人狼議事


204 Rosey Snow-蟹薔薇村

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視点:


【人】 小悪党 ドナルド

―― 三階/部屋 ――

[居間と一階から漂う血のにおいにあてられ部屋に逃げ込んだ。
一階からのそれは誰のものかは知れない。
けれど居間で嗅いだにおいはラルフの血だと知っている。
血縁であり共に過ごしてきた彼の血のにおいを嗅いで
喰らいたいという衝動が擡げたことで罪悪感を懐いた。
大事な同行者を傷つけたものを許せないと思いながら
その血に己の舌を這わせ啜りたいと思い
そんな欲が脳裏に景色として過った。
いつか大事な同行者たちを傷つけてしまうかもしれない。
甘美なる悪夢に嫌悪と高揚を覚えたからこそ
手当ての場に留まらずあの場から立ち去った。

部屋の窓辺に佇むドナルドは
ガリ、と爪たてるようにして乱暴に後ろ頭を掻く。
己への憤りを無意識にぶつけるように。]

(38) 2014/11/19(Wed) 14時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[蝶番が微か音を立てて空気の流れを感じる。
フランシスの呼びかけ>>2:519に顔を上げてゆっくりと頷いた。]

 ――…あァ、おかえり。

[フランシスとラルフの方から漂う微かな硫黄と石鹸のにおい。
肩に掛かる少しの重さと体温にふっと目を細めた。
時間を経たことにより少し落ち着きを取り戻してはいたけれど
フランシスからの仄かな甘えは珍しく、ドナルドの鼓動がはやまる。
下ろした利き手が、半ば上がる。
炊事場で抱きとめたように、
彼の背に腕をまわそうとしている己に気付き、動きが止まった。
軽く、拳を握って、耐えるように眉を寄せる。
凭れるフランシスの耳朶、首筋に目が奪われる。]

 ――――……。

[フランシス、と吐息まじりの掠れる音色が微か漏れた。]

(39) 2014/11/19(Wed) 14時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[ラルフに言葉掛けて部屋を出るフランシスを見送る。
普段ならば彼が何かするなら手伝うというところだったが
自制しきれると思えぬ現状ではそれもままならない。

気をつけて。
無理はするな。

そんな言葉が頭を過ぎるけれど、「ああ」と短い声しか掛けられず。

休むラルフを見守りながらフランシスの帰りを待つうち
磨耗した精神が休息を求め、倒れこむように寝台で眠りに落ちていた。*]

(40) 2014/11/19(Wed) 14時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

―― 夢にみる過去 ――

[惹かれあった少女はあまい花のにおいがした。
袖を引かれ誘われた庭木の陰。
少女の話に耳を傾ける。
小鳥が囀るような愉しげな音色。
周りにひとはいない。
声を潜める必要もないのに
内緒話するように耳朶に彼女の声と吐息が掛かる。
少女の名を呼びかけて近い距離を元に戻そうと
座るままの姿勢で重心を後ろにやれば
それを引き止めるように伸びた手が肩に掛かる。
くちびるにやわきが触れて熱がまじわる。
意図せず少女に触れた犬歯が彼女に血を流させた。
あまい花のかおりとあまい血のあじ。
未熟な獣の衝動を掻き立てるには十分なものだった。
それでもひとの理性がそれを否としその場から逃げ出した。]

(54) 2014/11/19(Wed) 15時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

―― 夢の続き ――

[ひとり、宿に戻り衝動を押さえ込もうとしたけれどそれはならず
ひととしての尊厳まもる為に両親より渡された守り刀を荷から取り出す。
縋るような気持ちで握り締めていたけれど
牙をむいた獣の衝動はやすやすとひいてはくれなかった。
鞘から抜けば刃が鋭く輝く。
刃に映りこんだ己の双眸。
片方の目が餓えた獣のそれのような色にみえて
ひとを獲物としてみた目を厭い、その光を失わせて
あたたかくぬめる血が己を赤く染めてゆく。
痛みに意識を手放す直前、呼びかける保護者の声を聞いた気がした。]

(55) 2014/11/19(Wed) 15時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

―― 三階/部屋 ――

[眠るドナルドの眉間には皺が縦に刻まれる。
深い眠りにラルフとフランシスの話す声は届かない。
子供の頃のように撫でられる感覚。
頬へと触れる優しいぬくもり>>50に表情がゆるむ。]

 ――――……、

[フランシス、と音なくくちびるがその名を綴る。
ぬくもりを求めるように伸ばした手が
頬に宛がわれたフランシスの手をさぐりあて軽く握る。
安堵するように、呼吸はゆるやかになるけれど
流れる旋律の>>51熱に心揺さぶられるような心地で徐に隻眼が開く。]

(58) 2014/11/19(Wed) 15時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[寝ぼけたような眸がじっとフランシスを見詰める。
夢か現かわからぬまま、ドナルドはふっと淡く笑った。
甘い痛みは過去をみた故か、それとも今があるからか。
分からぬままシーツに落ちる手。
それをそのまま支えとし、身体を起こせばギシと寝台が軋む。]

 ……はよ。
 なんか、……寝すぎた。

[眠る間にわずかずれた眼帯を正しい位置に戻し
ふあ、とあくびして]

 ちゃんと眠れたか?

[と、傍にいたフランシスへと問いかける。]

(61) 2014/11/19(Wed) 16時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[彷徨わせた視線がラルフをみつける。]

 ラルフも。
 ――…具合は?

[痛み止めを飲んだばかりの彼に
案じる心のままに怪我の具合を尋ねる。]

(63) 2014/11/19(Wed) 16時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[揺れる緑の双眸にはたと瞬く。
くちびるの動きを自然と隻眼が追う。
何を言いかけたのか分からぬまま挨拶の言葉が
フランシス>>65より返り、小さく頷く。]

 寝てるならいいけど。
 昨日、戻り遅かっただろ。
 もうちょい休んだ方がいいンじゃねぇか?

[彼の顔色、血色を窺うように
思案する彼に顔を近づけ覗き込む。]

(67) 2014/11/19(Wed) 16時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[夢をみたせいかしっとりと汗ばむ肌。
べたつくそれが不快で眉を寄せる。
食事をとる予定らしきフランシスとラルフを見遣り]

 メシの前にちょっと湯あびてくる。

[と、声を掛けて立ち上がる。
部屋に置いてあったタオルと
己の鞄から着替えを一組取り出して
ドナルドはふらりと一階にある温泉に向かった。]

(68) 2014/11/19(Wed) 16時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[間近にあるフランシスの双眸。
己を映す緑に何処か満足げに目を細める。]

 ……そ?
 ならいいけど、無理はダメだからな。

[言い聞かせるように保護者である彼に言葉向けて。
問う声にこくと首肯し]

 ガキじゃねぇンだからひとりで行けるって。
 ま、湯あびたいなら止めねぇけど?

[ゆると首を傾げてフランシスとラルフを見る。
ラルフの方は、傷に障りはしないかとも案じてしまうが。
如何するかは彼らの意思に任せる風な物言いで。]

(76) 2014/11/19(Wed) 17時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

―― 温泉 ――

[纏うものを脱ぎ畳んだ上にフランシスからの贈り物を置く。
アミュレット、髪と似た赤の雫がついた耳飾。
守り刀は持ち歩かない。
だからそれは部屋にある鞄の奥底にねむる。

ほどよく締まる身体に手桶で汲んだ温泉の湯をかける。
たちこめる硫黄のにおいは好ましいものではなかったけれど
湯はやわらかくあたたかで汗だけでなく疲れまでも流すよう。

乱れの目立つようになった髪の一房をつまんで
指の腹で擦り合わせるは汚れを気にして。
髪油の香気は己の汗に混じりとけて。]

 ――…ン。

[ふと保護者のそれを思い出すけれどゆると頭をふって
桶に湯を汲みなおし、それを頭からざばりとかぶる。]

(78) 2014/11/19(Wed) 17時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[汚れを洗い流してから湯舟につかる。
湯の中で身体ほぐすように腕をぐっと前に伸ばした。
生き返る心地がする。

湯浴みの時はさすがに眼帯も外す。
閉ざされたままの左目。
使わなくなった左目周辺の筋肉は衰えて
意識しなければぴくりとも動かない。

湯舟の壁に背を預け
ひっかき傷の残る右腕をその縁にのせる。
心地よさげに目を瞑り、湯のぬくもりにひたるうち
右手の五指が目覚め際に聞いた歌声の旋律をなぞるように踊る。**]

(79) 2014/11/19(Wed) 17時半頃

小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2014/11/19(Wed) 17時半頃


【人】 小悪党 ドナルド

―― 温泉 ――

[痛み止めを飲んだ事をラルフから聞いた。
過保護な保護者が案ずるのも道理で
留まる二人と別れてひとりで湯を浴びに来たけれど。
ドナルドと一緒の方が、とフランシスに言ったラルフの言葉の
その意味がドナルドには知れず不思議に思う。
遅くならないように、なにかあったら、と
そんな言葉を掛ける心配性な彼には「大丈夫だって」と
からりとわらってみせたものの、
気付けばそれなりに長湯になってしまっている。
トン、と跳ねる指。
その動きが止まるは脳裏に流れる旋律が終わりを迎えたから。]

 ――…もうちょっと。
 いや、これ以上はのぼせるか。

[すでに身体の芯まであたたまり耳朶は仄かに染まる。]

(111) 2014/11/19(Wed) 20時半頃

ドナルドは、ベネットに話の続きを促した。

2014/11/19(Wed) 20時半頃


ドナルドは、ラルフに話の続きを促した。

2014/11/19(Wed) 20時半頃


小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2014/11/19(Wed) 20時半頃


【人】 小悪党 ドナルド

―― 温泉 ――

[湯気で白く煙る視界。
ぴちゃん、と天井から滴る雫。
血のにおいは遠くうちに宿る獣も今は静か。]

 ――…はぁ。

[ずっとずっと堕ちきらぬように自制して。
自制し続けていれば近しい者を傷つけずに済む。
けれど、本能のままに、とうちなる獣の囁きが聞こえる気がして]

 厄介な血、だよなァ。

[ぼやくように呟いて立ち上がれば
ざば、と身体に纏わる湯が音立てて落ちた。]

(122) 2014/11/19(Wed) 21時頃

【人】 小悪党 ドナルド

―― 温泉 ――

[眼帯なく前髪は下されて以前会った時と風貌は少し変わる。
湯殿から出ようと出口に目を向けた時
湯気の向こうに人影>>136が見えた。
流血沙汰があったことは知るが惨状は知らない。
だから、知る者よりは少しばかり警戒心は薄く。]

 ……ン。

[目を細めてピントをあわせれば誰かわかり]

 プリシラ、か。

[覚えていた名を紡いで]

 もう出る。
 邪魔したな。

[短い言葉を掛けて出入り口へと歩む。]

(144) 2014/11/19(Wed) 21時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

―― 温泉 ――

[プリシラより紡がれた名に頷く。]

 そうそう。

[覚えていてくれた事を喜ぶように
右目とくちびるが柔からな弧を描いた。
彼が立ち止まった理由は知れないけれど
己のことを警戒しているのやもと思えば
長居するは迷惑だろうと歩みははやくなった。]

 いい湯だった。
 ゆっくり入れるといいな。

[声を掛けてちらとプリシラに目を向ければ
己よりも大分線の細い肢体が目にとまる。
自身は裸身晒すを何とも思わないのだが
懐いてしまった感想のせいで気まずげに視線が揺れて]

(157) 2014/11/19(Wed) 22時頃

【人】 小悪党 ドナルド

 ……じゃ。

[引っ掻き傷のある右手を軽く掲げて
擦れ違いざまに声掛け湯殿を出る。]

(158) 2014/11/19(Wed) 22時頃

メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 小悪党 ドナルド

[プリシラとすれ違うその時>>177
向けられた礼の言葉に笑みを深くする。
ひとと話すのは楽しい。
こうしたささやかな会話でも嬉しいと思う。
前置きの後、暫し間があく。
何かと思い待っていれば思わぬ問いかけ>>178に瞬いた。]

 好き嫌いなく出されたものは全部平らげる。
 なんて、な。

[何でもないと言われたけれどそんな応えを向けて別れ]

(184) 2014/11/19(Wed) 22時半頃

メモを貼った。


【人】 小悪党 ドナルド

[衣服を置いた場所まで行き
タオルで髪と身体につく水気を拭き取る。
遠く鳥の声が聞こえた気がして首を傾げた。]

 ――…相変わらず。

[元気、というべきか、騒がしい、と称するべきか。
苦笑を漏らして着替えを纏う。
眼帯とアミュレット、耳飾りを身につけるが
髪を整える為のものを忘れて
未だ湿り気を帯びる髪は無造作に下したまま
タオルと汚れた衣服を持って階段へと向かう。]

(187) 2014/11/19(Wed) 22時半頃

[少女について書かれた文章には続きがある。

禁断の赤い果実――欲望の実を食べた少女は、
街を追われることになる。
実を食べたものは皆魔物になってしまうと信じられていたからだ。
友人達にも、両親にも責め立てられ、しかし愛しい人がいる街から離れたくなかった少女は、街の中を逃げまどう。
逃げ切れなくてもいい、せめて最後に愛しい少年に会えたら
――少女の願いが通じたのか、少女の前に少年が現れた。

「僕はずっと君を見ていた」
少年は、少女にそう告げる。
少女が少年を見ていたように少年もまた、少女を見ていたのだ。
「だからせめて君が魔物になってしまう前に、
綺麗なままで終わらせてあげたいんだ」
少年は手にしていた槍で少女の腹を刺し貫く。
少女は、最後に少女に会えた喜びと、想いが通じていたことの嬉しさの中で息絶える。

それが、少女の結末。]


[少女は幸せな最期を迎えた。

――では、自分はどうなのだろう?]


[救いは、そう簡単には訪れないらしい。
ただの肉の塊となり果てた自らの死体を見下ろして、ディーンは小さく息を吐く。

彼に食べられたことも、その所為で命が潰えたことも自分の選択の結果だ。構いはしない。しかし、何故死して尚自分がこの場にいるのかがディーンには理解できない。自分の選択の結末を見届けろ、ということなのだろうか。]

 ――……。

[何にせよ、自分の身体に用は無い。
これはニコラにあげたものだ。
ディーンは部屋を出て廊下に向かう。
拭かれた痕跡がありながらも、まだうっすらと血の跡が残っている階段を降りていく。足音はしない。]


【人】 小悪党 ドナルド

―― 一階/階段傍 ――

[吹き込む風の冷たさにふると震える。
風のもとを辿れば玄関の方にはラルフが居た。
何をしているのかと声かけようとするけれど
呼ぶフランシスの声が聞こえて視線がはずれる。]

 ――… フランシス?

[声のした方を見上げればフランシスと鳥、もとい
ルーツと飼い主のフィリップの姿認める。]

(194) 2014/11/19(Wed) 23時頃

ドナルドは、再び玄関の方に目を向けた時にはラルフの姿はなく。

2014/11/19(Wed) 23時頃


ドナルドは、フィリップと視線あえば、はたり片目が瞬く。

2014/11/19(Wed) 23時頃


小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2014/11/19(Wed) 23時頃


【人】 小悪党 ドナルド

[階段の下から見上げる姿勢でフランシスの声を聞く。
問いかけにはふっと表情緩めて]

 いい湯だった。
 さっぱりしてきた。

[と、声を返す。
続く言葉からは不穏な状況を感じ取り]

 ――…三階、か。

[眠る前に血の匂いがしたのは一階。
そういえば此処から血臭は薄れていた。
片付けた者が目の前にいるとも知らず]

 わかった。
 ありがと、フランシス。

[礼の言葉を向けてその場に留まり少し考える風。]

(202) 2014/11/19(Wed) 23時頃

[死体の前にいる人は、藁に包まれた物をじっと見ていた。
―――食べられたのだ、とわかった。


でも、この人は誰だっけ。
悲しそうな目をした、若草色の髪をしたこの人は、誰だっけ]

 ………名前、なぁに

[眠るような、赤に濡れた金髪の、自分。
知っているのに、わからない。

問いかけても当然、答えは返ってこない]


― 2階・居間 ―

[血の足跡が消されていても、彼の居場所はすぐに分かった。
恐らく、彼がずっと持っていると約束してくれた自分の瞳があるからだろうとディーンは推測する。
物音も無くすり抜けるように居間に入る。
ペチカの温かみは感じられない。]

 ――……ニコラ。

[ずっと一緒だと約束をした。
吸い寄せられるかのようにニコラの傍に立ち、柔らかな日の色の髪に唇を落とす。

そういえば、全てをあげるとも約束した。
今のこの――幽霊ともいうべき自分は、どのようにして彼にあげれば良いのだろう。]


[自分の全てを捨て、愛しい者に全てを与えたディーンには、
他に傍にいるべき相手はいない。
大切なもの――大切だったものは、昔馴染みに託してきた。
本当はあったかもしれない傍にいる資格すらも、捨ててきた。

ベネットならば彼を正しく守ってくれるだろうと信じていた。
彼の命ももう失われているのだとは、まだ、知らない。]


[置いてきたもの、ひとつ。
それが名前。

顔をあげて、振り返った。
一歩踏み出すごとに、少しずつ何かが毀れていく。

少しずつ身体が、軽くなっていく。
意識せずとも―――

意識とは、なんだろう]

 なん、だっけ

[生きているうちに諦めたものから、ひとつずつ、毀れていく]


 フィ、   リップ

[違う、と思った。

いや、違わない。
それは確かに彼の名前で―――  でも]


[二階に続く階段を見上げた。
その途中、あのあたりで、涙を零した"記憶"があった。

もう靴音はしない。
段が軋む音もしない。

暖かさに包まれていた、昨日。
腰を下ろしていた段に手で触れて、
そしてそのまま、さらに上へ]


【人】 小悪党 ドナルド

[ディーン、と名が二人より聞こえる。
山小屋に辿りついたばかりの頃、
あたたかな場所へと誘うシメオンとその保護者と出会った。
今日は二人の姿をみていない。
けれどひとを避けるようにあったドナルドは
それが何を意味するかまだ分からずにいる。
フランシスの声>>213に軽く頷き]

 ――…久しぶりに背中でも流してやろっか?

[軽い口調で言い遣り、
伸ばされた指先が髪に触れればくすぐったげに目を細めた。]

 気をつける。
 けど、フランシスも。

[気をつけて、と続けようとするも、何に、とまでははっきりせぬまま]

(221) 2014/11/20(Thu) 00時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[貯蔵庫、とフィリップの声が聞こえる。
声した方を見遣れば彼もこちらを見ていたよう。]

 ルーツ、だったか。
 昨日はやたら暴れて大変だったぞ。

[右手首に残る淡いひっかき傷を軽く掲げてみせて]

 仲いいなら、さ。
 ちゃあんと一緒にいてやれよ。
 ルーツも、その方が落ち着くだろ。
 現に、今日は、お前さんがいるから暴れてねぇみてぇだし。

[に、と笑い掛けて鳥と飼い主を交互に見遣る。]

(226) 2014/11/20(Thu) 00時頃

[ニコラが大事に抱えているもの。
それが自分の眼球だと、すぐに気付いた。
彼は言った通りに、大事にしてくれている。
いずれは腐り落ちていくけれど、せめてそれまでは、彼の手の中にあって欲しいと願うばかりだ。

居間に起こる出来事の全てを視界に収めながら、ディーンが意識するのは彼の周りのことに限られる。
ニコラの横に並ぶように立ちながら、ディーンはそっと指先で明るい金の髪に触れていた。]

 …………?

[何かの動く気配がする。
人の足音とはまた異なる――ずっと前から慣れ親しんだ気配だ。]


フィリップに追い抜かれてぼんやりと見送る形に


【人】 小悪党 ドナルド

[謝罪の言葉残し駆けあがるフィリップにきょととして
残されたフランシスをちらと見る。]

 ――…此処、寒いし、上、行く?

(236) 2014/11/20(Thu) 00時頃

[二階に着くころには、もう前をかけていった彼の名前は忘れてしまった。
もう呼ぶことはないだろうから、問題ないだろう。

大きく開いた扉。
ラルフ、という"名前"が聞こえた。
顔が浮かんで――すぐに消えた。

此処には入りたくなかったような、気がする。
俯けば、入り口入ってすぐの場所、
誰かの足にけられたのか、隅のほうに
何かの、包みが見えた]


ドナルドは、フランシスに襲い掛かる鳥の印象が強すぎて暴れる現状でも大人しくみえたようだった。

2014/11/20(Thu) 00時頃


 ――……シメオン?

[まさか、そんなはずはない。
思い浮かんだ名前を口にしてから、ディーンは瞼を伏せる。

しかし、他に慣れた気配だなんて思うものがあるだろうか。
自らの欲望を認めるまで――自分の「太陽」を見つけるまで、
ディーンの一番近くにいたのは、彼だ。

勘違いであって欲しい。
死して尚身勝手なことを願い、ディーンは重い溜息をついた。**]


メモを貼った。


【人】 小悪党 ドナルド

[フランシスの応え>>227に頷く。
周囲が気付くほど親密さが増す今を深く考えることなく、
昔のままの感覚で掛けた言葉だった。

参った、というフランシス>>237に首を傾げる。]

 参ったって、何が?

[考えてもわからぬから直接彼へと聞く事にした。]

(247) 2014/11/20(Thu) 00時半頃

[知らない"名前"が聞こえて、顔をあげた。
誰、だったろうか。「友達」の頭を撫でている、人。

目が合った気がしたけれど、そんなはずはない。
そんなはずは、ない。

ゆっくりと首を振ると、その場にしゃがみこんだ。
転がっている包みに手を伸ばす。
触れ―――られなかった]


 ……駄目、だなぁ

[何も出来やしない。
溜息,ついてー―空気は震えなかったけれどー―そのままこの暖かいだろう場所を出ようと背を向けて、

一度、振り返った。
目は合っただろうか。

そんなはずは、ないけれど]


[上を目指す。
欠片を拾いに、新たな記憶を零しながら、上へ。

いつの間にやら靴も忘れて裸足だったけれど
床の冷たさから感じる痛みも忘れてしまった。

それでも右足は引きずって、階段を上る**]


メモを貼った。


【人】 小悪党 ドナルド

[フランシスの言葉にちらと上を見る。
三階は血のにおいがするはずで
ならばそれを片す為か、と思い彼を見る。]

 他の場所もフランシスが片付けた?
 昨日、血のにおいがここらからしたのに
 今は、ほとんどにおわなくなってる。

[温泉、と彼が言えばはたと瞬き]

 俺と入れ違いにプリシラが入ってったから。

[多分まだいるはず、とそのことを伝えおく。
けど、ラルフの悲鳴が届き、
名を呼ぶフランシスに頷き、階段を駆け上がる。]

(267) 2014/11/20(Thu) 00時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[声のした方へ向かえば居間の惨状が目に入る。]

 ラルフ……っ!?
 なんでこんな事になってやがる。

[思わず駆け寄って低く唸るは
ラルフを傷つけた者を意識して]

(275) 2014/11/20(Thu) 01時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[ラルフの傷口から流れる赤が甘く馨しく獣の部分を揺さぶる。
ゴク、と喉骨が上下した。
けれどダメだとひとの理性が止める。
フランシスの視線に気付けば、ゆるく頷くけれど

二コラの声音とトレイルの笑みから温度差を感じて
ギリ、と奥歯を噛みしめる。]

(279) 2014/11/20(Thu) 01時頃

【人】 小悪党 ドナルド

 其処まで深い、か。
 縫うも焼くも――…
 嗚呼、痛み止めが残っているなら耐えきれるか……?

[フィリップの言葉に険しい表情。
わからない、なる応えには浅く頷く。
彼は先に辿りついたけれど
階段駆けあがったあの時の様子からして
何かを察知してからのことだろうと見当がつく]

(284) 2014/11/20(Thu) 01時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[フランシスに言われて頷く。
炊事場で桶に水を汲みすぐにラルフの許に戻るのは
彼のことが心配でならないから。]

 ――…ラルフ。
 痛むだろうから、舌かまねぇように歯、食いしばれ。

[濡らした布を患部に触れぬ上で握り
滴る水で肩の傷を洗い流す。]

(294) 2014/11/20(Thu) 01時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[フィリップとラルフの様子に心がざわめく。
ずっと一緒に旅をして何でも知っていると思っていた。
けれどラルフの知らぬ面、その関係性を垣間見て動揺する。

にくの焼けるにおいがして。
柳眉寄せるまま、
濡らした布をナイフ持つフィリップの手へと差し出す。]

(301) 2014/11/20(Thu) 02時頃

【人】 小悪党 ドナルド

―― 居間 ――

[空の手をぎゅっと握る。]

 ――…大丈夫、って。
 こういう時は痛いって言っていい。
 我慢、とか、しなくていいから。

[ラルフの囁きに泣きそうにゆがむ顔。]

 薬飲んだら、部屋まで運ぶ。
 看病するにしても
 此処じゃラルフもゆっくり休めないだろ。

(314) 2014/11/20(Thu) 02時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[ラルフの怪我の処置はフィリップによりなされたが
彼を傷つける者がこの山小屋に居ると思えば安心は出来ない。
警戒するように、気がたつ獣のように、
ぴり、とした空気を時折他に向ける。

憤りを感じていた。
我を忘れずにいるのは向けるべき確かな方向が定まらぬせい。
そして、ラルフとフランシスの二人が優しくあるお蔭。]

(320) 2014/11/20(Thu) 02時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[声掛けるフランシス、意識失うラルフ。
交互に見遣り、ラルフの傍らで膝を折る。]

 ――…暫く借りるぞ。

[付き添うフィリップに声を掛けてから
ラルフの方へと両手を伸ばし]

(324) 2014/11/20(Thu) 02時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[ラルフを傷口に障らぬように気遣いながら抱き上げて]

 三階、あの部屋でいいンだよな。

[寝泊まりするその部屋を示して
フランシスとフィリップに確認して
振動伝えぬように気にしながら
ラルフを三階の個室に運び込み
彼が使っていた寝台にそっと寝かせる。]

(325) 2014/11/20(Thu) 02時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[フィリップの応え>>326に「いいこだ」なんて声を返して
ラルフを寝台に無事寝かせシーツと毛布を掛けてから
フィリップへと場所を譲る。

ふら、と窓辺に足を向けて
遠目にラルフの寝顔を見遣り息を吐いた。]

(328) 2014/11/20(Thu) 03時頃

【人】 小悪党 ドナルド

―― 三階/個室 ――

[牙とは言えぬ犬歯が疼く。
怒りのままに敵を喰らい尽してしまいたい。
憎しみゆえの衝動でもその血肉はこの腹を満たしてくれるだろう。
うちに眠る獰猛な獣が囁き惑わせる。]

 ――…嗚呼。

[昔、舌で覚えたあの血の甘さが忘れられない。
今も鼻腔を擽る甘い血のにおいが――]

(335) 2014/11/20(Thu) 03時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[歩み寄る気配、掛けられた声。
フランシス>>331へと隻眼を向ける。]

 いや、それをいうならフランシスも。
 ――…、ラルフが生きててくれて、良かった。

[ぽつ、と呟き、髪撫でるその手のぬくもりに目を細める。]

(336) 2014/11/20(Thu) 03時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[喰いたい、なんて誰にも言えない。
フランシスに向ける視線に熱が籠るけれど]

 ……今は、危ないから。

(341) 2014/11/20(Thu) 03時半頃

ドナルドは、フランシスにそう囁いて困ったように目を伏せる。**

2014/11/20(Thu) 03時半頃


小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2014/11/20(Thu) 03時半頃


【人】 小悪党 ドナルド

―― 三階/個室 ――

[髪を撫でたフランシスの手が頬に落ちる。
ぬくもりに宥められるような心地がするのに
擽られ煽られるような心地もした。
伏せる前に見えた眸の揺れと隠すような仕草さえも艶めいて見えた。
尖る喉骨がゴクリと上下する。
緑の双眸に覗きこまれ跳ねる鼓動。]

 経験も知恵もフランシスのが上だけど
 図体やら力は俺のが上だから

 やばい、と思ったら逃げろ。
 俺は、フランシスにもラルフにも生きていて欲しいから。
 手に負えなくなる前に――…おねがい、だから。

[祈るような気持ちで声を向ける。]

(353) 2014/11/20(Thu) 12時頃

【人】 小悪党 ドナルド

 俺は――…
 フランシスやラルフを傷つけたくない。

[凶暴な獣はそんな枷さえ喰いちぎりたいと暴れるのに
それを押し込め聞こえぬふりをして
ひととして、同行者として。
――大事なものの傍にありたいと願いながら
離れなければならない、とも何処かで考えていた。]

(354) 2014/11/20(Thu) 12時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[遠慮がちにフィリップが言葉>>350向けるを聞けば
ドナルドは隻眼をそちらに向けた。
ラルフはまだ眠っているのだろう。
けれど彼の手が裾掴むを見てその変化を感じる。
さみしい、と感じるのはこれまで近くあったからだろう。
落ちた視線をフィリップに戻し]

 ――…そう、か。
 けど、雪が少しでも弱まって山から下りれる可能性がみえたら
 ここをはやく出よう、と思うやつは他にもいると思うぜ。

[軽く肩を竦めてそう言うは、血のにおいから逃れたいという
ドナルドの心があらわれる。**]

(355) 2014/11/20(Thu) 12時頃

【人】 小悪党 ドナルド

―― 三階/個室 ――

[フランシスの仕草と甘えるように預けられた温度。
それにより彼の機微を感じ取ってはいるが
支えきれず踏み込みきれずあるのは半端者のままだから。
呼ぶ声>>356にじっと隻眼を向ける。
寄せられる柳眉と何か言いたげにも見えるくちびるに
触れたいという欲がわくけれど、
指を微か跳ねさせるだけで動けずにいた。]

 ――…今はそこ言葉だけで十分。

[フランシスの応え>>357に安堵するように目を細めた。
そう動けない可能性もこれまで彼をみてきたから考えられる。
堕ちたら殺せ、と思いながらも彼を苦しませると知るから言えない。
くちびるの傍まで滑る彼の指先にちらと視線を向けて
少しだけかがむようにし他には見えぬ角度で
フランシスの指先にくちづけて、ちろりと舌先でなぞり、
そうして、何事もなかったかのように、顔を離し
ゆると窓辺に顔を向けて白い世界を見据える。]

(373) 2014/11/20(Thu) 14時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[狩猟生活に慣れているか否か。
そういったものをドナルドは考慮していない。
雪道の険しさを知りながらもどこかで何とでもなるなんて思うあたり
雪山に慣れていない経験不足が要因。]

 ――…。

[フィリップの考えに静かに耳を傾け考える。]

 俺はラルフの意思を尊重する。
 これまでもこれからも。
 望むよう後悔ない生き方をしてほしい。
 大事だから守りたいってのは勿論あるけど、な。
 それでラルフが泣き暮らすことになったら、
 俺はその選択をきっと後悔するだろうから。

[大事な大事な同行者であるラルフへと目を向ける。
彼が傷つく姿はみたくない、そう思いながら。]

(377) 2014/11/20(Thu) 14時頃

【人】 小悪党 ドナルド

 衝動が起こったら、掛かってこいよ。
 力尽くで止めてやる。

[フィリップをじっと見据えて]

 俺は、そう簡単にはやられてやらねーから
 覚悟しやがれ。

[にっ、と口の端を吊り上げて不安感じさせぬ笑みを形作る。*]

(379) 2014/11/20(Thu) 14時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[息詰まるような音色がフランシスのくちびるから漏れ聞こえる。
透明な声音を好ましく思えばこそ
ピアノをこの指で奏でるように
フランシスに触れてうたわせるはきっと心地よいだろう。
ひとかけものか分からぬ部分でそんな事を考える。

音たてぬ言葉>>384は白眺めるドナルドに届かない。
けれどそれは当人も自覚する本質のひとつ。

舌先には触れた肌の味が仄かに残る。
唾液を交え転がしてコクと咽喉が上下して。
もっと味わいたいと欲が擡げる。

欲紛らわせる術も理解している。
口で、とフランシスが言ったように
肉欲で昇華させるならば相手は誰でも問題ない。
むしろ、絆されすぎぬ相手の方がそれには都合よくも思える。]

(395) 2014/11/20(Thu) 15時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[フランシスがフィリップに言葉向けるに耳を傾ける。
彼には彼の考えがある。
無茶はしてほしくはないけれど無闇に口は挟まずに。]

 ――……ン?

[ラルフも同じ、とフランシスが言えば>>388
きょとと不思議そうに瞬いた。
傷を負ったラルフを危険と認識できてはいない。
身内ゆえの欲目もあったかもしれないが
彼を傷つけた者を危険視する意識のほうが強く
いまいちピンとこないように首を捻る。]

(396) 2014/11/20(Thu) 15時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[続けられる話>>390を聞いていたドナルドの表情が次第に翳り]

 フィリップとラルフが、先祖返り?
 遠吠え、……ああ、だから、
 悲鳴聞こえる前に、動けた、か。

[その情報に納得できる場面が過ぎり、なるほど、と頷く。]

 気付かなかったのは俺も、だし。
 何もなければ気付かれたくもなかっただろ。

[ぽつ、と零してラルフを見遣る。]

(397) 2014/11/20(Thu) 15時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[――“先祖返り”
きっかけあれば同じものになる可能性をもちながらそれには気付かず、
この腹の奥底にある澱みを血族が抱えるものと同じと思っている。
昔の事があるから箍が外れやすい、それだけを認識して。

再び、窓の外へと目を向ける。
他の色を白が飲み込み染めつくす。

己の中の醜い澱みも雪ならば染めてくれるだろうか。
そんな詰まらぬことを考えて、自嘲の笑みを口許に湛えた。**]

(399) 2014/11/20(Thu) 16時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

―― 三階/個室 ――

[自重的な笑みがふっと消える。
ガラス越しに見える雪から隻眼はフランシスへ移ろう。
震え上擦る音色にぞくりとした。
誘われるような思いを懐く。
再び寄せられた額の意味は――。

考えてはいけない。
けれど知りたい。

相反する思いに絡め取られる。]

(414) 2014/11/20(Thu) 20時頃

小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2014/11/20(Thu) 20時半頃


【人】 小悪党 ドナルド

[ラルフの目覚めにほっと安堵の色が浮かぶ。]

 ……おはよ、ラルフ。
 っと、安静にしてろよ。

[咳き込む音に焦るように言葉付けたし]

(416) 2014/11/20(Thu) 20時半頃

ドナルドは、フィリップとラルフが名を呼び合うを聞いて、大丈夫の言葉>>422に困ったように眉を下げる。

2014/11/20(Thu) 20時半頃


【人】 小悪党 ドナルド

 ――…なァ。

[誰にともなく呼び掛ける音。]

 先祖返りなら、さ。
 ひとの血肉が栄養になったりする?

 ラルフの怪我、はやく治ったりとか、あるのか?

[遠い昔ばなしのような血族に伝わる話を思い出し
それが可能ならば差し出す事も前提にある問いかけを
この部屋にいるフィリップ、ラルフ、フランシスの三人に。]

(426) 2014/11/20(Thu) 20時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[ラルフの応えに、ひとつ頷く。]

 わかんねぇか。
 じゃ、可能性はあるわけだ。

 ――…俺で試してみっか?
 あんま、量はやれねぇけど。

[寝台にいるラルフへと歩み寄る。]

(431) 2014/11/20(Thu) 20時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

 ――…俺は、な。
 ラルフが元気になる可能性が少しでもあるなら
 それを試してみる価値、あると思うンだわ。

[ラルフの尋ね>>433に、
にっと口の端を上げて笑う。
悪戯な子供のころのような顔。

伸びるラルフの手を己の手で支える。
寝台の縁に片膝のせて身を寄せれば
その重さに、ギシリとそれが鳴った。]

(437) 2014/11/20(Thu) 21時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[止めるフィリップの声>>439に怪訝そうな顔。]

 力尽くで止めればいいだろ。
 ラルフが抑えきれなくなっても
 止めるのは俺だけじゃねぇんだし。
 フィリップも、フランシスも、此処にいるだろ。

[ひとりの力で何とかならずとも
彼らがいればなんとかなるという信頼をみせ。]

(443) 2014/11/20(Thu) 21時頃

【人】 小悪党 ドナルド

 痛いのは覚悟してるって。
 でもさ、ラルフも今すっげぇ痛そうだし。

[フランシスの制止の言葉>>440にも
相変わらずの様子。
目の時より痛いだろうかとぼんやり思いながら。]

(446) 2014/11/20(Thu) 21時頃

ドナルドは、ベネットとフィリップの必死さがわからぬのは喰われかけた事がないせいかもしれず。

2014/11/20(Thu) 21時頃


小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2014/11/20(Thu) 21時頃


【人】 小悪党 ドナルド

[ラルフへと差し出すは左手。
袖口からあらわになる腕に彼のくちびる触れれば
微かに肌が震える。]

 ――…神経まではいってくれるなよ。
 でなきゃ仕事、できなくなるし、さ。

 難しいなら他でも構わない。

[利き手は彼の頭へと伸ばして
撫でてあやそうとする動き。]

(452) 2014/11/20(Thu) 21時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[フィリップの言葉>>448にきょとと瞬く。
ラルフの眸を覗き]

 ああ言ってるけど、
 ラルフは、如何したい?

 フィリップと同じを背負う気は?

[フランシスの声>>451が聞こえる。
捕まれる身体、ちらと視線が一度そちらに向けられ]

 だってさ、
 ラルフはフィリップと離れたくないンだろ?
 でもラルフの怪我がなおんねぇと山下りられない。
 なら、さ、怪我はやくなおす方法探すしかねぇじゃん。

(454) 2014/11/20(Thu) 21時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[ラルフの舌の感触にドナルドの喉が震える。
音として漏れ掛けるを飲みこみ柳眉を寄せ堪える。]

 ラルフがそれを選んだなら
 俺はそれを尊重するよ。

 お前さんの好きにしろ。

[くしゃりとその髪を撫でて
右手はラルフの項に添えて]

(459) 2014/11/20(Thu) 21時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[フィリップの眩暈には気付けないけど
やだ、と紡ぐ声は聞こえる。]

 フィリップがラルフが苦しむのやだって思うように、
 ラルフだってお前さんの苦しみをやだって思うンだろうよ。
 ラルフも優しい子だからなァ。

[少しばかりお兄ちゃん風ふかせて。]

 その苦しみ、
 分かりたい、って、思うかなー、って。

[なァ、とラルフに尋ねるような音色向ける。]

(463) 2014/11/20(Thu) 21時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

 ――…今更、だろ?

[ずるい、というフランシスに口の端をあげる。]

 ずるい俺は嫌い?

[ちら、と視線のみ彼へと向けて]

(468) 2014/11/20(Thu) 21時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[あたたかくぬめる舌から硬い歯の感触が肌に触れる。
突き立てられたそれが皮膚を裂く感覚にぐっと拳を握りしめた。]

 ――…ン、っ。

[溢れ出る血は色濃く滋養に満ちたもの。
傷口を舐めるその感触にぞくりと背筋に奔るは――。
悩ましげに眉を寄せてその様子を見詰めながら痛みに耐える。]

(470) 2014/11/20(Thu) 21時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[あの時ほどの痛みではない。
腕の傷が熱もつのを感じながら息を詰める。
加減されるように急速に奪われるでなく
ゆるやかに与えるような心地だった。]

 ――…ラルフの痛みが、
 少しでも減ればいい。
 はやく、治れ。
 元気に、なってくれ、よ。

[ラルフの項に宛がう手で
彼の髪を再び撫でてあやすように言い遣り]

(475) 2014/11/20(Thu) 22時頃

メモを貼った。


【人】 小悪党 ドナルド

[フランシスが首振る気配にそっと笑う。
優しい彼のことだから嫌いとは言わない。
そんなずるい思いも見透かせばいいと思いながら]

 ――…フランシス、
 心配ばかりかけてごめんな。

[我儘の為に彼に心配かけていることを謝り]

 ラルフ、そろそろ足りる、か?
 あんま舐められると変な気分になってくる。
 それ以上すっと、襲うぞ?

[眉を寄せたまま、にんまりと悪戯に笑い、ラルフを止める言葉。
傷口から溢れる血の量は徐々に減ってきていた。]

(478) 2014/11/20(Thu) 22時頃

【人】 小悪党 ドナルド

 ――…これでも自重してるンだけど?

[クツリと喉を鳴らしフランシスの声に笑う。
自重せねば既に襲うを実行していたかもしれぬ保護者に。
服を掴み、背を叩くは彼にしては珍しい行い。
少しだけ愉しげに笑う。]

(485) 2014/11/20(Thu) 22時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[潤む琥珀に隻眼が細まる。
零される吐息の音色にやはり笑みを湛えて]

 よし、いい子だな。
 後はなるだけゆっくり休んで――…

[腕から離れたくちびるに残る己の赤を
傷塞がりつつある左手の、親指の腹で軽く拭い
髪撫でた手は柔く項を掠めて、身を離す。
ギシリ、と、また寝台がなり、下す片膝。]

(487) 2014/11/20(Thu) 22時半頃

― 少し前の居間でのこと ―

[名を呼んだ後、ディーンはしばらく気配のした方を見ていた。
一瞬目が合いそうになったのを逃げるように逸らして、屈みこむ背中をじっと見つめて、もう一度、彼が振り返った時は確かに、目が合った。]

 ――……シメオン。

[ディーンはもう一度呟く。
確かに彼はこちらを見ていた。
ニコラにさえ見えないこの姿を、確かに見ていた。
それは、彼が自分と同じ状態であるということを表している。

つまり、彼の命もまた、潰えたのだ。]


[ディーンは、ニコラの金の髪に視線を落とす。
彼の幸せを願っていた。それを一緒に探すことは出来なくとも、幸せになって欲しいと願っていた。

彼と共に旅をするきっかけになったのは、彼が右脚を食われたことだ。彼の右脚を食べたのは、ディーンのいた旅芸人の一座の一人だった。
足が上手く動かなくなった彼の面倒を、誰かが責任を持って見る必要がある。そうして白羽の矢が立ったのは、彼の遠い親戚でもあるディーンだった。
日常的に触れ合っていたほど近しいわけでもなく完全に無縁とも言えない遠い親戚という関係性は、周囲の大人たちにとっては都合の良い理由になった。

共通点といえるのは、せいぜい金の髪の色ぐらいのものだ。
しかしそれでも、シメオンと初めて会った時、ディーンは彼が自分の太陽だと思ったのだ。
彼が、我慢の上に成り立っている暗い道を照らす光だと。

しかし、ディーンの太陽は他にあった。
今ならば分かる。自分はただ、縋るものが欲しかっただけだ。
だからこそ、子供である彼を太陽だと思った。思おうとした。]


メモを貼った。


[いうなれば彼は、我儘の犠牲者だった。
最低限の接触以外を避け、まるで神聖なもののように扱って、結果的に彼に寂しさを植え付けた。
そうして最後には彼の為だと詭弁を使って彼を捨て、自分だけが楽になろうとした。

それは、許されざる罪のように、ディーンには思えた。]

 …………。

[唯一、醜い自分を受け入れてくれたニコラの髪に触れる。
一房抓んで、唇を落とした。それは祈りの代わりだった。
全てをニコラに差し出した。
しかし、今残っているこの、ひとかけらは。
彼に差し出そうとも差し出せない、今の自分は。

最後の機会、なのではないか?]


【人】 小悪党 ドナルド

[ラルフの声>>495が甘く聞こえる。
二人きりならばそのまま戯れる事も有り得るほどに
誘われる心地がした、けれど。
望まぬ事をする心算はなく、ふ、と笑うにとどめた。

フランシスの尋ね>>493聞けばそちらを振り向く。
じとりとした眼差しに困ったように眉を下げた。
背中に奔る甘い痛みに喉を鳴らして]

 本当だって。

[拗ねたような声音は少しだけ幼く感じられた。
ゆるとフランシスへと向き直り]

 いや、珍しいなーと思って。
 俺の為に必死になってくれンのが
 ちょっとうれしかった。

(498) 2014/11/20(Thu) 22時半頃

 ニコラ。少し、行ってくる。
 ……必ず、君の元に帰るから
 ――少しだけ……許して欲しい。

[ディーンにとっての唯一は、ニコラを置いて他には無い。
今、彼に声が届かないことは分かっている。
分かっていても、そう言い置いて居間から階下へと向かうニコラの側を一時離れて、シメオンの去った方向へ向かう。]

 ――……シメオン!

[そうして、一際大きな声で、名前を呼んだ。]


[階段を上る。
薄暗い扉が並ぶ廊下。
空っぽの部屋の前で立ち止まった。

扉に手をかけて――触れられはしなかったけれど――そのまま、立ち止まった。
どうしようかな、と首を傾げて、
何故此処に入ろうとしたのだっけ、とまた考えた]

 ………え?

["名前"が聞こえた。
よく知っているような、けれど何故だか馴染みの薄い名前。
二人旅、元々言葉少なな彼との道行きで
名を呼ばれることはそう多くはなかったから――]


[ノブを回さずにそのまま扉を押すと――"開いた"
中に入り、後ろ手に閉める。
いつかとは違い、そのまま部屋の中へ進み、寝台に腰掛けた]

 なんだったかな…

[聞こえた名前。呼ばれた、名前。
覚えているのに、忘れてしまった。

――もう呼ぶ人なんて、いないと思ったのに。

覚えている想い、靄のかかる記憶。
足を組んで、右足を擦って
息を吐いても、もう白くはなかった]


[シメオンの去った階段を昇り、ディーンはそこで足を止める少年の姿を見つけた。
これまで彼の名を呼ぶのに、声を張ったことなどなかった。
その必要性がなかったからだ。

ディーンは、ふと考える。
自分が子供の頃、飲み込んだ我儘がいくつあっただろうか。
言ってはいけないと思っていた事がどれだけあっただろうか。
――それらを溜め込んだせいで、より一層苦しむことになったのではないか。]

 ……シメオン。

[彼が消えたドアの向こうを暫し見つめてから、ディーンはその姿を追い、部屋の中に入る。
寝台に腰掛ける姿を見てもう一度、今度はいつもの音量で名前を呼んだ。]


【人】 小悪党 ドナルド

[目に毒、とフランシスに言われた左腕の噛み傷を見る。
血は薄く滲むのみなあたりでラルフが加減したのだと分かる。
背へと向けられた甘い痛みをなぞるように動く保護者の指。
ピク、と微か眉が寄るは欲を擽る動きゆえ。]

 ――…珍しい。
 過保護で心配性で、大事にしてもらってンのは知ってるけど
 あんな風にあわあわするとは思わなかったし。

[反らされた眸。目許にのる紅は艶やかで。
昔、少女に向けられたものと似ているように感じるは気のせいか。]

(509) 2014/11/20(Thu) 23時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[考えるように視線を巡らせた先、
フィリップがラルフに口付けるが見えた。
じ、と隻眼を二人へと向ける。]

 ――…その先、するなら見てていい?

[好奇心のままに尋ねた。]

(512) 2014/11/20(Thu) 23時頃

 ……それ、俺の名前?

[入ってきた彼の姿は、確かな存在に見えるのに
明らかに話しかけてくるその様子は生者のものではない。
わからないのに、胸が痛んだ。
思わず、顔が歪み、涙が出そうになって俯くほどの、痛み。

わからないのに、覚えてないのに
感情だけ残るなんて、そんなの理不尽だ]


 何か、用?

[これで、違うと
それは君の名前じゃないと言われたら。
想像したら少し笑えた。

彼も誰かに食べられたのかな――
顔をあげ、真っ黒に見える瞳を見つめながら、思いを巡らす]


 …………ああ。

[問われた内容を把握する為の間が空いた。
どうやら彼は自分の名前を覚えていないらしい、と理解して、ディーンは僅かに目を伏せ、彼の問いを肯定する。

それから、彼の前に歩み寄って見上げる顔をま近くに見下ろす位置に立つ。]

 君は、シメオンという名前で……
 僕の、たった一人の  家族、だった。

[言い慣れない言葉に、眉を寄せる。]


【人】 小悪党 ドナルド

[フィリップは嫌がらぬ様子。
ラルフの返事待つようにそちらへと目を向けた。
ラルフはと言えば悩む様子。
フランシスも目を丸くするあたりで想定外だったのだろうけど。]

 ――…熱の解放、だろ?
 まあ、愛の営みだっつーなら廊下で見張っといてやるけど。

(519) 2014/11/20(Thu) 23時半頃

 家族に会うのに……理由は、いらない。

[どんな物語でも、芝居でもそうだ。
現実がそうであるかどうかは定かではないが――そうであって欲しいと、思う。]


【人】 小悪党 ドナルド

[フランシスの言葉>>514にはことと首を傾げた。]

 悪い、とは言ってない。
 別に気をつける必要もないし。

 ――そういう一面もフランシスの側面、だろ?
 見れて嬉しいと思うけどな。

 あー、これ以上は貧血になりそうだから
 そんなほいほいやらねーって。

[堅苦しくもっともらしいその表情に思わず苦笑漏らす。]

(524) 2014/11/20(Thu) 23時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

 やり方には興味あるな。
 ひとにしてもらう事ないし。

[フランシスの問い>>522にゆるく頷く。
違いをフィリップ>>523に尋ねられれば瞬いて]

 深い想いがあるかどうか?
 遊びか、本気か。
 好きな相手にされっと、喰いたくなんねぇ?

[想いを深め触れるうち、喰いたいという衝動が芽生えた。
違うのだろうか、と首を傾げる。]

(527) 2014/11/20(Thu) 23時半頃

 ………家族

[声にしてみても実感がわかない。
またひとつ、"記憶"が消えた気がしたけれど
忘れたものがなんなのかなんて、わかるはずもない。

すぐ近くにある瞳を見上げて、
その表情が――読めなくて。
手を伸ばしてみた。
理由はない。
だって、理由なんていらないんでしょう?]


[家族といっても、所詮は他人だ。
ならば他人でも家族になれる。

そう、思っていたこともあった。
思い出して、なくしたもの。

もうきっと、彼の表情は読み取れない]

 名前

[いらない、もの]

 名前、なんていうの

[それでも呼ぶのは、好きだった]


【人】 小悪党 ドナルド

[ラルフを害す者がこの山小屋に居る。
そんな状況で遠く離れる事は考えられない。
仮令血の匂いがするとしても部屋の傍、
廊下にいることしかドナルドは考えていない。]

 フランシス、ルーツが潰れる。

[じたばたする鳥を見遣りぽつと零した。]

(530) 2014/11/20(Thu) 23時半頃

[手が伸びてくる。
これまで、彼に手を貸す以外――つまり、自分の手以外を彼に触らせたことはない。
反射的に逃げそうになって踏みとどまった。
触れられることを厭う理由は、もう無いのだ。

シメオンの指先は頬に触れた。
体温は感じない。
ディーンの眉間に寄った皺が、僅かに緩む。]

 ……ディーン・クロフォード、だ。
 君の名前は、シメオン・クロフォード。

 僕の、弟だ。

[姓なんて必要がないと思っていた。
しかしそれは、家族であるということを示す為の記号だ。]


【人】 小悪党 ドナルド

[甘い囀りがラルフのくちびるから零れる。
彼の言葉>>531に隻眼を眇め]

 ――…それはラルフにしかわかんねぇ事、だろ。
 嬉しいの、程度にもよるンじゃねェかな。

(533) 2014/11/21(Fri) 00時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[フランシスの言葉>>532にはたと瞬く。
どういうことか、と思うのは
思うまま深く考えず言葉とするからで]

 ン、酔わせたなら済まなかった。
 ――…平気か?

[血を流したから酔ったのかと思い案じる声向け]

 ……?

[背を向け見ないという彼を不思議そうにちらと見遣る。]

(538) 2014/11/21(Fri) 00時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[フィリップの言葉>>534にきょとと瞬き]

 ――…それ、恋じゃねぇの?

[もっと、と強めて言われるそれには
思わずそんな言葉を返していた。]

(539) 2014/11/21(Fri) 00時頃

[頬に届いた指がびく、と震える。
そこでようやく、触れられるとは思っていなかったことに気づく。
少し前、痛みに冷たくなっていた胸の中がふわりと温まって
そのまま頬を引っ張ろうとしてみる。
ちょっとした悪戯心、避けられるだろうと、やはり思いながら]

 ディーン
 ……ディーン、  おにい、ちゃん?

[幼い呼び方。
どっちがおにいちゃんなの――幼い声が過って、消えた]


【人】 小悪党 ドナルド

[もしもの時、と言うフランシス>>537
少しだけよわったように眉を下げる。
目許に掛かる自らの前髪が気になり
利き手で軽く掻きあげるけれど
油付けぬそれはさらと流れて元通り目許に。]

 ――…俺、フランシスにされたら、
 喰っちゃうかもしれねぇンだよな。
 途中で止める、自信ねぇし。

[ぽつりと小さく声漏らすは
ラルフの嬌声>>541が響きはじめる頃。]

(547) 2014/11/21(Fri) 00時頃

[まさか、引っ張られるとは予想もしていなかった。
しかし我儘の一つも言わなかったシメオンのことを思えば――そんな彼に甘えていたことを思えば、頬の肉が多少伸びるぐらいは仕方が無い。
それに何より、シメオンの手を引き剥がすことは出来ない。]

 ……呼び捨てで、いい。

[おにいちゃん、はむず痒い。
照れも何もかもをいつも通りの気難しい表情の奥に隠して、ディーンは必要最低限だけを告げる。

シメオンの記憶に欠落があるらしいこと、それ以外は何ら変わらないように思える時間。
――しかし、旅はもう終わった。
いつまでも続く時間は無く、ディーンには帰るべき場所が出来た。]


 シメオン……僕たちは旅をしていた。
 でも、それももう、終わった。

 ……僕は、君を裏切った。
 でも、君のことは今でも、大事だと思っている。
 ――幸せであって欲しいと、願っている。

[果たして、今の彼にこの言葉は届くだろうか。
ディーンには分からない。
しかし、告げるべきことであると思ったのだ。

名前を呼ばれた。
ディーンは静かに背後を振り返り、口元にささやかな笑みを浮かべる。
再びシメオンに向き合った時、ディーンの片目が失せ、ぽっかりと穴が空いていた。]


【人】 小悪党 ドナルド

 …………ン。
 喰いたくなんねぇなら違うのかな。

[フィリップとラルフの言葉からは
どちら、とははっきりせず首を傾げる。
結局答えが出ず寝台の二人の様子を眺め]

(550) 2014/11/21(Fri) 00時半頃

[たとえもう一度、山小屋での数日間をやり直すことになったとしても、同じ道を選ぶだろう。
ディーンが選ぶのは、連れ添った弟を守って共にいる道では無く、ずっと待ち続けた太陽に身を捧げる道だ。

ディーンの片目は、ここにはない。
いや、片目だけではなく、命も、心も、全部。
残るひとかけらは、残滓だ。
――死に至る間際に一瞬だけ見た、眩しい日の光の名残。]

 …………シメオン。
 君は僕の、大事な弟だった。

[全ては過去形になる。
ディーンからシメオンに手を伸ばすことは、できない。**]


[掴んだ頬を、笑みの形になるように引っ張って
その似合わなさに声をあげて笑った]

 ディーン  か
 うん、呼び捨てじゃなきゃ変だね

[手を離し、膝の上に戻すと落ちつかない様子で握ったり開いたり。そうしながら続く言葉を、聞いていた]


メモを貼った。


 変なの

[彼の言葉は、悲しいくらい、おかしかった。
死んだ者に、先はない。
少しずつ毀れていく欠片は過去のもので
毀すものすらなくなったら、いつか消えるのだ]

 ……変なの、そんなの
 生きている人に、願ってあげて

[叶いやしない、とは。言わないでおいた。
口にするのは、やはり少し、悲しかったから]


【人】 小悪党 ドナルド

[フランシスと視線がまじわる。
酔ったという彼の顔色を窺い]

 大丈夫、だと思う、か。

[危うくも感じられる返事とも思え]

 ――…熱の解放、しとく?

[深く考えずそんな問いかけを彼へと向ける。]

(555) 2014/11/21(Fri) 00時半頃

[振り返った彼の顔には、暗い空洞があって
それはきっと、最初からあったもの。
遺してきたことを、少しだけ忘れていたのだろうと
自分に照らし合わせてそう、考えた]

 家族、って言葉憧れてたけどさ

[それは、無条件に愛される証だと
そう、夢見ていたから]

 いいんだ、そんなの
 そんなのもう ……忘れてしまって、いいんだよ

[そうして、笑う。
笑い方を、まだ覚えていて良かった。

早く、この"悲しい"も忘れてしまえたらいいのに]


 ありがとう、   ……ディーン

[それでも、呼んでいるうちは忘れない。
忘れないように、もう一度呼んだ。

名前だけ覚えていて、
そして早く――消えてしまおう**]


メモを貼った。


【人】 小悪党 ドナルド

[寝台から聞こえる音と見えるものに煽られぬ事もないけれど
大人と言えず衝動を飼いならす事を覚える過程で
想いを重ねて交わるようにもみえるのに
喰いたいという衝動が見えぬ事を不思議に思う。
思案すればこそ煽られ方は近くある保護者よりも緩やか。]

 ――…ン?

[名を呼ぶフランシスの声>>558に思考が途切れる。]

 ……喰いたくなる程度には好きだよ。

[さらと何気ない風に笑いながら言葉返すが
何やら苦しげにも見えるルーツが少し気になる。]

(561) 2014/11/21(Fri) 01時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[フランシスの驚きの声>>559にきょとと瞬く。
具体的な方法は無論考えていなかったから
あかく染まりゆく彼の肌に首を傾げ]

 ――…あァ。
 食べたくなるから口では出来ねぇな。
 ……手で、手伝う?

[ルーツのように轡が必要かもしれない、とぼんやり思う。]

(563) 2014/11/21(Fri) 01時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[熱の解放。
考えていたものとは違う光景が寝台の上で繰り広げられている。]

 ――…あれって前戯っていうやつ?
 フランシスも熱の解放手伝うとき、
 ああいうこともすんの?

[寝台の二人を指さして保護者に問う。]

(564) 2014/11/21(Fri) 01時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[フランシスが零した一音>>567に瞬く。
ルーツの羽音の間に聞こえる声>>571にはにっと口の端釣り上げる。]

 其処まで想われてるとは思わなかった。
 ――自分以外の血は、甘い、とかじゃなくて?

[血に酔いやすいのは子供だからかうちに眠る獣のせいか。
分からぬままフランシスは違うのだろうかと首を傾ぐ。]

 ふうん、そっか。
 えー、だって、知りたいし。
 いつかフランシスみたいに保護者するかもしれないし
 そういう時に知らないと困るだろ?

[鮮やかに染まる頬を見ながら、止める言葉に不思議そう。]

 ……そっか、するんだ。
 ふぅん。

[珍しく不満げに、くちびるは結ばれヘの字を描いた。]

(574) 2014/11/21(Fri) 01時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[フランシスの視線>>580がそれるを感じ、
ふむ、と頷き寝台の二人の動きをじと見遣る。
ラルフがそれなりに動けるようになるを見て
少しは回復しただろうか、とそんな事を考えて]

 ――…特に甘いンだ?
 へぇ、それは嬉しいかも。

[にんまりと笑み湛えて機嫌がなおる風。
正論、と言われればしたり顔で]

 これから必要になるかもしれない知識だし
 覚えておいて損はないだろ。
 ……少しだけ?
 んー、やっぱひとによって違うンだ。

[少しばかり安堵したように頬撫でる手に目を細める。]

 された奴が羨ましくなった、だけ。

(584) 2014/11/21(Fri) 02時頃

ドナルドは、寝台の二人の、事が済むを知り、視線を離した。

2014/11/21(Fri) 02時頃


ドナルドは、再び聞こえる声にまだ済んでないのだと知った。が、熱の解放というより戯れか、と認識しはじめ。

2014/11/21(Fri) 02時頃


【人】 小悪党 ドナルド

[揺れる緑>>588をチラと見遣る。]

 毒なら怪我しないようにした方がいっか。

[なら更に気をつけようと思う。
教えられる事にはなるほどと頷いて]

 そういうもんか。処理、された事ねぇからわかんねぇえけど

[フィリップとラルフが此方の目を気にせぬのは処理だからか。
没頭していて見えない可能性も考えられる範囲ではあるが]

 処理、なら割り切れるけど
 好きなひととだと割り切れねぇだろ。

[耳朶に触れる温度に微か肩が跳ねる。
フランシスの尋ねに眉を寄せて悩むような顔で]

 してほしい、けど、我慢できなくなりそうだから。
 飼い慣らせるまで、ダメ、だろ?

(594) 2014/11/21(Fri) 02時半頃

ドナルドは、フィリップとラルフを若い、と思うあたり自身も歳かもしれない、と複雑に思う。

2014/11/21(Fri) 02時半頃


小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2014/11/21(Fri) 02時半頃


【人】 小悪党 ドナルド

[フランシス>>598に頷く。]

 まあ、処理、出来るンじゃねぇかな。
 これまでもそうしてきたし。

[たぶん、と締めくくられる言葉に微か首を傾げるが
そのたぶんが何を思い紡がれたかは知れず]

 割り切れる相手とならアリなんだろうけど
 ……や、身体重ねて絆されることもある、か。

[考える風に眉を寄せる。
吐息の音色が耳朶を擽りくすぐったげに首を竦めて]

 ちゃーんとフランシスに教わった事覚えてるだろ?
 飼い慣らせるの、いつになるかわかんねぇけど。

[薄く薄く血の滲む傷口にくちびる触れるを感じ
少しばかり照れたように目許が淡く染まる。]

(607) 2014/11/21(Fri) 03時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[血とは別の体液の匂いが漂う。
換気、という言葉が頭を過るが外は吹雪か。
窓開けるも宜しくないかと思い思案気に。]

 ――……。

[熱の処理ならシーツを取り換えたり世話を妬けるが
仲睦まじく寝台の二人にそれをするも憚られた。]

(612) 2014/11/21(Fri) 03時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[何と声掛けて良いかわからない。
フランシスをちらと見遣る。

そのまま眠り翌朝その身をもって学ぶもありだろう。
眠ってしまったように見えるラルフを起こさず
処理するのも難儀だと思う。

それより寝る場所は如何するか。
自分たちの寝泊りする部屋だが
このままの状態で寝るのも躊躇われる。]

 ――…なんか、
 ルーツと同じである意味自由だな。

[ちらともう一度フィリップに目を向けて息を吐き出す。**]

(625) 2014/11/21(Fri) 04時頃

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