人狼議事


30 ─今夜、薔薇の木の下で。

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[頭を撫でられる様子にその手を見上げるように…。]

 ああ、触れるんだ。

[手が止まったのを感じると、そのまま、顔を伏せる。]

 ばか、だけどさ。
 ばか、な自分も悪くないって思う。

 好きな人は、他の奴が好きなんだけど、
 それでも、やっぱり、好きなものは好きだよね。

[素直に素直に紡ぐ。本当にばかみたいに。]



――愚昧さは、罪だよ。

[サイラスとセシルのやり取りに、冷たい口調で呟いた]


[俯く顔から聞こえる言葉。]

…――じだな。
好きな奴が他の奴を好きでも好きなものは好き。だよな。
自分を通して他の奴を見てたとしてもな。

[莫迦みたいに同じで。思わず。置いたままの手で髪をくしゃくしゃと
 掻き撫でた]

…全く、皆、莫迦野郎、だぜ―――……。



……まあ、どこが何ゆえに愚かなのか解っているのなら、それも悪くはない時もあるけどね。

[声音から険を消し、普段の表情に改めて、そう続けた]


冷たく聞こえた呟きにちらりと睫毛を一瞬動かしただけ。


【人】 鳥使い フィリップ

それは……

ルーカス、助けてくれないってこと?

[ルーカスの言葉に少し落胆したように呟いて。
手首の花弁に触れていた手がその手首を掴む。]

―――…だめだよ。

助けて…くれなきゃ。

[蒼い色は翡翠の奥で冷えて。
一度囚われてしまった瞳は
ルーカスの言葉では元の色に戻ることはなく、
そっと、唇を寄せると手首の花弁を舐める。

だめ、もう一度そう囁きながらほぅと吐息を吹きかけて。
思い出すのは蒼薔薇に与えられた甘い甘い悦楽。
穿つ甘さを与える姿は、今は眠る後輩の姿をしていて。]

(139) 2010/09/09(Thu) 20時半頃

けれど、愚かでいることが誰の望みも叶えないのなら、何をどう解っていようと、矢張りそれは愚昧で、罪だとしか言い様は無い。
僕はそう思う。

たとえば――そう、サイラスがちょうど今言ったみたいな()関係にしがみつくようなこと。


[トニーの冷たい口調には構わず、
 いや、むしろ、ロビンをはじめとするいわゆる真面目な連中からは、普段から散々冷徹な言葉や態度を受けているのもあるから。]


 髪、気持ちいい?


[ぐしゃぐしゃ己の髪を掻き乱すサイラスに、少し笑ったような声でそう聞いてみる。]


[ふんと鼻を鳴らし一瞬そちらを見やる]

アホか。子供がそんなに早いうちに大人になったつもりで。
大損してるぞ。


[少し笑うセシルに、同じく微笑んで]

…そうだな。

[間を空気を吸い込んで。]

やっぱ。セシルは大事なダチで同士だもんな。

[久しぶりの大輪の笑顔を少しだけ覗かせる]




 それは、好きでいること事態が罪だってことに聴こえるけど。
 相手も自分も好きでいてくれたら、それはとてもいいことだけど…。




 そんなにうまくはいかないよね。

[愚昧といわれることも、罪人と呼ばれることも、
 既に気にするレベルじゃなかった。


 ヘクターと同室であった事実で、もう陰口としては、かなり酷いレベルまで言われてたし、実際、いわゆる不良だから。]


【人】 鳥使い フィリップ

[ぴしゃりと言い放たれた言葉は言霊のように
一度翡翠の中の蒼へと刺さる。]

―――…ぁ、

[ぐらりと、怯えたような瞳は翡翠のものだったのか。
それとも裡に潜む蒼い花の残滓のものか。

捕らえることなど簡単だったはず、けれども効かない。
触れていた手首から離れた手は、蒼く咲く首元へ。
蒼い花弁の痕を両手で押さえて
苦しげに呼気を荒げればまた首筋に浮かぶ新たな花弁。]

(141) 2010/09/09(Thu) 21時頃

【人】 鳥使い フィリップ


…ル…カ、ス…
……くるしい…、

[後輩を呼ぶ声は、
先程までの甘い囁きではなく何時もの声。

蒼薔薇に、裡から侵されていく。
首筋に徐々に浮かび上がる花弁が繋がり
一輪の花となった時には、きっと新たな宿木として…。
セシルを殺そう、そうせせら哂う蒼薔薇の仕掛けたもの。
セシルの届かない場所へ、置き遣るかのように。]

(142) 2010/09/09(Thu) 21時頃

セシルにだよなと頷いてまたくしゃくしゃと髪を掻き乱した。




 そう、よかった。

[友達が笑う様子には嬉しそうに。
 ただ、それでも、悲しいものが垣間見えるから。
 指をその髪に少しだけ絡めた……。]

 オレもサイラスは大事な友達。
 これからも、ずうっと。

 よろしくね。

[未来があるかのような言葉を紡いで…。]


フィリップの苦しがる様子を、やっぱり悲しそうにみつめて・・・。


 きっと、フィル先輩が、蒼薔薇にいてほしいって願うなら。




 オレは死んじゃうね。

[人事のように言うのは、悲しすぎたから。]


メモを貼った。


[少しだけ自分のプラチナブロンドの髪に絡められる指]

ああ……よろしくだよな。

[にこっと歯を見せるような笑いをして。悲しみを見せないように
 眼を逸らしたのは僅かな時間。
 フィリップを見つめる眼に、ただ手を頭に触れていてやるだけ。
 口に出された言葉にはっとして。でもその手は其の侭に]


…届かないって辛いな……。


[それは届けるものがいるとは知らずに口にされて]




 そうだね。

[頭に手があることで、きっと一人よりは淋しくなくて。
 目を閉じて、手の感触だけ、感じることにした。*]


メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ

[裡から刻まれていく蒼は貫くような痛みと、
それ以上に震えるほどの甘さを持って。
荒ぐ息はルーカスに抱き寄せられるとくぐもったものに。]

あ、
あぁ…

…厭、だ

[零れる悲鳴は情事の時を思わせるかのような。
拒絶の声はルーカスに向けたものなのか、
それとも裡から責め苦を強いる花にか。

翡翠がじわりと潤むと縋るようにルーカスの服を掴み。
体温は其処に在って、けれども求めるものではなく]

(147) 2010/09/09(Thu) 21時半頃

【人】 鳥使い フィリップ


――…セ シル…

[助けを求めるかのように。
呼んだのは後輩の名、蒼薔薇の花の名。
思い浮かべたのはどちらの姿か。

ぐらりと、身体が揺らいでルーカスに
身を預ける形となった。

甘い香は身体から消えず、浸されていく意識は
囚われの世界と、常の世界でぎりぎりの均衡を保つ。*]

(148) 2010/09/09(Thu) 21時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2010/09/09(Thu) 22時頃


[迷子の迷子のユーリィはずっと深い深いところで泣いている。
みんな自分が悪いのだと。青薔薇に願ったのはじぶんだと。
叶うことの無い恋ならば、みんなめちゃくちゃになってしまえと。

こんなことになるなんで思ってやしなかったから、罪深さに怯えた迷子は、隠れて隠れて深いところへでは]


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ

―――…っ ふ…

[横たえられたまま零れるのは苦しげな吐息で。
それもまた誘う甘い香へと変わっていく。

刷り込まれるように蒼薔薇に侵されて、
塗り替えられた身体は蒼薔薇が消えた時どうなるのか。

誰かの、後輩の唇が項を這う。
焦れるような甘い疼きは裡からではなく肌に刻まれて。
蒼よりも早く、赤い色の花が咲いていく。]

……ぁ  ぅ、

[零れる吐息は熱いままだけれども、
蒼が新たに刻まれることがなくなると
落ちる吐息は苦しげな色を徐々に失くしていき]

(158) 2010/09/09(Thu) 23時半頃

[赤い獣は足掻く。
絡みつく茨の棘が食い込もうとも、待つものが居るから。

されど、彼はいまだ気付かぬ。
その身を戒めるのは自己嫌悪と罪悪感の有刺鉄線。]

「同じ、だね。」

[いつかと同じ声が聞こえた気がした。」


[華奢な手首に食い込む有刺鉄線を見せて、ユーリィは涙目で笑う。]

「ほら、一緒だよ。痛くて身動きが取れないんだ。

こういう所が似てるから…だから君を選んだのかもしれないね。」


フィリップは、薄く翡翠の色を開いて、見つめるのは痕をつけた後輩の姿。

2010/09/09(Thu) 23時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

―医務室―

…なんか、少し…楽になった。

[何が理由なのかはわからない、けれども。
呼気は熱いまま、しかしその香は先程より少し薄れて。
血の気少し失せてひやりと冷たい手を取られても
それを拒むことはない。
じんと、熱いルーカスの頬に触れると指先が
その頬を包むようにやわく動いて。]

――…ル、カスは…さ。
今、…苦しく ない…?

見てることしか、できなかったの。

[先程聴いた彼の話、蒼薔薇を胸に刻む人の話。
それは恋情だったのか、それとも違う想いなのか。
その手首の蒼は届かなくなった想いに痛まないのかと、
そう訊いて。]

(167) 2010/09/10(Fri) 00時頃

[壊し壊されたかったのは本当。種を渡したかったわけでないのに
 結局は、一番近くて、遠くて。大事な相手。
 身を巣くう呪いの種を結果的に渡してしまうことになったことは
 申し訳なく。でも―――…。]

お前で、良かった―――…。

[お前が封じ込めると言ってくれて、ある意味種を壊してくれて。
 自分で出来なくてお前に任せることになってしまったのは――…]

すまん……。

[俺の肩代わりさせて。思えば、最初の種を蒔かせる水を与えたのは
 ―ユーリィに恋心を抱かせるような助けを差し出した―のは
 …――俺だ。それを思えば、俺が刈り取るべきだったのに。
 俺が耐え切れなくて、すまんと。]

……本当に、莫、迦、だよな。

[俺たちは―――…。 やっぱり似すぎてる―――…。]


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2010/09/10(Fri) 00時頃


メモを貼った。



んーん、僕はまだ子供だよ。
子供すぎるくらいに――ロビンを本気にさせられない位に。

サイラス、大人になると自分の気持ちはいくらでも押し殺してしまえるものなの?
僕には、そうとは信じられない。
本当に『好き』な人がいたら、相手が誰を好きだろうと、何を見ていようと関係ない。
きっと、どうしようもない。というか、どうしようもなかった。

自分の気持ちを押し込めて、ただ心の中で相手を『好き』なだけでいるなんて、僕にはできないよ。



ううん。セシル、それは違うよ。
『好き』で居ること自体が罪だなんて、そんな訳あるはずがない。
あっていいはずがない。

ただ、それが自分自身も、相手も、周りの人間も、幸せにするものじゃないんだったら――そんなものはさっさと投げ捨ててしまった方がいい。どこにも行けない気持ちを抱え込んで、いつまでも自分を苦しめているよりはずっといい。

何もかも上手くはいかない、けれど、『好き』な気持ちは、そんなに簡単に失ってしまえるものじゃないと思う。
本気で伝えずに――向かい合わずに、一人でのた打ち回ってるなんて、まるで理解できやしないんだ。


フィリップは、でも…、…?と反芻するようにルーカスに訊いて。

2010/09/10(Fri) 00時半頃


[小さな少年に一つだけ、切欠を与えるように]

…執着でも、押し殺してるわけでも、ないさ。
ただ、いろんな形があるってことだけ、さ。

『好き』には、な。

[トニーのそれも間違いではなく。]


…莫ー迦。

一度向かい合った結果、だからだろ。
[俺も、セシルも、多分他の皆も―――…]


【人】 鳥使い フィリップ

―――…

[頬に触れる指が、その熱が更に高くなるのを感じて]


…泣いて、いいよ。


[痛む、それは形は違うけれども少し、
似てるとも思ったから。
じくりと、触れる掌の傷が痛む。
じくりと、裡の何処かが痛む。

そっと、ルーカスの頬を撫ぜて。]

(176) 2010/09/10(Fri) 00時半頃

【人】 鳥使い フィリップ


……硝子球みたいに…なれればいいと思ったんだ。

ずっと、目を覚まさず…眠り続けていられたら。
痛みも感じなくて…、きっと…とても綺麗。

[呼気の甘さは完全には消えない。
これが消えた時…どうなるのか。

後輩が目覚めた時…どうなるのか。

わからないまま、ただ――…一度は壊されたはずなのに。

痛みは、苦しみは、消えずに燻ったまま。]

(177) 2010/09/10(Fri) 00時半頃

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