97 せかいがおわるひに。
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ルーカスは、ヒュー[[who]]の面影を思い出していた。
2012/07/20(Fri) 00時頃
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そのバットが活躍しないことを祈る。 殴られた相手が、可哀想だ。
[力こぶに鉄色を向け、口端を僅かに上げた。使わないことに越したことは無い。それを素直に伝えるほどに男は優しさを持ちあわせていない。]
残念でした。 …………と、言いたいところだがな。 セレスト姉、って印象しか覚えてねえ。
[彼女の言葉からは妙に姉という単語が出てくる。残念と心から言えばセレストはきっと傷つくだろうに、それでも敢えて口にする理由は――劣等感か。]
あー、やっぱりダメか。 久しぶりに惣菜パンとか食えるかなと思ったんだがな。
[腹が空くのは同じらしい、零す言葉>>1:155が耳に届けば同意するように深く頷いた。]
(4) 2012/07/20(Fri) 00時頃
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[なにやら納得したような声音>>1:158が耳に届き、ふと息を吐いた。どうやら思惑通りのベクトルに嵌ったようだったけれど、明るく告げられた言葉には内心頭を抱えてしまった。]
……ああ、行ってこい。
[それを口にすることはなく、彼女が去っていく足音だけを耳にして。
遠ざかれば、シルクハットを取って再びフェンスに凭れた。]
――興味あるっつったら、困るのはお前だろうに。
[その言葉は、一人空気に溶けゆく。]
(5) 2012/07/20(Fri) 00時半頃
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……お前、自分で地雷撒くの好きなわけ?
[またもやセレストの口から飛び出す姉という単語>>6に、ついに本音が零れ落ちた。手放しで姉を美人だと褒めれば、無用の傷はきっと付けられてしまう。 比べられれば優劣はつく。だがセレストはセレストで、違う魅力があることは間違いない事実でもあるのに。]
普通でいいんだ、別に。 最後だからって特別なものを食えって決まったことじゃねえ。
満たされて、死ねりゃ幸せ、なんじゃねえの。
[淡々と言葉を紡いだ。まるで他人事のように。]
(14) 2012/07/20(Fri) 01時頃
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[戻ってきたらしいセレスト>>8に軽く手を挙げて応えた。何を干しているかは、訊かない。一応コウコウセイに興味は無いスタンスなのだから。]
あー、売店な。 売店は錠が特殊だから中は綺麗なもんだ。ただ……
[街が荒れだしてすぐに売店は閉鎖となった。入り込もうとする不審者も居たが、隕石が落下するその事実が発表されてしばらくは職員が残っていたこともあり、荒らされては居ない。けれど]
食料は、殆どないな。 馬鹿共が、持ってった。 ……何が研究者だってんだ、ただのコソ泥と変わんねえ。
[逃げた研究者達。最早同じ志を持っていたことすら恥じる事実を告げることは躊躇われたが、アルバイトをしていた彼女に隠すことはない。]
(15) 2012/07/20(Fri) 01時頃
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……セレスト、お前さ。 あのバイト、好きだった?
[天体という未知の美しい夢を見る施設。 その一方に、醜い現実を並べて。 それでも訊いてみたいと、不意に思った。
揺らぐ紫煙を指に宿したまま 首だけ僅かに背後を向き、鉄色は彼女の視線を辿る。 何の色も浮かべぬまま**]
(16) 2012/07/20(Fri) 01時頃
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[短くなった煙草を投げ捨てる。その代わりに地面に放りっぱなしだったライタと煙草の箱を拾い上げ、ポケットに仕舞った。]
あれほどやれ彗星だやれ月蝕だと浮かれていたわりに奴ら、終わるってわかったときから望遠鏡を覗こうともしない。 厭んなる現実だ。
[新たな煙草を取り出そうとした手は止まる。問う声>>23には緩慢に首を振った。]
俺たちが出来るのは観測して計算をして、予測を立てることだけだ。わかっちゃいることもあるが、本当にそれが真実かどうかは確かめようもない。
[どれほどの大きさの隕石が、どれくらいのスピードでやってきているか。数字は頭に浮かぶけれど、それは途方もないもので実感などまるでない。小さな地球の、更に小さな国、その中の更に極小の天文台から見上げる宇宙はあまりに広大で、絵空事のようにすら感じてしまう。]
天文台の職員が逃げ出せば 一般人も余計に不安になるだけなのにな。 それを見越していれば、あんな愚行はしねえよ。
[淡々と零していく、愚痴めいた言葉。今更憤っても、嘆いても、何も変わらないというのに。]
(56) 2012/07/20(Fri) 12時頃
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悪いな。
[口を出る言葉が悉く過去形>>32になっていくのは、不可抗力か。俯く気配にシルクハットを深く被りなおした。もうどう足掻いても未来はない、それを心底わかっているからこそ、怯えた時間が長いからこそ――]
気に入ってた、ね。 そうだな、1ヶ月位前なら、俺も同じように言えてたんだろうが。
……嫌いだよ。 でも俺にはあの場所しか、ない。
[嫌悪しても、結局はあの場所に向かってしまう。心から天体を研究し、愛していた頃が懐かしい。そんなに昔の話でもないのに、酷く、遠くになった気がする。]
(57) 2012/07/20(Fri) 12時頃
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[セレストの声>>33は耳に届かず、ただ何かの溜息のように男の傍を流れていった。鉄色はそれを問うことはなく、着替えてくると走り去った彼女をまた背中で見送って。]
……ふん、威勢がいいもんだな。
[やがてセレストが戻る頃>>34には、フェンスから身体を離してプールを眺める姿勢に戻っていた。 乗り越えてくるその機敏さに口元を歪めながら、右手はシルクハットの鍔に触れ]
お前、それでも相当な軽装だぞ。 わかっちゃねえな。
[礼の言葉と共に差し出された己が上着にはまるで興味を示さず、闇色の帽子を脱ぐ。太陽と同じ色の金髪が額の前に零れ、微かに鉄色に影を落とす。]
(58) 2012/07/20(Fri) 12時頃
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言葉の礼なんか要らねえよ、
[手を伸ばし、セレストの後ろのフェンスを掴む。彼女の身体をその間に挟むようにして閉じ込めれば、距離はほぼ零となる。
鉄色は閉じることなく、強引にその唇に己が唇を重ねた。 一瞬の熱、それが戯れからくるものでないことを、彼女は感じることができるだろうか。]
(59) 2012/07/20(Fri) 12時頃
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――礼はこれで。
[それだけ囁くと素早く身を離し、やはり上着は受け取らぬままシルクハットを被りなおした。]
じゃあな、セレスト。 食糧探しは、トモダチとでもやれよ。
[ひらと手を振りながらプールから離れていく。 最低な男だと思われるに違いない、けれど男にとってこの行動が、彼女の地雷への答え。]
(60) 2012/07/20(Fri) 12時頃
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コウコウセイに興味なくても 女には興味あるんだっての。
………ガキか、俺は。
[ポケットから煙草を取り出し火をつける。その慣れた一連の行動もやや覚束なかったことは、男以外知る由もなく**]
(61) 2012/07/20(Fri) 12時頃
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―― 高校構内・校庭 ――
[男が目指す先は正門では無い。適当に外に出て、また天文台へ戻ろうと考えて居た。 食欲は、いつの間にか消えてしまっている。
カチ、と音が鳴る。香るオイル、炎が散る。]
………………。
[先ほど強引にセレストの唇を奪ったそれに、白い煙草を添える。無用な傷、しかも深いものを遺してしまった。罪悪感と、それでいてしてやったりと思う快感と。
アルバイトに来る高校生、明るい笑顔を振りまき接客するその様子。見るつもりはなくても、向こうから視界に飛び込んでくる――セレストはそういう空気を纏っているように感じていた。彼女の姉は確かに美人で、目を引く容姿ではあった。けれどその空気はセレストのそれとは別物であり、劣ることは何も無いように思う。
けれど愛想の悪い男のこと、セレストはどこかいつも一歩引いて接してくる。だから必要以上に近づかず、だがその空気の端っこに触れる程度にしていたはずなのに。]
……中てられたな。
[終焉の煙薫るこの街に。]
(77) 2012/07/20(Fri) 21時頃
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―― → 街外れ・天文台前 ――
[上着を羽織らぬ姿は些か珍しく、時折割れた窓ガラスに映る己が姿に驚くこともあった。首元のネクタイを緩ませながら、結局戻ってくる場所は鉄塔の建つ街外れ。 煙を一つ吐き出し、入り口を見上げて。 その鉄色は大きく開かれる。]
……スー。 珍しい、こんなとこで。
[天文台の前に佇む従兄>>79の姿に、ゆるりと片手を挙げて声をかけた。]
(81) 2012/07/20(Fri) 21時半頃
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ルーカスは、セレストの笑みが刹那脳裏を掠めた。
2012/07/20(Fri) 21時半頃
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ま、ここあんま人気ないわけ。最近は特に。
[従兄>>82は相変わらず真面目に生きている。血の繋がりはあるにも関わらず、まるで正反対。けれどそんな彼が嫌いではなかった。]
アレ見に来たって?……物好きだな。 特に面白くもなんともねえけどよ。
[スティーブンの横を通り過ぎ、重たい扉に手をかける。何時もと同じようにそれを引くが、従兄を向かいいれるためにそれは余分に大きく開かれる。]
どうぞ、お客さん。 楽しくない天体ショー、楽しんでくれよ。
[人気の無い展示ホール、シャッタの閉められた売店。 そして立ち入り禁止のスタンションが立つ螺旋階段が見える。]
ドーム入って直接見るか? スーだからな、特別に入れてやる。
(85) 2012/07/20(Fri) 22時頃
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ああ、見ず知らずの奴に殺される……ご尤も。
[こつり、こつりと硬質の床に靴音を響かせ、真っ直ぐに螺旋階段へと向かう。立ち入り禁止のスタンションを退かし、道を作った。]
こっちな。 もう一般には公開してねえの、はっきり隕石見えてるからさ。
[先を行き、螺旋階段の行き止まりの扉の鍵を開ける。 とはいえ既に鍵の機能の8割も役に立っていないそれは、かけたところで強引に開けてしまう事もできる。 研究者が男一人になってから、何度も誰かが立ち入った跡があったものの、望遠鏡が動かされたり傷つけられることもなかったこともあり、特に気にはしていなかった。]
(92) 2012/07/20(Fri) 22時頃
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―― 天文台・ドーム ――
これ、覗けば見れる。 真ん中にでかいのがある、それが隕石。
[指先で指し示し、男は望遠鏡から少し離れた灰皿のある定位置に陣取る。 従兄はあの隕石を、どう見るだろうか。 鉄色は少し、楽しそうに。]
(93) 2012/07/20(Fri) 22時頃
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楽しく無いだろう?
[ドームの小さな宇宙に煙を吐きながら、微かに口の端を上げる。]
綺麗だから、逆に困る。 憎くてしょうがないが、……早く堕ちてほしいとも、思う。
[スティーブンに同意するように頷いて、一歩そちらへと踏み出した。こうして穏やかに話している間にも、あの藍色は確実にこちらへと距離を詰めている。]
スー、なんか薬持ってねえ? よく眠れるようなヤツ。
[あくまでフランクに言葉にするが、その内容は酷く重く]
(106) 2012/07/20(Fri) 22時半頃
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だよなぁ、ああ……可笑しい。
[面白くないと真面目に語らうのもまた可笑しいと、低く笑い声を漏らす。あんなにも美しくても、何一つとして希望は生まれ出ない。]
粛清されるってか? 性質悪りいよな、最後まで夢も見させちゃくれねえ。
[鍔に触れながら白く煙る溜息をひとつ。 地球が悪、思ったこともなかったその発想>>108に、軽く肩を竦めながらも同意していた。]
……なんだ、湿気てんな。 薬ででも飲んで楽に死のうと思ったんだがよ。
[けらけらと声を立てて笑うのも随分と久しぶりだった。従兄を鉄色の瞳で真っ直ぐに見つめる。]
な、スー。 やっぱ死ぬのってさ、怖いか?
(113) 2012/07/20(Fri) 23時頃
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あんなデカイ隕石寄越す宇宙人だったら、見てみたいね。 さぞおっかねえんだろうな。
[鉄色を細め、口の端を上げる。 これだけ研究をしていても宇宙人は見つからなかった。結局彼らが存在するかどうかは、男も知らぬところで]
……相変わらず厳しいねぇ。
[共に笑うスティーブン>>121。それが渇いた笑いでないのが、少し不思議だと思う。ふと街中で再開し、立ち話をして、談笑し――その延長線上に立っている。そんな気すらする。]
怖いけど、……何時か来るんだよな。 アンタにも、俺にも。その時がさ。
ありがとな、スー。
[藍色の隕石を見たときから、鉄色は色を変えることをやめた。まるで初めから死の色に浸かっていたかのように染め抜かれ、怯え。 だからこそ従兄もが、同じ気持ちで居ることが、純粋に嬉しかった。この感情を曝け出すことを抑えていたから、尚更に。
――本当に、嬉しかった。]
(129) 2012/07/20(Fri) 23時半頃
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[ふと、耳に届いたのは罅割れた電子音>>116。研究室に置いた携帯電話が音を立てているようだ。]
……悪い、電話だ。
[短くなった煙草を灰皿に投げ捨て、ドームを出ようと扉に手をかける。 けたたましく鳴る音を聞きながら、もう一度従兄に鉄色を向けた。]
――元気で。
[そう一言だけ残し、螺旋階段を下っていった。]
(130) 2012/07/20(Fri) 23時半頃
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―― 天文台・研究室 ――
[螺旋階段を下り、奥の別の扉へと入る。 そここそが男の職場であり、研究に勤しんでいた部屋。 たくさんのディスプレイと、惑星の図、模型、たくさんのものがごちゃごちゃと詰め込まれたその空間が、たまらなく愛おしかった場所。]
…………ん?
[携帯電話のディスプレイに表示された電話番号は知らないナンバー。手にとって、通話ボタンを押した。]
……誰だお前。
[素っ気無い言葉を、向こう側に伝え。]
(131) 2012/07/20(Fri) 23時半頃
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あ?わかんねえよそれじゃ。 ああでも待て、聞いた声だな……
[突如として聴こえた声>>136は女性のもの。携帯を耳に当てたまま、窓を開ける。 もう既に昼に差し掛かる陽射しは眩しく、それに誘われるように窓枠を乗り越えて外に出た。]
あ、そ。 暇つぶしか?ご苦労なこった。
[やはりどこかで聞いた声だ。ブローリンのときのように、ゆっくりと糸を手繰り寄せる。]
美少女?……美少女ねえ。 俺が知ってる美少女は、演劇かなんかやってたアレしかいねえわ。
[くつくつと笑い声を上げる。]
(144) 2012/07/21(Sat) 00時頃
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[天文台の裏手、街外れの山並みに沿って流れる川があった。下っていけば十分に涼を取る場所となりうるが、丘になっている天文台からその川までは随分と高定差がある。 その崖ギリギリに立てば、ふと煙が恋しくなり]
……悪い、火つけられねえ、ちょっと待て。
[電話の相手へそう告げて、足元に携帯電話を置き、また谷底からの風で飛ばされそうになるシルクハットを置いた。]
(145) 2012/07/21(Sat) 00時頃
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[立ち上る紫煙と、オイルの香り。 何時もと変わらぬそれらが己を満たしていく。
もうすぐ世界は滅ぶというのに、何故か男は酷く穏やかな中に居た。 鉄色は相変わらず、怯えの色に染まりきってしまっているけれど。]
……なんでかね。
[会いたい人に、会えたから? 欲しかった言葉を、貰えたから?]
(148) 2012/07/21(Sat) 00時頃
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[ふと、谷底から風が強く吹く。 金髪が乱れ、視界を遮る。]
っあ、――
[掛けから一歩引こうとして、その足元には何も無い。 呆気なく、踏み外す――大地を。]
[また会いたい。 思考はすぐに、消えた。]
(152) 2012/07/21(Sat) 00時頃
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