人狼議事


84 戀文村

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― 昔語り ―

[戦地に向かうまでに思い返していた話のひとつ。
 それは戦争が始まる前の追憶]

[山奥の村で生まれた一つの命は、未熟児だった。
 早産ゆえの未熟。
 月満ちて生まれていれば幼馴染の二人とは一つ違いになっていただろう。
 母親自体、産後もなかなか体調が戻らなくて、父と、そのときはまだ生きていた父の母親――祖母が手伝ってくれたからこそ、なんとか育ったようなものだった。

 そういった話は、ある程度育てば思い出話になる。
 けれどこのとき生まれた命は、何が悪いという明確な原因も見つけられず、けれども虚弱とも言えるほどに体が弱かった。

 熱を出さない日は無く、元気に動き回った日の夜には熱を出すような子で。
 村にいた医者に、長くは生きられないだろうと言われるような、そんな体だった]


[それでも、生と死の境に何度も近づきながら、ある程度育ち。
 熱を出さない日が長く続くようになってきた5歳のある日。

 村の、悪戯盛りの年かさの少年たちが、ちびっこと遊ぶ日。
 三つはなれた姉もまた、自分の遊びに夢中になった日のこと。

 めったに遊びに参加しなかった、体の弱い子供が遊びの輪に入り。
 けれど、仲間についていけずに置いていかれたのだった。
 
 それだけならごく普通にありふれた村の一日だ。
 子供ゆえの無邪気さで、一緒に居てもつまらない相手から自然と離れるのは仕方がないことだ]


[無理についていこうとした幼子が、村はずれの雑木林の中で迷ってしまったのもまた、仕方がないことだろう。
 戦争が始まる前にはあの場所も、林というよりは森に近いほどに木が密集していた。
 5歳児にしては小さい子供が、仲間とはぐれて戻ってこれるような場所ではなかった。

 もとより、家の周辺から離れたことのない子供が、一人で帰ってこれるはずも無く。
 日が暮れ始めれば、雑木林の中は瞬く間に暗くなる。
 そんななかに取り残された幼子が恐怖を覚えないわけがない。
 その場に立ち竦み、泣き出してしまったのだった。

 当時、子供たちのリーダーになっていたのは村一番の乱暴もので。
 ナタリアの孫は、それを諫める側に回ることも多かった。
 14歳15歳、そういった年齢の子供たちなら、十はなれた子供の面倒を見させられたり、労働力として期待されもするころ。
 それゆえに休みとして与えられた、遊べる日にまで子供の面倒を見てられるか、とリーダーがに煽って逃げ出したのが実情で。

 そのとき、傍に居なかったナタリアの孫の少年がそれを聞いて雑木林へと助けに向かった]


[助けてくれたときの少年の顔は憶えていない。
 泣き疲れていたのもあり、熱を出していたせいもある。
 ただ、しっかりと抱き上げてくれた腕の確かさと、触れた体のぬくもりと。
 気を紛らわせるためだろうか、祖母であるナタリアが作る、美味しそうなお菓子の話が記憶に残った。

 雑木林で迷っていた話は、まだ大人までには広がっていなかった。
 だから家族はただ遊んで疲れたのだろうと思い。
 姉もまた気づかぬまま。

 そうして村の子供たちとほんの少し溝ができて――かわりに、ときどき、ナタリアの家に顔を出すようになった。
 ナタリアをばあちゃん、と呼ぶのはその名残]


[そうして、それが――二十歳になるまでも続くとは。 
 その時はナタリアも、その孫も。

 なにより、そのときの子供も、思っても居なかったのだった*]


メモを貼った。


……すみません、俺こんなになって。

[本当ならば渡すはずの楽譜。
それは今頃、自分の抜け殻と共に。
あの村の何処かで眠っているに違いない。
せっかく、修繕してもらったのに。
唯一、それが残念なことか。

すると、しょげる彼にメアリーは首を横に振る。]

『いいんですのよ。こうして貴方がここに来てくださった。
……そこまで想ってくださるお友だちがいる。
ドナルドはとても幸せだったと思いますの。
メアリーはそんな彼と一緒にいられたことを誇りに思いますわ。
ありがとうございます、ヤニクさん。』

[もし、今生きてる状態であったなら。
多分、涙が出るほど満たされていただろう。
叶うことならば、そうしたかった。]


メモを貼った。


【人】 本屋 ベネット

―本屋―
[ホレーショーの去った後
>>18訪れたクラリッサに微笑みかけ
ランタンを受け取る]

 こんにちは。
 ええ、私の不注意で割ってしまって……
 幸いにも怪我はなかったんですが、少々寒さが際だちますね。

[窓ガラスの件にはそう言って苦い笑みを浮かべてみせ
>>23ヤニクのことを言われると、小さく頷く]

 お礼は筋違いというものですよ。
 それに……彼には、私と同じ目に合ってほしくなかったですし

[長くいれば、健全な男が何故平気でふらふらしているのかと
己と同じ罵倒を浴びるやもしれないと、青年は青年なりに心配してもいて
まさかその彼が既に現世を旅立ったなんて、今は誰も知らず]

(72) 2012/03/29(Thu) 22時半頃

【人】 本屋 ベネット

―本屋―
[クラリッサが去って、暫く。
>>46次に訪れたのは、ミッシェルだった]

 こんにちは、ミッシェルさん
 ええ、開けっ放しでは流石に風邪をひいてしまいます。

[苦い笑みを浮かべて、厚紙じゃ然程変わらないけれどと
冗談めかして一言。
エリアスが去ったのを、いまさら知った]

 …………ダーラの店でなくては、いけませんか?
 深夜ならば、構いませんが
 人目のあるうちに外に出るのは……あまり好みません

 他人がいるなら、尚更に。

[誘いかけられた言葉。
青年はたっぷり考えた後、申し訳ありませんと頭を下げた]

(73) 2012/03/29(Thu) 22時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2012/03/29(Thu) 22時半頃


メモを貼った。


【人】 本屋 ベネット

―本屋―
[ミッシェルも居なくなって、本屋には静寂だけが残る。
青年はシャツのポケットに手を当てた。
思い起こす、数時間前のこと。
軍人から>>60栞が欲しいといわれたときも、青年は同じしぐさをして、こう言った。

「数日前に入荷があったんですが
 あっという間に栞だけ売れてしまいまして。
 申し訳ありません」

いびつな細工のついた栞は、其処に。
幾ら金銭積まれようと、売り物には出来ない]

(76) 2012/03/29(Thu) 22時半頃

【人】 本屋 ベネット

[「――――…出来る事なら
 今すぐこの場から立ち去って頂ければ。
 理由は仰らなくても、察してくださるでしょう
 いくら国の為とはいえ
 血のにおいのする方を、この本屋に長く置いてはおけません 
 この場所は――――死から一番遠い場所でなくては」

>>61青年は彼の態度に心痛めながらも、はっきり出て行って欲しい旨を伝えた。
去り行く軍人の背を見遣り、青年がどんな顔をしていたのかは、誰も知らない]

(77) 2012/03/29(Thu) 22時半頃

【人】 本屋 ベネット

―本屋―

[記憶を遡り
僅かに痛む胸を押さえていると、>>75配達屋の姿。
青年は、笑顔で彼を出迎える]

 こんにちは、ウェーズリーさん
 今日は来ないのかと、思っていましたよ。

 ……何か、私宛の手紙でもありましたか?

[僅かな期待をこめて視線を向ける]

(79) 2012/03/29(Thu) 22時半頃

すみません……俺がこの手で……ドナルドを。

[すでにあるはずのない胸の痛みを覚える。
否、そんなような気がしただけなのかもしれないが。
耐えきれずに口にする。

姉のペラジーの亡骸の上に。
一輪の花を無造作に投げるドナルドを見た時。
彼が手にしていたナイフを見て犯人と気づき。
とっさに飛びかかり、揉み合う形となり。
結果、彼を死に至らしめてしまったことを。

後に知ったのは……実際に手を下したのは彼の上官。
ドナルドは、その後始末をさせられていただけだった。]


[もしかしたら、ドナルドは。
他の誰かは手にかけていたのかもしれない。

今は戦火で焼き尽くされたあの森には。
すでに真実を探すためのものなどあるはずもなく。
すべて、灰となり土に還ってしまった。

自分は戦争により、故郷も唯一の家族であった姉も。
それから……親友もすべて失ってしまったのだ。]


【人】 本屋 ベネット

[そんなに飲みたいなら、我が家でも良いじゃありませんか。
立ち去り際のミッシェルにそう声をかけたのは、少し前。
続いた去り際の問いかけに、あの時は答えなかったけれど]

 幸せになる権利は、誰しもあるはずです。
 他人に潰されて良いものじゃあ、ありません。

 思うことは皆夫々あるでしょうが
 ……生きているなら、生き残ることが出来るなら
 彼らの分も、幸せに生きるべきでしょう?

[そう呟いていたのを、>>75ウェーズリーは聞いたのだろう。
>>81手だけを差し出す彼の様子がおかしくて、笑う]

 いやですね、私一人しか居りませんから
 入っていらっしゃっても構いませんのに。
 
 ……例のビラだけですか。
 手にとって下さる方もいらっしゃいませんし
 本当に、帳面にして二束三文で売りに出せば少しは違いますかね? 

(83) 2012/03/29(Thu) 23時頃

ベネットは、ウェーズリーが居る扉の方へと向かいながら

2012/03/29(Thu) 23時頃


【人】 本屋 ベネット

―本屋―

 もしかして、私の独り言
 来客だとでも、勘違いなさいました?

[先刻の独り言が、聞こえてしまっていたかなとカマをかけた]

(85) 2012/03/29(Thu) 23時頃

[要領を得ない、しかも長い自分語り。
それでも、メアリーは辛抱強くすべて聞き。

そして、ポロポロと涙を流した。

それはあの村で時折見たクラリッサを思い出し。
チクリとしたあるはずのない胸の痛みが再び。

傍らにいた金髪の軍人は。
いつもその涙を拭っていた。
それは悲しみを受け止めているということで。
そこから逃げる自分に彼女が心開くはずもなく。

その涙を拭いたかった。
悲しみを受け止めたかった。

しかし、すでに叶わぬこと。
拭う手すらもないこの身では何もできない。]


【人】 本屋 ベネット

―本屋―

 おや、そうでしたか。
 毎朝早くから、お仕事お疲れ様です。
 一休みに誘おうかと思いましたが
 寧ろ早くお家に帰して差し上げたほうが親切ですか?

[たまにはお茶でも如何かと、誘いかける気でいたが
青年は彼の言葉に>>86瞬きながらチラシを受け取った]

 たまる一方ですからね
 資源は有効活用致しませんと。
 お国のためにせめてもの節約を試みたと言えば良いんですよ。

[彼になら、そんな冗談でも咎められないだろうと思いつつも]

 ――…独り言、内容までは聞こえていませんよね。
 だとしても、あくまで私個人の主義ですから

[生死に関係する独り言のほうには、一応言い訳を置いた]

(90) 2012/03/29(Thu) 23時頃

すみません、俺。

[なす術もなく謝罪するばかりだった。
だが、メアリーは首を再び横に振る。]

『いいえ、あなたのせいではないんですの。
ただ……あなたはとても孤独な方なのね。
帰る故郷を探していたんですのね。』


[彼女はひと呼吸おいてから。]

『メアリーもドナルドに出会う前は。
帰る故郷はなかったんですの。ドナルドも多分同じ。
彼はメアリーの故郷で、メアリーは彼の故郷。
故郷のない孤独は……とても辛いですわ。
心に大きな穴を抱えているように。』

[メアリーは自分で涙を拭う。]

『メアリーはとっても泣き虫ですの。
よく泣いて……ドナルドは涙を拭ってくれましたわ。
ごめんなさい、ヤニクさん。
ドナルドは、あなたから故郷を奪うのに加担した。
彼が召集された軍人だったとしても。変わらない事実。
そして、あなたをこんなにしたのは彼との約束。』

[メアリーの言葉は子守唄の様に優しく響く。]


【人】 本屋 ベネット

 たまには一日ゆっくりお休みになれれば良いんでしょうけれど
 このご時勢、手紙が行き交うことが多いですからね。

[彼はきちんと休めているんだろうか。
ふと青年はそんな心配が過ぎる。
賢いといわれると、楽しげに笑み浮かべ
お口チャックには今度こそ声を出して笑った。
青年は彼に届いた赤紙の件を知らない]

 ……そう、ですよねぇ。
 気持ちだけは、正しかろうと間違っていようと
 どうしようもありませんから

[割れた窓ガラス。
石を投げ込んだ誰かの気持ちも、誰にも止められるものではない。
嗚呼、と少し心につかえていた重石が軽くなった気がした]

 ありがとうございます、ウェーズリーさん
 
[手を振る彼に、昨日のように丁寧に頭を下げた]

(99) 2012/03/29(Thu) 23時半頃

『メアリーにできることといえば。
こうして泣くことと、祈ることだけ。
いつか、あなたが新しい故郷に巡り逢えますように。』

[それは正しく聖母の祈り。

ドナルドは幸せだったのだとようやく思えた。
彼が最期に気にしていたのは、彼女のことで。

彼女はすでに彼の死を受け入れ寄り添いながら。
愛し続けるという形で故郷を得ている。

ひとりであるが孤独ではない。]


『そういえば……ドナルドは何をあなたに?』

[そもそもの目的はそれだった。
身体がない以上、渡すのはすでに不可能だが。
楽譜に記されたものならば。
自分は取り出す術を持っているのだと。
ようやく気づいた。]


【人】 本屋 ベネット

 お互い気楽なお独り様、というあれですね。
 ええ、またお待ちしています。

[いつもどおりの挨拶に、いつもどおりに微笑み返し
それが最後になるだなんて、全く思っても見なかった。
また一人、静寂に包まれた本屋の店内で
青年は受け取ったビラを棚においておいた今までのビラとあわせ
裏を向けて、適当な枚数を合わせて帳面を作っていく。
割れた窓ガラスからの隙間風は止まないけれど
凍えるような寒さは、少しだけ和らいだ気がした]

(107) 2012/03/29(Thu) 23時半頃

ベネットは、何時もと変わらない一日を過ごした**

2012/03/29(Thu) 23時半頃


……歌です。彼はこの歌を貴女に。

[今はピアノも身体もない。
身体がないのだから、歌えるはずもない。
しかし、その想いを伝えなくては。
その願いだけが彼を突き動かす。
頼りない歌声だが……。

歌うのはベートーヴェン
「優しき愛(君を愛する)WoO 123」
Zärtliche Liebe(Ich liebe dich)

ドナルドがメアリーの幸せを願うのと同じように。
自分も彼女、そしてクラリッサの幸せを願いたい。
そんな想いで歌いあげる。
メアリーは全てを聴き終わり。微笑みながら。]

『ありがとう、ヤニクさん』

[そうつぶやいた。**]


メモを貼った。


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2012/03/30(Fri) 00時半頃


[何も言えず、黙ってみているしかない自分がもどかしい]

……ダーラさん…

[ダーラを心配そうに見つめる。]


ミッシェルさん…ダーラさんを責めないであげて…

[どちらの気持ちも分かる。だからこそ、こんなところで諍い合っている場合ではないと思う。]


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2012/03/30(Fri) 01時頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2012/03/30(Fri) 01時頃


ミッシェルさん…
確かに私たちは歪んでいるかもしれない。
歪んだ優しさかもしれない…でも、でも…
私も、エリアスも、何も残らなかった。
知らない所で、望まない方法で、理不尽に、それこそ、
人としてすら扱ってもらえなかった。

…ホレーショーさんはそれを見ていたからこそ、
皆をここで眠らせようと思ったんです。
ここで死なない人は、私達くらいの年齢なら、まず戦地に送られるから……。

それだけは…分かってあげてください。

[通じないのはわかっているけれど、それでも言わずにはいられなかった。]


分かってあげて…じゃない。
分かって…ほしい。
無理なのは…それこそ承知の上です…。

[溜息と共に付け加えた。通じないもどかしさを抱えて。]


ダーラさ…まさ…か…

[とっておきの酒に手を伸ばすダーラに息を飲む]


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