270 食人村忌譚
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ハイハイ。相思相愛って奴だな。 石動さんも喜ぶよ。
[まさに言葉通り>>1:285、惚気を双方から聞かされた気分だ。 ご馳走様と口にしたら、流れでおかしな考えに 取られても仕方ないから噤んだまま]
食べて食べられて。 お互い欠けることない兄弟愛か。
麗しいけど、あまり人前では言わないこった。
平等に村の命を繋ぐ命になる。 [不公平もある気がするのは判っているし、 彼が特別兄に依存しているから、俺の前で言う分には 強く咎めるつもりはなかった]
(0) 2017/11/25(Sat) 01時頃
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火に当たったままでも火傷するから気を付けろよ。 生きたままとろ火で芯まで焼かれた肉には なりたくないだろ?
[さっさと話題を変えて、錠の具合を見れば あまり良くはなさそうだ]
これ以上悪くしなければ痕は残さず治る。 血行を良くするには温めるだけじゃなくて 自分で動かさないといけないぞ。
[指を摩る背中>>1:289にも、彼がやれる事を 付け足して、彼が村の話>>1:292をするなら 今度は俺が耳を傾ける]
(1) 2017/11/25(Sat) 01時頃
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脳髄か。 傷みやすいし、近い人が持っていくから あり付けないのも有り得るな。 食べたことはないだろうが、進君の脳髄なら 食べたがる連中は多いだろう。
櫻子ちゃん、また子供が出来たのか。 村には良いことだが、負担にならないといいな。
愛理ちゃんは……前からおかしな唄や おかしな事を言うと 思ってたがいよいよ変な事言い出してたな。
もしかしたら悪い風邪でも貰ってるのかもしれん。 捕まえることが出来たら診とくわ。
[そんな感想を1つ1つ律義に返し、 出来た軟膏を貼り方、頻度を説明して1度処置した後。 求める薬を用意すると、散歩ついでに 車椅子を押してまた送って行くくらいはしただろう*]
(2) 2017/11/25(Sat) 01時頃
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− 夜なべ仕事 −
[錠を送って帰ったが、過保護な兄の姿は無かったか。 見かければ床擦れを悪くしないように 軟膏の塗り方も説明して、薬が必要な者がいないか 村を巡り終えれば今日の仕事は終わりにしてもいいだろう。
帰ったら干した薬を取り込んで、 使った分だけ補充して、明日に干す予定を立てて。
何も変わらぬ夜に聞こえるのは囲炉裏の中で ぱちり、と炎が爆ぜる音。
愛理が唄っていた唄も、彼女の家で起きた音>>13は 届かないまま、何が起きたかを知るのは 呼び出されてから>>#1]
(47) 2017/11/25(Sat) 21時半頃
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− 朝・集会所へ −
……悪い。何言ってんだから判んねぇから もう一回言ってくれ。
[遣いは集まれと言うだけで詳細はあまり語らなかった。 ただ強張った表情が良くない理由だと言うのだけは 理解して、もう一度尋ねて、返る答えに 眉間の皺を深くした]
愛理ちゃん持病なんて覚えが。 殺された? 誰に?
[当然の立て続けの質問にけんもほろろに お前たちで処理しろと告げる権力者。
他に集められた顔ぶれを見て。 どんな基準だと皺は伸びぬまま。 罪の証と言わんばかりに置いて行かれた 愛理だった肉と江津子さんの言葉>>30が耳に残る]
(48) 2017/11/25(Sat) 21時半頃
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まだ若いのに、可哀想に。
[他にも各々思うところを口にする者もいる中で 手伝いを申し出る源蔵と丞に任せるつもりもなく。 はみ出た腕に導かれるように、 そっと茣蓙を軽く捲って、肉となった愛理を見た]
何が目的なんだろうな。
[落ちた頭に、裂かれた腹。削がれた脚。 統一性のない傷に頭を傾げながら、 運ぶのにまだ力がいるなら、俺も手伝おう*]
(49) 2017/11/25(Sat) 21時半頃
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[巫女の祝福が聞こえる>>55 羨ましいとの唱えはどこへ掛かるのか、 今聞いても良いのだろうかと視線だけが追いかけた]
丞さんと江津子さんの腕あってこそって奴かな。
[つみれ汁にもなるらしい愛理の肉。 長年の経験が2人の言動の端々から見て取れて。
さてこの2人が愛理をあんな風にして殺す理由は あるのだろうかと何度傾げても角度が足りぬ首を 反対側へ曲げながら]
どんな思い。 少しでも思う事があるなら殺しはしない気もするが。
[調理する江津子さんの疑問>>77が耳に届くと 考えたつもりで答えたが、 続く彼女の軽い口ぶりがあちことに飛ぶ様子に 何があった?とそちらの方に意識が向いてしまった]
(85) 2017/11/25(Sat) 23時頃
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[しかしこれも彼女なりの気遣いだろうと 容への気遣い>>82に、あぁ、と安堵したように 息を吐いた]
間に合うか判らんが、香草持ってきた方が良かったか?
傷薬はいりそうだな。 [包丁で容が怪我をしたようだ。 そこまで深くないなら、あり合わせで出来るだろう。
外に生えている野草や木の葉を捥いで 手当でもしてやろうかと容の元へ]
怪我はどうだ?
[首尾よく彼女が見つかれば、簡易だが 口の中で噛み潰した草の塊を傷へと押し付けようと*]
(89) 2017/11/25(Sat) 23時頃
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− 炊事場外・水場 −
[俺を見る目がいつも弁当を差し出す時より 丸く見えたのはこんな時だからだろう>>117 もしかしたら殺されるかも、なんて思っているか どうかは尋ねる事もせず、傷口をじっと見つめて]
大した怪我じゃない、って言って 泣き付いてきた奴は多いんだよ。
[戯言は聞かない、とばかりに傷に簡易の軟膏を押し付る。 痛みに歪む表情に、耐えたご褒美とばかりに 頭を撫でようかと手を伸ばしかけた]
(127) 2017/11/26(Sun) 00時半頃
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容ちゃんの手が台無しになったら、 旨い飯にあり付けなくなるからな。
[軽口に軽口で返したが、すぐに途切れて 生まれる沈黙に、何か言うべきかと 思考する頭に真剣な声>>119が届く]
……ん?どうした。
容ちゃん、今まで俺に嘘とか言ったことないだろ? 仮病を使ったこともないし。 疑わない?って念押しするってことは大事なことだろ。 そんな大事な事、疑えって言われても疑わないぞ。
[お前がおねしょしてる時から知ってる、と 安心させるような軽口と共に。 極力追及するような口調は避けて、彼女を見つめた*]
(128) 2017/11/26(Sun) 00時半頃
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そりゃおねしょに効く薬を調合してやったからな。
[膨らんだ頬が可愛らしい>>131 少し緊張が緩んだろうかと思ったが、どうやら この程度では収まらない内容のようだ。
彼女に釣られ、表情は真剣なものへ移り変わる]
……。
[堰を切った様に語り出される 彼女の知る事件の一端>>131>>133>>134 この胸が抱えるには重すぎる内容だ。
着物の裾を掴んで見上げる顔に 涙こそ浮かんではいないが、辛そうに見えて。
俺は彼女の背に手を回し、強く抱きしめた]
(142) 2017/11/26(Sun) 01時頃
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……良かった。 江津子さんも、容ちゃんも無事で。
もし愛理ちゃんの家を覗いてたら、 容ちゃんも殺されてたかも知れないんだろ? 良かった。 無事で本当に良かった。
[信じてと訴える娘の無事を不謹慎にも喜びながら。 何とか乱れそうな彼女の心を宥めようと言葉を探す]
(143) 2017/11/26(Sun) 01時頃
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こんな状況じゃ誰が誰を信じていいか判らないから。 信じる相手がいると言うのは良いことだ。
どんな時も心の拠り所が出来るから、な。 江津子さんも容ちゃんと言う味方がいるのは 心強いだろう。
それで下手人の姿は見てないんだな? それなら下手人の方も気付いてない可能性が高い。
俺に話してくれたのは有り難いが、誰彼構わず 今の事話すのは危険だから。
無茶はするなよ。
[上から落ち着かせるように掛けた声は 彼女にどう届くのか**]
(144) 2017/11/26(Sun) 01時頃
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− 水場で容と>>153>>154>>155 −
[腕の中にいるのは昨日まで美味い飯を 皆に配ってくれていた明るい優しい女ではなく。 突然起きた禁忌に怯える小さな子がいた>>153
胸に頭の重さがかかり、信頼も預けてくれたのだと悟る]
小娘ね。 自分の価値は自分で決めるもんだ。
自分で小娘だと思ってたら周りもそうとしか扱わんぞ?
[小娘で終わらせちゃダメだろ?と ぽん、と胸に預かる頭に軽く手を置いた。 間近で見れば見るほど、俺の髪に良く似ていて。
娘がいるとしたら、こんな感じだろうかと 錯覚するが、彼女が娘なんて贅沢過ぎるだろう]
(217) 2017/11/26(Sun) 23時頃
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よし。 無茶はしない。 約束だ。
[未だ俺の服の裾を掴む左手に 約束を絡めようと小指を伸ばす。 約束が成されたか、果たされるかは 先にならなければ判らない]
別に引き留められたとか思ってない。 あそこに俺が出来そうなことは無かったし、 怪我人が出たらそっち行くのが俺の仕事だ。
[どうやら愛理の弔い料理は出来たらしい。 匂いと共に、容に誘われるまま 食事の場所へと向かう事に*]
(218) 2017/11/26(Sun) 23時頃
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− 集会所・宴間 −
[独特の匂いの元は囲炉裏端の串から。 人間の肉や脂が蕩ける匂いは 豚や牛や鶏とはまた違う]
さすが江津子さんだ。 綺麗なお仕事をされますね。
これなら愛理ちゃんも身綺麗になるでしょう。
[彼女の腕を疑うはずもない。 串を抜きながら、江津子さんに顔を近付ける 容の様子を見て>>165 約束は守ってくれそうにないな、と 少し諦めたような視線をちらり向ける。
あの気質は誰から受け継いだのだろう]
(228) 2017/11/26(Sun) 23時半頃
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俺も頂きますよ。
[3本串を抜くと、皆思い思いの場所で 弔いの食事に浸るようだ。
俺も何処かで食ってみようと思う頭に 入れ替わりになった丞の背中が浮かんだ>>221]
(232) 2017/11/26(Sun) 23時半頃
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− 水場 −
[そこに丞の背中はまだあっただろうか。 見つければ、簡素な挨拶と共に少し距離を置いて 立ったまま串に口を付ける。
昨日食った爺さんは漬けて保存していたから 肉らしい味を感じるのは難しかった。
しかし愛理の肉は全てが固まる前に調理されたせいか しっかり柔らかさが残っていて、女性特有の 脂肪の多さから、男が食うには食べ応えのある 美味い肉だった]
(235) 2017/11/26(Sun) 23時半頃
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丞さん、愛理ちゃんと深い知り合いでしたか?
[深さの種類も程度も問わない] 俺は妙な唄を唄ってるな位の認識で、 彼女には手を出したいとは思わなかったし、 愛理ちゃんも特に病気になる事もなかったから。
(236) 2017/11/26(Sun) 23時半頃
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殺されたって言っても何で呼び出し食らったか さっぱり理解出来ないんですけど。 丞さんには覚えありますかね?
[生前は妙な事を口ずさむから 近寄らなかったが、こうなってみると もっと彼女の事を知っておけば良かったと。
取敢えず彼女と集められた人間たちの 関係性でも探ってみるかと尋ねてみた*]
(240) 2017/11/26(Sun) 23時半頃
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まぁそりゃ知らないだろうな。
丞さん、刃物関係しか興味ないでしょ。
[深い関係があったらあったで少しは驚くか、 むしろ感心したかもしれないが。 丞の返答は大体予想通りだった>>245
愛理が自分のところの刃物を研ぎに 足繁く通うほど豆には見えなかったが、 良く知らないのは俺も同じ。 推測は推測のままだ]
(264) 2017/11/27(Mon) 00時半頃
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殺され方見たって、何したいんだろうなって 思った位だな。
[お互い呼び出された理由の推測がぞんざい過ぎて>>248 逆に面白くなってしまう。 大なり小なり解体の知識は持っているはずだ]
そうだなぁ。 頭と腹と脚でばらばらだから。
試し?
[何を試そうとしていたかの推測を 丞にさせようとしたところで、容の声が聞こえて来た>>213]
(265) 2017/11/27(Mon) 00時半頃
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ミナカタは、エツコの作った串を慌てて飲み込んだ。
2017/11/27(Mon) 00時半頃
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え、源蔵がどうした?
具合悪いって……何してんだ。 薬はまだあるって言ってたくせに。
丞さん、話の途中ですみません。
[はぁと盛大に溜息を吐くと、慌てて源蔵の元へ 向かおうとして一度足を止める]
丞さん。 人を殺しそうな顔をしているから、と言うなら。 あなたは殺して、ないですよね?
[それだけを確認して足早に水場を後に*]
(271) 2017/11/27(Mon) 00時半頃
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おい、源蔵。 昨日の威勢はどうした?
[戻った時には既に源蔵と錠の2人の間で 話は終わっていただろうか。
薬に関しては明らかに不愉快さを隠さない。 具合は?とじろじろと源蔵を見ていれば いつものような口が返ってくるだろうか。 それとも神妙な言葉でも出てくれば これは重症だと嘆くつもりで]
源蔵、お前今日何処で寝る?
まぁいい。 こっちで寝てもいいように、 薬持って来てやるよ。 後、家にも薬追加で持って行ってやる。
[こればっかりは有無を言わせずと力を込めて]
(272) 2017/11/27(Mon) 00時半頃
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ちょっと家に源蔵の薬を取りに戻ってくる。
他に薬いる奴はいないか?
[どうせ取りに戻るなら大盤振る舞いの勢いだったが、 丁度顔を覗かせた場所では何やら 江津子さんと石動さんと容ちゃんが 言い合っているように見えた]
……何騒いでんだ? 俺も含めて皆興奮ししすぎだろ。
[落ち着けよ、と言い残して一端家へと戻り、 頼まれものがあれば、それも含めて持ってくる]
(278) 2017/11/27(Mon) 00時半頃
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俺の仕事増やすんじゃねえよ。
[ブツブツ言いながら、抽斗が幾つもある薬箱を 背負って戻って来た頃に、まだ人は残っていただろうか。
言った通り、源蔵の為の薬も、錠の為の薬も。 傷や火傷の薬も持参した]
(289) 2017/11/27(Mon) 01時頃
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言われた通り、錠の分も持ってきたぞ。
[ここにいた方が都合が良さそうだと口にする錠>>284に 答えるように薬も、軟膏も持ってきた]
こっちの方も俺で手伝えそうなら手伝ってやるよ。
[こんな事態に陥って、床擦れの手当を 忘れてしまってはかなわない。
幾枚も葉に包んだ軟膏を見せて、 今日の治療は?と声をかけ、必要なら塗りもしただろう]
(294) 2017/11/27(Mon) 01時頃
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