人狼議事


204 Rosey Snow-蟹薔薇村

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【人】 御者 バーナバス

 山を下りるんだったら、きちんと食って寝とけ。

[湯気の合間に、そんな他愛のないことを。

ニコラにずるいと言われたことも、
こんな事態にならなければフランシスがラルフの大事な思い出としてノックスを扱ったことも。
何も言う気にはなれなかった。]

(178) 2014/11/25(Tue) 22時頃

[舌を出してこちらを見上げる彼は、どう見ても捨てイヌなのに捨てイヌじゃないらしい。
零れた唾液を指と舌の隙間に絡ませながら、ふうん?と首を傾ぐ。

赤い舌を、離して。

銀の糸の切れたとき、聴こえたのは子供みたいな謝罪の言葉だった。]

 ……怒ってるわけじゃないよ。

[嘘です。
でも本当です。

けど、言いたいのは。
僕が置いていったらそんな顔するくせに、自分は置いてったのは、ずるいなあ。
って、それだけ]


[手が取られて。
瞬きを、ひとつ、ふたつする間に感じたのは、口内の空気と舌の柔らかさ。
後、固いエナメル質に挟まれる感触]

 わ、わ……っ

[キョトンとしていれば後ろに押し倒されて上に乗られて。
押し退けるまでもなく、煙のように抜け出すこともできたのだけども。
彼の見下ろす目が、あんまり苦しそうだったからやめておいた]

 ん……

[首に当たる、犬歯。
歯形も残さない捕食は、一度、食らいついただけ。
ゆる、と離れる体の代わりに、ぽたりと雨垂れが落ちてきた]

 なんで泣くの?

[手を伸ばして、濡れた頬を親指で擦って。小首を傾ぎ、問いかける]


【人】 御者 バーナバス

[仕草で声が出ないのだと訴えるノックスに軽い舌打ち。>>187]

 早く休めっての。
 ほら、これ飲んだらとっとと寝ろ。

[疑っていても、警戒心を抱いていても。
その何もかもが嫌悪に染まりきるほどにはなれず。
黙って茶を飲み干す間、その場にいた。]

(190) 2014/11/25(Tue) 22時半頃

 ……僕たちは、死んで、もうすぐこの姿も無くなって、
 ――……そうしたら、君を見失う気がして  怖くなった。

[庇護すべき者の手を一方的に離して、庇護されるべき子供を愛して、罪を犯させたにも関わらず、失うことを恐れてしまう。
手の中に何一つ残らずともおかしくはないはずなのに、それを思うだけで消えてしまいたくなる。
言葉にし難い、形のない不安を煽る歌声はテンポと曲調を変えて、今もなお続いている。]

 僕は、全部取り上げられても、 おかしくない
 そのぐらいのことを したんだ。
 ――……なのに、僕は今、幸せだ。

[望むものを与えられていることが、怖い。
許されていることが怖い。
瞬きの度にこぼれそうになるものを押し留めて、目の端を手の甲で擦る。] 


【人】 御者 バーナバス

[フランシスやドナルド、フィリップに告げたのは本心。
もしもノックスが血迷ってプリシラを手にかけるようなことがあれば、きっと許さない。

ノックスよりも、自分自身を。
爪と牙持つ者が在るのを知って、用心を怠った己を。
守るべき者を守れなかった未熟を。

けっして許しはしない。

そして、己への怒りと憎悪は、八つ当たりめいた勢いで加害者へと牙を剥くのだろう。]

(191) 2014/11/25(Tue) 22時半頃

【人】 御者 バーナバス

[ノックスを恨む心も容易く想像でき、
同行者を失ったノックスを憐れむ気持ちもある。

男とて、危ういバランスでいつどちら側へ落ちるのかしれたものではないのだから。]

(192) 2014/11/25(Tue) 22時半頃

【人】 御者 バーナバス

[何が間違っていた、とか。

そんなものを教えられるような立場ではない。]

(196) 2014/11/25(Tue) 23時頃

【人】 御者 バーナバス

 いい年して図々しい。

[呆れた願い出に>>197額を指で弾いた。
ついで、触れるか触れないかの口づけがノックスの髪に触れる。

昔はこれが頬や額だったのだが。]

 言われなくても戻るっての。
 あいつを一人にしとく気はないからな。

[その声にわずかに滲んだのは今までとは明らかに違う色。]

(198) 2014/11/25(Tue) 23時頃

[ノックスの、ことは。
一目見たときからキライでした。
嘘。とても好きでした。
トレイルのことは。
一目見たときからバカにしてました。これは本当です。
でも好きでした。

いっそキライになれたら、苦しいこともなかったのに。

だから、こんなに好きだと。
苦しくなるのは、なんとなく分かります。
幸せって、辛さが増えること。

失うのはなによりも怖い]


 ねえディーン。聴いて。信じてね。

[ほろほろ涙を流す彼の髪を、ゆるく握って、指に絡ませて。
ほろほろ崩れて煙に還りそうな指を、もう少し、と留める]

 この姿がなくなっても、僕はディーンのそばにいるよ。
 ほどけて、なくなってもさ、また産まれてきて……。
 それで、またディーンと会って。
 今度は食べたり食べられたりしなくても、ちゃんと愛しあえて。
 僕もちょっとはいい子になってさ。


 だからずっと、幸せでいられるよ。
 大丈夫。

[怖い夢を見て泣いていたときに、ノックスがしてくれたみたいに。
優しく微笑んで、優しく囁く。
これしか、慰める方法は知らないの。

握っていた髪を引いて、涙に舌を這わせて。
宥める耳には、天上の音楽は微かにしか聴こえない。

てんしさまが歌ってるのかなあ、って。
ぼんやり思うくらいの、透き通った音色なのに]


【人】 御者 バーナバス

[これ以上ノックスを落ち込ませるような話題に進むことは避けたく。
空になったカップを下げようとすれば、服を引っ張られた>>201]

 遊んでねえでとっとと休めって言ってるだろ。

[呆れた声音で促す。]

(205) 2014/11/25(Tue) 23時半頃

[言い聞かせるようなニコラの声が、胸の奥に沈んでいく。
どちらが大人で、どちらが子供なのか分からない有様だ。
それでも彼の前で、良識ある大人の仮面を被るなど、もう出来ないだろう。

美しい声のレクイエムは、全てを終わりへと運んでいく。
恋であれ、物語であれ、命であれ、始まるものは全て終わりを内包している。
そして、全ての終わりは新しい始まりを生み出す。

ディーンは、しゃくりあげるように一度、肩を震わせた。]


 ――……君の言うことは、全て信じる。
 君は僕の唯一の太陽で、 僕の、神様だから。

 ……でも、一つだけ、お願いがある。
 この時間が終わって、君も、僕も消えて……
 それでも、いつかまた、君をちゃんと見つけられるように、
 目印を……僕に、くれないか。

 どれだけ時間が経っても、君が僕のもので、僕が君のものだと
 ……分かるような、証が欲しい。

[ディーンはさっきニコラがしたように、指に自分のそれよりも淡い色をした金の髪を絡める。
ニコラの唇に自分の唇を近づけて触れるだけのキスをしてから、その柔らかい箇所にゆっくりと歯を立てた。犬歯が、ぷつりとニコラの唇の皮を貫く。滲む血を、舌先で舐め取った。]


【人】 御者 バーナバス

[感情に任せた動きや、思いを吐き出すような動き。
指がもたらす小さな感情の機微は時に表情以上に豊かだ。>>206

こんな風に苦しむくらいなら、何故、と思う。

何故、もっと二人が人の世でも生きていけるように教育しなかったのか。
あの時、ディーンからニコラを引き剥がしていれば、他の群れの一員であるラルフに迂闊に近寄らなければ、人前で感情や行動が制御できるようトレイルを躾けていれば―――

幾度も繰り返すもしも、は。

そうすれば、こんな風にノックスが傷つくことはなかったかもしれないのに。
そんな思い。]

(208) 2014/11/26(Wed) 00時頃

【人】 御者 バーナバス

[不意に、寝台に寝かせたプリシラを思い出す。
置いて行かないでくれと、泣いた体を抱きしめていた感触は、まだ生々しくよみがえる。

衝動はおかげで落ち着いてはいるものの、一度気になれば頭から離れない。]

(210) 2014/11/26(Wed) 00時頃

【人】 御者 バーナバス

[問いにぎくりと肩が揺れた。>>209]

 あいつ…衝動が出た。
 だからあんまり長い間放っておけない。
 そろそろ、戻らねえと、な。

[短い沈黙の後。
さすがに抱いたことまでは告げる気になれず、嘘ではない事実を告げる。]

(212) 2014/11/26(Wed) 00時頃

【人】 御者 バーナバス

[放っておけば、また迷子になったような泣きそうな顔をしている気がして。]

 大事なんだよ。

[案じているだけではなく。
もっと大切にしたいと。]

(215) 2014/11/26(Wed) 00時頃

【人】 御者 バーナバス

 それでも、置いてかないって決めたからな。

[傍に居ない方がいいのかもしれない。
そんな逡巡は、禁忌を踏み越える時に全て振り払ってしまった。>>216

プリシラが起き出しているとは知らず、そんなことを。]

(219) 2014/11/26(Wed) 00時頃

[――もう「ばいばい」は終わったから。
そう、答えた。"自分"の前で。

消える瞬間、鮮やかに蘇る記憶。

簡単に開いた扉の前、白い空気に、熱を持たぬ息をほう、と吐く。
もう赤くならない指先は、
今だけは静かに降る雪が、透けて見えた]


[それが最後の意識。
踏み出した足は、雪を踏まずに
開いてなどいなかった扉は、固く閉ざされたまま。

春を待たずに溶けた命。
何も残らず、何も遺さず
かつて流した涙のように、ただ、自分だけのために。

短い死を、終えたのだった**]


【人】 御者 バーナバス

 ほら、もう離せって。

[部屋へ戻る、と告げて。ノックスから服の裾を取り返す。>>225
思ったよりも容易にそれはするりとノックスの手を抜けて。

顔をあげて、その時見覚えのある赤が扉にあるのを見つけたか。>>211]

(226) 2014/11/26(Wed) 00時半頃

メモを貼った。


[歌は。
聴こえる天上の音楽は、遠い。

愛しい人のためだけにかき集めた破片。
ディーン以外のものを感じることが、少し難しい。
その代わり、ディーンの感触はクリアだ。

髪に触れられ、心地よさに目を細める。
目印、なんてなくたってちゃんと見付けてあげるのに、とは思ったけども。
不安そうな彼がとても可愛かったから、願いを叶えてあげたくなる]

 んに……

[何度目か数えるのも億劫なほどの、何度目かのキス。
ちり、と唇に熱が走って、鼓動のない血が流れた。
唾液で薄くなった血を乗せた舌を、追いかけて舌をあむりと食んで。

口を離すと、彼の左手を今度はこちらが引き寄せる]


[口を開いたら、獣らしい牙が光った。
彼の左手、その薬指を根元まで咥えて。
がり、がり、と。何度も噛み付く。
食いちぎるまではいかないが、それに近い顎の力。
何度も何度も、少しずつ角度を変えて噛み付いて。

やがて、唾液と血で濡れた指を口から出せば。
薬指の根元は、骨が露出するほど肉が削がれていた。
その骨も、歯で削られてところどころひび割れている。
生きていれば、一生の傷になるほどに、深く]

 ……目印になってくれるかな?

[ちゅ、と指先にキスして]

 死が二人を別とうとも……なんてね。

[それとも首輪の方がよかった?なんて、イタズラっぽく上目遣いで笑った]


【人】 御者 バーナバス

 プリシラ?

[身を翻すように駆けていくその背中を追う。

置いていかないでと縋った声が、この手からすり抜けていくのを想像して血の気が引いた。

動きの鈍い体に、追いつくまでの時間は如何ほどのものだったか。]

(231) 2014/11/26(Wed) 00時半頃

[僅かな血の味に、舌を食まれてニコラの唾液の味が混ざり込む。
それが感じられなくなる前に、口の中に収めて、嚥下した。

ニコラの手が、左手を浚っていく。
ニコラはいつでも、望むものを与えてくれる。
彼の開いた唇の奥に光る牙を見、それが待ち構える空洞に薬指が飲み込まれていく様子に、ディーンはぞくぞくと背中を震わせた。]

 ……っあ、 ぅ、

[肉の少ない、硬い部分に歯を立てられるのは、腹の肉を破かれるのとも眼球の抉られるのとも、痛みの質が異なっている。
骨を揺らし、神経が削られるような感覚にディーンは熱のこもった吐息を漏らした。
痛みと熱は、一度きりの食まれる喜びを思い出させる。
消えて、生まれ変わって、また彼と出会うとして、この性分は変わらないままなのだろうか。
ふと、そんなことを思った。]


 ――…………は、ぁ

[ぬるついた感触と共に解放された指からは、薄い肉がすっかり削がれていた。
唾液で薄まり、淡いピンク色にも見える血液が滴り落ちていく。
自分の右手が汚れるのも構わず、ディーンは遺された証を掌で包み込む。
それから、ふ、と小さく笑うかのような息を吐いて。]

 ……ニコラ、君は案外、ロマンチストなんだな。

[ゆっくりと口角を持ち上げて、淡く、微笑んだ。**] 


メモを貼った。


【人】 御者 バーナバス

[どうにか追いついたプリシラを腕の中に閉じ込め、深く息を吐く。]

 お前、まともに歩けてないだろ。

[そんな状態で何故逃げたのかと問うよりも先、眠っている間に男が部屋を抜け出していたのが原因かと予想できた。]

 起きて俺がいなかったから、探してたのか?

[答えを待つよりも、服の上から着こんだ外套が何よりも雄弁な答えの気がした。]

 悪かった。お前が起きる前に戻るつもりだったんだよ。

[宥めすかしながら、行為の影響で上手く動かない体を抱きしめた。]

(250) 2014/11/26(Wed) 01時半頃

【人】 御者 バーナバス

[落ち着かないプリシラを抱きしめ、抱えた誤解が分かれば何度も言い聞かせて宥める。

大事にしたいのも、大切にしたいのも、一人だけ。

一番懸念していたノックスの様子に荒れ果てたものが見いだせなかったから。
他への警戒は薄い。

意識のほぼ全て、腕の中の養い子にだけ向けられている。**]

(256) 2014/11/26(Wed) 02時頃

御者 バーナバスは、メモを貼った。

2014/11/26(Wed) 02時頃


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