人狼議事


22 共犯者

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視点:



…じ…じゃあ…。
き……き…す…とか…ど、どうかな…。

[途中から、聞き取れるか聞き取れないかわからないくらい声が小さくなる。
が、一瞬間を置いて]

い、いや!
や、やっぱりなんでもない!
気にしないで…!!

[顔を真っ赤にして手をばたばたとばたつかせた]


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……。
…………。

[聞き取れた言葉の断片に目を丸くするも、顔を真っ赤にして気にしないでと言うホリーの姿に、自然と笑みがこぼれる]

ホリー、こっち向いて。

[ちょっとだけ肩に手をかけたかもしれない。
優しく触れるように、己の唇をホリーの唇に触れさせた。

そして、悪戯っぽく笑って]

いつか、ホリーも、こうしてくれたこと、あったでしょ?


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[娘は月を仰いだ。
赤い月は生きていた頃みていた其れと同じで違う。
生きていた頃のあの煌々と輝く月が恋しくて
娘は月へと手を伸ばす。
森の中、地上に居るのだから届くはずもない。

少し散歩してくる。

そう言って独り歩き出してみたものの
何かしたいことがあったわけでもなく――
否、出来る事など殆どなくて彷徨い歩くのが精一杯。

儀式は如何なったのだろう。
案じる存在の身に降りかかる其れ。
その結末を見詰める事が怖かった。
泣く事しか出来ない自分がイヤで
見ていて何も出来ない事がもどかしくて――。
心の中で大事な人たちの無事を祈っているのだけれど
神様が其れを聞き届けて呉れないのを娘は知っていた。
願ったしあわせはいつも娘の手をすり抜けていったのだから]


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―昏い森、満月に近い月明かりの下―

[立ち上がったところで近づいてきたイアンにきょとり、と瞬き。
 左肩に手を置かれて、痛みに僅かに顔を蹙めた]

って……え?
あんた、なに言ってんだ?

[耳元で囁かれる言葉に首をかしげ。
 続く言葉に不思議そうな視線を向けたまま]

月……?
そりゃ、そろそろ満月、だけど……っ

[イアンが取り出した蔦に気づかず、空を見上げ。
 不意に首に蔦をからめられて、あわてて拒否しようと、した]


―昏い森、満月に近い月明かりの下―

ぐ……ぁっ

[ぎりぎりと、蔦がしめられていく苦しさに顔がゆがむ。
 後ろで喋るイアンの言葉は半ば耳に入らず。

 怪我をした左肩に乗せられる重みと、喉を、息をふさがれる苦しさに声もなくうめく]

――っ ……よく、ねぇ……っ

[息苦しさと、肩の痛みで抵抗すらままならない。
 喉をつぶされる苦しみに、声にならない声がこぼれ、蔦をはがそうと、首元に手をやる。
 けれどそれで蔦を引き剥がすことができるはずもなく。
 
 苦しい息の下、徐々に意識が朦朧と、しはじめた]




え?

[言われたとおり微かにオスカーへと顔をむける]

!?

[次の瞬間感じたのは、温かで、柔らかな感触。突然のことに一瞬思考が止まる]

…。……え?
…っにゃ、な!?

[思考力が戻れば、一層顔を赤くして口をぱくぱくとさせた。
更にソコへオスカーの言葉が続けば、半ば絶句したように]

えぇ!?
な、ど…み!?

[なんで!?どうして!?みえてたの!?等々、いくつもの言葉が浮かんでは来るものの、結局ソレは音になり切らない]


[それでも娘は自分を不幸とは思っていない。
両親がいなくとも祖母が愛情を注いで呉れた。
案じてくれる幼友達が居た。
信じて呉れた人たちが居た。
優しい人たちと出会えた。
ありふれた毎日が娘にとってはしあわせだった。
ずっと前だけを見続けていた。
最期のあの瞬間まで未来を信じていた]

――…憎めたら楽だったのに。

[ぽつ、と紡いだのは死を齎した者への言葉。
受け入れて赦してしまうのは想いが消えなかったから。
胸を苛む痛みは薄れつつあるものの
全てを溶かすだけの何かは未だ得られていない。
本来の月を見られぬ儘此処を彷徨い続けるのだろうか。
そんな考えが頭を過りゆるゆると首を振るう]

いつか終わりが来たら――…
淡雪のように溶けてしまえるかしら。


―巡礼の森―

[いったいどれだけの時が過ぎたのか。
 数分?数十分?数時間?
 苦しみにもがく中、時間は無限にも永遠にも感じられて。

 足掻きも空しく、腰につるした剣を使うことすら思い浮かばず。
 できる限りの抵抗といえば、息を吸おうとする無意識の行動と、蔦を引き剥がそうとする指先だけ。
 それすら意味を成さず、イアンの手により窒息という苦しい死に方を迎えた]


―死者から見た森―

[ふいに、息苦しさから開放される。
 けれどそれは生ではなく死。

 無意識に閉じていた目を開けば、見えるのはくびり殺された己の姿と、それを手にかけたイアン、そしてイアンに問いかけるミッシェル。
 そのさまを驚いてみていただろうトニーと、今まさにトニーの息の根を止めようとしているヴェスパタインだった]

は、はは……ヴェスパタインが、そうだったん、だ?

[情けない笑いをひとつこぼした]


[せめて今宵眠りにつく者が悪夢に魘されぬように。
娘はピッパに教えてもらった子守唄を紡ぎ始める。

それは微かな音色。
それは優しい音色。

次に繋ぐことは出来ぬ身だけれど
繰り返せば記憶を繋げるかもしれない。
そんな淡い期待があったかもしれず。

幾ら手を伸ばしても掴めぬ月を諦めて
娘の両手は胸元で祈るように重ねられた**]




[真っ赤になって、上手く言葉が紡げない様子のホリーを、満面の笑みで抱きしめ返す。
先程してもらったように、今度はこちらから彼女の頭を軽く撫でて。
やがて身体を離せば、音になりきらない彼女の疑問に頷きつつ答えるだろう]

見えてはないけど。
何となく、思いだせたんだ。気配みたいなやつ?

本当に、ホリーが居てくれてよかった。ありがとう。

[告げる。
再び赤い月を穏やかに見上げた――が]

……また、誰か……

[よく知る死者の気配を感じ、瞳に寂しさが宿るのに時間はかからなかった**]


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―死者が見る森―

[生前感じていたヴェスパタインの妖しさは肉体があったからだろうか。
 トニーを殺した彼を見ても、今はもうなにも感じることはない。

 ただ、守ると約束した相手を残してきてしまったことが心残りで。
 幽霊だというのに、小さくため息をついた。

 そして――ふと気づく。
 他の、死者の気配に]

――もしかして、みんな、いるのか……?

[ぽつり、呟いた]


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―死者から見た森―

[ヴェスパタインが「御使い」としての姿を現す。

 イアンとミッシェルのやり取りも、聞いている。

 聞くことしかできない己の無力さをかみ締めながら**]


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あ…ぅ…。

[抱きしめるのと抱きしめられるのでは、どうも勝手が違う。
抱きしめていたときには感じなかった、緊張に似た感覚を覚え、少しだけ身を硬くした]

…ど、どういたしまして…。

[その後、なんとか平静を取り戻そうとするも、どうもうまくいかず、夢心地のままどもりながらもオスカーの言葉に返した。
しかし、新たな犠牲者の感覚を察知すれば、流石に少しは現実に戻れたようで]

…コレで3人…本当に1人になるまで続くのかな…。
…でも、先にミツカイサマを見つけられれば、2人生き残れるはず…もしかして、ミツカイサマを見つけても終わりじゃないのかな?


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―死者からみた森―

[ヴェスパタインが御使いとして姿を現すのも、トニーを食べるのもただその場で眺め。

 イアンの言葉には僅かに眉をひそめた]

んなの詫びられても嬉しくねぇよ。

[絞殺なんて苦しい死に方に、ぞっとしたように幽体の首元に手をやる。
 そのままミッシェルが立ち去るのも見送って。

 ふわり、森から離れた]


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―どこかふらふら―

[月が赤い。
 生きているときに見えていたのと違う月に不思議そうに首をかしげ。

 誰かの気配を感じて、そちらへとふらふらと向かう。
 1.パピヨン
 2.ノックス
 3.ピッパ
 4.ホリー
 5.ニール
 6.マーゴ
 7.ヘクター
 8.オスカー
 9.<<ランタン職人 ヴェスパタイン>>
 10.<<記者 イアン>>
 (09)]


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どうも?

[悪戯っぽい微笑みを浮かべたまま、こてっと首を傾げた]

……そう、あと三人……
今夜、あっちの月が上れば、終わるんだ。
皆いなくなっちゃうのかな。

[一つの望みは叶えられた。自分は捧げられ、姉の元へ還った。
だが、もう一つの望みは。

瞳をふせたまま、気配を探ろうと]


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―どこかふらふら―

[なんとなくヴェスパタインの気配を感じたけれど。
 もう魔力に囚われていないから、そちらにいくことはない。

 そしてふと心に浮かんだのは、己が手にかけたピッパのことで。
 会いに行くべきか、悩んでいる]


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若者 テッドの気配をどこかに感じた。


―歌声の森の何処か―

[マーゴの問いに一瞬きょとんとするが]

ああ、同じ。
外見は少しづつならコントロール出来る。
俺がこの村に来たのは、
マーゴが生まれるずっと前からだからな。

「ヘクター」は幼少の頃病弱で、
ほとんど表に出なかったって、ナタリアに聞かなかったか?

[そして、初めてマーゴと会った日を思い出しながら]

あの時会った頃から、俺はずっと同じ。
いや、ずっと同じ俺…と言うのも変か。
本当の俺の姿を、あの夜まで君には隠していたのだから。

[彼女の黒髪を撫でながら、そう答える。]


双生児 オスカーの気配をかんじてきょろきょろと周囲を見た


―死者から見た惨劇の現場―
[朝になって、ミッシェルが息絶え冷たくなった体のところにやってくるのを見る。
 その言葉にふるりと首を振って]

あんな状態じゃしゃーないって。
ミッシェルが気にすることじゃねえよ。
まあ、俺はもう寒さなんて感じないけど……
あー、たしかにあれは苦しかった。
うん、まあ……銃とか、ナイフのほうが苦しさはましなのかなあ。

[ふと己が手にかけた相手を思い。
 どちらも同じかもしれない、と小さく呟いた。
 そして続く言葉にがくりと肩を落とした]

頭ン中子供とかひでえ。俺これでも大人のつもりだったのに。
てか、ミッシェル一人で無理すんなって……
自警団でも、呼んでくりゃいいのに……

[一人でがんばってくれるミッシェルに嬉しいような申し訳ないような、複雑な気分で。
 そして手をかすことのできないもどかしさを感じているが、自分の死体を運ぶ手伝いなど、無理があるというものだった]



[マーゴの「思い出の場所」という言葉に、
何かを思い出したか一瞬悲しそうな顔をして]

そうだな…。
確かに、こことは随分違う所だった。
そうか、マーゴは海を見た事が無かったか…。

[もし、祭が終わったら。終わらせたら。
あいつらに事の次第を報告するのも悪くねえのかな。
慈悲深き森の女神様が迷えし者らの願いを聞いて下さるか?]

祭が終わったら――。
俺はついでに英国に行ってみたい…かな。

[そう、ぽつと呟き煙草を吹かす。
マーゴの悲しそうな顔を見るのが辛くて、
誤魔化したのもあるかもしれない。
そのまま散歩に向かったマーゴを見送っただろう。]


[また、それはどこかのことだったかもしれない。
す、と。見つけた気配の隣に滑り込んだ――か]

まさか、君がここに来てしまったとはね。
死ぬなって言ったじゃない。……テッド。

[仕方のない事なのは理解している。
どこに向ければ良いのか分からない感情をもてあましながら、問うた]


―どこかのできごと―

[ふいに隣に感じた気配に軽く瞬き。
 友人の姿に苦笑をして見せた]

俺だって、お前に死ぬな、っていったつもりだけど……

まさか、記者の人に殺られるなんてなあ。

[はあ、とため息をついた。
 殺されたことに対する恨みは、不思議なことにない。
 あるのはただ残してきたことに対する悔いと、この手にかけた人に対する罪悪感。
 そしてこうして話しかけてくる友人への心配だけで。
 複雑な顔で笑った]

まさかヴェスパタインが御使いだなんて思わないし、なあ……


……うん、まあ、それはそれで。
ありがとね。お礼は言っとく。結局こうなっちゃったけど。

[それから、溜息の後に告げられた言葉に目を見開いた。
一つ。ああ、あの人だったのかと言う納得]

そうか。
僕と……ひょっとしたら、ホリーも、あの人によってやられたのかもしれない。
僕をやったのは、多分ヴェスパタインさんだ。そうだ……

[そしてもう一つは……]

記者さん?
記者さんにやられたの?
あの人は、良くも悪くもただ見てるだけの人だった筈じゃ……

[ただ何ともいえず、テッドを見返している]



わー!

[ひょこり、オスカーの後ろから顔を出しながら、脅かそうと大きな声を出してみる。
そして、いたずらな笑みを浮かべながらオスカーの後ろから出て、テッドの前まで歩み寄る]

お疲れさま、テッド。
…テッドは、私と違って逃げなかったもんね。
自分がしてしまったことから…置かれた状況から…逃げなかった。今まで、ずっと戦ってた。
本当にお疲れさま…かっこわるい、なんて言って、ごめんね?

[言って、苦笑を浮かべた。
思いだすのは、祭の準備のときのこと。
ソフィアを取り巻いていた女性たちの会話から逃げ出してきたテッドに言った言葉。
テッドは、そのときのホリーと、今のホリーの違いに気づくだろうか?
あの時の…生きていたころのホリーに比べると、今のホリーはとても人間的に…自然なように見えるかも知れない]


まあ、お互い死んでちゃどうしょうもないな。

[オスカーにはは、と笑いながら頷き]

そうだな……御使いはもうヴェスパタインだけだったわけだし……
ホリーも?

ああ、そうかもしれないな……

[小さく呟き。
 オスカーの疑問にゆるく肩をすくめた]

なんかさ、行き成り参加するっていって来て。
んでもって、こう、なんかヴェスパタインに心酔してたみたい?で、やられちまった。

[話は聞いていたけど、詳細はよく覚えていなくて曖昧だった]



…ぐ!

[立ち去るマーゴが見えなくなった頃、
また「痛み」が彼を貫く。

ヒトの感情が強く影響しているのか、
急に自分が此の場所に居る事ですら
酷く罪深い様に感じていた。

右手にまだ仄かに残る彼女の命の重み。
この想いにもっと早く気付いていれば――。

そのまま、その場に力無く倒れ込んだ。]


う、わっ!!

[不意にホリーの大声が聞こえて驚いて叫んだ。
 悪戯っぽい笑みを浮かべるホリーにきょときょとと不思議そうに瞬きながら、謝られてなんのことか解らずに首をかしげた]

あ、ああ……ホリーもお疲れさん?

ていうか、――逃げなかったっていうより……逃げる前にやることがあったから、かなあ……

結局、俺はなんにもできなかった気がするからかっこわるいまんまだと思う……

[はあ、とため息をつき。
 そういやなんとなくホリーの雰囲気が違う気がして、じーっと見た]

――ホリー、死んでから明るく? いや、ちがうな、なんかこう、柔らかくなった?

[前の雰囲気との違いがうまく言い表せなくてうーんと悩んでいる]



[どれほどの間、気を失っていたのだろう。
何かを思い出したのか、
決意を込めた眼と共に起きあがる。]

…見届けなければ。

嘗て「御使い様」と呼ばれた者として。
今までに屠った命に対する責任として。
そして、続きを託した同胞の為に。

[そしてそのまま「歌声の森」を後にする。]


[ぱちり、ぱちり、ぱちり 瞬きをするたび、変わる世界の姿
ぱちり、ぱちり、ぱちり スライドする、私の世界
ぱちり、ぱちり、ぱちり 一人になる度、スライドする
ことり 耳の奥の方から、音がした]

 ん・・・あら?

[私は、樹の上にいた
狩猟の女神の屋敷が、紅く、丸く、重苦しく、私の頭上に輝くのに
私は何をしていたんだったか
そうか、歌を歌っていたんだった 歌わなきゃ]

 あ――――――…


わかんないけどさ。
でも……姉妹と同じようにって言われて。だから、ひょっとしたら――って。

[じゃああの時のランプは罠か何かだったんだろうかとか思いつつ。
後ろから顔を出したホリーに苦笑した]

……ヴェスパタインさん……ミツカイサマに、心酔?
それで、参加するって言って、テッドを?

[信じられないと言った表情は消えず]

なんというか……その、凄い人だねえ、記者さんって……。


― 回想 ―

[ヘクターの答えに安堵の息が漏れる。
違うと言われたら如何しようかと思っていた。
想いは長い時間を掛けて育まれたものだった。
だから思い出が共通のものであると思えば素直に嬉しい]

何だか不思議。
外見をコントロール出来る、なんて言われても
記憶にあるヘクターがあなただった事に安心している自分がいる。
……おばあさまは余所の御家の話はあまりしないの。
誰かを知りたいならその人と話して自分で知りなさい、って。

[あの夜まで隠していた。ズキ、と頭が痛むような感覚があった。
あの夜、あの時、何を言ってたっけ。
思い出せそうな気がするのに思い出すのが怖くて緩く首を振る]

――…いつか、もう一度。
本当のあなたを、おしえて。


[髪を梳き撫でるヘクターの大きな手。
娘は緩く目を細めそんな願いを口にした。
何故か悲しそうな表情を浮かべるヘクターに娘は手を伸ばす。
悲しいのが少しでも薄れるように撫でたいと思ったらしい]

英国――…
海の向こうにあるのよね。
私も、一緒に行けると良いな。

[夢見るような声音で紡いでしまう。
ヘクターと一緒の時間は娘にとっては嬉しいもの。
少しずつ彼の事を知っていく事が嬉しく
知らない事もまだ沢山あるのだと思えばほんのりと寂しく。
尽きぬ煙草の紫煙くゆらす彼の姿を眸に写し取り
沈黙が下りた森の気配に促されるようにその場を辞した]

― 回想・了 ―



ありがとう。
…ふふ、なんか、こういう状態で「お疲れさま」って、なんだか変な感じだね?

[自分が言われてみたらなんとなく違和感を感じて、苦笑を浮かべた]

…かっこわるくは、なかったんじゃないかな。
少なくとも、私はそう思うよ?
…尤も、かっこよかったかどうかは別だけどね?

[言って、くすりと笑いながらテッドの頭をぽんぽんと撫でた]

明るく…?
…うーん、どうだろう…でも、変わったのは間違いないと思う。
…昔なくしちゃったものを、また見つけられたから。

[柔らかな笑みを浮かべながら言う。が、その直後には、また何処か悪戯っぽい色が混ざって]

うん。
そうやって女の子の細かい変化に気づいてあげられるようになって行くと、テッドも良いお相手が見つかるかもね?


[何があったんだったか
霞の向こうに手を伸ばそうとして、届きそうになった時に

ことり 耳の奥から音がする
スライドする、私の視界]

 ん…――――

[私は何をしていたんだったか そうか、歌を…―――― ことり

私は、何をして…―――― ことり

私は…―――― ことり

私・・・?]

 あ―――――…


そっか、そんなこと言われたんなら、そうかもなあ。

[オスカーにこくりと頷き。
 ホリーが生贄に選ばれたときは、ピッパを手にかけたことだけで頭が一杯になっていて、ホリーがどういう状況で居なくなったのかも、そしてホリーの死をちゃんと悼んだかも、覚えていなかった]

俺もう、記者のことはさっぱわかんねえ。
生きてたら俺もああなったのかな、ならなかったのかな。

[ヴェスパタインの妖しい魅力があったことは覚えていても。
 今はもう、それに惑わされることはないから良くわからないというように首を振った]

でも、まあ……ミッシェルじゃなくて良かったというべきか、ミッシェルだけ残してしまったことを悔やむべきか、わかんねぇ……

[ぽつり、と呟いた]


まあ、な。
死んでるのにお疲れ様もくそもないよなあ。

[しみじみと頷きを返し]

そ、っか……まあ、人から見て、かっこわるくないなら、いいかな……
って、せめてそこはかっこよかったって言おうぜ!

[頭を撫でられながら、ホリーの言葉につっこんだ]

なくしたもの、か。
見つかってよかったな……って、なんでそーなる?
いや、俺もう死んでるし。
いい人なんて見つかるわけないじゃん。

[悪戯っぽいホリーにやっぱりホリーはホリーかと、がくりと肩を落とした]


―森の中―

[そのまま森の中をただひたすら駆ける。
木の葉の揺れる音と共に聞こえて来たのは同胞の囁き。]

そういや、そうだったな。
俺の名、か。

…いや、アンタに取っちゃ俺はヘクターだ。
人の子と混じり過ぎた御使い様。
それでいいさ。

ああ、独りにさせちまったな――。

[風に乗って、この声は何時か彼に届くだろうか?]


― 広場 ―

[幾ら歌っても咽喉を痛める事はないけれど
娘が歌ったのは一度きり。
二人で歌ったあの時はとても愉しかったのに
独りで奏でた音は何処か寂しく感じられた。
彷徨ううちに娘は見慣れた広場に辿りついていた。
誰も娘に気づかないけれど人々の会話は娘に聞こえる]

――…残りは三人。
そう……、テッドとトニーが殺されてしまったの。
……生きていて欲しかったのに。

[俯き小さく呟く。
誰にも見られる事などないのに
見せぬようにするのは癖のようなもの]

…………、

[誰かの名を呼ぼうとして紡がぬまま口を閉ざす]


[歌・・・? 私・・・?
なんだったか、もうわからない

わかるのは、世界が紅い事
世界が、ぱりんと音をたてる事
耳の奥が、じんじんと痛い
胸の奥が、ずきずきと痛い
体温が、妙に低い]

 あ――――――…

[口から出る音、こいつはなんだったか]

 あ――――――…

[どんな理由があったんだったか]

 あ――――――…

[私は、なんだったのか]


……テッドがミツカイサマに心酔する姿って、ちょっと思いつかないけど……

[笑いながら、冗談めかして言ってみるが。
共にミツカイサマと戦った友人が――そして自分がそうなっていたら。
背筋が少し寒くなった]

ミッシェルさん……。
僕も、残された時は辛かったけど、でも……生きていてくれるなら、それが一番いいんだと思う。きっと。

……もうちょっと、見れるうちに見ておいた方が良いみたい。

[姉にちょっとごめんね、と囁いて。
弟の気配は、ふっとそこから消えた]


その気配が再び現れるのは森の中か。



うん、まあ俺も自分でいってて想像できない。

[こっくりと同意の頷きを返す。
 森でのイアンを見ててもああなるとは、とても思えなかった]

そう、だな。
生きててくれるなら、それが一番だ。

ん、いってらっしゃい。

[オスカーにこくりと頷いて。
 気配が去るのを感じる。

 そして別の場所にいるピッパとマーゴの気配を感じて――どちらに行こうか、とちょっと考えた。
 偶数マーゴ、奇数ピッパ 25]


メモを貼った。


[ことり ことり ことり ことり…―――――]

 あ―――――…

[音がする、こちらに向かう悪魔の足音がする]

 あ―――――…

[もうすぐだ、もうすぐここに来る]

 あ―――――…

[ああ、もう何も]

 あ―――――…


……結局、気になるんだよね。ここ。

[忌み嫌っているうちの最たるもの、場所であったが。
再び現れたのは森。何度も足を運び、彷徨い歩いた森。

そして、生贄として捧げられた森]

残っているミツカイサマは一人。
……あっちは、ヘクターは……

[まあ、居るんだろうなと思いながら。
干渉できない世界を眺め、一人歩いている]


なんか、気になる気配があるから、ちょっといってくる。
またな、ホリー

[ひらひらとホリーに手を振って。
 気になる気配のほうへと向かう。

 声が、嘆いているように聞こえて]

ピッパ……?

[恐る恐る、声を掛けた]


[異物がなくなった物
純粋な、その形を取り戻した物
あるはずの姿に戻る、もうすぐ戻る

ことり ことり ことり…―――――

紅い紅い、月の光を 暗い暗い、無の闇が喰らう
ことりことりと、音を出しながら
もうすぐ、夢が無に戻る]

 あ―――――…


―森の中―

[どうやら五夜目の生贄はオスカーだったようだ。
自分の姿に怯まず立ち向かった、勇敢な神を忘れた少年。
次の闇夜にはまた誰かこちらへ来るのだろう。]

祭も残り僅か―――。

[すう、と森の霊力を取り入れる様に息を吸い込むと、
半人半獣の姿に成る。
そして、誰かの気配を求めてこの村を彷徨うだろう。
祭を最後まで、この目で見届ける為に。]


―ヴァンルナール家―

[真の「主人」を喪ったヴァンルナール家では、
一定の覚悟はしていたのだろうが、
やはり大きな動揺が走っていた。]

ふん、爺さん…。
あんたらも今まで良くやってくれたぜ。
これから…大変だろうが、上手く生き延びてくれよな。

[そう言って、長年自分を慕い忠実に仕えた一族を労う。]


[がこん 何かが、引っかかった音がする
何かが、また私の世界に入った
霞の向こうに無くなりそうだった、私の意識が
異物に引っかかり、立ち止まる]

 ん…――――

[あの人はなんだったか 肩口が妙に熱い気がした
ピッパ そうか、私はピッパだった
そうだ、私は歌を歌うんだった]

 なんだ、何か用か

[私の世界に入った、男の人
名は・・・霞の向こうにはない
あの人の名は、違うところに]


─ 森 ─

[月は沈み、空にあるのは太陽。

大きな木の根元に、膝を抱えて座り込んでいる。]


[森を行く先に、思い描いていた人物の姿を見つけた。
……最後に銃口を向けた時の姿だったから、人物と言っていいのかは分かんないけど]

……皆死んじゃって、こっちに来てる。
あんたは……倒せたけど、でも僕だってこの通りだ。

結局、分かんないんだ。
あんたは、姉さんの仇で正しかったのかな……って。

[半ば独り言のように。
その背に、静かに声をかけるだろう**]


メモを貼った。


― 広場 ―

[不意に生じる痛み。
やり過ごしたはずの頭痛。
柳眉を寄せて目を閉じる。

ふ、と娘の脳裏に過る映像。
失われた記憶の欠片がカチリとはまる。

思い出した最期の一瞬。
忘れていた想いがよみがえる]

――…ああ。

[わだかまりがとけてゆく。
迎えに来て呉れただけで自分には過分な事。
翳りの消えた眸は本来あるべき色を取り戻した]


[ピッパの声は聞こえる。
 気配は感じる。

 けれど、その姿は見えているのだろうか。
 ただ、声が聞こえるほうへと話しかける]

ピッパ……

[ごめん、なんて都合のいい言葉はいえないから、ただ名前を呼ぶ。
 認識されなくても、それはそれで仕方がないとおもいながら、けれど、こちらを認識した様子にほっとしたような、笑みを浮かべ]

何か用……いや……用っていうか。
ピッパの気配を感じたから……

[ごめん、なんて都合のいい言葉はいえないからもごもごと口ごもる。
 この手にかけた相手と相対して、情けない顔をした]



ピッパのこと、守りたかったのは本当なんだ。
結果から見れば信じられないだろうけど……

[ああ、これも結局自己弁護だな、と呟いて自嘲する]

ピッパは俺のことを許さなくていいんだ。
それだけ、言いたかった。


広場の大樹でいつものように村の景色を眺めている**


漂白工 ピッパの近くで神妙な顔をしている**


メモを貼った。



 許す・・・? 守る・・・?

[何が言いたいのか、わからない
私の記憶は、もう殆どが霞の向こうに渡った
だから、あの人が何をしたのか
私には、もうわからない]

 何が言いたいのか、わからないが
 ガキだな、君は

[そんな事を言わないと、と思った
理由は、わからない ガキという言葉の意味すら、もう]

 一方的な奴はガキだ 独りよがりのガキだ
 何か言いたい事があり、そいつを言ったなら
 相手の言葉も、ちゃんと聞きなさい



 それだけ言いたかった?
 許さなくていいと思うなら、罵る言葉を待ちなさい
 君を怒るか、許すか、無視するか、話をするか
 そいつを判断するのは、私だ

[まぁ、彼が何をしたのか、私にはわからないのだから
許すも許さないも、ないんだ
だから、何かする気も、言う気もなかったのに

この声を聞くと、なんだか…――――
こんな言葉を綴る必要があるような、気がした

この人、だれだっけ]

 まぁ、いいや
 私は、なんとも思ってない
 だから、私の事は気にするな


―回想・歌声の森―

本当の俺…か。

そうだな、
もし、全て終わったら―――。
旅の途中に、話していこうか。

[彼女の手から、優しさが感じられる。
彼女を信じたい。もう裏切りたくない。]

ああ、俺も一緒に行きたい。
マーゴと一緒に行けると、いいよな。

[そう言って彼女に微笑みかけただろう。]


―埋葬の森―

[自分の肉体に近づく同胞の姿が。
やがて彼は、ヘクターの肉を裂き、
臓物を引き出し、自らの中に摂り込み始める。]

ああ……。
ヴェスパ…タイン…。

[彼と共に在る事ができる喜び故か、
これで彼と二度と同胞として
言葉を交わす事が出来ない事を再認識した悲しみか。]

アンタ…死肉は嫌いだろうに……。



[ヘクターの魂と肉体は離れた筈なのに、
彼と一体となる感覚が流れ込んでくる。
それは一種のトランス状態か、
自分の肉体が損なわれる度に心地良い痛みが襲う。
それは彼の力を同胞に移す儀式か。]

……ありがとな。
ヴェスパタイン。

[俺の血肉と魂はアンタと共に。
そう礼を言うと、暫く彼の背中の後ろに寄り添っていた。]


―森の中―

[ヘクターの「御使い様」の力は
同胞に肉として取り込み、引き継がれ、
彼は徐々に「人」になりつつある。

今は、この儀式を終まで見守る事が
御使い様である彼の、最後の仕事であった。]**


メモを貼った。


―森の中―

[ふと、自分を呼ぶ声が聞こえた。]

―――オスカー?
もう、こっちに来てたのか。

[ああ、同胞が彼を襲ったのか――。]

ホリーの仇…か。

[…いや、俺も彼女の死に関わったのは間違いない。
オスカーの問いに暫く考えると
彼に向き直り、返答をする。]



お前は見事仇を取った。
俺はここでお前にもう一度殺されても、
文句は言えねえ、な。

[そう言って、抵抗しない事を示すかのように
両手をだらりと下げる。

片割れの仇打ち…。
オスカーは既に肉体を失い、還る者となった。
オスカーの巡礼は終わった以上
これ以上この少年に手と心を汚して欲しく無い、
穏かであって欲しいと、願うが――。]**


メモを貼った。


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……もう、殺そうだなんて思わないよ。
僕があのまま生きてたら……そう思ったかもしれないけど。
いいんだ。僕は。連れてきてもらったから。

[穏やかな声で語りながら、自身が憎んだミツカイサマ……ヘクターを見つめた。
何か変わったな、というか。
ミツカイサマだと分かる前の――自分にとっては「いつもの」ヘクターに「戻った」な、というか]

でも、お祭が終わって欲しいって……せめて僕の後に続く人がいなければ良いって思ってたのも事実だったからさ。
それは、ちょっと残念かな。

[怒りも悔恨も生者には届かない。
吐き出した息は純粋な諦観に彩られている*]


[たんたんとした言葉がとてもピッパらしい。
 たしかに独りよがりだと、自嘲した笑みを浮かべながら、うん、とひとつ頷く]

そだな。
ちゃんと聞くつもりだったけど、やっぱまだまだだなあ……

[ピッパの状態はわからないから。
 冷静な言葉はいつもどおりのピッパのように聞こえて]



なんとも思ってない、か。
殴られる覚悟ぐらいしてたけど、うん、気にしてないなら、そのほーがいいよな、きっと。

[へら、と笑って答える。
 もしかしたら罵られるより無関心のほうが痛かったかもしれない。
 そんな気分になりながら、ピッパをまっすぐに見やり]

まあ俺がピッパのこと気にしないってのは無理だけど。
こんなかたちでもピッパに会えてよかった。

それじゃ、な。

[ひら、と手を振って、ピッパの傍から離れた**]


― 広場 ―

[大樹に凭れ娘は目を瞑っていた。
木漏れ日が娘の肌へと降りそのあたたかさを感じた。
村を通る風は清清しくも優しかった。
これまでの日々を懐かしむ娘の耳朶に触れる音――。
残る巡礼者への噂話。
好奇の眼差しを追えば森に入ろうとするミッシェルの姿]

せめて……、
ミッシェルだけでも生き延びて欲しい。

[他の二人が余所者だったから名を出さぬ訳ではない。
互いに知ろうと言葉を交わす機会が余りに少なく
娘の中で二人の存在は希薄なものでしかなかったから。
心に残る生者の名を口にして祈る仕草**]


[この人は、何を言っているんだろう
私には、よくわからない

この人に、私を気にする何かがあると言うのはわかった
ただ、自分が何をしたのか、彼は言わないし
何が悪かったのか、どう思ったからそうしたのか、言わないから
何を言おうと、私の理解からどんどん遠くなる

彼が私の世界から離れる
私は、彼を理解し思い出す機会を失ったんだろう
まぁ仕方のない事、私にはどうしようもない事

私は歌を歌わないと…―――― 
一人になったら、また音がする ことり]

 あ―――――…


メモを貼った。



[じっとオスカーの声に耳を傾ける。
そして、徐々に口を開く。]

本当の仇は…きっとこれから。
儀式は、お前の望む通り終わるから。

[あと少し――だが。
おそらく途中で終わる事はあり得ないだろう。
同胞の目的を聞いた彼は、
オスカーに明確な返答をする事は出来なかった。]

お前、本当に良くやったよ。
まったくよ、俺も油断したつもりは無かったのにな。

姉さんとは再会できたか?
もう、離れるんじゃねえぞ。

[まるで父が子に向けるような眼差しを向け、
オスカーの頭を撫でただろう。]*


―どこか―

[ピッパの傍から離れて、ふわり。
 どこともなくさ迷う。
 ふ、と僅かに毀れたため息は、ピッパとのやり取りを思い返して]

まあ……そうだよな。
俺のことなんかはピッパは気にしないほうが、きっと幸せだろう。

[ピッパの記憶がないなんて思わないから。
 普段どおりに見えた態度に普段どおりの口調としか受け取れず。
 だからこそ口にしたことがそのままなのだと、思い込んでいる。

 それならそれでいいか、と口の中だけで呟き。
 ふわり、次に現れるのは――]


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―広場―

[ふらふらしてたら、たどり着いた先は広場。

 大樹にもたれるマーゴの姿や、どこかにパピヨンの姿もみえるだろうか。

 巡礼の噂話をする村の人のうち、長老よりのものは、テッドの死を当然のことといったように噂をする。
 親方や家族は悲しみはしたものの、それでも御使いに対する態度については諌める立場をとっていたから、嘆きを村の人に見せることはない。

 そして死した若者は、村人達の噂話など、生きているときよりさらに、気にすることはないのだった]


メモを貼った。


―昏い森―

…ったくよ、
最後まで、本音を出さねえ野郎だと思ったら…。

[逆に獣性を剥き出しにしてテッドを襲うイアンを見つめ、呟く。]

でも、これなら―――。
アイツは儀式をやり遂げられるかもしれねえ。

[近くでトニーの気配を察しただろうか。
振り返って辺りを見回す。
他の住人達の気配を感じたら、そちらへ行くかもしれない。]


メモを貼った。


[ぱりぱり、何かを剥ぎ取る音がする
ぱきん、何かを弾く音がする
さっきまで、紅い光を浴びていたはずの森は
真っ暗な闇の中、その姿すらもう見せない

なんだか、胸の奥がぞわぞわ 虫が這う様な感覚がある
なんだろう、こいつの名も知っていたはずなのに
深い闇が食らった、森の何処かに置き忘れたのかな]

 あ――… あ――… あ――… あ――――…

[ことり ことり ことり
積み木が崩れていくように、少しずつ、音を立てながら
ああ、私を形作っていた物が、崩壊する
老い朽ち、腐り落ちるのと同じ
ぼろぼろと、何かが剥がれ落ちるのを感じるの]


― 広場 ―

[ふ、と長老の一人が何か話しているのが聞こえた。
ラトル家、とか、まだ小さいのに、とか
そんな言葉が断片的に娘に届く]

――…小さい。

[ふるふると娘の肩が小さく震える]

其処はまだ若いって言う所、…の、はず…。
小さい、……そんな風に見えていたの…?

[長老の話に同意を示す別の村人の声に
がくりと項垂れてしまう。
確かに頭を撫でられたり子供扱いが多かった]

……子供じゃないのに。

[唇を尖らせて拗ねた声でぽつと紡いだ]


― 広場 ―

[そういえば血を絶やさぬようにと祖母は何度も言っていた。
けれどそのわりに縁談の一つも聞いたためしがなかった]

――………。

[大人と認識されていなかった、と結論が出るのに
そう時間は掛からない。
祖母の代理として大人な振る舞いをしてきたはずなのに
如何してだろうと考えて自らの姿を顧みる]

もう少しすれば私だって……っ

[長老の一人に反論しようとするのだけれど声は届かない]


メモを貼った。


― 広場 ―

[届かぬまま長老たちの話は移ろう。
それは幼友達の噂話]

――…当然なんかじゃ、ない。
何も、知らないくせに。
そんな風に言わないで。
死して当然の者なんて誰一人、いなかった。

[娘にしては珍しくきつい眸を長老の方へと向ける。
死者である娘が生ある者にいくら言った所で
届かないし何か影響を与えられるわけではないけれど
言わずにはおれなかった。
幼友達がそんな風に言われるのが悔しくて堪らなかった]


メモを貼った。


―広場―

[ふと、声が聞こえてそちらへと近寄る]

マーゴ。

[黒髪の娘。
 最後に見たのとは違う、生前と同じ姿に、ほっとしたように、名を呼んだ。
 何かに憤っているような、珍しい幼友達の姿に、きょとりと瞬きながら大樹の傍で立ち止まる]


メモを貼った。


― 広場 ―

[生者に対峙する娘の耳に名を呼ぶ声が届く。
聞き覚えのある声だった。
声のした方へと顔を向ければテッドの姿が見えた]

――…あ、テッド。

[きょとりとした様子に思わず目が泳いだ]

……え、と。
何か、聞こえてた?

[心無い言葉など聞こえていなければいいな、と
そんな思いから問う言葉を掛けた]


メモを貼った。


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―広場―

[幼友達の様子に不思議そうに首をかしげる]

いや……なんか噂してるっぽいのは見えるけど。
あんまり良く聞こえないんだ。

[死者の声は聞こえる。
 生きているものも、心残しているものであれば声は届く。
 けれど、村人の噂話は、届くことはなかった]

マーゴはなんか聞こえるんだ?

[死んだというのに、あまりに代わりのない様子に。
 小さく笑いながらその隣に座り込んだ]


メモを貼った。


─ 森の中 ─

……、ヴェスは「ミツカイサマ」だったんだなあ……。

[身体をヴェスパタインに喰らわれてしまってから、どれくらいの時間が過ぎたのだろう?]

だからヴェスはあの時あんな事をおいらに聞いたのかなあ。


―深夜の森―

[ヴェスパタインと肌を合わせる事で、
どんどん狂って行くイアンを目の当たりにする。

まるで、ヘクターが失いつつある激情や野性が
イアンに移ってしまったかのように―――。

この交わりは次代に種を残す物では無い。
同胞のイアンに対する感情はわからない。]

ヴェスパタイン、アンタは、どうするんだ?
儀式を終わらせる、とアンタは言ったが。

このまま儀式を終えたら、アンタは―――?


メモを貼った。


― 広場 ―

良く聞こえない……?
そ、か。うん、聞かなくて良いと思う。

[噂話にさえも耳を傾けるのは昔からの癖なのだろう。
祖母の目となり耳となる。
そんな風に思いながら大人にまじっていたから]

色んな話が聞こえてくるよ。
あんまり愉しい話じゃないけど、ね。
あの人、私の事小さいなんて言ってたのよ。
失礼だと思わない?

[話していた者を無遠慮に指差して
テッドに話すのは少し前の話。
娘にとって最期の夜、この幼友達とは話せずにいたから
今こうして普通に話せている事に安堵していた]


―広場―

[そして、巡礼六夜目の日―――。

一夜目の夜、自らの手で此処に送り込んでしまった女性の姿を発見する。
彼女を見るのは随分久しぶりな気がした。]

あの記者、とんだ喰わせもんだったな。
アルフレッドはそれを知って…?


―広場 何処かの屋根の上―

[ふわり。
赤い月のもと、屋根の上に舞い降りて腰を下ろす]

…今夜で最後…なのかな…。
結局こうなっちゃったんだ…。
昔お祖母ちゃんに聴いた話どおり、ミツカイサマが…。
でも、これで村は平和になるのかな?
…これからこの村は、どうなって行くんだろう。

[静かな村の様子を見下ろしながら、一人、もの思いにふけった]


――広場――

[群れ集う生者の間に、まるでその一人のように立っている。
嘆く声と言祝ぐ声、途切れ途切れにはるか森から聞こえる歌声。
暗い青みを増す空を見上げると、月は真紅を満たした真円をしていた。]

ああ……。
祭りの最後の夜が来たんだ。

……見慣れた祭りの広場なのに、不思議ね。
生きた人と死んだ人が一緒に、終わりのときを待っているなんて。


メモを貼った。


―広場―

うん、まあ、噂話なんて、あんま面白い話もしてないしなあ。

[こくりと頷きながら。
 マーゴが指差す村人を見る]

マーゴが小さい?
そりゃ小柄なほうだとは思うけど――
小さい、ってのは違うんじゃないかなあ。

[いろんな話、に小さく頷いて、続く言葉に不思議そうに瞬いた。

 若者にとって黒髪の娘は大人のように見えるから、小さい、という言葉が意味する幼い、には不思議そうに首を傾げるだけ。
 死ぬ前にぎこちない態度をとってしまったことを悔いていたことすら忘れて、当たり前のように言葉を交わしている]


メモを貼った。


[祭壇へ歩み寄り、そこに残された三枚の葉を前に跪く。]

御使いよ。感謝を。そしてお願いを申し上げます。
貴方が村と共におられることを知ったので、私は安らかに行くことができるでしょう。
私が、死の覚悟をしていなかった彼らを生贄に送った私がそうなのですから。
どうか、他の巡礼たちもまた、安らかでありますように。

私たちは契約を知らない者の命さえ、捧げてしまった。
どうか、彼らの死が無駄になりませんように。
貴方の力がこの先も、村をお守りくださるのに充分でありますように。

この先もこの地が「楽園」と呼ばれますように。


― 広場 ―

そうね。
噂話を聞くよりもテッドとこうして話している方が
私はずっとずっと愉しいと思う。

[頷きに目を細めテッドを見詰め]

……テッドは私の事子どもっぽいとは思わない?

[違うという声に何だか嬉しくなる]

事あるごとに頭を撫でられたり
お遣いに行くと飴を渡されたりとかしてたの。
今思うとあれって子供扱いよね。

[頬に手を宛がい悩ましげに吐息を漏らした。
何故だが愚痴っぽくなってしまったのに気づけば
ふるふると首を振り
それから不思議そうな様子のテッドに小さく笑う]


[ふと、「ミツカイサマ」に似た何かを持っていた男の事を思い出す。]

……ニールは、知っていたのかな、ニールが死んだらおいらには「ミツカイサマ」と同じように見えるって事を。

[今も彼は、炎に包まれているように見えるのだろうか]


メモを貼った。


メモを貼った。


―広場―

……今夜で最後、か。
まさか、こうなるなんて全然思ってなかった。

[静かに屋根の上から広場と、その周囲に広がる森を見下ろしている。
ぽつり漏らした言葉は、心の底から放たれたもの。

村が嫌いだった。伝統が嫌いだった。
祭が嫌いだった。儀式が嫌いだった。

壊してしまいたいと、願っていた事も、あった。
燃やしてしまおうと口にした事も、あった。

もちろんその象徴であるミツカイサマは、今でも憎い。

のに――]

……何で、こんなに胸の底がざらざらするんだろう。


―広場―

うん、俺も。

[マーゴにへらっと笑って同意した]

マーゴが子供っぽかったら、俺なんか完全に子供だっていわれそーだし……

マーゴはちゃんと大人だと思うけど。
あれだ、きっと小柄なせいだよ。
だからつい、撫でたくなるんじゃねぇの?

[うーん、と腕組みをして考えながら答える。
 小さく笑うのをみればまあいいか、と笑い返し]

マーゴは綺麗な娘になったと思ってた。
大人に混じって話もしてるし……ソフィアさんとは違う意味で憧れでもあったんだよなあ。

[ソフィアが、大人の女性に対する憧れなら、マーゴへは一足先に大人になった友達への憧れで。
 死んだ今だから、言えるけど、と鼻の頭をかきながら誤魔化すように呟いた]




あ。

[少し離れた屋根に影を見つけ、顔を上げる。
ふわ…と跳ねるようにして一度姿を消し、次に姿を現したのはオスカーの背後だった]

だーれだ?

[後ろからオスカーに目隠しをして声をかける]

どうかしたの、オスカー?


[どうしてこのようになってしまったのだろう。
どこで我らは人の子と道を違えたのだろう。
大いなる信仰不在の台座を前に、思う。
既に、答えは幾人から耳にした。
我らは生きながらゆっくりと消えて行く。

最後の巡礼の犠牲者たちの気配を想う。
今夜も、きっと誰かが来る。]

だがそれで、今夜で、終わる。
全ての巡礼者に祝福と鎮魂を。
そして同胞には、悲願の達成を。

[嘗て大きな信仰の対象であった筈の神像を前に、今は祈る。]


― 広場 ―

テッドは……、子供っていうより男の子って感じかな。
いつも元気でまっすぐできらきらしてるの。

[テッドと二人並んで大樹の傍で語らう。
隣にいる幼友達を見詰める眸は少しだけ眩しげで。
小さいという扱いが小柄なせいと言われれば]

むぅ。身長はもう伸びないけど……

[結局子供扱いされない為の打開策は見つからない。
けれど、思わぬ言葉が聞け娘は驚いたように眸を瞬かせた]

テッドにそんな風に思って貰えてたなら嬉しい。
綺麗なんて言われることないから、
ちょっと恥ずかしくなるけど。
ありがとう、テッド。

[嬉しそうに花の綻ぶような笑みを浮かべる]




祈りの言葉を終え、強い視線を感じて振り返る。
そこにはヘクターの姿があった。

森全体に響き渡った、咆哮の主。

踵を返し、彼に歩み寄る。
三歩の距離を残し。]

ここでは、何とお呼びすればよろしいのでしょう?


メモを貼った。




うーん、誰かな。
ホリーかな。……よし、当たり。

[振り返って、口元を綻ばせる。
しかしどうかしたのかと問われれば、再び視線を下に降ろして]

――うん、ちょっと、考えてたんだ。
これで……儀式は終わるじゃない?言い伝え通りに、終わりそうじゃない?
そうしたら……村は、どうなるのかなって。

ちょっとだけ、ね。



は…なんでもいいさ、今まで通りヘクターで。
どちらにしろ俺は御使い様の力を失った。

[それに、と言葉をつぐ。]

もしかしたら肉体が滅びる以前に
「御使い様」は既に死んでいた…そんな気がする。

[こうやって、正体を明かして話せていれば、
彼女の話も、聞けたのかもだろうか。
…いや、今となっては遅いか…。]


―広場―

男の子……子供よりはましなのか?
まあ、元気だけが取り柄だしなあ。

[よくわからず首を傾げるが、マーゴがそういうんならそうかもな、と考えるのを放棄した]

村の大人達はへんなところで大人扱いしたり子ども扱いしたりだから、あんま気にしててもしょうがないと思うしなあ。

[大人として考えろといった直後にこれだから子供は、などと手のひら返されるのも日常だった若者にとっては、大人は理不尽なものだと、ため息をついて。

 気恥ずかしい言葉のあと、マーゴの花のような笑みを見れば、あー、うん、と笑って気恥ずかしさをごまかし]

お礼を言われるようなことじゃねーけど。
あと一年もすれば大人たちだって子ども扱いできないようになってたんじゃないか、とは思うけどな。



うん、終わりそうだよね。
……ね。
どうなるんだろう。

[オスカーの疑問は、自分も先ほど考えたもので…。
オスカーの隣に腰を下ろし、村を見下ろした]

今までは、村を守る代償に儀式が行われてたんだよね?
…なら、少なくとも次のお祭までは平和なんじゃないかな?
…でも、その次はどうなんだろう…その次も…またその次も…こうやって続いて行くのかな…。

[そう呟いたホリーの表情は、何処か悲しげだっただろうか]



「御使い」は既に死なれて……。
酷いことをおっしゃいますのね。

[身振りで村人たちを差し。]

皆信じますわ。きっとまた長い間信じていくでしょう。
これだけの人が死んだのですもの。
家族や、友人や……。

[死者の森に響いたあの声は、生者には届かなかったのだろうか。
ふとそう思えて、最後の単語を飲み込んだ。]

それとも……私たちが、貴方に酷い重荷を負わせていたのかしら?


― 広場 ―

[大人の理不尽さを語るテッドにこくこくと頷く]

気にしてもしょうがないけど……
やっぱり如何見えてるのかとか気になってしまうのよね。

[個として見られる事より肩書きで見られる事の方が多かった。
それでも望まれる姿であろうとそれなりに努力してきたから
結果が伴うか如何かが気になっていたようだ]

一年もすれば……
うん、そうだと嬉しいな。
一年後の私、大人っぽくなってるのかな。
でも一年後のテッドもきっと大人びて見えるね。
……一年後も、その先も、こうやって話していたかったね。

[失われた先の話にはやはり未練が滲む。
それでも今こうしてもう一度話せたのだから、と
納得しようと思う自分もいて複雑な面持ちとなる]



[パピヨンに指し示された先を見、
自嘲めいた笑みを浮かべる。]

俺は信仰の無い儀式に苛立っていた。
我らを忘れた人の子に
儀式を遣り遂げ、我らの意志を示す。
それが目的だった。

我らが姿を見せずとも、人の子だけで、
それを思い出して欲しくて、な。




村を護る代償に……。
そう、だね。次の祭まで、村は、平和に……

[そうであればいいと思う。
そうでなければ、ならないと思う]

続いて行くのかな。
でも、もう……今はさ、昔じゃないんだよね。

[ホリーの手に己の手を重ねようと、腕を伸ばした]

残ってるミツカイサマは……どう、思ってたの、かな。



重荷…か……。
いや、我らも汝らに重荷を背負わせていたのだろうな。


―広場―

マーゴは大人に混じってがんばってたから、余計に気になるんだろうなあ……

[しみじみと、幼友達をねぎらうように言葉を紡ぐ。
 まだ見習いだから、と目こぼしされてた若者よりは、よほど立場的にも大変だっただろう、と解らないなりに推測して]

一年たてば、きっといろいろ変わってたはず、だよなあ。

うん……そうだな、生きて、こうやって話していたかった、な。
まあ、しょうがないん、だろうけど。
御使いがほんとうに居たんだし……俺だって、人を殺したし、な……

[明るく話していたけれど。
 未来がないことにはやはり、暗さや苦さや未練がにじむ。
 考えても仕方がないことだけど、と肩をすくめるのは考えたくない若者の癖だった]



貴方がたがおられなければ、私たちのどこが、森の外の人々と違いましょう。

ああ……きっと私、今貴方に酷いことを言っているのでしょうね。
でも私たちは、何の変哲もない人間なのですよ。
その時々の迷信や流行の言葉を信じてしまうような……。
自分の愛する人のことをしか、考えないで生きてしまうような……。

[軽くうつむいて微笑する唇の形は、ヘクターと同じ形にゆがんでいる。]



…そうだね。

[伸びてきたオスカーの手をそっと握る]

昔のままじゃない…。
でも…ソレは私たちだけじゃなくて、ミツカイサマも…ミツカイサマ自身も、そうなのかも知れない。
だって、何十年も儀式は行われてなかったんだよ?
もしかしたら、ミツカイサマも世代交代したかも知れないし…。
…なんでいきなりまた始まったのか…これからどうなって行くのか…ソレはわからないけど…。
もしかしたら、なにかが変わったから、今回再び儀式が行われた…のかも…。


テッドもテッドにしか出来ない事を頑張っていたでしょう?
ん、気になってしまうのは、もう癖なのよね。

[困ったように幼友達に呟いて]

少しずつでも変わっていければ素敵だったのにね。
しょうがない、かぁ……。

[結局、御使い様が何を思い何をしたかったのか知らない。
知れば納得できるのかと言われれば微妙な所なのだけど]

私も、ね。
別の誰かを殺していたかもしれない。
いつも守り刀を持っていたし、
殺したくないとは思っていたけれど
生かす為に殺す事を何処かで受け入れていたから。

[何時かのようにテッドの手へと自らの手を伸ばして
自分も同じなのだと小さく告白した]



…そうだな。
人間とは、実に弱く、実に強い存在だ。

[今はそれも良く分かる。]

我らも数が減り過ぎたのだ…。
その理由は貴女ならすぐ解るのではないか?
村にも外からの血が随分入った。

[エデンの園から、ぐるりと村を見回し、パピヨンにそう呟いた。]

まさか、
あの英国人が此処まで関わってくるとは思わなかったがね…。


[大樹の傍から見える光景に何時の間にやら
村長夫人とヘクターの姿がある。
その傍には供物台――また誰かが其処に寝かされるのだろうか。
厭な考えが過り娘は柳眉を寄せた]

――…優しい村にしたかった。
今より少しでも笑顔が増えて
優しい人が哀しまずに済む村に……

[娘の想いを継いで呉れる人は居ないだろう。
それが残念だった]

願わくば……、泣いていたあのこが
笑っていられる村でありますように。

[ピッパの死を悼んでいた純粋な少女。
守る為なら傷付ける事を厭わぬと言った娘が
彼女のしあわせを望むのは滑稽だろうか。
矛盾を抱えながらも娘の願いは変わらずにある**]




[死んでも、そこに重ねられた手のぬくもりを感じた。
確かめるように、そっと瞳を閉じて]

……そう、なんだよね。
何十年もやってなかったのに、どうしてこんな事になっちゃったんだろう。
今まで、……そりゃ、ミツカイサマにしてみれば、何十年なんて短い時間なのかもしれないけどさ、でも、僕達人間にとってみれば、何十年っていったら、結構長い時間じゃない?

外の世界じゃ、色々大変だっていうしさ。
でも、村は……儀式なんかやらなくても、上手く行ってて……

[そう思いこんでいただけなのかもしれないけど]

変わったとしたら、何が変わったんだろうね。
……外から、あの人が、来た、から……?

[ただの思いつきを、ぽつり、漏らした]


儀式の行方を見届けるべく、その双眸は真っ直ぐに――**



英国人?

[それは……死者として過ごす間に、薄れかけていた記憶だった。]

ああ……。
彼はまだ生きているのですか?
……そう。さっき、姿を見たような気もしますね。

貴方以外にも御使いがおられるなら……森から出ることはできないでしょうか。
彼には、悪いことをしてしまいましたね。


メモを貼った。


我らは確かにこの森に在り、
人の子らを愛し、この森を駆け、護っていた。

それだけを、憶えて―――。

[ああ、月が満ちてきた……。
「最後」の巡礼者に、どうか祝福を。]


真円となる月を見つめ、彼は誰を想ったか――**


メモを貼った。



わからない…。

[重ねられた手に、もう一方を重ね、オスカーの肩にもたれかかる]

もしかしたら、今まで村がうまくいってたのは、ミツカイサマが守ってくれてたからなのかも知れないし…そうじゃないかも知れない。
なにかが変わったから儀式が行われたのかも知れないし、そうじゃないかも知れない…。
…なんにしても、私にわかるのは…私たちに出来るのは…。

[す…と、オスカーと同じようにまっすぐに村を見つめ]

…ただ、見守ることだけ…。


―広場―
がんばれてたのかな。そうだったら、いいな。

[癖だという幼友達にそっか、と笑みを向ける]

起こってしまったことは受け入れるしかない、って親方がよく言ってたしな……

[死んでしまったことを受け入れるしかない。
 殺したことを受け入れるしかない。
 御使いがいたことも――受け入れられるか、ととわれると微妙だと若者は思う。
 マーゴの告白を聞きながら、伸ばされた手を、幼い頃のように握り返して]

そう、だな。
人を殺せる道具を持っていった時点で受け入れてたんだな。
でも、やっぱり、守るために、使いたかったな。
殺すためじゃなく。守るために。

[かなわなかった願い。それを小さな呟きとして吐き出し。
 幼友達の視線の先をみて、口をつぐむ。
 次に、あの祭壇に乗るのが、誰なのかと考えて、祈るように、瞳を閉じた**]


[「ミツカイサマ」を嫌いなのかと、教会でヴェスパタインに問われた事があった。

自分の大切な人、好きな人が誰かを殺めていたら、ともいいかけていた。]

──イアンは、ヴェスが「ミツカイサマ」でも、ヴェスの事が──?

[だったらいいな、そう思わずにいられない。]


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