人狼議事


175 Arco Mondo -初夏の訪れ-

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 でも、同室が辛いなら言ってくれ。
 俺はどこかに部屋を借りてくるよ。

[このままでは普段の癖でミイユを抱いて寝かねない。
 湖で暴れられたようにされるかもしれないし、
 無理強いもしたくはない。
 くっついて寝たいのは本音だが]

 触られるのも苦手なら、しないようにするし。

[髪に触れて香りを吸い込み、
 頬を撫でて身体を抱き締めたい。
 あまつさえ自作の紐で飾ったら……

 なんていう下心は全て封印だ**]


メモを貼った。


[沈黙の間に襲われるのは、声なき声の言葉の渦。]

 (ぼくといたって)
 (トレイルのこと心配する。)

 (当たり前じゃん。)

 (抱き合って、頭を撫でるくらい)
 (仲がいいんだ。)

[笑い声から生まれ、気がつけば森の奥に独り。
 家族なんていなかったから、わからない。
 ジェレミーとトレイルの関係性を、なんとなく知識では把握していても
 淡すぎる知識は心まで納得させるには不充分だった。]


 
 (や、だ。)
 (今日も、あえたのに。)
 (明日も、あいたいのに。)

[こんな仮の同棲みたいなのじゃなくて、いっそ。
 そう思えば俯いた顔が、うっすらと眉間にシワを寄せた。]

 (無理だ、そんなの。)

[何を自惚れているんだ、と。
 たった一度、誘われただけで。
 あいたいと、あいたかったと云ってくれただけで。
 そんな時に聞こえるのは、何処か少し震えたような声と言葉。()]

 (───す、き?)

[距離は遠いまま、顔を上げて向けてしまう。
 それは、どういう感情なのか。
 ミイユは自覚さえしていないのに。]


 女の子、じゃ… ……な、 …い。

[きっと勘違いしているんだ。
 体を見られていたことも忘れて、呟きが落ちる。
 思い出す、遠い昔の些細な出来事。
 そのせいで声はどんどんと失われていった。]

 (やだ、一緒にいたい。)
 (傍にいてほしい。)
 (触られるのも、嫌じゃない。)

[そう云いたいのに声は出ず、首を振ることさえも出来なくなって。
 指先が冷たくなってくるから。
 痛いくらいに、自分の腕を握った。
 細い紐に触れていないと、バラバラに壊れてしまいそうで。]


メモを貼った。


 ああ、ミユは女の子じゃないね。
 それでも触りたいとか傍に居たいって思ったんだ。

 あとは、ミユが親しくするのは俺だけでいいとか。

[動物にだって嫉妬する、
 ずっとミイユの傍に居て声を聞いていたなんて
 羨ましい、俺もそうしたい。
 いっそ動物に成れたらいいのに]

 もっと色々なミユを隣で見ていたい。
 これからはずっと、手の届くところに居てほしい。

 だから、ミユが好きだ。

[これでもまだ想いは届かないかな、
 ミイユを見つめ返して自信なさげに眉を下げた]


メモを貼った。


 ──っ、!

[触りたい、傍にいたい、親しくするのは、なんて。
 まるで同じような感情を言葉にされて。(
 じわと涙が溢れそうになる。
 泣くなんてしたくない、でも瞳は逸らしたくない。
 きゅっと眉間にシワを寄せた、無表情ではない顔を向ける。
 まっすぐ向けた瞳は、滲んでいた。]


 き もち…わる ……く、ない?

[昔から大人しい妖精だった。
 初めて街に行ったとき、声を掛けられたことがある。
 優しくて、王子様のように振る舞う相手だった。
 女の子と間違えて声をかけてきたその相手は、ミイユの声を聞いて
 男とわかった瞬間、気持ちが悪いと云って離れていった。

 ほんの些細なことだ。
 けれどミイユから声や表情を奪うには充分だった。
 女の子のような顔が気持ち悪かったのか。
 顔に似合わない声が気持ち悪かったのか。
 なにもわからないままに拒絶された、小さな出来事。

 男と知っても、ジェレミーは好きだといってくれる。
 どうしよう、どうしよう、胸が痛くて苦しくて張り裂けてしまいそうで。]


 
 
 
 す、き。
 
 
 


[滲む瞳のまま、ジェレミーを見つめる。

 触れたい。
 なのに怖くて、二文字を口にするのが精一杯だ。
 距離を縮められずに。

 けれど唇を動かした言葉は、自然と。
 泣きそうで、柔らかな笑顔を見せていた。
 もっと笑えと、彼が云ってくれたから**]


メモを貼った。


ミイユの表情が涙を堪えるものに変わる。
 泣かせたい訳ではなかったけれど、
 こんな表情まで隠さずに見せてくれるミイユが愛しい]

 気持ち悪くない。
 ミユが可愛く見えて仕方ないんだ。

[強いコンプレックスを抱えているのは解る、
 自分も見た目通り軽いとよく言われてきたから。
 最近では半ば軽く振る舞ってすらいた]


[感情が高まる、というのを初めて体感した。
 落とされた立った二文字の言葉が
 今すぐ空に飛び上がりたくなるほどに歓喜をもたらす]

 ミユもすき?
 良かった、ドキドキして少し怖かった。

涙が浮かぶ瞳を見つめ返す。
 真っ黒の中にきらきらした色が反射してとても綺麗だ。
 浮かぶ笑顔は、今まで見たどんな表情よりも心を鷲掴みにした]

 もうちょっと近づいてもいいか。
 できれば触れられるくらい近く。

[いきなり抱きしめたらまた驚かせてしまうだろうし、
 此処は一歩づつ歩み寄ってみるつもりで。

 男であることなんて問題ないという証明も
 すぐに見たら筒抜けになるだろう。
 それぐらい今は嬉しさを隠し切れない表情をしていた**]


メモを貼った。


[浮かんだままの涙は言葉に一、二粒落ちる。(
 気持ち悪くないと、云ってくれた。
 こんな自分を、気持ち悪くないと。]

 っ ──!

[床をぱたぱたと濡らして、瞳はそれでもそらさない。
 ただ一人、たった一人を見つめ。]

 ……す、き。
 昨日、あった ばっかり──なのに

[触れられるくらい近く、と云われて。(
 首を横に振れるわけがない、自分から近づくこともできない。
 じっと見つめて、きらきらと光る黒い瞳を向けて。
 ほんの少しだけ、手を伸ばした。

 触れたい。
 傍に、いたい。]


溢れる涙を拭おうと手を伸ばす。
 そっと頬に触れて、指先で雫をすくい取った]

 こうやって触ったり、他にも……
 色々とね。

[するよ、と小さく付け加えて伸びてくる手を取る。
 そのまま腕の中へ迎えようと軽く引き寄せた]


[延びてきた指先が頬に触れる。
 涙の粒を掬い上げて、肌を撫ぜていく。(
 触れあえばびくりとするけれど、逃げはしない。]

 っ、ぁ

[他にも、するよと告げられて。
 逃げ出したいくらい恥ずかしい、暴れだしてしまいそうなのに。
 伸ばした手は掴まれて、引き寄せられた。
 そのまま、きゅぅっと抱き付く。
 恥ずかしくて顔はあげられない。]


 ――やっと捕まえた。
 今日は暴れないでくれよ。

[顔は見えないけれど仕方ない、
 抱きしめられるだけでも随分な進歩だと思う。
 ミイユを腕の中に閉じ込めて囁くと、
 ついでにちらりと見える耳に唇を落とした]

 ちょっと位慣れて欲しいし。

[だいぶ荒療治ではあるが、
 ただの紳士ではないことも知っておいてもらいたい]


 ───、っ

[暴れだしたいけど、暴れないでくれと云われてしまった。(
 先に釘を刺されては、何も出来ないし。
 そんなことよりも心臓がばくばくとうるさくて。

 囁く声に更にぎゅうと身を寄せて。
 おかしくなってしまうような感覚を堪えようとする。
 なのに、耳に落ちる感触は…。]

 ……、っ…!

[触れられた耳先は真っ赤に染まり、腕の中で体はプルプルと震えて。
 優しいだけの王子様じゃないジェレミーの服を。
 小さく噛み締めて、声を出さないようにした。]


[小動物の雛を手の中に閉じこめたら、こんなだろうか]

 本当に嫌なら、ちゃんと教えて欲しい。
 でも恥ずかしいだけなら、やめないから。

[とは言いつつもだいぶ手加減はしているのだ、これでも。
 腕の中で震えるミイユの背中を撫でたり、
 さらさらの髪を指で梳いたり、
 今日は濡れていないから触りたいだけ触る]

 (もっとすごい事したいなんて言ったら)

 (ミユ倒れるんじゃないか?)

[やはり段階を踏んで慣れてもらうしか、
 方法は無さそうだった]


 や……っ!!

 (だったら、殴ってる!)
 (ばか…!!)

[思わず声を出してしまって、それが拒絶にとられただろうか。
 背中を撫でる手が、髪を梳く指が、離れてしまうだろうか。
 今のは拒絶ではないんだと、背中に手を回して体を寄せる。

 もっとなんて考えもつかないから。
 そんなときが来たら、卒倒してしまいかねないが。
 いまはまだ、抱き合う体温を離したくも離されたくもなくて。
 潤む黒い宝石を、ジェレミーの方へ向けて見つめた**]


メモを貼った。


[や?
 拒絶のような声が上がるが、
 ミイユが逃げる様子はなくむしろ距離は縮まる。
 抱きつかれているということは、反射的に出た声だろう]

 いいんだ。

[ぎゅうと抱きしめると見つめる黒い宝石、
 潤んできらきらしているから、覗きこむと顔はとても近づいて。
 ごく自然に軽く、唇を重ね合わせていた**]


メモを貼った。


[目と目が、瞳が重なる。
 縮めた距離、二人の間にあるのは高鳴る胸の音ひとつ、ふたつ。]

 (す、き。)
 (ジェレミー、すきだよ。)

 [なにがいいのか、わからないけれど。
 微かに小さく、こくと頷く。
 彼の瞳の色をきちんと見るよりも前に、瞼はきゅうっと閉じてしまっていた。
 顔が近づいてくるから、息まで止まって。

 唇が触れあう。

 初めてのことに、体はぴくんと跳ねる。
 唇が離れれば自然と瞼が動き、ジェレミーをまた黒い瞳の中に映す。]

 ────っ、!

[途端に真っ赤になって、思いきり顔を逸らした。
 弱い力でぺちぺちと胸元を何度も叩く。]


メモを貼った。


柔らかく押し付けた唇が離れてすぐ、
 ミイユが真っ赤になって小さく暴れだした。
 痛くないから只の意思表示、にしても可愛すぎる]

 嫌じゃないんだろ。

[手を捕まえて指先にも唇を押し付けるだけのキス。
 構い倒したら逃げられてしまうだろうか、
 それでも追いかけてまた捕まえるのだけど]


メモを貼った。


 ──、─…!

[嫌じゃない、でも恥ずかしくて爆発してしまいそうだ。
 伝えるために胸をぺちぺちと叩いたのに
 その手まで連れ去られて、意地悪な王子様の口付けを受ける。

 指先に触れられただけなのに、肩が竦まった。
 恥ずかしすぎて、泡になって消えてしまいそうだ。]

 ば、……かっ

[真っ赤なまま、呟けたのはそのくらい。
 嫌じゃないんだろ、なんて、ものすごく意地悪な質問だ**]


ばかだって、自覚は十分すぎるほどある。
 でもそんな風にされる反応すら愛しくてたまらない、
 意地悪くもしたいけれど、沢山愛したいから]

 好きは免罪符にはならないけど言わせて。

 ミユが好きだから、馬鹿になってしまう。

[これくらいで照れていたらその先は……
 ゆっくりと事を進めないと本当に大馬鹿になる。
 ミイユを抱きしめ直すと、
 肩に額を乗せて今の幸せを堪能しているところ**]


メモを貼った。


[ばかと告げても、叩いても。
 拒絶の反応ばかり示すミイユを抱き締めてくるから。(
 嬉しいのに、嬉しすぎて素直になれないことがばれているんじゃないだろうか。]


 ──、ぅ……ん。


[抱き締められるだけでも、充分恥ずかしすぎて暴れてしまいそうなのに。
 何度も好きだときいて、心臓ははちきれそうだ。
 だからきっとおかしくなってしまったんだ。

 肩にのる額、こちらを向いた耳に口付けをしようと近付けて。
 結局できないまま、耳元で『うん』ともう一度囁いた**]


メモを貼った。


ミイユのドキドキが伝わって、
 つられるように自分までドキドキしてきて。
 耳元に落とされる小さな声にぶわりと体温が上がる。
 このまま押し倒してめちゃくちゃにしてしまいたい、
 でも少しばかり特殊な性癖まで晒したら
 流石に本気で泣かしてしまいそうだから、まだ我慢]

 もう一度、するよ?

[今はまだ子供のような触れ合いでミイユを慣らす、
 夜までこうやってくっついていたら
 そして抱きしめて眠ることが出来たなら
 明日はちょっとだけ先へ進めるだろう。

 宣言の囁きを落としてから、ちゅっと唇を奪った*]


メモを貼った。


[重なりあう鼓動は歌を重ねたような響き。
 自分のものと、もうひとつ聞こえるのはジェレミーのもの。()]

 どきどき… ──し、てる。

 (ぼくだけじゃない…?)

[好きだからばかになるなら。
 もしかして、自分もそうなるんだろうか。
 我慢していることも知らないまま、また落ちてくる囁きに身を固くした。

 子供のような触れ合いも、今までに経験がない。
 また唇が重なって、微かに吐息だけが漏れた。]

 ──も、 や……ぁ

[このままでは心臓がもたない。
 顔は真っ赤で、瞳は滲ませたまま。
 離れる唇に懇願するように、囁いた。]


メモを貼った。


軽く触れるだけでも真っ赤になるミイユ。
 可愛いけれど本当に限界が近そうで、
 懇願の声に少しだけ眉を下げ]

 わかった、今日はキスだけにしよう。
 毎日したら流石に慣れる……筈だし。

[つまり毎日キスする宣言をさらりとしつつ、
 とくとくと早い鼓動をさせるミイユを抱き寄せた。
 ベッドは一つなので添い寝はすることになるが
 そのことはまだ黙っておこう]


[ミイユの声に、目の前の近すぎる表情は眉を下げた。(
 悲しませてしまったのかと思うと心苦しくもあったが。
 これ以上は本当に倒れてしまうかも知れなくて。]

 ──あ、り  がと

[ごめん、はなんだか違うだろうし。
 わがままを聞いてくれてありがとう、と呟いたけれど。 言葉にしてから、なんだかそれも違う気がした。
 あまり喋らないからか、言葉は難しい。]

 (それは、毎日する…ってことか?)
 (キスだけにって、これ以上なにか…するのか?)

[だめだこれ以上考えてはいけない。
 抱き締められてしまって、思考回路もショートしてしまったので
 そのまま暫く体を預けていた。
 ベッドがひとつで添い寝に寝るなんて、勿論まだ知るはずもなく。]


[ミイユはどうやら思考の容量を超えると大人しくなるようだ。
 腕の中で静かになった姿を見てなるほどと思いつつ、
 この船旅の最中ずっとこの部屋で過ごすからには
 ほぼ生活の全てを共にするという事実に
 まだ気づいていないのではという不安も感じた。

 狭くないとはいえ一人部屋。
 食事はルームサービスのようなものがあるらしいが、
 他人との生活をしたことが無さそうなミイユは
 いろいろな姿を見せることに抵抗もあるのではないだろうか]

 (一緒にお風呂、なんて言ったら叩かれそうだし)

[それは将来の夢に、残しておこう]


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