人狼議事


227 【完全RP村】Etude of NIGHTMARE

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視点:


[──カタン、
カップの中身≪コーヒー≫を飲み終えた彼は
消えた一切れに対し追悼の呪文≪ゴチソウサマ≫を。
まずまずの味だったと、そう認めてボンヤリ考える。
眺めるのは猫≪ラルフ≫と兎≪リー≫が向かった先。]

…トコロデ、餓鬼モコンナ珍妙ニ
巻キ込マレルトハ運ガ無イナ。

[コポコポと水の中に落ちるような音。
それと共に現れた英雄≪ハカタノ=シオ≫は目の前の
すももタルトを一切れ触れ、塊≪ソルト≫にする。]

問オウ。餓鬼ハ何ガ笑ウト思ウ?

[画面≪スクリーン≫を見ていない筈の英雄≪ハカタノ=シオ≫は
まるで何かを知っているように笑う。
否、単に彼もまた暇なのかもしれない。
塊≪ソルト≫の欠片を拾いあげて掌に握り締めるが
あらまあ不思議≪ナニコレ≫。其処に何もない。]


【人】 会計士 ディーン

[此方の視線を受け止める碧>>5:65の、なんて力強い事。
まさか本当にこうやって、彼と対峙するだなんて、欠片も思ってはいなかった。
交わした"約束"だって、どうせ違えられるものなのだと、そう思っていたのに]

 ――……忘れられるわけ、ないだろう。

[混じりけの無い、彼自身の言葉で返されれば、向ける言葉は僅かに震える。
ああそうだ、忘れられるわけがない。
だって誰かとこんな約束を交わしたのは、初めてなんだから。

詰められる間合い>>5:66には、逃れそうになる足を必死に律し。
恐怖をやり過ごす様に、薄くだけ息を吐く]

(0) 2015/06/29(Mon) 09時頃

【人】 会計士 ディーン


 ……、嘗めてるのはそっちの方じゃないのか。
 ウサギじゃない、私は――、

[ムキになって名乗りそうになった所で、ハッと口を紡ぎながら。
血の昇りやすい頭にうんざりしつつ、返される"覚悟"に笑みを消し、視線は鋭いものへと。

少し気を抜けば、殺し合いの雰囲気など忘れてしまいそうになる。
けれど向けられる黒刃>>5:68は、少しばかり頭を冷やしてくれた。

先程までは、"一仕事"終えたお蔭か、すっかり躁状態になっていたらしい。
落ち着いてみれば、刃を向けられる恐怖にずしりと足が重くなる様で]

(1) 2015/06/29(Mon) 09時頃

【人】 会計士 ディーン

[それを断ち切る為にも、踏み出す力を借りて足を鳴らす。

ひたむきに此方を見る視線は、あまりにも眩しいものだから。
強い意思を湛える碧に、蒼を返す事は出来ないまま。
それでも、痛む胸も竦む足も、せめて隠しきってみせようか。

踏み鳴らした足に呼応する様に、ディーンの足元と彼の背後に扉が現れる。
真っ向勝負なんて出来る筈も、するつもりもない。
卑怯だろうがなんだろうが、勝てば良いんだ。

扉を潜り、彼の背後へ。
僅かばかり、軸を彼の無い方の腕へ寄せたのは、反撃を恐れたが故]

(2) 2015/06/29(Mon) 09時頃

【人】 会計士 ディーン

 ……避けるなよ。
 さっさと終わらせよう。

[そうして首の辺りを狙い、ナイフを突き立てようと腕を突き出す。
果たして刃は彼に届いたかどうか。
届いたのなら、横薙ぎに払ってみせよう。

届かなかったのなら、一歩後退してみせるだけ]

(3) 2015/06/29(Mon) 09時頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2015/06/29(Mon) 09時頃


[こんな状況で休めている と言うなんて、一体どのくらいの忙しさだったのか。] 

 生前、大変だったんだな…

[思わず、柄にもなく労るような声をかけて
話題が紅茶に移れば、こくり 首を縦に動かした。]

 ああ、美味いな…
 久しぶりに良いものを口にした。

[嬉しそうに、頬をゆるませて。
だが、‘調味料’の単語には首傾を傾げた。]

 砂糖とか、か?
 僕は基本入れないが…

[紅茶に入れる調味料=砂糖
多くても2〜3個程だろうと思っている僕は、彼の『かなり』のレベルがどれほどかは知らない。]


カルヴィンの頭を撫でた。


な、何をする…っ!


[異質な声に、瞬きひとつ。
どうやら、目の前の男は普通じゃない物を飼っていたらしい。]

 …餓鬼は止めろ。餓鬼は。

[どいつもこいつも。
一瞬、問いかけを無視してやろうかと思ったが
その方が子供っぽいのでやめた。]

 さあ……?
 僕は先見の明も無いから分からん。
 が、望むべくはあのハートの女王が地に伏すことだな。

[( そうなれば、僕は笑うだろうさ )

…それも、思いっきり。 

会えず終いのアリス
その者は、女王に成って
代わりに盤上を支配できる可能性を持つ。]



 アリスには勝ってもらいたいものだな。

[言って。目線は、ヘクターの手の中。
この世界では不思議じゃないのかもしれない、魔法のような幻術にほんの少しの間、囚われて。]

 ………お前も、結末を見に行くのか?

[恐らくは、そうなのだろうと予測しながら訊ねる。
肯定が返ってきたのなら、引き止めはしないだろう。

僕は、ただその時を待っているだけだから。*]


いや、目の前に頭があったから撫でたくなった。


血も涙も無い組織≪ブラック・キギョー≫だからな…
乙はそれでも頑張る≪テイジキタク≫がな。
…下手すると1日の給料がマヨネーズ一本だけだが。

[栄養ドリンク≪ゲンキノモト≫がお友達状態な程には
そりゃあ大々的に疲れていますとも。

お客様は神様です!
マヨネーズに全てを捧げます!
白に忠誠を誓います!
終電無いので泊まります!
電車が止まっても走ります!
打刻切ってから仕事します!
給料は一本のマヨネーズとお客様のありがとう!
残業代はマヨネーズ!!

…こんなである(抜粋)
労わる声を聞けば苦笑するしかない。]


ふむ…無糖≪ノン・シュガー≫か。
こうも香る物なのだな。初めて知った。

[紅茶の大惨事≪エキタイ=ミ=エマスカ≫はきっと
彼は知らないだろう。語る方も恐ろしいが、
ヘクターの世界では以下略である。
今は入れてないが本来ならばコーヒーに
マヨネーズが以下略であってだな。]

失敬、餓鬼デハナクテ…カルヴィン、ダッタナ。
イケスカナイ奴ハ好キダ。

[クククッと笑う英雄≪ハカタノ=シオ≫は
彼の望みを聞くと面白いと言うように。]

マァ飲ミ込マレナクバ上手クイクダロウヨ。
吾トシテハドウ転ンデモ構ワナイガ。


吾モ、乙も行かん。

[元に戻ればヘクターはやれやれと。]

久し振りに働かなくて済むのだぞ?
動く方が面倒だ。

[そう言って、無糖≪ノン・シュガー≫チャレンジ。
…味がないと言って難しい顔をするだろう。*]


【人】 会計士 ディーン

[消える間際、投げかけられる言葉>>8に鼻を鳴らす。
正面から打つかれる相手であれば、最初からそうしているとも。
けれど彼の構えるシャムシールだって、携える不思議な力だって。
真っ向からいったのであれば、到底適うものとは思えないから。

"消える猫"の事など知る由も無ければ、彼の胸中の悪態>>9になど気付くわけも無く。
気付いた所で、運が悪かったと返すしかないだろう。
悪態を吐きたいのは、此方とて同じ事なのだが]

 素直に……食らっとけ よ!

[突き出したナイフは、その肉を抉るには足りず>>10
僅かに肉を掠る感触は、いつだかに覚えたものと同じもの。
焦りと憤りから、乱雑に舌を打ちながら。咆える相手の言葉>>11に、動かぬ顔で眉を寄せる]

(16) 2015/06/29(Mon) 14時頃

【人】 会計士 ディーン


 ――あんたにこの命を預けて、それで解決する話でも無いだろう!
 私は……死にたくは、ない……!

[願うのは、たった一つ。生きて此処から帰る事。
誰が待って居なくても良い。ただ、生きてさえいられれば。
ああ、そうだ……盗まれてなど、やれるものか。

相手の嘲りになど、気付けないまま。
一拍遅れて続く言葉には、向かう視線を鋭くして]

 ……ちょ、クソ!近寄るな……!

[掠った刃を収め、体勢を立て直そうと退けば、駆けて来る姿>>13に瞠目する。
余りにも単純で明快なそれは、此方の反応を鈍らせるのには充分で。
近付く距離を恐れる様に動く足は、半ば以上が無意識のものへ]

(17) 2015/06/29(Mon) 14時頃

【人】 会計士 ディーン

["逃す気は無い"、なんて、それは此方とて同じ事。
逃れる様に動く足に気付けば、だんっ、とその場に踏み止まり、取るのは迎撃の構えで。

振り上げられる"半月"を、さて、どう避けたものか。
未だ歩みを止めない相手に急かされる様に、踏み鳴らそうとした足は……雄々しい詠>>15に遮られる]

 ……な、に……ッ!?

[喉を引き攣らせ、言葉は上手く紡げない。
気流と共に生じた"紅蓮"は、今にも己の背を喰らわんとしていて。

――けれど。咄嗟に再び踏み鳴らした足は、どうやら間に合ったらしい。
その身を扉に躍らせる時間は無かったから、背後に作った扉でそれを受けざるを得なかったのが、難点といえば難点か]

(18) 2015/06/29(Mon) 14時頃

【人】 会計士 ディーン

[幸か不幸か火力不足だったらしいそれは、どうにか木製の扉でも防ぎきる事が出来た。
自らが作り出した扉を背に、猫の熱を感じながら。
そのまま崩れ落ちる様に腰を下ろしたのは、向けられるであろうシャムシールを躱すためで]

 ……〜〜ッ変な力を使うんじゃあないッ!

[八つ当たりの様にそう叫べば、不便な姿勢のまま踵を打ち鳴らす。

次いで扉が現れるのは、己の足元……では、なくて。
此方へ駆け寄る彼の一歩先へと、扉を作り出す。

流石の彼も、これでは足を止める他無いだろう。
そのまま駆けたのであれば、開いた扉に飲み込まれるだけ。
退いてくれたのなら、また充分な距離が取れるだろうと。

立ち上がる事はしないまま、ついと視線を上げる。
彼がもし勢いのまま扉へと駆け込んだのなら、次に現れるのは薔薇園の中が良いだろうかと、そんな事を考えながら]

(19) 2015/06/29(Mon) 14時頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2015/06/29(Mon) 14時頃


[『いけ好かない』
決して良い意味ではない言葉だが、自分にとっては褒め言葉。この席に着いてから初めてにっこりと機嫌良さげな笑みを浮かべ、彼(=英雄)の方を見やる。]

 …僕も、物分かりの良い奴は好きだよ。

[同じように真似て言葉を返し。
『飲み込まれなければ』とのことには、内心で頭を傾げる。まあ考えても分からないし、わざわざ訊く程でもないだろうと自己完結。
続いた言葉に同意を示し、]


[淡々とした話し方が人間味を帯び、声音が元に戻れば]

 ……ヘクターか?
 不可思議なモノを身に宿しているんだな
 
[気味悪がるでも、興奮するでもなく。
ただ、純粋な興味をもって言った。]

 
[ストレートの紅茶を飲んで眉を寄せた彼に]

 大量の砂糖に慣れてしまえば
 近い将来糖尿病になるぞ…。

[…なんて。
今更しなくて良い心配を口にし、ケーキと一緒に飲めば丁度だろう?と声を掛けたか。*]


 今度が無い事を祈っているよ
 俺がここに来たから良いが、もしも隣に眠る妻がここに来ていたと思うとゾッとする


[どうして自分がここに居るのか、それはわかったものではないが、彼女が居ないのならば安心出来る
気を付ける、なんて言われればクスクスと笑ってその頭を撫でてやろうか]


 何、今はこれが食えただけで満足だ
 なかなか美味しいぞ。食べるか?


[ポップコーンをナイトメアに差し出してはみるが、それは受け取ってくれただろうか
そのままの意味だと言われればそれまでで。彼等が自分とは違う世界から来た者だなんて簡単には信じる事も思考が繋がるわけでもなかったのだが]


 あぁ、一緒だな。いや、一緒ではないのかもしれない
 この悪夢はこういう世界なのだから。朱に交われば赤くなる…と言うのかもしれないな


[フッと鼻で笑えば後ろから聞こえてくる足音に振り向いて]


 おや、“不思議の”
 キミもこちらに来たのか。いや、知ってはいたけれどね


[他の者がこちらに来ない辺りから察するに誰も観客席に来ようとはしないのだろう
舞台に上がるか、それともあの場に留まるか。どちらもサイラスにとっては考え難いものではあったが、彼が今居る以上それが事実なのかもしれない]


 すまないね、不思議の
 いや、すまないとも思っていないのかもしれない
 招待状は書いたが、血まみれになってしまったのだ


[嘘は言っていない。勿論彼のために何度も何度も書き直して完璧に出来上がった招待状は今、舞台の上で自分の屍と共に地にまみれてしまっている]


 それに、殺したのはキミの仲間の兎だ
 恨むならそいつに言ってほしいものさ


[彼が本気で自分の招待状を欲しがっていたか、と聞かれればそうではないのだろうが。それでも、嫌味ったらしく言ってしまわずには居られずに]


 それはさて置き
 不思議の。これは食べるかね


[手に持つはポップコーン。ナイトメアが全て食べていなければまだ残りはあるはずだが、それを彼は食べようとしただろうか**]


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2015/06/29(Mon) 20時半頃


【人】 会計士 ディーン

[駆ける姿>>25と対峙して、木の焦げる臭いを背中に嗅ぐ。
立ち込める黒い煙に小さく咳き込みながら、腰を降ろしたのは、どうやら正解だったらしい。

慌てて此方を向く碧>>26に、笑みを返してやりたい気分で。
けれどぴくりとも動かない表情は、ただ真摯に彼へと向けられる]

 わ がままは、どっちだ!
 刃物だけで戦ったら、それこそフェアじゃないだろう!

[向けられる言葉に、苛立ちと焦燥が煽られれば此方からも。
小さなナイフとそのシャムシールじゃあ、釣り合いが取れないと抗議めいて怒声を返す。

それに此方はこういう経験は皆無なんだ。
少しくらい、ハンデをくれたって良いんじゃないか……なんて。流石にそこまでは、口にしたりはしなかったけれど]

(33) 2015/06/29(Mon) 21時半頃

【人】 会計士 ディーン

[空へと躍るその姿>>27を目に焼き付けたなら、此方も黙ってそれを見ていられるわけも無く。
相手が舞踏の様に刃を翳すその瞬間、足を踏み鳴らす事は叶ったらしい。

飛び上がった勢いのまま、飛び降りる様に扉へと吸い込まれる姿には、嘲笑を禁じえない。
上手くいったとほくそ笑む事が出来ない分、精一杯、鼻で笑ってやって]

 は、は――!
 ざまぁないな!

[子供みたいな勝鬨を上げて、ふらつく足で立ち上がる。
随分とまあ無理を強いてきたせいか、疲労は既に限界に近付いていて。

嗚呼やはり、さっさと決着をつけなければ、と。
募るのは焦燥ばかり]

(34) 2015/06/29(Mon) 21時半頃

【人】 会計士 ディーン

[黒い薔薇へと身を沈める彼>>29の近く、澄んだ音と共に転がる刃へと視線を向け。
足で近付くより早いだろうと、踵を踏み鳴らせば、現れた扉でそのすぐ隣へと。

そうしてその剣を手にしたのなら、より遠くへと投げ捨ててしまおうか。
……もう、二度と。彼がそれを手にする事の無い様に]

 ……覚悟は、出来てるんだったよな。
 "アルヤス"。

[一歩二歩と、足早に今度は此方から彼へと近付き。
つい呼んでしまった彼の名前は、酷く強張って響いた。

漂う薔薇の香り。
果たして彼の顔は、此方を向いているだろうか。

茨に刺されたのであれば、すぐに動き出す事は叶うまい。
目についた武器は奪ってやったから、反撃の術もきっとありはしないだろうと。
とはいえ彼がどう足掻こうとした所で、ディーンのする事に変わりは無い]

(35) 2015/06/29(Mon) 21時半頃

【人】 会計士 ディーン

[それでもすぐに彼へと刃を振り下ろさなかったのは、邁進故か……それとも、別の感情からくるものなのか。
ディーン自身にも分かりはしないまま、漸く振り上げた刃は、酷く緩慢なもので]

 …………、おわらせてくれ、よ。

[懇願めいて落とした言葉の真意は、彼に伝わるべくもない。
後はただ、振り上げた刃を突き立て様とするだけ**]

(36) 2015/06/29(Mon) 21時半頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2015/06/29(Mon) 21時半頃


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2015/06/29(Mon) 21時半頃


ホウ?面白イ奴メ。

[英雄≪ハカタノ=シオ≫はクスクス笑う。
気分よさそうに笑む彼に対しカラカラと
声を返せば空になった皿の上へナイフと
フォークを静かに置いた。
行くか行くまいか聞かれた言葉への
返答と共に理性が元通り≪フヘン≫になる。]

…あー、確かに乙だ。あれ≪ハカタノ=シオ≫は乙であって乙ではない、いわゆるもう一人の自分という奴だな…。

[受け継がれた血筋≪ヒーロー≫の力というべきか。
おかげで異様に元気≪ビョウ=キ・ナラズ≫なのだから
いつ倒れても可笑しくないのに凄いところ。]

糖尿病≪ブラッドロリ≫は……嫌だな。

[甘いケーキを口に運び、続けて無糖を飲む。
…こういう嗜みもあるのか、とヘクターは真顔である。
(砂糖は大体硬弾丸魔撃になっている)]


― 城壁前 ―
[あいも変わらず不意打ちなんて頭にねーと言うような
でかでかとした開戦の声に、僕は顎を上げて見る。

  ……あいっかわらず……(気持ちいい奴。)

す、と目は落とし。 対峙する双刀の黒髪を見りゃぁ、
あん時の続きのような戦いが始まろうとしていることに
縁のようなもんも感じつつ。]

  因果がやり合うよーになってんのか…

[不思議と鏡、混ざり合うよで混ざる事のない世界。
中途半端なキャストが最初におん出されたってーのも]

  ―――なかなか言い得て妙だねぃ。

[はふ、と吐く息は湿気を含んで薄闇に溶け、
僕は白兎と向かい合う僕の命に視線を戻す。
  ――――現実味なんて、まるでない。]


  あんたに盗まれた覚えはねーんだけどなー。

[ ”命を預ける”だの ”盗む”だの。
ふわり舞うショールをひっ捕まえて、聞いてやりたい。
そんだけの覚悟は一体どこから湧いてんだ って。

( まあでも。  ……いっか。
  ひでー奴じゃあ、なさそーだし。)

僕の命を持ってる事をアリス達は知っているのか、
それすらも知らない。 餓鬼に遊ばれる駒のような命。
撃たれて死んだ筈の自分の命が弄ばれてるってーなら、
強ち悪夢も間違っちゃいないのかもしれないが。


 さく、さく、ゆっくりと草を踏む音は
 目の前の光景とはひどく乖離していて
 命を取り合う2人の風は 僕の髪も耳も揺らさない。

 静かに ひどく静かに、僕は兎とアリスを見ていた。]


  ――― ぁ、落ちた。

[白兎が作った落とし穴に キレーに落ちてく姫
そこにひょいと近づきのぞけば、覗き返すような深淵。

こんなん、どー戦えっつーのよと
至ってマトモな人間の僕は
ふらつきながら声を上げる兎を見て ]

  生きて会いたかったねぇ、もーひとりの兎。

[にや、と笑ってみせたのは
アリスを屠ろうとする者への、薄い意地のような手向け。

木に凭れた猫は、まだそこに居たのかどうか。
もし目が合えば ちょいちょいとひとつ
 ”下” を指さして見せて。

長い耳は、口をあけた昏い穴に 吸い込まれる。**]


メモを貼った。



( ははっ。
  預かった命を返す術。持ってんのかよ。)

[持ってないだろ、と声に出さずに、
唇だけを僅かにゆがめた。

(――あいつに会えるように
 してくれるわけでもないだろ)

殺人は殺人だ。それ以上でも以下でもない。
目覚められないのは、自業自得だ。自業自得だけれど。

アルヤスの吐く宝石の様な言葉一つ一つを
豚の餌にしてやりたい。
……こうまで素直にひとを「嫌いだ」と思ったのは、
どれほど久しぶりだっただろうか。]



[鮮やかに、猫が躍った。
扉が現れ、兎がそれを回避し「変な力を使うな」と喚く
(まったくだ、と白兎に同情した)
アルヤスはそれに言い返して(まるで子供のようだ)]


[ラルフは静かに、息を吐く。

……きっと、あの男の纏う空気は、
ドブの底で生きてきた生き物には、清すぎるのだ。
(そう、それに触れるには”手遅れ”なまでに。)

冷めた目で”アリス”を見てから、
ただ、白兎と女王を見届けている。
たんたんと、場を見続けている。]

[白兎が落とし穴をつくると、
その中に落下していくアリス。
鏡の国がどのように始まるかしらないが、
随分とらしいじゃないか、なんて肩を竦めた。

隣で、李の小さな感嘆の声が聞こえた。]


[指差し、落ちていく李に片眉をあげて]

 アリスを追いかける兎なんて、斬新だコト。

[そういいながらも、ラルフも気紛れについていく。]

  せめて薔薇の中じゃなきゃいいね。

[そんな言葉が真実になるのは、
そんなに未来の話ではなく

ふわりと高所から落下したならば、
そこは黒薔薇の園だった。
最初から身構えていたこともあり、
落下自体は失敗せずに、そのまますとんと降り立つ。
(もしかしたら、三月兎を踏んづけるなんてことが
 あったかもしれないが)

それから、その場から少しだけ離れて。]



『……覚悟は、出来てるんだったよな。
 "アルヤス"。

 …………、おわらせてくれ、よ。』

[そう云う、白兎の仕草はひどく緩慢で
ひどく、辛そうで。

ラルフはその時初めて、
「この劇、趣味悪いな」と、小さく呟いた。

こんな胸糞悪い体験をするからには、
「彼ら」は生きて帰ればいいと思う。

こんな冷たい場所で、終わってしまわずに。**]


【人】 会計士 ディーン

[揺らめく虹彩>>44になど、気付く事は無い。
であれば勿論、彼の"隠し持った武器"になど、気付く事も無く。
近付く足が警戒するのは、先に見た奇妙な"魔法"だけ。

此方を見上げる碧には、寸の間息を詰めながら。
吐き出す息は、酷く震えてか細いもの。

"アリス"の向ける笑みは、どう見たって虚勢混じりのそれだというのに……どうしてこうも、眩く見えてしまうのか。
ディーンが浮かべる事の叶わない笑みには、妬みを越えていっそ羨望すら覚えてしまう]

(54) 2015/06/30(Tue) 10時頃

【人】 会計士 ディーン

 ――……黙れ……!

[覚悟など、とうの昔に出来ているとも。
既にもう、自分は一つの命を散らせているのだから。

……そう、返す事が出来れば良かったのに。
鼻で嗤われ>>46たのであれば、冷静になど返せる筈も無い。

それに、振り上げた手には思いがけず躊躇いが滲んでしまっていて。
こんなザマで何を言った所で、ただの負け犬の遠吠えにしか聞こえないだろうと。

それでも、此処で手を止める事なんて出来やしない。
目の前の"アリス"を殺す覚悟が出来ていなくったって、殺さなければ殺されるのだから。
自分の意思とは関係無く、やるしかないのであれば、やるだけだ]

(55) 2015/06/30(Tue) 10時頃

【人】 会計士 ディーン

[吐かれる悪態>>47には、返す言葉も無い。
けれど振り下ろす刃は、"約束"の一言>>48にまた、鈍さを増していく。
続く彼の声>>49はもう、耳に入れてなどやらぬ様、ぎゅうと唇を噛み締めた。

言葉を交わす度、振るう刃は錆び付いていく。
力強い彼の言葉はまるで、此方の武器を何もかも取り払おうとしている様にも感じられて。
――恐ろしくて恐ろしくて、堪らない]

 …………ッな、

[聞こえてきた咆哮>>50と共に、"跳ね返される"感覚。
わけが分からなくって、幾度も瞬きをしたものの。
半ば反射で打ち鳴らそうとした足は、跳ね上げる身体>>52に邪魔をされる。

空が白に代わった事>>51など、意識の外の出来事で。
見詰めるのはただ、白金へと戻った、見知った彼の姿だけ]

(56) 2015/06/30(Tue) 10時頃

【人】 会計士 ディーン

["魔法"であれば、扉をもってして逃げおおせてみせただろう。
ギリギリの所、それくらいの冷静さはまだ残っていたから。

――だけれど。
彼の隠し持った、予想外のその"鏢"は、ディーンの判断を大きく鈍らせる。

それでも、向けられたのが首筋でなければ、それにだって反応出来たかもしれない。
或いは彼の髪が未だ、漆黒を保っていたのなら。

浮かび上がる幾つもの仮定は、今となっては無意味だ。
向けられた刃に、ディーンは震える身体をぴくりとも動かせなくなってしまったのだから]

(57) 2015/06/30(Tue) 10時頃

【人】 会計士 ディーン

[はくり と、空を食む。

刃を向けるその姿と、添えられたその場所に、遠く"彼"の姿を幻視して。
押し付けられた頭の痛みだとか、皮膚に入り込む刃先の熱さだとか。
ちらつく"記憶"は、絶望にも似ている]

 ――…………、……、

[吐き出した言葉は、もう形になりやしない。
振り上げたままの腕だって、今から動かした所で間に合うかどうか。
一度、二度。深く呼吸をするのは、許されるだろうか。
縺れる舌を何とか動かして、捧げるのは、ただ一言]

(58) 2015/06/30(Tue) 10時頃

【人】 会計士 ディーン

 覚悟は できてるん、だろ。

[同じ形で、けれど違う意味を孕ませ。
答えが得られないのであれば、再び刃を振り下ろそうと]

(59) 2015/06/30(Tue) 10時頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2015/06/30(Tue) 10時頃


  だーってこれを見届けに来たんだろ。
  俺も、あんたも。

[ ひょいと踏み出した一歩。”次の句”は、
僕のロングブーツと一緒に 扉が作った闇に溶ける。
どーせまた落ちるんじゃねーのとは 思っていたけど]

  うっわ、可愛い耳して えげつねーのなぁ。

[茨の生け垣に  すと、と降り立って
薔薇園で棘にヤられてる姫を見りゃあ、危機感というよりはこんな場所に落とした彼の趣味に感心した。
(手前にもにたよーなブツが付いてる事はあえて無視だ。)

いやまあいい。
僕はそんなことよりも、更に趣味の悪い奴が居るって事を
忘れるべきじゃなかったんだ。]


  ぅげ、!!!!   っは。

[真上から両肩に乗る”何か”
痛いよりも先ず衝撃に襲われて、微かに前につんのめる。
ひょい、と ”それ”は 僕の肩から軽快に跳ねて
すぐ隣に華麗に着地しやがった。]

  …………………。

[怒りだとか呆れだとか色々通り越して、コメントに困る。

ぱんぱん、ぱんぱん、両肩をはたいて
肩口をちょいっと引っ張って足跡の有無を確認。
それから漸く出た言葉は ]

  なー、にゃんこちゃん。お前、ともだち居ないだろ。

[そんな歳に見えねー、でけえ、と揶揄ばかりされる目を
横一文字にほっそーくして 長い尻尾をはたいてやった。]


それでも尻尾がぷらーんぷらんしてるなら、先っぽを右手でギュッ。**


[同じ場所から落下したなら、落ちるところも同じだろう。

――というわけで、李の肩を踏んで見事着地したラルフは
うげ、とか、は、とかいう兎を無視して
とんとん、とブーツの底を鳴らしている。]

 同じところにつったってるアンタが悪い。

[そう言ったところ、ともだち居ないだろ、
というお小言が返って来たので肩を竦める。
数年前に裏切りましたが何か。]

[大きな瞳をうっすーく横一文字にして
こちらをねめつける様子にしれっと無視を決め込んでいたら
ぺしりと尻尾をはたかれた。

少しだけ痛いのが不思議。
続けざまに先っぽをぎゅっとされれば、]


  ! っ、も、う、それどこじゃないでショー
  見届けるんじゃなかったんすか?
  それとももっぺん耳攻められたいの?

[びくっと背筋を震わせながらも、
戦いの方を指差した。]

[鏡が罅割れる音が響く。

何が起こっているのか、
この血の香りが濃い薄暗い薔薇園では
はっきりとは見えなかったものの

アルヤスの髪がふわり、小さなランプの火のように
白金の色を取り戻すのを見た。]



  ――あ、 あれっ……

[ぎらり、煌めく鏢には見覚えがある。
俺の武器じゃん、と
歯噛みしたい気持ちを隠さずに
ぎゅうと、拳を握った。]

  剣だせるなら俺の武器いらんだろ……! ずりィ…

[皿だの剣だのを虚空からとりだす姿を思い出しながら、
むう、とちょっとむくれた顔で言う。

そうしている間にも、白兎とアリスの会話は続く。

覚悟はできてるんだろ、という言葉に、
ラルフは静かに目を伏せた。**]


  ………そー… さ、ねぇ。

[ ”見届けるんじゃあなかったのか” と、猫が
指し示すゆびの先。僕の意識はもんやりと霧がかっていて
返事は精彩を欠く。

あそこで行われてんのが僕に無関係だったなら
(なに、なに、きもちーの?)なーんて茶化したり
(黙れクソ猫噛み切るぞ!)なーんて尻尾をガブリする事も
もしかしたらあったかもしれないけれど

はぁ、と溜息ひとつ、 両膝折ってしゃがみ込む。

( なあ、ばからしーよなあ。 )
( 馬鹿らしい。馬鹿らしい。
  妙な期待を半分なくなったあの肩にのっけんのも
  妙な感情を白兎の変わらぬ表情の中に探すのも

  とーんでもなく   野暮だ。)]


  ふうん。 あれがアンタの武器なの。

[畜生勝手に使いやがって、なんて思ってんのかな と
視線と同じ高さできつく握られた拳を見て思う。
( もしも僕のが、って考えたら嫌な寒気した。)

猫を屠ったあいつはきっと 宣言通り大真面目で
猫の命をあの身に抱えて 白兎と戦っているんだろう。
こいつの意図とはかんけーなしに。]

  ………ははっ。

[ほんとーに、呆れる。 僕以上のばかなんじゃねーかって。
あいつが抱えてる荷物の多さも、重さも見えないけれど

その隙間に おマケみてーに
僕のいのちが乗っかってるんだって思ったら
馬鹿らしくて笑えてきた。

今更ひとっつ増えてたって かわんねーんだろう。]



[どこでも扉が出たと思ったら、今度は猫や鏡が出たり。
こんな奇妙な”戦い”は、はじめて見るものだけれど
眼前で交わされる 優しい殺気も
僕にとっちゃあ 初めて目にするものだった。

 白兎の声も アリスの声も
 殺意だけで相手を屠るものからは どこか遠くにある。


あの2人の合間に何があったのかは知らない。
それなのに
小さく けれど強く紡がれた白兎の言

救いを求める 祈りのように ――聞こえた。**]
 


[ふと、ベージュ色した三月兎の耳が
視界の端っこで低い位置にくるのを見た。

李の口から溜息が漏れる。
呆れたような虚ろな笑い声がやけに響く。
この男の内心などラルフは知らないが、
彼の命がアルヤスにかかっているらしいから
色々気が気ではないのだろうと考えた。

さきほどのぼやけた答からも、
李が目の前のやりとりに
集中を持っていかれていることは明白だ。

垂れ下がった耳を見ては、
硬く握った掌を解いて、
無言でその黒髪をわしゃりと撫でておいた。
ただの気紛れだ。]



[ふと、遠く遠くで
きらきらとハート型の光線が光るのが見えた。]

 …………。でたらめだわ。

[そんなぼやきも風に消える。
今は演者や舞台に、
何の影響も及ぼす事はできない。
何を思ったって、何を言ったって――

見届ける事しかできない。**]


…空気ガ変ワッタナ。

[音が聞こえる訳ではない。
見えている訳でもない。

だけど英雄≪ハカタノ=シオ≫はクスクスと笑っていた。

黒い薔薇園での物語も割れた鏡も何も知らない。
だけど静かに呟くのだ。]

…吾ラノ迷子≪アリス≫ハ立派ナ女王にナッタカネ?


紅茶を飲む。


驚いてカップを投げた。全部塩になっている。**


[ふわり、立っていた耳は
目の前の光景と、僕の中でもやりとする澱んだモノのせいで
ゆっくりゆっくり垂れていって
その先端が隣で握りしめられた拳を微かに撫でる。

僕はそんな事を気にもしていなかったし
あんまり意図して動かしているものじゃあねーもんだから
猫がその耳を見ていたことにも勿論気付かない。

自嘲と不安と漠然とした恐怖を抱えて
ただ真っ直ぐに 真っ黒の目を遠くに投げていた。]

  ………っちょ、  何する、ん    …だ。

[振り払うようでいて届かない、中途半端に上げた腕と
反射的に見上げた視界が 猫の真っ赤な目を捉える。

    林檎みてーな  まっかな 目。  ]
 


[ 糞餓鬼の声が谺する。
「まだ、あえるかもしれないのに、ね。」

 あのひとの声がする。
 「                」

 アタマの上にある掌は 似てるワケもねーし
 本物はもっとでっかいし もっとあったけーし
 間違うはずなんて、ないのだけど。

 草の上に見えなくなった ホージ茶のさいごのひとくちが
 今頃になって からだのなかから湧いてくるようで。]

   …………やめろ。

[ 薄い膜を張った黒水晶を くしゃり、 歪めて
 僕は赤い目から 逃げるように視線を逸らす。
 抱えた膝にかぶさる指は 白くなるほどに
 掴めない何かを 届かない何かを
 引き留めようとしていた。]




[ 歪む目とは対照的に
 目の前の2人を見つめ直した兎の顔は
 口元だけがどこかわらっていて。

 痛い時 辛い時 泣きてえ時は
 笑ぃやぁ 楽になるのだと

 持ち上がる口の端っこは 無意識のうち。*]

 


【人】 会計士 ディーン

[あてがわれる凶刃>>66に、ぱちり。一度瞬きを。
深く呼吸をし、少しだけ取り戻した平静は、けれど最早意味など持たず。
返される言葉には、ほんの僅かに口元が歪む。
……いいや、歪める事の出来る表情など、持ってはいないのだけれど]

 やくそ く?……ふ、

[嘲笑う様な口調。
そんな事出来やしないと一笑に付そうとした所で、ふっと息が詰まる。

嗚呼これは――自分の求めた、彼の笑み。
眩しいそれに、きゅうと目を細め。
まさかまさか、その笑みが再び自分に向けられるとは思っていなかったものだから。

じわりとこころに滲む喜色は、どう表したものだろうか。
この一瞬だけは、敵だとか悪夢だとか、全てを忘れられる様で]

(78) 2015/06/30(Tue) 23時頃

【人】 会計士 ディーン

[蒼い瞳に、ただその姿を映し。
返される視線>>68には、酷く満たされた様な心持ちで。

……誰かの"視線"が心地良いと思ったのなんて、果たしていつぶりだろうか。
病を患ってからは、人の目からは逃げてきてばかりで。
完治したって、視線は恐ろしいものであって、変わりは無いのだと思っていたのに]

 …………、

["約束"を、と。求める声に、小さく唇を動かす。
けれどまだ、名を口にする事は無く。

持ち上げられた鏢>>69を、伏せた瞳で見詰めながら。
惜しむ様なその緩やかさには、苦笑すら浮かんでしまう。

碧のプライドなど、知りはしない。
知れば少しは、残念に思ったかもしれない。
――自分はただ、"盗む"べき存在でしかなかったのかと。

嗚呼それでも……その感情すら、ディーンの身には大それたものなのかもしれないが]

(79) 2015/06/30(Tue) 23時頃

【人】 会計士 ディーン

[捧げる言葉は、彼にとっての"盗むべき命"の一つではなく、ただ一人の"友人"として。
……此方が勝手にそう思うくらいは、許されるだろう?

ディーンをも救うと言うのであれば、やってみると良い。
交わした"約束"を守ってくれるというのであれば、此方からも]

 ディーン だよ。
 ……アルヤス。

[ナイフを握った手を開く。
その刃が地に落ち音を立てる前に、首へと広がる熱に身体が揺らぎ。
支える意思を失った身体は、そのまま彼の前で膝を付く形に。

熱と、眼前に散る赤と。
咳き込む度に広がるそれを手繰る様に、首元へと手を伸ばした]

(80) 2015/06/30(Tue) 23時頃

【人】 会計士 ディーン

[溢れる血は、止められやしない。
どれだけ押さえたって、流れる赤は止まってはくれない。

視線はそれでも、そこにあるだろう碧を仰ぎ。
笑む口元は無いけれど、吐く息は確かに笑みを形作る。

そっと彼へと手を伸ばし、上げ切れなかったてのひらは、ただ空を切る。
此方から触れる事など叶わぬまま、白は段々と赤く染まっていく]

(81) 2015/06/30(Tue) 23時頃

【人】 会計士 ディーン

 ……あぁ、しにたく ない なぁ……。

[掠れた声は、果たして形になっただろうか。
もしかしたら、吐き出した息がただ空気を震わせただけかもしれない。
けれど混じり気のない本心は、するりと口から滑り落ちて。

嗚呼何とも様にならないものだと喉の奥で笑えば、大きく咳き込んで身体は地に堕ちる。
薄く開いた"硝子玉"は、もう何も映す事は無く*]

(82) 2015/06/30(Tue) 23時頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2015/06/30(Tue) 23時頃




[何するんだ、という制止の声は聞かない。
振り払うには中途半端な高さで留まった腕にも、
知らん振り。

淡々と見据えた黒耀の瞳には、
自嘲と不安と漠然とした恐怖が
ぐるぐると渦を巻いて、薄い膜を張って、]

[ きっと、どこかの 俺ではない誰かを見た。 ]

[やめろ、という声がして
くる、と逃げるように視線を逸らされてから
漸く、ラルフは李から掌を離す。]


[膝を抱えて小さくなって
耳を垂れ下げて、何かに怯えて]

  漸くうさちゃんっぽくなったっすね。

[そんな李に向かって、淡々と叩くのは軽口。
目を潤ませながら下手くそな微笑を浮べたから
ラルフは汚いものでも見た、というように視線を外す]

  今、迷子みたいな顔してるよ
  なさけねーっすねえ。成人した男が。

[視線をあげれば――

 白が、赤に染まる瞬間を目撃した。]


[ああ、そうか、という諦念と、
野郎、とアルヤスに飛びかかりたい思いと
ごちゃり、と混ざり合った思いは、]

  ――……これで、望みどおり?

[誰に向けたものかもわからない、
問いとして零れる。

言葉は只、黒い薔薇と、
白兎が放つ濃い血の匂いにとけていった。*]


メモを貼った。


[ ( うるさい )

アタマの上から降ってくる全然軽くない軽口に
今は反論するだけの気力はなく。
相変わらず膝を抱えたままで
さっき背けた目をちら、と上げるだけ。

明らかな嫌悪を乗せた目
そんな自分から去っていって
自分も目線は「覽るべきもの」へ。]

  うさぎでも 迷子でもねーやい。

[すぴ、と鼻が鳴るほどにならなかったのは
隣に猫が居たからで、
そもそもこんなザマになったのも猫のせーだけど
”なさけねー”のは100も150も承知だから、否定しない。

成人どころか30も過ぎてるって言ったのなら
「まさかぁ〜」なんて 馬鹿にされるんだろう。]



[『約束』が何のことか、僕には分からなかったけれど
それが聞けねば”預かれ”ねーとでもいうような物言いに

それを受け、渋るような寸刻の後 白兎が
『名』と引き換えに握ったナイフを地に落とす。

   噫、まるで 預かる命の戻し先を訊くようだ。

自身が死した後に成された名乗りは知らぬ儘
僕の体を奪っていったあの双剣は、
名をくれることはなかったな、と思い出した。]
 



[咳き込む兎の背が揺れるたび
薄暗い中でもはっきりわかる 夥しい命の赤は
周囲の薔薇を色めき立たせる。

むせ返るような鉄の芳香は 薔薇の臭気とあいまって

あたり一面 血の海のような
あたり一面 大理石のロビーのような

僕の旧い 旧い 記憶の扉を掘り起こす。
まるで 白兎が開いた 魔法の扉のように。]
 


[猫の声が聞こえ、
僕は ”悪夢”から”悪夢”へ 呼び戻される。

赤く染まった兎から目を離さぬまま]

  この夢が終わってねーから
  少なくとも俺の望みは叶っちゃいねーです。

[微かな安堵は確かにあれど、
まだあと何人居るのかも
アリスがあと何人の命を”預かれば ”終わりが来るのかなど
一匹の三月兎にゃわからぬこと。

絶望までの期日が伸びたような感覚ばかりが
澱みきった胸を埋める。]


[ ”アルヤス”が死ぬ傍でほくそ笑みたい
そう言っていた彼の望みはひとつ 遠のいて
そのぶん、僕の細い希望はひとつ 近付いて

それを悪いと思うよーなことは、残念さらさら無いけども]

  やっぱりさ、帰りてーよなぁ。

[ぼやく声は 大きく吐いた吐息とともに。

自分にまだ「帰れる目」が残っているらしいことは
猫に対するちょっとした引け目になってることは事実で
それを紛らわすように立ち上がる。

”伸びた”と思った僕の絶望の時が
今度はいつ来るのだろうと 周囲を見渡し。

先刻までピンク色のキラッキラが舞っていたあたりが
やけに静かに *燃えていた。* ]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


["観客の役"。振り返るその顔に微笑みを湛えながら、彼女は確かにそう言った
緩やかに揺れる漆黒の髪。妖艶なまでのその眼差しを受けながらも、その赤い唇が"蝶"の名を紡いだのなら。

覚えたのは、煮える程の嫌悪感。]


 ……ご心配有難い、が。
 君に心配されるのは……、何故だろうな。非常に勘にさわる。

 出来る事なら、二度と口にしないで頂きたい。


[向けた眼差しを僅かに鋭いものに変え、彼女の瞳の向く先――舞台へと自分もまた、目を向ける。
そうすれば舞台の上で演じるのは見知らぬ男が一人、女装した男が一人、あの時森で見たアリスと、そして――時計ウサギ。

成る程、今舞台に残っているのはこの四人と言う事だろうか。そうなれば、浮かぶのはあの時の山羊の声。
嗚呼、…そうか。彼女の言う"観客の役"というのは、即ち。]



 私は、観劇が好きでね。
 休みの日には色々な劇を見に行くのが趣味だった、が。

 ――こんなにもつまらない劇は初めてだよ。実にいい趣味をしている。


[吐き捨てるように呟いた言葉は、果たして彼女に届いただろうか。
届いたとしても、届かなかったとしても。男はもう話すことは無いとばかりに、苛立ちの篭る顔をそっと逸らしはしただろうが。]**


[そうしてまた、舞台を見つめ。
始まろうとしている戦いの予兆を眺めていれば、ふと返された声に視線をそちらへと向ける。]


 ……"知っていた"、か。
 それは私としては不満なんだがね…、死に際は、誰にも見られたくはなかった。


[こんな席があると言う事は、少なくともあの"観客の役"には全てを観られていたのだろう。

嗚呼、嗚呼。何と口惜しい。
死に際の無様で惨めなその姿を、"お前"以外の誰かに見られる事があってたまるかと。
その思いだけで、壊れかけた身体をひきずり息絶えてやったというのに――それも全て、無駄だったのかと。

その事に奥歯を噛みつつも、表情には出さず。
彼が自分への招待状の話をしたのなら、"それじゃあ書かれた会場の名も読めそうにないな"、と軽口を返したりなんかして。
しかし、彼の死に際の話をされたのなら。流石にその眉をほんの少しだけ顰めてみせた。]



 ……、へぇ。あの時計ウサギが?
 それは意外だな、あれは誰も殺せないと思っていたよ。


[自分はあの時計ウサギの事をそう知っている訳じゃあない。
この夢で出会い、そして少し言葉を交わした程度。名も知らなければら語れるだけの情報なんて持ってはいない。

しかしそれでも、その時に話した雰囲気から。あまりそういった事とは縁のない者だという印象を受けていたものだから。
だから小さな驚きに目を見張りつつ、肩を竦めて。そして差し出されたポップコーンには、ほんの少しだけ笑って見せた。]



 あぁ、頂こう。塩かキャラメルかどっちかな。
 ついでに飲み物も貰いたいが……ポップコーンと言えば、コーラは無いのか。


[そうして冗談のように言葉を紡ぎ。差し出されたポップコーンを一つ摘めば、口の中へと放り込む。

嗚呼、そう言えば。"お前"と映画に行った時にも、確かポップコーンを食べたんだったかな、なんて。

先程から胸にのし掛かる、沈んだ気持ちを拭いされる事は無く。
それからはそのまま、舞台の上をぼんやりと眺めるばかり。]*


[舞台の上では、二つの戦いが繰り広げられる。
その両方を、さもつまらなさそうに見つめながら、指は自然と手にした時計の文字盤へと。

この時計は、自分の一番のお気に入りの時計。集めるのが趣味だった時計も、嗚呼今はこの一つだけあれば良いとすら思う程に。

舞台の上では、物語は既に終焉に近付いており。
時計ウサギの喉が掻き切られる様を――その時に紡がれた言葉を。
それを聞いたのなら、男は観客席の端っこで、自嘲気味に低く、低く嗤った。]*


  ……あっそ。

[まだ叶ってない、といわれて小さく相槌をうつ。
視線はどこか遠くを見ている。

只今上演中の悪夢では、焔を纏った双剣が、
遠く見える女王の体を貫いたところ。
ラルフはそっちに駆け出しそうになって

――目の前で横たわる白兎と、
未だに生きているアルヤスの姿に釘付けになって
動けず]


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