人狼議事


8 DOREI品評会

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 小僧 カルヴィン

[泣いてどうにかなると思っているのが子供だと、思い知らされた気がした。
救いの言葉のように響いてくる紳士の台詞に、座り込んでいた少女は裸身のまま、こくりと素直に頷く。
犬のように従順だったツィーが買われていった。まずは、彼女の見様見真似で。
息も絶え絶えといった様子のマーゴの元まで膝立ちで躙り寄り、彼女の栓の役目を果たさなくなったステッキを手に取った。]

清め、る……?

[分かる? とそのまま反芻して。その先を、熟れた唇の前に差し出した。]

(0) 2010/04/10(Sat) 00時半頃

メモを貼った。


[どう考えたって局部は手で洗うほうが合理的なので、
この際余計な事を考えずに洗ってしまうことにした。
足だって、どう考えても胸は効率が宜しくない気がする。
けれど全身を使えというその言葉に仕方ないからあえて従う。

男の肌に残る傷は、一々刺激になって苛立たしい。
それでも、さっさと終わらせて自分だってもう一度体を洗って]

(───寝床は?)

[そんなもの用意されているとは思わないけれど。
とにかく、少しは息をつく時間が欲しいと思う。
総てを洗い終得ると、まず自分の体の泡を流した]

……。

[起こせ、と言われた。
それなら、と思い立って]



[シャワーのヘッドを掴むと、それを寝そべる男に向ける。
嘘寝だとも解っている。赤と青をちゃんと確認してから]


『終わった。いつまで寝ているつもりだ』


[水のヘッドを思い切り捻った。
温かい浴室の中、勢い良く冷たい雨が降り始める]


メモを貼った。


小僧 カルヴィンは、メモを貼った。

2010/04/10(Sat) 00時半頃


メモを貼った。


[律儀に泡が滑る心地に目を閉じて
男は従順になった青年に幾らか興味を失っていく。
いっそ足でも切り落とせば良い声で鳴くだろうか
と、ばしゃりと湯の跳ねる音がした]

 ――っ!!!!

[続けて、全身に降り注ぐ冷たい水。
避ける間も無い。
飛び上がらん程の勢いで上半身を起こし、桶を手に浴槽の湯を頭から被る]

 御前……

[人心地ついた男の表情にあるのは底冷えするような怒りの色]


メモを貼った。


【人】 小僧 カルヴィン

舐めて?

[こてりと、いっそ可愛らしいほどに小さく首を傾げて頼んでみる。
マーゴが拒否するなら、無理矢理突っ込むまで。
やり方は、――教えられていた。
鼻と口を塞いでいれば、やがて嫌でも空気を貪るために、口を開くこと。]

(2) 2010/04/10(Sat) 01時頃

メモを貼った。


おや。

[余りに男の反応が普通だったので、思わず呟いたのは母国の言葉。
蛇口を捻って、水を止める。ヘッドは元の位置に戻すことにした]

『起こせと言われたから、起こした。
ちゃんと忠実にお前の命令に従ったはずだが?』

[首を傾げた。
男が本気で怒っているらしい様子に、
流石にやりすぎただろうかとは思ったが、
抜いた剣を収めるにも鞘がないこの状態]


[身支度を整えて、指定された部屋へと通される。
こんなワタクシで良かったのだろうかと、長い睫毛は憂いに伏せたまま。
華奢な首につけられたままの大袈裟な首輪と太い鎖。
その鍵を持って現れた方が、これから自分の御主人様に…。]


[濡れた髪を指先で掃いながら、身を起こす。
泡はすっかり流れ落ちていた]

 ……来るんだ。

[濡れたままの青年の腕を掴み、浴室から引きずり出す。
扉前で控えていた双子は男の様子にただ無言でバスローブを差し出すだけに留まった。
自身のみ手早く着込み、そのまま青年を連れて向かう先は
地下室]

 そうだな、御前は俺の命令に従ったわけだ。
 礼だ。
 Jadeにも同じ事をしてやるよ。

[一度つれてこられた彼は其処で何をされるか想像できたろうか]


メモを貼った。


名前を呼ぶ?
そんなの、何度だって

──…ッ、グロリア。
ちくしょう 嗚呼

 グ ロ リ ア。

[くちづけに、緩く控えめにしか絡めてもらえぬ舌>>*13に、胸が痛む。
 けれども、至近距離で伏せられた金の睫毛の揺れはうつくしく、目元を染めあげる熱の色を知る事が出来る。全て盗んでしまいたい吐息も、触れている箇所から伝わる熱も。
 グロリアが何を望んでいるのか。
 そもそも彼女が何者であるのか。
 イアンには分からない。
 ──違和感は再びくちびるを合わせた時にも感じられた。]

グロリア 

[繰り返し名前を呼ぶ。イアンと名前を呼ばれると身体が呪縛されたようにジンと痺れた。身体の中心部にある熱源をグロリアの身体に押し付けたまま、イアンは背筋を震わせる。]


【人】 小僧 カルヴィン

[ヴェスパタインの嘲る笑声が、耳に纏わりついて離れない。
ぶる、と頭を振ると、ステッキの切っ先がずれて、マーゴの小さな歯に当たった。]

とても上手だ。

[自分にはできない、という驚嘆と賞賛、そして侮蔑も込めて。
唾液の一滴まで掬い取られたステッキを、恭しく捧げ持って客席に向き跪く。
騎士が君主に自らの剣を捧げるような姿勢を、全裸の少女がとっているのは、さぞ滑稽なことだろう。]

(6) 2010/04/10(Sat) 01時頃

愛 する。
だって── あんた……

[愛する。愛している。
 それは今までの人生でもっともイアンが避けて来た言葉で有り、行為であった。一夜限りの戯れ言にも、繰り返し寝たり、一緒に暮らした相手にも、家族にすらももはや決して使う事の無いはずの。]

あ あ
グロリア。

[イアンの後ろにもう道は無い。
 そして、他に誰かを愛したり、つき合ったり──そんな未来の可能性が?]


[>>5:*14途切れる言葉。言葉の続きを隠すように塞がれたくちびる。
 イアンはグロリアの口腔の輪郭をたしかめるよう歯列の裏をなぞり、舌を絡め、彼女を奪い去りたいと言う風に舌根をキツく吸う。水音が響くのは、とろりと濡れた唾液がイアン自身の渇きに呼応して分泌された所為かもしれない。

 電話が鳴っている事にイアンは気が付かなかった。
 片足のヒールをまだ脱がせていない事にさえも。
 何も見えていない。
 何も聴こえない。
 ──ただ、グロリアだけ。

 酸素を求めながら、離されたくちびるを追いかけようとする所為で、角度を変えて何度も唇を合わせた。唾液は嚥下される暇もなく、糸となり滴る。
 それを舐めとる、グロリアの舌の感触が生々しい。]


[ずいぶんと熱いと言う言葉には、隠すことなくただ頷いて。
 絡まりかけた太腿を押し付けるようにして、性急にグロリアの膝を割る。
 背中に回した手に力を込め。苦しげに、大きく胸を喘がせながらもう一度くちびるを重ねた。]

熱い さ。
そりゃあ。

熱いに決まっている。
グロリア。あんた は

[ドレスの隙間から鎖骨を辿り、乳房へと滑り込ませる手のひら。
 ずっと、見詰めるだけで終わるのだろうと思っていた、デコルテのライン。そして、膨らみ。下着が見える事に胸がどくりと高鳴るような生活はしていなかったはずのイアンなのに。追い詰められたイアンの「畜生」と言う呟きは漏れる事無く、喉奥の呻きだけで消える。]


メモを貼った。


──ッ

[腕を掴まれる。
随分沸点が低いらしい事は今回の件で解った。
浴室から引っ張り出されて歩く道は以前と一緒、
地下の、いい思い出の全くない部屋]

『…ッ、礼なんて必要ない!』

[咄嗟に声を荒げた。
何をされるのか解ったものではないから]

『買ったものに礼をするなど、
そんな買い手初めて聞く。
……ッ、だから、離せ…っ』

[男の腕を解こうと抗う]


メモを貼った。


【人】 小僧 カルヴィン

[耳はしっかり、パトリシアの声を捕えている。
彼女は賢く、そして生汚い死人だ。
その知恵を拝借するに越したことはなく、「飽きたら捨てる」は誰のことを指しているかは明白だった。
それは、せめてこの場を乗り切れば、性奴としてでなく別の面で役立てるかも知れないと、甘い甘い少女の展望を打ち壊す。]

僕が、No.1の代わりなんだって。
ええと、どうすればいいのかな。

[ずらり並べられた器具も、さっぱり使い方が分からない。
教えて、と助けを求める視線をパトリシアへ。]

折角だから、一緒にしようよ。
僕も、悦ばせ方を、覚えな……きゃ……。

[僅か残る躊いで、語尾が擦れる。
こくり、唾液を嚥下する音がいやにクリアに頭に響いた。
本当にそれでもいいのか?
自尊心が、少女の中で人生の全てを賭けて培われてきたプライドが、きりきりと悲鳴をあげている。]

(8) 2010/04/10(Sat) 01時半頃

[やはり待っていたのは思っていたとおりの方で。
かけられた言葉に、太い眉はやはり表情を隠しきれない。]

…ワタクシなど、その程度の価値しかありませんもの。
そんな虫けら以下のワタクシに、お傍へと求めて頂けただけで光栄でございます。

不束者ですが、以後よろしくお願いいたします。
[浮かべる微笑は悲痛にも見えたか。
それでも女は、所有物になった慶びを、胸の中でかみしめていた。]


― 現在軸・客席 ―

[今、手にはじゃらと鳴る鎖は無い。
その代わり、懐か胸元に鈴のついた首飾りがあったなら、
襟元を握り締める際にりんと小さく啼いたか。
枷の外れた両手首には赤い痣が残って。
まるで白いカンバスに赤い花が咲いたようだった。]

う…、っく ……

[ゆっくりと主人の口から紡がれる異国の言葉は、私にも理解出来て。
男は私の目尻の涙の痕を舐め取ると、耳元で囁きかける。]


【人】 小僧 カルヴィン

多分、間違ってない……んだと思う。

[自信なさそうに答えて、ステッキは使用人に預けると、ひらりと彼女の元へ舞い戻る。
男性器を模したそれへ、屈んで顔を近づけ、]

……なんだか、変なニオイがする。
甘いの、つけてもいい?

[食卓に嫌いなものが並んだ子供のような顔をした。
自分はまだ手でしか触れたことがないけれど、口で咥えるやり方も見ていたから。]

(12) 2010/04/10(Sat) 01時半頃

………。

[母国の言葉で、ゆっくり丁寧に告げられたのは良い知らせと悪い知らせ。

ひとつは、提案は受け入れられたという事。
もうひとつは、男がいくら頑張っても願いが叶えられないかもしれないという事。
それは願いを確実に叶える為には、自分で何とかしなければいけないという事。


私の主人である男の下が安全だと思うのは錯覚だ。
だが、金目の青年を舞台上で責め続ける男の下よりかはきっと幾らかマシだと思って。

この”提案”がもしかしたら後に更に彼を苦しめる事になるかもしれない事を、この時は考えている余裕が無かった。]


――――…はい。

[主人は勿論のこと、墨色の男の機嫌も取るように。
その言葉には、短く一度だけ返事をした。]


【人】 小僧 カルヴィン

[止められることがないなら、舞台に並べられた瓶やらチューブやら、片っ端から開けて中身を確かめる。匂いで判別するのは、それこそ犬のよう。
石鹸臭かったり薬品臭がするものを避けていたら、結局媚薬効果のあるパッションフルーツの香りのローションにいきついた。
両手でべたべたと塗りたくるのは、色気のカケラもなく、泥遊びをしている子供のよう。きゃあ、と時折歓声をあげながら、パティの股間から生やされたそれと格闘する。
ともすれば、その塗り方にも指導が入るだろう。]

(14) 2010/04/10(Sat) 01時半頃

 離せ?
 何度言えばわかるんだ、御前に拒否権なんか無いんだよ。

[抗う全裸の青年の鳩尾に拳を入れる。
引き摺るようにして連れて来た地下室は相変わらず暗く冷たい。
隅で埃を被っていた硬い石の寝台の上へ連れて行くと、両手両足を大の字に開かせて其処に固定してやった]

 殺すわけじゃない。
 安心しておくんだね。

[器具の並ぶ棚に向かい、男のモノと近い太さの張り型を手に取る。その張り型の根元からはコードが延びていて、二股に分かれたコードの先には細い棒。大元は妙な機械と繋がっていた]


[男は張り型にオイルを垂らしながら口を開く]

 礼がイラナイなら別の方法にしてやるよ。
 御前は尻を犯されるのが随分気に入ったみたいだからね。

[開いた彼の足を掴み
清められたばかりの窄まりに押し当て、薄く笑みを浮かべると同時に慣らしもせず勢いよく突きたてた]


【人】 小僧 カルヴィン

息、できないのはしんどい……。

[先ほどの水攻めを思い出して、言葉の意味をそのまま受け取った。
彼女に少しだけ誉められたようで、貶められ続けていた少女には、それですらささやかな喜びとなる。]

ん、 アナタを悦ばせる。

[手に残ったローションを舐め取って、ぽうと上気した顔で逞しい女を見詰め、そのスカートの裾から再び手を入れようとした。]

(16) 2010/04/10(Sat) 01時半頃

【人】 小僧 カルヴィン

[蜂蜜もかかれば、ゴム製の張り型は飴細工のように見えなくもない。
バナナもたっぷりのシロップをかけたくなるほどの甘いもの好きだから、そう考えれば苦手意識は少し緩和された。
ほんの少し、樹液を塗されていた青年のことを思い出す。]

これを舐める、と……気持ちがいいの?
でもアナタの一部じゃないよね、これ。

[その芯の先は女性器の突起へと続いているのだろうか。
よく分からないまま、ここに来てからの見様見真似で、先端部分を含む。
小さな咥内はすぐに溢れ、頬張るかたちになっていた。]

(17) 2010/04/10(Sat) 01時半頃

メモを貼った。


【人】 小僧 カルヴィン

[指先で輪を作り上下させるのは、イアンの時に学んでいた。
キャンディを舐めるように。鈴口に舌をねっとり這わせてから、言われた通りに先端を吸い上げた。ちゅぱ、といやらしい音がする。]

……っん!?

[溶けた蝋に比べれば、熱くはないものだけれど。
いきなり背中に伝う粘液に、身を捩った。驚きと同時に、張り方に犬歯をたてて。]

っひゃぅ。

[それが本当に男性のモノであれば、叱責は目に見えている失態。]

(19) 2010/04/10(Sat) 01時半頃

小僧 カルヴィンは、メモを貼った。

2010/04/10(Sat) 01時半頃


───ッッッ!!
…、っ、は…

[鳩尾に鈍い重み。苦しさと、痛みで体勢が崩れた。
ひぅ、と小さく鳴いた喉はそれでも必死に呼吸を整えようとしたが、
整った時にはもう地下室だった。
暗く冷たいその部屋の片隅、結局は体に残った
痛みが邪魔で逃げるどころか捉えられるありさま]

『今度は、何を』

[言葉が出てこなくなったのは、男が手にしていたものを見たから。
かち、と小さく歯が音を立てた]

『嫌だ』

[拒否権がなかろうが、そんなものどうでもいい。言葉にする。
足は既に囚われていたし、膝も閉じられない。
押し当てられたものに、体は逃げる場所がない。
直後───響くのは、嬌声なんてとても言えない、悲鳴]


 嫌だじゃあ無いだろう。
 口のきき方も忘れたのかい。

 おっと、切れてしまったかな?
 イイ声で鳴くじゃない。

[低い声は間延びするような物言い。
悲鳴を上げた青年の身が跳ねるようなら押さえつけるように腹へ拳を落とす。
痛みだけを純粋に伝える悲鳴に、男は肩を震わせて笑う。
其れから張り型の根元から別れた先、細い棒を手に機械の前へ立った]

 でもいまからそれじゃ、もたないよ、声。
 一応説明しておいてあげる。


[パチリとスイッチの入る音。
続けて操作し、男は再び硬い石の寝台の横へとやってくる。
太腿の間に覗く張り型を更に奥へと捻じ込みながら]

 あれはね、電気ショック装置。
 コードの先は言わなくてもわかるよね、此処に入ってる。
 俺の手にあるボタン一つで流したり止めたり出来るんだ。
 
 ……一応、焦げない程度に電圧は抑えてあるから
 安心するといいよ。
 最初は25Vくらいかな。
 まあ、痺れるだけじゃすまないだろうね。
 精々のた打ち回る姿を見せてよ。

[くすくすと笑うと、男は青年の目の前で手元のボタンを押した。
奥まで嵌めた張り型から焼け付くような衝撃が青年を襲う]


【人】 小僧 カルヴィン

はぁんんん――ッ

[ぐいと引っ張られた耳朶が張って、ピアスの穴さえない皮膚が真っ赤に腫れる。
驚いてまた噛みそうになる顎を、必死に開いたまま保った。
謝罪の言葉のかわりに、殊勝に瞳を伏せて、再び奉仕の真似事に精を出す。
ただ、筒の部分を手で刺激しながら先端を舐め咥えるだけの、拙い愛撫。
舌には甘い蜜がだんだん薄れていく都度、削られていく矜持。]

(23) 2010/04/10(Sat) 02時頃

メモを貼った。


[愛するなんて、イアンには出来ない──はずだ。
 だが、選択権は無い。絶望感が真っ暗な影になってイアンに襲い来る。

 かのじょしかいない。
 息が出来ない。首を何度も横に振った。]


──愛 …ッ

グロ リ ア
違う。

[勝手に寄越してくる他人は居たが、言葉なんて求めた事も無い。
 脚は絡まり、おんなの乳房はイアンの長く節のある指の隙間から零れそうでこぼれず。グロリアからの拒絶な無いはずのあに、酷く目の前のおんなが遠くにいるような違和感を感じる。距離は近く、指先でなぞって露出させた淡色の胸の尖りがイアンの素肌にかすかに触れる。柔らかな弾力も、しっとりとしたうなじの金の産毛すらも、食むことが出来る言うのに。]


メモを貼った。


[灰青色の瞳に追い詰められる。
 イアンの眉根はキツく寄せられ、濃茶色の瞳は今にも崩壊しそうなほど見開かれ、白目は透明な膜がギリギリの表面張力を保って濡れている。]

グ ロ リ ア

俺は、 グロリア 
あ、あんたを──、


あいしてる。
あいしてる、グロリア。

[その言葉は、イアンの耳にもやけに鮮明に響いた。]


【人】 小僧 カルヴィン

[マーゴの悲痛は叫びは聞こえるが、こちらも余裕はない。
先端の蜜はあらかた舐め取った後は、横笛を吹くように竿の部分にも舌先を移動していく。
小さな口では平均程度の張り型すら全て含むことはできず、ディープスロートにはほど遠い。]

……ほぅ?

[こう? と心配そうに出来を問うが、及第点も貰えそうになかった。]

(25) 2010/04/10(Sat) 02時半頃

──…ッ [声にならない衝動に耐えきれないと言った苦痛の呻き。]


っ…、……… 

[鳩尾に、更に一つ。
苦しさで、微かに目元に涙が滲んだ。
翡翠は男をを睨んで、痛みをこらえるように唇を噛む]

『…説、明?』

[力の入らない声で復唱する。
何かのスイッチが入るような音がしたけれど、
部屋が明るくなるわけではなかった。
それどころか更に奥へと塊を押し込まれて息が詰まる。
焦げる、なんていう不穏な一言があるのに、逃げるも叶わず。

かち、という玩具のスイッチのようなその音と
少年の体が跳ねるのは殆ど差がなかった]


【人】 小僧 カルヴィン

[新たな蜜をまぶされて、次第に大胆に、ゴムの器具の先端にむしゃぶりつくようになる。
角度を変えながら、舌先で擽り、中ほどで広くざらりとした感覚を与えるやり方も教わった。]

おく……んんッ

[目を閉じて舌を舌の歯にあて、なるべく咥内を広くする。
鼻で息をしながら、ゆっくり飲み込んでいく。喉奥の前に、狭い口蓋に閊えた。
銀の睫毛に宿る涙の粒。我に返ってはいけない。彼等を愉しませなければと、必死に淫らな舌使いを覚える。]

(27) 2010/04/10(Sat) 02時半頃

本屋 ベネットの身が跳ねるのを見下ろしながら「精々踊り狂うといいよ」と微笑みを向けた。


【人】 小僧 カルヴィン

[短い距離でしかないが、咥えて首を振ることを覚えたあたりで、マーゴが側に連れて来られた。
ぷは、と一息つくと、無機質なゴムの表面から口元まで、だらりと孤を描く汁。
まだ、蜂蜜の甘さで堪えられているが、これが異なるものだったら――自分の手の平で感じたことのある脈動を思い出して、ぶるりと一つ震えた。]

なんだかよく分からないけど、
……誉めてるの?

[マーゴに向けられた言葉に、敵愾心が湧いてくる。
今や他の者を蹴落としてでも、客にポイントを払って貰えなければ生きていられない。
追い詰められると、酷く醜い自分勝手な心が暴走する。
強制的に高められる性感より、この剥き出しにされる本能が。奥底に秘めていた全てを暴露くこの場が、地獄のように思えた。華々しいライトを浴びても、やっていることは血塗ろの争奪戦だ。「役立たず」のレッテルを覆すためのナニカを掴もうと、少女は躍起になっていた。]

(29) 2010/04/10(Sat) 02時半頃

小僧 カルヴィンは、子守り パティの秘かなアドバイスに、一つこくりと頷いて蜜を飲み下した。

2010/04/10(Sat) 02時半頃


【人】 小僧 カルヴィン

[身体がこれ以上成長して大きくなることはない、と悟っている少女はそれは汚点なのだろうと理解する。]

鞭打ち……。

[想像するだけで、いやいやと首を振る。ピシャリと幻聴が聞こえた気がした。それは言いつけを破った罰に、父に一度だけ尻を叩かれた折檻であったり、「役立たず」の使用人を叱る時に持ち出す乗馬鞭だったりを思い出させた。]

支配欲、は……うん、分かる気がする。

[屈服しない青年に、次々と責め苦を与えるヴェスパタインの姿を盗み見て、納得する。]

次、は?

(30) 2010/04/10(Sat) 02時半頃

[愉しそうな男の視線など、気にしている余裕はなかった
体の中に入っているものは動きも何もしないのに、
それでも体に走るのは痛みに似たもの。
どれぐらい時間が経ったかなんて、思い出せない。
正確には思い出している余裕が全くない。

気がつけば、石の寝台の上を白が濡らしていた。
でも、それどころではなかった。
電気による刺激は、男が満足するまで続けられるのだろう。
上がる声には、色気は勿論、艶も甘さも何もなかった]

……、…

[喉が掠れた音を出す。
声は少しずつ、枯れ始めていた]


ちが の、──はッ、
誰も あいしたことなんて無い から。


[とても求めている、と言われて頷いた。イアンの顎から雫が滴りおちそうになっていた汗の雫は、体温にとけて霧散する。衣服をはだけられると、熱が逃げて、それでもグロリアに触れられるとまた熱を帯びた。
 素肌に触れた双つの形良い乳房と、イアンに触れている手ごと押しつぶすように、ただ距離を縮めようとひたむきに覆いかぶさる。]


触れる だけで

[否、それだけでは足りない。
 小さく頭を振って、心配そうに見上げるグロリアの白い喉元に舌を這わせた。]


[彼女が生きた人間である事を確かめるように、埋めた鼻先で脈をさぐり、探り当てた場所に歯を立てる。白磁の肌を吸い痕を付けて、それから傷口を埋めるように丁寧に舐めた。

 乳房のあわいに顔を埋め、グロリア、グロリアと呼ぶイアンの声に嗚咽に似た響きが混じる。はだけさせたドレスの肩口、鎖骨の下、それから美しく立体的な弧を描く乳房にも、噛み付いてくちづけ、紅い痕を付けた。]


グロリア。
愛してる。

とても。


[一度口にしてしまった言葉は違和感を失い、繰り返す事に躊躇はなくなる。]


 あははっ、そんなので勃つんだ?
 変態……っていうか御前もマゾなんだね。

[男は青年の様子に合わせてスイッチを入れたり切ったりと繰り返していたが、白濁が散ると苦笑を浮べ肩を竦める]

 刺激が足りないだろう?
 遠慮しなくていいよ。

[機械の傍に近づくと、新たなコードを差し込み2つのクリップ状のモノを手に青年の傍に寄った。
ほんの僅か起立した乳頭をしっかりと挟み込む。
パチリとスイッチを入れると、捻じ込まれた張り型だけでなく胸元にも白目をむくほどの電流が流れる]

 もう叫び声はあげないのかい?
 
[くすくすと笑いながら、男は寝台の傍らに腰掛けて
青年の顔を見下ろす]


小僧 カルヴィンは、メモを貼った。

2010/04/10(Sat) 03時頃


[正確には、勃っているわけではなく。
けれど、体の生理現象など男にはきっと関係ないのだろう。
さっき浴室で綺麗にしたばかりの肌は、既に汗や見る姿もなく。

また電極が増やされれば、唯一抗いを示せる首は
弱く横に振られたけれど]

────ッ!!

[最早、言葉にもならない声。
それもだいぶ掠れたもの。
声とも呼べないような音。

見降ろしてくる視線に、硬翠が朧気に持ち上がるか]


【人】 小僧 カルヴィン

じゃあ、アナタは「調教師」?

[タイプを当てはめていく彼女に倣って、くすりと笑う。
椅子に座った彼女の足の間の蜂蜜味を、名残惜しそうにねぶって、されるがままに。
アクセサリのように挟まれたクリップが、ぎりぎりと敏感な先端に食い込み、ぷくりと熱を持って膨れ始める。]

ぁんっ……、

[わざとでないのが嫌になるほどの、甘ったるい声が出た。
すっかり興味を女たちの睦み合いに移したらしいヨアヒムの視線がまたいやらしく絡みつき、少女の恥辱を煽って肌を火照らせてゆく。]

お尻、を……えっ!?

[聞き間違いであってくれ、と思いながら。粗相をした子供のようなポーズを取るまでに、数分の時間と決意を要した。脚はまだ、喪失の影響で完全に閉じることができない。
屈辱的な仕打ちに、けれどパトリシアに逆らう気は毛頭なく、ふるふると胸の先で銀のクリップが揺れる。ちゃらりと高く鎖が歌えば、誰かの揶揄するような下卑た笑いが届いた。
腹癒せではないが、氷の隣にあったドライアイスを、トングで掴んでマーゴの未だ熱を失わずひくつく菊座に*押し当てた。*]

(33) 2010/04/10(Sat) 03時頃

[見下ろす瞳は細められ、スイッチは変わらず男の手に]

 ああ、声……出無いのか。
 それじゃあ謝ることも出来ないよね。

[視線を交わし、足を組む。
のんびりと告げる声とは裏腹、電圧をひとつ上げた。
跳ねる事すらもう出来ないかもしれない。
殺さぬギリギリのライン]

 じゃあ、こうしよう。

[彼の意識はまだあるかどうか。
男は立ち上がり電源を切ると、大きく開かせた脚の間から張り型を抜く。コードを引っ張るようにして胸元のクリップを外せば其処は激しい痛みを齎すだろう。
千切れそうなほどの刺激を与えられた其処は外してからも暫くはじくじくと痛みが残る筈]


[器具を放り出すと、青年を置いたまま部屋を後にする。
やがて二人の召使を伴い現れた男。
双子は青年の額の上に大きな漏斗を設置すると、一礼して去って行く。その表情は相変わらず無いまま。
設置された漏斗には活栓がついていて、落ちる液体の量を調節できる仕組みになっていた]

 痛いのはもう止めてあげる。
 その代わり、今度はコレね。

[再び現れた召使の手には水を張った盥があった。
大きな漏斗に流し込むと、ぽたり、ぽたりと一滴ずつ青年の額に落ちていく仕組み]

 溺れ死にされちゃ困るから、それは止めておくよ。
 今日はこのままお休み。


 まあ……眠れるとは思えないけどね。

 ホリィ、御前は水を足す役目。
 オスカ、御前はJadeの頭を固定してて。

 それじゃあ……Good Night

[そう言い残して男は地下室を出て行ってしまった。
後にのこるのは物言わぬ双子のみ。
髪の長い召使は漏斗の水がなくなれば注ぎ足し、短い髪の召使は青年の両頬を支えたまま動かない。

同じ場所にぽたぽたと落ち続けるだけのそれは
一見たいしたことの無いもののようではあるが
静まり返ったその部屋で、ただ水の落ちる音と刺激に
徐々に精神を狂わせていくもの。
そのまま放置してどれ程もつか、男はモニターの前で見物する事にした。
石ですら同じ場所に水滴が落ち続けると穴が空く。
果たして人間の皮膚が何処まで耐えられるものか*]


メモを貼った。


[声が出ない。もう、動くのも多分無理だ。
瞳は揺れる。また、前みたいに謝ればいいのだろうか。
でも、声が出ないからどうしていいのか解らない]

…?

[足の間から漸く引き抜かれ。
胸の電極は酷い取り方をされ。
もう、それに対してあげられる悲鳴もない。
扉が閉まった音がするから、このまま眠るのだろうか。
静かに眠れるなら、これでもういいと思ってしまったけれど、
そんな事が許される事はなかった。
再び開いた扉。男と二人の召使。
何やら、頭上に器具が設置される]


…ماء…?

[水。微かに唇は震え音を作る。
男が告げた言葉で、何が始まろうとしているのかを理解する]

………!

[自分の頭の位置が固定される。
男の姿は扉の向こう。もう、遅い。
自分の頭はしっかりと固定されていて、
ましてや双子はまるで人形なんじゃないかと思うほど動かない。
最初のうちは歯を食いしばってでも耐えるけれど、
それも長い時間は難しい話。
どれぐらい耐えただろう。
石の部屋にはやがて掠れた声が響き始める。

嫌だ。助けて。赦して。────ごめんなさい、と*]


メモを貼った。


[地下室を出ると男は先ず着替えを済ませるためクローゼットへ向かう。
召使二人がかかりきりになってしまうと、この館にはひとが居なくなる。
バスルームに置き去りの衣服を片付けるのも、食事を用意するのも、男の役目だった]

 さて、どうなったかな。

[雑多事を終え、食事を済ませて
モニタールームへ到着したのは夜更けだった。
画面に映る青年は歯を食いしばり耐えていた。
ぴちょん、ぴちょん、と水音を聞きながら男はソファーに寝そべり愛読書を手に取る。
たっぷり一冊読み終える頃、僅かな声を拾い顔を上げ]


 ――…聞こえないね。

[時計を見遣り、経過時間を知る。
思ったより長く耐えたのかと、小さく笑いながら
地下室へ足を向けた。
青年は男の靴音を聞き取るだけの意識が残っていたかどうか]

 やあ……夜中にどうしたんだ。
 
[傍まで近づくと漸く言葉が聞き取れた。
吐息を零して、水の落ち続ける額に触れる。
其処だけふやけて皮膚が柔らかかった]

 辛かった?
 痛くはなかったろう。
 ……いや、散々鞭打って電気流して放置されちゃ
 まだ痛みはのこってるかな。
 それとも感じる気力もないかな?

[くつくつと笑いながら、召使に視線を向けた]


 もういいよ、片付けて。
 
[合図で二人は頷いて、設置した器具を片付け始める。
暫くして双子が戻ってくるまで、うわ言のような謝罪と助けを求める声は続いていただろうか。
青年の両手足の拘束は解かず、男は立ち上がった]

 朝になったら外してやろう。
 ああ、もし排泄したくなったらこの子を置いていくから起こすといい。
 後始末くらいはしてくれる。

 ……それじゃ、今度こそお休み。

[男は部屋に髪の短い召使を一人残し、ひらりと手を振って去って行く。
濡れた石造りの床も、寝台もそのままに。
命じられた召使は片隅にうずくまるようにして目を閉じた。
寒さは彼も感じているから、青年が頼めば暖めることくらいはしてくれたかもしれない**]


メモを貼った。


[完全なラインを描くその乳房に指を埋め込んでは、何度乳腺にそってなぞって揺らしただろう。薔薇色にふくらんだ尖りをねぶり、先端に舌を埋めて息を零す事の繰り返し。

 シャツは投げ捨てたものの、まだズボンの取り去っていないイアンは、布に擦れて痛いぼどのペニスを起立させたまま、膝を折る。今まではずっと扇子を握っていた手首を引寄せ、指先から手の甲まで赦しを乞うようにくちづけ。
 ドレスを取り去ってしまう事の許可を願う。

 黒いドレスを取り去った後は、ただ肢体を見詰めて溜め息を重ねた。
 腰に絡められていた脚を解き、ハイヒールが引っ掛かったままだった片足首を、熱心に愛撫する。その足指の股に舌を這わせる事にも躊躇がないほど、深く交わりたいと言う欲望に動かされる。不浄な場所は彼女の身体の何処にも無い。その肢体のすべてを味わい、穴と言う穴を埋めたくてならなかった。

 如何な潤滑油を使わなくとも、身体中が濡れていた。ぬかるんでいると言ってすら良かった。蜜を求める蟲のように、声があがる場所を求めて、舌を指を這わせ続けた。]


あんたの 声が聴きたいのは
俺 だ。


[過度の、と言って良い性技や愛撫は、相手を絶対的な快楽に押し流す事で征服欲を満たすためか、或いはスポーツ競技として互いを競うゲームとして、行うはずのものだったのに。]


ねえ、グロリア、
俺はあんたに──


[愛していると言ってしまった。
 心を明け渡してしまった。
 電極がはめられたわけでもないのに、グロリアが触れるとイアンの身体は電流を流されたようにビクリと震え、低く甘く無防備な喘ぎ声を漏らした。

 ズボンと下着の中で反り返り、はちきれんばかりに膨らんだペニスが取り出されると、その先端は、先走りの液体と言う涙を零していた**。]


メモを貼った。


― 舞台袖の小部屋 ―
[引き寄せられる腰、腕の中へと収まる身体。
傍目からではまるで恋人たちのようにも見える様子は、美しい魔獣に捕らわれた獲物。

外された首輪は、拘束でも在り庇護だったもの。
檻の中の鶏が狐からは守られているのと同じ。
それが外された今、彼を止めるものは何もない。

その白い手で壊される。
それを思うだけで甘美さを伴って竦み上がる背筋。
唇を塞がれる柔らかさに、恍惚として。
小さく震えながら、うっとりとふれあったところから溶けていく。

舌先を捉える歯。
その感触に伏せていた睫毛を上げ、目線だけで乞う。
「どうぞ、壊してくださいませ。」と。]


──……ンッ!!!
[思わずその手は、男の背へと縋った。
あの時よりも更に深く、熱く鋭い痛み。噴き出した赤が口腔を満たす。

傷口を吸い、嚥下していく男の白い喉の気配。
痛みに曇った思考の中でも、恍惚と自分を貪る様子が嬉しくて。
そっと震える手を、墨色の長い髪へと伸ばす。]

……ぁ………ぁぁ……。
[震える肌を撫でていく指。愛撫にも似たやわらかなそれは、狙いをつけるようにも思える。]

……ひッ!?
[鎖骨の間で止まる指。
狙いを定めたそれに篭る力に、その下の心臓は大きく跳ねた。
一瞬目の奥に揺れる怯えの色。けれどもそれすらも次の瞬間には覚悟へと変わる。]

…く!……ぅぅ…ぅぅぅぅぅ………っ……
[太い眉を寄せ、ぎゅうと身を縮めて痛みに耐える。
新雪を踏み荒らすかのように、白磁の肌へと刻まれていく赤。
表面を削ぎ取られるように、じわりと血が滲む。]


[つけた傷を舐めていく舌が、とても熱い。
まるで、此処から食べてしまうよと言われているようで恐ろしく、それすらも女の奥を熱く火照らせてしまっていた。
口腔へ次第に溜まっていく流血は、再び彼女の唇と意識を蕩かし、彼の喉を潤していく。

離れる身体。満足しきっていないことは察せられて。
この先のことを思いながら彼からの命令に頷く。]

…かしこまり…ました。
[返した声はかすれて震えていたろう。
召使に差し出された絹の薄布一枚を纏って客席へと向かい、
彼の座る位置へと踞って、その背中を差し出した。]


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 小僧 カルヴィン

液体窒素じゃあるまいし、大丈夫だと思うけど。
じゃあ氷にするよ。

[全裸で尻を突き出した体勢のまま、マーゴの花弁の縁を、冷たい指先でつぅっとなぞる。自身とは違い、熟れた身体。ちり、とまた腹の奥底で疼くものがある。
試しに、と人差し指を挿入してみた。ざらりとした感触のある内面の肉の感触を、指圧しながら確かめる。]

へぇ、こんな風になってるんだ……僕のも……。

[優しさは微塵もない。子供が小動物を甚振るような無邪気な残酷さが垣間見える。]

じゃ、入れるよ。味わって。

[冷気纏わせる角のとれた立方体を、ひたりと当てるのは中心の花芽。マーゴが跳ねればとても満足そうに笑顔で、ひくつく膣口に押し込む。滑って呆気なく飲み込まれていくと、歓声をあげた。]

わぁ、入っちゃった。……ね、もう1個?

(49) 2010/04/10(Sat) 18時半頃

【人】 小僧 カルヴィン

[これはショウだ、ということを思い出した。二つ目の氷は咥内に含み僅か溶かしてから、舌に乗せてマーゴの秘所に運ぶ。突っ張った両脚を押し広げ、氷越しのクンニリングス。西洋の古い習慣が根強く残っている少女にとっては、それは額づくのと同じくらいの服従の行為だと知る者もいるだろう。
けれど、表面上は頓着なさそうに、照明を弾く氷塊に舌の色を透かせながら、可能なかぎり艶めかしく演出してみせる。
二つ目の塊は少し小さく、コツンと一つ目を奥へと押しやりながら、マーゴの裡へと飲み込まれ、その灼熱の体温で蜜を薄める。]

(50) 2010/04/10(Sat) 18時半頃

【人】 小僧 カルヴィン

セットになった記憶はないよ。
あくまで、「僕を買って貰うため」に
やってることらし。

[氷を舐めながら、少し回らない呂律で客席を睨む瞳は、陶酔に曇りかけつつもまだ反抗心を失ってはいなかった。]

(51) 2010/04/10(Sat) 18時半頃

【人】 小僧 カルヴィン

アナタのそこも、舐めてみせようか?
やり方は教わったし。

……甘いと嬉しいんらけろ。

[そうはならないだろうと判っているから、強気で舌先で氷塊を踊らせる。銀鼠の前髪に半ば隠された葡萄酒色の瞳が、鋭く客席を射抜いていた。]

(52) 2010/04/10(Sat) 18時半頃

小僧 カルヴィンは、メモを貼った。

2010/04/10(Sat) 18時半頃


【人】 小僧 カルヴィン

ナ メ サ セ テ ク ダ サ イ ?

[思い切り莫迦にした棒読みで一音ずつ途切れさせながら、感情を込めず吐き捨てる。
口先でだけは何とでも言えると、証明するように。]

それとも彼のように、なかなか口を割らない方が、
それを理由に遊び甲斐があるのかな。

[くすり、口の端をあげて小悪魔めいた笑いを浮かべる。
手は三つ目の氷を摘んだところ。]

(54) 2010/04/10(Sat) 19時頃

【人】 小僧 カルヴィン

[土下座で一つ、少女の中で何かが壊れてしまっていた。
誠意さえ込めなければ、口で何とでも言える。契約書ではないのだ。]

嗇かじゃなかったの?
……ほら、口では何とでも言えるんだ。

[希望も絶望も、口先一つで与えられるものだからこそ、振り回されるのはもう御免だと。]

依然、買って貰えないと困ることには違いないし、
状況は変わってはいないけれど。

[きっと、変わったのは心境。交わらぬ平行線のように、ヴェスパタインとの視線が擦れ違ったのが分かった。舌の上でキャンディ大まで溶けた氷を、一思いに飲み込む。失敗したかな、と頭の隅で警笛が鳴った。]

(56) 2010/04/10(Sat) 19時頃

メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 小僧 カルヴィン

そう、奴隷ごときに喜ばせて欲しいの?
残念ながら、僕も本気を込めて
嘘を吐けるほどには、堕ちてなくてね。

[彼の腰掛けるスツールのあたりから声がする。何事かと目を凝らしても分からない。大方低くに買った女奴隷でも侍らせているのだろうと判断する。紳士との耳打ちの様子に、チッと内心舌打ちした。]

……ここには、絶望しかないよ。
そう仕組んだ元凶が、おかしなことを言う。
僕の希望なんて知りたいの?

(58) 2010/04/10(Sat) 19時半頃

― 現在軸・客席 ―

[アナウンスの後。
客が主人だけになってからも、舞台の状況は変わる事はない。
拘束された青年は勿論の事、汚物を散らす少女、アピールタイムに備える少女、それを指導するような女。
異様な光景は見るに耐え難くて、視線を逸らしたくなる。
この頃、引かれていた髪は解放されていただろうか。
それでも顔を背ければ機嫌を損ねると思い、出来たのは一度目を瞑る事だけ。

そして暫くの後、舞台袖から客席へやってきた、No.1と番号が割り振られていた女を見てぎょっとした。
それは身に纏っていたものが薄い絹布だけだったからではなく。

彼女の胸元の、生々しい―――]

っ…、……。


[その後の行動――四つん這いになった彼女の姿からは、ぱっと目を背けて。
時同じくして舞台袖から墨色の男が現れるのを漆黒が捉えた。

近づいてくる男の服には、赤い色がたくさんこびりついているのが
遠目からでもわかって。
ぞっとすると同時に、ぐ、と唇を噛み締めた。]

―――――…。

[やがて男は四つん這いになった女の背へと腰を下ろす。
迷いの無い動作は、女がまるで椅子であって当然のよう。

嫌悪感を抱きながらも、男が着席すれば、静かにそちらを見て。
しとやかに一度頭を下げた。
それは”おかえりなさい”と行動で示すように。]


メモを貼った。


[愛撫にくねる白絹の肌は、ひどく非現実的にも思われた。だから、くちづけ、痣を残さずにはいられないのかもしれない。その滑らかで吸い付くような感触は、触れているだけでイアンに快楽と焦燥をもらたす。頭をかき抱かれると、視線がイアンの身体に絡むのを感じると、漸く、彼女は現実に居るのだと実感する事が出来た。

 彼女がイアンの言葉に涙を流す訳は分からなかったから、胸の苦しさは増した。
 上気して染まった頬の仄かな血のいろ。イアンの名前を呼ぶ声。形の良い口唇の隙間、すでに何度も重ねたあかい舌が動くのが見えると、気が狂いそうな心地がする。]


見ないのは、無理 だ。
グロリア。

[両腕で自身の身体を抱きしめるグロリアの動作に、今度は「声を聴いてはいけない」と言われるのではと、イアンはびくりと肩を震わせる。息を詰めた所で、奪われるのは厭わない。
 伸ばされる腕に吸い寄せられるようにくちびるを重ねた。]


俺は、あんたの ものになったんだぜ。
何処から何処までも。 

[涙を流すペニスはグロリアのなかに入りたいと主張している。そのたおやかな手に触れられたいと望む。けれども、]

我慢?
耐えなくてはならないなら、
拷問だ──確かに 嗚呼。
俺じゃあ、だめ だってことなら 

あんたは何を言って……?

[言葉の意味が分からず、眉を顰めながら息を吐いた。遠慮がちなグロリアの仕草が、煽っているのか、買ったもののイアンを望まない事を婉曲的に指しているのか。それとも別の理由か、分からない。]


──…ッ あ ああ
グロリア、グロリア。


[耳孔に注ぎ込まれる誘惑の言葉と、イアンのくるおしさの中心に絡む指。
 目の前が真っ暗になる。
 ただ、掠れて途切れる音に、耳を澄ます。
 上手く聞き取れないもどかしさ。与えられる小さな痛みに、グロリアと言う女の存在を感じる。

 心臓が跳ねる。
 狂ってしまえば良い。
 何もかも捨ててしまえば良い。
 もし、今此処でグロリアを抱く事で、イアンの人生が終わるのだとしても。]


あいしてる きがくるう。


[くちびるが落とされた場所から新しい熱が広がる。
 首根に胸に触れてくるおんなの手を強く握り、グロリアを寝台に押し倒す。
 割り開いた内腿をキツく吸い上げ、あわただしく最後の下着を引き抜く。態とゆっくり焦らすような駆け引きをする余裕はイアンの何処にも無い。愛液が滲む箇所を夢中でまさぐり、びしょびしょに濡れたクレヴァスを撫でまわした。グロリアの匂いで鼻孔を満たし、吐息を零しながら愛液をすする。]


グロ リ ア
どうして──泣いて?

[やはりイアンでは駄目なのだろうか?
 こみ上げるせつなさにただ獣のように呻くと、強く目を閉じた。
 茂みを掻き分け、陰核を探す。尖らせた舌先で震わせ、愛撫するだけでは足りず、そこにも歯を立てた。悲鳴があがっても、彼女を逃がす事は出来ない。]


──…ッ


[──腰を捕えて。深く。
 グロリアに、凶器のようなそれを突き刺す。

 イアンの頬も涙で濡れている**。]


メモを貼った。


【人】 小僧 カルヴィン

自覚があるってことは、莫迦じゃないんだね。
単に悪趣味なだけか。素敵なゴシュジンサマだ。

[売り言葉に買い言葉。官能は須く失せ、ふつりと擡げるのは復讐心。
椅子を弄り回す様子に、益々眉間の皺を深くして、]

僕の願いは最初からたった一つ、この胸にある。
諦めかけていたのを取り戻させてくれたのは、確かにNo.5だよ。
僕の家には昔ね、彼女によく似たメイドが居たんだ。

[彼女も少女の父を畏れ敬っていた一人であり、御曹司の性別を知る数少ない共犯者でもあった。その彼女も、ウィングフィールドの再興を願っているかと思い出せば、責め苦も耐え忍ぼうと思える。]

(60) 2010/04/10(Sat) 20時半頃

【人】 小僧 カルヴィン

そうだな、困ったことだ。

[まるで他人事のように嘯いてから、心細げに憂う長い睫毛を伏せ、溜息を漏らした。
運命を翫ばれる子羊に漂う、狩られる獲物独特の匂い。]

居たんだよ、とても『強い』メイドが。
今思うと、僕の護衛役でもあったのかな。
おかしくないだろう? メイドなら力任せに僕を姦すこともできないと、
父は考えていたんだと思う。

[全裸のこの身に何一つ、少女の身分を示すものはない。ただ、無性にすら思える肉体、その傷のない肢体全てが、そうあるために製られたものだった。銀糸の合間から、瞳の葡萄酒色は油断なくヴェスパタインに注がれている。]

(62) 2010/04/10(Sat) 20時半頃

小僧 カルヴィンは、子守り パティの股間の器具を見て、あれは想定外だとばかりに鼻を鳴らした。

2010/04/10(Sat) 20時半頃


【人】 小僧 カルヴィン

そう、僕は本来「そちら側」の人間だった。
そして「そちら側に戻りたいと切望している」。
……大方事情は飲み込めただろう?

[肩を竦めるも、視線を浴びる肢体はどこまでも本能に忠実で。屈したくない心とは裏腹に、仄かに紅を帯びて体温の上昇を伝える。]

続きをするか、それとも他に指示が?
僕のアピールなんて精々その程度さ。
それから、小さいから幼い子供だと思われていて――実際その通りだけど、
多分No.7とはそう年は変わらないと思うよ。

[最後は平然と紳士に向けて、これ以上育つかは謎だと言いたげに。]

少年体型の意地のために、血の滲むような努力をさせられたからね。

(66) 2010/04/10(Sat) 21時頃

小僧 カルヴィンは、手持ち無沙汰な手の内で、氷を玩んでいる。硬質で今にも溶けそうな光は、どこか自分と重なった。

2010/04/10(Sat) 21時頃


― 現在軸・客席 ―

[墨色の男の手は、そっと女の尻を撫でて。
その動作を見れば再度視線を外した。

くちゅ、つぷり。

視線は外せど、隣から淫らな音が耳に届く。
それは数刻前の情事を、一寸前の恐怖を思い出させる。]

…、…は――

[ぶる、と微かに身を震わせたあと、吐息が一つだけ零れ落ちた。]


― 回想軸・道化の部屋 ―

ヒ…っ…、…

[ひゅ、と喉の奥が鳴る。
男の微笑みは何度も見てきたが、この時の微笑が
今までで一番不気味で心底怖かった。

遠まわしに脅されるとカチカチと歯が恐怖を訴えて。
身体も震え始めればそれに合わせて鎖が鳴いた。

男が何か――消しゴムのようなもの――を私の身体に押し付けると、針を一本。その手に取る。
そして、ふっと息を吐いた次の瞬間。]


―――っつぅ!!ぁ、ああッ!!!!

[部屋の中に透明な声が響き渡った。
あっという間の事だったが、顔は酷く歪んで息が荒くなる。]

っは、…はぁ、……ハ…

[痛みと異物感が下腹部に残って目尻に涙が滲む。
だがこれで終わりではない。
同じ事がもう二度、繰り返されると男は言う。]

……や、…ゆる シ―――〜〜イあ ッあああ!!

[顔に恐怖を張り付かせたまま首を振って許しを請えど、
その願いが聞き入れられる事は無く。
針が皮を、肉を貫く度に顔は歪み、悲痛な声が上がった事だろう。

全ての針が身体を貫いた頃には肩で息をして。
呆けたように椅子の背もたれへと身体を預けていた。]


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 小僧 カルヴィン

……蟲、を。どうにかして貰えれば、頑張るよ。

[未だ彼の身体を直視できないのは、裸体が恥ずかしいというより蟲の影響で。パトリシアがそれを口にして見せた時など、短い悲鳴を上げることとなる。]

彼が、僕で満足できるか分からないけれど。

[身体に興味を覚えられたらしい、値踏みする視線に悪寒で震えた。
牽制には素直に頷く。
ゴムチューブで戒められた男性の象徴が、巨大な芋虫のようにピクリピクリと脈動する様に、これで役に立つのか、疑問は湧いたけれど。]

(68) 2010/04/10(Sat) 21時半頃

メモを貼った。


【人】 小僧 カルヴィン

[視線は水やら吐瀉物やら流れた床に落として、蟲が駆除されるのを待つ。
分娩台の彼をちらりと見上げてから、]

下手かも知れないけど、なるべく噛まないようには気をつけるから。

[拙い愛撫の開始。パトリシアに教わったように、おずおずと先端を口に含んだ。
鼻に抜けていくのは、消せない男のニオイと、桂皮(シナモン)に似た樹液独特の香。
蟲がそうであったように、ねっとりと舐め上げていく。時折、カリの切っ先を擽るように舌先を轟かせながら。]

(72) 2010/04/10(Sat) 22時頃

小僧 カルヴィンは、メモを貼った。

2010/04/10(Sat) 22時半頃


【人】 小僧 カルヴィン

[矢張り息があまり続かず、ぷは、と一息ついたところで、未だ蜂蜜で汚れた背に投げられる問い。]

さて、そこからどうやって這い上がるかも、僕次第。
ただ分かっているのは、ここで死んでしまえば、
永遠にその望みが潰えることだけだ。

[アテがないと言えば嘘になる。けれど、それは胸に秘したまま。]

性奴より、ビジネスパートナーに向いていると、
知って貰えればいいんじゃないかな。

[けろりと言ってのけた。この会場を、舞台を維持するだけの費用が動いていることと、、彼等が暇と金を持て余していることさえ分かれば十分といった顔だ。
それからまた、奉仕に戻る。破瓜の痛みに比べれば、男のモノを咥えるくらいはどうということはない。矜持は折れたのではなく、妥協点を見つけたのだと自身に言い聞かせる。
何度も無理矢理射精を強いられてきたそれは、戒めもあってなかなか達しそうになかった。焦れながら、次第に大胆で粘着質な水音を立てながら、舐めしゃぶる。]

ン……まら……? んんっ――、

(75) 2010/04/10(Sat) 22時半頃

小僧 カルヴィンは、良家の娘 グロリアの姿が漸く客席にあったことに、声で気付いた。

2010/04/10(Sat) 22時半頃


[客席へ向かった頃、あの貴婦人は未だ戻ってきてはいなかった。
どうやら本当に、あの男のウタマロに夢中なのだろう。
犬の調教ごっこの時に触れた箇所の事が東の国の卑猥な絵画に例えられているなど、その国と確執持つ国の男が知れば酷い侮辱に思えるだろうけれど。

差し出した背に躊躇なく掛けられる体重に思わず呻きを噛み殺す。
今の自分は人ではなく椅子。
椅子が重いと悲鳴をあげる訳がない。]


【人】 小僧 カルヴィン

……んぅ、やっぱり、よく、ない?

[氷で冷えていた舌が、肉塊の熱で温められる。捧げ持ったそれを、何度か優しく吸い上げてみても、反応は張り型を相手にしているように、薄い。
と、底冷えのするような冷笑が背に刺さる。悔し涙が滲んだところで、、咥内を犯すそれに――パトリシアに散々注意されたにも関わらず、軽く歯を立ててしまった。
支えていた両腕がぶるぶると震える。それは、身を灼くような屈辱と憤怒で。
そう、こんなことをして解決するなど、信じていなければ心が折れそうになる。分かってはいるのだ、どこか頭の片隅では。封じたはずのそれを穿り返されて、熱い、熱い涙が頬を転がり落ちた。そのまま、青年の髪より少し濃い繁みの中へと、吸い込まれていく。]

(79) 2010/04/10(Sat) 22時半頃

小僧 カルヴィンは、ランタン職人 ヴェスパタインに下、と指摘されても、思考が回らない。

2010/04/10(Sat) 22時半頃


―朝/自室―

[ふぁ、と小さな欠伸。
寝台の上でぼんやりとまどろむ
男の半身に朝日が射している]

 今頃何してるんだろ……

[結局カレが誰を飼う事にしたのか
此方へ遊びに来ると言うのはどうなったのか
あれから連絡があるわけでなく
男から連絡を取る事も無い]


メモを貼った。


…く、……ぅぅ………っ

[主人のイタズラな指が、敏感なところを執拗にまさぐる。
声を殺して堪えても、びくりと素直に震える背は上に座る主人には筒抜け。
白い主人の指が次第にぴちゃぴちゃといやらしい音を立てるのは、側の紳士とその横に控えた娘にもしっかりと聞取られてしまうはず。

5番の女について問われれば、死ぬのが怖くないならば、生かされ続ける事の方が辛いのだろうかとはおもえど、声にするほどの余裕はなかった。]

…チャールズ様は便宜上、ツィーと呼んでおりました。
貴方の所へ来たわたくしは、名も無きタダの奴隷でございます。
どうぞ、お好きなようにお呼び下さい。

[名を問われて告げる言葉は、この日の為に教え込まれた事。]


【人】 小僧 カルヴィン

[大人、と揶揄されて、漸く思い立つ。今もひりひりと擦れたような痛みの引かない部分。
本来なら拒否するところだろうが、この時は往来の負けん気が我を張らせた。]

分かった……僕の身体が欠陥品じゃないって、証明してやる。
多分この巨きさ、なら、……っ……。

[丸裸のまま、台に攀じ登る。そのまま青年の身体に――イアン相手の時ほど体格差と威圧感はない――身を添うように重ねて、ヘッドホンのずれた耳朶に甘やかに歯を立てた。はぁ、と吹き込むのは、再生されるものと異なる、生の吐息。その間も緩急をつけながら手は彼の萎縮しかかった性器を扱きたてる。]

(84) 2010/04/10(Sat) 23時頃

【人】 小僧 カルヴィン

[向いていないのは、自分で分かっている。痛感しているからこそ。
はたり、また雫が落ちて、青年の汗と混ざる。
まるで自分がそうして欲しいとねだるように、青年の乾いた眦に唇を落とした。]

…………ぅ、……んっ  ひっ ……く、ぅ

[嗚咽を堪えて、激しく上下する華奢な肩。]

(86) 2010/04/10(Sat) 23時頃

…あンっ!

[グイと強く付く指に、はしたなく悲鳴じみた嬌声が漏れる。
ふるふると耐える白い太腿を湿らせる汗と粘液は、薔薇水の香りと女の薫りが混ざった甘ったるい濃厚なもの。
粗相をせぬように耐えながら、何処か艶めいて幸せそうな貴婦人が戻れば、その祝福の言葉に返す表情は同じように満たされたものに見えたろう。]


― 現在軸・客席 ―

[頑張りなさい、と主人は言い、指先をすっと襦袢の合間へ寄せる。

ちりん…、――りりん。

身体が揺れれば、二つの鈴の音がした。
一つは此処に来た時につけていたように、首から下げられた鈴。
それは今では本当に飼い猫の鈴のよう。
そしてもう一つは、一寸前に付けられたばかりの―――]

…、…ん……っ

[主人の指を拒む事はしない。
ただじっと声を殺して耐え、嫌悪感を押し留めた。
下腹部の痛みは熱を持って、じんと身体を蝕む。]


[そして、墨色の男が客席へと戻ってから。
傍らの主人は、舞台を見て大笑いしていた。
そのうち、客の最後の一人も客席へと戻ってきたか。
それにもしとやかに一礼して。

けれど心はそこにあらず、そろりと視線を舞台へと戻した。
金目の青年に奉仕を続ける少女。
その姿を見れば胸が苦しくなる。
青年が声を上げていたなら尚更、顔を顰めただろう。]

―――、…っ!

[黙ったまま舞台を見詰めていたが、墨色の男の声に促されて
少女が台に攀じ登った時、動揺の色が隠せなかった。]


メモを貼った。


メモを貼った。


[かすかな呟きをマイクは拾っていたのだろうか。
解らないけれど、でも男は現れた。
精神的な限界は、そこまで来ていた。

口元に近づく耳。いつもなら噛んでやろうとか、そんな事も思いつく。
けれど、今はそんな事を考えている余裕もない。
ただ一刻も早く助けてもらいたくて、掠れた囁きのような嘆願を繰り返す。
額に触れた指先が温かくて、それだけで涙が落ちた。
それぐらい、こわかった]

…『あ、さ』…?

[唇は呟く。
寒さで動かないのか、喉が痛くて動かないのか。
そのどちらでもない可能性。解らないけれど。
のこされた言葉に小さく頷いて、また扉が閉まるのを聞いた。

寒いな、とは思う。でも、今はとにかく疲れていた。
目を閉じる。冬よりも寒いと思った。
疲れ切っていたから、そのまま意識は遠くなった]


メモを貼った。


メモを貼った。


小僧 カルヴィンは、メモを貼った。

2010/04/10(Sat) 23時半頃


メモを貼った。


小僧 カルヴィンは、メモを貼った。

2010/04/10(Sat) 23時半頃


 ああ、やっぱり一匹だと手かけるぶん壊れるのも早そうだ。
 処理用にNo2かNo6でも買っておけばよかったかな。
 ……でもあの姉弟がお気に入りだったみたいだしね。
 ご婦人の機嫌損ねた身としちゃ引くしかないよなぁ。

[肩を竦めて身を起こす。
寝台から降りて身支度を整えながら男は呟き、テーブルの引き出しから黒いナニカを手に取った]

 さて。
 
[口元に薄く微笑みを乗せ、部屋を出る。
髪の短い召使は彼を死なない程度に見張っているだろうか。
暖をとっているかもしれないなと思いながら
あえてモニターを見ずに惨状を想像しながら地下室へ向かった]


 やあ、おはようJade。

[扉をあけ、石造りの冷たい寝台へと近づく。
顔を覗き込んで挨拶をかけた]

 朝だよ。
 生きてるかい?


【人】 小僧 カルヴィン

[そのまま、誰かの動きをトレースするように、頬に、首筋に、鎖骨の窪みに、時には琥珀色した液体を掬いながら、唇と舌を滑らせていく。張り型にはなかった汗の香が、少女の正直過ぎる身体を熱くさせた。]

……ここ、……? んっ……。

[何度か試みても、解していない入り口には硬さの足りない剣は刺さることがない。
ぬるぬると、無駄に滑って、その衝撃は破れた処女膜まで伝わり、少女は呻く。
生理的な涙と悔し涙が混ざって、味蕾に塩辛い苦悩をが残った。]

(91) 2010/04/10(Sat) 23時半頃

小僧 カルヴィンは、分娩台に拘束された男性の身体に跨がって四苦八苦している自分が、惨めで惨めでたまらなかった。

2010/04/10(Sat) 23時半頃


【人】 小僧 カルヴィン

やりたく、なくても
やらなきゃいけないことが、あるし。

[噛んでしまったことには、済まなそうに眉がハの字になった。
けれど、それもすぐに堪えるような泣き顔にとってかわる。
まるで、客席には見せまいとするように。青年を見詰めながら、涙を零した。]

やめたら、もっと酷いことされるかも、知れない。

[嫌ならやめるけど、と。問う眼差しは未だ真摯な理性を残していて、青年を真正面から見詰める。]

(93) 2010/04/11(Sun) 00時頃

― 回想軸・道化の部屋 ―

[そっと男の指先が此方へと伸びて。
優しい言葉をかけながら涙を拭っていく。
その様子にもただ、荒く息をするだけ。
意識はじくじくと痛む下腹部に集中して、思考が溶ける。]

あ…、ッ やだ…!

[しかし、男が言葉を紡ぎながら指先を下ろし、胸元の膨らみへその指が到達した時。
びくん、と身体が揺れて咄嗟に脚を閉じそうになった。]

っ!―――ン、…んぁ!!

[すんでの所で脅し文句を思い出して、必死で衝動を耐える。
身体に入れられたままのカプセルが微かに動けば、それにも身をよじった。
嫌悪感と不快感ばかりが募る。
けれど、指が胸の膨らみの先端を悪戯に弄っても耐えるしかなくて。
この時はまだ懐に入れてあった鈴の首飾りは、
私と同じように小さくりんと啼いたか。]


……、…?

[ちりん。

懐とはまた別の場所から、鈴の音が聞こえた。
音がしたのは、男の手から。
その手のものを見て、漆黒はぱちりと瞬く。

3つの、金のリング。

それを見て暫くして、何かに勘付くと大きく漆黒が見開いて。
声も無く、微かに左右に首を振った。]


[扉のあく音で目が覚めた。
幾らか夢を見ていた気もするけれど、覚えていない。
酷く寒かった。そう言えばもう一人誰かいた気がするけど]

『……生きてる』

[まだ掠れていた唇で音にする。

ゆっくりと自分の中で繰り返した。
まだ、生きてる]


【人】 小僧 カルヴィン

だっ――て、

[欠陥品。割と、イアンのことを根に持っていた。
そして浴びせられる、性奴にもビジネスパートナーにも向かないという言葉も。確実に少女の矜持を切りつけるナイフになる。
男にも女にもなれない、コンプレックスが疼いた。
慰めのような言葉には、ぱちりと涙を散らしながら瞬いて。
今だけは、黄金の眼差しに囚われるように儚く頬笑む。]

上手く、できないや……。 ――ぁ、っ

[それでも彼が声をあげた、乳首の周囲に執拗に舌を這わせ、何度も凶器の切っ先を自らの下の口に導こうと奮闘した。
時折花芽を擦る感触に、そこが熱を持ち始め喘ぎが漏れることを知ると、「自分だけ悦くならないように」と釘指された理由に漸く気付く。]

悦くしてあげたいと、思わないとダメって。言われたんだった。
泣き顔見せられてたら……冷めるよね。

[それでも、視界は滲んでどうにもクリアにならない。]

(96) 2010/04/11(Sun) 00時頃

 嗚呼、本当だ。
 随分冷たくなってるから、殺しちゃったかと思ったよ。
 オスカは見張りご苦労さま。 

[片手を後ろに回したまま、空いた手で頬を撫ぜる。
召使の首元にあったはずのマフラーは青年の腹の上にあったが、男がそれに対して口を出す様子は無い]

 じゃ、約束どおり枷は外してあげよう。
 体調はどう?

[髪の長い召使が現れ、青年の手足を拘束していた枷を外していく]


【人】 小僧 カルヴィン

[涙を拭うものが何もなかったから。甘えるように一度だけ、青年の肩口に顔を埋めて、冷たい頬を擦りつけた。]

その強さ、僕にちょっと分けて。それから――、

[短い前髪が、青年の逞しい肌を擽っていく。
張り詰めた胸の尖りを優しく唇で包みこんで、不器用な舌先で転がした。ひちゃり、樹液を刮げ取る。]

悦いところ、教えて……?
僕まだ、誰もイカせられたこと、ないんだ。

[恥ずかしそうに、彼の胸の上に小さな顎をのせて告白した。]

(99) 2010/04/11(Sun) 00時半頃

…『まだ、死んでない』

[そのうち殺される可能性は十分に見ているけれど。
腹の上に置かれていたマフラーに気づいたけれど、
何でそんなものが腹の上に乗っていたのかは知らない。
ただ、小さくく首を捻った]

『体が冷えてる。気分は最悪。
そんなところだ』

[漸く外された枷。
起きあがれば全身が凝り固まっていて痛む。
背中の傷もまだ痛かったけれど]


メモを貼った。


【人】 小僧 カルヴィン

だって、買って貰えなかったら、
この先の願いも何も、ないじゃない。

[誰か、なんて贅沢は言っていられない。
こんな時まで優しい青年に申し訳なく思いながらも、手は彼の陰嚢をまさぐり、ぬめる花弁全体で竿を上下にと擦っていく。その動きは自然と素股のようになり、かくんと腰が動く都度、少女も小さな声を抑えきれなくなった。]

ぁっ……ん……っ、っ、

[次第に熱を帯びて質量の増してくる器官に、いっそ愛おしさが募ってきた。ふるふる、何かを堪えるように目蓋を伏せ頭を振ると、銀糸が乱れる様が、飛び散る汗と涙が、水晶のように綺羅綺羅と鮮明に映える。]

(101) 2010/04/11(Sun) 00時半頃

 減らず口きけるくらいには元気みたいだ。
 これなら大丈夫そうだね。
 体が冷たいのは動かせば温まるだろう。

[起き上がる力もあるようだと、青年を見ながら思う。
髪の短い召使の頭を一度撫で、二人を下がらせた]

 先ずは傷のチェックをするよ。
 その後で御前に焼印をあげる。
 奴隷の証が必要だろう?
 俺としたことがすっかり忘れてた。

[薄く笑み、首を傾いで寝台に身を起こした彼を見下ろす]


…ッ

[睨む。苛立ちは今日も消えない。
残されたマフラーはどうしたものかと思ったけれど、
畳んで置いておくことにした]

『そんなもの、要らない』

[まだ首輪や枷のほうがましだと思った]


【人】 小僧 カルヴィン

下手なお世辞はいいよ、
僕にそういう魅力がないのは、僕が一番知ってるし。

僕は、自分を買って貰うために、キミを利用している。

[それだけなのだと、腰を淫らにくねらせながら、色を失った唇で呟いた。]

あは、少しでも……感じてくれているなら、嬉し――っ、ん、

[こっそり、小さな身体で隠すようにして、彼の片手の拘束を緩める。
濡れ潤い綻びかけた入り口に、漸く先端が触れるけれど、埋まるほどの硬度は保てていただろうか。]

(103) 2010/04/11(Sun) 00時半頃

小僧 カルヴィンは、メモを貼った。

2010/04/11(Sun) 01時頃


[同じ姿勢を保ったまま蹲る姿は辛く、横のフリル豚よりはマシとは言えじわじわと掛かる重量。
その上指は、遠慮なしに内側の悦いところを掻き回すのだから、ふるふると膝が笑うのも仕方の無いことで。]

…ひゃん!
[ぱしんと小気味よい音を尻たぶがたて、同時に上ずった悲鳴が漏れる。
くぅ…と眉を寄せ歯をくいしばると、食いちぎられた舌先がジンジンと痛んだ。]


[鋭い硬翠に男の唇がつり上がった]

 要らない?
 御前の希望は聞いてないよ。
 でもまあ、選ばせてあげてもいい。

[腕を伸ばし、爪先で頬の薄くなった鞭の痕を撫で
顎へ首筋へと滑るように下ろしていく]

 此処に首輪も用意してあるよ。
 焼印とどっちが良いかな。

[後ろに回していた手を男の顔の横へ翳す。
細い二匹の黒蛇が絡み合う一見チョーカーのような首輪。
ただ、蛇は鎖を繋ぐための輪を噛んでいる]


【人】 小僧 カルヴィン

そういう、顔してる。正直なんだね。僕と一緒、だ。
……それに結構、可愛い。声。

[思い当たるのは、ルーカスの部屋の前を通った時に漏れ聞こえていたそれ。グロリアの寝台で聞いたかも知れない、中継されたそれ。
とぷりと裡から塊のように押し出されてきた濃密な愛液は、未だ破瓜の血を混ぜて淡いピンク色。]

ぞくってしちゃう。
ね、 ――イイ、の? ぁ……っ

[制止されて、きょとりと大きな瞳を瞬かせた。
蜂蜜やら樹液やらで上と下の唇がてらてらといやらしくぬめっている。]

……そっか、あのゴム、被せないと……。

(105) 2010/04/11(Sun) 01時頃

『俺に選択権はない、だったか』

[拒否するたびに言われる言葉。
小さく息を吐きだして、首を傾げる。
爪が頬をなぞれば微かに眉を寄せる]

『…相変わらず、センスは悪いのだな』

[見えたのは蛇を模したもの。
どっちも嫌だ、と言ってしまいたい]


 俺が与えてやるまでは、無いね。
 それは褒め言葉だと思っておくよ。

[刷り込みの要領で覚えたのか
青年の言葉に頷きながら付け足すように告げる]

 ……で、どっち?

[眉を寄せた表情を見下ろしながら、
首筋に触れた爪の先が肉に食い込んでいく。
力加減から、本気で抉り取る心算は無いことが解るだろうが]


【人】 小僧 カルヴィン

じゃあ……色っぽい、声。
もっと聞かせてよ。 ……っふふ。

[格好イイ、という形容詞はどうしてもしっくりこなくて、悪戯に胸の先を甘噛みした。
その使用用途をイマイチ理解していないまま、パトリシアの手つきを思い出しつつ、使用人から受け取った避妊具をたどたどしい手つきで、角度をつけ始めた熱棒に装着する。]

これ、取ってもいい?

[根元を戒めるゴムのチューブを取り去ると、手の内でぶるんと弾けるそこを、僅か緊張した指先で優しく撫でる。薄い被膜を破らない程度に、鈴口に優しく爪を立て、]

悪いね、聞こえてたんだ、その声。
あの時の相手は、やっぱり……No.6の彼女?

[小さく首を傾げてから、腰を落としていく。二、三度また失敗しながらも、正しい場所に突き立つ凶器。]

(110) 2010/04/11(Sun) 01時頃

メモを貼った。


小僧 カルヴィンは、メモを貼った。

2010/04/11(Sun) 01時頃


『随分と都合のいい耳だ』

[呆れたように言葉は続く。
問いかける言葉。どちらがいいのだろう。
軽く瞬きを一つして]

『…これ以上体に傷を作るのは、御免蒙る』

[其れが答え。
首筋にゆっくりと食いこむ指先に、小さく睨む]


 傷が増えるのは嫌?
 おんなの子みたいなこと言うじゃないか。

[首筋に埋めた爪でカリっと引っ掻いた。
紅い筋は入るが血が滲む程ではない]

 お願いの仕方は教えただろう。
 ”首輪を下さい、ご主人様”だよ。

[片手で輪になった蛇をくるくると弄びながら瞳を細める]


メモを貼った。


『痛いのは、好きじゃない』

[あとが残ることよりも、目の前の理由という現実。
首筋に描かれる傷跡。軽く眉が寄る。
小さな溜息。

告げられる言葉に、唇を噛んだ。
嫌でも、そうするしかないと解っている。
烙印よりは、ましだ]

……『ごしゅじんさま、首輪を、ください』

[告げて、一睨みしてから、視線をそらした]


【人】 小僧 カルヴィン

無理、じゃな  ン った……ぃた、

[羞恥よりも先に痛みのせいで、理性のブレーカーが弾け飛んだ。
一度規格外を受け入れた裡は、青年の先端部分こそ引っかかっても、新たな傷を広げることはない。
少女にとって性行為は最早、嫌悪する相手以外であれば身体の方が従順に反応するから、青年が心で誰を想っていようと関係なかった。
自重に任せてあえかな息を吐きながら、楔を受け入れる。こぷり、押し出される淡紅の蜜が青年の棒の下の袋を伝い、引き締まった尻まで汚していった。]

入っ……まだ? ……ん、――ッ

[ただ、最奥まで到達したことのない道は、ぎゅうぎゅうと痛いほどに彼自身を締め付けながら、余計にどこまでも誘う襞の動きまでダイレクトに伝える。
――熱で、溢れる。
そう思っても、少女の想像の及ばないほど、奥へ奥へと埋まってゆく灼熱。]

(113) 2010/04/11(Sun) 01時半頃

【人】 小僧 カルヴィン

[最初は痛みに引き攣っていた表情は、次第に悦楽に蕩然と崩れ、小悪魔めいた淫靡さを湛える。腰が落ちると同時に、官能に堕ちてゆく身体。開発されずとも、処女だったにしては感度のよすぎるきらいのあるのが、いっそ忌まわしい。
見下ろした先、鋭い金色の光に、まるでそれが貴重な宝石であるかのように手を伸ばした。まさか眼球を刳るわけにもいかないので、誤魔化すように汗でぐっしょりした髪を、端整な頬骨のラインを、愛撫する。]

(114) 2010/04/11(Sun) 01時半頃

[買われる前のペットに、名前など必要ない。
区別さえつけばいい、そのためだけの短く素っ気ない呼び名。]

…っ、……あぅっ!
[膝を少しずらそうとして、ピシャリとまた音高く手のひらが鳴る。]

…食事は、乳と果実と薔薇水だけを…


メモを貼った。


 大丈夫、そのうち痛みだけでイけるようになるさ。
 
[モノを育てるなどした事の無い男は深く考えずにそう言って
視線を逸らす仕草に溜息を一つ]

 解ってないな。

[左手に黒の首輪を持ったまま、青年の頬へ向けて拳を振るう。
髪を掴んで寝台から下ろそうと力任せに引っ張った]

 痛いのが嫌なら態度は考えたほうがいいよ。
 いい子でいられたら仕置きなんてしなくて済むんだから
 ね?

[くすくすと笑みを零しながら、青年の首に二匹の蛇を絡ませる。装着を終えると目の前にあった彼の口元へ唇を寄せた]


【人】 小僧 カルヴィン

っは、はぁ、これから……?

[全てをおさめきると、少女は一時途方に暮れる。未開発の裡は青年の熱芯を締め上げ、未だ性感より痛みの方をより多く与えているだろう。
初心者マークが二人、しかも片方は身動きが取れない。グロリアが懸念するのも尤もだった。
けれど知識では知らなくても、身体は知っている。楽になる方法も、快感のポイントも。
パトリシアに教わったディープスロートを思い出し、少女は両膝に力をこめて腰を浮かせた。]

(115) 2010/04/11(Sun) 02時頃

【人】 小僧 カルヴィン

[高い矜持と頑な心根とは裏腹に、貪欲な身体は次第に適応し、奥のとある一点を突き易いようにと自然腰がうねり始め。最初は抽送とも呼べぬゆっくりとした動き、浮かせて落としてを繰返すが、次第に滑りがよくなってきた。男に跨がったまま声音に確実に甘さがのり、甘美な調べとなる。それは開ききった花が、最も美しい刻を迎えるまでの序曲。]

――ぁっ、やっ、あ、あ、……ぁっ ふ、

[夢中で腰を跳ねさせる少女の痴態に、青年も自然助長するように腰を打ちつけてくることはあるだろうか。理性はとっくに本能と欲望に押し流されて、少女にできるのは溺れかけた身で酸素を求め、愉悦のままに狂った旋律で歌うことだけ。ヴェスパタインの言葉も忘れてはいなかったが、薬を含んで以降達していない身体が、先に捌け口を求めて体内を暴れるのだ。]

(116) 2010/04/11(Sun) 02時頃

──馬鹿な。
身体だけでも憶えていて だなんて
どうやって、忘れると言うんだ。

こんな ふうに
おかしくなった事は 無い……。
他にあってたまるもんか。

忘れられ ない。

[イアンの両眼は涙で上手く焦点が合わなくなる。すぐ近くに有るグロリアの笑みが霞んで揺れる。
 それ以上は何も出来ず。イアンは涙を流しながら、グロリアの目尻の涙を舌で掬う。]

俺が、泣いてる?
なんで── か
分からない。

あんたは、泣かないで  くれよ。
嗚呼、もっと顔を見せて。


[ふるりと首を横に振った。腕を伸ばし、舌先でぬぐいきれない涙を頬の輪郭をなぞりながらぬぐう。愛してるとグロリアの口から零れた言葉に、分けも分からず胸が痛んだ。今までとは違う痛み。]




あいしてる。

[繰り返す。イアンの中でどくりと何かが蠢く。]


[狂ったように突き刺す。潤った花弁はぐちゅりと音を立て、男女の体液とともに肉が混じり合う。
 凶器は絡み付くおんなの肉のうねりに捕われる。
 逃れられない。嗚呼、此処から逃れなくては。否、もっと深くグロリアの奥へ。
 くるっているのはイアンの方だ。何も言わないで欲しい。
 キツク抱きしめて、くちびるを奪う。

 揺れる白い腰に合わせ、リズムを作る。
 嘘だ、声が聴きたい。グラインドを浅くして、内側のざらついた場所を探し、嬌声を求める。
 汗が混じり合い、絡め直す舌もくちびるも粘膜ごと、溶けて一つになってしまいそうな錯覚に陥る。
 欲しくてたまらない。もう何が欲しくてたまらないのかも分からない。愛など理解出来た事は無いのだから、これは愛ではなく欲望だと頭の片隅で誰かが囁くけれども、]


あいしてる。
あいしてるんだ。

[壊れた機械のように、繰り返し。]


[胸に顔を埋め、グロリアの両脚を背に絡めさせながら。二人の間の隙間を埋めつくさんと、強くつよく抱きしめる。爪先から突き上げるリズムは激しく。子宮を震わせ、届かないはずの場所の扉をはげしく、熱く、叩く。]

──ああ あッ、

ねえ、グロリア。
グロリア。

一緒に*。


『冗談じゃない…っ』

[そんなの何が何でもお断りだ。
かと言って、このままではそうなってしまっても仕方ないとも思う。

けれど、そんな思考を中断させたのは男の拳だった。
叩く、じゃなくて殴る。流石に今回は口の中に血の味がした。
髪を掴まれて、引きずり降ろされる]

───何、す…ッッ

[睨みあげる。
零れた言葉を、男はきっと介さないだろうけれど。
首筋に物を嵌められる拘束感。不快感。眉を寄せて。
寄せられた唇に、嫌悪の感情が瞳を強く伏せるに至らせた]


…ぅ、……うぅぅ………。
[尻たぶを容赦なく抓る指。
与えられる痛み一つ一つが、身体にも魂にも染みていくようだった。

この身の全ては、この方のモノ。
イイね、とかけられる甘い言葉は、蕩けるように心の奥をな出て行く。]


[一糸纏わぬ青年の首筋に絡まる蛇。
質感はそのものではなく冷えた鉄だけれど。
髪を掴んで引き摺り下ろした彼は自分で立てる程の体力があるかどうか。
馬乗りになった男は噛み付くような口付けを与える]

 ――…ぅン
 言わなきゃ、わからないのか?

[目を閉じた青年とは逆に、褐色は彼の肌色を映したまま。
一晩放置したことで冷えて少しかさついた唇を舐めながら、顎に手をかける。
男の舌先は歯列を割り、内に滲んだ血を味わうように咥内を侵し始めた]


[ひやりとした感触は首筋に重く。
体力なんてとっくに底をついている。
体力よりも気力のほうが大きいのかもしれないけれど]

───『何』

[自分の言葉を介した事は幾らかの驚きでもあったけれど。
唇を割って入りこんでくる柔らかいものに眉を寄せる。
温度と水分は、少年を不快にさせた]


[男は彼の言葉を理解したわけでなく
どうせ似た抗議の一つだろうと嘲笑っただけだった。
不思議と会話は通じていた様子。
眉を寄せた青年を思う様味わうと、男は漸く彼を解放した。
ぺろりと自らの唇を見せ付けるようにして舐める]

 口の中が切れてるね。
 他に傷つけたところは何処だったかな。

[押し倒したまま、男の指が冷たい青年の身体を弄っていく。
背に回した手が鞭の痕をなぞり、そのまま双丘へと下りていった。
抱き寄せるような形での検分は、シャツ越しに男の体温を青年に伝える事になる]


【人】 小僧 カルヴィン

[円運動や捻りを加えた挙動まで、少女の身体は一つ一つ覚えていく。
自分のキモチがイイトコロ。彼の声があがるトコロ。
その都度、視線を浴びていることを意識すればするほど、理性が、自我が、乖離していく。
狭く緊く絡みつくナカが、熱芯に擦られ突かれ快楽を覚え込んでいく。飲み込みの良過ぎる身体は、青年の意志や心持とは裏腹に、強制的に性感を高めさせる。]

くん、ンん――ゃだ、なに、か……なに……ッ

〜〜〜〜〜〜〜〜 あぁ――ッッッ

[飛来する稲妻に背筋が撃たれたよう。全身が張りつめ、これでもかというほどの力が身体の中心に集結し、瞬時に拡散していく。一際高い啼き声をあげて、果てると同時に満ちた潮が噴出した。
破瓜間もない痛みの奥に、初めて膣でのオーガズムに投げ出された少女は、虚ろな瞳を涙や何やでぐちゃぐちゃにしたまま、青年の身体にくたりと全身を投げ出す。
それでも、彼が達していないことが知れたなら、倦怠感の残る華奢な身体を鼓舞して、何度でも彼の上で踊り狂う、それは最早拷問のような刻。少女が意識を飛ばすまでに、果たして青年が四度目の絶頂を迎えられるのか。**]

(117) 2010/04/11(Sun) 03時頃

メモを貼った。


[蛇。口の中で好き勝手動くそれに、そんなものを思い出す。
自分の首に絡められた鉄の枷もそんな形だった]

…っ、『やめ』

[背中をなぞる指は、傷を思い出させる。
ちり、とまだはっきり走る痛みに眉が寄った。
振れている部分は酷く温かいけれど、
かと言ってその指が降りていく場所だけは見過ごせない]

ッ…『触る、な…!』

[上がる声は、小さい]


小僧 カルヴィンは、メモを貼った。

2010/04/11(Sun) 03時頃


[男の平熱はその爬虫類のように低かったが
地下に放置された彼に比べれば温かいものだろう]

 嫌だとやめては何度言ってもいいよ。
 止めないけど。

[小さな抗議に、耳元で哂う。
男の指はそのまま尻肉をかきわけて窄まりをつつくと]

 此処は、どうかな。
 切れてるようなら薬を持ってくるけど。

[円を描くようにしてくるりとなぞった。
秘穴へ人差し指を押し込む動作は弾力を楽しむようなもの
本気で奥へ挿れる気は無いが]


[きり、と小さく音を立てたのは歯のかみ合わせ。
悔しさがそんな音を作り出す。
耳元で聞こえてくる笑い声が癇に障った]

…ッ、『わから、な…』

[指先のつついてくる感触に微かに身震いする。
指が少し潜れば、手が微かに拳を握る。
表情は、少し歪んだか]


 あれ……

[探る指に震えた様子を感じ、
男は視線を流して表情を盗み見る。
拳を握った手が視界に映り、一度その指を青年の口元へ運んだ]

 舐めて。
 ちゃんと中まで確かめてみた方が良さそうだね。
 いや、それとも
 若しかして御前、昨日から排泄してないのかい?

[性的なものでなく、検分といった風合いで
歪んだ表情の原因を問う]


メモを貼った。


[イアンの欲望は、切実な願いは、グロリアに肯定される。
 最も激しい波が背骨を突き抜ける瞬間、視界が弾け──せつなの二人だけの世界が、白の闇で満たされた。

 グロリアの裡のかたちを永遠の記憶に留めようとするかのように、最後に腰を動かす。
 放出に脈動するペニスは嗚咽のように余韻に震える。
 抱きしめた腕がそっと緩むのは、凶器のようだったそれが徐々に硬度を失い、呼吸がおだやかになる頃。ぬぷりと快楽の余韻を残しながらひきぬかれるそれは、酷く無防備だった。
 零れ続けたグロリアの涙、濡れた睫毛に見蕩れながら。空いた手でそっと乱れた金の髪を撫でる。]


──…、グロリア。


[今、この場で殺されても構わない。
 その想いが純粋であるのは、どれ程の間だろう。
 やがて身なりを整えて、ドレスを纏い、貌をつくり、イアンを置いて部屋を出て行くグロリア。枷や鎖こそないものの、彼女の付き人達は女主人の命令を守るべく、イアンに衣服を与えようとしない。]


あんたは、まだ新しい奴隷を?
嗚呼、女の子を買いたいのだっけ。
それとも、別の男奴隷を …

[イアンの濃茶色の髪から滴るのは、グロリアと同じボディーソープの香り。水を纏いながら、恋人同士のようだった時間過ぎ去っている。
 イアンは、タオルだけを巻いた姿で、後ろから彼女に追い縋ろうと。]

女には、何を望んで?


…ッ

[嫌だ、と首を横に振る。
握った拳はほどけない。
ぎゅう、と、頑ななまでに。

問いかけの言葉。
排泄と聞いて、幾らか迷ってから顔を上げず小さく頷いたか。
昨日はそのまま眠ってしまって、目が覚めたら朝だった。
もう、それ以上聞かれたくないと赤くなった耳が告げる]


メモを貼った。


 やれやれ。

[頷いた青年を見遣り、肩を竦めた]

 粗相をしたらお仕置きされるとでも思ったのかな。
 此処で見ててあげてもいいんだけど……

[ちらと見下ろした彼は耳まで赤い。
男は冷たい青年の身体をひょいと抱きかかえた]

 後片付け面倒だし、止めとくよ。

[荷物を背負うようにして地下室を出る。
私室から続きになっているユニットバスへ放り込むと、男は笑顔で振り返った]

 先ずは身支度整えて出ておいで。
 昨日の服が乾いてるから、持って来させるよ。

[彼が首輪を素直につけたぶん、幾らか態度は柔らかい。
用件だけ告げて私室へ戻り、召使に用件を伝えた**]


メモを貼った。


メモを貼った。


『ちが…っ』

[首を横に振る。そんなところにまで頭が回るはずがない。
顔も上げたくない。そんな状況だったのに]



[抱えあげられて軽く戸惑った。
何でこんな状況になったのか。解らない。
そのまま放り込まれたのはユニットバス。
狭いとかそんな文句は言わないが、妙に機嫌がいいのが胡散臭い。
それでも体が洗えたり色々済ませられるのは助かる。
ぼんやりと、ここの石鹸も蜂蜜のあの石鹸だったらいいのにと思いながら
さっさと余計な事を言われないうちに、体の外も中も綺麗にすることにした*]


メモを貼った。


[グロリアの形の良い口唇から零れた言葉に、ちいさく驚いた。]

… あり が とう?

[ぎこちない反復。それは奴隷に向ける様な種類の言葉とは思えず。グロリアと言う女性がわからなくなる瞬間でもあり、あやうさのようなものを感じてしまう。
 内腿からイアンが放ったばかりのものを滴らせ、シャワー室へと向かって行くグロリアの後ろ姿にたまらず、イアンは彼女を追い掛けたかった。けれども、目の前で曇るガラス。まるでグロリアの姿が霧の中に掻き消えたような感覚。戸惑いが行動を鈍らせる。

 イアンは、戻って来る冷たい現実に、暫くの間ただ寝台の上でうずくまっていた。オークションの場に行ったとして、自分はどうするのか。他の奴隷達はどうなっているのか。]


良家の娘 グロリアの言葉の続きを待つ──。


[目の前のグロリアの貌は寝台の中とは違っていた。
 最初にイアンが追い掛けた扇子の向こう側にあったそれに近いもの。]

………っ、

[言葉を失う。
 小さく首を振り、作られた貌の化粧を崩さないために、髪に触れた指にだけくちづけた。腰に絡める手はやわく、恋人にするようにぎこちなくそっと触れるだけ。それ以上、追い縋る事は出来ず、イアンは薄暗い部屋の扉の内側に留まる事になる。

 カルヴィナの名。あの少年のような矜持の高い少女を買う。イアンが後にしてきた舞台を思えば、今、酷い目に遭っているかもしれない。もう1人の少女も。否、それよりも──]


父親が、した?


良家の娘 グロリアの歪な有りようを肯定するように、頷くことしか出来ない。


良家の娘 グロリアを、そして閉ざされる扉の向こう側をただ見詰め**。


メモを貼った。


【人】 小僧 カルヴィン

んっ…… らいじょう、ぶ。
ヨくない?

[臍のあたりまで、圧迫感。内臓まで押し上げられている錯覚。実際下腹は、平素より僅か膨らんで見えた。
咥え込んだ熱芯のカタチが、包む襞を通して伝わってくるよう。全て埋め込むと、ぶるりと背が孤に撓った。]

動……ぅん。

[ずきずきと鈍い痛みが引くまで、しばらくは呼吸を整えるに専念する。
その間も、息を吸って吐いての間に、裡も強張ると緩むを繰返した。
少しでも快楽をと思えば彼の眼前で膣口の上の真珠を、弄ってみたりもする。
つん、と弾く都度、膣内が収縮して、中に収まる彼自身を絞りあげる。]

ぁっ……は、はぁ。は、ん、

[同じようにして、彼の乳首もくにと押し潰す。悦がり声を聞きつけると、淫蕩に翳った葡萄酒色の瞳がにんまりとさも嬉しそうに笑うのだ。
彼の、あの鋭い金色の瞳と、声は――好ましいと思った。]

(120) 2010/04/11(Sun) 13時頃

小僧 カルヴィンは、若者 テッドの苦悩が垣間見える貌を、優しく両手で包み込んだ。

2010/04/11(Sun) 13時頃


小僧 カルヴィンは、メモを貼った。

2010/04/11(Sun) 13時頃


【人】 小僧 カルヴィン

―― んッ

[こういう時に呼ぶ名前を、少女は知らない。
自分の身体の仕組みもまだ分からなくて、漏れ出た液体が何なのか分からないまま、身を屈めて彼の腹筋の上を舌で舐め取り清めていく。
俯いて垂れ下がる前髪の合間から、彼の金眼とかちあって、これ以上ないくらい頬が真っ赤になった。]

お、ねが …… イケない?

[彼の腰の動きにあわせて、グラインドを深くする。ぱちゅ、と腰骨が当たる都度、卑猥な水音が淫れた歌の伴奏になった。小さな漣のような快感は、何度も押し寄せ少女は細い喉を曝して仰け反る。]

また、僕 ――……っちゃう、 ん――

(124) 2010/04/11(Sun) 13時半頃

小僧 カルヴィンは、若者 テッドに、「やっぱり彼女の方が ヨかった?」と不安げに問う。

2010/04/11(Sun) 13時半頃


― 現在軸・客席 ―

――――!!

[舞台に意識が集中していたが、唐突に耳に届いた音と悲鳴に漆黒は隣を見てしまう。
女の白い尻には、胸元とはまた違った色の赤が見て取れる。
視界には蜜を垂らす卑猥な姿も映って、漆黒が少し丸くなった。
その時、椅子に座る彼女の主人――私が機嫌を取るべき相手の表情はどんなものかと、ちらりと墨色の男を盗み見る。
その表情はとても楽しげで、笑う口元を見ればひやりと背筋が冷えた。

隣を見たのはほんの一瞬、すぐにまた舞台へと視線を戻す。
隣も、舞台も、どちらも観るに耐えない光景なのだけれど、きっと私にはどちらも見ないで居るという選択肢は無い。]


…、……  …

[舞台では、青年と身を重ねる少女にどうしても目が留まってしまう。
悲鳴のような声はいつしか艶を帯びて。
青年からも高めの声が漏れれば身体が揺れて、
自由になった黒髪がさらりと揺れる。

今、私が心の片隅に抱いているこの感情は何?
違う、こんなの錯覚だ。
彼は初恋の人に少し似ているだけ。
優しく守ってくれた事が引き金になっているだけ。

そう思うのに。
つきん、と心は軋む。
それが酷く疎ましくて、くしゃと顔が歪んだ。
生きるか死ぬかの瀬戸際の場面だというのに、本当に私は何を考えているのだろう。
自己嫌悪の波が押し寄せるも。]


――――、…っ

[舞台上の少女が達したであろう声。
それにはまた黒髪がさらさらと揺れる。
は、と一度だけ吐いた吐息は主人の耳に届いたか。]


メモを貼った。


【人】 小僧 カルヴィン

[何度でも高みに追い詰められていくのはこちらばかり。果てる様子のない彼に、だんだん焦れてくる。こんなにしているのに、何故、と。自分が奴隷として欠陥品なのではないかと。瞳が潤むのはきっと生理的なものだけど。割れた腹筋の溝まで丁寧に舌を這わせて、何度目かの絶頂に行き着く。同時に、痙攣する胎が容赦なく質量を増した肉棒を蠱惑的に刺激した。
その際に、少女は必死に拘束具に固定された青年の手に指を絡める。毎回、飛んでいってしまいそうな気がする。このまま気を失えたら、どんなに楽か。]

〜〜〜〜 っんんんゃ

[びりびりと全身を震わせても、未だ鞘におさまったままの剛直は力を失っておらず。]

…… ってくれない、と。  キスしちゃうよ。

[変な脅し文句を紡いで、青年の唇をつぅっと指先でなぞった。荒い吐息がかかる距離まで、顔を近づける。]

(127) 2010/04/11(Sun) 14時頃

小僧 カルヴィンは、良家の息子 ルーカスが青年に何事か囁くのを、蕩けた瞳で見詰めている。内容は聞き取れなかった。

2010/04/11(Sun) 14時頃


【人】 小僧 カルヴィン

[腕を差し伸べ、甘い闇で彼の視界を覆う。]

好きな ひとの顔、……身体、思い出して。
僕でイけないのなら。

[上半身を完全に彼の身体に添わせ、下肢は引き締まった腰に絡める。
青年の濡れた下唇に、何度も指の腹を往復させて。ふに、と押したりしながら舌を探して指先で擽る。8の字を描くように、肉の剣をおさめたままの腰を淫らに振って。
と、横から伸びてきた手袋に包まれた指先が、悪戯に小さな乳輪の真ん中を刺激する。]

―― っぁん

[鋭く高い声が漏れた。じんじんと熱を含んだそこが紛れもない性感を伝えてくる。今の少女には、その刺激すら酷く甘美に感じられた。]

僕 ……はっ ぅん

(129) 2010/04/11(Sun) 14時頃

【人】 小僧 カルヴィン

ぃ、んだ……

何を想ってても、僕のカラダで、

キモチヨクなってくれ、たら、……

[欠陥品ではないと思えるから。今だけは、誰かの代用品でいい。
彼がそこで彼女の名前を知ってしまったのは偶然か、仕組まれた茶番か。
裡の熱塊が、一回り膨張したように感じられた。少女の狭い内部は、内側から破られそうなほどにいっぱいで、苦しく切ない。]

――ゃあん ッ

[少年のような胸元の先で、赤く赤く色付いた果実が、また緩やかな先を促す。感じすぎて身体中の神経が侵される、バラバラになってしまいそう。既に痴態に耐え切れず心は乖離して、最早少女は壊れた人形のように、ただ腰を動かした。]

(133) 2010/04/11(Sun) 14時半頃

― 客席 ―

…え、……?

[上から降り注ぐ声。
それにゆるりと視線を向けるも、主人の顔を見る事は叶わなかった。]

ッ?!―――ぁ、やっ…!

[身体の中に埋められたものが震えて、その存在を主張し始める。
床に手をつけば、りん、りりん、と二つの鈴が大きな声で啼いた。
尤も、上下のうち下の鈴は短い間隔で小さく啼き続ける事になるのだが。]

―――は、…い……。

[続けられた言葉には身体を震わせながら、素直に返事をする。
髪を撫でる手に、また鈴がりんと音を立てて。
するりとその指が離れていくのを漆黒は見詰めていた。
舞台へ向かう背中を視線だけが追って。
複雑な想いを胸に、主人を見送るのだった。]


【人】 小僧 カルヴィン

あぁあ…… はぁ……っ

[耳孔をに侵入してくる生暖かなものは、蟲を髣髴とさせるのに。その動きを求めるように、腿が、腰が、怪しくうねる。逃れようとするものでなく、もっと奥へと、誘うように。
ざらりとした感触と音で封じられた片耳は、体内を伝わる振動まで脳髄に直接送り込んでくる。開きっぱなしの口の端から、だらだらと涎が溢れて、顎先から少女の浮き出た鎖骨の窪みに溜まっていった。]

(134) 2010/04/11(Sun) 14時半頃

メモを貼った。


【人】 小僧 カルヴィン

[足腰の力はほとんど抜けきったところに、下から突き上げるような動き。必死でそれに合わせる。]

僕、は――欠陥品、なん ……かじゃっ

[ぼろぼろ、零れるのは唾液だけでなくて涙。
ただ、あの時イアンから受けた屈辱だけが、少女を動かしていた。
悔しさと切なさと愛しさが綯交ぜになって、またも上りつめていく。
乳白色の肌は既に全身薔薇色に火照って、熱に浮かされている。
青年の腰骨にぶつけるように身体を落とせば、最奥を刳るように突かれて、]

―――― っも、 ああぁ

[さんざん嬌声を上げ続けて嗄れた喉から、またも高い高い音が迸る。意識も白濁して、ふらりと傾いだ上半身は傍らに立つ紳士の方に重心を揺らがせる。
精も根も尽き果てた。心の離れた葡萄酒色の瞳は焦点を結ばず、ここではないどこかを見詰めている。]

(136) 2010/04/11(Sun) 15時頃

小僧 カルヴィンは、メモを貼った。

2010/04/11(Sun) 15時頃


【人】 小僧 カルヴィン

[双眸が捕えるのは、射抜くような金の眼差しでなく、グロリアとよく似た見下ろす青灰。
最早小さな痛みは情欲に支配された身体には、快感に変換されてしまう。飛んでいた意識が、耳朶への鋭い刺激に瞬時に舞い戻り、蛞蝓に這われるような、鼓膜まで到達しそうな生暖かく湿った感触に、ぴくりぴくりと肩と言わず全身が痙攣した。]

ぼく……んんっ……、

[続きに何を言いたかったかなんて、靄がかった思考では思い出せない。
ただ、認めたくないと否定する言葉だったのだろう。
情動に浅ましく揺れる躯も、欠陥品のレッテルも、男を咥えこんで快楽を得ていることも、全て全て――心は否定したくて。]

(138) 2010/04/11(Sun) 15時頃

小僧 カルヴィンは、若者 テッドの手を握っていたが、達すると引き剥がして宙を掴む。そのまま、ルーカスの腕へ。

2010/04/11(Sun) 15時頃


小僧 カルヴィンは、良家の息子 ルーカスの手があてられた肉の薄い胸は、絶頂の余韻に激しく撓って上下を繰返す。

2010/04/11(Sun) 15時半頃


メモを貼った。


…は…、…ッ

[主人が去った後、かくんと視線は床に落ちる。
りりん、と鈴は啼き続けて。
墨色の男に話をしなくてはと思えど、
刺激が身体を蝕んで思考が鈍る。
何をどう切り出していいかわからず、出来たのは視線を床から離して墨色の男を見る事だけ。
敢えて舞台の方は観ないようにして、男を見上げた時。]


ひ――あっ、や!やぁあッ!!

[下腹部から迫り来る刺激が急に強さを増して、声を殺す事も出来ず口から零れ落ちる。
透き通る声は何処まで届いただろう。
耐えるように自身の身体をぎゅう、と抱いて。
その時ばかりは舞台の方を見た。

客席に向けられた灰青にぎくりとする。
その瞳の意図を汲み取ってかはわからないが、ふるふると首を横に振った。]

……っ…

[勃ち始めた胸元の頂が布に擦れて身体を揺らす。
その刺激も反応する身体も全てが疎ましい。]


【人】 小僧 カルヴィン

[まだ、青年の律動が止まらない。少女にとっても限界を越えた酷使に、悲鳴も嬌声も音にはならず、ただ荒れた吐息が弾むだけ。]

――っ、はっ、っ、……っ、

[もう無理だと、これ以上は勘弁してと、泣き言を垂れ流しそうになるのすら、舌を突き出したままの口では自由にならず。ただ我武者羅なピストン運動に翻弄されながら、脱力した躯はくらりと青年の上に覆い被さる。
虚脱した葡萄酒色の眼差しが、光る金を見つけた。]

 れしぃ……。

[声にならぬ声で、頬笑む。彼の心が、自分にないのは知っていたけれど。
鋭く強い、見守るようなあの視線を、いつの間にか好きになっていた。
彼の瞳が語ることを聞き入れて、もう一度柔らかく激しく、腰を使う。]

(142) 2010/04/11(Sun) 15時半頃

小僧 カルヴィンは、若者 テッドの汗ばんだ自分より大きな手に手を重ねて、溶けそうな体温を分かち合う。

2010/04/11(Sun) 15時半頃


【人】 小僧 カルヴィン

[享楽と狂乱の調べの終焉。
熱い、熱い何か――自分の愛液ではないものが、びくびくと痙攣する剛直から伝わってきた。声もなくただ、受け留める、受け入れる。そうして、漸く拷問の終わりがきたのだと悟った。]

………… ぁ りがと。

[感謝も謝罪も、悩み葛藤しなければ口にできない少女が、自然とそれを口にした。
自分の我侭で、彼を苦しめたことが分かっていたから。
自分のものにはならない黄金色の瞳の端に、唇を落として、しばし二人の荒い呼吸と身体が重なる。汗ばむ青年の皮膚を擽るように、銀鼠の髪ごと伏せられる頭。吐息で産毛が揺れるのが、近すぎてぼやけた視界に映っている。]

(144) 2010/04/11(Sun) 16時半頃

【人】 小僧 カルヴィン

僕の二人目。王子様じゃないけれど。
よかったら、名前を教えて?

[小さくそれだけ囁いて。身を起こすのも気怠く、ルーカスの手を借りることになるだろうか。充足感と疲労で、少女はもう指一本すら自らの意志では動かせないような有様だった。
ずるりと身体を長いこと埋めていた芯が抜かれると、痛みと圧迫から解放されて安堵の溜息が出るけれど、同時に何か足りないと欠乏感も齎される。快楽に飼い慣らされた躰が、厭わしくてたまらない。
少女は最後の力を振り絞って、ゴムの先端に溜まったツンと青臭い液体の始末を*するのだった。*]

(145) 2010/04/11(Sun) 16時半頃

小僧 カルヴィンは、メモを貼った。

2010/04/11(Sun) 16時半頃


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


―私室―
[男はソファに身を沈めてトレイを乗せたテーブルに手を伸ばす。
傍らには双子の召使。
髪の長い片割れが翡翠の布を手に持ち、髪の短い片割れが男の髪を梳かし一つに結んでいる最中だった]

 やあ、綺麗にしてきたみたいだね。

[ユニットバスから出てきたJadeを見遣る。
黒蛇を絡ませただけの姿に薄くわらい]

 こっちへおいで。
 着替えさせてあげよう。

[トレイの上に並ぶ一つの玩具を手に取りながら、
空いた手で青年を手招いた]


メモを貼った。


−ジェレミー私室−
[石鹸は残念なことに蜂蜜の匂いはしなかった。
なので幾らか不機嫌を纏わせながら、男の手招きを見る結果になる。
随分偉そうな態度と仕草に軽く眉をはね上げて]

『…別に、一人で着替えられる』

[不機嫌は声にも表れる。
手招く男が何かを手に取った様子に、大きな溜息を一つついて
けれど結局は男のほうへ足を向ける。
そうしなければ、服を着ることすら許されない]


メモを貼った。


メモを貼った。


 何言ってるんだい、Jade
 御前はもう一人じゃ着替えどころか
 歩く事だって許されて無いんだよ。
 俺の許可無しにはね。

[変わらず口の減らない青年に男は愉しげな笑みを見せる。
玩具は彼の方からは動物の毛皮にしか見えないだろう。尻尾を模した其れを手に歩み寄る彼を頭の先から爪先まで眺め]

 でもまあ、俺も奴隷を飼うのは初めてでさ。
 躾って難しいよね。
 そんなわけで、先ずは形から入っておく事にしたんだよ。

[まだ何も纏わないその腹へ、玩具を持たないほうの手を伸ばす。
髪を結い終わった召使はソファーの後ろでその様子を両眼に写しながらも表情を浮べない。薄絹を手にした召使もまた同じ]


…。

[手に、何やら毛皮の様なもの。
歓迎したくないようなものだろうことだけは把握できた]

『…形?』

[男の褐色の視線に苛立ちは募る。
伸ばされた手に、嫌悪を示したのは視線と表情だけ]


 そう。
 飼い犬には尻尾が無いとね?

[握った玩具を見せ付ける。
此方に向けられる硬翠に映るのはやはりその毛皮部分だけ。
臍を突付き]

 後ろ向いて。
 付けてあげるから。

[笑みを浮かべた。
装着方法は口にせず]


…は

[思わず呆気にとられた声が出る。
二秒、三秒。
ゆっくりと混みあがってくる苛立ち]

『誰がそんなもの……っ!』

[臍をつつかれて体が竦んだ。
くすぐったいのは、苦手だからだ。
硬翠は睨んだけれど、結局、男に背を向ける。
日に日に抗う気が下がっていくのは問題だと思いながらも]


【人】 小僧 カルヴィン

[てっど。唇の動きだけで、呼ぶ。ありがとう、ともう一度、声にならない感謝を告げて。自分を見失わない青年の強さに感服しながら、後押しされるように身を起こす。唇に刷くのは、気丈で無理矢理な笑み。]

無理、は……そっちだったね。

[二人目、とは言われたけれど。くたりと力を失った男性器に手を添え、薄い精液を一舐めしてしまった。それも――ショウだから。想像していた通りの微妙な味に、顔を一瞬顰める。]

そん、な……!

[紳士から投げつけられる冷たい言葉に、道化の声が重なって、少女は快楽の余韻から絶望の淵に叩き落された。縋るように眺める先は、尤も苦手としている――ヴェスパタイン。この命令を下した主だった。]

(153) 2010/04/11(Sun) 20時半頃

【人】 小僧 カルヴィン

[ダヴィド。その名を聞いただけでは、出自が独逸であろうことしか思い至らないが。もしかしたら、父親が取引先としていた銘柄に鉄鋼所や鉱山も含まれていたかも知れない。
同じものを背負っている。そういう空気が彼からはしていた。
かたや、場に呑まれて痴態を曝す苦渋を受け入れた自分と、どんな辛苦にも堪えて志を曲げぬ彼と。
――やっぱり敵わない、と思った矢先の入札だった。]

…………。っ……。

[悔し涙が浮かび、力の入らない手の内にぎりりと爪を立てて下唇を噛む。利用していたはずだったのに、と。]

優しい誰かだと、いいね。

[買われることすら、彼にとっては甚だ不本意だろうに。それでも、ここで犬死にするよりはマシだと少女は考えていて。ガラにも台詞がするりと滑り出た。]

(154) 2010/04/11(Sun) 21時頃

 くくっ……逆らうの?

[男の瞳が細められる。
愉しそうに問いかけながら、ちらりと視線を流した。
心得たと言う風に召使の一人がトレイから深紅の皮鞭を手渡す]

 そう、よく出来ました。
 言う事聞いてれば、其処まで酷いことにはならないさ。

[結局背を向けるしかないのだと、青年にも理解出来ているのだろう。
小さく哂って、次の命令を口にする]

 脚開いて、こっちにお尻突き出すんだよ。
 尻尾ハメてあげるから。

[手にした尻尾の先には電動式のバイブ。
その先端で臀部を突付きながら先を促す]


……っ

[睨む。けれど、己に抗う術はない。少なくとも今のところは。
きり、と小さく唇を噛んで背を向けたのと、
男に皮鞭が差し出されたのとどっちが先だったか。
続いた命令にも、もう一つ眉が寄る]

『…ッ……。
……立って?それとも、膝をついたほうがいいのか』

[吐き出した言葉は、相手に向けられる。
男のほうを見なくて済むのが唯一の救いだった]


小僧 カルヴィンは、一気に冷めた悦楽の後に残ったものは、ただただ身体の中心の疼痛だけだった。

2010/04/11(Sun) 21時頃


小僧 カルヴィンは、メモを貼った。

2010/04/11(Sun) 21時頃


 立ったまま。
 座っちゃ駄目だよ。

[彼の視界に映るのは朝日毀れる私室の一角のみ。
背を向けた青年の背後で、男はソファーに座ったまま]

 ほら、その方が丁度俺の目の前になるからね。
 奥までよく見える。

[尻尾の側で双丘の間を撫で下ろす]


─────────ッ!!!!

[それはもう、言葉としては聞き取れぬ甲高い悲鳴。
遠慮無しに陰核を捻り潰す爪の先に、全身がびくんと大きく痙攣した。]

…くぅ! ぅぅぅ……、ううっ…。
[必死で声を殺して、与えられる痛みに健気に耐える。
踏まれた手の甲がぴしりと軋んだ。

これ以上負荷を掛ければ、折れるか潰れるか。
けれど流石に、衆目の前で椅子から転げ落ちるような醜態を、主人にさせる訳にはいかなくて。

折れてしまうと訴えれば、もしかしたら避けてもらえるかしら。
それでも、今のわたくしは椅子だから、折れるまでは何も言えず主人をささえなければ。]


メモを貼った。


流石にそろそろ限界。


…『見るな』

[呟いた声は小さい。
二人の召使だってそこにいるのだろう。
やるならやるでさっさと済ませて欲しかった]



[撫でおろす毛皮の感触に眉を寄せる。
小さく拳を握った]


【人】 小僧 カルヴィン

それ、僕に……聞いてるの?

[感想、と呟いて。]







わけがわからなくなるくらい、ヨかったよ。
しんどかったけど。

[呼吸を整えながら、正直に答えた。自分だけ悦くなっていたと言われれば、そうなのだろう。最初に注意されたというのに。]

(156) 2010/04/11(Sun) 21時半頃

【人】 小僧 カルヴィン

[パトリシアにあれこれ助言は貰っても、結局は最後に無防備に丸裸になった少女は、足音をたてて迫る死に怯えるしかない。
失望に光を失いかけた瞳を彷徨わせ、舞台の上を、客席を、他人事のように眺めている。]

(157) 2010/04/11(Sun) 21時半頃

 見るなって言われても。

[くつくつと喉で笑いながら、
鞭を召使に渡し、
震えた尻にひたひたと器具をあてた]

 見ないとハメられないじゃない。
 其れとも焦らして欲しかったの?

[わざとらしく尻尾のついたその玩具で双丘を弄る]


小僧 カルヴィンは、使用人の手を借りて、分娩台に凭れかかるように床にへたりこむ。座る姿勢を維持するのも大変なほどくたくただ。

2010/04/11(Sun) 21時半頃


ーーーー!!!!

[一気に荷重が背中から、たおやかな手の甲へと移り、
ピシリと悲鳴を上げたのは骨かそれとも関節か。
ガクリと床へと崩折れて、ひくひくと身を震わせている。]


『誰が…ッ』

[遊ばれている。これでは明らかに玩具だ。
実際そうなのだろう。男が些細な悪戯を施すたびに、
拳にこもる力が少しずつ増えてゆく]

『誰も、そんなこと…言って、いない…ッ』

[肩が微かに揺れる。
いつまでこんなことをされるのだろう]


【人】 小僧 カルヴィン

死と隣り合わせだから、スリルはあった、かな……はぁ。

[舌まで回らなくなりそうだが、少女は身体が動かずとも口だけは達者だった。
道化の声に、信じられないと謂う風に目を丸くする。
誰が自分に入札したのか分からない恐怖も伴うが。]

……向いてる、のかな。
向いてないって言われるのと、どっちがいいの、か

分から な ……、

(162) 2010/04/11(Sun) 22時頃

…もうしわけ、ございません。

[我慢しきれなかった事を、消え入るような声で詫びる。
踏みにじられる痛みに、太い眉はきゅうとゆがんだ。]


 ははっ、随分控えめに踊るじゃない。
 あ……手の傷増やしたら拳握れなくするよ。

[拳を握る手を見咎めて男は笑いながらさらりと告げる。
握れない状態、とだけしか言わず具体的な方法は口にしない]

 ――さて、と。
 これ濡らしてあげて。

[嬲っていた器具を一度引いた。
召使に命じる声の後
ぴちゃぴちゃと舐めしゃぶる音が彼の耳には届くだろう]

 こっちも、準備しないと入らないよね?

[青年の臀部に顔を寄せて囁いた。吐息がかかる]


小僧 カルヴィンは、メモを貼った。

2010/04/11(Sun) 22時頃


― 少し前・客席 ―

ち、が…っ…  これ  は…!んんっ!

[墨色の男がゆっくりと此方に向けた声に否定を返す。
それとは裏腹、抑えきれない声は艶を帯びて。
もぞ、と動く度にりりんと鈴が啼く。]

…っは、…ぅう…

[耐えて、何か言わなくては。
与えられた貴重な時間。
一秒たりとも無駄にしてはいけない。
この人にだけは、彼を買わせてはいけないと思っていたから。]

『あ  の…、貴方は No.4の か、れを…
 買う つもり―――』

[着長をぎゅうと握り締めながら、墨色の男へとたどたどしく言葉を紡いでいたが]


――――〜〜ッ、あぁああ!!

[その言葉は途中で中断されて、大きく身体を反らし、悲鳴のような声が客席から上がった。
下腹部の振動が更に引き上げられて、その場に蹲る。
気持ちいい、気持ち悪い、痛い、もう何がなんだかよくわからない。]

や、ぁ…、これ、やだぁあ!
…とめ、 て   ッあ !やぁあああ!

[未だ開発されていない身体。
一度男を知っただけの身体には、与えられる刺激が強すぎて。
すぐに絶頂に達する事が出来ずにその刺激に悲鳴を上げ続ける。
だが、それも―――]


あ、 あ   ァあ!

 あ゛――――〜〜ッ!!!

[数十秒間続けられれば頭は真っ白になって、また大きく仰け反って絶頂へと誘われた。
その声を聞いてか、振動がぴたりと止めばその場に身体を折ってしなだれる。
小刻みに震える身体と一緒に、ちりんと鈴が啼いて。
暫くはそのまま動けず、ただ肩で息をしていた。]

…は、……はぁ…

[主人が帰って来たとわかると、けだるい身体をなんとか起こそうとして。
漸く床に肘をついた時、主人が紡いだ入札の言葉に漆黒がまるくなる。
未だ自由にならない身体を置いて、顔だけを主人に向ける。
その表情は「本当に?」とでも言いたそうな、そんな色を乗せていたか。]


メモを貼った。


『握れなく…?』

[微かに声が上擦る。
指を切られるとか、手を切られるとか、それとも腱だけ切られるのか。
嫌な空想が頭をよぎって小さく身震いする。
そんな事考えている間に後ろから水音がした。
しかも、次には嫌な予告]

…『準備、って……何をする、気だ』

[微かに視線は背後を睨む]


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 小僧 カルヴィン

……そっか、そうだね。


死ぬ方がマシ、かな。
でも僕は、そうは思わないから。

[頭上から降ってくる声に、自身のNoが漸くコールされたことに、儚い安楽を得る。]

(164) 2010/04/11(Sun) 22時半頃

 俺の許可無しに傷つけるなんて
 そんな悪い子は思い知らせてあげないと駄目だろう?

[青年の動揺が音になった気がした。
男は尻に頬寄せながら優しく語り掛ける]

 言ったじゃないか
 尻尾付けてやるって。
 此処に芯の方突っ込むんだから
 慣らしておかないと入らないでしょ。

[器具を召使に渡して自由になった両手で尻たぶを掻き分け
窄まりに舌で触れた]


【人】 小僧 カルヴィン

奴隷として生きてるのと、死んでるのと、
どちらがいいんだろうね。
…………。

[死人、と称した女性に向けて軽く肩を竦める。手を伸べることすらできない。今ならどこへ運ばれようと為すがままだろう。]

(168) 2010/04/11(Sun) 22時半頃

[後ろから聞こえてくるのは睦言を囁くかのように甘い声。
けれどこんな体勢で、しかもこんな力関係でそんなことありえない。
むしろ、あって欲しくないというのが己の本音だろうか]

……ッッ

[昨日あれだけ無茶苦茶な事をしておいて良く言えたものだと思う。
けれど濡れた舌の感触に、上がりかけたのは悲鳴に似たもの。
唇を噛んで、堪える]


小僧 カルヴィンは、吊り上げられた値に、はたりと瞬く。何が起こったのだろう。

2010/04/11(Sun) 22時半頃


[声音だけは閨で囁くように
ただ、その内容は愛を囁くには程遠いもの。
当然だ。
男は、奴隷と客が対等など、勘違いさせる気は毛頭無い]

 感じても
 腰振っちゃ駄目だよ?

[ふふ、と哂う吐息。
くぐもった声が彼の耳には届くだろう。
舌を尖らせ秘穴を突付くように刺激する。
唾液の絡む音が二重に増えた]


【人】 小僧 カルヴィン

[誰が、誰が、誰が。期待と不安で見詰める客席。
舞台への照明が強過ぎて、客たちの微細な表情までは見分けられなかった。
奴隷を声あげる椅子に仕立てている者、奴隷を侍らせNo.4の青年との間で悪戯を働く者、奴隷に骨抜きにされている者。
少女は知る由もない。誰が。誰が。――どのような用途で?]

(173) 2010/04/11(Sun) 22時半頃

─ グロリアの客間・寝室 ─

[グロリアが出て行った後、イアンは暫く床にうずくまっていた。
 あらゆる現実について、想像を巡らせる事が苦痛で成らない。このまま意識を失ってしまい、全てがバッドトリップだったら、どれ程楽だろうか。それでも様々な事が脳裏に浮かぶ。生まれてきてからこれまでの人生、先刻の出来事、この奴隷品評会に連れて来られた直後の事、他のバイヤーや奴隷達の顔。それから、グロリアについて。]

嗚呼、なんだ。
ハ、ハ ──ハッ
気持ち悪り ぃ ……な

俺。

[水滴が完全に水なり、一度シャワーで温まったからだが冷たくなってくる頃、イアンがようやく顔を上げた。使用人がイアンの様子を伺っていた。]


【人】 小僧 カルヴィン

[気付けば全裸で色々な液を身体に付着させたまま、祈るようなポーズで胸の前に手を組んでいた。がくがくと抑えようもなく震える身体。
そして、踏み台にしてしまった青年への罪悪感で、少し顎を上げて分娩台を見上げる。どうしよう、と戸惑いが少女の顔には書いてあった。]

(174) 2010/04/11(Sun) 23時頃

…あ、あぁ……

[顎を掴まれて合わせられる視線は、怯えつつも何処かうっとりと魅入られるように。]

…もうしわ…
[うにゅりと頬が指の圧力で形を変える。
おしおき。そう聞こえた言葉にひくりと背中は大きく震えた。]


[ぐらぐらする。
思考が、揺れて定まらない。
さっさとこんなこと終わってしまえと思った]

『何、を』

[声は、きっと呻くような声になった。
耳に響いてくる水音。それが増えて重なる。
苛立ちが混じる。平行にならない感情を波立たせるばかり。
ただ、今は耐えるしかなかった]


[ひとしきり舌と指で秘所を解した後、
玩具を舐めさせていた召使にストップをかける]

 もういいかな。

[召使の手から電動式の玩具を受け取ると
青年の双丘を割りその先へひたりとあてた。
ゆっくりと捻じ込むようにして押し込んでいく。
彼の反応を見るようにことさら時間をかけて]


― 客席 ―

[主人から返って来た言葉に、ぐっと歯噛みする。
交渉など、全く出来ていない。
焦りを覚えたが]

……、…っ

[隣から聞こえる悲鳴。
純粋に痛みのみに上げられるその声を聞けば、火照った身体にぞくっと悪寒が奔る。
「罰」と聞こえた気がした。
視線は隣を盗み見るようにちらりと動かされる。]


─ グロリアの客間・寝室 ─

[イアンは立ち上がりながら、すぐ近く使用人に手を伸ばす。大きな手のひらは、使用人の胸倉へ。]

あんたの着てるそれで良いからさ。
服 貸してよ。
断わられたら、殴り倒して剥ぎ取るぜ。
今、俺に暴れられても、困るでしょう?

正直、どう考えてもあのステージには戻りたく無いんだが。
他の客の顔も、奴隷がどうなってるかも……
生きてるかどうか知りたい相手も居るけど、
そんなゾッとするもの ──何も 見たく無いしさ。


でも、服貸して よ。

[グロリアの所へ行くのだと言う主張。]


【人】 小僧 カルヴィン

でも……。

[口篭り、葡萄酒色の瞳は不安そうに青年に注がれたまま。
怯えは、その金色に少し和らげられる。]

(180) 2010/04/11(Sun) 23時頃

[言われた言葉に、一瞬息を呑む。
僅かに目の底に映る躊躇の色。

けれども、それはほんの一刻。
優しい声に命じられるままに震えながら差し出す舌の先は、未だに薄く血の滲んだ色。]


[背筋に絡みつくように這い上ってくる感覚。
けれど、頭で感じるのは嫌悪と不快。
自分の中でいろんなものが綯い交ぜになって、
表情が酷く歪んだ]

…、……っ

[腰を揺らしてはいけなくて。
でも、ゆっくりゆっくりと押し込まれる感覚は確かに伝わる。
『早く』と、上がりそうな声をこらえる。
早くどうして欲しいのか、言ってはいけない気もしたから]


【人】 小僧 カルヴィン

こういう、屈辱でも……死ぬよりは、マシかなって。

[泣きそうな笑顔で答える。
どういう結果がいいのか、自分でも分からない。
入札しているのが、誰かも分からないし。]

ごめん……手、握ってて、いい?

[恐る恐る伸ばした手は、疲労のためだけでなく震えていて。
拘束を緩めながら、テッドの手を捕まえようとする。]

買われたら、どうなるのかな。
買われなかったら、死ぬしかない、けど……。

(184) 2010/04/11(Sun) 23時頃

 凄いな、こんな風に広がるんだね。
 ああ……此処少し紅くなってる。
 でも切れてはないみたいだよ?

[男の声がする位置を考えれば
目前で見られているのだとわかるだろう。
時間をかけて奥まで差し込むと、房飾りの尻尾が青年の太腿へ垂れる]

 さあ出来た。
 尻の力抜いて落としたりしないようにね?

[ペシ、と軽い音を立てるように臀部を平手打った]

 鏡で見てみるかい、いまの御前の格好。


小僧 カルヴィンは、若者 テッドに手が届かなければ、それはパトリシアの方へ。

2010/04/11(Sun) 23時頃


小僧 カルヴィンは、道化師 ネイサンの声に、大袈裟なほど反応してしまう。

2010/04/11(Sun) 23時頃


【人】 小僧 カルヴィン

向いてない、って……散々言われたし、分かってる。



でも、僕に価値なんて……。

――っ く

[自分を否定し続けたら、魅力がなくなってしまうと。テッドに言われた言葉を頼りに、嗚咽を堪える。
冷や汗がじわりと鼻梁の横を掠めて、唇に溶けた。]

(188) 2010/04/11(Sun) 23時半頃

─ 舞台・客席 ─

[イアンは使用人の服を借りて、舞台の客席に現れる。
 探すのは金の髪の──自身の女主人となったグロリア。
 使用人の行動で、普段グロリアがどのように使用人達に接しているかが伺える。けれども、その後ろ姿があるのは紛れも無くバイヤー席。あくまで奴隷を買う側の世界だ。

 視界にいれようとせずとも目に飛び込んで来る風景は競売。
 イアンがさっきまで居たステージはギラギラとしたライトに照らされ、ショーが繰り広げられている。道化の声に合わせ、ちょうど落札が進んで行く途中のようだ。マーゴの長い髪と、裸の男の姿。カルヴィナ、それからNO.5。ステージからは、影になっているイアンは見えないだろう。]


良家の娘 グロリア音を立てぬよう後ろから近付き、


【人】 小僧 カルヴィン

……っ、

優しい主人は見つからなくても、
優しい 人 はいた。こんな地獄の中でも。

[「奴隷」ではなく、「人」と言った。
包む手の優しさ、熱さ、力強さが、少女のなけなしの勇気を奮い立たせる。
知らず、眦頭から溢れるのは、汗とは違う塩辛い雫。
着飾っていた全ての虚飾と鎧を無防備に剥がれるこの場で、どこまでも誠実な人柄に触れれば、それは兄のように慕う感情に似て。]

(189) 2010/04/11(Sun) 23時半頃

[頭上で飛び交うNo,とポイント。
それを神妙な面持ちで聞く。

隣をみた漆黒が、相手の漆黒とかち合えば。
またぞくりと背筋が冷えた。]

あ…、っ…

[微かに声が漏れて、けれどそのまま瞳は逸らせない。
愉悦の色に、恐怖心が募る。]


あの子を買うの?

[グロリアの耳元にそっとくちびるを寄せる。]


[重なる唇は、まるで恋人たちのよう。
けれど、その内側で行われるのは甘い愛の交歓などではなく、二人の立場は天地ほどに違う。

それでも、そうされてしまうことにどうしようもなく胸は高鳴ってしまう。

鋭い痛み。
声を殺したまま、一度大きく震えた身体はその胸へと縋るように身を寄せて。

主人の口腔へと、流れ吸われていく赤。
ゆっくりと自分を味わっていく舌に、恍惚としたまま蹂躙されて。
痛みと陶酔に、朦朧と腕の中に居る。]


『…、一々、口に出さなくて、いい…っ…』

[首を緩く横に振る。聞きたくもない。
言わないで欲しい。自分はそんな事知りたくもない。
漸く男の手が離れた時、男には見えない背中越しの表情は、
幾らか陶然としたものが混じっていた。
けれど、叩かれたことによってそれは霞のように消えていく]

『…いい。…見たくも、ない』

[内腿をくすぐる様に振れる房飾り。
眉を寄せて首を横に振った]


[見上げる横顔は、酷く楽しげに見えた。
この方は、客との駆け引きすらも楽しんでいるのだろう。
相手の焦りすらもじっくりと味わうように。

この世の全てを弄ぶ気でいるのかもしれない。
富も感情も、人の命すらも。

そんな狂おしいほどに美しい魔物に、女は既に魅入られていた。]


 口に出さなくていい?
 違うだろう、言わないで欲しいならお願いしなきゃ。

[惚けた表情は男には見えないが
叩くタイミングは彼が陶酔しかけた瞬間を狙ったかのよう。
首を振る青年に笑いながら告げる。
嵌め込んだ玩具を動かす為のスイッチは、未だトレイの上]

 じゃあ、もう足閉じていいよ。
 其のまま開いてたら落としそうだしね。
 今度はこっち向いて。

[召使へ手を伸ばしながら命令を下す。
振り返れば髪の長い片割れが
男へ翡翠の薄絹を渡す姿が見えるだろう]


【人】 小僧 カルヴィン

どうして、イアンもテッドも、
僕に忘れろって言うんだ。

[忘れられるはずないのに。握った手に僅か、力が篭り。]

酷いなんて、思ってもないこと言わないでよ。
僕なんか、あちら側に立っていたら
同じようなことをしたかも知れないけれど……


テッドは違う。

[ふるり、一度頭を振って。もう一度優しいよ、と囁いた。]

(197) 2010/04/11(Sun) 23時半頃

小僧 カルヴィンは、メモを貼った。

2010/04/11(Sun) 23時半頃


【人】 小僧 カルヴィン

辛くならないように配慮してくれる人を、
酷いとは言わないんだよ。

(198) 2010/04/11(Sun) 23時半頃

[カルヴィナかと言う問いに頷きながら、影のように身を滑りこませる。
 扇子を持つ指先が震えている事に気付き、手をのばして重ねた。

 隣席の金髪の紳士との会話が聴こえる。
 姉さん──と。姉弟で奴隷の競売に来ていたのかと言う驚き。否、驚く事では無いのかもしれないが。]


【人】 小僧 カルヴィン

僕も、服が着たいのだけれど。

[急に偉そうに客席を見回した。くしゅん、と今更思い出したように小さな嚏が一つ。]

このまま引き渡し、が買った人の趣味なら、それでもいいけどね。

(203) 2010/04/12(Mon) 00時頃

…、

[眉が寄る。小さく息を吐きだしながら、前を向いた。
動けば後ろの尻尾が揺れてくすぐったい。
それがまた、表情を少しだけ歪ませた。
指示どおりに男のほうを振り向けば、男の手に翡翠が渡されようとしているのが見えた。
その色に、少しだけ平静を取り戻したか]


【人】 小僧 カルヴィン

家のため、になるのかな……。
未だ分からない、本当はもう、





ただ僕が、死にたくなかっただけだもの。

[醜い本心を曝け出して、それでもテッドの手を離さない。
もう流しつくした涙は涸れていて、葡萄酒色が眩しいライトを映して潤むだけ。]

誉められるほどのこと、じゃないけど、悪い気はしない……や。
テッドにも、守りたいものが、あるんだよね。

(204) 2010/04/12(Mon) 00時頃

[目の前で交わされる深い口付け。
それは美しい絵のようで。
その内で何が行われているか、此処からではわからなかった。
ただ、男の瞳からただの口付けでは無い事は悟れたような気がして。
こくりと一度喉が鳴った頃、現れた人物の気配によって漸く目を逸らす事が出来た。]

…、……

[ちら、と客席に来た人物に視線を向けたのは一度。
その後は視線を主人へ戻し、控えめに見上げる。
息はまだ少し乱れたまま、ただ無言で。]

――――…!

[その無言が崩れたのは、道化のコールが響いた時。
ばっと道化の方へまず視線は向けられて。
再度、主人へとその視線は向けられた。

ちりん、と胸元の鈴が一度啼く。
その音色は心を映したかのように、軽やかだったか。]


 おっと、力抜くと落ちちゃうよ?

[振り返る青年に忠告一つ。
尻に力を入れると、中に嵌めたモノの存在を嫌でも感じずには居られないだろう]

 少し待ってて。
 その尻尾が出る穴あけなきゃならないから。

[そう言うと、彼の目前でトレイの上からナイフを手に取った。
翡翠のディスターシャに宛がう]


【人】 小僧 カルヴィン

それは、確かに。

[客席の連中より、とはよく言ったものだ。
くすりと笑って頷く。
彼の、優しすぎない態度が、遺恨も残さず丁度良い按配で。
最後に一つ、繋いでいた手を引き寄せ、その甲に唇をつけると、名残惜しそうに絡めていた指を解く。]

ありがとう。
テッドなら、屈しなかったキミなら、きっと守れる。

[この先どんな運命が待ち受けているか、奴隷の身に知ることはできないけれど。着替えるために、手を離す。温もりが、遠くなる。]

パトリシアも、色々教えてくれて……ありがとう。
キミがいなかったら、僕は挫けていたと思う。

(207) 2010/04/12(Mon) 00時頃

『…解っている』

[中に入っている分よりも、房飾りの部分のほうが重い。
遠心力と重力もある。迂闊に、動けない]

な───

[瞳が、まあるくなる。
翡翠のそのきぬは、自国で着ていたものとは多少違えど身に馴染んだもの。
それに突き立てられようとしているナイフ。

込み上げるのは悔しさと───酷い喪失感]


──……っ

[躊躇いと、苛立ちとが入り混じった眼差しで、隣席の弟と話すグロリアを、あるいは道化に指示を出す彼女をじっと見詰めた。今はまた扇で隠されているから、金の睫毛で縁取られた灰青の瞳だけを。
 言いたい言葉があるのだ。
 指が絡まなければ、それを口にすることは不可能だったかもしれない。それだけ、酷く滑稽な言葉を自分が口にしようとしてる。その自覚がイアンにはある。]

…… な あ。
グ ロリア。

もし、今から奴隷を買って欲しく無い。
って、言ったらどうなる。
もう競売が済んだ以上、どうにも成らない か?
そもそも、そんな口をきける立場じゃないか──。

どうしても、女奴隷を育てなくては?


 落としたら、お仕置き。

[くすっと笑みを零し、翡翠に刃が入る。
この屋敷で彼の国を思い出させるモノ。
まるい穴を開け終えると、男はぱさりと青年に放って寄越した]

 はい、完成。
 着てみてよ。
 尻尾出無いようなら、もう少し広げてあげる。

[口元を歪ませ、蛇のような笑みを見せる。
ナイフは男の手からトレイへと戻された]


…、……っ

[見上げた主人の口の端が、緩やかに上がる。
それは、願いが叶ったという証。

その時はただ嬉しくて。
彼をあの場所から解放出来る事が、ただただ嬉しくて。]

―――…は、…。

[くしゃ、と顔が崩れて安堵のため息が漏れた。
それは主人に初めて見せた表情。
気の抜けたような、笑顔のような。
じわ、と涙がこみ上げてきて、それを拭う。
艶やかな黒髪が、さらさらと揺れた。]


【人】 小僧 カルヴィン

……僕に兄が居たら、こんな感じだったのかな。
そうすれば、そもそも僕は男のように
育てられる必要さえなかったんだけど。

[指摘されると羞恥を思い出して、くるりと背を向けた。
選ぶ衣装は皮肉なことに、また男装。
来る時と同じような――けれどそのまま喪服にもなりそうな、黒ので揃えたブラウスと夜会用コート。羽飾りのついた帽子。上質の天鵞絨は、少女が最も好む素材。
斯くして、足枷さえ除けば小さな紳士に見える姿が、使用人の手を借りて舞台上に。
本気でこれからビジネスの場に赴こうとしている風情に見えた。]

せめて、忘れるまでは。
無事を祈ってるよ、お互いに。……テッド。

(213) 2010/04/12(Mon) 00時半頃

[言われなくても、そんなこと解っている。
でも。けれどそんな事よりも]

───、ぁ

[喉が微かな音を立てる。
それは、吐息に混じって消えてしまうほど小さな音。
投げてよこされた翡翠を、受け取るというよりは、受け止める。
受け止めた指先は]

…、……っ

[震えて、歪んだ視界で見えなくなった]


 おや。

[男は青年の様子に一度瞬いて。
声も出さず、彼がどうするか
暫く見守る事にした]


【人】 小僧 カルヴィン

[ともすれば、少年にしか見えない漆黒のスーツ姿で、テッドと対峙する。
もう、彼に跨がってあられもない声をあげていた少女とは、似ても似つかぬ。けれど。
ここに連れて来られた当初に比べ、確実にその顔つきに、眼差しに、男を知り情欲を秘めた女の艶が見え隠れして、妖しい魅力となる。――男とも女とも、性別不祥の影。]

じゃあ。もうこの先会わない方が、お互い幸せかな。
同じ客に買われたのなら、笑ってしまうけれどね。

[金の瞳を、眩しそうに一度仰ぎ見て。少女は運命の待ち受ける舞台袖へと踏み出す。
非現実的なゆったりとした歩みにあわせて、長い黒の羽飾りが揺れた。]

(216) 2010/04/12(Mon) 00時半頃

小僧 カルヴィンは、子守り パティに、大丈夫、と言う代わりに不器用なウィンクを一つ残した。

2010/04/12(Mon) 00時半頃


情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


← ↓ ■ □

フィルタ

注目:カルヴィン 解除する

犠牲者 (3人)

カルヴィン
12回 (7d) 注目

種別

通常
内緒
仲間
死者
客席
背景

一括

全示
全断
反転

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.125 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび