204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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[唇を舐めれば、自分の血とディーンの血が混じった味。 甘くて苦い、果実酒のような味に酔いそうになる。 口内に残る肉片を飲み下し、彼の指に出来た輪に笑む。
白く赤く彼の薬指を彩る傷は、まだ暗い部屋でもよく映えた]
知らなかったの? 僕っておとぎの国から来たんだよ?
[>>6:+69綿雪のように淡い微笑みを見上げながら、小首を傾いで。 くすくす、オルゴールのような声を立てて、くすぐったさに身じろいだ]
(4) kaisanbutu 2014/11/26(Wed) 21時頃
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[歌が、聞こえる。 どこか遠く。 聞き覚えのある歌だ]
……ん。
[ふと、空を見る。 いつの間にか明けた空。濃い灰色の覆う遠く、遠く。 少しだけ明るいところがある]
ああ、――あとちょっとで、晴れるかもねえ。
[窓から見える空へ、人差し指を向ける。
ぴん、と伸びた指。 桜色の爪、小さな傷跡のある第一関節。張りのある皮膚。細かな指紋。 遠く遠く、届かない空の色]
(5) kaisanbutu 2014/11/26(Wed) 21時頃
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[聞こえてくる歌に合わせるように、鼻歌を小さく歌う。 目を貫いたときも、トレイルを気にしていたくらいだから。 いまも、耳のいい彼を気遣って、小さく。
するり、歌に合わせるみたいに。 指先がゆらいでほどける。
止めようとしたけども、少し煙が揺れるだけ。 ああ、そろそろだめかなって思った]
(6) kaisanbutu 2014/11/26(Wed) 21時頃
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ディーン、あのさ。 ディーンも指輪、つけたい?
[ディーンに向けて笑って、ぱらぱら壊れていく指を見せる。 まだ形が残ってる薬指で、彼の唇をなぞって。 証をつけたいかと、問いかける。
それから、きゅうっと目を細めて]
だあめ。 つけさせてあげない。
[ぱらりと指が光に戻った]
頑張ってさ、次はもっといい子に産まれてくるから。 そしたら、ちょうだい?
[くすくすっと笑って。 抱きしめてあげられないから、頬をすり寄せた]
(7) kaisanbutu 2014/11/26(Wed) 21時頃
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[>>18欲しい言葉をくれるディーンに、くく、と喉の奥で笑って。 ちゅ、ちゅ、と小さな音を立てて、滑らかな頬にキスをする。
ずっと、訴えるような目をしている彼も可愛くて可哀想で好きだけども。 優しい笑みも、彼には似合っていた。
呑気に笑って、幸せを味わっていた時]
……あ。
[聞こえたのは、意志の篭る声。 顔を上げて、ぱちぱちっと瞬きする。
きょとんとした顔をした後、じわじわと堪えきれない喜びが表情に浮かんできて]
(24) kaisanbutu 2014/11/26(Wed) 23時頃
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いま、恋の魔法。 使われた。
[恥ずかしくって、ぽふりと彼の肩に顔を埋めた]
すき、すき。すーきー。
[ぐりぐりと額を擦りつけながら、お返しに何度も何度も口にして。 赤い顔で笑いながら、顔を上げる]
僕の、僕だけのかわいい魔法使い。
[キスをするために唇を近付けて。 まだなにも知らない子供のキスを、彼の唇へ贈った]
(25) kaisanbutu 2014/11/26(Wed) 23時頃
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[唇へ、綿菓子みたいな軽い感触だけを残して。
はふ、と喘いだ声も微かに、彼の腕の中。
瞬きする間に、プラチナブロンドは一粒の朝日になって消えていた]
(27) kaisanbutu 2014/11/26(Wed) 23時頃
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―いつか、ここじゃない場所で―
[さて、本日僕は大変楽しい夢を見た。 あいにくと目覚めた瞬間に忘れてしまったのだが。 多分、僕が月で暮らしていた頃の夢だと思う。 だってとても素敵な夢だったのは確かなのだから。
いい夢を見た日は、もう少し寝ていたくなるものだ。 ご多分に漏れず、僕は今日二度寝をしてしまい、危うく寝坊するところだった]
(75) kaisanbutu 2014/11/27(Thu) 11時頃
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[最近、目下、気になるもの。 喫茶店で難しい顔で紙を睨む金色の人。
街の隅、木箱に腰かけてリンゴをかじる第二次成長期真っ盛りの子供のことなんて、多分彼は見えてないだろうけども。
恋しちゃってるのである。 同性の、歳上の、名前も知らない彼に。 だってこんなにドキドキしてる]
んん……。
[しゃり、とみずみずしいリンゴをかじり、街の隅。 喫茶店の中、今日も彼が難しい顔をしてるのを、窓越しに眺める。
こっちを。 見てくれないかな。 そしたら話しかけに行くのに。
臆病な僕はきっかけを求めて、足をぶらぶらさせて。 カミサマカミサマ、どうか彼がこちらを見てくれますように、なんて祈ってみた]
(76) kaisanbutu 2014/11/27(Thu) 11時頃
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[不意の突風。 イタズラな風が、びゅう、と喫茶店の窓から吹き込んで。 彼の睨んでいた紙が舞い上がり、一瞬彼の周りが白くなる。
ふ、と。彼の顔が上げられて]
……あ。
[そう、彼の目の色は、あんな色だったと。 前髪を風に遊ばれることも気にならないほど見惚れながら、まず、そう思った。
視線が合ったのは、ほんの数秒。 その数秒は、臆病な僕の背中を押すには充分で。 食べかけのリンゴ片手に、古びた木箱から腰を上げることができた]
(77) kaisanbutu 2014/11/27(Thu) 11時頃
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――ね、なに書いてるの?
[カミサマ、君って本当に最高だよ!**]
(78) kaisanbutu 2014/11/27(Thu) 11時頃
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[少し高い位置の窓に手をかけて、小さなかけ声と共に体を持ち上げる。 >>85そうして、窓に腕を乗せると、少し足が浮いた代わりに藍錆色が近くなった。 にひ、と笑い、彼の返事を聞く。
口下手なのか、いきなりで驚いてるのか。 彼の話し方は、少しずつ慎重に言葉を置いていく話し方で。 自分とは違うタイプなことは明らかだったが、なぜだか心地いい。
まじまじとその深い色の目を見ながら、へえ、と感嘆の声をあげた。 そうか、彼は小説家だったのか]
僕もまだ月でうさぎと暮らしてたとき、旅をしていたよ。 ねえ、それ読みたいな。そっちに行ってもいい?
[聞きながら、窓に足をかける。 店員に睨まれてるけど、しーらない]
君と話がしたいんだ。だって君ってすごく目が綺麗だし、まつげの角度が素敵なんだもの。
(162) kaisanbutu 2014/11/27(Thu) 23時半頃
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[>>167雄猫のように身軽に、まだ幼いからだを店内に滑り込ませて。リンゴの蜜でぺたぺたの手をズボンで拭う。 それから、月の話をごく自然に受け入れた彼に、ぱっちり瞬きしてちょっと笑った]
ウン。
[木の椅子を引いて、彼の隣に陣取る。 外の木箱よりもずっと座り心地のいい椅子は、陽当たりもよくて気持ちいい。 あったかいから目を細めてたら、彼が店員にメニューを頼んだのは見えたけど。 まさかまさか、奢るつもりとは思いもしない]
本当?おかしいなぁ。
[こんなに綺麗な目をしてるのに。彼の周りの人ってみんな節穴なの? ぱっちり瞬きして小首を傾いで。 それから、彼が集めた白い紙達を指差す]
読んで読んでっ。 僕、あんまり難しい文字は読めないの。
[まるで蜂蜜を塗ったみたいな、甘えた声でねだった]
(174) kaisanbutu 2014/11/28(Fri) 00時半頃
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え、うそ。なんで?いいの?
[>>178目の前に広げられた、なんかこじゃれた感じの手書きのメニュー。 くるくる目をまあるくして、小首を傾げるけども。 じゃあ遠慮なく、と言えるほどもう子供じゃないし、それにいまは彼のことの方が気になってる。
近くで見ると思ったより背が高いな、とか。女の子みたいにいい匂いはしないはずなのに、なんか甘い気がするとか。 筆より重いものなんて持ったことありませんって感じの手を握ってみたいな、とか。 そんなことで胸がいっぱい。
けど折角なので、溢れそうなくらいブルーベリーの乗ったタルトを頼んどいた]
(261) kaisanbutu 2014/11/28(Fri) 22時半頃
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[>>179あらすじを語る彼の声に、僕にしちゃあ珍しく、口を閉じておとなしく聴いていた。 彼のゆっくりした声を聴いていると、なにか普段足りない足りないと思ってた空白が埋められていくようで。 心地よさも感じたし、穏やかな語り口とは裏腹の冒険物語に聞き入りもした。 単純な物語を喜ぶ幼児みたいに、それで?それで?と続きをねだる相槌を時折口にして。
何度目かのそれで?に返ってきた問いかけに、ぱっちり瞬きした]
んん……?どこだろう。 ――ふぁ。
[真面目に考えようとしたとき、頭に触れた軽い感触にまたぱっちり瞬き。
それから、謝罪が聞こえてから、やっと撫でられたんだ!って気が付いた。 優しい重みが離れていくのが惜しくて、つい彼の袖を掴んで]
……もっかい。
[彼の袖をそうっと引いた。 頬がかっかとあつくって、真っ赤なのは自覚しながら 照れた笑いに顔をくしゃりとする]
(263) kaisanbutu 2014/11/28(Fri) 22時半頃
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ね、最後の欠片はどこにあったの? わかんなぁい。教えて。
[問いながら、ふと。
彼の薬指の付け根、指輪よりも太い痣を見付けて。 なぜだか、それを見たとき、ぱっと世界が時を止めた]
(264) kaisanbutu 2014/11/28(Fri) 23時頃
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[ぱちん、と心臓がボタンみたいに弾けて飛んでいった。
どうしてこんなにドキドキしてるんだろう。 世界がきらきらしてて目が潰れる! 暴力的で狂暴で獰猛な感情に押し潰されそうで。
そうっと、そうっと、その痣を愛おしさに任せて撫でるしか出来なかった。 言いたいことはたくさんあるのに、ひとつとして言葉にならないんだもの。
運ばれてきたブルーベリーのタルトは、テーブルに置かれた途端に一粒藍色がこぼれて落ちて。 テーブルに、あいいろのシミを作っていた]
(265) kaisanbutu 2014/11/28(Fri) 23時頃
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[今までこんな気持ちになったことなんてないけどさ。 それでも分かるんだ、彼は。 彼こそが、僕の欲しいものを与えてくれる人なんだって。
髪を掠めるように撫でる手に、くすくすっと笑ってから。 銀のフォークを握り、逃げていくブルーベリーを刺し殺した]
ふうん?
[彼の語る物語の結末。 それを聞きながら、ブルーベリーを噛み砕いて奥歯で擂り潰して甘い汁をじゅくじゅくと絞り出し。
こくん、と食道に送って]
……大事なもの。 捨てなくても、一緒にいられる方法があればよかったのにね?
[フォークを、今度はタルトに突き立てた]
(277) kaisanbutu 2014/11/29(Sat) 00時頃
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[言葉にならない言葉を、指先に込めて。 爪は立てない、つねりもしない。 ただ、その痣をゆっくりなぞり]
うん?
[向けられる視線。 なにか訴えかける目に、小首を傾いだ。
なあに?はっきり言ってくれないとわかんないよ?
なんて、妙に意地悪な言葉を呑み込んで。 手を離すことも、言葉をうまく紡ぐことも出来ないまんま、タルトを食べようとするけども。 こっちもこっちでうまくいかない。固いタルトがフォークでうまく分けられなくて、ぼろぼろになっていく]
(278) kaisanbutu 2014/11/29(Sat) 00時頃
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[やがて、少し時間が空いたあと。 なんだか全部めんどくさくなっちゃって、大きくため息。
やめやめ。あれこれ考えるのには、僕の小さいオツムは向いてないんだもの。 だからもっとシンプルで単純で手っ取り早く。
小綺麗なフォークを置くと、少し崩れたタルトのお尻を掴む。 赤ん坊みたいな手付き、手掴みで持ち上げるタルトは、昼の光にきらきら輝いた。
三角の尖端、刃物みたいに鋭い先]
ねえ。
[脅すみたいに、彼の口元に突き付けてさ]
(279) kaisanbutu 2014/11/29(Sat) 00時頃
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――僕、君のこと好きみたい。 だから、君の名前が、知りたいな。
[にっこり笑ってやったの**]
(280) kaisanbutu 2014/11/29(Sat) 00時頃
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