人狼議事


129 【DOCOKANO-town】

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― サンタワールド・救護室前 ―

 ……おや。

[今回のゲームでは初めて見る顔だ。
笑顔を浮かべて――と言っても仮面のせいでわかりはしないだろうが――腰を折って礼をする。]

 そう、フィリップだ。

 こんにちは、そして初めまして、ミルフィ。

[つい、ミルフィを観察する。
初心者だろうか、装備強化系なのに肝心の装備が……とこの状況でも思ってしまうのは廃人だから仕方がない。

ミルフィがよそを向いているのに気づいたのは56(0..100)x1秒後くらい。]


[ちらちらと横を気にする様子に、ようやっとそちらに目を向けた。
仮面の奥で僅かに目を見開く。]

 ……ダーラ。

[近寄るミルフィと対照的に、こちらの足は動かない。]


 ばかばかいうやつがばかなんだ ふぁーは。

[顔をむにむにと引っ張られ、最後は言葉にならなかった。
ふるふると顔を振って、やめろと訴えてから]

 気付いたら、落ちてたんだ。
 ボロボロだったから、持続デバフでも食らってHP尽きたのかもしれない。

 って…ニンジャ?
 そいつなら、俺が落としたよ。たぶん。

[そこもあやふやであるが。
思いだせる最後の状況を思えば、落としたはずだ]

 これで、俺の方が強いって間接的に証明されたんじゃない?

[フランシスカに勝った、とにやあと笑って見せた]


い や。
なんでっていうか……

[そんな純粋な目で見ないで。
今俺すごい汚れてる……!

そそっと顔逸らしつつ]

ちょっと、うん。
自分を振り返って過去の振る舞いに反省を促していたところというか……

[要するに気まずいんだけど、遠回しにモノを言うのもあんまりうまくなかった。
ちらりと、フィリップを見てみる。]


メモを貼った。


― 救護室前 ―

[フィリップの名前は呼んだけれど、返事が返ってくるとは思っていなくて。
 びっくりしてダーラの近くで立ち止まる]

 あ、……ええっと、フィリップも観戦モード?
 はじめまして、ミルフィ、です。

[ぺこり、と頭を下げておいた。


 ダーラがフィリップにやられたとは知らないから、二人の間をきょろきょろしている]


 ミルフィに用があるなら、僕は退くよ?

[違う。言うべきことはそうじゃないはずだ。
もう一言継ぎ足すことができたのは、1秒後。]

 …………それとも、僕に何か用かな。

[違う。これはそこまで間違いじゃないが、言うべきことは、まだあったはずだ。
何のために伝言を頼みもしないのにジャニスに告げたのか。仮面の奥で唇を噛んで、更に1秒。]



 ……僕は、君に用がある。


フィリップ……

[仮面だけど。
心なしか、こっち見てる、気がする。]

……。
そこ、救護室、だけど。
まだ 怪我、してんの?

[治療の必要な怪我が残ってるのか。
でも、「フィリップ」で治療なんて、]


似合わね……  っつか!!
え。重傷!?残ってんの!?

[普通に礼してるけど、見えない場所なら。
大剣の貫きを見ているから、ちょっとごめん!ってミルフィの横すり抜けてフィリップに迫る。

胸元、怪我はと手を伸ばした。]


[はっきりしない語尾に、頬があがりそうになるも、さきほど殴られた箇所が痛み、歪んだものとなってしまった]

 あー お前が落としたの

[暫し考えて、頬を引っ張った手を刀にして、額へと一撃]

 ……俺が、殺したかったんだけどなァ

[よっこいせ、と立ち上がり、首のうしろをかいた]

 お前も、殺したかったんだけど なァ


メモを貼った。


言葉は案外するっと出たようだ。


え、 え。 あ。

[違う、とか。
そう、とか。
継ぎ足されていく発言に、中途半端な言葉がぽとぽとして]


…… 俺に?

[用事とは、なんぞ。
動き止めて、首かしげて、ミルフィ見て、フィリップをまた見た。]


ダーラと視線があえば同じように首をかしげている。


 ああ、いや、ラルフに何かあったらサンタ・ワールドに来るように言われてたんだけど、
 サンタ・ワールドの何処か聞いてなかったから適当に……。

[歩いていただけだ、という言葉は続かなかった。
ダーラの勢いに驚いて…… 自分でもよくわからないが、笑ってしまった。]

 ……大丈夫だ。今は、何処も痛くないよ。
 仮に痛かったとしても、僕はそれが楽しい人種だから何も問題ない。

[ミルフィが聞いて誤解するとかそういう可能性は今のところ考慮外だ。]


 あー……。

[俺に?と首かしげるダーラに、そういえば、ダーラの中身は多分男なんだろうなって今更ながらに思った。
中身は気にしないプレイスタイルを貫いてきていたので、意識したのはこれが初めてかもしれない。

――そして、そうやって思考を現実逃避させている場合ではなかった。

息を吐いて。]


 ……その、ごめん。
 色々と。

 最初から最後まで、僕が好き勝手してしまった。




 ……君にとってはただの迷惑だろうけど、……僕は感謝してる。


 ひ。

[歪んだ笑みがなんか、薄怖い。
どーも敵わない気がしてなんかむっかつく。
これはアレだ、ノラネコにむっとするのとはまた違うタイプのむっと感]

 そう、俺が落としたの。
 剣のリーチを邪魔するものがなかったらけっこーつよ――ってぇ!

[自慢げにしていたら、チョップ食らった。
おでこをさすりながら、口を尖らせて]

 弱いからってちみっこい暴力すんなー。
 俺を殺すなんて、ダンシスカにはできっこないねーだ。
 つーか、仇討ったんだから、感謝してもらってもいいんだけど?

[立ち上がるのを、むすっとしながら見上げた]


あ、 そっか。
よかった。

[フィリップが今、笑った、みたいだ。]

いや、それはそれで問題だと……
あ、いや楽しいなら……?

あー、もったいねえなあ。
今の顔、見たかったのに。

[怪我じゃないって安心して、仮面をじっと見る。
と、吐かれた息に口をつぐんだ。]


……

[まっすぐな、謝罪と、感謝だった。
瞬きして、んん、と中途半端な音をたて]


…… いろいろ、あった、けど。
あれでお前には、 良かったってこと?

[いろいろと言っても、会ったのは数えてみれば、たったの3回。
濃いな、と思った。]


[ダーラとフィリップの間の話にきょとんと瞬き。
 フィリップの言葉にはちょっとえ、と思ったりもしつつ。


 それでもどうやら話があるらしいと二人の会話の邪魔はせずに]

 和解成立とかそういう感じなのかな?

[小さく呟いた]


んん…… そのときは、ちくしょうとか馬鹿とか、思ったけど。
今は、そんな、思ってないから。

ええと……。
お前が、すっきりしたんなら、どういたしまして、とか。

あ、

[ぴ、と人差し指立てて]


その仮面外して笑顔でありがとうって言ってくれたら許す。



……とか。

[どう?って首かしげてみた。
だって、見えないから。
見えないとわかんないから。
俺、馬鹿だから。]


 弱くねェよボケ
 つかお前も死んでるから負けたンだろ

 それに

[腕を組んで思い切り見下ろした]

 お前、俺に勝ててないだろ?


 それは、おまえも同じだろっ!

[勝ててないのはお互い様だ。
むくと立ち上がって、フランシスカを見下ろす。
女子型キャラで見上げるのなんて、ゴリ子くらいのはずだ]

 なんなら、いまやるかっ?!

[背の剣に手をのば…しても、スキルウインドウも、
クリック発動も、反応しない]

 ここから出られるまで、勝負はお預け…なんだろうな…。


[大変に濃かった。
鞭で叩いてもらい、殺し損ねて、殺した。]

 ……うん。
 操られたり殺されたりした君からしてみればたまったもんじゃないと思うけど。

 僕は申し訳ないと思ってるし、感謝してるよ。
 君を、見送ることができたから。

[と、面と向かって言うのも変な話だと顎を掻いた。
自分が殺した相手と向き合うというのも中々ない体験である。]


 …………。

[なんか"それでいいのか"という条件を出された。

いや、フィリップが仮面を外すのってジャニスとかの状態異常技とか、敵から装備解除系の攻撃受けた時とか、基本的に何かしらの干渉があった場合が殆どだから素直に自分から外すのも違和感が、というか、恥ずかしくはあるのだが。

――と考えたここまでで2秒。]

 ……わかったよ。それでいいなら。

[耳も隠すような太い紐と留め具に手を触れ、ぱちん、と外した。]


観戦モードだろうがニューロンの働きは冴え渡っているようだ。脳内思考が無駄にハヤイ。


さすがフィリップ決断早い、と思っている。


[仮面の下は、左半分が温和にも見える青年の顔。
右半分が、頬に大きな傷の入った痛ましい顔だ。]

 ……ちなみにこの傷は見た目装備。
 無いほうが好みなら外すよ。

[が、先に明かした。
フィリップ使いでも無い限り、デフォルトフィリップの顔を見たことがある人は少ないだろう。念のためである。

ちなみに傷の見た目装備は"古傷とかあると歴戦の覇者っぽくてカッコイイ"的な中二病な皆様に人気のある装備である。見た目以外の効果が何もないのに課金装備なのだ。]


 あァ?!
 お前俺を見下ろすなよ、この仔猫が!

[スキルは確かに働かないけれど、それでも此方に武器は必要ない。
セシルの胸倉を掴もうと手を伸ばし、見下ろすな、とひっぱってやる。仔猫のくせに!]

 ……まァ
 此処じゃあフェアな勝負とは行かないだろうけど

[ここから出たらってどういう意味だろうか。
オフの話ならば、それこそ。負ける気がしない]


メモを貼った。


メモを貼った。


 ダーレーガー 仔猫 ダッ!
 違うって言ってんじゃんっ!

[伸ばされた腕が胸倉を掴むけど、ぺし、と叩いて。
さらに上から見下ろして、ふん、て言ってやる]

 つか、この状況が、終わったらだっ。
 次にロクヨンの中で会ったら、絶対に泣かすっ。

[中身がどんなヤツかは知らない。
知ったら絶対泣くのはこっちだ]


そうだな意味わかんなかったしっていうかわかりたくなかったし痛かったし正直怖かったし、

……俺見送って、 それ、お前になんのいいことが……

[感謝されてるらしいが、複雑だ。]

……まあ。お陰様で、あれから痛みとかからは、遠い状態だよ。

[言ってみるものだ。
仮面のガードの固さから、脱ぐことには躊躇いとかあるものかと思っていた。
あっさりと了解されて、拍子抜けというか。]


あ、

[顔の傷を見て、やべ、ってはっきり俺の顔はこわばった。]


って見た目装備かよ!
ビビらすな!!
誰かにやられたかと思っただろ!

[課金装備とかダーラ様用のドレスとか何とかしか見てないしプレイ料金がかさむ中で装備までお金はあんま出せてなくて知らないんだって!]


んー。
それが「 素のお前 」なら、そのままでいいよ。


[傷を外すか、には首を振る。

「仮面」を外せ、には、ちょっとだけ別の意味もあった。
「演技」を外す、でも、おっけーのつもりだったんだ。

まあつまり、覆ったり隠したり、そういうののない言葉が聞きたかったんだ。
とはいえ、これは口にする気はない。]


メモを貼った。


 どう見ても仔猫ちゃんだろ?
 毛逆立てて、さっ

[手は払いのけられたので
げし、と脛を蹴っておいた。これだから男は嫌いだ。滅べばいい]

 これが終わっても、ゲームできるとは思えねェけどなァ

 それにお前
 女が泣いてたらむしろおろおろして何も出来ねェタイプだろ

[フランシスカの女顔に騙されるかはおいといても、それはきっと、本当だろう]


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