人狼議事


64 色取月の神隠し

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[何分必死だったのはあった。
手がぶれたかどうかを目にしたかは定かではない。けれど期せずして沙耶の身体の二重の影を見つけることは叶ったか?
はっとしたような表情を浮かべ、次いでその名を零すのならば、彼女に降りかかる黒き情念と化した火の粉を一度払い軽く目配せをし、彼女の少し後に佇んだ]

 輪廻の轍か?

[現で叶わぬ時の逢瀬が、隠世で紡がれる
委細は異なれど、今彼女は何かを掴み、そしてたぐり寄せようとしている
自らが主と定めた娘が、今刻の欠片を拾い成すべきを成さんとしているのだ]

 ……
[ならば、成さんとする事の顛末を見届ける責は我に有り
ヒトの手を焼かんとする黒き情念に、それでも手を翳したぐり寄せようとする様を、女は横目で見つめ、背を預ける。
無粋の介入を心良しとせず、且つあの妖しの炎が主を包むのならばもろともに焼かれるべく]**


メモを貼った。


ヤメロ

ヤメテ コナイデ

[火は一瞬激しく燃えて、手を引かせようとその肌を焼いた。]

モウ 嫌 ダ


[手を伸ばしている人。その人を見て
変わった己の姿を見て、恐怖した少女の姿を思い出した。

そして、消えた。
どれだけ探しても、もう見つけられない。

己に残されたのは、少女の笑顔と怯えた表情の記憶。

あの笑顔を求めて、怯えていた表情は嘘だったと思いたくて
ずっと探していた。]


[そして、一平太。
友達だと思っていた彼が、本当は友達ではなかったのだろうかと
あやかしなど、友と思っていなかったのではないかと

少女の記憶が、一平太の消えた事実をそう思い込ませる。]


[そして青い火は、悲しみと寂しさを強い憎悪へ変えながら燃える。]


メモを貼った。


【人】 子守り 日向

[明之進や辰次との繋がりを芙蓉が語れば、
 薄茶は仄かに驚きを乗せるが、直ぐに眼差しは柔らかに]

 “芙蓉さんが、あやかし……”

[怖くないのかと問うたまこには、
 曖昧に眉を下げて、先刻消したばかりの文字跡へと目を落とした。
 捕まえようとしている、その言葉に懐疑的であったためだろうか。]

(56) 2011/09/20(Tue) 00時半頃

【人】 子守り 日向

 “私も、芙蓉さんのこと 好きだよ。
 芙蓉さんだけじゃない、今までに出会った皆の事も ”

[雉を介した出会いに驚いたこと。
 薬を売って貰って、ぎこちない話をしたこと。
 筆談が苦手な彼女にはもしかしたらこの言葉も通じないかもしれないけれど、一平太の独白を聞き、たまこの様子を気遣わしげに瞳に映しながら地に枝先を走らせる。]

 “たまこちゃん……は、 やっぱり恐いと思うかな。
 私は………”

[その先は書き留めず、首を振る。]

(58) 2011/09/20(Tue) 00時半頃

[激しく燃える火が、傷ひとつない白い手を焼く]

 …………っ

[痛みに慣れぬ娘は、歯を食い縛る。
 表情が崩れ多量の汗が滲んでも、構う事はなく]

 明之進……。聞いて。
 嫌ならすぐに忘れてしまっていいから、今だけは聞いて欲しいの。

[我知らず呼称を変えながら、明之進に呼び掛ける]

 私、明之進に謝らなきゃ、って……。
 あの時、姿が変わっても、同じ明之進だと信じられなかったこと。
 ごめん、って、言いたかった。
 だからずっと……探してて……。


[重なる記憶。
 "さよ"は丈夫でない身体を引き摺るように、明之進の姿を探していた。
 家人に頼る訳にもゆかず、慣れぬ表を駆けずり回って三日三晩。
 "さよ"は家に帰り着く間もなく力尽き――]

 私、どうすればいいのかわからなかったの。
 ごめんね、っていうための体もなくして……。
 それでも、諦めずに探してたら、こんな風になる前に届いていたかもしれないのに……。


 でも、ね。
 私のことを許してとは言わないから、このことだけは、忘れないで。

 からだが近くにいなくたって、それは嫌いになったってことじゃないの。
 心は近くに在りたいって、願ってることだってあるの。

[自身の事は取り返しが付かなくとも、もうひとつの繋がりを断たぬようにと。
 必死の思いで訴えかける]


メモを貼った。


そうだな、志乃さんたちを探そうか。

[消えた気配が何なのか、正体に心当たりはないか尋ねてみようと思いながら、ゆりに手を引かれ]

――!

[通り過ぎる炎に、すがり付いてくるゆりを庇うように支えて

……あいつ!

[炎の飛び去った方角を、鋭く睨み。]

『………志乃さん、何があった!?』

[自分を呼ぶ筝へと問いかけ、ゆりに誘われるまま後を追う。


 志乃……。

[背に志乃の存在を感じて、そっと声を掛ける]

 ごめん、ね。
 でも、"さよ"は私の半分だから。
 "さよ"の想い、私もわかるから……こうしなきゃ、って、思うの。

[このまま居れば志乃をも傷付けてしまうかもしれない。
 けれど、半身が死した後まで抱き続けた想いを、ここで途切れさせるわけにはいかなかった]


……ちょっとごめんよ、


[ゆりをひょいと抱えあげえると、背に負って走った。早い。]


メモを貼った。


【人】 子守り 日向

[不意に降る、埋めた文字への返答。>>48
 芙蓉から藤之助へと視線を移し、見上げた。]

[ひととひとの間でさえ恐れは生まれ、時に迫害すら引き起こす。
 分からぬもの、知らぬものへの恐怖なら、どうだろうか。

 恐れがひととあやかしとの境だと告げる、
 どこか頑なな瞳の理由に、口を開きかけ―――>>48>>50]

(65) 2011/09/20(Tue) 01時頃

【人】 子守り 日向

 …………!

[近くの林から、逃げるように烏が飛び発った。
 風が強さを増し、どこからともなく聞き慣れぬ鳥の声。
 息を呑みそのまま吐けぬ儘、藤之助の変化を見詰めている。>>55]

(66) 2011/09/20(Tue) 01時頃

知ラナイ ソンナ言イ訳 聞キ、タクナイ

怖ガッテ 消エテ
イナクナッテ 見ツカラナクテ


心ダッテ 離レテタ

[必死の思いの訴えが、酷く心を痛めつける。
負の火は心を病ませた。

それを信じても どうせ また裏切られるのだろう

いっそ、ただ燃えるだけの鬼火となれたらどれだけ楽になるだろう。人だった記憶も無くし、意思も持たぬようになれば……]


明之進!!!!!!

[ようやくその場にたどりついた龍笛が、炎と化したあやかしの名を呼ぶ。]


嫌ダ  嫌ダ

[沙耶の顔を見るたびに"さよ"が、さよの笑顔が記憶の欠片から掘り起こされる。
そして怯えた表情も、その時に受けた強い悲しみも。

青い火は、沙耶から離れてゆく]


【人】 子守り 日向

 “…………鵺”

[ぬえ、と繰り返す。
 その姿は、迫りつつある宵の闇すらも纏うよう。
 櫛が無ければただの人の子である自分でも、そこに潜む強大な力をその気配から知ることが出来る。]

 ………

 “藤之助さん。いえ、ぬえさん、かな
 あなたは、どういうあやかし ”

 ?

[得体の知れぬもの、という名を持つそのひとを見詰め、静かに問い掛けた。]

(78) 2011/09/20(Tue) 01時半頃

 明之進……!

[尚も自身を拒絶され。
 娘は火傷の痛みに震える手を、もう片方の手で押さえた]

 私、が、人だから……明之進に近付けないのかな。
 人は、弱いから……
 すぐに怯えるし、迷うし、……永い間変わらずにはいられないから、誰かを傷付けるのかな?

[明之進が離れていく。
 娘はそれでも追い掛けようと一歩を踏み出すが、そこにどうしようもない溝を感じてもいた。
 ――そんな時だろうか、龍笛の声が聞こえたのは]


メモを貼った。


【人】 子守り 日向

[芙蓉の謝罪に、首を振る。>>63
 優しげな呼び掛けには、答えを紡ぐ間もなく空気が一変した。

 目を逸らさずに藤之助の変化を見詰めている間にも、
 芙蓉やたまこ、一平太の対話は進み]

 ………

[二人の答えを聞けば一瞬だけ瞳を揺らすが、
 ひとつ瞬きをする間にその気配は霧散した。
 自分が望んだことだ。彼らが望んだことなのだ。]

(82) 2011/09/20(Tue) 01時半頃

明、明之進。
何やってんだよ、お前。

そんな姿じゃ、すぐに燃え尽きちまうぞ。

[ゆりを背中から下ろし、風呂敷を「これ持って下がっててくれ」と託して。沙耶と明之進に近づこうと。]


辰次の方を振り向き、僅かに頭を下げた**


メモを貼った。


メモを貼った。


[辰次の声が聞こえると]

モウイイ 未練ナンテ ナイ

[そう、返して。
燃え尽きてしまっても、もう未練はないと負の感情を喰らって、火は大きく燃えた**]


【人】 子守り 日向

[え、と瞳を見開いた。]

“異なって見えるあやかし… なの 
 人によって……”
 
 ……… …?
 
[禽獣、雷獣―――そう聞けば、増大した闇の中を、目を凝らしてじっと見詰める。そろりと横に回り、それから後ろ。
 一回りして元の位置に戻ると、随分長く沈黙したのち、切り出し難そうに地に指を付けた。]

(90) 2011/09/20(Tue) 02時頃

メモを貼った。


【人】 子守り 日向

 ………

 "気を悪くしないでね”

[時折、その姿を見上げ首を傾げながら]

 “私には、藤之助さんに見えるんだ
 こう 周囲の空気が凝縮されているみたいに重い、し、
 黒いものが 空まで届くくらいに取り巻いてる。
 気配の強さはさっきよりも ずっと桁違いだよ。
 それでも核は―― 変わらないの。 想像力ないのかな、私”

[問いに答えてくれたことには、ひとつ頭を下げる。
 芙蓉と日向、一平太の気配が掻き消え、すぐ手の届く隣の空間が歪む。細く続く路に視線を遣らず、櫛だけを握り締めた。]

(92) 2011/09/20(Tue) 02時頃

日向は、藤之助を、ほんのすこし気まずそうに見上げてから、裾を払って立ち上がった。

2011/09/20(Tue) 02時頃


子守り 日向は、メモを貼った。

2011/09/20(Tue) 02時半頃


[沙耶に頭を下げ返すと、明之進へと近づいて。]

……ばぁか。
何があったか知らねえが、ほっとけるかっつうの…

[手を伸ばして、鬼火と化した明之進を掴む。
そう、確かに掴んだ。曖昧な存在に近い同胞の身では、それも叶う。

当然、炎は手を文字通り焼くが、意に介した様子もなく。]

いいから、ちょっと落ち着きな?

[じりじり。手が龍笛の材料である竹のように焦げる。]

心を鎮めて……

[じりじり。じりじり。]


……………ぅおらぁっ!!!!!

[まだるっこしい、と有無を言わさず、
掴んだ鬼火に頭突きを食らわせた。

説得が通じそうにないので、心を鎮める…つまりは、何も考えずにすむ気絶を狙ったのだった。]


メモを貼った。


あちぃ……いてぇ……

[額から竹を焼いたような香ばしい匂いがしている…
ほんのり焦げていた。

明之進がそれで怯まないなら、さらに別の方法で気絶を狙うつもり。*]


子守り 日向は、メモを貼った。

2011/09/20(Tue) 02時半頃


メモを貼った。


はぁ、はぁっ…、

[辰次と駆け出すものの人の足ではとても追いつけない。息を切らせていると辰次に抱え上げられ]

きゃっ!?

[みるみる流れてゆく背景に、振り落とされぬよう、ぎゅ、と辰次の首に腕を回す]


[そうしてその場にたどりつけば、真っ先に目に入ったのは火傷を負った手を押さえる沙耶の姿]

沙耶様っ…!!
やはり、沙耶様、だったのですね…!

[辰次の背から下ろされ、風呂敷託されれば受け取って、煌煌と燃え上がる炎を驚きの表情で見つめる]


あ、あれが、明之進様、なのですか…?

[鏡の力であやかしだと知ってはいたものの、記憶の中の明之進とはまったく違う姿に驚き、何故、と疑問を浮かべる。沙耶達の只ならぬ雰囲気に、良くないことが明之進の身に起こっているのだと察して、抱えた風呂敷をぎゅ、と抱きしめた。

 辰次が燃え盛る火に近づくのを息を呑んで見守る。辰次の手が火に焼かれるのを見れば思わず声を上げて]

辰次様っ……!!

っ、きゃっ!

[頭突きを食らわせるのを見ればぎゅ、と目を瞑った]

ああ…、雷門様、どうか辰次様を…、明之進様を、お救い下さい…!

[泣きそうな顔で、その場を見守るしか出来ない自身に、唇を噛みながら祈った**]


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