人狼議事


162 絶望と後悔と懺悔と

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【人】 幸運の科学 リッキィ

……っ、うん、明にーさんも。

[なんだか五年前を思い出さずにはいられない構図に少しだけ、苦しくなる。>>49
でも、無事だ。

僕はやがて隣に駆け寄った絢矢へと視線を移す。そして、その手の中の小太刀にも――、>>50]

これ、……使って、いいの?

(59) 2014/02/21(Fri) 23時頃

……ただいま。

[今度こそ本当に、
こころからそう言える。

ゆっくりと閉ざしていた目蓋を開けば、
緋色は既に失われ、穏やかな墨染めの色。
きっと記憶にあるように柔らかに微笑んだ]


メモを貼った。


【人】 幸運の科学 リッキィ

[僕は絢矢からそれを受け取って、左手に持ってみる。
長さは、脇差と変わんないね。二刀振り回してる時の感覚で扱えそう]

……! それって、どういう、

[僕としては“いみな”の意味を訊いたつもりだったけど、別のことについて訊いたみたいにもとれるかも。>>54

刃は身に慣れすぎた、夜の色。
僕の手の中で、揺れて、たたずむ。
その刀身に僕の顔は映らないけれど、]

……。

[自然と笑みがこぼれてるのが、分かる]

(60) 2014/02/21(Fri) 23時頃

メモを貼った。


メモを貼った。


 マユミ……。

[顔はひどい顔になって、そして、また俯く。
 それはあの頃のようにも見えて、

 いや、嘘だ。あの頃よりずっと大人になった]

 ――……マユミも、ごめんな。

[結局、殺してしまった。
 リーもマユミも。

 それは
 もう忘れることができない]


……理衣くんはね、
あなたに殺してほしいって思ってたんだよ。
あなたが特別な友達だから。

だから、
わたしまで願ってはいけないと思ってた。

[向けられた謝罪の意味を知る、
そんな想いをさせてしまうから、
願ってはいけないと思っていたこと]

……わたしこそ、ごめんね。
ちゃんと自分で死ねればよかった。




 ――……知っでる。

[マユミの言葉に、顔もあげずに]

 だがら、なお、謝るんだ。
 そんな想いしがさせられながっだ。

 おでは、リーにも幸せになっでほしがっだだ。
 いや、リーにもいいたがっだんだ。



 おかえりっで……。

[そして、思ってまた顔を歪ませた]


 マユミは、


 おでが殺すっでいっだし……。

[そういったけれど、やはり辛かったことは間違いなくて]


その時、世界がみえてくる。彼らの戦っている姿





[その周であった獣の姿、
 その存在はわかるのだろうか。

 周であったのなら、気がついてしまうだろうか。

 マユミを貫いて、そして、己を貫いたその刃が彼のものであることを]


わたしは自分で死ぬべきだった?
お父様にころされるべきだった?

……それとも、あなたを殺すべきだった?

[今彼が感じる痛みは、
本来、自分が負うべき痛みだった]

あなたはわたしを殺すことで、
あなたを殺す苦しみから、わたしを救ってくれた。

だから、
わたしは最期に幸せだった……、
あなたのおかげで、幸せだったの。




[マユミの言葉をきいて、
 その重なる単語、やはり哀しくなって……]

 ――……違うだや。
 お前は生きるべきだっだだや。

 人間としで……。

[そんなこと無理だった。わかってて、
 でも、哀しいから。殺すべきか死ぬべきか、その二つしかない女の子なんて]

 おでは、お前を幸せにしたがっだだ。
 もっと違う幸せを……。

[丸くなって背中、そのおかれた手を掴めば、振り向いて]

 もっがいお前に会いたいだな。





 ――……こんどはころさね、がら……。

[やっぱりその身体を抱きしめてしまうのだ]


【人】 幸運の科学 リッキィ

―――…。

[そっか。
こういう形でも成長を自覚できるんだね。

かつては手も足も出ないと思っていた始祖吸血鬼を前に、
貼りつけたみたいな笑い顔じゃなくて、心の底から浮かび上がってくる笑い顔を向けて、立ち向かうことで]


―――っ!

[絢矢と始祖吸血鬼の間に明にーさんが割り込まされたのを見て、>>70
僕は絢矢の身体を左側へと押す。少しでも武器の軌道を明にーさんからずらそうと。
とっさにしても手荒だったかなって思えば、眉が寄る]

(73) 2014/02/22(Sat) 00時頃

……そうね、
あなたは幸せな未来を描いてくれた。

運命を捻じ曲げた父を、
始祖をいつかこの手で討つ、と。
ただ、それだけしか残っていなかった私に、
未来を聞かせてくれた。

[望みなどなければ絶たれることはない。

幸せを願うことは無かった、
幸福も家族もあの頃ももう返ってこない遠くの場所にある、
だから、その遠くの場所で幸せでいてくれればよかった。
自分はその幸福に微塵も関係なくても、よかった。

だから絶望はなかった、しかし希望もなかった。
生きていようとも、死んでいようとも変わりない]


だから私は、
人間として生きられなかったけど、
……人間として死ねたような気がするの。

[彼の描いてくれた叶うことのない望み。
鬼となってから初めて想像した気がする。
人の心を思い出せた気がする]



うん、そうだね。
もう一回会えたら、今度は――

[抱きしめる腕に、
記憶の中の温度と匂いと甘苦しさに、
泣き笑いのような顔になる]

あなたのお嫁さんにしてね……




[きっとありえない約束。
 死んだら、きっと、終わりなのだろう。
 
 いや、自分はもう、この場から離れられない気さえするのに

 でも、彼女と違う、どうしても願い続けてきていた
 家族を取り戻すことを。

 取り戻すためには、自ら、家族を捨ててもいいと思ったほど。
 あの時のあの食卓。

 あれは、幻なんかじゃなかったから]




 ――……約束だがんな。

[マユミに向けるのは、それでも、一ヶ月年下の顔。
 でも、確かにそれは、今でなく、
 あの頃の顔を一瞬見せることになる]





 ――……そうだ。
 周は、どうなっだが、しっでるだが?

[ふと、尋ねるのは、
 あの時、零留に連れていかれ、そして、眷属になっただろう周のこと。
 マユミはわかるだろうか]


[あの頃のようで、
もうあの頃とは違うから。
子供ならば、それは指きりだったけど]

……約束、

[それはもう少し別の方法に、した。そして]



……周も、抗い続けているわ。

[ 見やる先、
父を屠らんと駆ける獣の姿は、
見えはしなかったけれど]


メモを貼った。


【人】 幸運の科学 リッキィ

―――…っ、


[僕は家族の手で家族が傷つくところなんて、見過ごせなかった。

たとえ放たれた刃が、明にーさんを貫いて始祖吸血鬼に届く結果を招くと気付いてたとしても。

左手、黒の刃の小太刀を握りしめる手に力がこもる。
始祖吸血鬼は刃を受けてもなお動いてる。いったい何が楽しいっていうのかな、>>85]

――、このぉっ……!!

[僕は始祖吸血鬼めがけて走り出す。
蹴飛ばされて弾き飛ばされた明にーさんと絢矢を助けに行きたい、けど、
ちょっとの間の我慢だって言い聞かせて。

左手の小太刀を今度は、心臓に突き立てるんだ]

(89) 2014/02/22(Sat) 01時半頃

幸運の科学 リッキィは、メモを貼った。

2014/02/22(Sat) 01時半頃


幸運の科学 リッキィは、メモを貼った。

2014/02/22(Sat) 01時半頃


【人】 幸運の科学 リッキィ

………ははっ、


[僕は駆け抜ける。背中を押すみたいな声に導かれて。>>97
始祖吸血鬼にさらなる棘を打ち込もうと。

――狙いは外した。でも斬ったって手応えはちゃんとある。
始祖吸血鬼も笑ってる。僕には相変わらずその理由がわからない。

このまま同じ狙いを繰り返していればその心臓に届くかな、いつかと言わず、すぐに、]


……っぐ、

[僕は伸びてきた手を右の手で、あわよくば斬り払いのけようとする。
けれど逆に右腕を掴まれた。――へし折られる!?>>93]

(104) 2014/02/22(Sat) 02時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[やがて始祖吸血鬼は僕の首に手をかける。
今はじわじわって力をかけ続けてるけど、その気になったら。
僕が今度こそ残りの腕を落とす気で左の黒い刃を振るうより先に、僕の首をへし折るくらいの力はまだ残ってそう]


――――  く、

[早く、はやく。
絢矢でも明にーさんでもその白いコートの人でもいいから、こいつを]

(111) 2014/02/22(Sat) 02時半頃

メモを貼った。


[――…ふわり。

         ―――浮遊する感覚。

     ――…ゆらり。

                ―――揺蕩う、意識。]


[死の間際。 望んだのは、全てからの解放。
  …だから、この魂は黄泉路を逝くとばかり思っていたけれど。]


 ――まぁ、
 そういうわけには、いかないよなぁ…


[抱かれたのは、昏き地の底でなく、朝焼けの空。

嗚呼、眼下で今、起こっていることの結末は、
自分が向き合わねばならぬこの終焉は、

これまでの行動、その罪に対する罰となり己を縛り責め苛むのか、
それとも希望を遺し、この魂の標、次への福音と生り得るのか。]


[今まで散々逃げ続けた男に対する神の選択は、きっと正しい。]


 …最後まで見届ける、責任が、あるよな。


[正面から向き合ってやれなかった弟、妹へ。
長く肩を並べ、共に闘ったジャニスへ。
もういなくなってしまった兄、姉へ。
憧れ、背を追い続けたあの人へ。

…そして、刃の届くことのなかった仇敵へも。

――それぞれに対する想いがある。
自分の行いと、それの齎す結果を、今一度見つめて。]


[遂に戦場に姿を現した獣の双眸に映るのは
総身を紅に染めた黄金の鬼に、
細い首を締め上げられる少女の無惨な姿。

嗚呼、――かの鬼は獣から
後、どれだけ大切なモノを奪えば気が済むのか]


[今、獣を駆り立てる衝動は、怒りでも憎悪でも無い。
この足を動かすのは、金色の呪縛から逃れるため、捨て去ろうとしていた願い。

『囚われた家族の自由を取り戻す』

だから、斃すためではなく、
リカルダを奪い返すため、獣は――周は、黄金の鬼の元へと疾駆するのだ]


メモを貼った。


【人】 幸運の科学 リッキィ

――――……


[始祖吸血鬼と白いコートの人が何話してるのか、聞き入る余裕もない。


ただ、左手に握った黒い刃の小太刀――『菖蒲』を、絶対に離さないように、って。

それだけを強く、――強く、思って**]

(119) 2014/02/22(Sat) 03時半頃

[獣となって叫び続ける弟の、魂の慟哭が戦場を駆ける。

    儚く忘れ去られようとする弟の呟きが耳元を吹き抜ける。

 結ばれることのなかった二人の、幸せを願う声がぽつりと響いて。


既に消えたかに思われる弟妹達の、魂の声は他にあっただろうか。]


[始祖を倒さんと最後の力を振り絞る一団を認めれば、
その結末を見守らんと、上空から幾らか寄り、]

 ………。

[決して目を背けることなく、全てを。
それがどのような結果になろうとも、受け入れよう。

あぁ、それでも。
願わくば、そこに一欠けの希望が遺らんことを――]


幸運の科学 リッキィは、メモを貼った。

2014/02/22(Sat) 03時半頃


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