人狼議事


197 獣ノ國

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視点:


メモを貼った。


愛人 スージーは、メモを貼った。

2014/10/09(Thu) 01時頃


メモを貼った。


―銀河鉄道・列車の外―

[招き入れられた後か、それとも前か。
窓枠に腰をかけ、列車の外に脚を揺らしながら。
群青色に瞬く宝石を見つめていた。

もはや隠していない翼。
それをみたときに彼は驚愕しただろうか。
それとも、書店の店主であった彼のこと。

苦もなく受け入れたのだろうか。
確認するには勇気がいって、顔は伏せたまま。

足元に広がる白や赤、橙の灯火を見つめていた。]


メモを貼った。


[渡された紙片を頼りに、汽車を乗り継ぎ目的地へ向かう。一人旅なんて、一体いつぶりだろうか。ジャニスは國の中ですら遠出をしたりはしなかったから、不慣れさ故にいつもの自信は鳴りを潜めている]

……連絡したら、迎えに来てくれたりは……、

[不安げな表情で端末を操作する。"彼"のアドレスを呼び出し、文章を打ち始めて――そうして、途中まで作り上げた文字列をそのまま破棄した。
……突然行って、驚かせるくらいはしたいじゃないか。ぼんやりそんな事を考えて、子供みたいな自分の発想に、ジャニスはくつりと苦い笑みを零す。そんな意地を張っている場合なのか。

がらごろ。がらごろ。
重たい荷物を引き摺りながら、見慣れぬ道を突き進む。ああ、誰も彼も知らない顔だ。小さな國しか知らないジャニスに、國の外は恐怖の対象でしかなかった。
誰も、自分を知らぬ場所。その事実が、こんなにも重いものか]


―ルーカスの別荘前・早朝―

――は、

[しんと静まり返ったその場所。時刻は早朝。まだまだ薄暗い時間だ。漸く辿り着いたそこに、明かりは灯っていただろうか。そうであれば、安堵の一つも出来るのだけれど。

どちらにせよ、ジャニスは躊躇いながらも扉に近付くだろう。そうして何度も紙片に書かれた住所を見返す。恐らく、間違いはないと思う。けれど初めて来る地だから、どうにも確信は持てなかった。

こん、こん、と。
控えめにその扉を叩く。ベルがあったのなら、一緒にそれも押しただろう。
そうして不安げな表情のまま、扉が開かれるのを待つ。この扉を開くのが、"彼"である事を信じて。

――ああ、でも。彼に会ったら、また。泣いてしまうかも、しれない]


メモを貼った。


―自宅―

[この地へ来たからと言って、朝が変わる訳ではない。あの國で長年起きた時間に――朝陽の差し始めるその時間に目覚め、珈琲を淹れる湯を沸かす。
――嗚呼、でもあのサボテンは置いて来さまったから。その間だけは、やる事が無くなってしまいはしたけれど。

湯の温度は83度。場所も道具も変われば、冷めるまでの時間も変わる。
そうして沸かした湯に温度計を差し込み、後もう少しで83度となろう時だっただろうか――家の外から、カラコロと荷を引く音が、聞こえて来たのは。]

………、……。

[思わず、窓の方へと視線を向けて。窓へと駆け寄りそうになる足を何とか止めていたのなら、家の前で止まる音。
――コクリ。聞こえた自分の息を飲む音に呆れつつ、それでも扉から視線を外す事は出来ずに。
それから、どれ程の時間が経っただろう――否、時間にするなら極々短い間だっただろう。それが何処までも長く感じてしまったのは――その胸に広がる、期待のせいに他ならない。]

……ッ、

[こん、こん。何とも控えめに鳴った扉の音と、次いで鳴らされるベルの音。
それが聞こえたのなら、男は今度こそ扉へと向かう足を止める事は出来やしなかっただろう。


――そうして、扉を開けたのなら。降り注ぐ朝陽の向こうに、焦がれに焦がれた姿が…あの夢の時のように、白に身を包んだ彼の姿が見えたのなら。
男は眩しげに目を細め、僅かに背を屈めてその腕を取り、家の中へと引き入れたのなら、身を強く、抱いただろう。
例え彼の荷物が外へと置き去りになったとしても――万一彼が、その抱擁を拒絶したとしても。]

……ようこそ、俺の巣へ。
本当に、捕らわれに来てくれたのか。

[胸に押し付けるように腕に力を込めてしまったから、もしかしたら少々息苦しさを感じさせてしまったかもしれない。
だけれど、それを気にする余裕など…今の男に、ある筈も無く。
嗚呼、彼はもしかしたら泣いてはいただろうか?しかし例え泣いていたとしても、きっと男はこの抱擁を止めはしなかった――止める事は出来なかっただろう。
彼が痛みや苦しさを訴えたのなら、初めてそれに気付いたように僅かにだけ、力を緩めたかもしれないけれど。]



これはあの夢の続きかな……また会えて、嬉しいよ。

[彼と初めて言葉を交わしたあの日と同じ、"目立つ"白いコートを纏う姿を、その腕の中へと閉じ込めながら。
嗚呼、どれ程この時を待ち焦がれただろう。
どれ程、この温もりに焦がれただろう。
さぁ、これで漸く。漸く…あの日の彼の言葉に、返す事ができる。]

あぁ…返事が遅くなってすまない。

――……愛しているよ、…ヨハン。

[ゆっくりと離したその顔は、少しばかり歪んでいたかもしれない。そんな顔は、男にしては至極珍しいものだったけれど。
そうして、両手を彼の頬へと添えたなら。もしも彼の頬が濡れていたのであれば、その雫を唇の先で掬いはしただろう。

見つめる瞳には、溢れんばかりの慕情を込めて。一度寄せた唇は、僅かに躊躇うようにその先にだけ触れる。
嗚呼、しかし。一度触れてしまったのなら、もう止めることなど出来はしない。
ほんの僅かな真を置いて、堪え切れぬように再度寄せた唇は――果たして。受け入れて…貰えただろうか。]


メモを貼った。


……きゃっ、

[言葉を交わす間も無く引かれる手に、ジャニスは小さく悲鳴をあげる。背後で荷ががたりと音をたてて倒れた。けれどキツく抱きしめられる体に、そんな事を気にしている余裕も無く。
自らを抱く体に小さく息を吐き、そうして、そっとその背に手を回した。最初は柔く、けれど次第に、彼の存在を確かめる様に強く]

アナタの為なら、何だって捨てられるって言ったでしょ。

[腕に込められた力の、その息苦しさすら愛しくて。溢れた涙が彼のスーツに染みを作ったけれど、このくらいは許してもらおう。……だって、この腕を緩めて欲しくない。
此方からも強く抱きついて、すりと頭を擦り寄らせる。瞬きする度に涙が落ちて、嗚咽を堪えて歪む頬を伝った]

……もう、夢なんかじゃないわ。
夢を現実にする為に、アタシは来たのよ。

[この再会を、"夢"になんてさせるものか。
震える声で、けれど力強く言葉を吐く。夢なんていう泡沫の存在ではない。そんなもので終わらせるつもりは、端から無かったのだ、と]


…………、
アタシも……あいしてる、

[いつもの余裕そうな笑みも何もない、彼の顔を見る。ジャニスだって似た様なものだ。否、もっと酷いだろう。溢れた涙は止められないままだし、零れそうになる嗚咽を堪え、強く奥歯を噛んでいるのだから。
頬に触れる唇に、ゆるく目を伏せる。拭われる筈だった涙は、次から次へと零れ落ちた。

絡まる視線に、漸く目元を和らげて。彼の瞳に映る色を見れば、微かに息を詰める。
一度、二度。寄せられた唇を拒むわけもなく、けれどそれに満足に応える事も出来ないまま、触れるあたたかさを堪能する。
けれどやがて、躊躇いがちに体を離せば、おろしたての手袋で自らの顔を拭った]


……玄関先でなんて、恥ずかしいわ。
中に入れてちょうだい。

[誰が見ているわけでもないと、そうは分かっていたけれど。彼と口付けを交わすのであれば、もっと秘めやかな場所が良い。
彼の腕の中からするりと抜け出て、倒れた荷物を持ち上げる。そうして、僅かに染めた頬で彼を見上げた]

――入れてくれたら、良い物をあげる。

[首から下げた"時計"を服の上から撫でて、ジャニスはにこりと笑ってみせた。これが彼にとって"良い物"であるかどうかは、分からないけれど。……そうであってくれればいい]


【人】 愛人 スージー

ー回想、夜、錠とー

『では、評価できるものを期待しよう』

[教授然とした言葉と優しい口調は、自分だけに向けられるものと思えばとても幸せな気持ちが生まれる。とても簡単に幸せになってしまう自分のちょろさには呆れてしまうけど。心配してくれるのも期待してくれるのも、確かに自分の原動力となる。
だから不敵に笑って口を開いて]

楽しみにしてて
期待以上のものを目指すから

[錠前に対しての反応にはイタズラっぽい笑顔を。しっかりと名前を把握しての発言だからと]

知ってて言ったのよ?
照れたり慌てたりしてくれるかと思って

[タクシーの運転手に漏らされたら危ないギリギリを探るような、少しだけ悪趣味な言葉だけど、今迄何度か「パパ」と使ったタクシー会社だから、噂になるとしても手癖の悪い娘がまた火遊びをしているんだろうと、それくらいの噂だと判断して。
そんな風に会話を続けて車が停まったのは、隣街の宝石店。鎖を買ってもらえるのかしらと、小さな期待がちらりと揺れて]

(18) 2014/10/09(Thu) 13時頃

【人】 愛人 スージー

ー回想、宝石店ー

『ネックレスは、選んでおこう。今日のは、君が居ないと採寸が取れない買い物だからね』

[その言葉とともに薬指に触れられて、指輪のコーナーに手を引かれ。思考が停止するとともにふらふらと混乱のまま走り始める]

(えっえっ、えっとこれって、青田買いとか先物取引とか給料三ヶ月分のあれとか、いやそうなんだろうけどそうじゃなくて!!!?)

...先生の名字をくれるって、約束?

[どうにか絞り出した言葉は、まるで少女漫画に出てくる主人公のようなセリフで、もっと気の利いた言葉は出ないのかと自分を殴りたくなるほどに恥ずかしくなって]

(19) 2014/10/09(Thu) 13時頃

愛人 スージーは、メモを貼った。

2014/10/09(Thu) 16時頃


【人】 愛人 スージー

ー昼前、大通りー

[よく晴れた空を見上げながら、のんびりと歩く。レポートをやらないとと思うけれど、それよりも考えたいことが頭を巡っていて]

獣人は、外に出られないのでしょう?
でも、外に出て行きたいのよ
ならどうしたらいいの

[なぜ外に出たいのか。それは半ば若さからくるわがままだとわかっているのだ。夢を諦めきれずとも、この國の中で調べられるだけのことを調べて、お金を貯めてやりたいことをやればいいのだ]

...先生が、夢すら忘れるくらい、縛りつけてくれたらいいのに
私が、先生を傷つけてしまう前に

[ひどく無責任で自分勝手な言葉が転がり落ちる。そんな自分が嫌で嫌で仕方なくて、泣きそうになるのを空を見上げることで堪えながらどこに行くともなしに、足が向かうまま歩いて]

(44) 2014/10/09(Thu) 16時半頃

愛人 スージーは、メモを貼った。

2014/10/09(Thu) 16時半頃


【人】 愛人 スージー

ー回想、宝石店ー

『……ば、ばか。
なんつー気の早い話を、』

[どうやら動揺しているのは自分ではないらしいと彼を見上げれば、酒でも入ったかのように赤い顔。
その様子がなんだかとても可愛らしくて、嬉しくて]

心変わりなんてしないわよ
始めて、本気で好きになった人だから
この身をかけても思い続けるわ

[金属アレルギーは無いと返したところで、扇子が取り出されて彼の顔を隠してしまう。自分も顔が熱いのは自覚しているというのに少しずるいと思って、少しだけ意地悪な気分で]

先生、平安時代の女房達みたいですよ?
可愛らしく扇子で顔を隠したりなんかして

[微笑みながら手を伸ばしてちょい、と扇子を突ついて揺らし]

顔を見せてはくれないの?

(63) 2014/10/09(Thu) 21時半頃

スージーは、マユミは別れた後濡れずに帰れただろうかとふと心配した

2014/10/09(Thu) 22時頃


[ふらふら ふらふら 爪先を揺らす。 
振り子のように等間隔に。

ヒンヤリとしているようで、暖かい。
夢の中で感じる空気のような大気。

包まれているのだ―――と
朧に思った。]


  ヒヤリ

[薄青い窓硝子に触れれば指先が、
凍えるほどに冷たい。

ガラスから離した指先には、冷たく白い氷の花。
指の熱に、好きとおり雫となって

   消えて いく


ふと、翼を与えられる前。
彼の店で買った、あの本を思い出す。
               ]


         ペラリ

[頁が捲られる音が

       聞こえた気がした]


【人】 愛人 スージー

『今の君は、そういう恐ろしさがあるな』

[恐ろしさと言われれば、少しだけ心がゆらぐ。外に出たいという自分勝手なわがままを、そのために神隠しに近づこうとしていることを、この人はどう思うのか、と]

ねえ、先生

[少しだけスーツの裾を引き、二人だけにしか聞こえないようにしながら躊躇する口を開き]

...もし、私が、

(神隠しにあったら、先生は、探してくれる?)

[告げようとした言葉は、途中で途切れて心の中にしまいこむ。探させるための言葉なんて言いたく無いし、それ以上に彼が家族を奪われた経緯を思えば、傷つけてしまうことは明白で]

(87) 2014/10/09(Thu) 23時頃

【人】 愛人 スージー

ごめんなさい、なんでもないわ
(傷つけて、覚えていてもらおうなんて、なんて醜い)
指輪を選びましょ?

[自分を責める自分の声も見せないように微笑んで、ペアリングをみて。選ばれたのはホワイトゴールドのS字の指輪]

『メビウスの輪に似ているからね。
 君の望みに応えるなら、これが一番良い。 』

[どこまでも続くメビウスの輪に例える言葉が何より嬉しくて
こんなに優しい彼を傷つけることを考える自分の醜さがよく分かると内心呟いて。
思わず口から零れたのは、気が緩んでいたからだろうか]

永遠の指輪を共にはめていたら、離れても大丈夫ね
...綺麗

(88) 2014/10/09(Thu) 23時頃

[思わず伸ばしてしまった腕は、少しばかり彼を驚かせはしてしまっただろうか。
捕らえるように回した腕の中、小さく聞こえた悲鳴すらも愛おしく。彼の荷物が立てた音は、耳には届いてはいたけれど――それに構う余裕など、とてもじゃあないがありはしない。
強く抱き返された腕には、堪え切れぬように息を吐き。
聞こえた彼の言葉には――あの時に告げられた言葉を再び伝えられたのなら。その吐く息すらも、震えてしまいはしたけれど。]

……あぁ、覚えているとも。
名も國も、何もかもを捨てて俺の元へと来てくれたのなら…

["自分の全ては、君へ"。
繋げようとした言葉は、震える息のせいで声にはならずに。
だけれど胸のあたりにじわりと広がる暖かさを感じたのなら、こっそりと目元を綻ばせ。嗚咽を堪えるような彼の声には、言葉には。男もまた、熱くなる目頭を堪えながら頭を寄せはしただろう。]



現実に、か。それは解っているんだが…
…何故だろうな。まだ夢心地だ。

[この地へと来る途中に、幾度この温もりを夢見た事だろう。そうしていざそれを再び手に入れたのなら――今度はそれを失うのが何とも恐ろしくて。
離さねば、と考える脳に反し、回した腕の力は強くなるばかり。
嗚呼、その上そんな愛らしい言葉を言われたのなら、今度こそ抑えが効かなくなってしまうじゃあないか。]

……また、泣かしてしまったな。

[次から次へと溢れる涙を、丁寧に唇で掬い取りながら。言葉とは裏腹に、その声はとてもとても柔らかなものだったけれど。
あの日の涙とはまた違う涙を。流れるそれは、なかなか泣けない自分の分まで流してくれているような、そんな気にすらなる。
そうして、久方ぶりにその唇へと緩く触れ――実際には、それ程の時間は経ってはいなかったけれど。
それでも十年の時を経たような錯覚を覚えたのは、それ程までに彼に焦がれていたと言うことなのだろう。]



………、あぁ、すまない。
あまりに美味そうな蝶が巣に引っ掛かってくれたものだから、つい。

[顔を拭う、別れた日とは違う真っ白な手袋。その手をやわりと取りながら、戯けたように言ってみせて。

"こんなに美味そうなご馳走が目の前にあるのなら、どんな蜘蛛だろうと味見をしたくなるもんだ"――なんて。
そう繋げてみせながら、持ち上げられた彼の荷物を取ろうと手を伸ばす。
そうして男は、荷物を取れたのであればそのまま、取れなかったのであれば苦笑を浮かべ、自ら巣へと飛び込んできたこの美しい蝶を、中へと招き入れただろう。]

しかし、荷物もあったろうに。
連絡をくれたら――あぁ、…返さなかったのは俺か。

メールは、全部届いていたよ。
……何度。電話をしようと思ったか。

[――パタン。
扉の閉まる軽い音を聞き流しつつ、服をなぞる彼の指先を見つめる。
そうして腰を引き、背を屈め。なぞられた辺りへと唇を押し付けてみたのなら、コツリと硬い感触が伝わりはしただろうか。]



それにしても…良い物?
何だろうな、メールでくれた"土産"かね。

[彼の身体へと腕を回したまま、チラリと相手の瞳を見上げて見せて。
そうして彼の言う"良い物"が待ち切れぬかのようにもう一度唇で硬い感触がした辺りを突ついてみたのなら、"良い物"は――与えて、貰えただろうか。]


【人】 愛人 スージー

 『飼い主の俺を置いて、 どこに行くつもりなんだ。』

[指を握って告げる飼い主が、まるで迷子の様だと思って、抱きしめてしまいたくなる
それをしたら、きっとごまかしていると思われてしまうだろうけど』

 『赦さないと言っても、聞かなかろうな。
    ………君の半分は、ヒトだから』

...すごく、すごくずるいこと、言っていい?

[赦さないと言ってくれたことが嬉しくて、ヒトだと言ってくれることが幸せで、本当に、本心から、こんなわがままな娘に付き合わせてしまったことが申し訳ないと]

(それでも、もう離れられない。離れたくない。
...心を、はなしたくない)

(108) 2014/10/10(Fri) 00時頃

【人】 愛人 スージー

私を、奪って
全部、夢に手を伸ばしても届かない場所に
わかってるの。私の自分勝手なわがままだってこと、痛いくらいわかってるわ
......獣人は、外に出られないって、言われた
だったら、神隠しに賭けてしまえばいいなんて、バカなことを考えてる
神隠しに会って、外に出られても、先生が傷ついてしまうなら、それはすごく嫌なのに
なのに、それでも子供がわがままを言うみたいに、外に出たいと思ってしまうから
だから...私が、貴方を傷つける前に

私の全てを、貴方に鎖で繋ぎとめて

[情けなく歪んだ泣きそうな顔で、子供が泣きわめくかのように涙の流さない嗚咽をあげ、震える手で相手のスーツの袖を握りながら。
自分の所有権を受け渡すと、全部言う通りにするから責任を背負ってと、細い声で懇願して]

(109) 2014/10/10(Fri) 00時頃


中に入れてくれるなら、味見以上の事もさせてあげるわよ

[手を取り戯けた様に落とされた言葉には、悪戯っぽく微笑んで。そうして踵を上げれば、彼の頬に口付けた。
重たい荷物は彼に任せて、逆の腕に手を回し、すりと擦り寄る。並び歩くだけで、こんなにも幸せになれるのだから不思議だ。
傲慢で強欲な自分が、それだけで満たされるだなんて。以前のジャニスに言っても信じないだろう]

ええ、そうよ。返事のひとつも寄越さなかった癖に!

……でもね。アタシきっと、電話をもらっても、出られなかったわ。
だって、声を聞いたら泣いちゃうもの。

[ぱたん、と。扉の閉まる音には、小さく口元を緩ませる。蝶が蜘蛛の巣に招かれた事を喜ぶなんて、何ともおかしな話だ。

彼に半ば体を預ける様にして、するりと"時計"をなぞる。そしてその指先を見詰める視線に気付いたのなら、一つ。朗らかに微笑んでみせただろうか。
ジャニスの胸元……"時計"に口付ける彼の後頭部を、ゆるうく撫ぜて。そのまま、その首元に腕を回す]



そう。それの事。
でも、気に入ってもらえるかどうか、分からないわ。

[見上げる視線と、二度目の口付けに、ほんの少しの不安を塗り潰す為、ジャニスは楽しげに目を細めた。

そうして、ちゃりと小さく金属が擦れ合う音をたてながら、首にかけた鎖を引き出す。そうして背中側にある留め具を外せば、てのひらに蜘蛛と蝶との時計を落とした。
鎖を掴み、彼の眼前にそれを掲げる様にして。小さく小さく、首を傾げてみせる。気に入ってもらえるかしら?なんて。そんな不安を、無意識の内に滲ませながら]

蜘蛛と、蝶の時計。
多アナタが集めているのは、もっと上等な物だと思うんだけど――、

[自信無さげに言葉を落とし、彼が屈んだままでいてくれたのなら、時計から伸びる鎖をそっとその首に回しただろう。嫌がられなければ、留め具をはめてみせて。腕はそのままに、彼の瞳を覗き込む様にする。
彼の首から伸びるそれは、やっぱり、似合っているとは言い難かった]


……ごめんなさいね。時間が無くって、こんな物しか買えなかったの。
また今度、もっとマシなのをあげるから。

[ちゅ、と。小さく音をたてて額に口付け、そっと体を離す。そうして彼の反応にはあまり期待しないまま、ゆるく微笑んでみせただろうか。
……喜んでくれなかったとしても。その"時計"を外させるつもりは、毛頭無いのだけれど]


【人】 愛人 スージー

−回想、宝石店−
[殺すと告げられる声に、潰すと告げる口に、食い破られ、心臓を侵食されるような感覚を味わう。それがとても甘美で、恍惚としてしまいそうなほどの甘さに塗れていたから、自分は本当に獣なのだと突きつけれて]

(獣は、殺し合いに生きる意味を見出すものだったかしら。
ああ、でも...
これで、私は、先生を傷つけない)

えぇ、私は、貴方のもの
貴方が私に飽いて、捨てられたとしても、貴方が所有しているもの

[安堵とともに囁いて、背中に腕を回す。間違っていても構わない。ただそばにいられることだけが大切なんだと、世界に宣誓するように。
強く、縋るように抱きついた]

(139) 2014/10/10(Fri) 10時頃

愛人 スージーは、メモを貼った。

2014/10/10(Fri) 10時頃


【人】 愛人 スージー

ー回想、帰り道ー

『明日の夜は散歩、しようか。
……俺の運転は粗いけどな』

[散歩と言うのに車で出かける言葉にクスリと笑って。とても幸せで穏やかな気持ちで手を繋ぎながら夜道を歩く]

楽しみ。
荒い運転なら、吊り橋効果が見込めるかもね
車で出かければ中でもできるし

[軽口を叩きながら笑って、夜空を見上げて見れば、美しく広がる星空]

ずっと、先生の隣でこうして一緒にいるわ
先生が許してくれる限り

[自分自身を背負いこませてしまった罪悪感と幸福は表裏一体だけれど、それすらも愛おしいと。
ただずっと隣で、赦される限りそばにいると笑ってともに帰路を歩いた**]

(150) 2014/10/10(Fri) 16時半頃


…何とも傲慢な蝶だ。
君はもう、巣の中に居ると言うのに。

[悪戯のように落とされた言葉には、クスリと笑いながら言い返して見せて。こんな他愛のない言葉遊びを再び交わす事が出来る喜びに酔いしれる。
頬へと触れる吐息を感じながら、視線を降ろした先には僅かに浮いた踵。
――見えたそれを、どうにも可愛らしく思うてしまったと知れれば。彼は気を悪くしてしまうだろうか…それとも。]

……泣いてしまう、か。
それなら、電話をかけなかった判断は正しかった。

――……離れた場所で泣かれても、何も出来ない。

[頭の後ろに回された手に目を細めながら、離れた間の事を思い、小さな声で呟く。回された手に沿うように手のひらでなぞり、肩から腰へとゆるりと撫ぜ。
彼の内心など気付かぬままに唇を寄せたのなら、小さな小さな時を刻む音も聞こえては来ただろうか。そうしてそれに混じるように、彼の鼓動も聞こえた気がして――。]



………ほう。

[そうして彼が見せたそれへと視線を移したのなら、男は小さく感嘆の声を上げる。
鎖の付いた先には、小さな時計がひとつ。蜘蛛の巣を模した文字盤に囚われた白い蝶に、刻を刻みながら巣の中を伝う金の蜘蛛。
彼のその手で首へと付けられたそれは、似合っているとは言えなかったかもしれないが――先程まで彼が付けていたからか、それともその蝶と蜘蛛とに自分達を重ねたからか。仄かに伝わる金属の暖かさは、男を酷く安心させた。]

――成る程。
文字盤の巣に捕らわれた蝶が君で、針の蜘蛛が俺、か。

……く、く。中々いいセンスじゃあないか。
ほら、見てご覧。この蜘蛛は、蝶を喰らうのが待ちきれないらしい。

[頬への口付けに、そしてこの贈り物に男は滲む嬉しさを隠そうともせず。柔らかい微笑を浮かべ、彼の頬へと口付けを返したのなら、首に下がった時計を指して見せただろう。
丁度、長針が12へと差し掛かる頃だったらしく、まるで待ち侘びるように蝶を狙う長針の蜘蛛。その様に思わず吹き出しながら、彼の瞳を覗き込む。]



――……まるで俺のようじゃあないか。

[その言葉を告げたと同じ頃に、長針がひとつ動き。文字盤の蝶を喰らう蜘蛛のように、男もまた自分の巣へと捕らわれた蝶を喰らおうと、ほんの少しだけ荒く、唇を重ねる。
…先とは違い、ここはもう巣の中だから。彼もきっと――自ら捕らわれに来た彼なら、拒絶はきっと、しないだろうと。]

気に入ったよ、ありがとう。
集めた時計も、全て置いて来たから…これが最初の時計だ。

…しかし12を過ぎたら蝶から離れなければならないとは、哀れな蜘蛛じゃあないか。
一度会えたらまた時が満ちるまで君に会えないとは…俺なら、耐えれそうに無い。

[口付けを交わしたのは、果たしてどれくらいの間だっただろう。名残り惜しげに蝶から離れる蜘蛛に視線を向けながら、男はその白い手袋に包まれた手を引く。
そうして時計の蜘蛛とは違い、未だその腕の中に蝶を捉えたままの男は、獲物を逃すまいと腕に力を込めはしただろう。]



――いっそ、時を止めてしまおうか。

["そうしたら、離れずに済むだろう?"、なんて。戯けるように言葉を投げながら、僅かに身体を離して彼の手を引き。
彼がそれに倣ってくれたのなら、二人で共にソファへと。あの夜語り明かした時のように、寄り添おうとしただろう。]

そう言えば、殴られた…と言っていたが。
口の中は、まだ痛むか?

痛むなら、氷を持って来るが。

[珈琲が染みる、と言っていたから、恐らくは顔を殴られたのだろう。痛みが無いように、そっと頬へと――今更かもしれないけれど――触れながら。
そうしてまた、痛みの具合が解らぬ男は、啄ばむように唇を寄せ。指をそっと握ったのなら――あの時血で濡れていた指は、未だ痛みを伴いはしただろうか。]

しかし情けないかな、俺は君の趣味はおろか…好物すら、知らないんだ。

……ヨハン。
君の話も、聞かせてはくれないか。

[彼へと寄り添い、軽く目を伏せながら。彼を求めるように投げてみた言葉に、彼は果たして応えてはくれるだろうか。]


【人】 愛人 スージー

−夕刻、街はずれ−

[今日はのんびりと散歩をすると決めて、ベレー帽と指輪を装備して街中を歩く。途中で花屋や雑貨屋を覗いたりしながら、街はずれまで歩いて、ふと見た先に、こじんまりとした神社
なんてことない神社だと分かっているけれど、狐の石像に、鳥居の奥にある社に、なぜかとても目を引かれて。

けれど]

かえらなきゃ

[彼の人が待っているからと。帰る場所はとても優しいあの人のもとだと。
夢心地のような酩酊感の中、呟いて、足を引いて]

(帰らなきゃ。先生と夜に散歩に行くし……私の場所は、あそこだから)

[まるで何かを恐れるかのように、何かと決別するかのように、背を向けて、駆け出す。
その様は逃げる様だったかも知れなくて、事実、逃げるかのような心持になっていて。
ただ、彼に会ったら抱き着きたいと、帰る場所はその腕の中だと確認したいと、そう願った]

(168) 2014/10/10(Fri) 20時頃

[頭の中で捲られる物語のページ。
その最後の言葉が終わった後。
列車は音もなく何処かに止まった。

シン、と空気のなる音が耳の奥をこだまする。]

 白鳥の停車場ですか―――?
 それとも

[降りるべきなのかどうか、自分にはわからない。
そもそも最初から乗っていたわけではないのだから

この列車が今どこを通っているのかわからない。
本屋の店主ならば知っているのかもしれないけれど。

星空を走る列車を一つしか自分は知らなかった。]


 南十字星を観たいです……。

[あの本の列車とこの列車が同じなのかはわからない。

けれども、もしも同じものなら。
そして、同じ道筋を通るなら。

獣になることを選んでまで
近づきたかった場所を通るのでは―――

そんな感じがした。]


愛人 スージーは、メモを貼った。

2014/10/10(Fri) 20時半頃


愛人 スージーは、メモを貼った。

2014/10/10(Fri) 20時半頃



……気に入ってくれたみたいで、良かったわ。

[嬉しそうに笑う相手に、安堵した風に息を吐く。
頬に返される口付けにぴくりと体を震わせながら、彼の指す時計へ視線を向けた。覗き込まれる瞳に気付いたなら、すぐに見つめ返しただろうけど]

るー、……ん、

[彼の名を呼ぶ形に開かれた口は、荒い口付けには塞がれた。先までは余裕無く重ねる事しか出来なかったけれど、漸くそれに応える事が出来ただろうか。
角度を変え、重ねる度に熱い吐息を零す。やがて唇が離されたのなら、見せ付ける様に唇を舐めてみせた。

手を引かれたのならそれに従って、逃すまいとするその腕に寄り添う。そんなに力を込めなくても、逃げるつもりなどないのに、なんて。胸中でだけ苦笑しながら]



あら、良いわね。
そうしたらきっと、蝶も寂しくないわ。

[最後に一度、彼がそうした様に時計に口付けて、手を引かれるままソファへと導かれた。
座る彼に体を預け、腕を絡ませる。そうして緩む口元を隠しもせず、彼の方を見上げただろう]

……もう痛くないわ。
氷なんか要らない。

[頬に触れる手にほんの少し眉を寄せ。何処にも行かせないという風に、絡める腕に力を込める。
実際の所、切れた口は未だに痛むのだけれど。素直にそう言って、彼が離れて行ってしまうのが嫌だった。……例え、氷を持ってくるだけの僅かな時間でも。もう、離れたくはないから。
寄せられる唇と、指先に触れる手と。その二つに目を細める。口内は兎も角、指先の痛みはとうに無くなっていた。

そうして、乞う様に投げられた言葉には、幾度か瞬く。けれどすぐにはにかむ様に微笑めば、よりいっそう彼に寄り添って]



……アタシはね、チョコレートが好き。
後は、ココアとか、ホットミルクとか。甘くて、安心出来る物が好き。

[身を乗り出し彼と向かい合ったのなら、軽く右手を上げ、一つ彼に教える度に指を折っていく。ひとつ、ふたつ。彼が教えてくれたのと同じ様に、自分の事を、少しずつでも彼には伝えてゆく。
たったこれだけで、胸が弾む様に高鳴った。たったこれだけで、満たされてしまう]

それと、やっぱり舞台は外せないわね。
アタシ、人に見られるのが好きなの。舞台に立って、役を演じて。……そこに向けられる視線が、堪らなく好き。

……そして、

[指を折るのを止め、ふと視線を彼に向ける。指先を握るその手を一度離したなら、絡める様に手を繋いだ。
そうして満足そうに口元を緩ませて、そっと。その手を自らの胸元に当て様としただろう]


――アナタの事が、すき。
きっと、これがアタシの中でいちばん大切なこと。

[押し当てたてのひらに、高鳴る鼓動は伝わるだろうか。張り裂けそうなくらいの、この気持ちは。
微かに震えてすらいる手を、ぎゅっと握り締める。少し冷えた指先でも、きっと彼よりはあたたかいんじゃないだろうか。ほんの僅かでも、この熱から。彼への想いが伝われば良いのに。

伏せた瞳を縁取る睫毛が、ふるりと震えた。それでも口元は柔く微笑んでいる。
ああ、愛しさというものは。……こんなにも、泣きだしそうなくらいに、胸を締め付けるものなのか]

……アナタにとっての、いちばんじゃなくても良いから。傍においてね。

[向かい合うのを止め、彼の肩に頭を乗せる。ゆるりと胸元から手を離して、重ねたままその手を降ろす。手袋越しの体温は、何とももどかしいものではあったけれど。柔く伝わる彼の体温が心地良くて、離す事など出来やしない

――そうして小さく小さく呟いた言葉は、彼に届いたかどうか。届かなくたって、別に構いやしないけど]


[コンコン、といつかの悪夢を思い出させるような音:334に、ベネットは身体をびくりと緊張させた。

そろりと窓を見ると、銀いろの―――銀河の岸のすすきとおなじいろの紙がはためいていて、声を失った。

半ば取りつかれたようにカララ、と乾いた音を立てて窓を開ける。]


君は…………



[つぶやいてから手を取って列車に招き入れると、折りたたまれる翼に、ふっと目を細めた。いつか落ちていた羽根は、彼女の物だったのかもしれない。

窓に腰掛けてつま先をゆらし、なにもいわない。本当に彼女だろうか。ジョバンニが見たカムパネルラのように、いつか消えてしまうまぼろしだろうか。]

『ぼく、白鳥を見るなら、ほんとうにすきだ。川のとおくを飛んでいったってぼくはきっとみえる。』


[音もなく列車が止まったとき、おもわずそう言った。彼女は振り向いたろうか。]


メモを貼った。


メモを貼った。


[音もなく列車が止まった。
振動も何もないのに確かに『止まった』と思ったのは

車窓から光の尾を揺らし、後ろに流れる赤や橙の灯火や
燐光の三角標が後ろに止まって見えたから。

息をすることも忘れて、列車の止まった先を見つめ
窓から停車場に降り立とうとした時、ふと後ろから聞こえた声

こくんと息を呑み、声の主を振り返り。]

 時計は11時かっきりですか?

[彼の方を見つめ、そう問いかけた。]


[彼の方に向けていた顔を逸らすことなく、
けれども緩やかに瞼を閉じる。

自分と重ねてしまうことの多かった物語の登場人物。
その台詞が口をついて出る。]

『お母さんは、僕を許してくださるだろうか』

[それは遠い遠い三角票の辺りにいる母親を思って
どもりながら思い切ったように、カムパネルラが口にした言葉。

自分とは境遇も何もかもが違う。
けれども言わずにはいられなかったのだ。

空に近づけば逢えるのではないか―――と
遠いところに居場所を求め

翼をもらった自分のことを許してくれるのだろうか。

そんな不安が心の中にぽかり浮かんで揺れていた。]


【人】 愛人 スージー

−夕刻、街中→公園−

[走っていたところで震えた携帯を取りだし、彼のメール>>178を確認して。
ホッと息をついてゆっくりとした歩きに変わり、息を整えながら公園へと向かう。
神社を見たことは話さないで良いだろうと考えながら公園のそばにたどり着けば、小柄な車の中の彼の姿を見つけて]

ごめんなさい、待たせた?

[運転席の方に駆けよって覗き込めば笑い返してくれただろうか。助手席を示されれば素直に助手席に回って扉を開けて座ろうとするだろう。
その席にある花を見つければ綺麗だと顔を和ませて]

(209) 2014/10/11(Sat) 00時半頃

愛人 スージーは、メモを貼った。

2014/10/11(Sat) 00時半頃


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