70 領土を守る果て
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俺は酒屋だと言ったろう? まぁ、治安警察はお得意様だがな。
[...は不意に構えを解き、棒を下げた。]
守る者も居場所もない、だと? 森にある工房が、お前の居場所ではないと言うのか? 先ほど一緒にいた女たちは、お前にとって守る価値はないのか? 国王陛下の慈悲によって、お前はこのアンゼルバイヤ王国に居場所を与えられておるのだ…それを忘れるな。 自分の居場所は自分で守ったらどうだ? お前には、それだけの力がある。 我が国は今、未曾有の危機を迎えようとしておる…そんな折に力ある者が、世捨て人を気取って隠棲などと、俺には許せんのだ。 国を守れ、などと大層な事は言わん…自分の居場所と、自分に近しい人間の身を守るために、少しは骨を折ってみろ。
(7) 2011/11/07(Mon) 01時半頃
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[...は棒を捨て、ポケットから取り出した金属片を、ヴェスパタインに投じた。梟と鈴蘭をレリーフした白銀の襟章…治安警察の一員たる証しである。]
面白くはなかろう…だが、イヤとは言わさん。 お前には便宜的に、俺の下についてもらう。 不審者として身柄を拘束されるよりは、酒屋の使いっ走りのほうがまだマシだろう? 安心せい、お前を顎で使おうなどと、俺は思っとらん。 お前はお前の好きにして構わん…だが、お前がこのアンゼルバイヤの平和を脅かす輩を見つけたら、躊躇なく斬れ。 ケツは俺が持ってやる…酒屋の親爺が、な。
[...はヴェスパタインに、ニヤリと笑って*立ち去った*]
(8) 2011/11/07(Mon) 01時半頃
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−ゴドウィン酒店−
[脇腹の古疵がヒリヒリ痛む。微かなその疼痛が、...に戦火の臭いを告げている。得てして、悪い予感ほど当たるものだ。]
血の臭いも忘れたような、将軍とは名ばかりの能無しどもに、この状況下での適切な采配など、全く期待できん。 やれやれ…億劫だが、また王宮に顔を出さねばなるまいな。 何より、陛下と殿下の御身が気がかりである。
[...は、正装に着替えようとしたが、やめた。今は有事である。普段着の上に、制服の上衣のみを引っかけ、...は王宮へ向けて馬を駆った。]
(108) 2011/11/07(Mon) 21時半頃
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−王宮・会議室−
[侍従の一人に案内され、会議室へ入る…コリーンが王を難詰する声は、...の耳にも届いていた。]
控えよ、アキューリアス少佐。 貴官の言い条は道理なれども、御前である。
何ぶんとも、陛下は仁君にあらせられる…下々の者にまで、分け隔てなく慈しみを注がれ、諍いを好まれず、軍備増強にもご熱心ではない。 貴官が今、陛下に申し上げたような事は、このゴドウィン、何度となくお耳に入れておる…然れども、陛下がお取り上げにならぬ以上、臣として御意に背くわけにも参らぬ。 密偵の侵入を許したのも、軍上層部が腑抜けになっておるのも、長年にわたり陛下のお側近くにお仕えしておる、私の罪でもある…アキューリアスよ、許せ。 そして、左様な繰り言を、陛下に言上すべき状況でもなかろう。 密偵は間違いなく、我が臣民の中に紛れておろう…国境付近を徘徊しておる兵力と併せ、密偵に対し如何に対処するか、貴官もそれを考えよ。
[王との過去のやり取りを思い起こせば、どうしても言葉に皮肉が混じる…しかし自分は、臣としての責務を果たさねばならない。]
(113) 2011/11/07(Mon) 22時頃
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[会議室を立ち去る王の背を無言で見送ると、...はコリーンに向かって、自嘲とも苦笑ともつかない表情を向けた。]
手のかかる御方よ…故にこそ、愛おしくもあるのだがな。 されど、我が国の行く末を思えば…カルヴィン殿下の世が、一日も早く訪れる事を、願わずにはいられぬのよ。
おっと、口が滑ったわい…忘れてくれ、少佐よ。 もし私以外の何者かが、左様な事を申せば。 私は躊躇なく、その者の首を飛ばしておるだろうな。
(122) 2011/11/07(Mon) 22時半頃
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ゴドウィンは、ワットがちょっと気の毒になってきた…だが私は自重しない←
2011/11/07(Mon) 22時半頃
ゴドウィンは、同じくイアン待ちなう
2011/11/07(Mon) 23時頃
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−王宮−
[...は、イアンの声を聞きつけ、出迎える。]
おぉ、パーカー大尉か。 残念ながら、陛下は既に御寝あそばしておる。 報告なら、私が…
[イアンの頬の傷、手にした矢に気づき、]
その矢は何だ? かすり傷だが負傷もしておるな。 何があったか報告してもらえるか?
(161) 2011/11/08(Tue) 00時頃
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[イアンが差し出した矢を受け取れば、そこには紛れもない隣国アウストの紋章。]
・・・正式な宣戦布告があったとは聞かぬ。 にも関わらず、ぬけぬけと斯様なものを? 通常ならば、第三国による謀略の可能性を考慮せねばならぬのだろうが、今回にかぎっては、それには及ぶまい。 大義が自国にありと盲信する、アウストの共和主義者らしい遣り口だからな…礼も恥も知らぬ輩どもよ!
貴官に、大事がなくて何よりだった。
(167) 2011/11/08(Tue) 00時半頃
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それから、パーカー大尉。 昨日、問われた事について、あらためて説明しておこう。
治安警察は、兵ではない…あくまで影の存在よ。 影に生き、影に死する事を、私の部下はみな承知している。
・・・あの男は、既に手の施しようがなかった。 瀕死の身で、報告に戻った部下に対して、私が示してやれる唯一の慈悲は、この手で一刻も早く楽にしてやる事だけなのだ。
正規軍に身を置く、貴官には理解できぬかも知れぬがな。 我ら治安警察のシンボルは、梟と鈴蘭。 我が身を梟に…夜の闇に舞う猛禽になぞらえ、心に鈴蘭を掲げ、闇に生き、闇に死ぬ。それが我が隊の心意気よ。 ちなみに「純粋」が、鈴蘭の花言葉だ。 純粋な愛国心を抱き、夜を見張る梟として任務を全うするのが、治安警察の矜持…生きるも死ぬも、明るい場所での栄光とは無縁なのだ。
(170) 2011/11/08(Tue) 00時半頃
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[...は、イアンの言葉に嘆息し、]
なるほど、私は医師ではないが。 助かる見込みがあるかないかぐらいは、心得ておるつもりだよ。
貴官とて、一隊を預かる身であろう? 仮にも武官たるものが、生死にそこまで心を動かしてどうする。 敵を殺すのが武官の仕事ぞ? そして戦ともなれば、否応なく味方もバタバタと死ぬのだ。
[冷厳と言い放った後、...の目に、今は亡き友の遺児に対する感情が、仄かに浮かび上がる。]
武技には練達しておるようだが、肝が据わっとらんな。 今日は、実戦を経験してきたのだろう? お前の父は、聞こえた勇者だった。 父の名を辱めぬようイアン、お前も精進する事だ。 陛下とて、お前の働きに期待しておられる。
(187) 2011/11/08(Tue) 01時半頃
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貴官が納得したのどうかは知らぬが。 ひとまずこの話は終わりだ、パーカー大尉。
アウストの侵攻にどう対応するか、コリーン・アキューリアス少佐と打ち合わせておけ…畏くも、陛下おん自らの仰せである。
私か? 私は私で忙しいさ。
[...は、イアンに背を向け*立ち去った*]
(191) 2011/11/08(Tue) 01時半頃
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−王宮−
[治安警察専用の執務室。配下から届けられた、膨大な報告書に、ようやく目を通し終えた...は、こめかみを揉みほぐしつつ立ち上がった。]
この程度の書見で目が疲れるとは…俺も歳だな。 さて、報告書の確認は終わった。 これ以上、ここにいても仕方がないな。 ともかく街へ出て、人と交わる事だ…どんな拍子に、密偵や売国奴の尻尾を掴めるか、分かったものではないのだしな。
[...が席を立つと、近侍していた配下が動く。護衛するつもりだろうか、...の後を追おうとするのを制して、]
無用にせよ…俺を誰だと思っている? 俺の身辺を気遣う暇があったら、お前たちもアウストの間者や、手引きする売国奴の洗い出しに全力を注げ。
[そう言い捨てると、...は執務室を*後にした*]
(379) 2011/11/09(Wed) 01時頃
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−国境付近−
[...は崖の上の茂みから、眼下の平野部に展開した、アウスト人たちの陣営を観察している。]
陣形、などと呼べるものではない。 騎兵の精鋭が、100騎もあれば容易く蹴散らせよう。
しかし敵め、士気だけは手に余るほどに充溢しておる。 そも我が軍には、目下「精鋭」と呼べる部隊がない。 実戦を知らぬ、士気も低迷したお飾りの正規兵どもでは、敵のあの勢いに、とても太刀打ちできまいな。 この場は何とか睨み合いの状態を維持し、外患よりもまずは内憂から、優先的に排除を試みるのが上策か…!
[...は、暗鬱な表情で馬を返した。]
(518) 2011/11/09(Wed) 22時頃
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−共同墓地−
[...は国境からの帰路、共同墓地へ立ち寄った。ヨーランダの姿を認めると、屈託のない笑顔を向けて馬から降りた。]
よぉ、ヨーランダ君! 俺か? ちょっと遠乗りの帰りなんだわ。
先日は、いきなり面倒を押しつけてスマンかったね〜。 店へ請求に来るかと思ったんだけど、キミ来ないからさぁ。 忘れんウチに、払っとこうと思って寄ったのよ。 何ぶん、歳とともに物忘れが酷くなってね。
これだけあれば足りるかい? それと…こっちは俺個人からのサービス。 無理を聞いてもらった御礼だね。
[...は埋葬の手間賃としてはやや過分な金貨とともに、手荷物から高級酒のミニボトルを取り出し、ヨーランダに手渡した。]
(520) 2011/11/09(Wed) 22時頃
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[>>522ヨーランダの言葉に、頭をポリポリ掻いて]
あ、何回か店へ来てもらった? そりゃ悪かったねぇ…って事は、酒を持ってきて正解だったな!
[...は、ヨーランダから手渡された鈴蘭を返し、苦笑しながら首を横に振った。]
うん、アイツ、ちょっと知ってる兵隊。 初めての墓参りがこのヒゲ面じゃ、アイツも浮かばれないだろうから…せっかくだけどコレは要らないや。 たぶん近いうちに、アイツの嫁さんが子供抱いて来ると思うから、その時にはよくしてやっとくれ?
(530) 2011/11/09(Wed) 22時半頃
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[>>525ソフィアの言葉に、ぶんぶん首を振って、]
儲かってないよッ! 酒屋のおっちゃん、ちっとも儲かってないよッ! ウチで雇ってもいいけど、給料安いよ?
いや、馬はさぁ…おっちゃんの唯一の贅沢だから。 この歳で、嫁さんも子供もいないんだし、このくらいの道楽は、許されてもいいんじゃないかなぁ?
っつか、ヨーランダ君がオバケなんて言うから。 おっさん、柄にもなく怖くなってきちゃったよ〜。 ってなワケでおっさん、オバケが出るまでに帰る。 ソフィアちゃんも、早く帰ったほうがいいよ〜!
何か最近物騒だからね、この国。
[...は二人に別れを告げ、再び馬上の人となった。]
(534) 2011/11/09(Wed) 22時半頃
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