36 森の中の小さな村【言い換え無し】
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
ホリーは、スティーブン先生おかえりなさーい!
hinaki 2010/11/23(Tue) 23時頃
|
[ゆらりゆらり。 焔の向こう、揺らぐ熱気の中に揺らぐ少女の姿。
瞑目すれば、蘇るのは―――]
(6) hinaki 2010/11/24(Wed) 21時半頃
|
|
―数ヶ月前― [日曜の礼拝を終えると、聖書を胸に抱いた少女は司祭のいる祭壇の元へと小走りで駆けよる。 息を弾ませ、頬を紅潮させた少女は、うっとりとした表情で話し始めた]
司祭様、今日のお話もとても素晴らしかったです。 『愛は神より出ず。 およそ愛ある者は、神より生まれ、神を知るなり。 愛なき者は、神を知らず、神は愛なればなり。』 私が今パパやママやお兄ちゃんや、皆に愛されて幸せなのは、神様がいて、イエス様が其れをお教え下さったからなのですね。
ふふ、素敵!
(9) hinaki 2010/11/24(Wed) 21時半頃
|
|
[それから、少しもじもじとした様子で黙った後。]
あのね…司祭様!私、修道女になろうと思ってるんです。 司祭様と、教会でお教えを広めるお手伝いをしたいの。
かまいませんか?
[屈託ない笑顔で小さく首を傾げ、少女は司祭にそう告げた。]
(10) hinaki 2010/11/24(Wed) 21時半頃
|
|
―数日前― [村で始まった惨劇は、家にいるように、何も知らなくていいと言われた少女には、どこか現実味のない出来事だった。
ただ―――葬儀で見た、自分と同じ顔をした兄の死体は、顔だけは無傷だったせいもあり、随分と不気味だった]
………神様の御許にいくだけだもの、寂しくなんかないわ
[少女は、再び、決意を深める。 死んだと聴いている人たちのことも、兄の事も。 修道女となり、自分が弔うのだと―――]
(11) hinaki 2010/11/24(Wed) 21時半頃
|
|
―一昨日の夜― 先生…?ええ、はい、なんでしょう。
[夜中に揺すり起こされ、話があると呼ばれたのは何時だったか。 森の獣の仕業かもしれない、という自分の主張に唯一同調してくれた医師を疑うこともせず、集会場の裏手へとついて行く。]
……先生?
[しかし、ぴたりと歩みを止めて振り返ったスティーブンの姿は、人の其れではなかった。]
ひっ!?
[咄嗟に、キッチンナイフを掴んで引き抜き、覚束ない手で振りまわした、が、それは衣服を数枚裂いたのみで、悲鳴を上げる間もなく喉を一文字に裂かれた。
闇夜に、圧を受けてブシュウと噴き出す鮮血の紅―――]
(12) hinaki 2010/11/24(Wed) 22時頃
|
|
[激しい痛み―――抜けて行く血液―――冷えて行く体温―――その全てが恐怖でしかなかった。
嫌、嫌、死にたくない、死ぬのは嫌!!
しかし、急激に薄れて行く意識はそれすらも飲み込み、闇へと落ちる。 人狼にしてみれば、悲鳴をあげさせないのは重要だろう、少女は命乞いをする間すらなく―――生きたいと泣き叫ぶ暇すら与えられず、絶命した。
生きながら臓腑を喰い荒される感触を感じることが無かったのは、獣らしい慈悲深い狩りといえるのかもしれない*]
(13) hinaki 2010/11/24(Wed) 22時頃
|
|
―現在― [既に焔は消え、焼け落ちた診療所の黒煙くすぶる中に少女は揺らいでいた。
―――私が皆を弔うの。
その意思通り、彼女は死して尚此処にとどまり続けるのだろう。 生き残った僅か3人となった、彼女が愛した村の人々の行く末を見届けて―――…**]
(14) hinaki 2010/11/24(Wed) 22時頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る