人狼議事


49 海の見える坂道

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[家路につこうとすれば、背中に罵声が浴びせられる。
振り向こうか、振り向くまいか、暫し逡巡する空白の時間。
静謐さが二人の間に舞い降りる一瞬を逃さずに、
ずっと気になっていたことを疑問として、滑り込ませる]

――――夢を捨てることが……。

[なるほど、夢の欠片が言葉の端々に輝いていた。
一度は置いた銀杯を掴み直して、
底を啜るような錯覚に囚われたのは、共感のせいだろうか]

飲んで飲み尽くして、空になっても飲み足りない。
夢なんて、酒みたいなもんだな。

[微かに寂しげな声音を響かせて、
後ろ向きのまま手を振ってから家路へと足を進めた]


[翌日に目が覚めれば、肌寒い朝だった。
硝子窓をコツコツと叩く嘴の音に、手を差し出して]

なんだ、手紙か……。

[くくりつけられた手紙を開いて、
寝台に寝そべったまま、斜めに読み始める]

さみー……。

[やがて手紙を読み終えると、
剥き出しの肩を両手で摩擦しながら、服を身につける。
店先に適当に見繕った薬と瓶を置くと、
地図とバス券をひったくるように指に挟んで、扉を潜る]

よし、んじゃあ、行くか。
この海も暫く見納めだな。

[ぐっと伸びをして、海を一瞥した]


ん、よおベネット。早いな。

[凄まじく簡易な、それでも一応旅装で
やってきた友人の姿を認めると、軽く挨拶]


いんや、構わないぜ。
どうせ出かけるところだったし。

[ベネットの謝罪には、気軽に手を振り]

ちっとランタン受け取ってくる。
なんかご丁寧な手紙が来てよ。ほら、地図とバス券まで。

[指に挟んだままの二つを掲げて見せた]

あー、薬は置いておくから、
みんなには適当に言っといてくれ。


まあ、誰でもいいんじゃねぇの?
ヴェスのランタン集めて並べよう、ってのははっきりしてるし。

自分で行かないのにも、何か事情があるんだろ。
んー、ちょっと遠そうだけど、偶には他の街も新鮮だし。

[地図に書かれた場所を指でなぞると]

ところで、ちょっとっていいのか?

[朝から彼が足を運んだ理由を尋ねた]


ふーん。そうなのか?
んじゃあ、何かあっちで困ったら電話入れるな。
たーすけてくれべねっとー、って。

[ニヤリと笑いながら答えて]

黒蝶貝のことか? あの後、ミッシェルに渡した。
まぁ……喜んではくれたと……思うけど。

[やや歯切れの悪い口調で返す。
物問いたげな視線をちらりとベネットに向ける]


【人】 奏者 セシル

―― 昨夜/宿屋「mer calme」 ――

そういう時は、
僕はみなさんのお婿ですって爽やかに言っちゃえ。

[結局誰の婿とも答えない少年へとそう言って。
ネルとお造りの登場に、ケーキの箱を抱きしめながらの出迎え]

それは…
高級店でしかお目にかかれないというお造り…!
ネルがまぶしくて直視できないっ
あー、ラルフさんずるいっ 私も!

[ささっと刺身をくすねるラルフの横から混ざる。
落ちそうな頬を片手で押さえつつ、どんな魚か尋ねたり。

ケーキの蓋を開ければ宝石みたいに散りばめられた果実。
レバーパテは臭みが全く無い事に驚きながら時は過ぎ行く]

(84) 2011/04/17(Sun) 23時頃

【人】 奏者 セシル

[ランタンの集め先は何処になるのか、自分も耳を傾けつつ。
ゾーイの口からはごく自然にヴェスの名が聞けた気がして]

ずっと待ってるか…。
不思議とね、どんなに遠くに居ても、
会えないなんて思ったことなかったな。

[ぽつりと零す]

…弾けそうなら。その時は。
ちょっと、難易度が高そうで。

[楽譜の曲。ベネットへと苦笑しながら返答を。
ヴァイオリンは直ったと、若干話を逸らしながら見送った]

(86) 2011/04/17(Sun) 23時頃

【人】 奏者 セシル

不思議で不安定な曲ですよ。
夜の華やかさを遠くで聞くような、少し、物悲しい曲。

[どんな曲かと問うネルへ、
賑やかさも落ち着き始めた席で答える。
ほんの数歩離れた所にあるピアノは触れぬまま]

ヴァイオリン直ったので、明日晴れたら星見酒でもしますか。

[誘いをひとつおいて、その日はお開き。
ネルの帰り際、今日はありがとうと、告げる言葉。
皆へも同じ謝礼をしたけれど、手紙の分だけ静かな労いが乗る*]

(87) 2011/04/17(Sun) 23時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/04/17(Sun) 23時頃


【人】 奏者 セシル

[昨夜の酔いと疲れもあって目覚めは遅く。
ベッドサイドの時計を見ればもう昼すぎもいい所]

むしぼし……

[最早終わっているかも知れないと思いつつも、
のたのた身支度を整えにクローゼットへ向かえば、
雨濡れた皺の形が残る包装紙をしょんぼりとつついた]

おはようオスカー君、
ミッシェルさんもおはようございます。

[遅すぎる起床の挨拶と共に酒場へと降りた]

ラルフさんが持って来てくれたケーキも残ってなかったっけ?
ミッシェルさん食べてなかったですよね。
サイラスさんの分も確かとってあったと思いますよ。

(90) 2011/04/17(Sun) 23時頃

【人】 奏者 セシル

いえいえ、十分楽しかったですよ。
オスカー君には結局逃げられてしまいましたが。

[サイラスの不在を聞けば、
オスカーが持ち寄るケーキの箱へと残念と告げて]

ふらっと現れそうですもんね、サイラスさん。
じゃあ店番の人と食べちゃった方がいいかも。
悪くなったら勿体無いですしね。

(96) 2011/04/17(Sun) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

あ、今日は朝ご飯大丈夫です。
パンもこれで終わるので、そっち食べちゃいます。

[忙しそうなオスカーへ言って]

今日も肌寒いですしね。
繁盛しそうなのにお店空けちゃって。

[不在の薬屋に小さく笑い]

ああ、そのランタン集めなんですけど。
宿屋の名前を出してもいいですかね。

メモはとってるんですが、主催者も判らないまま
大事なものを預かるにはちょっと。まだ。

[向こうもその方が安心だろうし、と付け加えた]

(101) 2011/04/18(Mon) 00時頃

【人】 奏者 セシル

薬の無人販売ってすごいですね。
サイラスさんは昔からそういう感じなんですかね。
マニュアル通りの店員姿が想像つかないですよ。

[うんうん、と頷き]

あ、結構集まってるんですね。
んーでも、蛍火っていうくらいだから
相当数が必要そうですよね。
とりあえず、やれるだけやってみてって感じですね。

[どうしたものかと、考え込みつ]

…間に合うかな。

(109) 2011/04/18(Mon) 00時半頃

え!? なんだ急に。

[唐突な問いには瞳を丸くして]

え、装飾品に使えそうだからって、俺ベネットに説明したよな?
なにがやっぱりなんだ?

[盛大に首を捻ってから、続く問いには唇を歪めた]

突然そんなこと聞かれると吃驚するわ。
んー、なんだベネット。誰か好きなやつでもいるのか。

[答えをはぐらかしつつ、瞳を斜めに傾けて彼を覗き込んだだろう**]


【人】 奏者 セシル

ありがたく宿の名前お借りしますね。

オスカー君は真面目ですよね〜
でも跡取り息子だから、
いつかはお嫁さん貰わないとですね。

[頬をつつかれる様子を微笑ましく眺めつつ]

あ、行きは船酔いが酷くて。
帰りには酔い止め買っていくことにします。
ミッシェルさんの保証付きなら、酔いにはすごい利きそうだし。

あー、宵越しの銭よりお酒ですか?

[溜息を吐くミッシェルに愛ですねぇと呟き、
見送りの言葉へは、困ったような、曖昧な笑みで頷く]

そうですね…、ちゃんと見送らないと。

(116) 2011/04/18(Mon) 01時頃

【人】 奏者 セシル

私も、まだどこかに居るみたいで。
頭では判ってても、だめですね。

[ミッシェルの素直な言葉と苦笑。
受け取り、に、と笑んで気を取り直す]

利かなかったら船の上から、
たっぷりと手紙を綴っておきます。
酒瓶に入れて流すので浜で受け取って下さいね。

友達でも、愛ですよ。

[赤らむ頬に、ぽふぽふ肩を叩いた]

(118) 2011/04/18(Mon) 01時半頃

【人】 奏者 セシル

私もオスカー君大好きですよー。
隣の部屋のやっぱり胸の大きな水商売風のおねーさんも。
オスカー君食べちゃいたいって言ってましたよ。
案外その手のおねーさんの間で口コミ流れてるのかも。

[大変ですねーと他人事。にこやかに言って]

あ、そろそろ虫干しの方に行ってきますね。
もう終わってるかもしれませんが。また、後で。

[二人に手を振り宿を後にした*]

(119) 2011/04/18(Mon) 01時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/04/18(Mon) 01時半頃


おーおー、なるほど。
ま、嫌いだとかそういった類の嘘は吐けないな。

[顎に手を添えて、唇の端だけで穏やかに笑う]

ランタン集めの理由か……。
うーん、生きてる奴らのため、かな。
俺は適当だけど、此処に住んでることも、
一緒に飲んで騒げるアンタらも、嫌いじゃないんでね。

[ベネットを指差して、それからぐるりと坂道を見回して]

謝んなよ。んじゃあ行ってくる。
あと、何を考えているのかは知らないが、
多分考えすぎだと、俺は思うぞ。

[最後にははっきりとした笑顔を見せて、
肩を叩いてベネットと別れ、やってきたバスへと乗り込んだ]


【人】 奏者 セシル

―― 郵便局 ――

[どれ位そこでそうしてたか。

"我らが友人ヴェスパタインを哀悼して、
来る彼の誕生日、ランタンを灯しませんか"

待合用の椅子に腰掛けたまま、その2行より先が綴れない。
何故死んだのか、いつ死んだのか。
皆の頭上にも浮かぶであろう疑問符を想像できても、
空白を埋められないまま時は過ぎる。

すぐに出さなければ片道の手紙でも間に合いそうも無いのに]

(160) 2011/04/18(Mon) 22時頃

【人】 奏者 セシル

[答えが出ぬままさらに52(0..100)x1分。
余白ばかりの葉書から顔を上げれば、
ふと目に入るのは、ラックに並ぶ絵葉書。

時にはネルも筆を添えたであろう彼からの手紙は
いつも、他愛もなくて、ありきたりで――ありのままだった]

…確かに、ここのパン・オ・ショコラは最高。

[声と共に抜ける息。
ほんの少し軽くなったペンが続きを綴る。

"彼の故郷でも同日、
蛍火の様にたくさんのランタンを集め灯します。
当日はそちらへは伺えませんが、是非ご検討を。"

簡素すぎる手紙は、けれど今の精一杯。
署名を添えて、手紙を窓口に預ければ郵便局を後にした]

(163) 2011/04/18(Mon) 22時頃

【人】 奏者 セシル

流石にランタン自体は間に合いそうも無いですよね。

[船便の足の遅さに呟きつつ、本屋への道を歩く。
何処かの金持ちが自前のヨットで来るならば或いは
と、そこまで考えて、軽くなった肩がまた少し重い]

あ、ベネットさん。
虫干し…もう終わっちゃいました?

[店の前あたりで見かけた姿に声を掛ける。
ネルやラルフの姿もあれば、こんにちわと合流する]

(169) 2011/04/18(Mon) 22時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/04/18(Mon) 22時頃


【人】 奏者 セシル

あー、やっぱり。すみません、鈍臭くて。
宿に一度戻る心算でしたのでご一緒に。

[微かに聞こえた鳴き声に、おや、と箱を外から覗く]

気づいてないってわけじゃないですよね?

[間違って箱の中に紛れてやしないか、念のために確認]

(171) 2011/04/18(Mon) 22時半頃

【人】 奏者 セシル

残り2割は、夕方くらいまでなら。

[ネルの片目を瞑るサインに瞬いて。
ベネットからも補足が入れば、わざわざ隠してのお届けもの。
捨て猫を拾う心境と例えていたオスカーに、事情はさておき合点]

なるほど。なにも聞こえません。

[耳を塞ぐ仕草をしてから、微かに笑う]

(176) 2011/04/18(Mon) 22時半頃

【人】 奏者 セシル

酔ってるベネットもあれはあれで、ほっとしますけどね。
いつもにこにこしてる人は逆に心配。

[二人の息抜きらしき会話を聞きながら、
どちらを見るともなくそう言って]

今夜は星見酒でもしようかなって、ネルを誘ってたんですけど。
良かったらベネットも息抜きにどうですか?

(188) 2011/04/18(Mon) 23時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/04/18(Mon) 23時頃


セシルは、ネルへも、どうかな? と、同意を求めてみたり。

2011/04/18(Mon) 23時頃


【人】 奏者 セシル

遅れた分を返上しますよ。
本当に、天気安定しないですね。
当日は雨が降らないといいけど。

[雲行きを見上げながら、ネルの話に頷いて。
ちょっと不器用そうな本屋へと、同じく慰めますよと笑む]

そのまま入ります?

[宿屋もそろそろといった頃合。
正面から箱ごと連れていくのかと二人へ問いかけた]

(195) 2011/04/18(Mon) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

[尋ねるまでもなく、扉を潜るネルに続いて店内へ]

こんにちわ、ゾーイちゃん。
お留守番…? オスカー君は奥かな?

[受話器片手の少女に、首を傾げつ店内を見回してみた]

(196) 2011/04/18(Mon) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

[行き違いになるほど。
ネルが置いたランタンを預かり、
ひとまずはベネットと共に適当な所へ置かせてもらうか]

あ、ゾーイちゃん受話器置かないと。
上げっぱなしだと、ね。

[首を傾げている少女は、
通話中でもなさそうなので促した]

(204) 2011/04/18(Mon) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

ヨーランダさん?
風邪でも引いたのかな。

[置けば直ぐに鳴る電話に吃驚しながら。
ゾーイの応答で大体の察しはついて]

お酒はまた今度でもいいですよ。

[なんとなく、ベネットの翠色を見上げて一言]

(206) 2011/04/18(Mon) 23時半頃

セシルは、ベネットの問いかけに、ゾーイの方が把握しているだろうと話を待つ

2011/04/19(Tue) 00時頃


【人】 奏者 セシル

ゾーイちゃんがね、
寝込んでる時に一人は寂しいって言っていたので。

[意味深だと言われた視線。目を細めて悪戯な笑み]

いってらっしゃい。
元気になったらって、ヨーラさんも誘っておいて下さいね。

[本の残りも片付けておくというなら、そのまま任せ。
ベネットを見送り、一息ついても戻ってこない姿に首を傾げる]

ネル遅いねぇ

[様子を見に行けばゾーイも来るだろうし。
ゾーイなら大丈夫そうだと思いつつどうしよかなと思案する]

(219) 2011/04/19(Tue) 00時頃

[ランタンを借りる旅の始まり。
軽快に走り出したバスの窓から、ぼおっと外を眺めた。
暫くの間お別れだと思うと、少しだけ名残惜しかったから]

ははっ、何してんだよ。
あー、やっぱり急だったかな。

[自らの店の傍をバスが通りがかったとき、
扉の前で頬を叩くミッシェルの姿が目に入って、小さく笑い]

なぁ、行ってくる。

[窓枠に肘をついたまま、目を緩やかに細めて楽しそうに呟いた**]


メモを貼った。


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