人狼議事


52 薔薇恋獄

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視点:


メモを貼った。


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メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 奏者 セシル

 ――……ぅッ

[そして、見守っていた。見守っていて、
 見ていた中、

 珀の姿が、耀の手の中から消える。]

 ――……ぁ

[さすがに、まともに見た後は、目を丸くして…。]

(3) 2011/05/21(Sat) 00時頃

[初めは、そっと重ねる程度。
 そのうちにもう少し、もっと、とばかりに深めていった。

 ……暫くしてから、唇を離して]

 ん、……疲れてると、嫌な夢も見る。

[対して、自分が見た夢は呑気なものだった。
 淡い薔薇が色づく優しくて穏やかで暖かい夢。
 その中で、まるで貴族の子息みたいに、召使に傅かれて夕食の用意だとか言われて……]

 ……あれ?

[夢だったのか、うつつだったのか、急によく解らなくなって。
 瞬いて、ふいに扉の方を向いた。]


メモを貼った。


メモを貼った。


奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/05/21(Sat) 00時半頃


メモを貼った。


[求め合ったのは、どちらが積極的だったか。離れようとすれば、離さないとばかりもっと、と深く。お互いそうして、絡み合う。
 離れるまでは、何度そうして触れ合ったのか、もうわからなくなっていた。]

[くちづけにぼうっとする思考のどこかで、あれ、と声を聞いた気がした。]

――どうした?

[視線を向ける先、同じく視線を向けながら。掛ける声は、先程の夢のあとよりも落ち着いて、常ごろの響きを取り戻し始めていた。]


【人】 奏者 セシル

[どれくらいの時間が流れただろう。
 はっと思考を蘇らせる。]

 くっ……
 ――………甲斐……今のも、
 そいつが、攫ったのか?

[まずは甲斐に問う。
 甲斐はどんな様子だろうか。いずれにせよ、まだ無事な生徒は、戻さなくてはならない。]

(22) 2011/05/21(Sat) 00時半頃


 や、なんか……。

[つい先ほどまでの恍惚も抜けた顔。
 最初はどこかきょとりとした様子でもあったが、いつも通りの哲人の声を聞いて、少ししゃんとし始めてもいた。]

 ばんごはんー、とか呼ばれてたような。
 確か、いつか、えっと……。

[その記憶の中の声の声色を思い出せない。
 思い出せないが故に、ある一つの考えに至った。
 居なくなっていた誰かが来たのでは、と。]

 ……皆、居る。
 行こ、テツ。


呼ばれてた?

[まるきり記憶になくて、こちらもきょとんと疑問符をつけて繰り返す。
 けれど、それが本当なら、ありがたいとも思えた。腹は減っていたし、何より誰かいる確証。
 艶めいた時間よりもそれを優先しまうのは、色気のないことではあったが重要なことにも思えて。]

行ってみっか。


―― おそらくは、元の自室に近い部屋 ――

 ……ん、……?

[やわらかな布が、首筋を擽っていく感触。
優しくてこそばゆいそれに、ふ、と目を開ける]

『おめざめに なられましたか』

[表情の無い顔。清潔感のある、質素に整えられた髪と服装。
問う間も、丁寧な手つきは止まらず。

ぼろぼろになって、赤い染みの散らばる自分のシャツが、丁寧に畳まれているのを見つければ、彼女が傷口を清めてくれているのだと、気づく]


 ……もしかして、日向の同僚?

[喉が掠れて、うまく声が出せない。
当たり前か。雨の中、2度も力尽きるまで外でうろうろしていたのだから。
普段の自己管理はしっかりしているとはいえ、風邪のひとつやふたつ、ひいても仕方が無い]

『ここでの すべての おせわを。
どうか ごゆるりと おまちください』

[お待ち下さい?
妙な言葉だと思ったけれど、問い返すために喉を振り絞る気力が、眠気と共に消えていき]

 …… 日向。 まってる、から。

[呟いたのは、どちらの名か。
拭われる優しさに誘われるまま、また目蓋を閉じた*]


【人】 奏者 セシル

 うん、ともかく、戻るぞ。

[甲斐の珀への叫び、耀の放心した様子に、苦々しく眉を寄せながらも、
 強くなる雨に、言葉を吐き出した。]

 耀を運ばないと…。

[ちらと甲斐をそこで見るが、甲斐の手は耀には伸びない。それが、また、眉を寄せる原因となったけど…。]

 耀、立とうか?

[そして、耀に声をかける。
 反応がなくても、立ち上がらせようと試みる。]
 

(40) 2011/05/21(Sat) 01時頃

[うん、と哲人に頷いて、ゆっくりとベッドから下りた。
 それから、彼の手にそっと片手を差し出して。

 そして、廊下への扉を開けると――知らない人がいた。]

 えっ

[待ち伏せのようにも見えて、ぎょっとした。
 もしかしたら、一度呼んでからずっとここで待っていたのかもしれない。]

 あ……えっと、すみま、せん。
 おどろいて、しまって。

[召使然とした人――といっても召使さんは雇ったことなかったから、実際どうなのかは良く解らないけれど――はただ、大広間で夕食の用意ができている旨を述べて、案内するように歩き始めた。
 まるで自分たちを客人のように扱っているような感じを受けた。]



 ……テツ。
 今の人、見た覚え、ある?

[彼にだけ聞こえるように、囁いた。
 自分でもいつだったか、屋敷のお手伝いさんの姿は見かけた覚えがあったのだが、その人物とは別人に見えたのだった。]


[差し出された手を、迷わずとる。つい先程まで立場が逆だったように思えて、口角だけで笑った。]

――っ、わ、

[けれど、その笑みも扉を開けた先の人物を見て、消えた。
 目を丸くして、一歩後ずさる。]

[うまく言葉を口にできないでいれば、目の前の人物は夕食の支度ができているのだと、そう恭しく告げて、先導するように歩き出す。]

行、くか?

[隣の蓮端にそう伺った。]


[返ったのは、おそらくYesだったか。追いながら、問われたなら首を振った。
 知ってるやつなら驚いたりしない。知らないやつだからこそ、案内に従うかどうかまで決めあぐねたのだ。]


【人】 奏者 セシル

 ――……

[>>44 耀は反応しない。だけど、そのままにはしておけない。
 その小柄な身体、何とか肩に手を回して…。]

 甲斐……

[>>46そんな耀にあえぐような声で問いかけをする甲斐につきり、何か痛んだ。]

 手伝ってくれ。

[でも、どうしようもなく、そう甲斐に告げた。
 そして、耀を二人で抱え、屋敷に戻っていく。]

 ――……

[そして、屋敷に辿りついたら、いるものに助けを求めるだろう。]

(50) 2011/05/21(Sat) 01時半頃

【人】 奏者 セシル

 ――……文先生……みんな、
 さっき、




                 珀が消えた。

[駆けつけてくれようとする面子が外に出る前に、玄関にはたどり着いただろう。
 そして、青い顔で、そう、告げる。]

(52) 2011/05/21(Sat) 01時半頃

[促される先。歩いていく道のりも、別荘と変わらない。
 階段を下りて、大広間に向かっていく。
 ただ、一番違う、のは。]

――大須!

[そこにいた、人物。]


【人】 奏者 セシル

[屋敷につけば、まずは耀を出てきた面子には頼む。
 力なく、そして、放心している耀…。]

 甲斐…お前は大丈夫か……って

[そうでも、あきらかに大丈夫ではなさそうだった。
 甲斐の腕は掴み…受け取ったタオルで、ガスガスとその頭を拭く。]

 耀、頼みます。

[そして、茫然とする甲斐を連れて、風呂、と面子には告げた。**]

(62) 2011/05/21(Sat) 01時半頃

[突然のその人物の登場に、色々と頭が真っ白になっていたらしい。
 その時の哲人の反応に気を配れていれば、問うまでもない問いを掛けることはなかっただろう。]

 …………。

[哲人に、いまいち不安げな様子で頷いた。
 それから此方の問いに、彼が首を振るのが見えれば。
 ……かいだん。ゆうれい。頭の中に浮かぶ単語。]

 だいじょうぶ。たぶん。たぶ、ん。

[手を握る力を強めながら、大広間の方へと促した。]


[それから、辿り着いた先で、その人の姿を見ることとなった。]

 カツくん! ……良かった、居た。

[哲人が彼の名を呼んだ後、続けるように、声を掛けた。
 そして、いま一度広間の中を見渡して……]

 ……他の皆、は?

[別の部屋に傷を負った楓馬の姿があることに気づくこともなく。
 克希からの返答は、わからない、というものだっただろう。]


[他の皆、に対して、わからない、という返答。
 嫌な予感、がする。
 目の前の行方不明者の発見にも、素直に喜ぶことはできない。]

それでも、お前がいて、よかった。
いなくなったって、大騒ぎしてたから。早めに戻れよ。
何か、知ってるか。

[そう聞けば、大須は首を振るばかりだろう。
 口を開いたなら、ここから出ることができないこと、自分も気づいたらここにいた、などと、話してくれたか。]


どう、いう、ことだよ。

[気づいたらここにいた、出られない。嫌な予感がはっきりとした形を成してくる気がして、声が少し、震えた。
 目の前には、夕食が奇麗にセッティングされて、並べられている。それが、一年生の作った夕食でないことは、見て取れて。]

ここ、おかしくねえか……



 ……何、それ。

[出られない。気が付いたらここに。
 そんな返答に、唖然とした。
 けれど目の前の克希は、それなりに楽しくは過ごしているようにも自分には見えて。
 ……そのことが、どこか怖れに近いものを感じさせもした。

 ちら、と哲人の方を眺めた。]

 絶対、おかしい。
 おれたち……絶対、おかしいことになってる。

[記憶が過る。「気を付けて」と後輩に言われた時の事。]
[それから、目の前の夕食……誰が作ったのかも知れない夕餉に、視線を落として]

 ……うん。とりあえず、食べよ。

[でないと普通に倒れそうな気もしたから、不安ながらも、そう哲人に促した。]


[ぞくり。ぞくり。這い上がる、悪寒に似た恐怖。
 確信じみたものが沸き起こるのに、それを認めたくない自分がいる。]

おか、しい、よな。
絶対、おかしい。

[あれだけ探していなかった大須がここにいて。]

[知らない誰かに案内をされて。]

[夕食が出来ているのに、他に誰もいなくて。]

[それでも、食べよ、と促されれば、空腹に身体は負ける。
 たっぷり間を空けてから、ひとつ頷いて、椅子に座る。]


[哲人が席に着けば、自分の椅子も其方に寄せた。
 ぴったり、といって差し支えない程度に。
 克希がこの行動をどう捉えたかまで気にするだけの余裕は、今のところなかった。

 きっと普通の場所で食べれば、とても美味な夕食なのだろう。けれど今の状況の不可解さのせいで、素直においしいと感じることはできなかった。
 とりあえず、空腹が癒せれば、それで良い。良い……。

 夕食が一段落するまでの間でも、邪魔にならない程度に、そっと、哲人の方に肩を寄せたりもした。]


[椅子が、寄る。
 そちらから寄ってこなければ、自分が寄せるつもりだったくらいだ、疑問を持つこともなく、受け入れる。
 大須に見られてもいい。このまま自分たちが、ここを出られる保障はない。ならば隠し通す必要さえ、ないように思った。]

[口にした夕食は、ひどく味気なく感じる。
 きっと、味は悪くないのだろうが。それを美味しいとは感じられない。
 恐怖と、不安と、それから胃が空すぎて、口に運ぶ手はじれったいほどに遅かっただろう。
 それでもどうにか、胃に物を入れ終えて。
 時折肩に感じる重みに、ほんの少しの安堵を覚えた。]

[もしも、もしもこの予感が本当なら。
 最低でも俺たちは、離れなくて済む。]


夕輝。

[今度は、虚ろにではなくはっきりと名を呼んで。
 大須には聞こえるか聞こえないか、蓮端を見やる。]

予測でしか、ねえけど。
俺の予感が当たってる、なら、

[その先を紡ぐ勇気が、出ない。
 離れなくて済むんだと、思ったのに。なのに、それを現実と認めたくない理性が、言葉を留めた。]


メモを貼った。


[ひとまず、無事に食べ終わることができた。
 今のところ吐き気がずるとか呪われたとかそういう自覚はないので、たぶん大丈夫……ということに、しておいた。

 頭の中でぐるぐる回る、あれから今までに見聞きした「おかしい」もの。
 哲人と違って、何かの予感を得られた、という訳ではない。
 不安定な思考の中、それでも一つ確かに変わらないのは。
 ただ、一緒に居たい、というその思い。]


 ……テツ?

[そんな中で、確かな声で名前を呼ばれた。
 そして、予測、と。予感、と。けれどその言葉は途中で切れてしまって。
 ……彼の淡翠の瞳に、自分のそれを、真っ直ぐに合わせながら。一つ間を置いて、その続きを促した。]

 当たってるなら、何?


メモを貼った。


[目が合う。自分の薄い色とは対照的に、濃い色の瞳は不安ごと吸い込まれていくような、気がして。
 促されて、こくりと一度喉を鳴らしてから、またゆっくりと、口を開く。]

……考えたく、ねえけど。

たぶん、俺たちが向こうからいなくなったんじゃねえかな。

[いなかった大須。見つからなかった大須。見知らぬ状況。
 どうして、だとかどうやって、は当然頭の中を巡り巡るけれど、その仮説はやけにぴたりと現状に沿う。]

[ほんの僅かだけの救いは、
 蓮端夕輝は皆が語っていたように、目の前から消えていなくなったりしてしまわないこと。]


[彼の挙動から、何か、言い難いことを口にしようとしているのでは、とは感じた。
 考えたく、ねえけど、とも前置かれた。
 それでも、その口から聞かされた話に、向き合った。]

 つまり。
 皆と居た別荘から、そうじゃない、ここ、に。

[この状況を思えば、何となくでも合点がいく気がした。
 どうやって、とも考えたが、考えるだけ無駄な気もしていた。
 とにかく、そういう状態に今置かれている、ということ。]

 ……ふたり、で。ここに来たってこと。

[克希が居なくなったのは自分たちよりも以前のことになるだろうから、ふたりで、ということになるはずだと考えた。
 きっと今頃、部の皆の間では騒ぎになっているだろう、と予想できるにも関わらず。
 ふたりで……とそう思った瞬間、何故か、何故か]


[うれしくなった。]

 良かった。
 テツと一緒で、良かった。

[言ってから、少し複雑な気持ちにもなって……。
 けれど、想いに従うように、彼の手に指を伸ばした。]

 …………。

 とりあえず、戻ろ、か。

[少し唐突に、先程まで一緒に眠っていた部屋へ戻ろうと提案したのは、克希の目にふと気づいたからか、それとも……**]


メモを貼った。


そう、なるな。

[皆といた別荘から、ここへ。二人で、ここへ来た。
 戻れないのかもしれないけれど、ここがどこかも知らないけれど、目の前の蓮端は、間違いなくここにいる。
 それだけでも、救われる気がしていた。]

[良かった、と繰り返す蓮端の手を、指を絡めるように繋ぎ止めながら。]

戻る、か。
後は、ダメモト誰か探してみる、か。

[戻る、に頷きつつ、もうひとつ案を提示する。
 どちらが採用になるにせよ、蓮端の体調を細かに伺いながら、大広間を後にするだろう。
 大須や使用人たちに行き先を聞かれたなら、簡潔に戻る。とだけ**]


メモを貼った。


【人】 奏者 セシル

― 1F風呂 ―

[けーまより先に風呂に到着してしまった。だからけーまのことは知らない。
 でも、今は、とりあえず甲斐をなんとかしなきゃと思う。]

 甲斐、服脱いで待ってろ。とってくるから着替え。

[浴室でそう声をかけ、急いで部屋に戻り、とりあえず、窓は閉め、適当に自分と甲斐の荷物から着替えとタオルをとって戻る。]

 って、お前、早く脱げよ。

[やっぱり茫然とまだしていただろうか。
 早く脱げと言って、今度は中に入り、勢いよく湯を張り始めた。そして、戻り、甲斐を見る。
 まだ脱いでなかったら、そこで手伝いはじめるだろう。]

 いいから、とりあえず、身体あっためてくれ…。

[どんな目をしてただろう。とにかく、頭を撫で、シャツのボタンは外しはじめた。]

(86) 2011/05/21(Sat) 09時頃

【人】 奏者 セシル

[足がつきりと痛んだ時、さっき、文先生から言われた言葉を思い出す。




                 一度深く、息を吐くけれども。]

 甲斐、珀は攫われたんだろう?
 なら、無事だ。

 取り返す。大丈夫だ。

[根拠もなくそう言って、甲斐がちゃんと服を脱げば風呂場に促し、まだ張ってる途中の湯に浸かれと命じた。**]

(88) 2011/05/21(Sat) 09時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/05/21(Sat) 09時半頃


―― かつての自室に似た部屋 ――

 ……ばか 、……。

[とおい、こえを聞いた気がした。
バカって、言うやつがバカなんだ。
夢うつつに呟いた表情はけれど、やわらかく哀しげ。

自分の声に引きずられた再びの目覚めは、やはり曖昧なものだった]

 …… ここ、何処なんだろ。

[時間切れになる前に。
彼女が、自分たちを具体的にどうしようとしているのかは、知らなかったから。
この暫くで見慣れた天井とも、また違う位置の染みを、ぼんやりベッドの上で見上げながら]


 つか何でオレ、此処に。
 失ったやつの控え室にしちゃ、随分至れり尽くせり……

[そこまで考えて、閉じかけていた目を、はっと見開いた。
もしかして、此処には]

 克希や、夕輝せんぱいと哲人せんぱいが、いる……?

[思い至れば、跳ねるようにベッドから起き上がる。
包帯とあて布に、しろく覆われた腕がずきりと痛んだが、それどころではない。

真新しいシャツが用意されていたけれど、引き裂かれたようにボロボロになった自分のシャツを羽織り。
ぎぃ、と重苦しい音をたてる扉を開くと、廊下へ足を踏み出した*]


メモを貼った。


[哲人からのもう一つの案に、ぱちりと瞬いて。少しの間、考えた。
 まず最初に、克希が皆の前からいなくなった。
 その後、此処にいるふたりもおそらくは同様のこととなった。ということは]

 ……そうだね。
 もしかしたら、おれたちの後に誰か来るかもしれない。

[自分たちの方が消えたのだ、とはっきり判ったわけではまだなかったが。]

 うん、一緒に、探そ。

[意識を、一先ずその方に向けた。
 繋がれたその手を、離してしまわないようにと努めながら。
 程なくして、ふたりで大広間を後にすることになるのだった。]


―― 大広間→階段前 ――

[廊下を歩きながら、辺りを見回した。]

 とりあえず、近くから探してみるしか、ないかな……。

[時折、哲人の方にそっと振り返った。
 彼が此方の体調を伺っている時に振り返ったならば、視線が交わることもあったかもしれない。
 そんな己の顔色は今はまだ、それなりに良いものだった。

 そうしてエントランスの階段前まで差し掛かった時、何かを感じた。
 雨音ばかりが響く中、足音のようなものが微かに聞こえた。]

 ……誰か、上に居る。

[部屋から廊下へと踏み出した楓馬の姿はまだここからは見えなかったが。
 一度立ち止まり、階上の方を見つめてみた**]


メモを貼った。


―→ 2階廊下。かつての休憩所 ――

[ふたりの先輩たちの、元の部屋に近いだろう場所を覗いてみたが、誰の姿も無く。
悠里や成人の姿も無かったが、それは期待していなかったので、気落ちもしない。

たん、とん、と踏みしめるようにゆっくり、廊下を歩く。
しかしそれでも、あまり、床に足がついている感じがしない。

すこし、自分の家と似た空気。
現実味のない、居心地の良さ。

此処でも降り止まぬ雨の音に誘われるように、つきあたりの窓まで辿りつき。
ぺたり、冷えた硝子に額を押し当てた]


[つよく降りしきる雨。侭ならない視界。
抱きしめてくれてた蘭香のあたたかさが、日向の着物と噎せ返るような薔薇の匂いに掻き消されても、まだ。
見つめ続けた、紫の瞳。

驚いていた。当然だ。
それでも最後、稲光の瞬間に手を伸ばしてくれたのは、本当に人が良いとしか言いようが無い。

お前に、蘭香を頼まれたのに。
蘭香に、置いてかないでと願われたのに。
日向に、たいせつなことを教えて貰ったのに。

なにひとつ果たせず、逃げ出した自分に、手を伸ばしてくれるようなやつだから。
――好きになってしまったのだろう]


 ばかやろうって、言われるかな。
 ――絶交かな。

[けれどそれも、あの瞬間まで。
日向が蛍紫に、失踪の真相を話せば、自分の挙動の意味と、謝罪の理由を察してしまうだろう。

そうなれば。

軽蔑、するだろうか。
嫌悪、するだろうか。
あるいは、呆れが憎しみに達するほど、恨まれるだろうか。

いつも、彼のほうが先に折れてくれて。
喧嘩が本気で長引いた事など無かったから。

想像も出来ない、彼の怒りに怯えることしか出来ない]


 ……っ、

[なんで、言ってしまったのだろう。
伝えなくてはならない事を、すこしでも伝えていくべきだと、分かっていたのに。

言っても、どうにもならないと。
良い結果など、あるわけが無いと、ほかならぬ自分が一番、分かっていたのに。

蘭香にも、気持ち悪いと思われたかもしれない。
大事な幼馴染を、もうひとりがそんな目で見ていたなんて。

此処が、予想通りの場なら。
早く、彼に会いたいと思った。
しあわせな所を邪魔するのは悪いけれど、早く、会って、彼の無事に安心して、謝りたい。
何もしてやれなかった全てを、許してくれないとしても、謝りたかった]


[けれど。

蛍紫には。

会いたくない。
会いたく、無い。


誰かと。……士朗と。
しあわせに、寄り添って。
これからを、見せつけるような、姿なんか。


見たくは、ない]


奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/05/21(Sat) 16時頃


 …… 、だから、日向。

[助けなくて、いい。
助けて貰う資格なんか、ない。

この想いはきっと、恋獄にこそ相応しい。

聲は彼女へ届かなくても、そう、願い続ける]


[再び、ひとを見つける為に、歩き回る、足。

ぺたり、ひたり。
ぎぃ、ぎ。
ぱた、ぱたん。

不規則に鳴る、素足が床を擦る音。
止まぬ雨のせいか、ひどく不安定に響く、その音色]

 …――― 、

[ひとの声。男性の声だ。
ぎ、と音が一瞬止まり。ややあって、早まる。

そして]


―― 2階、階段 ――

[階下からは、くすんだ金髪より、白のシャツが視認されたか。

ふわり。

階上から見下ろすよう、俯きがちの人影から。
ひとすじの包帯が解けて、揺らめいた*]


メモを貼った。


【人】 奏者 セシル

>>95

[甲斐が服を脱いでしまってから、風呂場においやろうとしたとき、当たり前のように甲斐が首を傾げ、自分の服に手を伸ばしてきた。]

 あ……ええと、このまま背中流してやる、じゃ駄目か?

[つい、そう訊いてしまった。多分、おそらく返事はNOだろう。
 そう、わかっていたけれども、実はそれに抵抗がややあるのは、
 やっぱりどうしても、自分は男も、そういう対象とみてしまう癖がついているわけで。
 これは、隠してはきていることだけど…。

 いや、隠さなくちゃ、とできるだけ冷静な振りをして、自分で脱ぐ、と手を押し返した。]

 いいから、入ってろ。

[甲斐がしばらくあったまった後に、遅れてやけにしっかり腰にタオルを巻いて現れるだろう。目線を逸らしながら。]

 つか、他に濡れてる奴もいるから早く洗うぞ。

[そして、湯船には浸かろうなどもちろんせず、シャワーのコックを捻る。]

(134) 2011/05/21(Sat) 16時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/05/21(Sat) 16時半頃


【人】 奏者 セシル

>>140
 は?

[ざばっと風呂からあがる甲斐にまともに変な声を出した。]

 や、いい。いいから。

[そして、シャワーをざーーーっと浴びたあと、もう終了というようなジェスチャーをする。
 目は逸らしつつ…。]

(141) 2011/05/21(Sat) 17時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/05/21(Sat) 17時半頃


セシルは、何かめっちゃ戦慄したが、すごく耐えた。くぅ

2011/05/21(Sat) 18時頃


【人】 奏者 セシル

〜〜〜〜〜〜っ

[とりあえず、駄目な反応してしまいそうになるのは必死で耐えた。本当に、情けない。ちょっとこれは毎回のちに落ち込むのだけれども、むしろまだ若いのだからしょうがないといえばそうだったけれど、

 でも、それどころじゃないのはよくわかっているわけで。

 洗い終わったあと、満足そうな顔をする甲斐を振り返るも、その目に光はともらず、その理由…。

 幼馴染、そして、珀が残した言葉…。
 それを考えると、なぜか、胸が痛くなる。

 きっと、それは…。]

 甲斐……お前、も、珀のこと、好きだったんだな。

[少し落ち着けば、そう、ぽつり漏らす。
 そして、あがろう、と立ち上がる。]

(147) 2011/05/21(Sat) 18時半頃

【人】 奏者 セシル

 ……?

[俺は……で止まったのが気になった。
 そして、ああ、そうか、と思う。

 きっと、耀のことも好きなのだ。
 あの、あの頃の俺のように……。

 二人とも好きで、で、二人とも傷つけて、
 そして、そのまま





                      ]

(150) 2011/05/21(Sat) 19時半頃

【人】 奏者 セシル

[風呂からあがって、やっぱり生成りのジャージに手早く着替える。
 
 洗濯は、まとめてするぞと、ランドリーに立ち寄っただろう。
 洗濯機に洗濯物を突っ込む最中も、甲斐と耀と珀のことと己の過去を少し、ダブらせながら…。]

 一旦部屋に戻る。お前はそこで休め。

[部屋に行くように言って歩き出す。
 その入り口につけば、ふと………。]

 二人を同時に好きになるのは、



                     駄目だぞ。

[ちらと、見ながらそう呟いて、入り口の戸に手をかける。]

(152) 2011/05/21(Sat) 19時半頃

【人】 奏者 セシル

― 自室の和室 ―
>>104>>152
[そして、扉を開けた時、
 そこに冷たい空気を感じた。

 窓はさっき閉めたはずで……]

 ――……ッ

[それは、この世のものならぬ女、と。
 その姿を、見た。]

(155) 2011/05/21(Sat) 20時半頃

セシルは、>>159 部屋の戸を開ける前に聴こえた言葉にも目を丸くしてたが・・・。

2011/05/21(Sat) 20時半頃


【人】 奏者 セシル

>>159

 ――……ぇ?

[そして、戸をあけて、女の姿にも同時に驚いていると、甲斐からは肩を押され壁に押し付けられる。

 またそれにも驚いて、目をひたすら瞬かせた。]

 ――……ッ

[テーピングを外してしまった足もずきん、と痛んだ。]

(165) 2011/05/21(Sat) 20時半頃

【人】 奏者 セシル

 甲斐?

[そして、甲斐が明らかに、その女と話している、気がした。
 茫然と立ち尽くして、その両方を交互に見る。]

 お前、いや、あいつ、何言ってる?
 珀は…?他の連中はどうなんだ?

[それは、自分には聴こえない、
 だから、くそっと一度毒づいて、甲斐に聞く。
 訊くけれども…。]

(166) 2011/05/21(Sat) 20時半頃

セシルは、ディーン・・・甲斐から後まわしにされて、口を尖らすも黙り込む。

2011/05/21(Sat) 21時頃


【人】 奏者 セシル

 ――……

[正直、女の霊と世間話をしているかのような甲斐の態度に、きょとんとしている。
 まだ、長く話すようであれば、しょうがないので、畳に座って、机の上に置いてあったまだ食べてないマドレーヌを弄ってみたり。]

(180) 2011/05/21(Sat) 21時半頃

―― 1階階段 ――

[ふ、と。人影が階上の方に見えた。
 居るのは暫く姿を見ていなかった誰かか、
 それとも、見知らぬ何者かか。

 …………

 近くで見れば判るだろうその髪色は、光の加減の所為かよく判らない。
 その面立ちも、はっきりと掴めないまま。
 判るのは白いシャツと、揺らめく白。

 ……見知らぬ何者か、の方に思考が傾いた。]


メモを貼った。


メモを貼った。


セシルは、幽霊と目があったので、びくぅっとしつつ、ぷいっとされたので、片眉あげつつ

2011/05/21(Sat) 21時半頃


メモを貼った。


セシルは、幽霊も長く見てると、怖さが薄らいできたのか、将棋盤の上に駒を出して並べはじめている。

2011/05/21(Sat) 21時半頃


セシルは、棋譜並べをしはじめている。もしかしたら落ち着くためのものかもしれない。

2011/05/21(Sat) 22時頃


―― 2階、階段 ――

 ……せんぱ い……?

[見間違うのは難しい長身と長髪
けれど、此処の現実味の無さが、断定を躊躇わせて。

ぼんやりした声音で、そのひとを見つめ]


メモを貼った。


セシルは、日向の視線には、どうしていいかわからないので、そのまま将棋盤の前で手を組んで考えている。**

2011/05/21(Sat) 22時頃


―大広間より―

まあ、俺たちが消えたのだって確定事項じゃねえけど、たぶん確定事項なんて、じっとしてても出てこねえだろうからな。

[だから、探す。足を止めても、解決はどこにもないと思った。
 繋いだ手は頼まれても離さない。存在を確かめるように指が絡み合ったまま。]


[近くから探す、という蓮端に頷いて、半歩後ろに控えるように歩む。
 足取り、手の引き、違和感はないか伺いながら。時折振り向く蓮端と、目が合えばどうかしたかと目線だけで聞いた。]

[異音を聞いたのは、ほぼ同時だったかもしれない。階段側、雨の音ではない不規則な音。]

……ああ。
誰か、いるな。

[上に、には同意を示して。こちらも立ち止まり、階上を伺う。]


[聞こえた、声は。
 どちらを示したかわからないが、せんぱい、と間違いなく言った。
 「この屋敷」の住人ではない、確かな証拠。]

誰だ?

[白いシャツ。白い揺らめき。
 はっきりとしない呼び声だけでは後輩の誰であるか断定できずに、問いを投げた。]


―― 1階階段 ――

[聞き覚えのある声、のはずだった。
 けれどはっきり響いてこない声だったのと、何より一度、未知との遭遇の方に思考が寄ってしまったせいで……咄嗟に誰なのか判断ができなかった。]

 誰?

[恐れから、後ろの方に居る哲人と繋いでいる指に、力が籠った。
 けれど、聞こえたその言葉をよく振り返ってみれば、「せんぱい」、と呼んできていた訳で……]

 ……君は。


【人】 奏者 セシル

 ん、終わったか?

[甲斐がこっちに、向いたのを感じつつ、視線は将棋盤の上のまま。
 ぱちん、と飛車を五筋に打つ。]

(213) 2011/05/21(Sat) 22時半頃


 フーマ、くん?

[少し震えてはいたが、思い当ったその人の名を呼んでみた。]


 …… 、先輩だー!!

[哲人の声が加わって、セット認識しているふたりに、確信。
さらに名を呼ばれれば、こくっと大きく頷いて。

飛び降りんばかりの勢いで、階段をだだっと下り]

 オレですよオレ、哲人せんぱいは、記憶喪失とか言わないっすよね!?

[勢いのあまり、夕輝に抱きつきかけたところで、急ブレーキ。
両手を挙げて、踏みとどまり。

ふたりへ向けて、にへっと笑った]


奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/05/21(Sat) 22時半頃


【人】 奏者 セシル

>>215

[そして、将棋盤を見つめたまま、甲斐の話を静聴する。しばらくして面をあげて、その顔を見た。]

 ――……つまり、女の霊は、悪霊でもあり、守護霊でもあるということか?
 ともかく、大須たちが無事であるのは間違いないんだな。

[それには、ふうっと息をついて…。]

 互いに思いあうか…。
 それがキーなのか。

[長い、甲斐とその日向という女の沈黙の会話の意味。
 それが、伝説となる想い、恋情にかかるとなれば、それがここから、出る、方法となるという。]

 わかった。
 あの女、何度も心配そうに俺を見やがった。


                        ――…信じる。

(220) 2011/05/21(Sat) 22時半頃

[フーマくん、と蓮端が口にするのに、よく階上を注視したなら、ほんの僅かでも陽の色をした髪が見える、だろうか。
 それでも確信はなかった――のと、どういう条件で誰が、といったことに皆目見当もついていなかったから、悪い方向性の何かを危惧して、確認するように、問いを継ぐ。]

珀、なのか。

[そう言うのとどちらが早いか、階段を駆け下りる姿。
 ああ、珀で間違いないのだと、苦笑する。]


【人】 奏者 セシル

>>217

 男同士の恋愛は、変だけど、あるな。

[自嘲気味に笑う甲斐に、まっすぐそう言った。]

 人の気持ちは操れるものじゃない。それはよく、わかる。
 だから、俺も、昔、好きになっちゃいけない相手を好きになった。うん、男だよ。

[こんなところで、カミングアウトするなんて、思いもしなかったけど…。]

 人の気持ちは操れない。



               ………。

(225) 2011/05/21(Sat) 22時半頃

[さっきよりもはっきり聞こえてくる声。
 その声で、やっと確信が持てたところで……]

 っわ、ちょっ、やっ……!

[妙に高い声が出た。
 駆け寄ってくる楓馬に抱きつかれる……を越してなぎ倒される?のではないかと、一瞬仰け反ったりもした。
 結局そうはならず、寸前で止まった訳だけれど。
 哲人と繋いでいない方の手で、軽く胸を押さえて一息ついた。]

 良かった。フーマくん、だ。

 ……って、どうしたの、その……恰好。怪我。

[近くで見て、シャツの染みやら包帯やらに、漸く気づいた。]


【人】 奏者 セシル

[将棋盤の飛車は五筋に置いたまま、
 ほの暗い笑みを浮かべる甲斐の前、立ち上がった。]

 話、信じてもらえるかどうかは別として、
 それが事実なら、話すべきだろう。
 黙っていてもどうしようもない。

[そして、自分の右足を見る。]

(228) 2011/05/21(Sat) 22時半頃

記憶喪失?

[一瞬他に誰かがそうであるのかと、険しい顔を見せた。
 が、すぐに自分が珀へ、誰だと声をかけたせいなのだろうと思い至れば、軽く息をついて、]

馬鹿、あの位置からあの声だけで個人特定するの至難の業だぞ。
他に誰がいるのかもわかんねえわけだし。
こっから見えたもんなんて、その包帯とシャツくらいで――

[そこまで言ってから、包帯とシャツ、に違和感を感じた。]

……怪我、してんのか。

[そう窺う声音は、深い心配をにじませていただろう。]


 オレです。オレ以外の何者でもないっす。

[下ろし損ねた両手を上げたまま、苦笑する哲人に、うんうん頷き。
その言い分に、そういえばそうか、と]

 オレは、先輩たちと克希が居るだろうなって、分かってたから。まあ。
 ともかく、おふたりが無事なの、確認できて良かったっす。

 ……すみません。大丈夫です?

[一息つく夕輝に眉を下げ。
ついで、ふたりから心配げに問われれば、ゆるゆると手も下がって]

 んー…… せんぱいたちが居なくなってから、色々ありまして。

[ちょっと薔薇の茂みに突っ込んだもんで、と視線をふたりから落としつつ、比較的傷の無い左頬を掻き。
困ったように、苦く薄い笑いを浮かべた]


楓馬に心配そうに声を掛けた哲人の方を、自分でもまた心配の色の瞳で一瞥した。


分かってた?
何か知ってる、のか。

[今一番知りたい情報を、珀は持っているように聞こえた。
 ここがどこで、どうして誰が、ここにいるのか。]

一応まあこのとおり、無事だ。
お前も怪我、ひどいみたいだけど、無事でよかった。
そんだけ走り回れるんだから、十分だろ。

[処置はされているようだから、心配して治るものでもないし、からかうように笑って安堵を見せる。
 その笑みに隠して、そっと蓮端の手を自分のほうに引き寄せるのは、小さな嫉妬。]


【人】 奏者 セシル

>>231
 俺が変なのは自分がよく知ってる。

[変な人、という言葉にはむすりとして…。
 ただ、カミングアウトには、こいつ、引いたかな、と思う。]

>>232
[ただ、その次に言われた言葉には、甲斐をまた見る。そして、俯いた。]

 そうか。
 珀と俺は似てるのかな。自分じゃそんなこと、思わなかったけど…。

[さっきの部屋に入る前の甲斐の言葉を思い出す。
 2人、それを好きになってしまう、それは、己も相手も、消耗してしまう。



 引くなら、傷は浅いほうがいい。]

(241) 2011/05/21(Sat) 23時頃

【人】 奏者 セシル

 それは、お前、珀が好きなんだろう。
 俺は重ねられただけだろう?お前と付き合いが長いのは珀だ。

 ――……でも、いいさ、それでも嬉しいと思う。
 好かれれば、日向は助けてくれるんだろう?

[もしかしてと、日向がこちらを見た理由がわかった気がした。
 そうか、日向も、こいつが、甲斐が好きで、甲斐に助かってほしいんじゃないかと…。]

 俺は、


               簡単だから。

(244) 2011/05/21(Sat) 23時頃

【人】 奏者 セシル

 キスしてくれて、
 抱いてくれたら、
 すぐに惚れる。

[それは、それまでとは違う、
 きっと、あの頃の、二人の幼馴染と酷く恋をしていた頃の顔。]

 お前がここから出たいなら、
 そうしてくれれば、

             俺はお前に惚れるよ。
             だから、お前は、珀を好きでいればいい。

(246) 2011/05/21(Sat) 23時頃

【人】 奏者 セシル

 今は、耀を、誰よりも、大事にするといい。



[そして、踵を返し、部屋から出て行こうと。]

(250) 2011/05/21(Sat) 23時頃

 ……信じてくれるか、わかん、 ……、…… 

[ぶんぶん、首を振った。
駄目だ。そうやって、逃げて、どうしようもない後悔を抱えたくせに。

ふるえる手を、ぐっと抑える。
今は痛むはずがないのに、じくじくと疼く胸元に、つよく押し当て]

 信じて もらえるまで、話します。
 聞いてくれますか?

[哲人を、まっすぐ見上げた。
からかうように笑ってみせてくれる先輩に、やっぱり気持ち悪いと思われてしまうかもしれないけれど、話そう。

そんな決意でいっぱいいっぱいだったから、さりげない手の仕草には気づいていないのだった]


[楓馬の眉が下がったのが見えて、不器用にだけれど、緩く笑みを返した。]

 だいじょう、ぶ。
 ……ごめん、少しびっくりしただけ。

 うん、おれも何とか無事。

[けれどその後の言葉に……色々ってどういうこと?と尋ねそうにもなったけれど、言う前に口を閉ざして。
 その代わりにというべきか、哲人から問いかけは発せられた。
 答えを聞こうと、楓馬の方を向こうとして……けれど哲人に手を引かれれば、ちょっと下を向いて。
 少しだけ恥ずかしげな、でも満更でもなさそうな、そんな感じで頬を染めたりもした。]


……俺が聞きたいんだし、聞く、けど。
なんで信じない前提で話してんの。

[単純な疑問。
 確かに幽霊だの何だの言っていた話は信じちゃいないし、興味もないが。
 こうなっては何か知っている人間の話を信じるほかないだろう、と思う。]

お前の言うことだし、信じるよ。内容によるけど、基本的には。


奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/05/21(Sat) 23時半頃


[下を向いたまま、だったけれど。
 楓馬の言葉が聞こえれば……うん、と確かに頷いた。]


【人】 奏者 セシル

>>254>>256

[甲斐の声のトーンが変わった気がして、振り返る。
 それほどに酷い顔を見たのは、はじめてだっただろう。]

 ――…そうか。
 じゃ、あきらめるか?

 それとも、また、キスする?

[もうその顔つきは、きっと教師のものではない。]
 

(262) 2011/05/21(Sat) 23時半頃

 ……ありがとう、ございます。

[信じない前提で。
ずきりと、その言葉が胸に刺さった。

なにも。誰も。
ちゃんと、信じていなかったのかもしれない。
だから、……。

信じると言ってくれた哲人に、ちょっとだけ困ったように、へらっと笑ってから。
傍らの、同じく頷いてくれた夕輝を見。
ひとつ、息を吸うと。

話を、始めた]


 薔薇恋獄の話、覚えてますか。

[バスの中で、克希の叔父がしてくれた話。
覚えていなければ改めて話すけれど、夕輝からフォローがあったかもしれない]

 あれは、ほんとうで。
 あの別荘には、日向(ひなた)っていう女の子の、幽霊が居ました。

 ……日向は、『ひなた』と『ひゅうが』っていう、別れた存在でもあって。
 や、同じなんですけどね。
 それでその、ひゅうがの方が、怪談の、恋人を行方不明にしちゃう、方 なんです。

 ひゅうがは、恋を失ったひとを、恋獄に閉じ込めたい。
 ひなたは、オレたちを、それから助けようとしてくれてて。

[此処がどこかは分からないけれど、ヒナタが逃がしてくれた場所であるのは間違いないと思う、と推測を述べる。
それから、ヒナタがヒュウガを抑えるのにも、限界がありそうだということ。

たどたどしい説明が終われば、窺うように。ふたりを見上げた。
己が真相の半分しか聞いていないのは知らないから、それが知っていることの全てだった]


【人】 奏者 セシル

>>270
[酷い顔のまま、俯く甲斐に眉が下がる。
 ヤケみたいなことを言うという。

 だけど、それも自分なのだ。そう思うと、甲斐は純粋だと思った。]

 ――……甲斐。
 俺も、仲良しの幼馴染って奴だったんだ。
 でも、


            もう、今は、どこにいるかもわからない。
 二人に依存して、二人の恋人みたいな立場になって……。


 逃げたら、どっちも追ってはこなかったよ。

[その昔話なんて、他人にしたのはいつぶりか。]

(275) 2011/05/21(Sat) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

 その後は、そんなに好かれてなかったんだって、
 死にたくなったけど……。



            それでも、生きてる。
                   うん。

[なるべく励ますような声を出しただろう。]

 人は、思った以上に弱く見えて
 思った以上に強くもある。

 耀に会って来い。

(278) 2011/05/21(Sat) 23時半頃

ん。

[ありがとう、と笑う珀。その笑みは、明るくはないようだったけれど、それでも笑みだった。]


……正直、ぜんぜん。

[バスは一番後ろ、端の席。運転席からは無論声は届いているけれども、聞き流そうと思えば流せる距離があって。
 恋獄の話は興味を惹かれる話でもなかったから、半分寝ていた。
 内容を問えば、珀か蓮端からフォローされるか。
 けれど、珀の話は、少しでもしっかりと理解しようと、真摯に目線を向ける。]

幽霊、ねえ。見えんのか。
あそこに、事実、いるっての。


[別れた存在、でも同じ。そこには理解が及びきらなくて、珀の話を何度か止めながら、質問を挟んだ。]

恋人を行方不明にしようとしている幽霊、と、助けようとしている幽霊、が。
同じ存在?

で、あっちが恋獄で、今ここにいる俺たちは、そこから助けられた?

どうして助けられる?
いやそもそも、どうしてはじめに別れた、か。

[何度か挟んだ質問に返る答えは、どうだったか。
 頷き、理解、いくつかを交えながら、珀の話を噛み砕いて。
 そして、限界がありそうだ、と聞けば、表情を険しくした。]

――助けられない可能性が、ある?



 そうび、れんごく。 ……うん、覚えてる。
 跡取り息子と平凡な娘の、身分違いの恋物語。
 娘がいなくなった後、その男と一家がみんな死んじゃった、って話。

[その名前を聞いて、顔を上げて。
 ちら、と哲人の様子を伺いながら、その話について簡潔に触れた。

 それから、楓馬が話す女の子の幽霊の話。
 哲人が疑問を呈すのが聞こえれば、今は自分から質問を投げることはない。
 ただ、ふたりを交互に眺めていた。]


疑問、というか質問をするのが聞こえれば、ということだった。


【人】 奏者 セシル

>>285

 知ってるよ。

[それは、その幼馴染が自分を好いていてくれたこと、そして、もう片方も大事だったこと。だから、

 追ってこないって、最初からわかってた。

 甲斐の穏やかな顔を見れば、よかったな、と思う。同時に、
 そんな奴だから、俺ではないほうがいいとも、


               微かに思った。]

(289) 2011/05/22(Sun) 00時頃

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