人狼議事


3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…

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視点:


…メアリー……ッ!!!
[山吹色の、まるで夜明けのような光は、焼き付くように痛んだ。
それでも、失わぬよう、離さぬように、しっかりとその手で抱きしめて。

あぁ、闇が訪れる。]


いきもの係 キャロライナは、座り込み肩を抱いた[04]

2010/03/05(Fri) 01時頃


き、れ……い

[目の前に広がる山吹色がすべてを覆い尽くす。
縋り付くようにディーンの身体を抱きしめれば
鳶色は闇色に塗りつぶされた。]


―― 回想 屋上 ――

[手の中のビー玉。
 タイミングの悪さに気まずげなミッシェルを見上げて苦笑した]

……まあ、ドンマ……

[きっと、最後の発作が来たのは、そんな時]

[いつものように、辛くて、痛くて、苦しくて。
 その発作の間に、何がおきていたのか知る由もない]

[ただ、近くにいた彼女達にあまり心配をかけなければいいと、
 そうちらっと思ったことだけ覚えている]


【人】 いきもの係 キャロライナ

『to ミッシェル
 title 重要

 アトラナート先生は大丈夫。
 用務員さんは "赤" だったから、くれぐれも気をつけて。 

 それからドナルドも私とは少し違うけど、力を持ってるので協力して。あと会長にもよろしくね。三人で協力してほしいな』

[必要なことだけ書いてミッシェルにメールを送る。
この場所はピッパに知られてしまったから、ひとりになれる場所を探しに外へ出た。

少女は既にピッパが去ってしまったことを知らない]

(1) 2010/03/05(Fri) 01時頃

[光は尽きて、姿も消える。
 闇。

 闇の渦巻く場所。

 心地いいと、思ってしまった]


いきもの係 キャロライナは、メモを貼った。

2010/03/05(Fri) 01時半頃


メモを貼った。


[最後に誰に話しかけたのか、結局わからないままだった]

 ……。

[身体はもうない。心音も、止まってしまった。

思いは、霧散する]

                     セシル。

[拾い上げた名前を、口にした。
それがきっと、名前]


いきもの係 キャロライナは、メモを貼った。

2010/03/05(Fri) 01時半頃


[あなたが幸せであるように

 ねがう

    いのる

 やみのそこで

           魂が溶けていく]


…あぁ、聞こえるのか。

[暗い闇の中から出ることは出来ずとも、闇の中へと届く声。
突然現れて混ぜっ返すだけまぜっ返して去ってきたのでは、迷惑かけただけだったかな、などとぼんやり思う。

外の景色も、僅かでも見れたらいいのにと願った。
それが叶ったとしても、後悔と無力さに苛まれるだけだというのに。]


(天使の声が、聞こえるの。でもね、ジェリー。
 私が聞いているって天使達に分かってしまってはいけないの。
 なぜなら連れて行かれてしまうから)

[ああ、やっぱり。天使なんていないじゃないか。
 あれは、死神。悪趣味なゲームに乗った、死神の声]

[自分にとって、天使は死神の形をしている。
 自分にとって、死はあの人の形をしている]

[けれど、弱く、もろく、どこまでもあの人は人間だった]

[持ち歩いていた、あの人の姿を描き続けたスケッチブック。
 最後のページには、あの人の部屋の窓から見た夕陽]

[そして、自分が願いと共に書き込んだ文字]

『ここではないどこかへ
          あなたではないだれかと』


[闇には私が囚われますから

 あなたは闇に囚われないで欲しい

 帰る事が出来ないと嘆くのではなく

 どうあっても帰るのだと強く思いを持って欲しい

 追い詰めましたか。
 言えば、いいのです。
 そんなことを言ってくれるなと。

教師の言葉は魂が紡ぐ。
闇に溶けていく色は、山吹に黒が混じって。

けれど]


(ジェリー、あんたって悲しい人ね。
 きっと誰一人本当に愛することなんてないんだわ。
 だって、あんたは天使みたいな人だもの。
 世界をただ眺めて、けっして降りてはこないのよ)

[あの人から教えてもらったもの。
 悲しみと、諦めと、そんな呪詛。
 愛なんてものを、自分が持っているのか分からない]

[だからピンク色のビー玉をもらうことをとても申し訳なく思ってた。まして、彼女がしてくれたことを知ったのなら]

[それはきっと、この闇の中に果てなく滲む悔恨の念**]


[もう

そこに

        彼の思いはきえかけて]

 ……ケイト。

[紡いだ名前は、招いた少女。
こちらにいる筈の、少女。

教師の存在は限りなく薄く、けれど確かに闇の中に]


…く、……ッ。
[絡みつく闇が、その身を刻む。
その身へ染みて、蝕みゆく。

それでも、きっと、その手だけは離さ無い。*]


[ 
  
    
      ――現れた
           
              
                       ]


[闇色の中、鳶色がぱちりと瞬く]

ああ、そうか……行くんだ。
――……

[闇色に飲み込まれながら、聞こえてくる沢山の声。
赤い絆がぼんやり見える。]

……一緒に行くんだ

[ずうっと、ずうっと**]


 貴女の嫌いな私です。

 ……いつもと、反応が違うようですね。

[笑みを浮かべた。緋色を見つめる。黒い眼は闇と同じ色]


[蝕むはずのものは、全て、捨ててきた。
残っているのは、闇と同じもの。

それは魂を蝕んで、黒く黒く塗りつぶしていく]

 消えるのだと、思っていました。
 消えなかったようです。
 消えても良かったのです。
 消えなければならなかったのです。
 何故私はここにいるのでしょう。


 ありがとうございます。
 嫌いと言われると、心地よいようです。

 もっと言って下されば、私は貴女を好きになりますよ。
 生徒として。


【人】 いきもの係 キャロライナ

『to リッター
 title 重要

 用務員さんに気をつけて。
 ケイトの手先になっちゃってるかも』

[フィリップはきっと理由を聞きたがるだろうけれど、メールでは説明しきれない。
だからと言って、直接会ってしまえば縋りつきたくなるだろうから、会うわけにはいかなかった]

 ――……メアリーとピッパのアドレスも聞いておけば良かった……。

[今更ながら後悔するが、ミッシェルかフィリップが伝えてくれるだろう]

(11) 2010/03/05(Fri) 02時頃

メモを貼った。


 ええ。
 残念ですよ。

 ……ですが。
 貴女と話ができるのですから、良しとしましょうか。

[いつの間にか白衣を纏っている]


 やめますか。
 ですが、教師と言うものは、話が長くて。
 やめないかもしれません。

 貴女は、どういう生徒だったのでしょうね。
 私は結局知ることが出来なかった。

 お知らせくだされば聞きますが、貴女は喋る気はないでしょう?
 
 では勝手に、考えておきましょうか。


 話したくはないですか、予想通りです。
 来るなと言う生徒はたくさんいました。
 こちらの話をまったく聞かない子も。

 あなたは。

 忘れているわけではないのですか


メモを貼った。


…また 想う人の痛むのを感じた…どうかその痛みを少しだけまた自分へ…
薔薇の花を作る痛みを受け取ろうと手を伸ばす 

…なのに 
消えてしまった

哀しくて 哀しくて

湧き上がる胸の痛み…
それは薔薇の花びらをつくらず棘をつくる

また棘が心臓を刺しつらぬいて

まるでピンク色をしたビー玉が割れるように粉々に
少女の心臓はキラキラと砕け散る
 


【人】 いきもの係 キャロライナ

[結局、ドナルドへはメールを送らなかった。
返信が来たとき、例えメールでも、今は彼の言葉を見るのはつらい]

 ――ミッシェルにばっかり、負担かけて、ごめん。
 でも、会長がいるから大丈夫だよね。

[ドナルドのことはミッシェルへのメールで託した。
いささか無責任な気はするけれど、自分の役割は果たせたはずだ]

(18) 2010/03/05(Fri) 02時頃

メモを貼った。


 
ゴメンね…

[そっと 肩を抱きしめて]

あなたがいきてかえれるなら
痛みを貰う為に少しでもいき続けたかった

あなたがいなくなったら
あたしだけが残された世界なんて意味がなくて

[そっと背中に寄り添うと]

ごめんね ず---っと一緒にいたかったの
あなたの 暖かい光の世界に…

[頬を当てて抱きしめた]


 何が、わからないのですか。

 聞きたくないと、駄々を捏ねても、私の声は届くはずです。ここからなら。

 私はもう、充分すぎるほど、楽になれましたので。
 闇に染まるのはこの程度にしておきましょうか。

[笑み。闇は深く、魂を蝕んでいる。
「彼」にとって、痛いのは苦痛ではなく。蝕まれるのも苦痛ではなく。

忘れてしまったことこそが。
だから、「彼」を忘れて「彼女」に問う。
彼女は生徒の一人だから]


メモを貼った。


【人】 いきもの係 キャロライナ

『to リッター
 title Re:Re:重要

 用務員さんはケイトが言ってた赤いビー玉を持ってるはず。
 操られてるかはまだ、わかんない。 

 メールじゃ詳しく説明できないから、後で直接話すよ。
 落ち着ける場所を見つけたら、連絡するね』

(25) 2010/03/05(Fri) 02時半頃

 では、聞くのをやめましょう。
 嫌いなら、嫌いで結構。

 そちらには行きませんよ。
 なぜなら貴女はまだあちらと繋がっている。
 こちらは、闇の中はもう、あちらとは切れている。

 それで本当に友達になれますか。
 貴女が、そこから動けないのなら誰かに手伝ってもらうといいのです。

 …ただの、独り言です。貴女は聞かなくていい。


[ジェレミーの背中にもたれかかって]
あたし ジェレミーはミッシェルが好きだと思ってたの
だって彼女はあの絵の女性に似てたから…

だから…

ついてきたら悪いかと思ったけど…


 どこに、行くのですか。

 戻ってきてくださいね。
 いえ、こちらから行きましょうか。

 貴女の行くところ、問題なくいけるようですから。

[それでも近づくなと言われれば足を止めるだろう]


---もしあなたが 
誰一人本当に愛することなんてできないのなら 
あたし…ついて来てよかった

[幸せそうに目を閉じる]

…だってそんなあなたが
独りで闇の中にいるなんて考えたら
きっと悲しくて耐え切れない

[広い背中を後ろから抱きしめる]


嫌いと言うだけなら、追いましょうか?

 あまり、本気で追うわけでもないですが。

[ここは、闇が深くて*小凶*]


途中で見失ったようだ


 見失いましたか。

 どちらにしても、声が聞こえればまた。

[違う声が微か、耳に届いた。
喘ぐ声。

耳を通り過ぎる。

闇の中にはもう届かない]


[幸せに。

そう願った人への想いは


      眠っている
どこかに 落として来た]


メモを貼った。


【人】 いきもの係 キャロライナ

――学食――

[いつもなら学生達で賑わっているこの施設も、今は闇の中、ひっそりと静まりかえっている。
異形の姿も、仲間たちの姿もないことを確認してから滑り込むように厨房に入る。

それから、一息ついてコーヒーを落とし、両手でカップの温もりを確かめた**]

(34) 2010/03/05(Fri) 03時頃

いきもの係 キャロライナは、メモを貼った。

2010/03/05(Fri) 03時頃


[己を苛んでいた闇は優しく包む
 暗く冷たく
 記憶も感情も吹き飛びここにあるのは空ろ]

何も思い出せない。
寒い。
寂しい。

[耳の痛みは何かを思い出させるが
 分からない]

何をなくした。
名前、ビー玉、そして何。
探そう、探そう。

[闇がヘクターを動かす]


メモを貼った。


[闇に届く声。それは己より先に闇に飲み込まれたものの言葉]

 ……ヘクター…。

[忘れたはずの名前を呼んだ]

 何を、探すのですか?
 何かお忘れ物を?


 どこに?



何を忘れた?
探す?
俺は何もない。

[ヘクターを闇が飲み込む]

寒い、暗い、寂しい。
温めて?

[闇の中]


メモを貼った。


―― 闇の中 ――

[闇が魂を蝕む。
 死の間際、字義通り死ぬほど痛んだ耳から闇はするりと入り込んでくる]

[闇の中、どこだか分からない場所でぼんやり立ち尽くし、それを諦めたように享受していた]

……………お前は馬鹿だ

[ケイトに向けた言葉。
 暖かくはない、けれど優しい手が肩に触れたのは、きっとそのまま闇に身を任せようとしていたとき]

[触れた場所から彼女の想いが伝わってきて、自分の想いも彼女に伝わったことを知る]


メモを貼った。


―― 闇の中 ――

[ただ、じっと黙って背中の彼女の言葉を聞いた。
 動くようになった右手で、自分の体に回された彼女の手を、上から触れる]

[耳はもう、闇にどろりと溶けて。
 けれどその右手にはもう、何の痕もない]

………ごめんな、ピッパ。ありがとう。

[そんな彼女は、きっととても綺麗だ。
 けれど、身が触れ合っているのに、もう鼓動の音は聞こえない。彼女の手をゆっくり撫でた]

ミッシェルは、あの人とは違うよ。彼女は強いから。

[途中、あの人とミッシェルが似ていると言われて、静かに首を振ってそれだけ否定した。髪の色は同じ。目元も似ているかもしれない。けれど、中身の強さは全然違う]

[彼女の手を少し身から離して、ゆっくり振り返った。
 ピッパの髪に、そしてその下の頬に触れる]


……ピッパ。フィリッパ。

[やるせなさを滲ませて、名前を呼んだ]

俺は、酷い野郎なんだよ。そうやって、命を捨てさせてしまったことを、本当に悪いと思う。
俺はね、ピッパ。
誰かと永遠に一緒にいることに、きっと耐えられない。

[闇の中、一人。闇の中、二人。
 きっとその時が来たら、ついてきてくれたピッパを一人残してふらっと消える。そんな気がする]

[そんなことが出来るのは、誰も愛さないからだと皆言う]


メモを貼った。


[聞こえてくる音。あちらの音。それは日常の]

 …―。

 何が起きているのでしょうか。

[巡らす視界にケイトの姿がある]


[闇の縁からあちらをみる。
ケイトに声は届くだろうか。

けれど、かけてみる気にはなれなかった。

どろどろとした闇はとても、とても心地よく、教師だった男の精神を侵していく。

もう、戻れないところまで。

退化していくのは、心だろうか。
   浮かんでくるのは、いつの頃の。

あの人と、初めてあった日]


(抱きしめた手に無骨な手が重なるのを 目を瞑ったまま感じていた)

「ありがとう」

(手のひらを優しく撫でてくれる指を感じながら背中に耳あててじっとしている…鼓動は聞こえない)

「悪いと思う」

(あやまられると苦しそうに眉をひそめる…まわした手の力が少し弱まる)


え い え ん ?

[やっと口を開く]


[まだ、中学生だった。
叔父さんが帰郷して。

そこに、その人がいた。

   なんて綺麗な人だろう。

叔父さんは良く自分の世話を見てくれた。
ピアノを弾く自分、音を褒めてくれた。

あの人が初めて自分のピアノを聞いた日、小さく拍手をしてくれた。

気恥ずかしくて。
ただ、弾き続けた。気付けば、ピアノを弾くことは、彼女のためになっていた。

「エミール」呼ぶ声。
呼ばれる響きも、好きだった。
穏やかな日々。それは、ずっと続くと思っていたのに。

あの子が、生まれた]


[それから。
ピアノが弾けなくなった。叔父さんの家に行くことも、少なくなった。
高校に入って忙しくなったからだといいわけをして。
あの人に会うことを、避けた]

「マーゴの誕生会をしたいんだ」

[叔父さんからの電話。行きたくない。言いたくはなかった。
初めから、あきらめていたのに。
手が届くことのない人だったのに。

何がそんなにショックなのかわからなくて。

ピアノを弾くことをやめてしまった。
弾くのが、とてもいやになったから。
元々、才能などなかったのだから]


永遠…

[ジェレミーの背中に擦り寄ったまま考える]

あたし…難しい事はわからない

[クスリと笑う]

今 あなたといたいだけ
あたしの事を感じてて欲しいだけ…


あたしにはそれで調度良い
永遠の愛情なんて必要ない

愛情なんて知らない
恋の方が…楽だから


/*
先生挟んでゴメン ><


[お兄ちゃん、とよばれたのはいつだっただろう。
面倒を頼まれた日。
まだ、あの子は小さかった。

あの子が悪い訳じゃない。
そう思っても、何故だかすなおになれずに。

荒んだ心がすぐ元に戻るはずもなく、適当に相手をしながら過ごした。

それでも、伸ばしてくれた手。
それは、とても温かかったのに]

「お兄ちゃんのお嫁さんになりたかった」

[来る前に、どこかで聞いた言葉。
ありがとう。そう返した気がする]


/*
ああ。いや、書きためてるわけではないから構いませんよ。


【人】 いきもの係 キャロライナ

――学食――

[ミッシェルからのメール>>48に画面を見つめたまましばらく考えるうちに、再び携帯が振動する。
送信者の名を見れば眉が曇り、その内容>>69を見れば顔が泣きそうに歪む]

 ――……大丈夫なわけ、ない。

[視界が涙で霞む]
 
 ……私がどうなったって、あんたには関係ないでしょ!
 心配なんかするな、ばか!!

[叫び、携帯を壁に叩きつけようとして――堪え]

(84) 2010/03/05(Fri) 13時頃

【人】 いきもの係 キャロライナ

『to ドナルド
 title 無題
 
 用務員さんは "赤" 、アトラナート先生は大丈夫。
 必ずミッシェルに会って、これからのことを相談してね。
 スティーブンス先生のことは了解』

[震える指でドナルドに、そしてミッシェルにメールを打った]

『to ミッシェル
 title Re:了解と連絡

 ドナルドには私の力のことだけ話した。
 ミッシェルと話すようにメールしたから大丈夫だと思う』

[膝を抱え込み、何度目になるか分からない涙をこぼした]

(86) 2010/03/05(Fri) 13時頃

[緩やかに流れる時間。
大学を出て、教師となって。

いつの間にか、自分は心を知っていた。
荒んだものは、元に戻っていた。

あのひとのことも。 思い出に。

ただ、いまでも、綺麗だと、美しいと思う。
あの子も、同じように美しくなるのだろう。

それを、この目で見られないことが、少しだけ、寂しい]

「エミール兄さん」

[呼んでくれた名前。それも、同じ響きで。
自分があの子に、妹以上の愛情を抱かなかったのは、同じだったからなのだろう。

あの人はあの人で、あの子はあの子だから。
あの人から手を離したのは自分で、あの子の手を握ったのも自分だけれど]


【人】 いきもの係 キャロライナ

――学食 厨房――

[鐘が鳴った]

 何……?

[昏い瞳をぼんやりとスピーカーの方に目を遣れば、厨房の扉が開き、恰幅の良い女性が入ってきて声を掛けてきた]

 『どうしたの、あんた。勝手に厨房に入っちゃだめじゃないか』

[――この人は誰? ――異形? ――でもそうは見えない――他にも人が残ってた――黒い花――こんな身体見られたら――そう言えば、コンタクトもしてない。

頭のなかがぐるぐるまわる]

(87) 2010/03/05(Fri) 13時頃

[さようなら。

告げた言葉。どこで。

もう、今はない想い。

幸せに。

なってほしいのは、教えた生徒の数だけ。

彼に、言いたかった言葉は言えなかった。
それをやはり、少しだけ、悲しいと思う。

彼は誰のことだろう。

古い校舎の様子を見て、教師だった*魂は思った*]


【人】 いきもの係 キャロライナ

[見知らぬ女性は驚き、昏い瞳のまま言葉を失った少女に苦笑いを向けて]

 『……しょうがないねぇ。そんな顔されちゃ、お説教する気もなくなるよ。……いいよ、先生達には黙っとくから、さっさとお行き』

 あの、あ、……はい。

[戸惑いながら恰幅の良い女性に小さく頭を下げ、厨房を出れば、学食のグラウンド側に大きく取られた窓から優しい光が差し込む。
眩しそうに目を細め]

 ――……もしかして、あそびは終わったの?
 帰って、これたの……?

[呟いた異相に僅かに期待の色が浮かぶ。
外の様子を確かめようと、おずおずと窓に近づけば、全身に黒い花の咲いている自分の姿が硝子に映りこむ。

呆然とする少女に、グラウンドにいた見知らぬ誰かが親しげに手を振った]

 ……これ、どういうこと……。

[小さく息を呑み、立ち尽くした]

(88) 2010/03/05(Fri) 13時頃

メモを貼った。


メモを貼った。


いきもの係 キャロライナは、メモを貼った。

2010/03/05(Fri) 13時頃


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


私はあなたに・・・恋してるの

[にっこりと口角をあげて笑う ぎゅっと手に力をいれた]


[永遠。軽く口に出したものの、その茫洋さに遠い目になる]

そう。その長さなんて、気も遠くなるけど。
死ぬまで一緒、とか、ずっと一緒、とか、多分無理。

[ネクタイの交換を昔した女生徒を思い出した。
 ああ、あの子からピッパのことを聞いたのが最初だっけ。帰ってきて、あの子が違うネクタイして笑っているのを見たとき、最初に感じたのは寂しさではなく、安堵]

[サイモンも、あのときずっと背負っているのが徐々に辛くなっていたとかは内緒]

[それでも、彼女が笑ってくれたから]

そっか。

ありがとう。勝手にだけど、ピッパはもっと情熱的に愛せる人が好みなんじゃないかと思ってた。

……それが必要ないって言うなら。
じゃあ、今は一緒にいようか。あんたの恋が、冷めるまで。


[それは刹那の話か、それとも、それとも]

[自分の体に回る彼女の腕の力が強くなった。
 自分もその手をもう一度ぎゅっと握った]

[一度、身を話して。彼女の瞳と、自分の瞳。
 しっかり向き合うようにしてにこりと笑い返した。
 染み入るような闇の中、握手を求めるように右手を差し出す]

よろしく、お姫さん。

[今は、光が見えない。一面の闇。
 ケイトがとらわれ、そこに引きずり込まれた真の闇。
 この闇の中では一人でいようと二人でいようと、きっと光をこがれるだけ。どちらも変わらないなら、今は二人で]


【人】 いきもの係 キャロライナ

[学食を出てふらふらと歩いていれば、見たことのない教師に早く教室に行くよう促される。
誰も少女の黒い花を、異相を気を留める様子もない]

 ……どうなってるの?

[周囲の様子を確認していると、ポケットの中の携帯が振動した。
ミッシェルからのメール>>97を確認し、それならば、とドナルドに会わないで済みそうな北棟に移動する。

東玄関から北棟に入れば、校舎のつくりに違和感を覚える。
廊下を歩いていると前方に教師の姿が見えたので、慌てて近くの会議室に身を隠した]

――学食→会議室――

(102) 2010/03/05(Fri) 13時半頃

【人】 いきもの係 キャロライナ

――北棟 会議室――

『to リッター
 title さっきの話
 
 今、北棟の一階にある会議室にいるよ。
 来れるようならよろしくね。
 ところで、リッター君の方は変なこと起こってない?』

[教師に見つからないように隅っこに隠れ、窓越しに空を見上げた。

その色はどこまでも澄んだ "蒼" ――砕けてしまった少女の色]

(105) 2010/03/05(Fri) 13時半頃

いきもの係 キャロライナは、奏者 セシルni羨ましい(通常)

2010/03/05(Fri) 13時半頃


【人】 いきもの係 キャロライナ

――北棟 会議室――

[全身に咲いた黒い花は、自分が異形になりつつある証。

それに――と腹を撫でた。異形に自ら身を委ねるほどだ。
気付かないうちにあちら側の存在に成り果ててしまったのかもしれない。

そう思ううちに会議室のドアがノックされ、フィリップの声が自分の名を呼んだ]

 あ、リッター君? いるよ。

[答えて、入り口に近づいた]

(118) 2010/03/05(Fri) 14時頃

【人】 いきもの係 キャロライナ

[入ってきたフィリップの姿を見て眉を曇らせる。
最後に別れてから、彼の身を蝕む闇の領域は力を増して。それでも冗句を言えるくらいには、彼の心はまだ健やかなようで安心する]

 ――……私は、もう、だめかも。……全身こんなだし。 

[頬に咲いた花を指差し、力なく笑いかける]

 でもね、リッター君は大丈夫。
 ……私の力で鬼を見つけて、ケイトにあそびをやめさせるよ。

 そうすれば、きっと、……大丈夫。元に戻れるよ。

(125) 2010/03/05(Fri) 14時半頃

【人】 いきもの係 キャロライナ

――会議室――

[『僕のほうが、無理 でしょ。もう 』 その言葉に悲しそうに眉根を寄せ]
 
 無理なんて、そんなこと、絶対にないよ。
 ――……だって、私みたいな ばかな子のこと心配してメールくれたでしょ。
 それに、最初にこれを見たとき、

[黒い花咲き誇る手を見せて]

 気持ち悪がらなかったじゃない。私についてきてくれたじゃない。
 そんなひとが、だめなわけ……ないよ。

(133) 2010/03/05(Fri) 15時頃

【人】 いきもの係 キャロライナ

[そう言って、微笑を向ける。
もうだめになってしまったのは自分。自ら異形に身を差し出すような愚かな少女]

 あのね、信じてもらえるか、わかんないけど……。
 私には "赤" を持ってるひとが見えるんだ。

 だから、そのひとたちと話して、ケイトに協力なんかしないように言って、その間にあいつを見つければ……止められるよ、きっと。
 
[少女はフィリップの裡を深く侵食した闇をしらない、宿る狂気に気付かない。――だから、希望を掲げて見せる]

(134) 2010/03/05(Fri) 15時頃

【人】 いきもの係 キャロライナ

 ほらね……やっぱり、リッター君は大丈夫。

[泣いてる子をほっとけない――その言葉に晴れやかな笑顔を浮かべるが、]

 違うよ!

[フィリップの紡いだ『死ね ってこと?』には気色ばむ]

 そんなこと、言っちゃだめだよ。
 ……そんなこと平気で言えるようになったら、私達、本当に化け物になっちゃうんだよ?

(142) 2010/03/05(Fri) 16時頃

【人】 いきもの係 キャロライナ

[寂しげな視線を向けるフィリップに真摯な瞳を向けて。
胸に開いてしまった穴から目を背けるようにして] 

 私はもう遅いかもしれないけど、リッター君やミッシェルや……あいつは、まだ間に合うはずだよ。
 本当に堕ちちゃう前に、何とかして、家に帰ろう? ……ね?

[そう言ってフィリップの闇に蝕まれた手を取ろうとする]

(143) 2010/03/05(Fri) 16時頃

いきもの係 キャロライナは、飼育委員 フィリップの手を取ることができただろうか。

2010/03/05(Fri) 16時頃


[するする、すとん。
闇の中、結った鳶色が揺れる。]

……くらい

[降り立って初めて思った、その暗さ。
少しでも油断すると飲み込まれそうになる思考を繋ぎとめて
辺りを見渡した。]

っ……ディーさん……
スティ先生……

[共に引きずり込まれた金色の髪と
山吹色の光を思い出す。
姿を求めて、ゆるゆると歩き始めた。]


メモを貼った。


【人】 いきもの係 キャロライナ

――会議室――

 あっ……。

[取ろうとして逃げられた手を呆然と見詰める。
どうして、今更になって彼は自分を避ける?――触れられたくない?]

 (あぁ、そっか、そういうことなんだ) 

[きっと、自分の裡から臭いがするから、胎からは、あの異形の蒔いた種の臭いがするから。フィリップにはそれが分かるから、汚らわしい手を避けたに違いない。

ドナルドやピッパが言っていた匂いが自分には分からなかった。きっと嗅覚がおかしくなっていて、自分の臭いすら分からないのだろう]

(157) 2010/03/05(Fri) 17時頃

【人】 いきもの係 キャロライナ

 あはは、ごめん、ね……。

[離れて顔を背けて俯くフィリップに近付くこともできずに立ち尽くす]

 ……話を聞いてくれて、ありがとう。

[ポケットから飴玉を取り出し、長机の上におく。その色は少女と同じ "蒼" ]
 
 これ、あげるね。……疲れたときには、甘いもの、だよ。
 ――……これは、私と違って、汚くなんか……ないから。

[俯いたフィリップの口に浮かんだ言葉も、その嗤みも知ることなく、逃げるように会議室を飛び出した]

(158) 2010/03/05(Fri) 17時頃

いきもの係 キャロライナは、メモを貼った。

2010/03/05(Fri) 17時頃


いきもの係 キャロライナは、絶望が黒を揺らすのを感じた (09)

2010/03/05(Fri) 17時頃


いきもの係 キャロライナは、メモを貼った。

2010/03/05(Fri) 17時頃


【人】 いきもの係 キャロライナ

――中庭――

[砕けてしまった "蒼" が天を振り仰ぎ、叫ぶ]

 ケイト! 見てるんでしょ!?
 もう、いいよ! 私の負けでいいから、もう、終わりにしてよ!!

 ――……友達にでもなんでもなるから――早く、連れてってよ。
 もう、嫌なんだよ。……叩いたこと、怒ってるなら、謝るから。

 だから、もう、終わりにしてよ……。

[力なく、座り込んだ]

(164) 2010/03/05(Fri) 17時半頃

メモを貼った。


【人】 いきもの係 キャロライナ

――中庭――

[声を嗄らして呼びかけても、あの哂い声は聞こえてこない]

 ――……何だよ。
 もう、ケイトでさえ、私のこといらないんだ。

 なら、もういいよ。 

[ミッシェルとドナルドに見られていることには気付かない
乾いた声でぶつぶつと呟きながら、二人と反対の方に歩き出す小さな背中を、赤い蝶がひらりと追った]

(168) 2010/03/05(Fri) 18時頃

[空っぽのヘクターを闇が動かす
 屋上から学校を見下ろす冷たい漆黒の目
冷酷な笑み]

寒いところに、暗いところに、寂しいところにおいで。
ケイト・グリフィズ。

[闇がヘクターを包み込む]


【人】 いきもの係 キャロライナ

――中庭――

 ケイト……。

[ふらふらと揺れる異相が、お下げの少女の姿を捉えば、急速に焦点を結ぶ。
おぼつかない足取りでケイトの傍らに歩み寄れば]

 もういいでしょ、……満足したでしょ。
 叩いたことは謝るから……もう、これ以上、私のこと苛めないでよ。

 ……お願いだから、早く、連れてってよ。

[ケイトの肩を掴み、がくがくと揺すりながら哀願する]

(173) 2010/03/05(Fri) 18時半頃

いきもの係 キャロライナは、ケイトの肩から体温が伝わることに違和感を覚えない

2010/03/05(Fri) 19時頃


【人】 いきもの係 キャロライナ

[困り顔になったケイトに、声を荒らげて]

 さっきだって、隠れてずっと見てたんでしょ!
 私が無様に泣き喚くのを見て、ずっと哂ってたんでしょ!?

 まだ、足りないの?……どうしたら、私のこと赦してくれるの?
 
 終わらせてくれるなら、何だってするよ。……ねぇ、どうすればいいの?

[彼女の言葉も聞かずに言い募る]

(177) 2010/03/05(Fri) 19時頃

いきもの係 キャロライナは、奏者 セシルの制止にも構うことなくケイトの肩を揺すった。

2010/03/05(Fri) 19時頃


【人】 いきもの係 キャロライナ

 何がよせ、よ。

[聞こえた声>>178にケイトの肩を掴んだ手を離し、セシルに憎悪の視線を向ける]

 ……そっか、シェリー君も、ケイトと一緒になって私のこと哂って楽しんでるんだ。
 どうせ、私が、あいつのこと追っかけてるときだって、そうやって涼しい顔で馬鹿にしてたんでしょ!

 あいつはばかだ、あいつは汚いって、そうやって嘲笑ってたんでしょ!
 どうなの? ……答えなさいよ!!

[ケイトの手が自分の肩を掴んでも、その温かさには気付かずに]

(182) 2010/03/05(Fri) 19時頃

【人】 いきもの係 キャロライナ

――中庭――

 追っかけなくていいの? あんたの友達行っちゃったよ。

[涙を浮かべ、走り去るケイトの姿を一瞥]

 ――……もう、いいよ。
 好きなだけ、馬鹿にするといいよ。
 ……どうせ、私には何もできないもの。 

[乱れた呼吸を整え、弱々しく告げてから、セシルの前を去ろうとする] 

(187) 2010/03/05(Fri) 19時半頃

メモを貼った。


【人】 いきもの係 キャロライナ

――中庭――

 どこ?……どこだって、いいでしょ。
 あんたには関係ない。
 
[セシルに>>191振り向かずに答え、歩き出す]

 ミッシェル……。

[駆け寄ってくる友人の姿に悲しそうな表情になるが]

 ……何でもないよ。
 ミッシェルが気にする必要なんかないんだよ

[そう言ってミッシェルの横をすり抜けようとする] 

(196) 2010/03/05(Fri) 20時頃

【人】 いきもの係 キャロライナ

――中庭――

 だめだよ……。
 私なんかに関わったら、ミッシェルまでだめになっちゃう。
 もう、気にしない方がいいよ。   

[疲れ果てたのか、地に膝を着く友人の姿。笑いかけようとして――いつものように、少し緩んだ笑顔を向けることができない]

 前に、いても良いって、言ってくれたでしょ?
 あれ、本当に嬉しかったんだよ。ミッシェルが友達で良かったって、思ったんだよ。
 
 ……あぁ、そうだ。
 無事戻ってからって、ミッシェルは言ってたけど……多分、無理だと思うから、今言うね。

 


 ……今まで、ありがとう。ばいばい。

(206) 2010/03/05(Fri) 20時頃

【人】 いきもの係 キャロライナ

――中庭――

 ……ううん。そんなことないよ。
 
[力になれなくて――と言う言葉に小さく首を振る]

 でも、もう、どうしようもないみたい。ミッシェル、……ごめんね

[ミッシェルに笑いかける。
流れる涙は黒い花びらとなって、ふわりふわり と蒼い空に舞い上がる。
  
そして、小柄な姿は去ろうとして] 

(216) 2010/03/05(Fri) 20時半頃

そして?

[ヘクターは音もなく屋上から舞い下りた
 その姿は変わりなかったが、表情は全く動かず
 その目は終わった事の顛末を見定めるように
 瞬きなく見つめる]


いきもの係 キャロライナは、美術部 ミッシェルを一度だけ振り返る {2}×{1} (大回復)

2010/03/05(Fri) 20時半頃


いきもの係 キャロライナは、メモを貼った。

2010/03/05(Fri) 20時半頃


[ピッパはどんな反応しただろう]

[それからどのくらいたったろう]

………まぶしいな

[ゆらゆらと、闇の中から垣間見えるのは、過去の風景。
 光と生命力に溢れる世界]

…ここから見ると、こんなにもまぶしいのか

[傍らにピッパがいれば、そちらにちらりと視線をやって寂しげに笑ってみせた。ケイトの姿をした少女が、破滅の方向へと向かっている姿が見える]

……………。

[何も言わない。ただ、無言で見つめた]


【人】 いきもの係 キャロライナ

――中庭――

[最後にミッシェルに振り返ったとき、
セシルとオスカーに近付くドナルドの姿が蒼の端をかすめて]

 ――……ばいばい。

[口の容だけで告げた]

(226) 2010/03/05(Fri) 21時頃

[徐々に、輪郭は闇に犯されていく。
 自分のすぐ前の闇を両手で攪拌した]

[暗闇の中に、闇色のスケッチブックが浮かび上がる。
 紙面も、そのものも、ただ闇色なそれ]

……………。

[ぺらりと表紙をめくる。
 手を離すと、それは何もない虚空にまるで固定されたように浮いた。それだけ確認して、右手にふうっと吐息をかける]


[右手は、自分の息がかかった場所から徐々に黒く闇に染まっていく]

…………ん……ぁ

[闇が身を侵食する痛み。それは、どこか甘美な色彩だった。
 熱を帯びない、冷たい吐息を漏らす]

[そうして、変化した手を闇色のスケッチブックに走らせた]


[闇色の紙面に、闇色の手が蠢く。
 自分の身を削って描かれていくのは、自分の教室にいるケイトの姿。
 机の上でころがるさまざまな色のガラス玉。
 ビー玉を彩る、窓辺の光。
 教室の喧騒。そのビー玉をつつく、目を伏せた彼女の姿]

………………

[目を細めて、集中して。描こうとしている。
 紙面に踊る線の数々は、きっと生者には見ることが出来ない]



[ジェレミーの背後に音もなく立つ]

忘れたモノの代わりに闇に身をまかせるんだ。
冷たさが全てを癒す。

[声は変わらない
 ただ響きが冷たいだけ]


[背後から声が聞こえた。
 手を動かすことをやめず、目をそらしもせず、背を向けたまま答える]

……ヘクターか。

[一瞬戸惑うのは、聞き覚えのある声に対して纏う冷たさに]

その冷たさで、あんたは何を癒された。


[視界が揺れる。目の前にひらける校舎のヴィジョン。
ぐらりと傾きかけた身体を何とか踏ん張り、鳶色を見開いた。
その光景は懐かしくもあり、どこか違う。]

……ケイト……

[制服の袖に輝く一本の白いライン。
閉ざされた校内で一瞬だけ見た彼女は、今は陽に当たり普通の少女として生きている。]

貴女は、………

[目を伏せた。]



空っぽの中の忘れたモノの穴埋め。

[機械じかけの人形の言葉]

もう探そうと思わないぜ。

[空ろな笑い]


【人】 いきもの係 キャロライナ

――南棟屋上 給水塔――

[屋上に上がるペントハウスの扉を開け、注いでくる陽光に目を細める。
更にペントハウスのラッタルを上り、給水塔の横に大の字に寝転がる。

ここが今、一番空に近い場所、視線の先は一面の"蒼"]

 きれいだなぁ。

[闇の中を這いずり回り、緋色に追われていたことをつい、忘れてしまうような穏やかな色。
抗うことを諦めて、大切な友達にも別れを告げたはずなのに、今は何故か穏やかな気分で]

 ……ラス1かぁ。

["蒼"い飴玉を口内に放り込み、舌でころころと転がした*]

(246) 2010/03/05(Fri) 21時半頃



[ヘクターの空ろな笑いが闇に響く。
 少し先からその音は闇にくるくると飲み込まれて行くようで]

………そうか。
ヘクターは、本当に死んだんだな。

[こちらも、悲しみの色が見えない口調]

俺は、あいつの熱さが好きだったよ。
こんなことに巻き込んだ幽霊さえ連れ帰るって言ってた熱さが。

[死んだディーンと対面した時みたいに、他人の様に言葉を紡いだ]



ああ、ビー玉を失くして消えた。

[目線先はのケイトの指先]


………あぁ、なるほど。
これは、あいつか。

[ちょうどそのビー玉を紙面に写そうとしていた所だった。それは、光を反射して、まるで自分が光ってるみたいにきらきら輝く]

……ヘクターの意思? 無理矢理?


[ふわり。
身体を浮かし、ケイトから顔を逸らす。
闇の中を一歩一歩、踊るように歩いて

視線を落とした先は中庭か。
懐かしい顔に双眸を揺らす。]


はは、みんな元気だね。
……ほんっと

[呆れたような、笑顔。]


メモを貼った。


 ケイト・グリフィズ。
 ……――。

[聞こえてくる声。「国語教師」のそれ。
自分をなぞったような、口調。
ケイトからすれば、こちらがなぞったようなものだろう]

 彼が、貴女を?

[他のものは、過去のものばかりが見えて、「彼ら」の姿を視界に捉えることはできない。
自分には]


[闇の中で]

 ……?

[知った声を聞いた気がする。誰だっただろう]

 わからないなら、思い出せなくても良いのでしょう。

[もう記憶など必要ないのだから。
聞こえてくる生徒だった彼らの声。同じ闇にいて色の変わるものと変わらぬもの。

自分は、変わったのだろうか。
変わったようで、本心は同じ。

ただ。

色々なものが混ざり合っていた]


[それは過去の自分であり
それは今の自分でもあり

それは理想の自分でもある]

 闇が癒すのは、寂しさだけでしょう。

[どこかで聞いた声に、そう返した]

 彼が癒されたのは癒されたと思っているだけなのかもしれません。
 ですが、癒されたと本人が感じているのなら、それは癒された事になるのでしょうね。


【人】 いきもの係 キャロライナ

――南棟屋上 給水塔――

[空を眺めていたら突然目の前が翳り、寝転がる隣に隻眼が腰を下ろす。声を掛けられ、一瞬その横顔に視線を送るが、無言でまた空に目を戻す]

 ……ミッシェルに、ばいばいって言っただけだよ。
 わざわざ、こんなとこまで、そんなことを聞きに来たの?

[ごくろうさま――と付け加える。
あれだけ慕って焦がれて、それでも手にすることのできないひとがすぐ隣にいた]

 私の隣なんかよりも、いるべき所があるんじゃないの?

[それでも、口からこぼれる言葉は素っ気無い]

(259) 2010/03/05(Fri) 22時半頃

[自分は闇にあってどうなるのか。いつまでここに。いつまで。

永遠に?]

 ――…。

[消えました。少女の声 響いてきた。
おなじ ひびき。

 あのこ]


[名前を、忘れてしまった。
憶えているのは、手の温かさ。

幼かったあのこの、手を取った。

泣いていたあのこの、涙を拭った

大きくなったあのこの、幸せを祈った]

 闇よりも、癒されるものはあります。
 温かな闇は、人の心を潤すでしょう。
 冷たい闇は、人の心を乾かせる。


闇が呼ぶ。

[ズブリと闇に沈んで]

寒い、暗い、寂しい?
温める?

[坦々とした冷たい声]


メモを貼った。


 ――寂しくは、ないと思います。ここは。
 寂しさを埋める場所です。

 けれど温かくはない。
 ただ、渇いていくだけです。

 闇は、人の心に良く馴染む。


 馴染むからこそ、囚われるのでしょう。

 私も。

 もう――。


【人】 いきもの係 キャロライナ

[伸ばされた手が赤毛に触れる。いつもだったら嬉しくて、子供扱いかよう――などと憎まれ口を叩きながら相好を崩していたけれど、今は何も感じなくて、ただ、されるがままで]

 ……全部言わなきゃわからない?
 
 ドナルド、大切なひとがいるんでしょ。
 そのひとのこと『傍に居れるなら、死んでもいい』って思えるくらいに大切なんだよね。
 だったらさ、そのひとの傍にいるべきでしょ。

 ……それと、ばいばいってのは、そのまんまの意味。
 もう、ミッシェルに迷惑掛けたくないから、お別れしてきただけ。

[視線を向けることなく、答えた]

(277) 2010/03/05(Fri) 23時頃

[聞こえた責める様な、呆けたような声

眼を一度瞬かせた。

見えるのは薄紫色の]

 ――。

[名前を、拾い上げた気がする。闇の中から。
どこにしまっただろう]

 セシル。

[紡ぐ名前。ゆっくりと裡に沁みた]


 自分勝手なのは、昔からです。
 でもそれは、貴方もではないのですか。

 知らない癖にといって、知らせようとはしない。
 一人でいいと言って、人を拒絶する。
 勝手に内に篭ったのは、あなたです。

 だから、勝手に心配をして、勝手に説教をして、勝手に、いなくなりました。

 それでも、貴方には生きていて欲しいのです。

 貴方のピアノが、この耳に届くころには。私はもう消えているでしょうが。


[届かない言葉。結局一度も届かなかったのだろうか。

それを確認する術は持たず、教師は闇に紛れる]

 ケイト・グリフィズ。
 貴女は誰に、貴女を見つけてもらいたいのですか。

[問いかける言葉。届くだろうか]


[背後で、ヘクターの気配がどろりと消えて]

……ああ。

いってらっしゃい

[手を止めず、目を上げずに作業を続けていた。
 ビー玉に熱さがあると聞いてからは、心持ちはじめより心が温かい]


[そうだ。確かに私は、彼を――ていた。

内ですらも言葉には出来ず。
闇の中に吐き出す思いは、そのまま闇へ溶けていく]

 セシル。

[忘れないように、もう一度名前を呼んだ]


【人】 いきもの係 キャロライナ

 そんなこと聞いてどうするの?
 
 ――……私がドナルドのせいで生きることを諦めるとかだったら、後味悪いから?
 
 ……大丈夫、ドナルドは関係ないよ。自分の ばかさに嫌気がさしただけ。良かったね、貴方は何の罪悪感も持つ必要はないよ。

[壊れた蒼が穏やかに微笑む]

(291) 2010/03/05(Fri) 23時半頃

[闇の中、手は止めない。
 どんな風になっていたとしても]

……………。

[ずっと、ヘクターの魂をもてあそぶケイトを描いていた**]


…あんまり その絵は趣味がよくないわね

 [肩越しにヘクターとケイトが描かれた絵を覗く]


【人】 いきもの係 キャロライナ

 まったく、ケイトも底意地が悪いなぁ……。 
 せっかく穏やかな気持ちで終われると思ったのにね。

 どうして、わざわざ、こんな趣向を凝らすかな。
 
 ――……本当に悪趣味だよ。

[吐き捨てるように呟く]

(303) 2010/03/05(Fri) 23時半頃

【人】 いきもの係 キャロライナ

――南棟屋上 給水塔――

 ――……そっか、それもいいかもね。
 ケイトみたいに嫌なやつにやられちゃうんだったら、その方が、いいかな。
 
 本当に、私を殺して(壊して)ってお願いしたら、そうしてくれるの?
 
 それなら――。

[蒼が濃紺を捕らえる] 

(311) 2010/03/06(Sat) 00時頃

恋は冷めるもの、いつか冷めてしまうのかしら…

[言われてみて、首をかしげて少し考える]

ねぇ、始まらない終わりを憂いていても仕方ないと思わない
永遠も意外とみじかいものかもしれない
刹那でも一緒にいられれば永遠なのかもしれない

(ただ闇の中でつながれる手が嬉しいだけ)

[恥ずかしそうに伸ばされる右手を握り返した]

わがままでゴメンね

[少しだけ前向きな考えは此処にケイトがいないからかそれとも冷たいシャワーの効果かもしれない]


ねぇ、ジェレミーの一番最初の記憶ってなに?

[唐突な質問]

あたしの目に残っているのは 
暗闇と小さな四角形の扉と隙間から漏れるひかり

---いつもまた閉じてしまうんじゃないかといつも怖い夢を見てた

でもね

あなたの世界では扉は開いていたの…
開く扉もあると知ったわ

ケイトの闇は開く かな…ぁ


メモを貼った。


【人】 いきもの係 キャロライナ

――南棟屋上 給水塔――

[>>315振り返った濃紺に応える]

 じゃあ、殺してよ(壊してよ)
 ここで待ってるから、後で絶対に殺しに(壊しに)来てよ。

[そうしてドナルドが去った後、ぽつりと呟く]

 ――……私の望みはもう、それだけだよ。  
 貴方の手で終わらせてくれるなら、それ以上は望まないよ……。

(322) 2010/03/06(Sat) 00時頃

いきもの係 キャロライナは、近付く闇の気配に、胸が高鳴る (04)

2010/03/06(Sat) 00時半頃


いきもの係 キャロライナは、メモを貼った。

2010/03/06(Sat) 00時半頃


 
 
っあ……――


[声が漏れる。
目に刺さるような鮮やかな光景は畑での出来事。]


鳶色の髪を揺らして ふわふわと踊るように歩きながら遠くなった世界を想う少女をぼんやりと眺める

闇は、人の心に良く馴染む。馴染むからこそ、囚われるのでしょう

[哀しげな白衣の男の言葉にビクリとしてつながれた手をもう一度確かめる]

(こうなってもさえ ただこの人を見つめるだけの自分はとてもとても罪深いかもしれない)

[少しだけあの世界の痛みを思い出して懐かしくなった]



[鮮やかな色が、声が闇に流れ込む。

            ――紅い、赤い。]


[何も持たぬ両手を顔の前に掲げ
人差し指を小さく押し込める。

カシャリ

と音が響いたのは、鳶色の少女の頭の中だけで]


【人】 いきもの係 キャロライナ

――南棟屋上 給水塔――

[ドナルドが戻ってきたかと思い、振り返れば、そこには闇を纏う青碧の姿があって]

 ――……リッター君……どうしたの?

[瞳に宿る深い闇に、言葉に、彼が少女に終わりを運んできたことを知り、静かに微笑む]

 ――……そっかぁ、リッター君がそうだったんだ。
 結局、私達、二人ともだめだったんだね……。

(359) 2010/03/06(Sat) 01時頃

遠くの世界の 悲しみや 痛みが 叫びが
心を揺らす事もなく
ただ闇の中で座ったまま

[こてん 傍の肩に頭を預ける]


【人】 いきもの係 キャロライナ

[満足かと、問われれば]

 ……私には今更、どうでもいいことかなぁ。
 もう、終わるんだしね。

 リッター君はどうなの? 私を狩れて満足?

(362) 2010/03/06(Sat) 01時頃

なんだったかなぁ…屋上
自分が大事な事を忘れる前に・・・いわないと

[そういったのは

遠い昔みたいに思えた]


[畑が映った。そこに、一匹の、狼がいた。

それは、数人の生徒によって、串刺しにされて

その身体から赤が噴出した]

 ……。身を。

[固めなさいと言った言葉。それが元は誰であったのか知らない。元々の彼を、覚えていない。

けれど、じぃと見て]

 私の代わりに、護ってくださいとお願いしたのに。
 ……こちらに来るのは、まだ早いというのに。
 先生が、泣いています。



 ……誰が鬼を決めたのでしょう。

[闇の中に、零す]


[鳶色から涙は零れない。
どんな顔をすればいいのかわからない。
それでもその光景からしばらく目を離すことは出来ずに




再び闇を泳ぐ、ふわりふわりと
赤い絆を探して]


【人】 いきもの係 キャロライナ

 ――そっか、そうなんだ。満足なんだ……それなら良いよ。
 貴方に私をあげるね。
 
[晴れやかな笑顔をフィリップへと向けた。
そして、最期まで、あいつとはすれ違いだったなぁ――と思い]

 ――ばいばい、ドナルド

[静かに目を閉じた]

(375) 2010/03/06(Sat) 01時頃

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