人狼議事


236 【誰歓】 悪魔の月の嗤う夜 【特殊騒動】

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【人】 伝道師 チャールズ

――なら、貴様がやってみるか?

[かつて、竜を目にしたことがある男は、知っている]

彼女を殺せはするだろうが――その瞬間、貴様も死ぬ。

[あの戦で、友軍にいた竜騎士。竜の背にいた男が、城壁からの弩で射られて、死んだ。

その直後に――主を失った竜が、占領するはずだった敵の砦を、更地に変えた

(76) 2015/08/28(Fri) 22時頃

【人】 伝道師 チャールズ

――、かもしれない。
私は――"俺"はただ、姫君を救う勇者の役を、一度くらい演じてみたいだけなのかもしれない。

[傭兵の頃、遠くに仰ぎ見て憧れた世界。教会の尖兵として働いて、垣間見た世界]

――馬鹿げているとは思うが、ね。
まあいい――刃を抜くなら、是が非もない。

[提げていた杖から、白刃をすらりと抜いて]

何が正しいかは、教会に弓引く愚か者を討ったあとで、考えよう。

[言葉には言葉を、剣には剣を――この方が、話が早くていい。都合もいい。
真に教会の尖兵たらんとすれば――相手が悪魔だろうが竜だろうが、命を賭して挑むべきだからだ]

(77) 2015/08/28(Fri) 22時頃

[眼を閉じるメルヤの気配を感じながら。
男は、歯噛みし呻くような声を絞る。]

 ──……何を。……馬鹿なことを。

[墓場のやりとりを眺めながら。]

 終わらせるには、……手はひとつだけだ。
 ── Li pral apresye

[<解るだろう?>と誰にともなく問う声。
浮かべる笑みは、それをせせら笑おうとしながらも。
苦痛を堪えるように歪む。]


 ……道ずれにするんだ。──悪魔をな?

[届かぬ言葉。

 ──逃げろ、それでも、逃げろ、逃げろ、逃げろ──

声にならぬ死霊達の慟哭は、男の耳にも共鳴し、闇を震わせる。]


[閉じていた目を開け、墓場のやり取りを眺める。
 搾り出すようなヘクターの声にちらりと視線をやり]

 ――無駄な、死が増えなければいいな。

[トイと相対するチャールズに小さくため息を零した]


[溜め息を溢すメルヤの傍ら。
男は、ゆっくりと、だが確かに横に首を振る。]

 手は……、ひとつしかねぇ。……ねぇんだ──

[それは、希望というよりも絶望の言葉。
悪魔は、とり憑く者ばかりでなく。
関わる者達全ての運命を絡めとり、逃さぬように。]


[首を振るヘクターに、もう一つ、ため息を零す]

 夜になる前に、オーレリアを殺せれば。
 悪魔はどこにも乗り移れないかもしれない。

[そうであればいいのに、と願う言葉だ。
 そうだと知っていれば、とり憑かれているとわかっていれば、
 何かが変わっていただろうかと思う]

 トイもチャールズも。
 どうして……

[悲しげに呟く]


【人】 伝道師 チャールズ

――ああ、それは正しい。
貴様が生きて帰るには――俺を殺した上で、彼女をどうにかしないといけない。

[それは、青年を生かして帰すつもりはないということ。
そこいらのちんぴらに、悪魔憑きの疑いのある娘を逃がしたなどという弱みを握られるわけにはいかないから、当然だ]

ひとつ訂正するなら――血生臭いのも、似合わないのも、この街にじゃない。俺に、だ。

[投擲されたナイフなど、弓矢より余程に遅い。杖剣を閃かして、弾いて落とす]

――窮したか?

[だが、その動きは、本来よりも僅かに遅かった。
前日、蛇に抉られた効き腕と背。その影響は確かにあった]

(80) 2015/08/28(Fri) 23時頃

【人】 伝道師 チャールズ

――……ちッ、

[何故、こんなことを。まったく、誰もが知りたいことが、それだ。

――突っ込んできた青年、その刃先。
既に、先んじて突ける距離ではない。そして、刃のない杖剣では、突く以外に殺傷力はない]

……、それが判ればッ!

[だから、振ったのは、利き腕に握る杖剣ではなく]

俺が知りたいよ!!

[左手に握った鞘――杖部分を、振りぬいた]

(82) 2015/08/28(Fri) 23時頃

【人】 伝道師 チャールズ

――……あんた、何をっ!?

[振りぬいた杖の、柔らかい感触>>84に悲鳴じみた声をあげた。

それは、護るべき女を叩いてしまったという事実が一片。

そしてもうひとつは――、自分が振るったのは鞘だが、相手の握っていた得物は]

(86) 2015/08/28(Fri) 23時頃

[運命を短剣と共に、その手に握る銀糸の乙女。
せめぎあう声は、墓場で対峙する男二人だけでは無い事を。
悪魔を宿した、そのか細い手は、何を選びとるのか──。]

 簡単には……出来やしねぇよ。

[それを躊躇いなく出来るとするならば、おそらくは、悪魔の所業を知る自分だけだったろう。
悲しげに呟くメルヤを見下ろし。男は、静かに告げる。]

 それが、あんただったとしてもな。メルヤ。

[その時──、その悲痛な竜の慟哭が、響いた。]



 そうだね……
 簡単にできるなら、こんなことになってないか。

[聞こえる言葉に小さく頷く。
 竜を従えた女が、自らの命を投げ出す様を悲しげに見ながら]

 ――そうかな。
 私が、そうだとわかっていれば。

 話はもっと簡単だったんじゃないかな。

[すくなくとも、この状態は避けれただろうと思う。
 ゆるりと瞬いて、終わりが近づくのをただ見守り]


【人】 伝道師 チャールズ

――はっ、決まっているだろう。

[青年の言葉に、応じる]

騎士ってのは……己の意に反することでも、美姫が望めば、やるしかないんだよ。

[その青年に、竜が喰らい付きかけたが――その一言>>90で、制された]

(91) 2015/08/28(Fri) 23時半頃

【人】 伝道師 チャールズ

[青年相手には、そう啖呵を切ったものの]

……、先の一打は、済まなかった。まさか、貴女が割って入るとは。

[向き直って、改めて]

……まあ、ラスタバンを止める必要があったかどうかは、判らんがね。

[この先どうなろうと――己の立場を護るためには、死んでもらう必要がある]

(95) 2015/08/28(Fri) 23時半頃

【人】 伝道師 チャールズ

……だが、まあ、そんなのはあとだな。

[嘆息ひとつ、全てを放るような仕草をして]

――手伝え、小僧。
報奨金は、すべてくれてやる。異端の術も、見逃してやる。

[重要なのは、もう]

……お姫様に、糸紡ぎの針を刺すぞ。

(97) 2015/08/29(Sat) 00時頃

【人】 伝道師 チャールズ

はン、いいや?
訂正しておくがな――俺は騎士じゃない。元は、傭兵だ。

[だから]

だから、もちろん、この依頼はタダじゃない――道を拓け。

(100) 2015/08/29(Sat) 00時頃

【人】 伝道師 チャールズ

ただし――竜を挑発して、だ。

[と、付け加えた]

姫君が命じても、忠臣は逆らう可能性がある。
だから、ラスタバンの注意を惹いてもらう――そういうわけで、だ。

[にこり笑い]

――行け。そして竜に噛り付いてでも注意を惹け。

[背中をトンッと押した]

(101) 2015/08/29(Sat) 00時頃

[頷き、眺めるしか出来ない目の前の光景を悲しげに見詰めるメルヤに。]

 そう思うか?

[静かに問いかけ。]

 あんたの命だって、充分、重い。
 悪魔を簡単に殺せるのはな。──悪魔と同等の奴だけさ。

[そう言って、曇る眼が見据えるのは、終わりが近付く様。
そのやりとりを、遠く。
ふと、気付いたように瞬きすれば。
鼻を鳴らし弱く笑った。]


【人】 伝道師 チャールズ

[背中を押した後、軽く、その背を叩いた]

――悪いな。暫く、任せる。

[ただの時間稼ぎとはいえ――、傭兵の、任せるというのは、そういうことだ]

(105) 2015/08/29(Sat) 00時頃

[墓場の光景を見つめていたが。
 静かな問いかけにゆるりと瞬き、ヘクターへと視線を向ける]

 私はそう思う。

[こくりと頷き。
 けれど否定する言葉を聴けば、首をかしげ]

 もとより、悪魔憑きを倒そうとして失敗したからこんなことになったのだろうし。

 ――悪魔と、同等の者などいないだろう。

[何かに気づいたような、そんな動きを見ながら。
 三人のやり取りを聞いている]


【人】 伝道師 チャールズ

[――そして、銀糸の姫と相対して]

――、ええ。

[自覚の有無。異なる心臓の音>>102]

――わかります。否定したい気持ちは。

[それは、己も同じだ。そんなこと、聞かなかったことにしたい]

(108) 2015/08/29(Sat) 00時半頃

【人】 伝道師 チャールズ

しかし……、何か、いるんですね。何かが……、

[それを、聞いてしまえば、最早、是非はない]

――……苦痛は、ほぼ、ありません。

ただ――ラスタバンの注意を、彼が惹くまでのあいだ。

僅かなら、何か……言葉は、ありますか?

[銀糸の姫に刃を合わせたまま、そう言葉だけは]

(109) 2015/08/29(Sat) 00時半頃

【人】 伝道師 チャールズ

ちなみにね、私は――……、俺は、貴女を。
俺の手が届くかもしれないお姫様だと、そう思ってたん、ですが。

[深く、息を吐いて]

世の中、上手くはいきません、な……、

[――竜に向かって駆けていく青年を、見送って]

(111) 2015/08/29(Sat) 00時半頃

チャールズは、トレイルがラスタバンを引き付けているかどうか、横目で確かめる。

2015/08/29(Sat) 00時半頃


【人】 伝道師 チャールズ

――ご立派ですよ。
しかし、俺は「貴方」で、奴は「トイさん」――か。

[ひとつ、応じて、瞑目して]

――ならば、私は、貴女の期待した役目を果たそう。

(114) 2015/08/29(Sat) 00時半頃

[ふいに聞こえた"声"にびくり、と肩が震えた]

 オーレリア……

[決意を述べていたオーレリアを案じるように見る]


【人】 伝道師 チャールズ

[竜と青年の小競り合いを、横目に見ながら。

何かを、託され(>>115)て、頷いて]

――あなたがそれを望むなら、オーレリア。

(117) 2015/08/29(Sat) 01時頃

【人】 伝道師 チャールズ

――邪魔ですよ、あなた。

[唐突に濁った声――、それが彼女であるはずはない。

それに、既に挨拶は済ませた。剣先を向け――迷いなく、その頚椎を貫いた。

ただ、約束のとおり――痛みを感じないように、配慮はしたが]

(119) 2015/08/29(Sat) 01時頃

【人】 伝道師 チャールズ

――……、く、そ。

[手にしたものを投げ捨てようとして、手を止めた。
彼女を、貫いたのは――彼女に手渡された短剣(>>115)でもあった]

だからって……今更、どうなるってんだ。

[預けられた、彼女の血に染まった短剣を眺めて、そう、呟いた]

(121) 2015/08/29(Sat) 01時頃

[首を傾げる様子に、静かに笑い。]

 ……悪魔と同等など、いないか。

[弛く目蓋を伏せれば、墓場の気配が遠く聞こえる。
やがて、その幕を引く一瞬の痛みが。
死霊達が渦巻く闇にも鋭く響けば。
男は、乾いた笑い声を短く響かせて。]

 ── さぁ。どうなるかな……?

[それは、身を引き裂かれるような。
そして、悲しみに打ちひしがれ、歓喜に震えるような。
永く、捕らわれていた無数の魂が悲鳴のような響きと共に。

自らも、それに引かれ飲み込まれていく。
傍らにいたメルヤが、どうなったかまでは見届けることは叶わず。
男の魂は、姿を失い、深い闇の奥へと堕ちていく。]*


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(2人 18促)

チャールズ
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