人狼議事


167 あの、春の日

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 ――…………、

[微かに、身じろぐ。
黒髪が瞼に掛かっている、その感触がする。]


 
 ……、ん、……

[開いてはいけない。
反射的に思ったものの、一つの瞬きと共に黒眼は開かれる。
テーブルに突っ伏していたのだろう、手元には湯豆腐を掬った深皿があり]

 …………ふふ。
 よかったですね、本当に。間に合って……

[そう呟く自らの頬には、一滴の涙の跡**]


[そう、大好きな友達がいて]

 うにゃうにゃ……

 マユミちゃん…………

[ずっと友達でいてほしかった。
なのにどうして、10年もの間、一度も会わなかったんだろう。

意識はまだ半分夢の中、あと半分は―――]


メモを貼った。


病人 キャサリンは、メモを貼った。

2014/03/07(Fri) 08時頃


【人】 病人 キャサリン

―遅れて・食堂―

[男子寮を抜け出した後>>1:171、一旦心を落ち着ける為に自室で過ごした。
 そのせいで、鍋のスタートには出遅れてしまって。
 食堂につくと賑わいはいい感じに場に馴染んで来た頃合い。

 そういえば。招待状を一通、まだ渡せていない。
 目当ての人物>>26の姿を見つければ、ひょいっとその脇から顔をのぞかせて。]

可愛いにんじんですねぇ。

[嬉しそうな先輩に、くすくすと笑いかける。そんな風にはしゃぐ先輩も可愛いというのは、彼女の幼馴染に心の中で同意>>30。]

(34) 2014/03/07(Fri) 11時頃

【人】 病人 キャサリン

でもウサギは花食べれませんね?

[首をこてり。彼女の脇から人参を箸でかっさらい、自分の口の中にぽーい。]

ん、おいしい。ごちそうさま。
お礼にこれ、どうぞ。

[そう言ってジリヤの脇に招待状を置いた。]

(35) 2014/03/07(Fri) 11時頃

【人】 病人 キャサリン

[涙目の先輩>>36に、くすくす。
 お礼を言われたけれど、きっとそれとは別に恨みを抱かれただろうな、なんてことはお構いなしに。]

 人参といえば、うさぎ。
 うさぎといえば、フィリップ先輩。
 ごちそうさまです。

 大丈夫、先輩を取ったりしません。

[意味深な言葉は、先ほどのシーシャの言葉>>2:128を思い出したから。]

私、草より肉のが好きですし。

[そういって今度は鳥団子を口に。]

(40) 2014/03/07(Fri) 12時半頃

【人】 病人 キャサリン

[その後食べた豆腐も雑炊も鳥団子(肉!)もどれも美味しく、
 『ゴロウ先輩、料理上手ですね。いいお嫁さんになれます。』なんて冗談めかしながら。

 鍋が片付いた頃には空はすっかり暗く。ちょっとのんびりしすぎたなと独りごちる。今日はレッスンの日だ。]

(43) 2014/03/07(Fri) 13時頃

【人】 病人 キャサリン

―寮・玄関口―

[スプリングコートの下に、レオタードとタイツ、お気に入りの練習用チュチュ。
 バッグの中にはサテン地のトウシューズ。

 …は、飾り。たぶんレッスン場では、フラットなバレエシューズしか履くのを許してもらえない。トウシューズは足に負担がかかるから。

 それでも、あきらめたくない。認めたくない。これが履けないなんて、嘘。
 
 靴を履きかえ、習慣で郵便物を覗く。学校の寮だけあって、DMの類といった余計なものはさすがに入っていないが。
 ぽつん。中に一通、封筒>>2:194。]

(44) 2014/03/07(Fri) 13時頃

【人】 病人 キャサリン

…?

[紺碧のそれを不思議そうに手に取る。差出人は書かれてなかった。
 悪戯?とも思ったが、静かな気配のするそれに、悪意が込められているとは思えなくて。]

(うん、そう。確かそのまま、バッグに入れて。)

[サテン地のシューズの傍に、手紙が静かに収まる。
 中に何が書いてあったかは、思い出せない。…思い出せない?**]

(45) 2014/03/07(Fri) 13時頃

病人 キャサリンは、メモを貼った。

2014/03/07(Fri) 13時頃



[涙を拭い、顔をあげる。
辺りを見渡せば皆、思い思いの様相で眠りに落ちている。
皆が起きる前でよかったと、小さくため息を零した。]

 ――……すみません、注文よろしいですか?

[個室近くを通りかかった店員に声をかければ、すっかり静まり返った部屋の中を訝しげに観察される。
それでも悪いことはしていないと、彼女は動じずに]


 
 昆布だしのお鍋と、キムチ鍋を、一つずつ。
 それと人数分のおしぼりとお冷をお願いいたします。

[注文を取って去っていく店員を見送り、個室の襖を閉めた。
再びため息を落とす。

悔いていた想いを遂げたとはいえ、もうひとつ。
心の奥底に沈めた想いは――]

 ……、あれ、マドカさん?

[考え事からふと、意識を引き戻す。
それは彼女がみじろいだ気がしたから]


メモを貼った。


[マドカが起きる前か、それとも後か。
注文した二種類の鍋が運ばれてくる。
テーブルに突っ伏して眠っているフィリップ[[who]]の腕をそっと持ち上げて、鍋を奥スペースを確保した。

暖かな湯気が室内に立ち上る。
食堂で感じた、あの空気と同じ。
昆布だしの鍋の蓋を開ければふわりと良い香りが漂うも、だしの中で煮られたニンジンの形は]

 花……では、ありませんよね。

[単調な輪切り。
あの丁寧に切られた鮮やかな花の形では、ない。]


[一人で食べる鍋。
正確には一人ではないのだけれど、部屋に響く声はない。
箸先でつかんだニンジンを口に運ぶ。]

 …………、美味しくない。

[否、十分に美味しい鍋である。それは頭ではわかっていること。
しかし求めたその味ではない。
そんな我が儘は、成長した自らでは押し通すことはできない。]


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