人狼議事


88 吸血鬼の城 殲滅篇

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――ええ、私と同じように
幸い、あなたの身体はまだ形を保っている
あなたが望み、主が――…


[何か思い出したように口篭り
ゆるゆると小さく首を振る]


主でなくとも、吸血鬼が応えれば
第二の生を、生きられる
あなたが生きたいと望むなら


[良いのかと問うエリアスに肯定の頷きを向けた]


人であった頃と全く同じではないでしょう
血を欲してしまうこともあるでしょう
血を与えた“親”に従うことも必要になるでしょう


[示した選択肢により
変わるだろう事をぽつぽつと語り]


それでももう一度
生きたいと言うなら

――…それはきっと叶う


[傍にいるなら女の声は聞こえているだろう。
エリアスにそういい終えると
今度はラルフへと顔を向ける。

彼は如何思うのだろう、と。
そんな思いをもち、その反応を窺った]


[諭すようなアヴァロン伯の言葉()に逡巡するように俯く。

人であった頃と全く同じではない。
血を欲し、血を与えた親に従う。
それが辛い事なのかは分からない。

人でありたい。
死にたくない、生きていたい。

相反する願いが胸中を渦巻いて苦しい。]

 …私は。

[保身の為に異端審問に突き出そうとした。
すでにこの心は魔女と同じであると、そう思う。
もう汚れているこの身ならば。]

 それでも生きていたいと、そう願ってしまいます。

[罪深い願いに自嘲するようにそっと笑みを洩らした。]


[俯くエリアスに歩み寄り、視線を同じくして]


其れがあなたの願いなら
叶える為に私も力を尽くしましょう


[女はエリアスたち討伐隊に追い詰められ退治された魔性。
それも世の理と何処かで思っていたから咎める気もない。
ただ残してきた者の行く末が心配でそれが未練となっている。
それが消えてしまえば、留まる理由さえ消えるかもしれぬが]


苦しそうな、貌
過去があなたを苛むなら
その過去も取り除いてしまいましょうか


[幼子をあやすかの如く撫でようと
エリアスの頭へと手を伸ばした]


[アヴァロン伯の手が頭に触れ、優しく撫でられているのが分かる。
涙腺が緩みそうになるのを堪える、素直に泣けない程には年をとっていたから。]

 …過去を消す事など出来るのですか?

[過去は生きてきた証でもある。
それを消してしまうのもまた罪深いような気がして。
それでも全てを忘れて新たな生を歩む事が出来るのなら。
それはとても有難い事だと思った。]


[エリアスの言葉の一つ一つが
歩んできた一端を垣間見せるように思う。
姿変わらぬままそれなりの年月を経た女は
艶やかなエリアスの髪を撫で目を細めた]


私は魔女だから
それくらいの魔法は使えてよ?


[主の血を受けた肉体が失われ
血の束縛さえ薄れてしまった女は
此処でない場所では口にしなかった事を
悪戯っぽい口調で告げた]


[悪戯っぽい口調に吊られるように小さく笑い。]

 魔女…そうだったんですか。
 それならそれくらい簡単に出来ますね。
 …ではお願いいたします。

[そう言うとそっと目を閉じる。
神への不敬を詫びるようにロザリオを手に取って口付け。
静かに祈りを捧げると、ロザリオを外して床へと置いた。
それは神への決別の意思の表れであった**]


――…漸くわらった


[今度は嬉しそうににっこりと。
エリアスの小さな笑みに顔を綻ばせる。
髪撫でていた女の手は下ろされて
祈りを捧げる様子を静かに見守った。
ロザリオが床へと置かれると
女はエリアスの額に自らの額を重ねる]


我が名の下、あなたを苛む過去を
地より深き場所に封じる


[術師である女かエリアス当人が望まぬ限り消えぬ呪を
女は朗々と宣し其れを為した**]


[ヘクターに匿われ生きながらえたあの時
彼が与えてくれた領主の肩書きとその地位。
そのお蔭で暮らしに困る事は無かった。
最初の数年は彼の真似事をしながら勉強して
託されたものを守る事だけを考え力を尽くした。

彼がどうなったかは噂で知るのみ。
最期など見ていないから
待っていればひょっこり帰ってきてくれるかもしれない。

そんな淡い期待を抱きながら過ごした]


[いくら待てど大事な主は戻ってこない。
彼の残した言葉を試そうにも
血を捧ぐべき彼の姿がみつからない。
寂しさと恋しさばかりが募る。
眠れぬ夜が続く。

待つことに疲れてしまったあの日。
妹を捜すきょうだいの姿を見掛けた。
二人を城へと引き入れて妹の捜索に人を遣る。
いくら捜しても彼女はみつからない。
みつけられぬ事に落ち込む女を
辛いはずのきょうだいが慰めてくれた。

そうして日毎に二人との距離は縮まる。
二人の存在が共に在る喜びを思い出させてくれた]


[中庭に咲く薔薇を手入れしていた或る日。
一群れの薔薇の棘が無くなっていることに気付く。

ヒューが心配そうに女の手をみていたのは知っていたのに
心配せずとも大丈夫だと彼に伝えそびれてしまっていた。
言えばヒューの行動は変わっていただろうか。
女の代わりに彼の手指が薔薇の棘で傷つかずに済んだろうか。
彼が自分を案じて為した事と思えば何も言えず
傷付いた指先に軟膏を塗り手当てするくらいしか出来ない。

謝るヒューに女は微笑み
手当てしたばかりの騎士の手を優しく両手で包み込んだ]


[ヒューは優しい。
その優しさ故に傍に置く事に不安を感じていた。
傍にいればいつかまた女の為にその身を犠牲にしそうで
自らが傷付くのを厭わず薔薇の棘を折った彼を見詰める。

何処かでそれを感じていたのに
女はヒューを手放せなかった。
騎士として忠節を尽くして呉れる彼の優しさに甘え
女は彼を傍に置き続けた。

今もなお騎士として在り続けるヒュー。
彼の思惑を知らぬまま女は城の奥底にあり続ける**]


【人】 負傷兵 ヒュー

── 大階段 ──

[レオナルドが暗い情熱をたたえた視線を投げて、ヘクターの後を追う。
 まだ目覚める前だったから、ここでどんな交渉がなされたのかは知らない。
 だが、手出しは無用と命じられた。]


 ……。

[階下へと振り返り、大広間に残るふたりを見やる。
 金髪の剣士、修道士。

 彼らを階上へは行かせない、と立ちふさがる。]

(79) 2012/05/02(Wed) 20時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[「私が必ず君を護ってみせる」と、傍らの修道士に約束する金髪の男の姿に、ふつふつと苛立ちを掻き立てられる。
 

 それは、自分が果たせなかったこと。
 側にいながら、むざむざとクラリッサを死なせてしまった。
 その苦しみが狂おしいほどに満ちてくる。


 ならば。

 この男に与えるべき絶望は──定まった。]

(82) 2012/05/02(Wed) 21時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[心臓の位置まで裂けてぶら下がる鎧が邪魔だと、血に染まったシャツごと手で掴んで引き剥ぐ。
 そのまま壁際に投げ捨てた。

 外気に晒された肌は寒さを覚えることもなく、どこか鉱石めいて無機質に白い。
 自分の躯ではないように感じたが、いずれ慣れるだろうと漠然と思った。]

(83) 2012/05/02(Wed) 21時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 
  …剣を。


[呟きながら右の手首に指爪を添え、鋭利なそのエッジで細く脈を開いて血を導く。
 先ほどヘクターがそうするのを見た、その模倣だが、使ったのは闇ではなく血。
 ヒューの躯に注がれた、闇の力をふんだんに含んだヴァンパイア・ロードの血はヒューの意志のままに武器を形づくる。
 ガーネットにも似た深紅の波刃剣が、しっくりと手に馴染んだ。


 それを心地よいと感じたのは剣士としてか、魔としての性か。]

(84) 2012/05/02(Wed) 21時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[戦いの支度を整え、まずは小手調べとばかりに、「竜の牙」を握り込んで血を与え、大広間へとバラ蒔く。


 地に触れるや生じるのは、レオナルドが警告したとおり骨の兵士たち。
 だが、その色は風雨にさらされた骨の色ではなく──澱む紅をしている。
 強く魔の気を帯びた血塗れの竜牙兵だった。


 死者のレギオンは生ける者を弑さんと突進する。*]

(85) 2012/05/02(Wed) 21時頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2012/05/02(Wed) 21時頃


【人】 負傷兵 ヒュー

 またそれを言うか。


[いまだ自分が吸血鬼である自覚のないヒューは、ムパムピスの言葉(>>91)に暗い衝動を高める。
 クラリッサを魔物と断罪し、今また神の名のもとに困難を退けんとするその信念。

 どこか似た者同士であることは気づかぬまま。]

(103) 2012/05/02(Wed) 22時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[死者を神の元へ帰す祈り(ターン・アンデッド)を唱えるムパムピスの声に、感情など死に絶えたはずの竜牙兵たちがおののく。

 そして、弾けた光の束に捕まった竜牙兵たちが脆くも崩壊するのを見れば、ムパムピスの信仰の力は本物だと認めざるを得なかった。

 いくら竜牙兵を呼び出したところで、ムパムピスに触れることすらできずに一掃されるだろう。]

(114) 2012/05/02(Wed) 22時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[ならば、自分が斬るまでのことと、下段に剣を構えたヒューの行く手には金髪の剣士が立っている。

 そのたたずまい、相当、場数を踏んでいると見た。]

(120) 2012/05/02(Wed) 22時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[金髪の剣士と対峙しつつも、視界の端に、修道士の動きは捕えている。

 彼がラルフに被せていた白布を引き剥がしたのは見ていたが、さして脅威とはみなしていなかった。

 むしろ、床に溢れたラルフの血の匂いに惹かれる。]
 

(126) 2012/05/02(Wed) 22時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[祈りに触れてすでに攻撃本能を失っていた竜牙兵が、浄化の炎に包まれる。
 思わず左腕をかざして目を守ったのは、その光があまりに強く感じられたから。

  言い知れぬ嫌悪感が募る。


 瞬間、金髪の剣士の一撃が風を裂いて飛んで来た。
 その刃は聖別されたものであったか?]

(135) 2012/05/02(Wed) 23時頃

[女は魔法に長けていた。
元々そのような力を有する家系だった。
占いをし、薬草を扱い、魔法を扱い怪我や病を癒す。
ヒューが白い魔法と称したように白魔女とも呼ばれる系譜。
魔女狩りにあわずに済んでいたのは
必要とされた時にしかその力を使わなかったから。
もう一つの理由は害無き白魔女よりも
この地の民は吸血鬼と噂される領主の方をおそれたから]


[常に身につけていた紅玉も
占いに使う道具のひとつで。
師ともいえる祖母から譲り受けたもの。

今は手元に無き品。
ずっと大事にしてきたものなのに
手の届く場所になく
何処にあるかも知れない。
触れられぬことを少しだけ心細く思う]


【人】 負傷兵 ヒュー

[初撃から首筋を狙ってくる相手。
 充分な勢いの乗った攻撃だった。
 
 身を引いても間に合わない。
 とっさに判断すると、かざした左腕の篭手で剣を受け、流す。
 
 
  が、予想外の白い痺れが腕を貫いた。]


  ──… っ ?!
 

(143) 2012/05/02(Wed) 23時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[それでも、動きを止めるわけにはいかなかった。
 斬られたくなければ。 

 そのまま、深く礼をするように上体を折ってもんどりを打つと、踵落としに男の肩を狙う。]

(144) 2012/05/02(Wed) 23時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[手応えはあった。

 踵落としの大技から死に態となった身体を横に転がして素早く立ち上がり、距離をとる。
 その左手は肘から先が禍々しい闇に染まり、痺れていた。]

  
  …穢れ …だと

[自分の肉体から血を抜き取った後、傷を塞いだヘクターの力がなんであったのか、ようやく合点がいった。]

(151) 2012/05/02(Wed) 23時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 
ああ、
  この城に、吸血鬼は──

  

          確かに 居たんだな。

[薄く唇を引いて、笑む。]

(152) 2012/05/02(Wed) 23時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[金髪の男が投げた木片──聖属性のそれが、今は明らかに凶器に見える。

 大きくステップを踏んで飛び退った。
 そのまま、じりじりと距離を稼ぐ。

 ただし、剣士が追撃を諦めるほどにではなく。
 

   巧妙に、修道士と彼を引き離すべく誘う。]

(161) 2012/05/03(Thu) 00時頃

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注目:ヒュー 解除する

生存者
(5人 45促)

ヒュー
42回 注目

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