人狼議事


197 獣ノ國

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【人】 手伝い クラリッサ

―昼・大学構内―

[几帳面な人。毎日同じ時間に、同じ香りを漂わせるコーヒー。
今香るのは、甘いチョコレートと酸味の不調和な香り>>112>>113

マグで再び口を湿らせてから、相手の話を静かに聞く。
その間、目はじ、と相手の目を見ていた。

先生の口から零れる話は、次第に私の顔へと安堵を浮かべさせる。
決して甘くはないけれど、現実味を帯びた話だったから尚更。]

 ああ、先生の家にも彼の痕跡が。
 先生の言う通りだとしたら、ルーカスさんは自分の脚でこの國から出て行けたんですね。その前に、私達に悔恨を残さないようにしながら………やっぱり律儀よ。
 自ら望んで此処から出て行ったとしたら彼は……

(130) 2014/10/10(Fri) 01時頃

【人】 手伝い クラリッサ

[話の隙間に挟み込んだ言葉。
その後、躊躇いがちに出た問いには、既に笑みさえも浮かべそうな緩み切った口元をそっと閉じた。

再び口を開いたのは先生の、どこか独白染みた言葉>>115>>116を聞いた後だっただろう。]

 ………そんな話を聞いた後では、「いりません」って答えるしかないじゃないですか。

[甘い飲料に苦味が混ざる。
そのまま困ったように笑いかけた。]

 彼が、相変わらず何処かで時計のように生活をしていれば良いと思っています。出来れば、また……その光景を見たいので。

 先生は、さよならを言ってもらえなかった事を怒っていますか?
 嫌いに、なっちゃいました?

[机の下で握りこまれた拳に気がつくでもなく、朗らかな口調で問いかける。]
 

(131) 2014/10/10(Fri) 01時頃


中に入れてくれるなら、味見以上の事もさせてあげるわよ

[手を取り戯けた様に落とされた言葉には、悪戯っぽく微笑んで。そうして踵を上げれば、彼の頬に口付けた。
重たい荷物は彼に任せて、逆の腕に手を回し、すりと擦り寄る。並び歩くだけで、こんなにも幸せになれるのだから不思議だ。
傲慢で強欲な自分が、それだけで満たされるだなんて。以前のジャニスに言っても信じないだろう]

ええ、そうよ。返事のひとつも寄越さなかった癖に!

……でもね。アタシきっと、電話をもらっても、出られなかったわ。
だって、声を聞いたら泣いちゃうもの。

[ぱたん、と。扉の閉まる音には、小さく口元を緩ませる。蝶が蜘蛛の巣に招かれた事を喜ぶなんて、何ともおかしな話だ。

彼に半ば体を預ける様にして、するりと"時計"をなぞる。そしてその指先を見詰める視線に気付いたのなら、一つ。朗らかに微笑んでみせただろうか。
ジャニスの胸元……"時計"に口付ける彼の後頭部を、ゆるうく撫ぜて。そのまま、その首元に腕を回す]



そう。それの事。
でも、気に入ってもらえるかどうか、分からないわ。

[見上げる視線と、二度目の口付けに、ほんの少しの不安を塗り潰す為、ジャニスは楽しげに目を細めた。

そうして、ちゃりと小さく金属が擦れ合う音をたてながら、首にかけた鎖を引き出す。そうして背中側にある留め具を外せば、てのひらに蜘蛛と蝶との時計を落とした。
鎖を掴み、彼の眼前にそれを掲げる様にして。小さく小さく、首を傾げてみせる。気に入ってもらえるかしら?なんて。そんな不安を、無意識の内に滲ませながら]

蜘蛛と、蝶の時計。
多アナタが集めているのは、もっと上等な物だと思うんだけど――、

[自信無さげに言葉を落とし、彼が屈んだままでいてくれたのなら、時計から伸びる鎖をそっとその首に回しただろう。嫌がられなければ、留め具をはめてみせて。腕はそのままに、彼の瞳を覗き込む様にする。
彼の首から伸びるそれは、やっぱり、似合っているとは言い難かった]


……ごめんなさいね。時間が無くって、こんな物しか買えなかったの。
また今度、もっとマシなのをあげるから。

[ちゅ、と。小さく音をたてて額に口付け、そっと体を離す。そうして彼の反応にはあまり期待しないまま、ゆるく微笑んでみせただろうか。
……喜んでくれなかったとしても。その"時計"を外させるつもりは、毛頭無いのだけれど]


【人】 手伝い クラリッサ

―昼・大学構内―

[先生の視線を辿ると國の中央に堂々と佇む科学塔>>135がある。
背景は綺麗な青空だ。だというのに私には、それは魔女が住む塔にも見えてしまって。
目を細める。

学生時代の彼の事など、ましてやスーツ以外を身に纏っている姿は想像し難く、目の前でレモンティを嗜む先生>>136と彼の学生時代を思い浮かべては僅かに笑う口元をマグで隠す。

私の問いに答えた先生>>137との間に、哀愁にも似た湿った空気が流れた。
まるで置いていかれた経験があるかのような言動に一人でに下がる眉尻。]

 ……何か、嫌な事を思い出させてしまったのならすみません。

(165) 2014/10/10(Fri) 19時半頃

【人】 手伝い クラリッサ

 先生のお話を聞いていると護りたいとは思います。
 しかし先生の言う……飼育が「護る」という事なら、守られる事を望む獣人ばかりでは無いとも。

 何の解決策も見出せない人が口にすれば、ただの綺麗事になるでしょうが。

 ––––––––……飼育される事が嬉しいという人がいるのなら、そうしましょう。
 飼育以外を求める人がいるのなら……

[考える間、僅かに残ったチョコレートを飲み干す。
甘過ぎて、顔を顰めそうになる。]

 ……その人の"しあわせ"の為に何でもします。
 いつか、その幸せが無くなってしまうものだとしても。

(166) 2014/10/10(Fri) 19時半頃

【人】 手伝い クラリッサ

[目の前で断りを入れて電話に出る相手には、苦笑いにも近い顔で気にしていない旨を伝えただろう。
自分のマグの中身が空になったのなら相手の電話を、ただ待つつもりで。

ふと自分の端末にも目を通す。
電話中の相手に「すみません」と一礼してから文字を打ち込み始めた。]

(167) 2014/10/10(Fri) 19時半頃

手伝い クラリッサは、メモを貼った。

2014/10/10(Fri) 20時頃



…何とも傲慢な蝶だ。
君はもう、巣の中に居ると言うのに。

[悪戯のように落とされた言葉には、クスリと笑いながら言い返して見せて。こんな他愛のない言葉遊びを再び交わす事が出来る喜びに酔いしれる。
頬へと触れる吐息を感じながら、視線を降ろした先には僅かに浮いた踵。
――見えたそれを、どうにも可愛らしく思うてしまったと知れれば。彼は気を悪くしてしまうだろうか…それとも。]

……泣いてしまう、か。
それなら、電話をかけなかった判断は正しかった。

――……離れた場所で泣かれても、何も出来ない。

[頭の後ろに回された手に目を細めながら、離れた間の事を思い、小さな声で呟く。回された手に沿うように手のひらでなぞり、肩から腰へとゆるりと撫ぜ。
彼の内心など気付かぬままに唇を寄せたのなら、小さな小さな時を刻む音も聞こえては来ただろうか。そうしてそれに混じるように、彼の鼓動も聞こえた気がして――。]



………ほう。

[そうして彼が見せたそれへと視線を移したのなら、男は小さく感嘆の声を上げる。
鎖の付いた先には、小さな時計がひとつ。蜘蛛の巣を模した文字盤に囚われた白い蝶に、刻を刻みながら巣の中を伝う金の蜘蛛。
彼のその手で首へと付けられたそれは、似合っているとは言えなかったかもしれないが――先程まで彼が付けていたからか、それともその蝶と蜘蛛とに自分達を重ねたからか。仄かに伝わる金属の暖かさは、男を酷く安心させた。]

――成る程。
文字盤の巣に捕らわれた蝶が君で、針の蜘蛛が俺、か。

……く、く。中々いいセンスじゃあないか。
ほら、見てご覧。この蜘蛛は、蝶を喰らうのが待ちきれないらしい。

[頬への口付けに、そしてこの贈り物に男は滲む嬉しさを隠そうともせず。柔らかい微笑を浮かべ、彼の頬へと口付けを返したのなら、首に下がった時計を指して見せただろう。
丁度、長針が12へと差し掛かる頃だったらしく、まるで待ち侘びるように蝶を狙う長針の蜘蛛。その様に思わず吹き出しながら、彼の瞳を覗き込む。]



――……まるで俺のようじゃあないか。

[その言葉を告げたと同じ頃に、長針がひとつ動き。文字盤の蝶を喰らう蜘蛛のように、男もまた自分の巣へと捕らわれた蝶を喰らおうと、ほんの少しだけ荒く、唇を重ねる。
…先とは違い、ここはもう巣の中だから。彼もきっと――自ら捕らわれに来た彼なら、拒絶はきっと、しないだろうと。]

気に入ったよ、ありがとう。
集めた時計も、全て置いて来たから…これが最初の時計だ。

…しかし12を過ぎたら蝶から離れなければならないとは、哀れな蜘蛛じゃあないか。
一度会えたらまた時が満ちるまで君に会えないとは…俺なら、耐えれそうに無い。

[口付けを交わしたのは、果たしてどれくらいの間だっただろう。名残り惜しげに蝶から離れる蜘蛛に視線を向けながら、男はその白い手袋に包まれた手を引く。
そうして時計の蜘蛛とは違い、未だその腕の中に蝶を捉えたままの男は、獲物を逃すまいと腕に力を込めはしただろう。]



――いっそ、時を止めてしまおうか。

["そうしたら、離れずに済むだろう?"、なんて。戯けるように言葉を投げながら、僅かに身体を離して彼の手を引き。
彼がそれに倣ってくれたのなら、二人で共にソファへと。あの夜語り明かした時のように、寄り添おうとしただろう。]

そう言えば、殴られた…と言っていたが。
口の中は、まだ痛むか?

痛むなら、氷を持って来るが。

[珈琲が染みる、と言っていたから、恐らくは顔を殴られたのだろう。痛みが無いように、そっと頬へと――今更かもしれないけれど――触れながら。
そうしてまた、痛みの具合が解らぬ男は、啄ばむように唇を寄せ。指をそっと握ったのなら――あの時血で濡れていた指は、未だ痛みを伴いはしただろうか。]

しかし情けないかな、俺は君の趣味はおろか…好物すら、知らないんだ。

……ヨハン。
君の話も、聞かせてはくれないか。

[彼へと寄り添い、軽く目を伏せながら。彼を求めるように投げてみた言葉に、彼は果たして応えてはくれるだろうか。]


[頭の中で捲られる物語のページ。
その最後の言葉が終わった後。
列車は音もなく何処かに止まった。

シン、と空気のなる音が耳の奥をこだまする。]

 白鳥の停車場ですか―――?
 それとも

[降りるべきなのかどうか、自分にはわからない。
そもそも最初から乗っていたわけではないのだから

この列車が今どこを通っているのかわからない。
本屋の店主ならば知っているのかもしれないけれど。

星空を走る列車を一つしか自分は知らなかった。]


 南十字星を観たいです……。

[あの本の列車とこの列車が同じなのかはわからない。

けれども、もしも同じものなら。
そして、同じ道筋を通るなら。

獣になることを選んでまで
近づきたかった場所を通るのでは―――

そんな感じがした。]


【人】 手伝い クラリッサ

――――――――――――――
差出人:クラリス
宛先:クロ>>78
――――――――――――――
Re:呪いはどう?
20xx年 10月4日
――――――――――――――

誰も着ろだなんて言ってないわ。
貴方も大概律儀な人。

今はお客さんとお話をしているから、返してくれるなら夕方か夜頃に。
ああでも、返してくれなくてもいいのよ。
頭巾を見る度に私を思い出すのも、有る意味呪いね、なんて。

――――――――――――――

[明確な時間も場所も記さずに送信ボタンを押す。
ただでさえ彼に会うのだから、いずれ返してもらおうと呑気な事を考えて。
再び目の前の先生と視線を合わせた。*]

(174) 2014/10/10(Fri) 21時頃


……気に入ってくれたみたいで、良かったわ。

[嬉しそうに笑う相手に、安堵した風に息を吐く。
頬に返される口付けにぴくりと体を震わせながら、彼の指す時計へ視線を向けた。覗き込まれる瞳に気付いたなら、すぐに見つめ返しただろうけど]

るー、……ん、

[彼の名を呼ぶ形に開かれた口は、荒い口付けには塞がれた。先までは余裕無く重ねる事しか出来なかったけれど、漸くそれに応える事が出来ただろうか。
角度を変え、重ねる度に熱い吐息を零す。やがて唇が離されたのなら、見せ付ける様に唇を舐めてみせた。

手を引かれたのならそれに従って、逃すまいとするその腕に寄り添う。そんなに力を込めなくても、逃げるつもりなどないのに、なんて。胸中でだけ苦笑しながら]



あら、良いわね。
そうしたらきっと、蝶も寂しくないわ。

[最後に一度、彼がそうした様に時計に口付けて、手を引かれるままソファへと導かれた。
座る彼に体を預け、腕を絡ませる。そうして緩む口元を隠しもせず、彼の方を見上げただろう]

……もう痛くないわ。
氷なんか要らない。

[頬に触れる手にほんの少し眉を寄せ。何処にも行かせないという風に、絡める腕に力を込める。
実際の所、切れた口は未だに痛むのだけれど。素直にそう言って、彼が離れて行ってしまうのが嫌だった。……例え、氷を持ってくるだけの僅かな時間でも。もう、離れたくはないから。
寄せられる唇と、指先に触れる手と。その二つに目を細める。口内は兎も角、指先の痛みはとうに無くなっていた。

そうして、乞う様に投げられた言葉には、幾度か瞬く。けれどすぐにはにかむ様に微笑めば、よりいっそう彼に寄り添って]



……アタシはね、チョコレートが好き。
後は、ココアとか、ホットミルクとか。甘くて、安心出来る物が好き。

[身を乗り出し彼と向かい合ったのなら、軽く右手を上げ、一つ彼に教える度に指を折っていく。ひとつ、ふたつ。彼が教えてくれたのと同じ様に、自分の事を、少しずつでも彼には伝えてゆく。
たったこれだけで、胸が弾む様に高鳴った。たったこれだけで、満たされてしまう]

それと、やっぱり舞台は外せないわね。
アタシ、人に見られるのが好きなの。舞台に立って、役を演じて。……そこに向けられる視線が、堪らなく好き。

……そして、

[指を折るのを止め、ふと視線を彼に向ける。指先を握るその手を一度離したなら、絡める様に手を繋いだ。
そうして満足そうに口元を緩ませて、そっと。その手を自らの胸元に当て様としただろう]


――アナタの事が、すき。
きっと、これがアタシの中でいちばん大切なこと。

[押し当てたてのひらに、高鳴る鼓動は伝わるだろうか。張り裂けそうなくらいの、この気持ちは。
微かに震えてすらいる手を、ぎゅっと握り締める。少し冷えた指先でも、きっと彼よりはあたたかいんじゃないだろうか。ほんの僅かでも、この熱から。彼への想いが伝われば良いのに。

伏せた瞳を縁取る睫毛が、ふるりと震えた。それでも口元は柔く微笑んでいる。
ああ、愛しさというものは。……こんなにも、泣きだしそうなくらいに、胸を締め付けるものなのか]

……アナタにとっての、いちばんじゃなくても良いから。傍においてね。

[向かい合うのを止め、彼の肩に頭を乗せる。ゆるりと胸元から手を離して、重ねたままその手を降ろす。手袋越しの体温は、何とももどかしいものではあったけれど。柔く伝わる彼の体温が心地良くて、離す事など出来やしない

――そうして小さく小さく呟いた言葉は、彼に届いたかどうか。届かなくたって、別に構いやしないけど]


手伝い クラリッサは、メモを貼った。

2014/10/10(Fri) 21時半頃


[コンコン、といつかの悪夢を思い出させるような音:334に、ベネットは身体をびくりと緊張させた。

そろりと窓を見ると、銀いろの―――銀河の岸のすすきとおなじいろの紙がはためいていて、声を失った。

半ば取りつかれたようにカララ、と乾いた音を立てて窓を開ける。]


君は…………



[つぶやいてから手を取って列車に招き入れると、折りたたまれる翼に、ふっと目を細めた。いつか落ちていた羽根は、彼女の物だったのかもしれない。

窓に腰掛けてつま先をゆらし、なにもいわない。本当に彼女だろうか。ジョバンニが見たカムパネルラのように、いつか消えてしまうまぼろしだろうか。]

『ぼく、白鳥を見るなら、ほんとうにすきだ。川のとおくを飛んでいったってぼくはきっとみえる。』


[音もなく列車が止まったとき、おもわずそう言った。彼女は振り向いたろうか。]


メモを貼った。


メモを貼った。


[音もなく列車が止まった。
振動も何もないのに確かに『止まった』と思ったのは

車窓から光の尾を揺らし、後ろに流れる赤や橙の灯火や
燐光の三角標が後ろに止まって見えたから。

息をすることも忘れて、列車の止まった先を見つめ
窓から停車場に降り立とうとした時、ふと後ろから聞こえた声

こくんと息を呑み、声の主を振り返り。]

 時計は11時かっきりですか?

[彼の方を見つめ、そう問いかけた。]


[彼の方に向けていた顔を逸らすことなく、
けれども緩やかに瞼を閉じる。

自分と重ねてしまうことの多かった物語の登場人物。
その台詞が口をついて出る。]

『お母さんは、僕を許してくださるだろうか』

[それは遠い遠い三角票の辺りにいる母親を思って
どもりながら思い切ったように、カムパネルラが口にした言葉。

自分とは境遇も何もかもが違う。
けれども言わずにはいられなかったのだ。

空に近づけば逢えるのではないか―――と
遠いところに居場所を求め

翼をもらった自分のことを許してくれるのだろうか。

そんな不安が心の中にぽかり浮かんで揺れていた。]


【人】 手伝い クラリッサ

―昼・大学構内―

[再三問いを否定>>169されれば、喉元を通らない部分はあるものの申し訳なさそうに微笑んだ。]

 夢であったら……現実では、夢で会った人には出会えないですからね。

 獣人騒動で得た物……?

[訝しげな視線を隠す事なく相手に向けた。
一見、ヒトにしか見えない先生が獣人騒動で得られた物とは何だろう。学問のフィールドで新たなステップに登る為の見解か。

それとも、理屈では到底理解の及ばない情動にも似た何かだろうか。]

(186) 2014/10/10(Fri) 23時頃

【人】 手伝い クラリッサ

[問おうと口を開きかけた所で時間の事を先に問われれば、ガタリと忙しなく椅子を鳴らす。
手を滑らせながら取り出したサイフは、先に支払われた伝票を見て仕舞われることになった。
渡されたであろうサンドイッチの入った袋と、自前の時計の袋を抱える。

何度も何度もお辞儀をして礼を述べると、今はもう姿の見えなくなった時計の主にもしたようにその場を後にした。
また、繰り返す。]

 先生に護って貰える人は幸せでしょうね。
 何を護るべきなのか分かっている……先生に。

[無くさない為に、相手が抱えている物は何一つ知らないけれど。]

 それでは、また講義楽しみにしてますから。

[残りの仕事を片付けに、バイクへと向かう。*]

(187) 2014/10/10(Fri) 23時頃

【人】 手伝い クラリッサ

―夕方・大学構内→自宅―

[先生との話を終え、仕事も終われば自宅の扉を開ける。
誰もいない部屋に"ただいま"と声を掛けて、返事が来ない事に安堵するのが日課であった。
サボテンと折り紙を玄関の靴箱の上に飾ってやる。
ドアに備え付けられたポストから、マンション管理に関する手紙を取り出した。

目を見開いた。
ガス代と電気代の領収書、廊下清掃のお知らせの間に仰々しい封筒が挟まっていたから。

鞄を床に落とす。その場で封を破った。飛び込んできた文字に、心臓が早鐘を打つ。

『出国手続き完了』

現実が、音を立てて崩れて行くのを、ただ聞くことしか出来ない。*]

(188) 2014/10/10(Fri) 23時頃

【人】 手伝い クラリッサ

[何秒、何分、もしかしたら何十分、放心していただろう。

慌てて取り出したのは端末。
そこには既に彼からの着信が入っていた。
渡りに船……というのは、この事。

どうして彼に会いたいか?

先生の言葉>>170を思い出した。
私を表す明確な言葉。
目に見える嘘吐きの証を手に入れたいという欲。
彼と出会わなければ、否……沢山の皮を被っていた彼に言われたからこそ、恐らく得られた物だろう。]

(189) 2014/10/10(Fri) 23時頃

【人】 手伝い クラリッサ

 同族嫌悪……

[だったのかもしれない。

いくらジーザスと叫んだ所で、神様は私を救ってはくれなかった。私にも神は救えない。
ヒトとヒトは?


残り僅かな現実にパン屑を落としても構わないだろうか。
例え、もう引き返せないとしても。
彼に願いを託す事がワガママだとしても。

……できれば願うだけではなくて、最後に与えられる物があればいい。

向かう先は、彼と出会った商店街。*]

(190) 2014/10/10(Fri) 23時頃

手伝い クラリッサは、メモを貼った。

2014/10/10(Fri) 23時半頃


【人】 手伝い クラリッサ

―商店街―

[暗がりにバイクの明かりと荷物を放置したまま、辿り着いたのは商店街の入り口。
小走りで其処へ向かえば元は自分の物であった赤い頭巾を探す。
そこに、彼の姿はあっただろうか。

何度も行こうとして、決して扉を開いてくれなかった花屋。
静かに本だけが鎮座するのみで店主のいない本屋。

そのどちらも、夕方の斜光に紛れて明かりは付いていないように見える。
商店街の時計に目をやればポケットに忍ばせた懐中時計よりも数分遅れていて、手のひらに彼から貰った秒針の鼓動を感じながら人を待った。

違うポケットから伝わる振動は、笑みを貼り付けた少年から。
その内容に一つ、息を吐き出すと文面を綴って行く。]

(205) 2014/10/11(Sat) 00時半頃

【人】 手伝い クラリッサ

――――――――――――――
宛先:シメオン君>>192
――――――――――――――
件名:
20xx年 10月4日
――――――――――――――
傘の心配ありがとう。走ってたら乾いちゃったわ。

そう、お友達に会えたのなら良かった。迷子にはならなかったのね。
白い子は、私が言っていた子ではないのだけれど……長い髪の、可愛らしい女の子よ。もしかして会った?

貴方の恋人について聞かせて貰えるのね。大学…のことを聞く相手は私でいいのかな?それでもいいなら、あっ恋人の話は諦めてね!

学校が始まるのは、いつからだったっけ。
たぶん会えると思う。

その時は、お話しましょうね。

ps.プロポーズなら指輪も忘れちゃダメでしょう?
花束は枯れてしまうから、残る物でガッチリ掴みなさい。

(206) 2014/10/11(Sat) 00時半頃

【人】 手伝い クラリッサ

[また、嘘を吐いた。

会える保証なんて私には無いのに、会おうと言ってしまった。
もう癖になっている。
嘘を本当にしようとしてしまう、悪い癖。

でも、いかにもシメオンらしい文面には頬が緩んだ。それだけは本当だと思う。

行かなくなった掲示板を開いても、もう更新は止まっているようで。
ただ、待つ。]

(208) 2014/10/11(Sat) 00時半頃

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