人狼議事


139 【飛歓】暇を持て余した神々の【RP村】

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メモを貼った。


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飛脚 甚六は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 00時半頃


飛脚 甚六は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 00時半頃


飛脚 甚六は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 00時半頃


飛脚 甚六は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 00時半頃


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【人】 飛脚 甚六

─朧邸近くの道中─

[祭壇から、たん、と華月の姿を探して跳んだ。
一度、屋敷に寄ってはみたが、日向も華月も不在だった。
木の上を、行き交う者たちの上を跳ぶ。
──と、水神たる朧の屋敷の付近で、その姿を見つけた。
何故か、緊張が走る。
あの結果を見るまでは普通に好意を抱いていた相手だというのに]


──華月。

[少し離れたところに降り立ち、名前を呼ぶ]

(2) 2013/08/15(Thu) 00時半頃

[堕ちたのが自分で良かったと思う。
自分以外の神でなくて――。

そう思う気持ちは本当なのに。]


(離れたくなかった、――)

[今、こんなにも思う。

自分でも気づかぬまま、愛していた。
あの地を、――を。

はらり、と涙が落ちた。]


【人】 飛脚 甚六

[変わらない。何も変わった様子はない。
表面的に伝わってくる感情も、いつもと同じく。
この不安に満ちた高天原では心地良く感じる、それだというのに]

…………昨日、おれに。
誰に投じたのか、忘れたって。
言っただろう。

あれは……本気だったのか。

[尋ねて、どうしたいのかも分からないけれど]

(4) 2013/08/15(Thu) 01時頃

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―― 二柱が堕ちた後 ――
[下界に妹を追うように移動術で堕ちた半妖、その寝床に残ったモノ
黒い黒い沢山の妖が集まり一つになったような歪な魑魅魍魎、神格を失った残り粕のそれらは高天原に存在することはもう出来ない。
ゆっくりと時間をかけて在りし日の亀吉のように溶けていく、その様子を見た神はいたのだろうか。


そして、その中から飛び出した――双頭烏
最早闇の中に潜むことは叶わず、弱々しくふらつきながらただ何処かへ羽ばたき誰に目撃されようと見向きもしない]


メモを貼った。


[やがて目的の神へ辿り着く――実りの神、華月の元へ]

[じろりと四つの瞳が睨みつけ、片方の頭の嘴から――闇神の白銀を結わえていた紐を華月の手へ落とす。]

[そして主を失った妖は地に堕ち、どろりと黒い液体に変わり果て消えていった。]

[妹が全てだった筈の闇神が遺した未練――実りの神の余裕を崩してみたい。
それは最早叶うことは無い、妖烏は最期に出来ることをしたのみ*]


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【人】 飛脚 甚六

え、あ。

[返された言葉に、幾らか面食らった。
あの語感からするに忘れた故の発言だと思い込んでいたけど。
違うのか、と否定されたことに、息を吐く。
離れていた距離を、数歩、縮めて。
問いに対して、頷く]

ああ、知りたい。朝顔さまに投じた理由を。
疑った理由を。
状況もたまこも朝顔さまの潔白を証明してくれてはいるが。

……どうして、他の誰でもなくて。
朝顔さまだったんだ。
日向も朝顔さまに投じてたが……お前が何か言ったのか。

(8) 2013/08/15(Thu) 01時頃

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[規模は違えど、高天原といた時に同じように、誰かしらに傅かれて過ごす。]

「里の子が狐に憑かれました」

狐狸の類にも階級の上下があれば、上位の者は理を解し、言霊の霊性を知る。
古歌の二、三を詠じてごらんなさい。
それが通じぬ下級の狼藉者であれば、乱暴であっても箒の柄で打ちすえて懲らしめてやらねばならないでしょう。

「田に塩をまき、浄めの儀式をしたのに作物が実りません」

田畑に海水を巻いても実りはないように、里のものと海のものはその性質を違えます。
塩の代わりに、田からとれた米で作った酒を清めに使うように。

[人でなく、神の世で覚えた知識を里人のために役立てる。
毎日何かしら忙しいのに――時々ひどく寂しかった。

月を、見上げる回数が増えた。]


[じっと月を見上げて思う。
過去、祟り神が現れ雲海に人世と神世が隔たれた時にも、それを超えて見通すことが出来る神がいたらしい。
此度その神が存在するかは分からなかったけれど。

縋らずにはいられなかった。]

境の神よ。
この願いが聞き届けられるなら、どうかお伝え下さい。

明は、元気で過ごしておりますと。

……水晶だけでなく、もっと残したいものがあったと。
お伝えください。
…いいえ。
ただ、会いたいのだと。

[我儘だと知りながら。苦い笑みを浮かべて。
そっと言葉を紡いだ。*]


【人】 飛脚 甚六

堕ちたくない、という気持ちは分からんでもないが。
それが何故朝顔さまへ投じることに……?

[という問いかけの最中に。
そういえば、朝顔の投票先を見ていなかった。
──華月に入れていたのか、あの方は]

疑って入れたのか、そうでないのかは。
おれは、分からんな、あの方の考えることは独特だから。

[伏せられた瞳の色には気付けない]

(12) 2013/08/15(Thu) 01時半頃

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【人】 飛脚 甚六

ん……そうか、日向はお前に従うだろうなと思った。
自分から誰かの神の名を書くのは……。

[自分には比較的親しみを持ってくれていたけれど。
朝顔ほどの古い神の名は、確かに日向の意思では書けないだろう]

(13) 2013/08/15(Thu) 01時半頃

メモを貼った。


【人】 飛脚 甚六

──……恨んでる、わけじゃねーよ。

まあ、朝顔さまとお前が何やらそりが合わなかったのは。
知ってはいるが。

[そんな理由で、疎んじているからという理由で。
祟り神を堕とす為の札を投じるだろうか?
いや投じるな朝顔さまなら、と思い至って変な表情をしたと思う。
でもあの方は下界に堕ちることに興味がなさそうだったし。
覚悟というか……、そう思考を巡らせていると]

日向を置いてはいけないっていう。
華月のその強い気持ちは、……わかるよ。

[だから、移動術を。亀吉と志乃に結んだ移動術を。
華月と日向に結ぼうかどうしようか、迷ったという事実もある。
それは心の中だけで言葉にするが]

(18) 2013/08/15(Thu) 01時半頃

【人】 飛脚 甚六

──だから、おれは。

最初から、置壱さまを疑ってるって。
昨日も、言っただろ。
まだ話は聞きに行けてねーけど。
つかあんまり会話とかしたくねーんだけど。

[困った顔で華月を見る]

(19) 2013/08/15(Thu) 01時半頃

メモを貼った。


【人】 飛脚 甚六

[もう一度あの移動術を使えればよかったのだけど。
あれは途中変な認め方をしてしまった>>1:267から、たぶん。
もう、二度と同じ術で発動できることはないだろう。
──結べば、よかったか。華月と日向を。
首を振る。もう考えても詮無いことだ]

いや、聞けてよかった、あんがとな。
華月が申し訳なく思う必要は、ねーと思う……。

[ざわめいていた感情は、大分落ちてしまった。
明の月詠の力について問われれば、頷いた]

朝顔さまから聞いた。
この前華月が色々祟り神について、教えてくれたあとに。
……だからやっぱり、置壱さまなんじゃねーの?

[古い神々と言われ、やはりその名前を出す]

(23) 2013/08/15(Thu) 02時頃

飛脚 甚六は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 02時頃


――前夜:琴音と弦――

[引き摺るような足音を聴いた。
吹き荒ぶ嵐の、赤黒い羽音の群に紛れて。
――琴の音は、確かに先導を果たしたらしい。
弦を爪弾く手を止めて、くすり、笑みが漏れる]

[言葉なら、もう充分に尽くしたろう]
[だから、いつものように、祝福を述べて]

(苦しめてしまいましたか? ごめんなさい)
(護れませんでしたね。救われたのはわたしの方ばかり)

[きっとあなたを忘れない――その約束が、どうか]
[孤独な荒神にとって、蜘蛛の糸となりますよう]
[誰に祈れば分からぬならば、異教の神へとかしこみ申す]

(それでは皆様、御機嫌よう)

      [高く響いた琴の音の、最期の音色は*「お元気で」*]


【人】 飛脚 甚六

いや、うん……そうか。

[筋違いと言われれば、曖昧に、言葉を返す。
肯定でもなく否定でもなく。
そうして、泣いた日向が残したという書置きを。
見せてもらって、でも、そこに書かれていた内容が]


──…………は? え?
志乃……が、何で…………。

[志乃は潔白が証明されていたのではないのか。
混乱する。確かに彼女は音に愛された神ではあるが]

(29) 2013/08/15(Thu) 02時半頃

メモを貼った。


【人】 飛脚 甚六

どうって、言われても……突然すぎ、て。

[口元を覆って、俯く。
──自分は祟り神の仲間に術をかけたのか。
それは──、どう影響があるのだろう。
今は考えてもわからない。
ただ亀吉と志乃が離れ離れにならなければいいと。
それしか──あの時はそれしか考えてなかったから]

志乃と置壱さまに、接点は……確かに、なさそうだが。
いや、でも、そんなことを言ったら。
志乃と仲がいいのはウトくらいなんじゃねーの。
志乃は人見知りするし……。

(30) 2013/08/15(Thu) 02時半頃

【人】 飛脚 甚六

いや、でも……ここに来る前、ウトと話をしたんだ。
何でおれに札を投じたのかって。
そしたら、明といっしょに文献を漁って。
そんで、華月も言ってた“音と風を借りて”という部分から。
おれを疑ったんだって。
……明もおれに投じてたし、そこは……判断材料に、なるんかな。
どうなんだろう……。

[信じてる、と強い声音で告げられると。
響く、揺れる。その視線に俯く]

信じてくれてあんがと……。
でもちょっと、何か色々突然。知りすぎた。
おれ、ちっと整理して考えてみたいわ。
……すまん、混乱してる。
おれずっと置壱さまが祟られてるんじゃって疑ってたし……。

(32) 2013/08/15(Thu) 02時半頃

甚六は、華月斎の笑みに、目を細めた。

2013/08/15(Thu) 03時頃


【人】 飛脚 甚六


──…………。

[日向を堕として、自分も一緒に堕ちる。
その言葉に、やはり彼に術を使えばよかったかと後悔が。
それが本心だと何故か分かるから、何も言えなくて俯く。
肩を、そっと叩かれ。伝わる痛み。顔を上げる。
下がる華月の眉に、どこか痛むように視線を向けた]

ん……すまんな。
でも色々と話してくれてありがとう。

……日向、泣いてたんだったら。
ちゃんと護ってあげてくれ。何があったかは知らねーが。
おれも、絶対に。
華月に、日向に札を投じることだけは、……ねーよ。

[言い切って、かろうじて笑う。
じゃあ、と暇を告げれば、神脚を使ってその場を離れた**]

(37) 2013/08/15(Thu) 03時頃

甚六は、華月斎に別れ際、手を振った。**

2013/08/15(Thu) 03時頃


飛脚 甚六は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 03時頃


――前夜:都落ち、支度――

[件の足音が向かうより、少し前。
旅支度を整えるような気軽さで、鼻歌交じりに微笑んで]

あまり動きづらいお着物は、きっと駄目ね
どこに落ちるか分からないのだから

そうだわ、お兄さまにもお気に入りの服に着替……
いえ、お兄さまは男の方だから気にしないかしら
そもそも、わたしが堕ちるなんて言った、ら……

……困っちゃうわね、もう。
甚六さまが後から落ちてくることがあったら、
文句の一つでも申し上げておかないと。

[とはいえそんな呟きは、勿論本気なんかじゃなくて。
まあいいや、なんて笑って、難しい悩みは頭からポイ!]



[桃色のオシドリと、紅色の椿。
並べて見比べ、どちらがいいかと首をひねり]

……この帯揚げには、やっぱり紅色ね

[袖を通せなかった桃色を名残惜しく思いながらも、
紅の椿に桜色の帯揚げを、選んで揃えて、くるり一回転]

日向ちゃんのお花も、持っていきたいけれど……
地上では、花はすぐ萎れてしまうというものね

[押し花にしておけば良かったと後悔すれど、時遅く。
後で悔やむから後悔、とはよく言ったものだと苦笑して]

――……よし! 志乃は準備万端です!

[どっからでもおいでなさいな、黒い方! 志乃は元気よ!
――そんな風に笑ってみせた、*最後の夜*]


メモを貼った。


――下界のどこか――

[歌を聴いた気がした。
最早かつての「耳」など持たぬ、
日々死に脅かされる平凡な人の身なのに]

……その曲は、
そんなに悲しそうに奏でるものではございませんよ

[歌を聴いた気がした。
気のせいに違いないのだけれど。

すすり泣くような旋律が、何故だか無性に*愛おしかった*]


メモを貼った。


―下界―
[人の世の時の流れと、神の世の時の流れは果たして同じなのだろうか。
神であった時には、あまり気にかからなかったことを考えながら、里に建てられた祠を清める。

火の神の祠の燭台に灯りをともし、米や水を供える。
田畑の神の祠には、酒と米を。
水の神の祠には、酒と干した鮎を。]

…。

[きっと、祟り神の騒動が治まれば彼らが地上に降りてくることもあるだろう、と。
自分で自分を慰めて、次の祠へと向かう。

まだ、朝顔が追放されたことも、
志乃と亀吉が落ちたことも、
知らない。*]


飛脚 甚六は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 12時半頃


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 飛脚 甚六

─夜半のこと─

[それは──突然だった。
亀吉と志乃に掛けた術が発動した気配。
漆黒を纏う空を見上げて、睨む。状況を、位置を探る。
発動したのは、亀吉の方か。
ということは志乃に何かあったのだ。
華月から聞いた内容を思い出す──志乃は祟り神の仲間だと。
日向が言っていたと聞いた。
この情報は、他に誰が共有しているのだろう。
華月のことだから吹聴していることもないと思うが。
──志乃が札に選ばれ堕ちたのだろうか。
それに亀吉が引っ張られて術が発動したのだろうか。
考えながら、術の発動した場所へと降り立つ。兄妹の屋敷だ]

誰か! すんません、こんな夜中に……!
亀吉に、そして志乃に会いたいんで中へ通してくれませんか!

[家人に告げ、失礼を承知で屋敷に上がらせてもらう。
屋敷内がざわめく。亀吉の部屋へと案内をしてもらい──]

(52) 2013/08/15(Thu) 13時頃

【人】 飛脚 甚六



──……亀吉?

[黒く、歪な──これは、何だ。溶けてゆくそれは、人型ではなく。
確かに彼は闇を司るけれど、これは──闇神の眷属というより]

妖……お前、妖だったのか……?
だからあれ程までに、志乃を、志乃の傍を──。

[これで、良かったのだろうか。本当に。
志乃のいない高天原で神として存在し続けるより。
堕ちるなら共にと、あれほど強く願っていたこの果敢なき妖は。
しあわせで、いるだろうか。下界に堕ちて。
しあわせでいてくれるだろうか。願うことしか出来ないけれど]

(54) 2013/08/15(Thu) 13時頃

【人】 飛脚 甚六

[溶けてゆくその中から飛び出した、双頭烏。
見慣れないその姿に、昨夜の見慣れない鳥の影を思い出す。
ああ──これ、だったのだ。そう腑に落ちる。
弱々しくどこかへ飛んでゆくのを、でも、後を追う気はしない。
今は、溶けてゆくこの黒く黒い蠢くものたちを見届けたかった。
──おれが風と音に愛された神だからか。
どこからか琴の音が届いた気がした]

…………。

[目を瞑る。術を使ったことを後悔するのではなく。
願う。ただ、ふたりが、しあわせでいてくれと。
部屋の外で屋敷のものたちが騒ぎ出すのを遠く感じながら。
魑魅魍魎が消えてゆくのを、言葉もなく見守った*]

(55) 2013/08/15(Thu) 13時半頃

――下界:山道――

「もし、お嬢さん。どこのお武家の娘さんかね」

[問いかける声に、ふと目を覚ました。
ぼんやりと滲む視界にあったのは、頭を丸めた尼僧の姿]

……兄が、……兄をご覧になりませんでしたか、
背丈はわたしより頭半分ほど大きくて、銀の髪をした……

[堕ちた女神が、仏門に入った女人に拾われるなど。
これ以上なく愉快な巡り合わせではないかと、
不謹慎ながら心は浮き足立つようで。

はて、兄のことを、尼僧は知っていたろうか。
「堕ちた」場所は、そう遠くないはずだけれど]



「それにしても、見事な着物だこと」

[兄を探している時だったか、
兄妹揃って保護された後だったか。
ぽつりと呟いた尼僧の言葉に、嬉しくなって]

……天にまします機織女たちの御女神が
縁を織ってお作りになったようでございましょう?

[ゆるりと、*笑んだ*]


メモを貼った。


【人】 飛脚 甚六

─そうして、夜明け頃の祭壇で─

[いつもなら伝達神をと呼ばれて跳ぶのだが。
亀吉と志乃のことを報告しに、夜明けとともに祭壇へ向かう。
祟り神を追放するま繰り返される追放劇を。
志乃が選ばれたのではないかと予想していたそれは、しかし]

──……華月、が?
いや確かにあいつは古い神ではあるけれど……。

いや、でも、志乃も堕ちているんです。
──では、志乃は祟り神に襲われたのだと…………?

[志乃は祟り神の仲間ではなかったのか?
状況がわからなくて思考は混乱してゆくけれど。
だが、事実だけは告げて、触れを出していかなければ]

それと……闇神亀吉が、おれの術で志乃の後を追いました。
……勝手に、すんません。

(56) 2013/08/15(Thu) 13時半頃

【人】 飛脚 甚六

[報告に色々と言われたり疑問を投げかけられたりもするけれど。
疑惑を集めても構わない、移動術について説明をした。
そして聞かされる。華月の追放は、しかし、行われなかったのだと。
札の力が──弾かれたのだと。
強い意志で跳ね返されたのだと。
祟り神さえも強制的に堕とす札の力なのに、と。
聞かされて、また、考えねばならないことが増える]

……わかりました。
おれは、だた、事実を伝達してきます。

[祭壇には“闇神 亀吉、伝達神 甚六の術にて志乃の後を追う”と。
その触れを書き置いて、二柱がこの高天原から居なくなったと。
そう伝達して回るだろう*]

(57) 2013/08/15(Thu) 13時半頃

飛脚 甚六は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 14時頃


―― 前夜:堕天前のこと ――
[予感していたのかもしれない。
それはきっと、偵察に出した烏が二夜続けての妹の外出を告げてきたこともあるのだろう。
ふらつき屋敷に帰り志乃を呼べど、それを聞いて現れたであろう彼女に日向の話を教えることは無く。]

……どうかな、雪客様に作っていただいた反物。

似合う、かい?

[只、そう笑いかけ何も言うことは無かった]


[もう間に合わないからこそだろうか
何かが、自分に似ていて、決定的に違う不浄の存在が近くにいるの感じていた
まだ目覚めたばかりの妖にそれを傷つける術は無く、傷つけられることも無く。]

……すまないね、志乃。

[諦めたように呟き、彼女の部屋へ向かうことは無かくただ術が発動するのを待った。
あの実りの神は約束を結んですぐ己に訪れた結末を知ればなんと思うだろう、嘲笑うだろうか……ぼんやり思いを馳せて


やがてどこからか風が吹き、それは闇神を下界へと――]

お前、なにを……

[運ぶ前に現れた妖烏が、しゅるりと主の髪紐を解いた。
最後に聴いた鳴き声は、どこか凛としていて

未練を、神として、妖としての力を遺し堕ちていった*]


―― とある寺院:閉ざされた部屋 ――
春の匂いも芽吹く花も……

[暗闇に響く酷く下手な琴の音と、歌声]

……い人よ、離れ顔なんて…日もすりゃ………忘れてしまった
…染み付いて…えないのは……の匂い……。

[銀髪の少年とも青年とも取れる容貌の男がその寺院に保護されたのは数日前のこと。
彼は何も語らず、与えられた琴と共に暗く閉ざした部屋に籠っているそうな*]


メモを貼った。


―下界:山道―

――忠告、ありがと。

[夜半、ニタニタ厭らしい笑みを浮かべながら己を取り囲む男達。
こんな時間に一人で居たら危ない、という。

溜息ひとつ、生ぬるい風が頬を撫ぜる。]

…わかったから、そこ、退いてくれないかしら?

[主犯格らしき男に言いいつつ、人数と獲物を把握する。]

三人、か…

[長く伸びた髪がさらさら揺れる。
下界では外見が多少変化し、高天原に居た頃よりは大人びる。
これは神であったときからそうであった。]


メモを貼った。


…こういう時、やっぱり力がないのは不便よね。

[懐刀に手を伸ばしながら、独りごちる。
と、その時。]


『はいはーい、君達ィ。
僕様の土地で勝手なことして、
タダで済むとか思ってないよねェ?』


[そんな間延びた声が辺りに響いた。]


――――――…

『…誰だか知らないけどォ。』

[地面に転がる気絶した暴漢達を足で脇に避けながら、
男は言う。]

『こんな時間にこんなとこウロついてたら、
襲われても文句言えないよォ?』

[月夜に光る、銀の髪。
赤い瞳がこちらを見つめる。]

その台詞、そいつと同じだわ。

[けれど、助けて貰っておいて、この言い草である。]

…大体、好きでウロついてた訳じゃないし。
今迄居た場所を出なきゃいけなくなって、気付いたらここに居たんだから。


[軽い調子で話せば、家出かと問われ。]

違うわ、追い出されたの。

[苦笑して、肩を竦めた。]


―――――…気持ち悪いんだけど。

『ちょ…、それどういう意味ィ?』

[じろじろとこちらを見る男にそう告げれば、流石に相手も苦笑を浮かべ。

その後、男から"稀人"と呼ばれる来訪者のことを聞く。
最近、この先の村にも、と明のことも知るだろうか。
そうして、己はと言えば、何の因果がこの銀髪の、変わり者の屋敷で過ごすことになるのである*]


――山中の寺院――

[銀髪の、と尼僧に告げれば伝わったろうか。
暗闇を愛し暗闇に愛された兄は、人となってもやはり、
相変わらず闇に閉ざされた部屋で過ごしているらしく。
困った兄でごめんなさい、と苦笑を返し、山道を往く。

そんな行き倒れの兄と自分を見捨てぬヒトの心根が、
嬉しくも胸に沁みて、嗚呼、人の世はこんなにも――]

……お兄さま、お迎えに参りましたよ。
いつまで闇ばかり見つめておられるのです?
志乃は闇にはおりませぬ。留まるつもりもありませぬ。

[陰鬱さを吹き飛ばすように、笑って、笑って、]

さあ、参りましょう、お兄さま。
引きこもっていては勿体のうございますよ。

[だって、人の世はこんなにも美しいのだから]



視えぬのならば手を引きましょう。
望まれますれば唄いましょう。
恐るるならば、

[はしたないかしら? がっかりされるかしら?
だけれど、これが本当の志乃だから]

――……叱って差し上げますわ!

[微笑み、強く*手を引いた*]


メモを貼った。


飛脚 甚六は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 18時半頃


【人】 飛脚 甚六

─祭壇─

[方々への伝達を終えて、もう一度水鏡に戻ってきた。
浮かび上がる前夜の札を覗き込む]

…………。

[華月はウトを疑っていると言っていた。
日向は──やはり、華月に追従しているのだろう。
前日はおれに投じていたウトが華月の名を書いていた。
──古い神を疑う、ということは。
明の月詠の力を、知っていたから変更したのか。
他に古い神に投じているのは、置壱]

……だから、やっぱり、置壱さまなんじゃねーの。

[視界が狭まっているのは否定できない。息を吐いた。
言葉にするのは簡単だが。もう少し、落ち着いて考えたい。
華月から聞いたこと、日向のことも──]

(72) 2013/08/15(Thu) 18時半頃

飛脚 甚六は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 20時半頃


【人】 飛脚 甚六

─山のふもとで─

[祭壇のある社から降り、伝達の仕事へと戻り駆け回る。
そこで、ふ、と名前を呼ばれた気配に足を停めた。視線を向ける。
弱った雰囲気の漂う、ちいさな姿]

日向。

[と、降り立つ。足が着く前に質問が飛んでくる。
それに応えるために顔を同じ高さにして、日向の前にしゃがむ。
泣いたと分かる目や頬に気付いて。けれど。
いつもと同じように、わしゃわしゃと頭を撫でようと]

神ってなんなんだろーなあ。そんな難しいこと考えたことねーよ。
おれがここにいるのは、そうだな。
……誰かの役に立ちたいからだろうな。
道祖神の信仰を依り処にして神になったおれは、さ。
安全を、情報を、伝わることを、そういうのを願われているから。

(76) 2013/08/15(Thu) 20時半頃

【人】 飛脚 甚六

[自分の言葉は何かしら日向に響いたらしい。
大人びた笑みを浮かべる様、しかし撫でる掌から伝うのは。
先程までの悲壮さではなく、雪客から感じたような。
いつくしみ、あたたかいそれは。
頬を膨らませて睨んでくる日向に目を細める]

おお、何かの役に立ったなら本望だ。おれこそあんがとな。
華月を探しに行くって。

そういやその華月が探していたぞ。昨日。
……日向お前帰ってなかったのか?
書置きが──残されてたって。心配していた。

[駆け出そうとする日向の手を反射で繋ぎとめ。
泪の痕の残る目元を、払われなければ右袖で拭うけれど]

(81) 2013/08/15(Thu) 21時頃

【人】 飛脚 甚六

[泪を拭ったら、そっと前髪を撫でる]

あー、その、な。
おれもお前を心配してる華月から、その手紙の内容を。
教えて、もらったんだけどさ。

どうしてそれが分かったのかとか、聞いてもいいもんなんかな。
言いたくないなら、無理に聞き出そうとは思わねーんだけど。
志乃が祟り神の手によって堕ちているのが、よく分からん。

日向……お前は、誰にも、何もされてないか?

[そのことを知っている事実によって。
明のように、祟り神から何かされるのではないかと]

(83) 2013/08/15(Thu) 21時半頃

メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 飛脚 甚六

声、声か……まさかとは、思うが。

[祟り神が蠢いているであろう夜中に、独りで出歩いているのかと。
言葉にはしなかったが、顔色を窺う日向には心配そうな表情を向ける。
なんという、恐いもの知らずの付喪神。
普通の神なら、闇神ではない限り闇の中で徘徊など──]

危ないことをしてるんじゃないなら、いいんだが。
あんまり……危険なことはするなよ?
華月も心配するだろ。っつか現に心配してるだろ。

自由、か……祟り神は志乃を自由にしたかったのか。
そうか、受け入れて、堕ちたのか……。

[ならば下界でしあわせでいてくれるだろうか。
大丈夫、と繰り返す日向の肩をぽんぽんと軽く叩く]

あんがとな、引きとめて悪かった。
そういや日向、お前、そのことを華月とおれ以外の誰かに。
話したり、したか?

(85) 2013/08/15(Thu) 22時頃

メモを貼った。


――???――

[それは天上を追われた時のことだったか、
それとも地上へ降りたって何度目かの夜だったか。

判然としない記憶だけれど、確かに聴いた黒い声。>>*0
群がる羽音にも、這いずる恨み言にも邪魔されず。
するりと届いた別れの言葉は、涙声ではないようで。]

……ふふ。ようございました。

(涙は、もっと大切な時の為に。
もっと、大切なひとの為に、取っておいて下さいな)

(だって、もう手は届かないのですから。
志乃のせいで、志乃の為に、独りで泣かれてしまうのは
――……志乃も、悲しゅうございますわ)

[ホッと微笑み、目蓋の裏は、黒に沈んで*溶けてゆく*]


【人】 飛脚 甚六

[笑う、その伝わる感情が心地良い。
間延びした返事に笑って]

くっそ日向お前かわいいなあ。
笑ってろよ、お前が笑ってるとおれも嬉しいからさ。

[出逢ったとき、何故泣いていたのかは聞かないでおこう。
そう思いながら手を離す。解答を聞いて立ち上がる]

そうか、だよな、まあ気をつけろよ。
だれがどこで聞いてるかもわかんねーしさ。

[言いながら視線を巡らす。人影はないけれど]

あんがとな、話してくれて。

(88) 2013/08/15(Thu) 22時頃

会えるものならば、他に何も望まない……

[はた、と歌声と琴の音が止む
見開かれた、堕ちた際に視力を得た双眸が宙に向けられ――そこに、白い花が闇の中はらり枯れ堕ちていく幻を視た気がした。]

……。

[悲しげに目を伏せる。
闇の中の銀髪は堕ちたことで高天原に残る神々に願われているように幸せになれるとは、思えていない。
何も無ければ、祟り神が訪れなければ穏やかに志乃と共に暮らしていられた筈なのだから。
これは己が最愛の妹を守れなかった結末なのだから。]


飛脚 甚六は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 22時半頃


メモを貼った。


嗚呼、志乃……

君は何故、笑っていられるんだい。

[迎えに来た彼女の笑う声は、叱ると言う言葉は自分の知らない女性(ひと)のようで。
その、一目でも見られることを願っていた姿を見るのが恐ろしくて目を瞑った。
暗闇から解放されど、心は未だその中に]

いけないよ。
僕は分からない。君がそんな風に笑える理由が

[手を引かれど拒むように緩く首を振るだけ
細く不安げに呟く様は高天原での兄妹と立場が反転したかのように]


メモを貼った。


―下界・住居―
[月様、と呼ばれた先代らしき稀人の記録に目を通す。
口伝のおとぎ話の他に、長者の屋敷の蔵にいくつか書き残されていた。

――曰く、ある日突然あらわれて、人々に知恵を授け、祭祀を正しくした。
時々風変りな客人がおとずれていたようだが、彼らの持ち込む知恵や土産は村人の生活を豊かにするものばかりであったので、最初は警戒していた村人も次第に打ち解けた。]

祟り神の騒動が終わったあとのことでしょうか。

[当時はまだ一人で下界に降りることが許されていなかった明と違って、月神の知己の神々は度々月神に会いにこの地に降りてきていたようだ。]


【人】 飛脚 甚六



…………はは。

[またね、と言って駆け出す日向の背に手を振り返す。
鞠のように跳るのが似合う少女には、やはり笑顔がいい。
どうしてここにいるの、神様ってなんなの、と。
不安げに、もどかしそうに訊いてきた姿もいとしくはあるが]

華月が大事にするのも分かるなー。

[札の効力さえ弾いたと聞いた。それは、日向の為なのではないか。
もし自分が先に堕ちたら>>15と言っていた。
その為に自分に投じる朝顔を警戒して札を投じるほどに。
左袖に潜む白蛇を、布の上からそっと撫でる]

(93) 2013/08/15(Thu) 22時半頃

[何故、と問われれば、眉を垂れ。
笑みに苦いものが混ざったろうか――やはり、と]

……お兄さまは、

[本当は、何度も喉から出かかった言葉。
神の身ゆえに、そして兄の心の儚さに気付いたゆえに、
口にはすまいと思ってきたそれを、]

お兄さまは。お兄さまは。
一度だって”志乃”を見て下さったことがありましたか?
一度だって、誰かを愛して下さったことがありましたか?

お兄さま、志乃を見て下さい
志乃は綺麗なんかじゃないのです
志乃はか弱くも、優しくもないのです

ずっとずっとお兄さまは、志乃を傍に置いていたのに
ずっとずっと、志乃を見て下さらなかった


[当時の風習や、客人たちが持ち込んだとされる習慣も、しっかりと根付いていて。]

だから、稀人への信仰が篤いのですね。

[明を拾って面倒を見ていた老爺はこの地の長老格であり、老婆は祈祷師だと言っていた。
長老の語る話にも、祈祷師の行う儀式にも、月に属する神しかそうと分からないように、さりげなく高天原での儀式や術が取り込まれていた。

夜空で月の周りを巡る星の読み解き方。
月から見た、神たちのもてなし法。
実際に高天原でやっていた通りに行ったのであれば、それは人界においても恙なく通用したことだろう。]


[膝の上に巻物を広げて、過去の記述をすっかりと読みふけっている。

だから、高天原より神が一人降りてきたことに、すぐには気づかなかった。
すでにこの身は神でなく、ただの人なのだ。]


……。

[己の知らない妹の語る言葉をただ呆然と聞いていた。
理解すれば、自分がしてきたことを思えば唇は震え]

……すまない。

[ただ涙を溢すことしか、出来ずに。]



独りにしないと言ったのに。
我が儘を、言えと仰ったのはお兄さまなのに。

志乃がどんなに愛しても、
お兄さまが愛しているのは暗闇ばかり
志乃の奏でる音ばかり、弱々しいこの器ばかり!

……我が儘なんて、言えるわけが、なかった!

[爆発するような勢いで、一息、それだけ言い切れば。
兄の苦手な火の神の姿を、ふと思い出して微笑んだろうか。
影響されたのか、元からこんな性格なのか、
自分でも分からないけれど――兄は、良くは思うまい。

掌の中にある、少し冷たい兄の手を、包むように握って]

笑う理由が分からない? 簡単なことなのに。


[震え、涙を流す兄の背を。
嫌がられないのであれば、そっと抱きしめて]

志乃は、お兄さまの妹で幸せだから

お兄さまが志乃を見て下さらなくても、
たとえ志乃を愛して下さらなくても、
他のお兄さまなど要らないのです

神でなくなろうとも、人の身になろうとも、
輪廻転生があるのなら、またお兄さまの妹に生まれたい

人は、それが叶うの
永遠の命などなくとも、何度も何度も会えるの
術なんかなくたって、またお兄さまの妹になれるの

参りましょう、と言ったのはね。
……志乃が美しいと、愛おしいと思った世界を、
お兄さまにも愛してほしい、それだけ。



[それからちょっとだけ、身を離して首を傾げ]

……お兄さまは、志乃が要らぬと申されますか?

[なれば、わたしは去りましょう――笑んで、告げた**]


【人】 飛脚 甚六

─→丘─

[樹のふもとに立つ。幹に左掌を押し当てて。
逞しく聳える枝を見上げて、眩しさに目を眇める]

……朝顔さま。

[小さく、名前を呼ぶ。もうここにはいない、彼女の。
弱くなっている訳ではない。
祟り神の来訪による疑心暗鬼や不安、悲しみ。そしていつくしみ。
考えを、整理したくて]

(105) 2013/08/15(Thu) 23時頃

飛脚 甚六は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 23時半頃


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飛脚 甚六は、メモを貼った。

2013/08/15(Thu) 23時半頃


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[爆発するような勢いに母に叱られる子のように肩を震わせ下を向く
包み込むように己の手を握る妹のそれは、暖かった。けれど]

……君も、僕のことを何も知らない。

[震える声で呟く。
背を抱き自分の妹に生まれ幸せだからだと言う志乃の言葉を素直に受け入れられない。
自分が思っていたよりずっと強い彼女には、きっと弱々しく儚い兄にでも見えているのだろう。]

……だからそんなことが言えるんだ。

[祟り神がいなくなれど兄がいれば高天原は平和にならなかったであろうことを、知らずにいるから。
妖でありながら平然とあの場所に存在していことを、自分達の為に彼女との揃いの着物で男神を誑かしに向かっていたことも。
火の女神の名を水鏡に投じることに躊躇など一欠片も無かったことも。]


[元気な声で訪う神の姿に、目を見開く。]

…私の客人です。

[あれは誰かとざわめく屋敷の者にそう言って、どうにか二人にしてもらうだろう。]


メモを貼った。


[自分の寝起きしてる場所へ女性を通すのは少々はばかられる気もして、庭の見える座敷へ案内するように望めばそれは聞き入れられたか。]

……お団子屋さん。どうして?
もう祟り神の騒ぎは収束したのですか?

[朝顔が追放されたことも。
志乃と亀吉が堕ちたこともしらないまま、そんなことを尋ねたろう。]


メモを貼った。


[たまこがかつて境界の神であったことは、覚えておらず。
彼女の姿に懐かしさと嬉しさを感じながら、他の神の姿が見えないことに一抹の寂しさを感じていた。

それも。彼女が境界の神だと知れば変わることだったが。]


[襲われた時のことはよく覚えていない。
ただ、鏡の異変の気づき意識を失う間際にせめて朧にだけでもその異変を、と白兎を放ち――。]

(否、あれは――本当に意識を失う間際だったのか?)


[ならば教えてあげよう。
兄だと慕っていたモノの汚れた正体を]

……要らぬと言うのは君のほうだろうね。

[目を開き、笑む妹へにっこりと笑いかける。]

お前のお兄さまはね、妖だったんだ。生まれた時から。

[結われず降りたままの、志乃の美しい黒髪とは違う異質な銀髪に指先を絡める]

僕がいれば祟り神が堕とされても高天原に平穏など訪れなかった。それを分かっていても堕ちる気なんか無かったよ。
だって僕は君以外の神など、どうでもよかったのだから。
その為に、華月様を誘惑だってしたさ。……ああ、失敗と言える結果だったけどね。

[くすくすと笑い。]

やっぱりお前は優しい子だよ、汚い僕の妹とは思えないぐらいにね。


[泣くような、唄うような声を聞いたように思う。
その前に、自分は何かを聞いていたのではないか。

それゆえに、最期だと理解して――。

ぐらり、と揺らぐ視界に。額に手を当てた。]


境の神――。
私は非力です。
二度目の術は、発動しなかった。

[得体のしれない靄に阻まれて。
だが、それが朧の影響だとは微塵も思っていない。]


メモを貼った。


二度目の術は――手毬の付喪神を。
実りの神の元に使える小さき神を占いました。
けれど、それは予想外の力に阻まれて「視」ることはできなかった。

…それを依頼したのは実りの神です。
あの方の真意がどこにあったのか。今の私には知る術がありません。

[彼の神が祟り神であったなら、時間稼ぎに付喪神を差し出しただけとも。
明が本当に占術を使えるのか鎌をかけただけかもしれない。]

けれど…あの方が、小さき神を大事になさっていること、偽りはないと思います。


[朝顔、亀吉、志乃。
その身に起きたことを知れば、そっと目を伏せた。]

境の神。
私が祟り神を「視」ることが出来ると知っているのは古い神です。
――先代の月神がそうであったから。
竜の君には、私から打ち明けました。占術に必要なのは彼の神のお清めになった水が不可欠であったため。
火守の神は――私が占術をつかうと確信された様子は無かった。
実りの神は、言葉にはなさらなかったけれど、どこか確信がおありのようだった。
浄の神は――騒動の最中お会いしていないのです。

[疑いを向けるには、いずれも心痛む相手ばかり。
それでも、言わずにはいられまい。]


私は、このいずれかに祟り神が潜んでいると思っております。


人の身となり、疑いをもち、それでも、――皆に会いたいと愚かなことを願う私を許してください。

[言いたいことはいくつもあれど、言葉にはならなかった。]

もし、どなたかにお会いしたら……明は本当は水晶など残すのでなく、もっと皆と一緒にいたかったのだとお伝えください。

それと、こちらでも皆さまへのお供えは怠っていませんよ。

[既に日課のようになった祠への備えがもし自分からだと知れれば、いくらか喜んでくれるだろうか。
出来ればそれも伝えてほしいと、境の神に願った。]


[もっと引き留めていたかったが。
彼女から伝わる情報を心待ちにしている神も多いだろう。]

境の神よ……地上の、私の穢れに触れる前に、どうかお帰りください。

[懐かしい高天原の気配を、そっと天に送り返す心の準備をした。]


メモを貼った。


メモを貼った。


無論、明は、境の神の必要とあらばいつでも、お答えいたしましょう。

[かつては同等にも近しくあった神へ、そっと跪く。
それが今の、神と人の距離。]

さあ、お早く。

[促す。
本意ではなく。]


[知らない。だからそんなことが言える。
そうだろう。その通りなのだろう。
唯一無二の兄妹と言いながら、知らぬことが多すぎた]

[続く、兄の告白に。]

……それだけ?
それだけで、汚れていると申されますの?

生まれなど、性質など、
お兄さまの力でどうにかなるものでもないでしょう。
お兄さまの男性関係がどうであれ、
それは志乃が口を出すことでもありません。
志乃の為だと言うのなら、尚更どうして責められましょう?

汚れていると言うのなら、志乃の方こそ。
隠すつもりもありませんでした。
言い出す機会がなかっただけのこと。



志乃はずっと、祟り神の音を聴いておりました。
憑かれ給うた彼の神の孤独と共にありました。

罪過に嘆き苦しむ様を見て、愛おしいと思いますれば。
その手を取って守ろうと。子のように、友のように。

”誰も皆、綺麗なんかじゃない”
”綺麗じゃなきゃ、いけないはずなんてない”

――彼の方にも、申し上げた言葉でございます。


軽蔑なさいましたか、お兄さま。
ご覧下さいまし。志乃の手は、汚れておりますか?

[つと離れ、掌を突き出して、じっと見据えて*]


[たまこの力強い言葉にそっと微笑む。
彼女のこんなところはウトによく似ている気がした。

そういえば、自分が占術を正しく行えなかったせいで朧に迷惑がかかってはいないだろうか。

案じることは多かったが、もう時間がなかった。]

さあ、境の神よ。
今宵はお別れです。

[たまこの笑顔に答えるように、精一杯の強がりで笑顔を浮かべてみせた。]


……それだけ?

志乃、自分が何を言ってるのか分かっているのか
高天原に妖がいた、それがお前の兄だった。そう言ってるんだよ

[信じられないと目を丸く、そこに映る志乃はどんな表情をしていたのだろう
男性関係、には若干噎せた。……あれはあくまで目的の為に行なったわけなのだが、おまけに相手が理解していたか微妙なのだが。]

……言ってみなさい。

[彼女もまた何かを意図せずとも隠していたというのなら、それを聞こう]


[神の世界を離れてはじめて。
たまこが無遠慮に包んでくれた手のぬくもりに、安堵した。]

(ああ、会いたい――)

[裏腹に。募る、希求。]


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