157 南十字四丁目
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
bloody 2013/12/27(Fri) 00時頃
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――倒れた電柱の傍――
っ……う
[身体が重い。覚醒させた意識は酷く濁ったものだった。 服は水を吸ってしまっているし 下半身には何の感覚もなかった。]
…―――
[あれから何が―――]
(6) bloody 2013/12/27(Fri) 09時頃
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[莉奈の車で海に突っ込んだところまでは覚えている。 海底に沈む瞬間に見た、星の煌きも微かに記憶にある。
ここは、南十字四丁目ではない。 そう思ったのは崩壊した辺りの不穏な雰囲気が理由だった。
窈の言う通り、南十字村に――まさに厄災が訪れていた。]
……ぅ、
[身体が動かない。 明確な意識すらないまま、 ここまで考えるのにも一時間以上は要しただろう。]
(7) bloody 2013/12/27(Fri) 09時頃
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[―――このまま死ぬのかもしれない。 ならばせめて、潔く死んでしまいたかった。 けれど怜歌は、窈は、莉奈は、彼女たちは こちらに帰ってきているならばせめて――会いたい]
(8) bloody 2013/12/27(Fri) 09時頃
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[どのくらいの時間が経った頃か、 人の声がした。 聞き覚えのある、懐かしさすら感じる声――]
(9) bloody 2013/12/27(Fri) 09時頃
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[笑美の声。手に微かに感覚が灯る。 目を開けて、という声に、顔に力を入れようとすれば 鈍い痛みが走ったけれど――僅かに右目を、開いて]
え、み、さん 私…、死ぬ、の……?
[握られた手を、弱い力で握り返す。 自分の状態すらもわからない。 ただ、このままであれば死に至ることは察せた。
―――いやだ。死にたくない。 怜歌に、会いたい―――]
(10) bloody 2013/12/27(Fri) 09時頃
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[大丈夫、助ける、という言葉に、安堵して それからまた意識が混濁して すとん、と幕が落ちるように、闇に包まれる。
そこから落ちた意識が回復するのに 長い時間を要した。]
(11) bloody 2013/12/27(Fri) 09時頃
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―― 一ヶ月後・某病院 ――
[あれから時は経ち、災害の爪痕は様々な病院で 重症な患者の治療という形で、今尚、余波を残している。
キィ、と病室の扉が開く。 大室さん、と呼ぶ声にゆっくりと開いた右目。]
……はい
[外を見ていた。 冬がすっかり深まり、南日本にも雪がちらついていた。 あの後、片足は壊死のため切除、もう片足も神経がやられて動くことはなくなっていた。車椅子生活を余儀なくされた。 左目も大きな損傷により、視力を失って眼帯をつけている。 ただそれでも医師は、僥倖だったと語る。 足と目だけでよかった。脳に障害はない。 不便ではあるだろうけれど、車椅子と片目だけの視野に慣れれば、障害者としてではあるが、問題なく生きていける。]
(12) bloody 2013/12/27(Fri) 09時半頃
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[調子はどうですか、と声かけする医師に、 弱く笑った。]
……もう面会は可能ですか。
[その問いに医師は少し考え、大丈夫でしょう、と肯く]
怜歌に―― 白峰怜歌に、会いたいと――
……先生に言っても仕方ありませんね。 クリス先生が見えたら、伝言を願いたいのです。
[被災地で活躍した上増・クリス医師は、 あれから様々な表彰などを受けているらしい。 それでも尚驕ることなど一切なく、 被災者の支援で飛び回っていると聞いた。]
(13) bloody 2013/12/27(Fri) 09時半頃
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[生きているのは苦しい。 だけれど、死んでしまったら何もかもを失ってしまう。
病室を後にする医師、扉が閉まる音を背に聞き、 女は外を見る。
もうこの足で歩くことは出来なくなってしまったけれど それでも怜歌は、こんな私でも また会いに来てくれるだろうかと、 期待と不安を綯交ぜにして**]
(14) bloody 2013/12/27(Fri) 09時半頃
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――某病院・個室――
[ベッドに座って本を読んでいる。 白い布団に隠された足元は、人体として不自然に凹凸がなく、 災害の後遺症は根深く残る。]
……
[読んでいた本を閉じると、退屈だとばかりに窓の外を見て。 もう見飽きた景色、けれど少しずつ季節の変わる外の様相。 南日本の雪解けの時期は早い。 冬と春の中間で外はまだ寒いが、 春になっても同じように景色を眺めるのだろうかと思うと 少しだけ億劫な気持ちになった。]
(44) bloody 2013/12/28(Sat) 21時頃
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[響くノックの音に、瞬いて。 診察の時間には早いな、と思いながら どうぞ。と小さく促した。
開く扉にゆっくりと視線を移して その人物を視認した瞬間、手にしていた本を、落とす。]
…… 怜歌
[一瞬言葉を失って。 何か言いたいのだけれど 唇が動くだけで上手く言葉にならない。 やがてぎこちなく笑うと、彼女を手招いて、 ベッドのそばの椅子に促した。]
……来てくれた、のね。うれしい――
(46) bloody 2013/12/28(Sat) 21時半頃
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[空気が穏やかになる。 怜歌という存在がいるだけで、病室が暖かく感じた。]
私も、会いたかった。
[照れくさそうにはにかんで、傍に座る怜歌を見る。 彼女が差し出すブーケ。手を伸ばして受け取った]
ありがとう……とても、綺麗ね。 元気――…うん。
[少しだけ、己の足元を見やっては、軽く瞑目。 怜歌は会いに来てくれた。 あれは夢じゃない――あの悲しい別れは、別れじゃなかった。]
……元気、出さなきゃね。 怜歌がそう願ってくれるなら。
(50) bloody 2013/12/28(Sat) 22時頃
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[ブーケをそっと置くと、ベッドで少しだけ身動ぎ]
……怜歌。 私ね、あの震災で足を……失ったの。 片側の目も、ね。
酷い状態なのに、それでも神様はまだ生きろっていうの。 残酷だわ――……だけど
……わた、し
[そっと怜歌に手を伸ばし、握って欲しいと希うように首を傾げて]
前みたいにしゃんと立つこともできなくなった。 そんな私、だけど ……それでも。
怜歌を、想っても、いいですか。
(51) bloody 2013/12/28(Sat) 22時頃
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――…っ
[優しいことば。 いとおしいことば。 じんわりと目頭が熱くなる。]
……私も、愛してる
[そっと怜歌の頬に手を添えて、くちづけを受け入れる。 触れる――くちびるは、 いつかの別れのキスとは違う、 ぬくもり。]
(53) bloody 2013/12/28(Sat) 22時半頃
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[好き、という言葉が 幸せで、堪らなく嬉しくて。 怜歌を優しく抱き返し、 軽く頬ずりをした。]
ありがとう……ありがとね、本当に。 私、好きだなんて言ってくれる人に 出会えるなんて思っていなかった。
逆にね、誰かをこんなに好きになることも ないと思っていたの。
……でも今は怜歌が愛しくて、しあわせで。
(56) bloody 2013/12/28(Sat) 23時頃
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―――――ね、怜歌
[南十字四丁目で囁いた言葉は形を変えて、 やわらかな音で、彼女に告げる]
二人で、幸せになろう。 私、怜歌を支えたいし 支えて欲しい。
私がたくさん足を引っ張ると思うけれど それでもよかったら
――恋人になってください。
(57) bloody 2013/12/28(Sat) 23時頃
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……うん。
[照れくさそうに笑う。 そっと手を取って、小指を絡ませた。 約束、と。 ずっと傍にいると、いうように。]
離さないからね。 嫌って言っても、そばにいてあげる。
[笑みを含ませて少し悪戯めかす。]
学校あるんでしょう? …でも、退院の時には、必ず来てね。
[それまで頑張るから、と微笑んだ。 怜歌のためなら頑張れる、リハビリも幾らでもすると決意する。後にクリスの話も聞けば、その意識は余計に強くなるだろう>>@4]
(59) bloody 2013/12/28(Sat) 23時半頃
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ふふ。 ずっと一緒ね。ずっとずっと。
[現実はそうはいかないけれど、将来は。 いつかは一緒に暮らせたらいいと、そう思う。]
――怜歌、
[面会時間を考えてくれることも、 退院の日に来てくれることも、 全部うれしい。]
ありがとう。 ……貴女を、ずっと愛してるわ。
[一度南十字四丁目で消えた命が、 再び此処にある奇跡。 ならば最期まで、最期まで――怜歌を愛したいと願う**]
(61) bloody 2013/12/29(Sun) 00時頃
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