人狼議事


25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 記者 イアン

― 大広間 ―
[何度も壁にぶつかりながら
 それでも前に進んで、手探りで戸を探して
 それを開けて中に入れど
 音も遠く、今誰が居て、何があるのかわからない]

(1) 2010/08/07(Sat) 02時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/07(Sat) 02時半頃


[落とした命。
ただ、思う。

あの花は、どんな姿をしていたのだろうと。
一度聴いた笛の音。

耳に残る音ではなかったが、笛を聴いたことだけは覚えていたから。

父が摘む花。

今はもう、遠き場所に]


[散った冬色の花を見やる。
最後まで共にあった花を、その爪を病を。
恨むことなどしようか。
自身が望んだのだから]

…ロビン。

[一つ、言葉にして]


[人を喰らい、血を啜り
種を植えては、また人を喰う
其の身が枯れ果てるまで。

花で有ることに変わり無いと
人食花の、以後を案じる主を見上げて笑む

爪が皮膚を破り肉を引き裂いていく
深く深く

数珠の音がする。
転がる珠が

心臓刳りださんとした其の時に
魔を祓うというその数珠が効を発した]


【人】 記者 イアン

― 大広間 ―

 ………その声は…夜光?

[布越し、曖昧に聞こえる声と記憶を重ねて
 かけられた声に尋ねて。
 手に暖かい温度。それも彼の手だろうか?]

 ……どうも、ないですよ。大丈夫。
 俺は仕事をせねばならん。

[先程の様子を思い出して、苦笑しながら、
 声が聞こえた方向に後ずさる。血濡れの手が触れぬよう]

(7) 2010/08/07(Sat) 02時半頃

[崩れ落ちる主の身に爪をたてたまま
花もまた糸が切れたよう。

薄れていく視界に、歓喜のいろを見て
ひとつ
望みが叶った事を知る

人狼病持つ、人食花は散った]


[祓われた魔は、花が持つ
一族の願い

ひとに種植え付けて
望まぬ生を産む

少しずつ、少しずつ
底からこの世を崩してゆく

幾日も、幾年かけても

血を受け継いできたこの花も
願いはひとつであったのだけれども]


[何処とも知れぬ、ふわりと浮かぶ意識
閉じたはずの瞳開けば、変わらぬ姿を目前に]


 ……主、さま?

[名を呼ばれた。
不思議そうに、首を傾ぐ]

 ここは


メモを貼った。


メモを貼った。


[届く声。
ああ、意識は落ちたのに、この場所は]

狭間か。彼岸か。どちらでも。

お前がいるのだから。

[傍にある花を手繰り寄せる]


【人】 記者 イアン

― 大広間 ―

 ああ。仕事だ…獣を……獣を殺さないと……
 ……手伝って、くれると言うなら…獣をここへ

[後ずされば、背に戸がぶつかって足を止め。
 かけられた声にはそう返すけれど
 ……続いた声、誰を呼んでくるか。
 夜光はその名も言ったようだが、
 ノイズが酷くて聞こえなくて、首を傾げた]

(17) 2010/08/07(Sat) 03時頃

[困惑を顔に浮かべて
手繰り寄せられた相手から視線を逸らす]
  
 ボクは……
 私は

[先に散ったのは冬の蕾
後に散らされたのは、病持つ花]

 狭間でも、彼岸だとしても
 ……主さまの傍に、居られるんですね。

[心ふたつ
混じる]


メモを貼った。


今のところは、というところでしょうか。
仏の教えには、彼岸には浄土があると。
そこに逝く為に、僧は徳を積む。

私は、積まずに参ってしまいましたが。

ですから。
ここも一時の場所なのかもしれぬ。

[声が聞こえる。此岸からの。生者の声。
そして混じるは死したものの声]


【人】 記者 イアン

― 大広間 ―

 ……そうか……無理を言った。
 獣は人に上手く化ける……難しいな…
 ……別に、大丈夫だが…
 では、飲み物は、頂こう

[調子が悪そう、その言葉には眉を寄せるけど
 好意をあまり無下にするのも…と
 飲み物には頷いた…が、又ノイズ…
 けれど続いた名前は聞き取れた]

 邦夜にはほんの少し前、あって
 俺は大広間、邦夜は何か別の箇所へと別れたばかりだ
 ……あれも、忙しいのだろう

[と、布越し、横から聞こえる声にそうはなして]

(27) 2010/08/07(Sat) 03時頃

 私は、浄土まで行けません。 
 そも人に非ずといわれる身

 一時の場所に
 何時までも留まっていられたら

[不意に気付く]

 声が聞こえる
 ……セシル、迦陵……


[道は分かたれた
友人二人の声を聞き
はっきりと知る。

学びや同じくした花といえど
花同士であれば
何時か別れは来るもの

寂しいと感じるのは、冬の蕾]


私も行けませんよ。
徳を積めばいける場所ですが…。

私はそも徳を積む事をしなかった。
けれど。お前を地の底に落としたくはない。

ここに留まれるのならば、留まりたいものですが。

[友を呼ぶ声。目を細めた。
契った事は知らぬ。けれども、二人が思い合うことは知っている]


【人】 記者 イアン

― 大広間 ―

 そうだな……獣は人を喰う
 喰われる前に……殺めねば
 ……や、俺も行くよ。
 持ってきてもらうとか、なんか落ち着かん

[花主対応は肌に合わず、ただ、声に微かな落胆が
 混じる言葉には、首をかしげて
 ……続いた、言葉、又ノイズ交じりだったから
 続けてもう少し首をひねった]

(37) 2010/08/07(Sat) 03時半頃

記者 イアンは、夜光がよっかかってないほうの扉を開けたと言うことは

2010/08/07(Sat) 03時半頃


記者 イアンは、急に動く扉によろけた…本郷はよっかかてるほうの扉を開けたのだろうから

2010/08/07(Sat) 03時半頃


 そうですね、色狂いの僧では
 たどり着けない場所でしょう。

[返す言葉に僅かトゲ交じり
は、と気付いて口を噤んだ]

 私は……ふたり留まれるなら何処だって

[頬を染めて身を離す。
居た堪れないのは
接触に慣れぬ冬混じる所為]


【人】 記者 イアン

 のわぁあああ!!

― 大広間扉 ―

[それは突然だった。戸が開く音。
 最初は夜光が開いたのだろと思った瞬間
 背中、よっかかっていたものが動いて……

 気がつくと倒れていた……が、なにか
 クッションが挟まってる……しかも、生暖かい]

 な?ななな???

(42) 2010/08/07(Sat) 03時半頃

記者 イアンは、ばたばたと、両の手足を動かした

2010/08/07(Sat) 03時半頃


メモを貼った。


記者 イアンは、「夜光、何がどうなってるか教えてくれ!」と叫んだ

2010/08/07(Sat) 03時半頃


【人】 記者 イアン

 え?わわわ?

[傍に居るであろう夜行に、現状把握を叫んだところで
 今度は自分の下のクッションが動く
 もがいた手が床に触れてかろうじて上体を起ことき
 聞こえた声は……]

 本郷……殿?いつから、クッションに……?

[それはない]

(47) 2010/08/07(Sat) 04時頃

記者 イアンは、手を引かれたり首根っこもたれて、混乱した

2010/08/07(Sat) 04時頃


【人】 記者 イアン

 よ、よくわからないけど…平気?かな?

[自分の体制がどうなってるのかさえわからないが
 かけられた夜光の声に、
 身体に痛む箇所はないのを確認しながら
 どうやら本郷らしい、クッションから降りて床へ]
[何とか体制は整えつつあるが
 高嶺の声も聞こえる。なんだか大所帯になっているようだ]

(51) 2010/08/07(Sat) 04時頃

【人】 記者 イアン

 え、あ……獣を探してました
 ……はやく、獣を探さないと人が喰われるから

[頭上から降ってくる高嶺の声に
 青年はその方を向き答えて
 本郷のボヤキには頭を一つかいた]

 すまん、食事のつもりがクッション就任させて
 ……ん…痛いところはない、から平気、だとは

[ようやっと落ち着いてきて、
 床に胡坐をかき座りなおした]

(58) 2010/08/07(Sat) 04時頃

記者 イアンは、さすらい人 ヤニク>>56にばつが悪そうに眉を下げたが取る気配はない

2010/08/07(Sat) 04時頃


【人】 記者 イアン

 ……はい。

[立て板に水のごとくの本郷の言葉に
 反論できず、ばつが悪そうに返事一つ

 聞こえた夜光の謝罪には、緩く首を横に振って。

 大分落ち着いたので、ゆっくりと立ち上がる]

 ……私は夜光の勧めで
 飲み物を飲みにいこうと思ったのですが
 皆様方は?

[ここで固まっていてもしょうがないと
 そう思い口にする…まだ、応接間の惨劇や
 贄になった鵠は知らぬから
 口にするのはそんな暢気なこと]

(65) 2010/08/07(Sat) 04時頃

【人】 記者 イアン

 はい、その点に関しては
 センターの事前調査と
 シュレーゲルに尋問をかけて
 ……時間が足りず、誰、とまで判明できなかったことは
 当方、センター側の手落ちで誠申し訳ございません。

[高嶺に聞かれれば、目を覆い、耳を覆ったまま
 そうと答えて…聞かれれば詳しい調査方法も話した]

(67) 2010/08/07(Sat) 04時半頃

 失言を。

[先刻のトゲについて、謝罪をひとつ]

 主さま……

[応接間の、洋琴に目を止めた。
近づき、鍵盤の蓋を開く]

 現世で聞かせられなかった
 うたを、聞いてくれませんか

[触れる
指がゆっくりと白と黒の上で踊る。
音符の連なりにあわせて主の為に歌うのは
優しくも物悲しい鎮魂歌
この世ならぬものなれば音は*聴こえるか*]


メモを貼った。


【人】 記者 イアン

[まさか、手落ちが有ってよかったと
 思われてるともしらず、途中で切れた言葉に
 緩く首を傾げたが
 茶のことを指示されれば「はい」と短く答え
 食堂までの歩数を思い出しながら
 そちらへ向かおうと]

(76) 2010/08/07(Sat) 04時半頃

【人】 記者 イアン

― →食堂 ―
 え?えぇ…あぁ、まぁ…ありがとう夜光

[歩数で行こうと思っていたので
 手を引かれて驚きながらも素直にしたがって
 3人分の茶と食事のため
 早足の夜行に引かれ食堂へ]

(82) 2010/08/07(Sat) 05時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/07(Sat) 05時頃


[――   鳥は。]


  ……――  厭だ


[鳥は、青から射落とされる。]


  …っ、厭だ――…!



 朧様、

    ――っ

           ……


[白い鳥が、 啼いたのは]


華月…!!!


[届いたかどうか知れぬ]




[――   りん、  と。


        鈴の音が    最期に 啼いた。]

 


メモを貼った。


メモを貼った。


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/07(Sat) 09時半頃


メモを貼った。


【人】 記者 イアン

― 食堂 ―
 あ、いや…少々驚いただけだ、気にするな

[夜光の距離をとる様子は思えていたのもあり
 まさか手を引かれるとは思っていなかったので
 夜光が茶を用意してくれる間に屋敷の者が
 >>81を携え現れた。

 厳重な封はセンターからの封書か?と思い
 躊躇いの後、目を覆う布を微かずらし
 その内容に目をとうした。が。]

 ……今すぐロビンをくまなく探せ!!
 すまぬ、夜光。 俺は仕事がある。失礼。

[覆いを直しながら屋敷のものに指示をだし
 食堂を後にする。
 その慌しさの中、何があったのか]

(98) 2010/08/07(Sat) 09時半頃

メモを貼った。


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/07(Sat) 09時半頃


メモを貼った。


【人】 記者 イアン

― →応接室 ―
[程なくして応接室の惨状が伝えられる]
[俄か騒がしくなる屋敷。本来なら青年は
 相棒と連携を取るべきなのだが
 青年は何故かその行動を取らない。
 他のセンター所属の者も怪訝な顔をしたが
 疑わし気を罰するほうでも混乱があり
 今は追求する時間もなく応接室へ]

 ………応接室を封鎖しろ……
 現場検証と死体の検証も……

[噎せ返る血の臭い。何度かいでもなれぬ臭い。
 眉間に皺を寄せながらも青年は
 ロビンと法泉の状況を聞いて]

(101) 2010/08/07(Sat) 10時頃

メモを貼った。


【人】 記者 イアン

― 応接室 ―
 ロビンが……そうか……わかった。
 すべての花と花主に
 ロビンが獣だったこと。
 法泉殿がロビンに殺されたこと。
 ロビンも一緒に死んでいたこと。を連絡してくれ。

 それと、天満月と霞をこちらへ呼出して欲しい。

[相棒ではなく被疑者のを
 呼び出すよう伝える青年に怪訝な顔をされたが
 ともかく急いでくれと

 ……手紙の内容は正しかったこともあり
 その内容を鵜呑みにした青年は
 邦夜と旧友はお互いに、お互いの能力も踏まえ
 知ったほうが言いと思いそう手配したのだが…]

(105) 2010/08/07(Sat) 10時頃

メモを貼った。


【人】 記者 イアン

― 応接室 ―
[応接室検証を耳で管理しながら
 人待ちしていた青年は
 突然きょろきょろと周囲を見渡して]

 ……いま、誰か、白鳥を落とした…といったか?

[周囲の人間の唖然とした声を聞いて
 青年本人も、空耳を聞く己に
 自分自身を懸念した時
 疑わし気を罰するほうから報告が入る]
 
 鵠を……か。
 …………わかった。それも花と花主に連絡しろ。

[空耳との符号。一体これは何だと言うのか。
 指示を何とか出しながらも
 額に手をあて青年は考え込んだ]

(109) 2010/08/07(Sat) 10時半頃

[色狂い、との言葉に僧は眼を伏せる。
口元に笑みが浮かぶ]

美しきものを見れば、この手に抱きたくなるのとは必然と――。

ロビン、貴方はいまだ私の花。
傍におりなさい。

[離れる姿へ手を伸ばす。
触れると、生前と同じようにその髪色へと指を絡ませる]

事実ですから、問題はなく。
お前が謝る必要も、ない。

――ああ。聞かせておくれ。
楽しみにしていたのだからね。


[触れられぬはずの洋琴。奏でられる音。
唄われる声。

音がやむまで、その傍で聴き続ける。
此岸の声はまだ届かぬ。

楽が終われば花に手を伸ばして、その*腕の中に*]


【人】 記者 イアン

― 応接室 ―

 ……迦陵が……?
 ――……まぁ、いいだろう。許可すると。
 他の者がロビン、鵠や法泉にも同様に
 別れを告げたがるかもしれん。それも許可しておく

[伝言を受け取れば、別れの件に関しては指示を出して]

 ただ、霞と天満月と会うこと、
 話す内容を他には知られたくない……
 こちらの件がすんでから連絡してくれ

[とも、続けて]

(113) 2010/08/07(Sat) 10時半頃

【人】 記者 イアン

― 応接室 ―
[下駄の音が布越し、耳に届く、
 次いで聞こえた懐かしい声]

 霞殿、すまぬな、呼出したりして…書簡、拝見した
 …………お主も厳しい道を選んでその先主になったように
 私も選んだだけよ。お主が気にすることでもあるまい
 ………ただ、お主が人であることは嬉しいよ

[書簡を信じた青年は朗らかに笑って
 応接室は弔いに明け渡し表座敷へ誘う
 …邦夜も応接室へ着いたら表座敷に誘導してくれと残して]

(115) 2010/08/07(Sat) 10時半頃

 美しい、なんて
 可笑しなひとだ。

[苦笑いは冬色、続くは花の色]

 嗚呼、おかしなことは
 私欲に主さまを使おうとした、私にも。

 …………見る間に咲いた花に色がつくとは
 是を美麗と謂うのなら
 主さまがつけた色故に他為らぬでしょう

[冬の蕾持つ戸惑い僅か含みながら
冷たい色持つ貌は哀愁含む笑みを浮かべる

応接室の洋琴が鳴り響くを、
たどり着いたセンターの人間は聞くことが出来ぬ。
己が爪でころした
主の為に歌う声も]


[やがて曲を終えて、
褒美のように伸ばされた腕に擁かれた時
聞きなれた鈴の音が
彼方から、此方から
聴こえた]


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/07(Sat) 10時半頃


【人】 記者 イアン

 ……その可能性は……
 公に告知し疑いから身を避ける手段にも成るとはいえ
 諸刃の剣だな……

[旧友の言葉には頷いて]

 ……状況的には、そう見えるな。
 ただ確信は出来ない、ので、私の口からはこれ以上は

[センターの者ゆえの発言力を考えれば
 不確定の憶測はあまり口にしなかったが
 ただ…続いた言葉、ノイズが混じり
 誰を言っているのか聞き取れず首を傾げる]

(119) 2010/08/07(Sat) 11時頃

 かりょう

[囀りが遠く聴こえ
少年は呟く。
困ったような笑みを浮かべて]

 ……あの時既に
 ボクも、キミも 変わってたんだよ

 冬の香は、私が偽ったに過ぎぬと知っても
 未だおなじ事を思うかどうか


私欲でない願いなどどこにもありはせぬ。
それが人の為であったとしても、回れば己のためであり。

…お前のそれも。
お前だけのものではなく。

[腕の中の花を優しく包む。

聞こえた鈴の音。
こちらだと気づいたのはまだ僧の耳にはあちらの音が届かぬから。

ようやく。
現世の声が耳に届くと、死した姿をじいと見た。
もう届かぬ花。今は腕の中にあるもの。

腕に感じるぬくもりは魂のそれかと、友の名を呟く花を見る]


【人】 記者 イアン

 …………

[旧友の気遣いに青年は小さく俯くが
 すぐに首を横に振る]

 ……恨みも…わかってる…無実のモノを殺めてることも。
 けど、恨む者が休んでいる俺を見たらどう思う?
 それこそ尚更向こう折り合いもつかぬ。
 何より……殺めたものに申し訳が立たぬ
 ……お主はロビンは”みて”も
 鵠は”みて”いない、のだろう……?
 法泉どのも……既に二人、だ

 それに、最近はよく寝ているのもあって、
 ……うん、このようななりで驚かせたかもしれんが
 お前の思うよりも私は元気だ。

[そう、答える時は朗らかに笑って]

(122) 2010/08/07(Sat) 11時頃

[――――りいん、と



鈴が、泣くように鳴った。]


 ……利用されたと謂うのに
 怒らない
 主さまはやはり、おかしいひと

 充たそうといいながら、私は貴方を隠れ蓑にした
 冬無き変化を、主得ん為と

 其は真となりましたが。

[不思議そうに見上げる眼差し。
聴こえる友のこえに、冬色もまた
応接間に横たわる亡骸と、触れる鳥の姿を見る。

また、鈴の音がした]

 ――白き鳥の舞は、其の通り同じ結末を?


[泣く音。悲哀を感じるそれは、やはりこちらのもの。
あちらの音は小さく届いていたから]

どなたかが、此方についたのでしょう。
この鈴の音は…。


  鵠?

[姿はまだ見えぬ。音がするほうへと眼を向けた]


【人】 記者 イアン

 ……そうか…見たらお主のことだから
 すぐ、知らせてくれると思い
 連絡がないところから、そうではないのだろう…と
 判断はついていたが……痛ましいな……

[布越し届く声の哀愁に青年もまた俯く]

 ……事前の調査では…1より多く5より少ない…とは
 詳しくはわからぬ、のだよ……

 ……その言葉だけで、嬉しいよ霞……
 ただ、今膝を折ったら立てぬ気はぼんやりとしている
 だから、むしろよろけそうなら叱ってくれ。
 さんざん、叱られた昔のようにな

[齢が5は離れていた旧友にそう笑って]

(125) 2010/08/07(Sat) 11時半頃

怒るという思いは、すでに忘れてしまいましたから。

ああ。
お前が誰かに召されていたら――。
それは私の身を包んだかもしれぬ。

[見上げてくる眼差しに触れるか触れないか、唇を寄せて]

利用ならいくらでも、
人に使われることは徳を積むことにも成り得る。
そのようなことでいちいち腹を立てるはずもない。

それに、利用されてなくばお前はここに居ぬかもしれないのだから。




…… ―――誰 だ



[―――静かに、
消え入りそうな声がした。]


【人】 記者 イアン

 すまない…我らセンター側の手落ちだ。
 あ、ただな、ただな……
 人と獣を生きてるうちから見分ける者がおるのだ!
 そのことを話そうと思って呼んだのであった

[嘆きの声には、元気付けるように
 明るく話して
 法泉に話が及べば、そのことには頷いた]

(131) 2010/08/07(Sat) 11時半頃

呉服問屋 藤之助の声に、その姿がぼんやりと浮かび


 ……聴こえてるよ、迦陵
 ボクは冬の蕾のままだけど、此処はとても暖かい

[秋色撫ぜられた感触は無く
それが少し寂しいと思う
振り払っていた過去を微かに悔いて
ふと、落ちてくる主の唇
小さく困ったような笑みを浮かべた]

 でも主さま、私は叱られるようなことをしてきたのです。

 ひとつ
 望みを叶えてきてしまった
 イビセラの、血を受け継ぐ種を……桜の腹に


[線香くゆる其の先に、
冬が憧れた先の花がひとつ]

 ……名乗る礼儀は、無きや?

[消え入りそうな問いに
返す複雑そうな声音]


【人】 記者 イアン

 まことよ、まこと!
 まだ宴が閉じる前
 俺とあの豚の正体がわかる前に言い当てたのだぞ?

[声が大きくなる様子に、こくこくと
 嬉しそうに頷いて]]

 その件も……ああ、丁度いい
 邦夜殿、良く来てくれた。

 ……二人はそれぞれ人間であることは
 私が保証するので、
 それぞれ私に話してくれたことを、はなしても良いか?

[邦夜の声に嬉しそうに声をかけ]

(139) 2010/08/07(Sat) 12時頃

[沈黙。
知っている声だった。]



……鵠。



[ぽつり、と呟くように名が落ちる]


種を。
それは、困りましたね。

身をもたぬここでは、些か感情が出やすいのかも知れぬ。
お前だが誰ぞと契ってきたなど。

私の身に宿して欲しかった。

[見下ろす眼に僅か燃ゆる嫉妬。
死した身ではそれは叶わぬことだと、思えばそれもやがて鎮まる]

…ですが。
お前の生きた証が残るのなら、私はそれでも良いと、思う。


鵠。

やはりか。
何故、貴方がここに。
疑いでも向けられましたか。

[冬を抱いていた腕を解く。けれども肩に手は乗せたままで]

もう、言うても遅いことか。


 私が居らずとも
 私の子が

 次の代へ、其の次へ

 望みはひとつ
 願いはひとつ


 肉を喰らって血を啜り
 人の身に種を植え付けて

 ――――幾日かけても
 幾年かけても

 必ず果たす
 不条理なこの世を壊す為


[主の瞳に灯ったいろ。
見詰めた花が満足気に笑みを浮かべて、詠った]

 ……主さまの背がもう少し低ければ
 私にも襲えたやも。

 主さまは
 現世に残すもの有りや?

[擁かれていた腕が解かれ、それでも傍は離れない。
肩に乗った手に首傾けて、名乗った方へと名を告げる]


【人】 記者 イアン

[邦夜が縦に頷けば安堵したように
 旧友は頷かなくても、駄目なら昔のように
 後ろ頭叩いてでも止めてくるだろうと]

 うむ…すでにロビンと法泉と鵠の件は知っておると思うが……
 この書簡を私にくれてな
 ……屋敷のものも気付かぬうちからだ

[そう言って取り出すのは>>81
 霞が阻止しなければそれを邦夜に見せる]

 そして、霞殿。彼が
 生きているものが人か獣か
 一日一人判断できるものだ。

[霞が青年と琵琶を合わせた後
 話してたことを思い出すだろうか?
 ……実際はその後  と、言葉の練習をする中
 人道的な面と羞恥の面で思うところがあり
 真面に退治することを選んだ青年だったがあ]

(143) 2010/08/07(Sat) 12時半頃

 私はイビセラ、ロビン

 ひとつ目論見叶ったと謂うてみよう
 主さま居らねば
 喰らうは高嶺の華ひとつと

 ……そう謂う案もあった故 


現世に残すもの…
残さずとも良いと、思っていたから。
何も。

背など、横になれば関係ないように思うのですが。

[花を見下ろして、少しばかり考える。
肩に置いた手で、首筋へと触れる。

目論見を語る言葉に触れた指に少し力が篭る]

その案が通らず、良かったと。

――ロビン。

[欲しているのは自分かと、裡に篭る思いに片方の手を自身の胸に当てた]



…――――白鳥は、


伝承から
逃れられなかった、らしい。

[さらり、と
黒髪が流れ俯いた。
言葉少なだった鵠はしかし
――イビセラの言葉に目を見開き、紫苑色で、睨む]


そう、――睨まれますな。

それが病からか本心ゆえかは別として。
いま現には高嶺様は生きていらっしゃるのだから。

それよりも。
いまだ残る獣にかからぬかの方が心配でしょう。


記者 イアンは、ランタン職人 ヴェスパタインの口上を聞き、屋敷のものに茶を頼んだ

2010/08/07(Sat) 12時半頃


【人】 記者 イアン

 …確か…ロビンが法泉殿が
 「喰おうとするなら報いを」と言っていたと
 ……それが獣祓いの…か。

[霞の話に思い当たることがあり口にして]

 ……法泉殿こそ既にないが
 見取りと、見極め。二家がこのように
 揃ったことはきっと吉兆

 ……二人に改めて協力をお願いしたい

(148) 2010/08/07(Sat) 12時半頃

記者 イアンは、さすらい人 ヤニクの現に「隔世遺伝のさらに間隔が広いこともあるのかもしれん」と

2010/08/07(Sat) 13時頃


 何も……?
 血の繋がりもあったでしょうに

 ……背は、そうやもしれません
 実の所
 唆しも後押ししていましたが。

[首筋触れた指、促されたように顔を上げた。
それから、白い鳥に視線を流し]

 案はどの道先送り
 先ずは忌わしき使者の片割れをと
 ……謂うてあったのを

 二人に独断で
 私が主さまを。


記者 イアンは、さすらい人 ヤニクのそうなのかなと言う声に、そうなのだよ、きっと、と笑って

2010/08/07(Sat) 13時頃


 高嶺さまには、
 選んだ花の一輪散ったさまを
 見せ付けて

 そう煽ったのはかの人


 私は其れに乗っただけ
 其の後どうする気かまでは知らねども
 嗚呼、元は花故に

 人を誘い捕らえる術は
 芽吹いたばかりの私とは、比べようも無い


 今も
 ……声が




…―――――


[睨んでいた眼が、
一瞬、揺れた]

霞月夜



それは……―――

[りん、と鈴が鳴る]


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/07(Sat) 13時頃


 ……髪を同じに結えば良いと
 かの人に。 

[鈴の音にそうと取れる答え]

 ボクの、巣箱から
 雛鳥を浚っていった月は
 私の花開くを待っていてくれたひと

 真意は知らぬが
 彼も、彼も

 望みは望んだ数だけ
 願いは願った数だけ
 手に入れる


血など。
今の世にはさほど重要ではありはせぬ。

それに、どちらにしても残せなかったのですから。

[父はどうであろうか。
自分が亡くなれば、又新しい子を作るのかも知れずと]

元は花、霞の方か。
あの方は――。

[夢で契った相手。夢と思えばこそ。あれはただ一度だけのもの]


【人】 記者 イアン

[霞と邦夜二人の返事を聞けば
 また一つ、嬉しそうに笑んで]

 ……今のところ…邦夜殿のお力で
 夜光が人ということだそうです
 ……それと、これは…
 ここだけの話にして欲しいのですが…
 ロビンが月瀬と床を共にしたとの情報も…
 ロビンが獣でしたので…獣は人から孕み、孕ませる。
 そこから、月瀬も獣ではないと…なります。

[霞に”このように情報があれば主の力も他を生かす”
 と、真剣な面持ちでつげて]

 ……華月、迦陵、高嶺殿、本郷殿、
 情報をあわせますとここまで絞れました

(161) 2010/08/07(Sat) 13時頃

記者 イアンは、ランタン職人 ヴェスパタインの気がかりには、「その者達は大丈夫、かと」と

2010/08/07(Sat) 13時半頃


 嗚呼、そうだ
 ひとはもう
 血を受け継ぐものでは、ありませんでしたね。

 今の世ならばこそ
 私の血は必ず、後へ残さねば

[霞の。
主の口から出た言葉に、淡い笑みを浮かべた。
冷たい色の瞳が見上げる]

 ……その霞の方が
 良い体つきと、褒めていらっしゃいましたよ?

[そう謂って、視線を外す]


知って、いらしましたか。

褒めてくださったのならそれは嬉しいことでしょう。

花は花主だけのものですが、花主は、一人の花のものではなく。
けれど今は。

私にはお前しか映らぬと言うのに。

[はずされた視線を追う]


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/07(Sat) 13時半頃


何故、…そんなことを。

[怪訝そうに
ロビン、を、イビセラを、見た。
髪結いを叱られた、なのに]

もう
届かない

[唇を噛んで、俯いた。]


――――、朧様…




…かげつ…


[自分を抱くようにしながら、俯いた。]


 誑かしてはと、煽ってくれたものですから。
 ただ
 私は未だ、人食いの花としては未熟もの
 すっかり主さまのもと根付いてしまいました。

 ……花主は一人の花のものでなく
 けれど今は、主さまには私だけ

[外した視線は白い鳥に] 

 もう、届かない?
 これまでも
 届いていたとでも、思うの?

 さあ……何故そんな事をしたのか
 総てはあの方の手の内やも


【人】 記者 イアン

 ……霞殿に縁がある人物が多く
 霞殿は辛いかと思いますが……
 故に霞殿には身の回り、
 何かわかることがあったら連絡いただければ

 では、私は昨晩から徹夜ですので
 一度仮眠をいただきとうございます。
 何かありましたら、自室や
 屋敷の者を使って捕まえて下さい。

[そう言って青年は頭を下げると
 その場から立ち上がって]

[学び舎と聖職者の花主、そして今と狭い世界で
 たかが18の青年はただ咲き誇ることしかしらず
 あまりに世間に疎く諸々を信じたまま
 その場を後にし*部屋へと戻った*]

(169) 2010/08/07(Sat) 14時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/07(Sat) 14時頃


[風が運ぶ囀り]

 ボクは、

[戀は糸と言うと心で出来ているのだと
柔らかくも切ないその言葉に
憧れていた遠い記憶]

 失せもの探して
 声を裂く
 いとしや、いとし
 我が吾子は

 ――…そら、其処にいるよ。

[登る声は拾えども
冬の声は届かない]


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/07(Sat) 14時頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/07(Sat) 14時頃


[――――りん。


微かな鈴の音を立てて
顔を上げる。]

…―――届いていたなどと
思っては、いない。
死しては
手、伸ばすも 叶わぬ …


執事見習い ロビンのただ傍に立ち、あちらを*見やる*


 望みはひとつ
 願いはひとつ

 二つ心抱いたなら――

[薄い唇から、うたを零すは主持つ花]

 ふぅん
 飛ぶ白鳥すら
 あの高い嶺には届かないんだ。

[複雑な色帯びて呟くのは冬の蕾]

 誰なら、届いたんだろうね。


[傍らにある法泉の
手を取り指を絡めて寄り添う。

遠く、現世を見遣る瞳は雪空の色
何時しか、気付けば其処にあるべきレンズが無かった**]



……わからない。
……死者にはもう、遠いことだ。

[俯いて、思うは何か。]


――――― …


[言葉は、少なく。
もののためしか、
高い位置で自分の髪を結い上げる。

鈴が、鳴る]


現世と常世の狭間を見る。


 似ないね。
 ……そうしても、白い鳥は変わらない

[鈴の音に、思うた事そのままひとつ。
見遣る先
広がる不信]




…―――― そうか


[手を話せば、
まとめていただけの髪は
するりとほどけた。]


…そう、変わるはずも
ない な


 変わりたかった?


[僅かに、首を傾ぐ。
レンズ無くとも、瞳は焦点を定めて]


……―――


…己は、己であろうと。


[一度だけ視線を合わせる。
それから、誰かを探すようにさまよう]


【人】 記者 イアン

― 自室 ―
[表座敷での去り際>>170霞の言葉には
 人狼病の元の原因が不明な突発的なものだったことから
 血の繋がりが確かに病を約束するものでもなく
 病を約束しないものでもないことを口にして。

 獣同士の契りについては「その可能性はあるが…」
 と、口にしながらも、いまいちピンときていない様子で

 >>171で髪を取りだす邦夜には、発作時間前には又
 と、約束していたことを果たせるよう口にする]

[そして一人、今は自室で寝台に潜るが
 ……寝つけず、まんじりとただ横になっていた]

(196) 2010/08/07(Sat) 17時頃

 死してなお?
 己とは存外にあやふやなものだよ。
 ……死者の先輩として言っておくけど。

[硬質な声音。
冬の蕾は咲かぬまま、一夜先に此処にあり]

 ふたつ心生まれれば
 身はひとつ
 引き裂かれ

 望み叶わず、破れ散る

[散った花が詠う]


【人】 記者 イアン

― 自室 ―
[ただ、まんじりとしていた青年が飛び起きる]

 ………っ また……幻聴?

[辺りを見渡す。ここは自室。人の姿があるはずない。
 覆った耳を覆いの上から掻き毟り。
 覆いからはみ出た部分に爪が引っかかり血が滲む

 青年は頭から掛布を被ると強く掛布を握って]
[血塗れた己があの人に逢うことは出来ない。
 それに、早くも無辜の者が二人死んだ今……]

(199) 2010/08/07(Sat) 17時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/07(Sat) 17時頃




――――っ、……


[眉を寄せた。
紫苑色がつり上がる。]


ふたり、 いたのか。
ひとつの、からだに。

…そんなことが……


【人】 記者 イアン

― 自室 ―
[敷布を指が白くなるまで握り締めて。
 何事かを呟き続ける。
 耳を掻き毟る時覆いがずれて、覗く左の赤い赤い瞳]

 …………っ ……心なぞなければ…

[最初から、壊れるぐらいなら、なければ]
[けれど、痛い、苦しい…だからまだある]
[荒い息を一つ吐いて、寝台に身体を沈める
 瞳の奥、軽い音、丁度本郷の扇の音のようながするのを
 青年はただ、ただ、なすすべもなく聞いていた。]

(205) 2010/08/07(Sat) 17時半頃

記者 イアンは、その身体が寝台で大きく震えた

2010/08/07(Sat) 17時半頃


[―――声。

それから、
常世ではない鈴の音。

白い鳥は独り堕ちる。
混乱と混沌の中
独り]

――――…
…朧さま

……―――華月
かげつ、 …っ

[手を伸ばしても、隔たりは彼方だ。
りん、と鈴が啼いて
俯いた顔を髪が隠す。]


 否
 ひとつ、身に 二つこころは
 いれられぬ

 駒鳥は落ち、花が咲いた
 其れが私

[花が謂う]

 ボクを殺したのは、噂だよ。
 多芸は多才じゃない
 それなのに
 あの時は、未だ花は選ばれていなかった 
 それなのに

[臥せっていたあの日
微かな期待打ち砕かれて、冬の蕾は行き場をなくしたと]


[ぽつり。
首を振って、傍らの主に身を寄せる]

 ……いまは、二人でひとり
 寂しさは此処に
 淋しさは此処に
 埋めてくれるのは、主さま
 
 それから
 新たな私が、現世に。

[冷たい色の瞳は、ゆっくりと閉じる。
応接の間に、
手を伸ばせば鍵盤が触れる
それでも、生者に音は届かない]


[奏でる音は、哀愁綴る物語**]


執事見習い ロビンを諫める様に頭を撫でる


[諌められれば、やがて洋琴の音はぷつり途切れる]

 ……主さま。

[困ったように見上げて**]


記者 イアンは、ピクリ、と身体が震えた

2010/08/07(Sat) 18時半頃


【人】 記者 イアン

― 自室 ―
[敷布を被り、ただ震えていた身体の震えがとまる
 最初は呆然としたように。
 ただ、続いてこみ上げるのは花らしい笑み。]

 はい、チャールズ……仰せのままに

[そう、一人呟くと、袖が破れた着物では
 あの人に失礼だと
 目を覆う布を包帯にかえてから
 着替えを取り出して着替え始めた]

(210) 2010/08/07(Sat) 18時半頃

【人】 記者 イアン

― 自室 ―

 ……はい?本郷殿?
 開いております。

[慌てて帯を締めて
 とりあえず新しい白い着物で着流し姿になりつつ
 ドアに向かって声をかけた。]

(211) 2010/08/07(Sat) 18時半頃

【人】 記者 イアン

― 自室 ―
[部屋に本郷を迎えれば相変わらず蓮の花の香り。
 花の部屋は簡素で、一つの寝台、寝台脇のテーブル
 椅子一つ、湯沸しと茶道具くらいなもの

 一つしかない椅子を本郷に勧めて]

 …ことの次第、ですか。かまいませんよ
 何処から話しましょうか…
 本日3名の死亡…は御存知ですよね?

[自分は寝台に座るのも失礼かと思い
 寝台脇のテーブルの傍にたたずんだ]

 ……ああ、言われてみれば。
 普段は袴を穿くので気にしておりませんでした。

[着替え中だったものでと、からからと笑って]

(216) 2010/08/07(Sat) 19時頃

【人】 記者 イアン

― 自室 ―
[軽く寝台脇のテーブルに体重を預け
 両の手を袖につ込む…花主相手に
 大概な礼儀だが、本郷相手なので構わないと思った]

 ええ、その三人で間違い有りません……
 ……ロビンが獣だったと言うことは……?

[溜息が耳に入る…思うところもあるだろうと
 追求はせず…ただ、続いた言葉には
 このような事態と話題に不謹慎だが…笑んだ]

 ああ……舞を所望されまして。
 時間の取り決めをしてはいませんので
 まぁ、焦らなくともとは、ですが

(220) 2010/08/07(Sat) 19時半頃

息を飲む。


【人】 記者 イアン

[獣のであることが伝わっていないと知ると
 あちゃー、と頭をかいて]

 ……伝わっておりませんでしたか。
 では、応接室で法泉殿とロビン、
 ……共に死なれていた、と言う話は

[孤独、云々は言及はしなかった。
 青年にとって、獣は獣。憎むべき相手。]

 ……我が主のことを暢気などと言わないでください…
 や、そりゃ、私が言うのもなんですが、
 ゆっくりした所があるお方ですが
 きっと、気晴らしか慰みにでもと…
 言うことなのだと思います

[ただ、話がそちらに行けば
 軽く膨れる様子で反論し]

(224) 2010/08/07(Sat) 19時半頃

[狭間に呼びかけるこえ
主の傍から、そちらへ
意識を向ければ気配は傍に]

 ……嗚呼、思い出した
 昨年喰われた……明の

[そう聞いたのは霞の月に。
今時の幽霊はあれほど存在感あるものかと謂ったのを覚えている。
ふ、と自らの手に視線を落とした]


[呟きは揺らぐ。
狭間からうつしよへ
届くとも解らず。

まどろむように、意識はまた
温もり求め、主の傍**]


【人】 記者 イアン

 ……屋敷のものに花と花主
 全員に伝えるようにとは指示したのですが
 ……申し訳ない…

[ただ、共通情報は今の件ですべてか?
 確認するように頭をかいた手を口元に当てれば…
 椅子の音がした。目
 を覆う青年に避けることは出来ずされるがまま]

 ……そんなわけはございません!!
 確かにチャールズは獣に殺されました、が!
 チャールズの声が聞こえたんです!
 錯覚なぞ……!!
 
[何故本郷がここまで声を荒げるのか?
 死んだと口にしながらも、
 そこを気にするでもなく
 青年は抗弁する]

(228) 2010/08/07(Sat) 19時半頃

【人】 記者 イアン

[近いところから声が聞こえるのに
 微か、ノイズがかかって聞き取れないところがある
 誰がセンターの人間だと?けれど、いまはそれより]

 わかりません!!けれど、聞こえたのだ!
 聞こえたのだ、聞こえたのだ!!
 チャールズにはチャールズの考えがあるんだ!
 俺を含めた凡百にはわからぬような!!

[本郷が主を悪く言うのに、青年は口調も崩れ
 強く言い返して。ただ、首に絡む指に
 慌てる。こんなことで死ぬわけにはいかない、
 舞わなくちゃいけないのに]

 ……っ!!このっ!!はなっ……!!

[着替えで置いた太刀は寝台
 本郷の腕を止めるべく右手は渾身の力で
 押しやろうとしながら身体をずらして
 寝台にも連れ込み太刀を手に取ろうと]

(231) 2010/08/07(Sat) 20時頃

…―――


…華月…


[―――――紫苑色が揺れる、揺れる。]



己は

    何も、…

……っ、


[何も知らないで。
何も。何も。
ロビンの声が聞こえても答えられない。

射落とされた鳥は
きつく眉を寄せ俯いた。
――――りん、と

重なるように
鈴が
*鳴った*]


【人】 記者 イアン

[首元にかかる指の感触が消えれば
 何かがぶつかる音。どうやら本郷を突き飛ばせたようで
 青年は寝台に転がりながら手探りで太刀を掴み

 寝台の上で膝をつき左に太刀持ち右で柄に触れ構える]

 ………包帯……?

[問う意味もわからず、白布越し
 赤い目は声のほうを睨む]

(236) 2010/08/07(Sat) 20時半頃

【人】 記者 イアン

[苦しげな息が聞こえる。
 やりすぎたかと、ばつの悪い表情を浮かべたものの
 けれど殺されかけたこともあり警戒を緩められず
 左手が太刀を持ち直すと鍔が鳴った]

 ………傷?

[言われて右手を包帯に一部覆われる耳に伸ばして
 ……確かに何箇所が裂傷が指に触れ、傷む]

 ――……わからん……

[気持ちが不安になる。手に持つ太刀を胸元に引き寄せ
 ……これは、誰から借り受けたのだろう?
 祖先がいた亡国では幸運を意味し
 あの人の国では忌まわしい意味を持つ蛇が絡む鞘]

(241) 2010/08/07(Sat) 20時半頃

【人】 記者 イアン

 ……はい。

[扇が置かれる音がする。
 青年は己が今太刀を抱えているのもあり頷いてから
 寝台の淵に座りなおす。]

 ………記憶に、ない……

[傷の様子を言われれば、先ほど触れた感触から
 そのような傷だろうと思いつつ
 傷をおった経緯がわからず零して]

 …………主が居るところに花はある…
 あの人が、いるなら例え生き穢くても、生きる…


 ……すまん

[零れ耳に届く嘆息に、
 居た堪れなくて一つ謝罪を落とした]

(244) 2010/08/07(Sat) 21時頃

 私の声が……聴こえるのなら
 其れは生者としてはおかしな事

[白い鳥の視線はあちらへ。
答えが無くとも冬も花も気に留めず
現世留まる亡者を見る。
己の投げかけた言の葉は、
思うよりも随分広がったようだった。
主の傍にありながら、彼らの様子が手にとるように見える
ここは、狭間]

 黄泉が手折りた 花ひとつ
 うつつの月に 迷い染まる


 あちらの虎鉄と謂う花も
 ……同じ?

[呟きはあやふや
彼については、人食いの花は聞いて居らず]


【人】 記者 イアン

[目覆う青年には何故衣擦れの音が?と思っても
 それが上着の置かれる音とはわからない]

 ……ないものは、ない、のだからしょうがあるまい

[耳に触れられるくすぐったさに、微か肩を震わせ
 ただ、問われたことには、返答に窮しつつ零す

 薬箱は獣を狩る最中怪我することも考え
 簡単な者が荷物の中にあると答えた]

 ……あの人が、ある、とわかった以上は

 ……花主、廃業………?  本郷?

[己の血の臭いがそのような効果を
 本郷に与えるとは知らぬまま、
 様子のおかしい本郷の言葉に、
 声のするほうに首をかしげた]

(251) 2010/08/07(Sat) 21時頃

[主に何もできなかった己は―――なんて、無様な生贄だと。
すまない、と幾度目か謂って。

ふいに、聞こえたのは蝶の声]


――――…飛ぶ


[俯いていた鵠が
少しだけ、顔を上げる。]

…飛びたい…な…

[鈴の音に、重なる。]


[漸く眸が常世と現世の狭間を映す。
ロビンの声が聞こえ]


…己たちの、こえが
聞こえる…?


[呟く。
そういえば、虎鉄は――最早あるはずのない場所で鵠の名を呼んだ]

どうして、…


【人】 記者 イアン

[大人しく治療を受け、また新たな包帯が増える。
 傷口に消毒液がしみた。]

 ……花は一人の主の元でしか咲かない

[それは例えほつれた心が惑わす幻聴でも。
 青年があると思えばあるから。

 優しく撫ぜる手に包帯の奥、紅を細めて]

 そこまで、欲してくれたのは、嬉しかったよ
 ……今から、舞うところだった
 結局本郷にはきちんと舞い姿を見せていなかった
 ………礼も兼ねて、最後に見ていってはくれぬか?

[離れる感触に青年も寝台から立ち上がって
 靴の音にそう声をかけた]

(255) 2010/08/07(Sat) 21時半頃

 簡単なことじゃないか。

[素っ気無い少年の硬質な声]

 彼は……
 多分もう一人も
 生者に非ず

 ……そう謂う事。


 嗚呼、この声も届いてしまうかな。
 ボクは少し喋りすぎだ。


[―――触れたときの冷たい手。
思い出す。生けるものではあり得ない。]

…――――死んでいる、…

[そっけない声に対する答えは、殆ど吐息混じりで]


[吐息混じる声
答える硬質な音に艶混じり]


 迷い迷うて ゆく先は
 秋の心 のみぞ知る

 愁い帯びて
 誰ぞ元へ 迷い込み

 降るは いくよの
 涙あめ


[節つけて、囁きうたう]


―――今だその場を動けず在る*


【人】 記者 イアン

 ……そうか………そうだな。
 引き止めて、悪かった。
 ……ありがとう………さようなら。

[本郷の言葉に、なればと。
 既に心は彼岸にある者の笑顔で見送って

 告げられた言葉の真意はわからなかった。
 ただ、いつか触れるといったことを
 守れなかったな…と、ぼんやり思う…が
 主ある花としておいそれとは人に手を伸ばさない]
[静かに閉じる戸の音を青年はただ静かに聴いた]

(261) 2010/08/07(Sat) 22時頃

 ――そう謂えば
 主さまを、引き裂きはしたものの
 喰らって居らぬ。
 私も、彼らも
 
 どれ程、腹が減って居るやら……
 私はもう
 感じぬけれど


【人】 記者 イアン

― →大広間 ―
[暫くし白の着物に紺の袴、黒塗りの鞘
 首と目と耳、3箇所の包帯の姿で
 自分の部屋を後にする

 もう、白布の裏にチャールズの幻影は描かない。
 彼にとってチャールズは存在するものであり
 描く幻影などではなく、それが現実だから。]

 ……久方ぶりに御見せする舞は
 何に致しましょうか?

[既に此岸にない心はチャールズに笑いかけて
 それは、それは幸せそうに笑って。
 大広間へと舞うために向かった]

(263) 2010/08/07(Sat) 22時頃

【人】 記者 イアン

― 大広間 ―
[大広間には人の姿はあったか、なかったか
 けれど、青年は気にする風でもなく
 舞台に上がりチャールズに笑いかける]

 ……もう、逢えない、と思っておりました。
 貴方の声が聞こえた時、どれほど嬉しかったか……
 ……もう少し、早くお声をかけて下さればよかったのに
 
 なんて。
 もう一度、こうしてお会いできただけで、充分です。

[ふわりと、彼岸に笑いかければ舞台に進み出る。
 そうして、舞い始めるは抜頭
 猛獣に殺された父の敵を打った喜びの踊りとして
 青年は此岸に心がないものの
 浮世離れした空気を纏い*舞い続けた*]

(269) 2010/08/07(Sat) 22時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/07(Sat) 22時半頃


記者 イアンは、本屋 ベネットが彼が此岸であった最後の人か。

2010/08/07(Sat) 22時半頃


 此処に居るよ。

[冬を呼ぶ声聞こえれば
冷たくも、何処か柔かな声はセシルの傍で囁く]

 何時でも、キミの傍(なか)に。


 ボクは煙じゃないし馬鹿でもないけど
 付き合うよ。

[セシルの傍で微かな苦笑い
それから、仕方ないなと溜息。
触るなと釘刺す言葉は無く、
彼の内に宿るは、獣の血
彼の内に宿るは、冬の魂]

 もし、出来るなら
 ……屋根をつたって、逃げられたら良いのに

 孕んだなど、人間に知れたら
 どうなるか


メモを貼った。


メモを貼った。


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/08(Sun) 00時頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/08(Sun) 00時頃


[姿見えぬ少年は、変わらず応接の間に。
主の傍に寄り添っている。
ここは狭間

宿る種が囁く声は、彼の内に]


[登る煙が、浄土への道しるべのよう。
穏やかに、哀愁帯びて伸びていく]

 ……

[物言わぬ気配はただ、傍にあるだけ。
無邪気に話すはセシルに任せ、空を見ていた
あの頃のように]


【人】 記者 イアン

― 大広間 ―
[一刺し舞終えれば、大広間舞台袖に腰掛ける。
 それは、それは嬉しそうに、
 中空に笑いかける姿が屋敷のものに
 どう映ったかはわからない。]

 ……この人、ですかね、チャールズ
 俺、この人よく知らない、し

[朗らかに笑いながらしたためる]

 もっと、もっと、沢山獣を殺めたますね。
 俺、頑張ります。ほら、太刀もありますし

(306) 2010/08/08(Sun) 01時頃

[花の傍に佇む。
生きていた頃より静かに。

けれど裡にくすぶるのは炎。

花が桜へと声をかけるのを、聞いている。
ここにいるはずの花の声が、桜がいるほうから響く]


【人】 記者 イアン

 それとね、誰に聞いたんだったかなー
 ひどいんですよ、センターでは
 獣を隠し飼いしてるんだって!
 ロミオも、ザックも、ギリアンも獣なんだって!

 ……チャールズを殺したのに、
 獣がのうのうと生きてるだなんて……
 この件が終わったら、俺が、ちゃんと殺すんです。

[にこにこと、笑ってそう、報告して。
 したためた名前もセンターから派遣された
 相棒の名前だったなんて]

(308) 2010/08/08(Sun) 01時頃

 主さま……?

[傍ら佇む花は、主を見上げ首を傾ぐ]


[この心は何故こうも花を求めるのか。
身などなくなったというのに]

未練が一つ――。

お前の温かさを、もっとこの腕に感じたかった。

[色狂いだといわれたことを思い出し、ふ、と笑った]


記者 イアンは、懐刀 朧は霞の血縁なんですよ、とチャールズに一人々説明している。

2010/08/08(Sun) 01時頃


記者 イアンは、懐刀 朧に話の続きを促した。

2010/08/08(Sun) 01時頃


 ……それは、ボクの?
 彼岸へたどり着いてしまったら、
 叶わない望みかもしれませんね。

[冬色の瞳が瞬いて
傍らの主を見上げる。

其の向こう
櫻に植えた種は、冬の気配帯びて
変わらず彼の傍に有りもする]


【人】 記者 イアン

 霞は俺が昔から話してる旧友です
 とっても琵琶がうまいんです。
 それで、迦陵は霞の花で…とっても仲がいいんですよ
 
 華月は高嶺の花なんです
 死んじゃったけど鵠も。
 おめでとう、ぐらい、言いたかったなー
 華月に二人分言えばいいでしょうか?

[丁寧に、指折り説明をして]

(315) 2010/08/08(Sun) 01時頃

お前以外に、誰がいるというのですか。

[寄り添う花に回した腕は、やはり生前と同じほどの熱を感じることはなく]

たどり着いたら、――…たどり着けるのでしょうか。
もう、数珠も、落ちてしまった。

[床に散らばった数珠はいつの間にか片付けられていた。ゆるりと歩く。
傍らの花の手を引いて]


【人】 記者 イアン


 本郷は凄く、俺を欲してくれました。
 蓮の花のいい香りがするんです
 あ、でも大丈夫ですよ、俺はチャールズの花!

 邦夜は人と獣を生きてるうちに判断できるんです!
 凄いですよね!
 夜光は……これから伸びる笛を吹くから
 先が楽しみな花です
 …俺、この仕事で怯えられちゃってますけど

 芸といえば月瀬の芸は絵を描くことなんです
 珍しいですよね、凄いなー
 でも、獣のお手つきだから
 人でも殺したほうがいいかもしれないですね

(317) 2010/08/08(Sun) 01時頃

記者 イアンは、これで、生きてる人は全部、かな。といって笑う

2010/08/08(Sun) 01時頃


[熱はあるのかどうかわからない。
しなだれかかる身が
刳り貫き損ねた心の臓を胸の上から押さえる]

 この身も、この身が覚えた芸も総て
 主さまのもの。
 如何様にも、好きに愛でて良いんですよ。
 それが花の幸せ。
 ボクも……多分。

 ただ
 ……私は浄土へ行けぬ身
 数珠落ちても
 主さまは、ひとで 私は、獣

[冷たい雰囲気纏う幾らか幼い相貌に浮かぶ愁い。
手を引かれれば、少し驚きながらも後へ続く]


[多分、という言葉にも。
 この身は震えている]

――何故、浄土にいけぬというのです。
病にかかったから?
人を食らったから?

人は、生れしとき既に業を背負っている。
それを返してゆくのが生者としての使命。

ですが。

浄土に行けぬのは私も同じ身。
業を返しきれず。お前に私を食らわせようとした。

[先を行く身で言葉をこぼす]


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/08(Sun) 01時半頃


 私の病は、受け継がれるもの
 この世のありさまを、壊す
 そのために……酷いことを山ほど。
 業を返すどころか、増やし続けて
 
 ……主さまもおなじ?

[半歩後を手引かれながら
ふわり、雲の上を歩くような心地
柔かで
それで居て物足りないと思うのは
死しても欲が出るものなのか]

 一緒に逝けるなら、どれほど良いか
 今このように、手を繋いで
 何処までも


メモを貼った。


お前が犯してきたことは、お前の意思がそうさせたのか。
それとも、病であるからか。

――どちらでも、良いか。

[ふわりと。
応接の間を出て廊下を歩く。今は誰にも見られることはなく。
否。

あちらにいる二人の花には見えたかも知れず]

一緒に逝かないのですか。
辿り着く場所がどこでも。
私はこの手を離すつもりはありませんよ。


[艶の混じる硬質な声。
眉尻は微か下がっている]

…―わがころもでは
つゆにぬれつつ……

[小さく呟く。
りん、と現世が啼く度に
響いて常世もりん、と泣く。囁く歌。]

…… ――――


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/08(Sun) 02時頃


 ……私はイビセラの花
 言ってしまえば病そのもの
 今は
 人を喰らう力こそ無くとも

[同じ場所、同じ道を通る。
されど現世のひとには見えず]

 逝けるでしょうか。
 人でなくとも
 其の手が私を離さぬなら


[桜の傍らに、ざわめく気配。
冬の色は彼の内]

 ――

[櫻は
要らぬかどうか答えは無く。
ただ、現世で告げた言葉
彼に届いていなかったのかと、愁い混じる]


[駒鳥と、センターの人間がやってくれば
彼の傍にあった気配はなりを潜め息を殺した]


[届く鈴の音。
そちらを一度見て]

思うのならば、今は届かぬほうを思うと良い。

寂しいからですか。
貴方がなくのは。

その鈴の音は、貴方の涙のようです。

[見る視線は生きていた頃と同じ。色はなく。
けれども僧であったものとしての慈悲を浮かべる]


逝ける。
逝けぬなら、私も往かぬまで。

[足を止めて、空を見上げた。
欠けた満月]

ロビン、お前は私の花です。
こちらに来た以上、それはずっと。

お前が厭というまで。

[月の下、花の身に触れて、心の臓が時を止めたのと同じように、かき抱く]


 ――…ボクの為に、染めた髪

[小さく呟く声、僅か。
これは聞こえぬ方が良い
きっと、彼にとっては]


[鈴の音に、主が声かけるを花は傍で控えている。
主が話すに口を挟むのは――
そう雛鳥に告げたのは、未だ昨夜の事。
足を止めた彼を見ている]

 ボクも……法泉さまの花
 ずっと
 切り捨てられる事は、無い?

[不意に視界が覆われて、腕に擁かれたのだと知る。
頬を胸に摺り寄せて、鍵爪の無い手が背に回る]

 厭などと、誰が謂うでしょう
 私は主さまの花
 人食でも良いと、選んでくださったのは主さま
 
 お傍に置いてください。
 共になら、奈落に堕ちても構わない


【人】 記者 イアン

― 大広間 ―
[中空から声が聞こえた声は返事なく
 青年は不思議そうに空を白布越しに見る。]

 ……?

[そこには散る花として咲き誇った面影はなく。
 心を彼岸に置いた花は、
 既に萎れた花か、狂い散る花か]

(361) 2010/08/08(Sun) 02時半頃

何故切り捨てると?
お前が私の花だという以上は――。

私の花はお前だけだ。

[摺り寄せられる頬。
頬に触れて、その眸は此方を向くのだと、向けさせて]

堕ちるまえにも。
もう一度歌を聴かせておくれ。
お前のその顔で。
私の為に、啼いてほしい。

[笑みを見せて、唇に触れる。
触れる感触は、生きていた頃と同じもの]


[僧の慈悲。
届くのは、こえ。]


……、ないてなどいない。


[――――りん、と
小さな鈴の音。
眉はきつく寄せられて
けれど涙は流さない。
重なるように華月と、朧の会瀬を意識に重ねる。]


[見ている]

[感じている]

[願っている]


―――――朧さま、
……―――華月……


[己をきつく、抱いて。
震える肩、
―――りん、と鈴は鳴るばかり**]


[幾人も、花を囲うなら
気に入りが変われば切り捨てられる
習ったこの世の有様は、恐ろしいもの。
なれど]

 うたを
 ……詠いましょう、主さまのために

[頬に触れる手に僅か震えて
冷たい冬色は嬉しそうに細まる]

 奏でる曲はお任せします
 穏やかな春でも 熱さ溢れる夏でも
 実り多き秋も 身引き裂く寒い冬でも
 
[そっと瞳を閉じる。遠くで鳴る鈴の音も
流れる血の鮮やかさも、今は意識の外に追いやって]


お前の歌は、心地よい。
啼く声と、同じだからかも知れぬ。

[手折った朝のこと。
今は遠く感じられて。
けれども、腕の中にあるのは確かな]

ここでは、少々無粋か。
月の見える場所でと思うたが。

[窓が開けられるのなら部屋にでも、
あちらの騒ぎは僧の耳には僅かに届くだけ。

未練は今ここに。
現世になどないのだから]


――思いの為らぬ秋の歌を。

[そう耳元で告げて、触れる指は優しく。
あの朝とは違う、慈しむ様な口付け。

ないていないと言う鈴の音。
目は向けず、ただ思うだけ。

やはり頑固だと]


【人】 記者 イアン

― 大広間 ―
[大広間で高嶺が己が花を散らしたと
 夜光の死体が見つかったと報告を受けても
 青年の笑みに陰りはない。
 「そう」と、呟いた後は
 全体への連絡と処理を命じて

 ただ、邦夜が倒れたと言う話を聴けば…
 ああ、彼は獣を見つけたのだと
 ……果たして、それは誰なのだろう?と
 そう考えて……嬉しそうに嗤った]

(381) 2010/08/08(Sun) 03時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/08(Sun) 03時頃


 ロビンは、駒鳥の名ですから。

[温もりに擁かれ、背伸びをして唇啄ばむ戯れひとつ。
喧騒はそこかしこ
腹に残した種は思うところあれど、花は主の為に咲く]

 月の下で……嗚呼
 狭間にあっても風流な

[くすくすと、毀れる笑み。
薄灰の、洋装でなく着物を纏うて
耳元囁く言葉に震える]

 ――思いは、為らぬのですか

[柔かな肌を慈しむ指に、唇に
短く、切ない吐息を漏らした]


メモを貼った。


秋には様々な色がある。
お前の声に合うものを探すと、そうなった。

冬でも良いが、冬では寂しすぎる。
物悲しいくらいが、ちょうど良い。

[月の見える廊下。
庭を前にふわりと腰を降ろす]

風流だというなら、ここでも良いか。

[膝の上に花を抱き寄せる。首元の合せを緩く、その白い首筋へと触れて]


メモを貼った。


[欠けた月のした
人は二人を見ること能ず] 

 それでは、あきさめのうたを
 主さまが望むままに

[膝の上に乗れば、見上げずとも唇が触れる距離
薄灰の、着物の上でなく直に触れた指
感触は確かにあって、思わず息を呑む。
身じろぎ、両の手が縋るように着物の両袖を引いた]


情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


← ↓ ■ □

フィルタ

注目:イアン 解除する

生存者
(4人 60促)

イアン
5回 注目

種別

通常
内緒
仲間
死者
舞台
背景

一括

全示
全断
反転

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.125 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび