2 宙を旅する船で
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ヤンファ、この艦の不具合はあんたが来る前からだ。 原因は解らないから家に帰るのはまだ先になりそうだな…。
! …ラッシードさんとワレンチナさんが…消えた??
(0) 2010/02/23(Tue) 23時頃
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…ちっ。
やれやれ、通信機器が使えねーんじゃ話になんねーな。
[気がつけば、見知らぬ世界に佇んでいた。
元々システムが異常を出していた通信機に頼るのも問題だったのだが、人間、一縷の希望を託すのは手許にある物、つまり直ぐにでもすがれる藁なのである]
アナログ通信ですら通じねー。
通信機自体がいかれちまった…のかも知れねーが。
オレが精神病にでもなってねー限りは…
…ま。考えても仕方ねー話か。
生憎、オブラートは持ってないわね。
[ぷつり、そこで記憶は途切れる――]
[足元を見下ろす]
ちゅう。
[ひと鳴きして、顔を少しほころばせた。
“ネズミの時間”で忙しなく動きまわる、小さなちいさなイキモノを目で追う]
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[2人が居たはずの場所を調べると、そこにはビスケットの食べかすと、殺菌スプレーの水滴しか残ってはいなかった]
消えたとしか言いようが無いな… でもどうやって?
艦長が消えたのと何か関係があるんだろうか。
[考えると背筋がぞっとして、両手で両腕を押さえた]
(5) 2010/02/23(Tue) 23時半頃
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やれやれ、ジパングでは神隠しとか言うンだっけか?
実はホログラフィとか、夢だとか。
そう言うオチだと良いんだが。
[ちゅう。小さな鳴き声に、頭をガリガリと掻いた]
ネズミと頭の中の消しゴムの話もあったか。そういや。
[両手でアシモフを掬い上げ、一歩二歩と進む。
独りごちるラッシードの姿が見えると、その背中へ微笑みかけた]
アルジャーノンはいないわよ?
[ネズミの背中を撫ぜると、そこには微かな*ベタつき*]
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[急に怯えて走り去ったヤンファに気付き]
ヤンファ? おい、待て、何をするつもりだ!? 待てー!
[しばらく追いかけてみたが、追いつくどころか見失ってしまい、 とぼとぼと元の場所へ戻った**]
(9) 2010/02/24(Wed) 00時半頃
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どうやら、頭の中の消しゴムもねーみてぇだ。
[聞こえた声に振り返れば、フン、と小さく笑った*]
そーじゃなけりゃ、笑い方を忘れた人間が笑うわけねーからな。
笑っているように見えたとして、それが錯覚ではないと断言出来る?
[手の中のネズミは、瞬きの間に白い鳩へと姿を変えた]
守れなかったのかしら。
あたしは、留守を。
[いつもの表情に戻り、鳥の飛び立った先に広がる青空を*見上げた*]
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あーもー、面倒くせーけど勝手な事されても困るし。
[通信士の席に座り、ヘッドセットを装着した。 艦内通信で全体に聞こえるようにして話す]
おいヤンファ、何考えてんだか知らねーけど、戻って来い! 30分以内に戻って来ねーとここ以外の電気と空気止めるぞ!
[それだけ言うと通信のスイッチを切った]
(11) 2010/02/24(Wed) 22時頃
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[エスペラントとは反対側からキリシマの見ている画面を覗いた]
以前にも同じような事件があったんですか。 その時は最後…どうなったんです?
(14) 2010/02/24(Wed) 22時半頃
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保安技師 ナユタは、確かにヤンファの話を聞いてなければ、三流のホラー小説なだと思った。
2010/02/24(Wed) 22時半頃
保安技師 ナユタは、哲学者 エスペラントはどこからスパム缶を出したんだろう?と思いつつも、礼を言った。
2010/02/24(Wed) 22時半頃
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