173 【突発RP村】夢の通い路
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
―丘の上―
[あれからここに来ることはほとんどなかった。
両親に止められていたから。]
あの頃と、変わらない。
[花はまだ咲いていて、その先を見て目を丸くする。
あの頃の私達と同じくらいの女の子、二人がそこにいて。]
お邪魔するわね。
あなた達、歌は好き?
[突然現れて質問する私に、その子達は不思議な顔を向けた。
それを尻目にヴァイオリンを取り出すと、
あの時の歌を口ずさみながら弾き始める。]
[どれくらいそうしていただろう。
ふと懐かしい歌声が聞こえてきて、振り返る。
二人いた片方の女の子が、真似して歌っていた。
あの子と同じ、少し調子の外れた歌声で。
微笑みを向けると、隣の子も歌い出して。
しばらくそうして過ごしていた。**]
|
……。
[>>2:116 悪戯っぽく笑われ、瞬きを一つ。]
僕に、相応しい?
[……どういう、意味だろう。 しかし、問いかける前に。>>2:117声を褒められた。 やっぱり聞かれてたのだろうか、と急に恥ずかしくなる。]
……あり、がと。 そう言って貰えると……嬉しい。
[もし、心が怯えたままならば。 口では感謝を述べつつも、お世辞を言ってるんじゃないか、と疑ってしまっただろう。 ……今日は調子がいいのか。]]
(4) 2014/04/19(Sat) 13時半頃
|
|
ふくざつで、たんじゅん。
[意味のすべてはわからなかった>>2:120が、 ベネットと似たものを探している、というのは伝わった。
ベネット、君は――。
しかし、ベネットに何か問いかける前に、ベネットは行ってしまう。]
……君も、見つかると、いいね。
[最後に呟いた言葉は、やっぱり月並みな言葉だった。]
(5) 2014/04/19(Sat) 13時半頃
|
|
[ベネットを見送り、図書室の中にひとり。 ……周りを見渡すと、膨大な数の本。
目を走らせると、足元の棚にあるとある本の題名が目に入り、背筋が凍りつく。]
「とある男 ジル・ノックスの伝記」――?
[正真正銘の、自分の伝記だった。]
(6) 2014/04/19(Sat) 13時半頃
|
|
[一瞬、手に取るのをためらったが、意を決して手をかける。 大丈夫だ。これは自分のことしか書いてないのだから。 そう心に言い聞かせて。
表紙を開くと、題名とともに一つの絵が載せてあった。
ライオンの絵……だが、目は垂れ下がり、しっぽはすっかり地べたに這いつくばり、顔つきも全く怖くない。 その絵の下にも、言葉が書いてある。]
……「Cowardly Lion」……?
[臆病なライオン。 確か――「オズの魔法使い」の登場人物だ。 それがわかると、ノックスは小馬鹿にしたように鼻で笑う。
自分のことを皮肉ってるのか。 確かに、こんな姿と自分は、重なる気もするけれど――]
(7) 2014/04/19(Sat) 13時半頃
|
|
[さらに開くと。確かに――自分のあった出来事が、事細かに描写されてあった。
歌が好きだった幼稚園時代のこと。 控えめな性格が災いして友達がなかなか作れなかった小学校時代のこと。 そして、傷つくことを嫌がって、平凡な道を選ぶようになった中学校・高校時代のこと。
『好きなことだけで生きていけるほど、世の中甘くない』 『かしこい人は、歌なんかやらない』 『したいことが出来ないことなんて、珍しくもなんともない』
……頭の中に、古い言葉がよみがえる。 全部、小さいころから、周りの大人が言い続けた言葉だ。
あのころから、大人が怖かった。]
(8) 2014/04/19(Sat) 14時頃
|
|
[今僕は、大人にはなっている。 でも、あの時から大人に従う癖がついて、したいこともできないと思い込んでいた。
それは――今も変わってない。
あぁ、そうか。 楽な道を選ぶのは――逆らいたくないから。いい子でいなければと思い込んでいたからなのか。
大人に言われたことを、全部やろうとして。 大人が正しいと思い込んで。
――僕はその結果、どんな人間になった?]
(9) 2014/04/19(Sat) 14時頃
|
|
[パラパラとページをめくる。 とあるページから白紙になっている。 きっとここは、未来の自分が、何をしたか――が書かれるのだろう。
僕は、この先もずっと、平凡な道を歩き、平凡なことをここに書くのだろうか。
それは。
――イヤだ。**]
(11) 2014/04/19(Sat) 14時頃
|
|
[ぱたり、と本を閉じ、目を閉じて数十秒考える。
臆病なライオン。彼は勇気が欲しかった。 でも、旅の末。既に勇気が有ると言うことに気づく。
僕は――どうだろう。]
……。
[何も言わず。本を元の場所に返す。 そして、扉を開け図書室を後にする。]
(36) 2014/04/19(Sat) 23時頃
|
|
[外。 晴天の空。 キラキラしていて眩しい。爽やかな空。
……外に、出てみようか。
……探し物は、ほぼ全て、見つかった。
ただ、見つかったからといって、取り返したわけではない。
――"最後の仕上げ"が、待っている。]
(37) 2014/04/19(Sat) 23時頃
|
|
―丘― [ふぅ。と溜息をつく。 まだ、少し怖い。
――でも。 もしも歌を人に聴かせることから逃げなければ。 したいことが出来るようになれば。
僕は、きっと、失った物を取り戻せる。]
(40) 2014/04/19(Sat) 23時頃
|
|
……!!
[……丘に上がろうとした、その時。 和室で見た男性が蹲っているのが見える。]
だ、大丈夫ですか!?
[走って駆け寄る。]
どっか痛いんですか!? 困ったな、救急車……はないし。
[オロオロと周りを見渡す。]
(43) 2014/04/19(Sat) 23時頃
|
[牧場は、少し街から離れた田舎な所。
大きな不自由は感じたことがないけれど、
買い物は若干不便なもので。
バスに揺られて街へ行く。
花の本と、小さなガーデニング道具。
それから軽くお酒なんかも求めて。
ちょっと荷物になるけれど、ヴァイオリンケースは手放さずに。
景色は段々都会に変わる、あの夢のように。]
[幾度目か、眼を開いても、
景色は変わらぬ、白い天井。]
んー…。
[眼を閉じてみても、そこにはただ闇があるだけで。]
[暫く目を閉じていた。
規則正しい電子音。
ドアを隔てた廊下の足音。
窓の向こうの梢の音。
風に乗ってかすかに、煙草の香が届いた気がした。]
―――――、
[眼を開けて、見まわしてみても、
香りの元はわからないけれど、
かすかに。ほんのわずかにだけど、
何かが記憶にふつと浮かんだ。]
[頬に触れた手の優しさは、
いつも握っていた手の優しさに似ていたかもしれない。
優しく背を押す声は、
優しく包み込んでくれていた声に似ていたかもしれない。
布団の下で、手を握りしめてみた。
力を込めると、腕や肩が鈍く痛むけれど、
なんとなく、
多分、僕は――――最期まで手を放さなかったと思う。]
|
[……とりあえず。彼の様子が気になる。 ひょっとして、探し物の結果思い詰めてしまったのだろうか。
……参ったな。]
あ、あの。ひとまず大丈夫ですから。 受け入れたくない事とか、あるかもしれないですけど……。
[ぎゅっと、自分の右の拳を握り。]
ここの人達は、皆味方ですし。 親身になろうと頑張ってますから。ね。
(53) 2014/04/20(Sun) 00時半頃
|
|
――とりあえず、えっと……そうだ。
[徐にヘッドフォンのジャックを外し、音楽プレーヤーを取り出すと。 バイオリンとピアノの落ち着いた音楽が、丘に流れる。 ウキウキ楽しい……ものでもないが、精神を落ち着かせる音楽]
効くか、分かりませんけど。 ミュージックセラピーって奴です。
[あまりうまい話も、彼の苦悩も分からないけれど。 心を穏やかにさせられれば――。 ]
……落ち着きました? すみません、これくらいしかできなくて。
[そう、申し訳なさそうに言う。]
(60) 2014/04/20(Sun) 01時頃
|
|
[彼が何故苦しんでいるのか。恐らくノックスには分からない。 だが、同じ無くし物をした者同士、彼を助けたい。という思いは伝わると良いが――。
この音楽は、丘を下って、人々の耳に届くかも知れない。]
(61) 2014/04/20(Sun) 01時頃
|
―街―
[色々なビルが建っていて、自分の住んでいる場所とは別世界のような。以前までとは少し、景色が違って見えた。
公園も何度か足を踏み入れたけれど、
後でここで演奏してみようかなんて思ったのは初めてで。]
とりあえず、用事を済ませましょうか。
[本屋や、花屋、酒屋なんて普段行ったこともなく。
少々迷ったりもしただろうけれど、それでも楽しげに街を歩いた。]
|
あ。
[店主の姿>>62が見える。 ……改めて緊張してきた。 彼のことも気になるけれど――]
……彼、どうも気分悪いみたいで。とりあえず看病……って言えるのか分からないですけど。
[そう、肩をすくめながら。]
そうだ、あの。店主さん。 ――探してたものが、分かりました。 ただ――手に入れたかどうかまでは、まだ分かりません。
僕の探してたものは―― 自らの意志で、自らの道を決める『勇気』。 僕は、ずっと歌が好きで―― でも、人前で歌う事なんて。ましてや歌の道を進むなんて、できなかった。
可笑しいですよね。自分の人生を、自分で決められ無いだなんて。
(66) 2014/04/20(Sun) 01時頃
|
なんだっけ…――――。
[何か、言われたような気がするのだけど。
夢なんてものはいつもそう。
目が覚めれば急速に薄れていくような。
とても印象に残っていたはずなのに、
思い出そうとすると、薄れて消えていく。
突きつけられる現実と、重たい体に、
どこか頭がぼんやりしているせいもあるのかもしれない。]
あの人は、なんて――――。
[少し動くだけで体が痛むというのは、
意外と疲れるものなのだと知った。
ふとした身じろぎもしんどければ、
動かぬよう体を緊張させていてもつらいのだ。
自然と疲労が溜まり、
気が付けばまた、うとうとと。**]
|
[勇気が欲しいのか。との問いに、少しだけ考える。]
オズの魔法使いに出てくる、臆病なライオンは。 探していた勇気は、最初から持っていた。 ……ただ、僕がライオンと同じとは限らない。
[そう言うと、右の手のひらをぎゅっと握りしめた。]
でも。
やっと気づいたんです。 ――僕は今まで、人を……人に関わるあらゆるものを怖がりすぎてた。 そして、本当にやりたいことに蓋をしつづけてきたんです。
それは、見方によっては思いやりになるかもしれない。 でも――僕はずっと、ずっと辛かった。
(69) 2014/04/20(Sun) 01時半頃
|
|
さっき図書館で、"自分の事"が書かれた伝記を見ました。 その、幼いときの将来の夢――"歌の仕事がしたい"。
これを見て、気づいたんです。
僕は歌がずっと。ずっと好きだってことを。
そして、その気持ちに、嘘はつきたくない。
――多分、それを我慢するうちに。 忘れてしまったのかな、って。
(72) 2014/04/20(Sun) 01時半頃
|
|
分かった。
[もう、大丈夫。怖い気持ちはあるけれど。人前で歌えない、なんて拒絶感は消えている。 音楽プレイヤーを再び手に取り、プレイリストから――いつものように、自分が勝手に作った一曲を選択する。]
聞いて下さい。『ブレイブ』。
[そう言うと、再生ボタンを押す。 アコースティックギターと、ハーモニカの心地良い音が響き渡る。 とん、とん、と足でゆっくりリズムを取り――]
小さい頃の思い出 好きな歌があった 溢れる程 沢山の 音に包まれたい
[子どものころの思い出を歌う。優しく、そして何処か懐かしむように。]
大人はいつも言う 「賢く生きなさい」 怒られる事が怖くて 動けなかった
[表情が変わる。今まで作り上げられた自分。臆病な自分。]
(79) 2014/04/20(Sun) 02時半頃
|
|
抱え込んだ 悲しみ抑え いつしか夢が消えていった 平凡な道が 僕を幸せに 導いてくれるのかい?
[低い音が力強いメロディーを作り上げる。 伴奏もどこか強い感じになって――]
ごめん 僕はこの言葉は聞けないや もう誤魔化すのはやめにしよう
幸せになれるかは 分からないけど 少し険しい道を 選んでみるよ
[盛り上げるように、一気に高音に行く。ファルセットを響かせ、自分の気持ちを精一杯歌う。 正直――自分自身でも、ここまで声が出るとは思わなかった。例えここが――夢の世界だったとしても。
――そして、演奏が終わった。]
(80) 2014/04/20(Sun) 02時半頃
|
|
[歌い終わる。自分の全力だ。 店主さんの言われた言葉>>84に、目をぱちくりさせ、軽く笑う。]
ふふっなんか、本物の魔法使いみたいですね。 原点はあくまで自分です。でもそれでみんなが幸せになってくれたら、僕も嬉しい。
[さて、と軽くのびをする。]
そろそろ、行かなきゃ。
(85) 2014/04/20(Sun) 02時半頃
|
|
……ふふ、有り難く受け取ります。
[ライオンのぬいぐるみを渡され、>>88それをぎゅっと抱く。]
はい。 店主さんも、どうかお元気で。
[ケヴィンはまだそこにいるだろうか。 もしいるならば挨拶もして。]
じゃ、失礼します。
[そう言って、彼は歩いていく**]
(89) 2014/04/20(Sun) 03時頃
|
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る