知っているが、のあは金銭感覚も一般人だ。 内緒の話をしたり、人を泊めたりするなら自分の家も使って貰って構わなかったため、その旨を提案した。 もっとも、秘密基地を望む声が多ければそれ以上のストップをかけたりする事はしないが。]
折角だし、そーちゃんも久しぶりに泊まりに来る? 男子会しよーよ、男子会。 もちろん、体調が良ければ…だけど。
[そんな誘いを持ちかけたりもした。**]
(266) 2020/01/11(Sat) 16時半頃
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女子のパジャマパーティーは盗撮御法度だからな?
[夏彦は青汁の入ったコップを『カツン』と置くと。]
オイラは大人しく別チャンネルに合わせとくんで、そこん所ヨロシク。
何か濃厚な映像が来たけどオイラにはちょっと刺激的すぎるな……(ごくり
[堕天使と悪魔の濃密な映像を見ながら。
『社長』、今宵は豆乳がすごく…………美味しいです。]
桐野……シロ…………
[男子会の様子をカメラで見ながら夏彦は『スンッ』ってなっている。
○村どうぶつ園とかメチャクチャ弱いタイプだ。]
♪囲炉裏に灯る燠火
寒い夜は身を寄せあって
囲炉裏に灯る燠火
貴方の温もり 掌から伝わる
天(ごくらく)に誘われるような 温かさ
♪ここは極楽 悲しいことはしばし忘れて
苦しいことも 辛いことも
♪全ては因果応報 如何なる人にも
優しくしていれば 必ず帰ってくる
♪囲炉裏で燻る燠火
温もりが少しづつ醒めていく
囲炉裏で燻る燠火
お願いだから行かないで
貴方がいなくなったら 独りだから
報われない愛を、唄いました。
『燠火』、聞いてくださいね。
[赤い画面を覗きつつ]
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