人狼議事


25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―

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視点:


【人】 執事見習い ロビン

― 大広間/壁の花 ―

[宴の幕が上がるころ、左の足に包帯を巻いた少年もまた
大広間の隅に居た。
壁に背を持たれかけ、集るひとをただ眺めている]

 ……凄いな、見事に浮いてるよシュレーゲルさま……

(6) 2010/08/03(Tue) 01時半頃

執事見習い ロビンは、メモを貼った。

2010/08/03(Tue) 01時半頃


【人】 執事見習い ロビン

― 壁際 ―
[先ず広間に響いたのは、迦陵の歌
己が聞いた事の無い色をしている]

 迦陵

[冷たい冬色の瞳に、翳りが混じる]

 ――…

(17) 2010/08/03(Tue) 01時半頃

【人】 執事見習い ロビン

[はた、と我にかえる。
どす黒く広がりかけた胸の内を否定し、首を振った。
歌う鳥から視線を外す。
もとより眼鏡なくしては、何処になにがあるのかなどわかったものではない。
下手に歩くことも恐ろしく、そのまま壁と同化しておくことを選んだ]

 ……視覚が無いのは不便だね

[やたら耳が良くなった気がする]

(30) 2010/08/03(Tue) 02時頃

【人】 執事見習い ロビン

[戸口の傍に居ればよかった。
あとの祭り]

 早く終わればいいのに。

[息苦しい。
ここに居るのは]

 ……危険だ

[本能から出た言葉
思わず口にした自身が先ず驚いた。
蒼白になっているだろう、自覚がある。

気取られぬように
誰も此方を見ていないのを良い事に、少年は広間の出口をm座してそろりそろりと壁を伝い歩く]

(33) 2010/08/03(Tue) 02時頃

【人】 執事見習い ロビン

― 大広間/窓際 ―

[壁伝いに歩き、窓際に差し掛かる。
華月の姿は視界にはいるけれど、眼鏡なくして彼とは気付けない]

 そこを退いて欲しいんだけどね。

[相手を見定めようと凝視しながら、声をかけた]

(41) 2010/08/03(Tue) 02時頃

【人】 執事見習い ロビン

 ――…お言葉ですがね

[ふいにかかった声に視線を向ける。
しかし黒い塊にしか見えない]

 真に残念なことに、つい先ほど事故にあいまして
 この通り歩くもままならないんですよ。

 この花祭で買い手がつかずとも、一向に問題ありませんよ?
 ボクはまだ先もあるし
 ――その辺の花主では、ボクを手折る事など出来ません。

(46) 2010/08/03(Tue) 02時頃

【人】 執事見習い ロビン

― 大広間/窓際 ―
[笛の音が続く。
ちらと舞台を見るも、そこに何があるかなどわからない。
音で埋め尽くされていく]

 ――華月……かな、キミは。

[目前の塊がしゃべると、その抑揚で相手を知る事が出来た。
そんな名だった気がする。
覚える気が全く無かった故に自信は無いが]

 酌ならその辺に幾らでも花があるだろう?
 癇癪玉と思うなら
 破裂させないように離れていればいい。

[呟きすらいまの自分には届いてしまう。
溜息をひとつ。
壁を手さぐりに、努めて普段通りに歩こうとする。
傷口からじくりと痛みが走った]

(62) 2010/08/03(Tue) 02時半頃

【人】 執事見習い ロビン

[それから、セシルのいっそう響くこえ。
近くにいたのか
思わず目をまるくした]

 ――セシル?

[後ろで流れる笛の音が、妙に不似合いだ。
黒い塊が花に謝罪するのには、唇を吊り上げて哂う]

 ドジが芸だとしても
 故意に起こすは中々至難の技でしょうね。
 むしろ褒めて然るべきじゃありませんか?

[肩を竦める。
セシルに対して恋人かと言うのには我関せずを決め込んだ]

(66) 2010/08/03(Tue) 02時半頃

【人】 執事見習い ロビン

 ……困った子だね。

[セシルに向けるのは弟を宥めるような、柔かな声
くすり、と冬の花がほころびを見せるのは一瞬

眉を寄せ、啖呵を切った塊を視線で追う。
舞台へ向かっているらしいのは理解できたが、そこまで。
視界は霧に覆われている]

(72) 2010/08/03(Tue) 02時半頃

【人】 執事見習い ロビン

― 大広間/窓際 ―
 
 ああ、その眼鏡が割れて――これさ。

[眼鏡の事を言われ、華月に片足を見せる。
左足には朱の滲んだ白い布。
視界が曇っている所為で、伸びてきた腕に気付くのが遅れた]

 ――っ!

[見えぬ先から伸びる腕
ぴしゃりと跳ね除ける。
足の怪我も一瞬忘れ、本気で逃げた。
広間の扉までたどり着く前に崩れ落ちたけれど]

(80) 2010/08/03(Tue) 02時半頃

【人】 執事見習い ロビン

― 窓際 ―
[音しか聞こえないいまの身に伸びた手は
先刻の>>76セシルの声すらも、脳裏から吹き飛ぶ恐怖だった。
幾多の芸がひしめくこの広間で
己のなんと無様なこと。
声がひとつ近づく]

 ――

[高嶺の
その声色に聞き覚えがあった。
顔は上げられない。
唇を噛んだ]

(91) 2010/08/03(Tue) 03時頃

【人】 執事見習い ロビン

[再び伸びてきた華月の手を拒む気力も無かった。
ただ、その身は硬く強張っている。
震えを抑えるのに精一杯]

 ――癇癪玉には近づくなと、ボクは言った。
 忠告を無視して命を失ったとしても、それはキミの浅はかな行動の所為だろう。

[椅子から立ち上がり、血の滲んだ足を引き摺り扉へ向かう。
後ろの舞台で響くなにやらを邪魔する気は無いけれど
無数の人間に囲まれるストレスに耐えられる気がしない]

 言われずとも。

[部屋へ戻れと謂う
その声に短く返した。
視線は上げない。

じわり、また滲む]

(97) 2010/08/03(Tue) 03時頃

【人】 執事見習い ロビン

[続く高嶺の声
足を止めた冬色の]

 花が――…静かに咲くだけと思うてか。

[掠れた声音。
くすりと、哂う]

 此処は”何”のお祭りか
 ご存知無いのでしょう、高峰の引き篭もりさま。

[足に滲んだ朱は、じわり
また広がっていく。
痛みを忘れたように、視界が悪いとは思えぬ確りとした歩みで扉へ向かい、両手で開いた]

 幾重にも、幾重にも、御機嫌よう。
 子供は、もう居りませぬ。

[振り返りざまに見せた笑みは、いっそ*凄絶な*]

(108) 2010/08/03(Tue) 03時半頃

執事見習い ロビンは、メモを貼った。

2010/08/03(Tue) 03時半頃


【人】 執事見習い ロビン

― 書庫 ―
[さて、飛び出した少年はといえば
結局自室になど戻れるわけもなかった。

足は無理に動かした所為で裏の傷口がぱっくりと開き、包帯はもう役に立たない。
歩みを止めて、それでも誰かに見つかるのは厭だと空いた部屋へ逃げ込んだ。
扉を閉めるとかおる、古い紙のにおい。
入り口にしゃがみ込んで、膝を丸める]


 ――っく……ぅ

[痛みにはやがて熱が伴う。
過ぎるのは
置き去りにしてきた鳥の囀りと、幾多の芸
粗忽な友人の
けれど見れば誰もが引き込まれる類稀な絵の才と
それから、]

(191) 2010/08/03(Tue) 08時頃

【人】 執事見習い ロビン


 ふ ふふ      無様だね――
 噂のロビン、なんて

 何処にいるのか……ボクが一番知りたい

[ぽた、と
冬の雨がひとしずく。

何故あんな噂が真しなやかに広がっていくのか
少年自身には天の才能など、何ひとつ見出せていないのに**]

(192) 2010/08/03(Tue) 08時頃

執事見習い ロビンは、か細い啜り泣きを洩らす。 鳥は仮宿に向かうのか、さて**

2010/08/03(Tue) 08時頃


執事見習い ロビンは、メモを貼った。

2010/08/03(Tue) 08時半頃


執事見習い ロビンは、メモを貼った。

2010/08/03(Tue) 11時頃


【人】 執事見習い ロビン

― 書庫 ―
[すん、と鼻を鳴らす。
扉越しに聞こえたこえ]

 ……いない。

[短く告げる。
けれど扉は開いてしまった。
入り口から左程も歩かぬ場所、蹲ったまま顔は上げられない。
だから、そこに誰がついてきていたか
気付かなかった]

(218) 2010/08/03(Tue) 11時半頃

【人】 執事見習い ロビン

 …………ボクを気にするより
 花主の前で囀っているといい
 うそつき迦陵

[膝をかかえ、顔を埋めたまま。
硬質な声は少し滲んでいる。
嘘をつかぬ鳥に冷たい一言を浴びせ、首を振った]

 眼鏡が割れた。
 それだけだよ

(221) 2010/08/03(Tue) 11時半頃

【人】 執事見習い ロビン

 あの唄は、ボクの聴いたことの無い歌だった。
 ……新しい鳥篭に移るんだろう?

[同時刻
大広間で、己の変わりに謝罪している花のこと
こうして追いかけてくる花のこと
彼らの好意に甘えつつ内心では彼らの才を憎んでいる
知られてはいけない
独り置いていかれる
一人で居ることを口に出して望む少年の抱えた矛盾]

 濡れている?
 気のせいだよ――

[顔は上げない。
秋の枯れ草色をした髪は、櫛に絡むほど長くは無い]

(225) 2010/08/03(Tue) 12時頃

執事見習い ロビンは、カタリと届いた音に、びくっと可笑しな程身を強張らせた。

2010/08/03(Tue) 12時頃


【人】 執事見習い ロビン

 キミのあんな歌は
 聞きたくなかった
 ――早くボクの前から、消えてしまえばいい
 
[何も出来ぬ子供がただ拗ねているだけ
一つ壁を置いて少年を見れば愚かさは一目瞭然
小さな鳥が拭う頬には、矢張りぬるい雫が伝っていた]

 っ

[身を強張らせたのは、触れた指の感触と
同じくして届いた別方向からの音に対して。
反射的に視線を向けるも、ぼやけた上に滲んだ視界では人影すら定まらない]

(231) 2010/08/03(Tue) 12時頃

【人】 執事見習い ロビン

 迦陵頻伽は常春の庭で囀るもの
 浄土に秋冬など、来はしないんだよ

[声が近づけば、両手で彼を遮る。
唇は触れること無く]

 キミは物好きだ

[孤高と呼べるほど俗世から離れているわけでもない
憂いと呼ぶにはあまりにも重く醜いこころ
それを好きだと謂う、あまりに邪気の無い相手が
いまこの時はたまらなく少年を惨めにさせた]

 ――ありがとうなぐさめられた。それではもう戻るといい、迦陵。キミの歌を待つ花主たちが手薬煉引いて待ち構えていることだろうから。

[一息で拒絶し、湿った頬を白いシャツの袖口で拭う]

(237) 2010/08/03(Tue) 12時半頃

【人】 執事見習い ロビン

 ――雲厚くして 届かぬ春を待つ
 囀りと紛うは 木枯らしの音

[眉を寄せて、首を振る。
少年は紡がれた歌に硬質な音を向けた]

 渡る時期を逃したツバメがどうなったのか
 知らないわけじゃないだろう
 
 もう、来ちゃ駄目だよ。
 そんな燕になりたいなら別だけどね。

(243) 2010/08/03(Tue) 13時頃

【人】 執事見習い ロビン

[書庫を去る鳥にそれ以上かける言葉は無い
突き放す一言は少年なりの忠告。
自身に構って良い事など、彼には無いだろう
最後の一言を添えたのは、無意識下のことで
カタリと鳴った音の先を、すっかり忘れていた。
漸くひとりになれたとばかり、肩の力を抜く]

 ――!

[直後降り注いだ声
その主を知っている]

 子供が居ていい場所まで、ですよ。

[此処に在っていいものは。
大広間で向けられた言葉を覚えている。
幾つもの感情がない混ぜになって、目前が一色に染まった
そのあとどうやってあの場を切り抜けたのか、記憶が定かで無い]

 態々追いかけて、未だ何か言い足りぬ事でもありましたか。

(246) 2010/08/03(Tue) 13時半頃

【人】 執事見習い ロビン

[怪我の所為か、大広間での醜態の所為か
普段の半分も、舌が上手くまわらない。
跳ね付ける言葉を捜しながら]

 ――じゃあ全て吐ききれば良いでしょう
 その代わり、二度とボクに近づかないでくれるならね。

[結局痛みが引き起こす熱が、思考を拒絶する]



 気にいらないのは
 人間

[ぽつり。
話せば二度と近づくまい。
醜態を一度さらすも二度さらすも、もう関係無い]

(252) 2010/08/03(Tue) 13時半頃

【人】 執事見習い ロビン

 ボクじゃないボクを見て、誉めそやす
 巷のひとも……

 主なくして生きていけぬ花も
 戯れに花を摘む花主も

 なにもかも、気にいらない


[そして何より気に入らないのは
噂に押し潰され、虚勢を繕い続ける自身]

(253) 2010/08/03(Tue) 13時半頃

【人】 執事見習い ロビン

 気にいらないと、言ったでしょう……!

[近づく気配。
饒舌な毒を吐く少年ではあるが、声を荒げるのは珍しい。
人前で焦りを滲ませるなんて]

 や……っ、厭だ!!

[伸びる手がその身を抱える、間は一瞬。
急に浮いたことへの驚きと、度を越えかけた恐怖。
身を強張らせ、両腕で突っ張るも腕は解けない。
足をばたつかせようにも、左足は痛みで痺れ思うように動かなかった]

 …――――――っ

[抵抗が無駄と悟ると、ただ硬くなって震えるしかない。
先の見えぬ恐怖。
眦に滲むのは朱でなく]

(258) 2010/08/03(Tue) 14時頃

執事見習い ロビンは、小僧 カルヴィンの名を呼びかけたが、先刻自分が突っぱねたばかりの相手に助けは求められなかった

2010/08/03(Tue) 14時頃


執事見習い ロビンは、呉服問屋 藤之助や他の花に知られぬことをせめて祈った。

2010/08/03(Tue) 14時頃


【人】 執事見習い ロビン

[硬く目を瞑る。
揺れる不安定なその腕の中で、衣をきつく握ったのは
安定を求めて]

 愚かと思うなら
 ボクを見放してくれればいい
 高慢さがはなにかかるなら
 ボクに近づかなければ良い

 そうすればボクだって
 戦塵の谷を駆け上がれだの
 頂見えぬ山を乗り越えろだの
 無理な注文ばかり聞かずに済むんだ

 ――前に何が有ると謂うの。
 手を伸ばして欲しいなんて、ボクは……

[思っていない。言えば恐らくそれで仕舞いだ。
喉が詰まって声にならなかった]

(264) 2010/08/03(Tue) 14時頃

【人】 執事見習い ロビン

[散々勝手に期待して、裏切られたと思い込んで
未だ淡い期待を胸に抱く。
掬いようの無い]

 手折れぬ花の真相はね

[どこかにたどり着いたらしい。
それでは仕舞いにしよう。
誰にも話した事のない秘密を震え抑えた声で滑らせる]

 そこに花があるからこそ、手折れるんですよ
 ここにあるのは花咲かぬ草
 ――ほら、手折れぬでしょう?

 どうして……あれほどに、噂が広まったのか
 ボク自身、不思議でなりませんよ。

[屋敷のものが遣ってきて、話を止めた。
下ろされてまだ震える身を己の両腕で抱いた]

(268) 2010/08/03(Tue) 14時半頃

執事見習い ロビンは、門下生 一平太の姿に気付けなかったのは良かったのかわるかったのか。

2010/08/03(Tue) 14時半頃


【人】 執事見習い ロビン

 ――姿だけならば、繕えますとも
 名花と名乗るボクの擬態を見破った者など居ないんですから。

[僅かな表情の変化は、ぼやけた視界に映らない。
染みた朱が暗く色を変えていくのも。
高嶺のいろが失せていたことも。
小さく息を吐いて、平常心を探している。
しかし伸し掛かる言の葉は少年を追い詰める]

 噂があればボクは花で居られる
 そう思ったのはまだ数年も昔のことでした。
 
[長く続く噂には、それなりの真実が混じっている。
少年自身は否定しているけれど]

 聞き流せたら、楽でしょう。
 でももうボクは後戻りできない場所に居るんですよ

(272) 2010/08/03(Tue) 14時半頃

【人】 執事見習い ロビン

― 表座敷 ―

 疎まれこそすれ、愛でられる技で無いのは知っていますよ。
 
[自嘲混じる笑みを浮かべたかったが、口角が上がらなかった]

 急に向き合えと言われて孵化するくらいなら
 こんなにひねくれちゃ居ません。
 
[周囲は恐ろしい、噂も恐ろしい
このままトゲで覆い全てを拒絶していられたら
どれほど楽か
どれこど苦痛か] 

 ……高嶺さまは

[そこで溜息ひとつ。
熱を帯びたそこに混じる微かないろ]

 何故、ボクにそんな事を謂うんですか

(280) 2010/08/03(Tue) 15時頃

執事見習い ロビンは、懐刀 朧の背にかけた言葉は小さく、届くかはわからない。

2010/08/03(Tue) 15時頃


【人】 執事見習い ロビン

― 表座敷 ―

[包帯を替えてもらい、用意された寝床に収まる
常の勢い失せた少年はやがて眠りに落ち

桜咲く春に
鳥の囀りを夢に見る。

ただ、その庭は何処であるのか
確かめようとあたりを見渡した瞬間
視界は一色に*染まった*]

(281) 2010/08/03(Tue) 15時半頃

執事見習い ロビンは、メモを貼った。

2010/08/03(Tue) 20時半頃


【人】 執事見習い ロビン

― 本邸/表座敷 ―
[用意された寝床で魘されていた。
額に汗を浮かべ、荒い吐息を零している。
身を襲った熱はざっくりと切った足の傷からか
それとも、極度の恐怖と緊張を超えた所為か]

 ――情け無い

[緩く覚醒した意識
少年は自虐的な笑みを浮かべる。

このままでは、朽ちる未来しか無い事くらいは理解している。
前を向けと言われた所で、この数年積み重ねた稽古でも秀でなかった芸妓がいきなり花開くわけも無い。
何もしてこなかった訳ではないのだ。
超えられぬ壁
作り出している原因を少年は知らない]

(322) 2010/08/03(Tue) 20時半頃

【人】 執事見習い ロビン

― 表座敷 ―
[独り、朽ちて逝くのは恐ろしい
けれど自害する勇気も無い
首を振った。
伝う汗が、気持ち悪い
誰の配慮か、いま少年は
口にしていた望みのとおり独りになれる静かな場所に居る。
けれど胸の内にあるのは安堵ではなく]

 ……満月……

[障子の向こうに月の影
僅かに欠けたその姿は、もどかしい気分にさせた]

(330) 2010/08/03(Tue) 21時頃

【人】 執事見習い ロビン

― 本邸 表座敷 ―

 Who killed…――Cock Robin

[床の中
熱を帯び掠れた声音で、紡ぐ異国のうた。
芸妓と謂うには届かぬ幼い童謡

少年の名が混じるそれを寝所で歌って聞かせてくれたのは
顔も覚えていない親。
物心ついたときから、幾度と無く彼の生き様を目前で見ていた
自分も彼の後を継ぐのだと
――その翌日、少年は学園へ預けられた]

 I, said――…

(335) 2010/08/03(Tue) 21時半頃

【人】 執事見習い ロビン

― 表座敷 ―

[か細い歌は途中で止まってしまった。
咳き込み、続く音は出なくなる]

 ……

[酷く、喉が渇いていた。
身体はまるで自分のもので無いよう]

(347) 2010/08/03(Tue) 22時頃

【人】 執事見習い ロビン

― 本邸/表座敷 ―

[首を捻って戸口を見遣る。
熱が引くまでは休めと
無理矢理に浚われてきたこの場所は、何処だろう]

 ……

[動けない。
高嶺に命じられたから
熱が身を侵食しているから
足を傷つけているから

静かな部屋
物音立てねば、誰も少年が此処に居ることなど
気付かないのだろう]

(358) 2010/08/03(Tue) 22時半頃

【人】 執事見習い ロビン

― 表座敷 ―

[静寂に押し潰される
走馬灯にも似た

とりとめも無い出来事が思い出されては消える。
翌朝には、身を侵す熱も引いているだろう
眼鏡さえ届けば、視界も晴れる

冷たい瞳は明日も
冬の空を映すのだろう*けれど*]

(370) 2010/08/03(Tue) 23時頃

執事見習い ロビンは、メモを貼った。

2010/08/03(Tue) 23時頃


【人】 執事見習い ロビン

― 本邸/表座敷 ―
[寝床には相変わらず少年一人。
夜も更けてきた頃か

宴の席はまだ続いているよう
漏れ聞こえる多種多様な音

技術こそあれど表現に感情が乗せられない
自らの芸妓にせめて花の色香でもあったなら]


 ――…ぅ、ン

[静かな其処に混じるひとの気配。
独白に
額に汗浮かべた少年の意識が揺らぐ]

(407) 2010/08/04(Wed) 00時半頃

【人】 執事見習い ロビン

― 表座敷 ―
[入ってきた彼に見えるのは、熱を出した子供ひとり。
怪我は布団のした、眼鏡は未だ届いておらず]

 ……気持ち…ぃ

[やがて、ひやりと冷たい布があてられる。
掠れた声で呟いた。
呟き声は意味を取れず
意識は夢うつつ
薄ら開いた視界に映るは、相変わらずぼやけた世界]

 ……何故、戻って ?

(410) 2010/08/04(Wed) 00時半頃

【人】 執事見習い ロビン

 ……このまま、目覚め なかったら

[これは独り見る夢の続き。
少年の視線は定まらず
冷たい印象はすっかりなりを潜めている。
掠れ声は変わらず、ぽつり呟く]

 前を 向いても――何処にも 道……が

[舌が喉に張り付いて、上手く伝えられず
口を噤む]

(418) 2010/08/04(Wed) 01時頃

【人】 執事見習い ロビン

 休 む――ひま な、て

[首を振る。
先ず可笑しなほどの介抱
労わる言葉も、先ほどの続きならば在り得ないが
夢の続きならば]

 みず


[じくじくと痛むのはどこだろう
身体が熱い。
重い身を両肘で支え起きようとしたけれど、半身に力が入らず、少年は自身の身を持て余す]

(426) 2010/08/04(Wed) 01時半頃

【人】 執事見習い ロビン

[触れられても、くたりと身を預けるだけ
水差しを咥えれば、ゆっくりと傾けられて
冷たい水と一緒に流れ込む
理性]

 ――――――…

[夢から覚めた少年は
自分の置かれた環境がわからず、冬色をした瞳を見開いた。
ぼやけた視界でも手の届く先ならいくらか判別はつく]

(434) 2010/08/04(Wed) 01時半頃

【人】 執事見習い ロビン

 嗚呼……

[理解した。
相貌を歪ませて
次に、漏れたのは自虐の笑み]

 はは……馬鹿だな、何を謝ってるんだい
 ボクが間違えた
 勝手に期待して

 本当に、愚かだ

[気だるさは変わらず。
寝かしつけられるまま、敷布の上に転がる]

 イアン、キミは何かボクに用事でもあった? 
 それとも

[言いかけて、止める。
まだ夢を見ようと謂うのか]

(443) 2010/08/04(Wed) 02時頃

【人】 執事見習い ロビン

 ――…逢いたい?
 違うよ、ボクのは……ただ

 今一度花になれなんて
 あんな事謂うから、若しかしたらと

[少年は決して彼と視線を合わせない。
横になって、身体ごと顔を背ける。
ばつが悪い。
偶然に立ち寄ったと謂うのには、だろうねと短く息を吐いた]

 ボクを介抱したってキミの得にはならないよ。
 点数稼ぎなら、花主のところで芸でも見せてくればいい。

[辛辣な言葉を捜すけれど、咄嗟に出るのは拗ねた一言くらい]

(451) 2010/08/04(Wed) 02時頃

【人】 執事見習い ロビン

 ………

[言い当てられ、むっつりと黙り込む]

 花主がイラナイなら、何で此処にいるのさ。
 ボクと違って、シュレーゲルさまに呼ばれたわけでも無いだろう?

 ……ボクは
 別にこのまま帰っても、他にいくらだって行く所くらいあるんだ。
 ロビンの舞も唄も――欲しがる人は幾らでも……

[行き先はあれど、噂の真相が知れればどうなるのか
考えるのは、怖い。
掛け布を握る手に力が篭る] 
  
 ここに?
 …………ボクはキミと違って繊細でね、他人が居るところじゃゆっくり休めもしないんだけど。

(466) 2010/08/04(Wed) 02時半頃

【人】 執事見習い ロビン

 ……シュレーゲルさまに、執拗に……?

[信じがたいと漏れる声。
気付けばイアン相手に幾らも気安く感情を表に出していた]

 寒いなら、布団くらいかけておくんだね。
 畳の上で風邪を引きたいなら止めないけど。

[溜息ひとつ。
無言で掛け布を押しやった。
熱を帯びた身が、夜の空気にひやりと触れる。
身震いをして、敷布をくるり丸めて防いだ。
巻き寿司のような格好だったが、直ぐに寝入ってしまったイアンにはわからない]

 誰の花になったって……結果は、同じさ
 噂の芸なんて何ひとつ無いボクじゃ
 駄目なんだ、きっと

[寝息を立てている相手には聞こえないだろうと、零す音]

(472) 2010/08/04(Wed) 03時頃

【人】 執事見習い ロビン

 せめて一つでいいんだ……ボクにも
 何か秀でた所があれば

 ……そんな考えも、出来るかもしれないけどね。

 花主を選びたい
 ボクだって

 
 けど、もうあと二日――…とても足りないよ

(474) 2010/08/04(Wed) 03時頃

【人】 執事見習い ロビン

 せめてひとつ……手に入るなら
 悪魔に魂売ったって……

[呟きながら、少年の意識はおちていく。
深く









                  *深く*]

(475) 2010/08/04(Wed) 03時頃

執事見習い ロビンは、メモを貼った。

2010/08/04(Wed) 03時頃


【人】 執事見習い ロビン

― 深夜→翌朝へ ―
[短い髪に触れるなにかに、薄らと意識が戻る。
回廊では使用人の声
高嶺の花がふたつ剪定されたと、それはもうキマリごとのように。噂は常に尾ひれをつけて広まっていく]


 嗚呼……


[小さく呻いた。
撒いた敷布に吸い取られて、それはイアンまで届かない。
絶妙のタイミングでまた頭を撫ぜられ、ゆっくりと瞳を閉じた]

(498) 2010/08/04(Wed) 09時頃

【人】 執事見習い ロビン

 子供の居る場所など、何処にも無いじゃないか

[遠い昔の記憶。
親は子を持つ年とは思えぬ美しさで
けれどあの人は花ではなかった
仕切りなど無い一つ間取りの小屋
夜毎違う男を招いて囀る彼の声を覚えている]

 ――いっそボクも安宿でなら、芸など無くても……
 嗚呼、どうして花になれなんて謂われたのか

[鳴き声はやがて止まり
寝付けずに居た少年の傍へ、残り香と共に舞い降りて
あの唄を歌ってくれたものだ]

 誰が雛鳥を……殺したの

[夜は明ける
人知れず蕾をはらんでいた花が一つ*散った*]

(500) 2010/08/04(Wed) 09時頃

執事見習い ロビンは、メモを貼った。

2010/08/04(Wed) 09時頃


【人】 執事見習い ロビン

― 朝/表座敷 ―
[座敷に差し込む光は、障子を通し柔らかく
薄らと持ち上げた瞼
冬色をした眼で間近の温もりを見遣る]

 大きな……狗。

[瞳を細め、薄く笑みをひいた。
丸まっていた敷布は白。
広げ、其の上に皺のついた服のまま寝そべった。
他人に触れる事を嫌っていた指が、隣に眠る彼の髪へと伸びる。
頭の形をなぞり、確かめるような仕草
愛撫のような手つきで同じほどに短い髪を掻き乱すと、ゆっくり身を起こした]

(520) 2010/08/04(Wed) 12時半頃

【人】 執事見習い ロビン

― 本邸/表座敷 ―

 嗚呼……良い目覚めだ
 否
 是が謂うなら 口調は改めねば

[伸びをして、顔を上げる。
熱の引いた顔には、目元に朱が残っていて
けれど返って色を添えていた。
発した声音は凛と
硬いだけでなく含むものを感じさせる]

 ――誰か、いないかい? 着替えたいんだ。

[少し間を置いてひとを呼んだ。
口調はなるだけ幼く]

(521) 2010/08/04(Wed) 12時半頃

執事見習い ロビンは、メモを貼った。

2010/08/04(Wed) 12時半頃


【人】 執事見習い ロビン

[使用人がやがて運んできたのは、誂えられた眼鏡
矢張りこの姿に良く似合う洋服だった。
袖を通し、身なりを整える。
包帯のした、傷は塞がっているらしく
もう朱がにじむ事はなかった。
けれど、立ち上がり戸口へ向かい歩む度に痛みが走る]

 昔々――足を得た人魚は
 痛みを見せず、射止めんとする者の前で
 見事に舞い踊ったと謂うけれど
 それほどに気を引こうとする姿は
 ……花に良く似ているね

[イアンは目覚めているのか、いないのか
呟きは何か確かめる風に。
短く息を吐いて、表座敷をあとにした。
朝日を浴びながら、壁伝いに回廊をゆるゆると歩む]

(530) 2010/08/04(Wed) 13時頃

【人】 執事見習い ロビン

―→ 庭 ―
[先ずたどり着いたのは、ヨアヒムの私室。
出迎えたのは使用人]

 シュレーゲルさまは……そう、お食事中ですか。

[青褪めた貌に憂いを乗せて俯く。
用件をと問う使用人に、楽器を一つ貸して欲しいとせがんだ。
許可は直ぐに下りる。
もとより花の為に集められたものだと。
場所を問うて、庭へ下りた。
幾つもの道具を揃えた離れは、裏庭の先]

 ……

[ふ、と
人影を見つける。
セシルの微笑みと、視線の先にある花主たちの棟。
足を止めてその光景に目を留める]

(534) 2010/08/04(Wed) 14時頃

【人】 執事見習い ロビン

[胸を押さえる。
僅かに眉を下げて、もう片方の手が
知らず、新しい眼鏡の蔓を摘む]

 些か……眩しい


[朝の日が、庭の草花にも降り注いでいる。
目を伏せた]

(537) 2010/08/04(Wed) 14時頃

【人】 執事見習い ロビン

[振り切るように顔を上げる。
桜いろの唇が形作る名
眩しそうに瞳を細めたまま、口元に笑みをしいた]

 ……見ているといい

[囁いたのはセシルへか
その先、花主の棟に見える男にか
緩やかな足取りで、離れに向かう
気温も湿度も調節されているらしいその場所に
望みの楽器は在った。

ケースをあけて
木製の楽器と、付属する弓を取り出した。
きぃと鳴らして糸巻きを調節し、庭へと戻る]

(540) 2010/08/04(Wed) 14時頃

【人】 執事見習い ロビン

[ゆっくりと向かうのは、風そよぐ庭にまどろむ桜のもと
友人の姿を見遣り、小首を傾いで
その鎖骨の上にその弦楽器を乗せ、顎で挟むようにして高く持ち上げる。
弓を手に、すぅとひいた]

 ――――…

[流れ出る
柔らかくそれでいて繊細な音色は、異国の楽器ならではの音色。
頑なに閉ざしていた冬ではなく
春の到来を告げる曲。

楽器に添えられた指は正確に音を紡ぎだす。
足りなかったはずの色をそこに添えて]

(543) 2010/08/04(Wed) 14時半頃

【人】 執事見習い ロビン

― 庭 ―

[足元に伸ばされた人間の、セシルの手を
もう避ける必要は無い。
嬉しそうな微笑すら浮かべ、流し見遣る

そこに怯えていた子供の姿は無く
ほころんだ蕾は噂どおり見事な花を咲かせてみせた**]

(545) 2010/08/04(Wed) 14時半頃

執事見習い ロビンは、メモを貼った。

2010/08/04(Wed) 15時頃


【人】 執事見習い ロビン

― 庭 ―
[まどろむセシルの笑みを見下ろし、薄い唇を開く]

 ……目覚めの歌を子守唄にか
 夜があけては仕方の無い事とはいえ

[弦はその間も音を紡ぎ続けていた。
小鳥の囀り
木々の葉が揺れるさま
和楽器には無い音色がひととき庭に華やかないろを添える]

 ――…

[視線を上げる。
テラスにあった人影が丁度席を立つようだった。
僅かに視線を下げる]

(554) 2010/08/04(Wed) 17時頃

【人】 執事見習い ロビン

― 庭 ―

[テラスの人影が消えて暫くして
弓を下ろした。
音は夏へ向かわず止まる]

 ……

[浮かべるのは、苦笑い]

 良く、寝てる

[隣に座り、楽器を抱えたまま
セシルの柔かな髪に手を伸ばした]

(558) 2010/08/04(Wed) 17時半頃

【人】 執事見習い ロビン

― 庭 ―
[楽の音止めてしまえば、庭には静寂が戻る。
僅かに鈴の音を聞いた。
顔をあげ、ずれた眼鏡をそっと指で押し上げる]
  
 ……?

[首を傾ぐ。
戯れに触れていた手をひらひらと手招いた]

(564) 2010/08/04(Wed) 18時半頃

【人】 執事見習い ロビン

― 庭 ―
[近づく鈴の音に、瞳を揺らす。
唇が綻び、僅かな弧を描いて]

 ……

[ほぅ、と息を吐く。
怯えた様子は無い]

 手を

[近づく相手にかける声は硬質ながらも媚を含み
雪のように白い手を伸ばした]

(569) 2010/08/04(Wed) 18時半頃

【人】 執事見習い ロビン

― 庭 ―
[触れれば、雪よりも暖かい
熱が引いたとはいえ、日の下で長く居た為に]

 是を
 日の下に、長く晒すわけにも 

 いかないんだ

[言葉を選び、紡ぐ
これをと視線を一度膝の上においた弦楽器へやって。
少し眉を下げて困ったようにちらり見上げる冬の色
紫苑色を斜めに流し見遣る]

 助けて。

(571) 2010/08/04(Wed) 19時頃

【人】 執事見習い ロビン

― 庭 ―
 ……鳴らぬはずの音は、届いたかい
 
[小首を傾ぐ]

 花であれと、高嶺さまが仰るから
 かの人が
 若しやと思ったんだ

 それも、選定を終えたと聞けば
 無駄だと知っているけど

[交えた瞳の色を翳らせ、つと視線を流す。
眉を下げ
薄くにじむ、目元の朱
握った手、引く力僅か強めて]

 足を痛めていて……立ち上がるに
 これを持ったまま片手では難しくてね

(576) 2010/08/04(Wed) 19時半頃

【人】 執事見習い ロビン

― 庭 ―
 それは、そうだろう……ね
 まだこちらでは珍しい異国の楽器だ
 ロビンが習ったのは、舞も歌も

[言葉を紡ぐ所々に間が空く]

 どうして?
 ……その答えは、彼だけが知っているよ。
 迂闊と謂うけれど、お陰で私は目覚める事が――

[支えて引かれる
膝にあった楽器が滑り落ちそうになるのを空いた手が止めた]

 あ、っ

[弾みがついた。
軸足で止められなかった様子で、体重はそのまま目前の相手へ
冬色に映ったのは、テラスにあったその人の影]

(581) 2010/08/04(Wed) 20時半頃

【人】 執事見習い ロビン

― 庭 ―
[ぐらりと傾いだ身は白鳥の傍に
片手で支えた楽器は落とさない。
一際大きく鳴った鈴
僅かに眉を顰める]

 あぁ……思ったより力があるんだ?
 目測を誤った

[見上げ、間近で囁く]

 めが覚める……言葉どおりさ
 態度を改めねばと、そう思った
 噂の「ロビン」のままでは駄目なんだろう

 実践中なんだよ。
 もう遅いと、哂うかい?

[はにかむような笑みを浮かべ、心境の変化を告げる
視線は一度交えてから庭先へ]

(588) 2010/08/04(Wed) 21時頃

【人】 執事見習い ロビン

 お恥ずかしい所を……本郷、さま?

[身を預けたまま、視線の先の声に顔を向けた
名を確かめるように語尾があがる]

(589) 2010/08/04(Wed) 21時頃

【人】 執事見習い ロビン

― 庭 ―

 瀕死の白鳥ならば、習った記憶があるな。
 あの舞は、特殊な床と靴が入用なんだけど

 ……白き鳥の舞
 昨夜の……見ていられなかった、あれか

[遠い目をして、やがて首を振る]

 嗚呼、もう問題無いよ
 離してくれないか、少し汗臭いだろう
 昨夜は高嶺さまに無理矢理床に押し付けられてしまったから

[つ、と片手で胸を押す際
指先がなぞる]

(598) 2010/08/04(Wed) 21時半頃

【人】 執事見習い ロビン

― 庭 ―

 ……知っているも何も
 色々な方が呼んでいたのは、聞き覚えて

 います。

[語尾を迷う風に間が空いた]

 足裏をぱっくりと切りまして
 昨夜は臥せっていたんです
 
 宴の最中に情け無いことですけども。

[首を傾いだ本郷に説明する。
不注意を恥じるように、眉を下げて笑んだ]

(599) 2010/08/04(Wed) 21時半頃

【人】 執事見習い ロビン

 此方でも、白鳥は湖に身を投げて死ぬね
 ……恋する相手と共にだけど。

[白鳥を振るわせた事に満足そうな笑みひとつ]

 ――――――ロビン。
 それでも、聞き覚えはありませんか。

[名を知らないと言われ、眉を寄せた。
冬色は手元で鳴る音を見遣る。
下げた視線を追ってずれた眼鏡を指先で押し上げて]

 眼鏡を割りました。
 治療は、最初に夜光とセシル……いや、月瀬 が。

[簡素に語る昨夜の出来事]

(605) 2010/08/04(Wed) 21時半頃

執事見習い ロビンは、呉服問屋 藤之助から離れる。「倒れないよ」と苦笑いを浮かべて。

2010/08/04(Wed) 22時頃


執事見習い ロビンは、本屋 ベネットの口から出た名と言葉の意味に瞬いた。

2010/08/04(Wed) 22時頃


【人】 執事見習い ロビン

 ……え、ああ……見聞き能わぬままでは
 花とも呼べぬ
 でしょう?

[続いて投げられた言葉に反応する前に間が空いた。
頷く]

 今朝は、もうすっかり良いんですよ
 歩くと痛みはありますが……眼鏡も頂いたし、視界は開けました。
 しかし、夜に手当してから未だそのままでした。
 ご忠告感謝します、本郷さま
 
 ……感謝ついでにお願い事など、失礼でしょうか

(611) 2010/08/04(Wed) 22時頃

【人】 執事見習い ロビン

 ……そう、随分違う
 高嶺さまに呼ばれた……なら
 独り朽ちるのはキミじゃない

[まだだと本郷に語る白い鳥
視線を向けて、薄く笑みを引いた]

 未だなら、早く行くといい
 主の用事が第一だろう?
 呼び止めてすまなかったね

(613) 2010/08/04(Wed) 22時頃

【人】 執事見習い ロビン

― 庭 ―
 ロビンと、普通に呼んでくれれば良いのに。
 意地の悪いことを謂うんですね?

[眉根を寄せて、少し見上げる。
音に反応して視線はまた下に。
手にした楽器と弓は日の当たらぬよう後ろ手に持った]

 傷を残さぬためにも
 一度湯を使い清めたいんです、が
 
 先ほどお話した通りこの足では少し。
 湯殿へ、私を……

[本郷の視線に促されるように願いを紡ぐが、語尾に迷う]

(623) 2010/08/04(Wed) 22時半頃

【人】 執事見習い ロビン

 ……未だ、違うのか……?
 高嶺の花は

[目前での応答を見聞きし、呟く]

(625) 2010/08/04(Wed) 22時半頃

【人】 執事見習い ロビン

 ―――…

[鈴のおと
扇が鳴る。

呆けたように、立ち尽くした
表情が無い]

(633) 2010/08/04(Wed) 22時半頃

【人】 執事見習い ロビン

[唇吊りあげ息を吐く、本郷の視線に気付くのがまた遅れた]

 ああ、嗚呼……ご無理なら構わないんです、本郷さま
 ひとりでも、時間はかかりますが
 たどり着けぬ事は無いと思いますし

[庭のこの先から、花達の棟のさらに奥となれば距離があって
大分難儀するのは目に見えている。
鉄色をした瞳を見上げる冬の色は翳っていた]

(635) 2010/08/04(Wed) 22時半頃

【人】 執事見習い ロビン

 ……勿体無い事だな、と
 言葉が、うまく見つからなかっただけだよ。

[首を傾いだ白い鳥
そちらにも気付き、首を振った]

 いや、どうしていいのか
 少し混乱した

[言い直すもしっくり来ない様子で、弦持つ手を胸に当てる]

(639) 2010/08/04(Wed) 23時頃

執事見習い ロビンは、メモを貼った。

2010/08/04(Wed) 23時頃


【人】 執事見習い ロビン

― 庭 ―

 そうだ、本当に自分でも頭が真っ白で……良くわからなかっ

[空白の説明は的を得ない。
抜け落ちた冬の名残は何処へ]

 あ  

[不意に小柄な身を担がれ、驚いたような声を洩らす。
片手に弓、片手に楽器]

 これでは、暴れられません。
 ……本当に意地の悪いひと

[あまりな扱いに拗ねたように呟いた]

(646) 2010/08/04(Wed) 23時頃

【人】 執事見習い ロビン

― 庭 ―
 んっ……

[軽い音と同時に、尻に走る短い痛み
ぴく、と身を跳ね
冬色は地面を睨む]

 暴れてなど、いないのに。

[そこに眠るセシルに一度視線を投げ、そらす。
揺れる振動が腹から伝わる
唇を咬んでおいた]

(651) 2010/08/04(Wed) 23時半頃

執事見習い ロビンは、湯殿までこの格好かと呟いた。人目をひきそうだ。

2010/08/04(Wed) 23時半頃


【人】 執事見習い ロビン

― 本邸渡廊下→B棟 ―
[白い鳥が尻を見ていたかどうかは担がれた姿勢では見えない。
侍従に告げる本郷の声。
顔は上げず、不恰好な姿勢のまま大人しく担がれている。
文句の一つもあげず
怯えた様子もなく]

(659) 2010/08/04(Wed) 23時半頃

【人】 執事見習い ロビン

−B棟居室−
[浴室の前で下ろされて、漸く視界が逆様から元に戻る]

 此処は
 ああ、早い到着は……本郷さまの棟でしたか

[あたりを見渡し、現状を呟く。
用件だけを告げていく相手を見上げ、瞳を一度伏せる]

 ――楽器は、ケースが離れに。
 元有る場所へお願いします

[幾人かの気配。
冬色の瞳が本郷を見上げ、白い指先が袖へと伸びる]

 どちらに行かれるのか……問うても?

(668) 2010/08/05(Thu) 00時頃

【人】 執事見習い ロビン

 ケースがそのまま、開いていますから
 見れば解るものですよ。
 手入れは、後で私が向かいます。

[問い掛けの答えを渡されて
冬の色をした瞳を冷たい鉄色からそらす。
伸ばした指は、宙を彷徨い落ちる]

 少し…………寂しい
 それだけ、です

[まだ何か。
一言返し、口元に笑みを浮かべた]

(674) 2010/08/05(Thu) 00時頃

執事見習い ロビンは、メモを貼った。

2010/08/05(Thu) 00時頃


【人】 執事見習い ロビン

 ……頼みましたよ
 楽器はどれも、扱いは慎重に
 など
 謂わずとも、良い事でしょうね。

[侍従の手が伸ばされる。
身を預けてされるがままに衣服が肌蹴ていく。
足を覆った包帯は、矢張りまだ少し朱が滲んでいた]

 共寝……?
 未だ、朝になったばかりですよ。

 嗚呼、でも気分が向かない事はわかりました。
 これ以上ご迷惑もかけられませんね?
 随分とお手を煩わせました

[間を置かず湯浴みの用意が整っていく。
湯気の立つ浴槽を見やる瞳に落胆の色は無い]

(684) 2010/08/05(Thu) 00時半頃

【人】 執事見習い ロビン

― B棟居室 ―
 そんな心算は……
 また、知らぬ場所にひとり置いていかれるのが、
 寂しいと
 それだけですよ

[誘うといわれ、戸惑いを表情に浮かべる]

 ええ、それでは宜しくお願いしましょう。

[屋敷に来て一度も下げたことの無い頭を下げて
本郷を見送ると従者達に浴室へと連れて行かれる事となった] 

(694) 2010/08/05(Thu) 01時頃

【人】 執事見習い ロビン

[浴室にまで手伝いの手は伸びる。
身を清められ、別の侍従から新しい着替えを渡された]

 ……着物?

[眉を寄せる]

 成る程、洋装よりも脱ぎ着はし易いと
 怪我人への配慮は、貴方達か
 本郷さまがそこまで私を構うとは思わぬ故
 
[用意された薄灰色の着物に袖を通す。
着付けも、傷口の治療も全て白い手を使う事が無かった。
用事を済ませた侍従が下がる。
ほ、と息を吐いて
傍らの机に置かれた眼鏡に手を伸ばした]

(696) 2010/08/05(Thu) 01時頃

【人】 執事見習い ロビン

― B棟/廊下へ ―

[湯気で曇っていたレンズを丁寧に布で拭く。
壊れ物を扱う手は
楽器を持っていた時よりも慎重に。

やがて身支度を終えると、するりと部屋を抜け出した。
石鹸のにおいをさせながら、なれぬ棟をゆるりと歩く]

(700) 2010/08/05(Thu) 01時頃

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